ジム・スタージェス&ペ・ドゥナが共に6役演じる!『クラウド アトラス』インタビュー
■ソンミは、純粋な愛のシンボルのような印象を受けました。あなたにとって、愛は人生の中で大切なものですか? ペ・ドゥナ:私ってかなり極端なところがあって、役を演じる時はその役の中に自分が入り込んで、他の事を忘れてしまう程なの。だから、お仕事に没頭してしまうと恋をしている暇がなくなってしまったり・・・でも、愛は大切よ。役に入り込むように愛を見つけたら愛の中に身を投じられたらいいわね。
■アクションシーンがありましたが、ご自身でスタントをされたのですか? ジム・スタージェス:僕たちのアクションシーンはスタントと言うよりは、ダンスの振り付けみたいな感じだった。戦うシーンはスタントマンの動きを見て、それから自分でやったんだ。飛び降りるシーンは自分でできなかったけどね。グリーンスクリーンの前での演技も多くて、丸三日間グリーンスクリーンの前だけでやった時もあったんだ。
ペ・ドゥナ:私はグリーンスクリーンの経験が今までなかったの。そのスクリーンに何かがあると想像しなければならなかった。私はこの役、この映画を通じて、そういう演技を学んだわ。ときには目を閉じて、映像を思い描いてから演じ始めたりした。簡単ではなかったわね。
■ドゥナにとっては、初のハリウッド映画ですね。出演が決まった時はどんな心境でしたか? ペ・ドゥナ:最初、友達から電話があったの。韓国の監督なんだけど「有名なアメリカの監督から脚本を渡してほしいと頼まれた」って言われて、信じられなかった。
だって、私は韓国と日本で仕事をしただけなのに「なぜ彼らが私のことを知ってるの? 」って。とにかくオーディションを受け、シカゴでラナとアンディに会って、そして役をもらったの。もうビックリよ(笑)