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『華麗なるギャツビー』で数億円のダイヤをまとうデイジー役のキャリー・マリガンにインタビュー

ウーマンエキサイト
■デイジーは、視野の狭い浅はかな人間なのでしょうか?



浅はかな人間、というより彼女は、浅はかな面も持ち合わせている人。完璧に浅はかな人間、ではないの。彼女は自分の保持しているライフスタイルをとても気に入っている。素敵な良質なモノを楽しんでいる。でも、結局、彼女は悪者に仕立てられやすい人間よね。




『華麗なるギャツビー』で数億円のダイヤをまとうデイジー役のキャリー・マリガンにインタビュー


もちろん、彼女には浅はかな部分はある。でも、彼女には深い情感があるのよ。彼女はなにかを強く感じる人。その瞬間瞬間に、彼女はなにかを真剣に信じている。それは、ずっと強いものとして地に足をつけた状態で続くものではないのだけどね。一瞬のうちに、彼女は心変えしてしまうから。



■愛されるキャラクターになるためには、どんなことに気をつけましたか?



最初に、バズはそれ(人から気に入られようとトライすること)を私から取り上げてしまったのよ! キャストが決まった瞬間、周りからは「デイジーって最低!」というリアクションしか受けなかったの。



それに対して、私はみんなとは違う風に彼女を捉えていかなきゃならなかった。
そんなリアクションに対して「ありがとう、素晴らしい反応ね! 」と反抗的に接したわ。私は、このキャラクターが批判されるのを止めようと思ったの。それに、彼女のことは好きよ。彼女に対して、偏った見方はしていない。



彼女を演じているときは、彼女がとった選択を考えていたの。お金のために結婚したのは、それが彼女が予測され期待されていたことだから。彼女が不倫関係に陥ったのは、彼女は夫と虐待的な関係にあったから。それはモラルに反してはいても、理解できる行為だわ。




だから、私は彼女を特別に好きになろうとは努力しなかったし、観客にも必要以上に好きになってもらおうとはしなかった。だって、バズが最初から「それについては何も考えるな」って。



映画『華麗なるギャッツビー』は丸の内ピカデリーほか、2D/3D同時公開中

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