『華麗なるギャツビー』で数億円のダイヤをまとうデイジー役のキャリー・マリガンにインタビュー
■いちばん気に入ったシーンは? 私は最初のシーン、ギャツビーを探しにジョーダンがニックを連れ回して、図書室に入りこむとマティーニを手にする男性が「ギャツビーは存在しない」と言うシーン。素晴らしいの一言ね。目にしたことのない、素晴らしいシーンだった。そんな素晴らしいシーンが数多く出てきたわ。
兄弟愛を感じさせるギャツビーとニックのシーンもとても気にいっているの。2人の関係はとても感動的。特に最後のシーン。そして、ジェイソン・クラーク(ジョージ・ウィルソン役)の演技を観るのが大好き。
彼は私が好きな役者の1人だから。私は映画の中で彼との共演シーンはなかったけれど、彼は本当に驚異的だと思ったわ。
■デイジーというキャラクターはどのような人物ですか? 彼女は自分自身というものを、あまりよく分かっていない人間なの。自分はなにが欲しいのかも、よく分かっていない。一方では安定を求めながらも、もう一方ではロマンスへ落ちていくことを望んでいる。
■デイジーにあなたが共感できるところは? 私は彼女に共感できるところがあまりない。脚本を読んで、いったい私はどんな風に演じるか、さっぱり分からない、って感じるものに、挑戦していくのが好き。なんとか、それを探しだしていくのが好きなの。
もし最初から、私はこの役柄の演じ方をしっかり分かっているって感じたら、それは私にとっては、あまり興味深いものでないのよ。
私は今回のこの役柄を、どんなことがあっても断ることはなかったわ! でも、本当に、デイジーとは、共通するところがないの。彼女は私より、うんと女性らしいし、身なりも良いし。それに、彼女はあまり方向性を持っていないタイプでゴーイングマイウェイの私とは大分違う。