子どもの低体温が増加! カラダを温めるためには●●がいいってホント?
「子どもは風の子」と言われ、子どもと言えば元気なものというイメージがあったのは、もう昔のことなのかもしれない。
キリンMCダノンウォーターズ株式会社が、2012年10月、全国の小児科医107名に対し「子どもの低体温傾向とその対策に関する調査」を実施したところ、近年、子ども(小学生以下)の低体温(一般的にいわれる平熱が36.0未満の状態)が増えていることがわかったという。その原因は? そしてどんな対策を取ればいいのだろうか。
低体温の子どもが増えているというのは、多くの小児科医が実感していることだった。調査では、約8割の医師が「増えている」(2.8%)、「やや増えている」(75.7%)と答えた。ここ数年(3年前まで)で増加していると感じる医師が約4割で、「5年前」(36.9%)「10年前」(20.2%)と加えると、ほとんどの医師がこの10年で変化が起きたと考えている。
では、低体温になるとどのような問題が生じるのだろう。低体温児の特徴として多いのが、「やせ気味」(49.5%)と「疲れやすい」(38.3%)のふたつ。さらには、「集中力がない」(16.7%)、「動きが緩慢」(17.8%)、「食欲にムラがある」(16.8%)といった、およそ子どもらしくない問題も生じている。