「あの著名人は、どんなアプリを使ってるの?」〜SHIORI編〜
SHIORI:知っている単語が増えるだけでもいいんです。英語の必要性は、切実に感じています。
―――そもそもの質問で恐縮ですが、なぜ海外に修行にいこうと思われたんですか?
SHIORI:新しい刺激的が欲しかった、ということもあるんですが… ちょっと長い話になります。おかげさまで、『作ってあげたい彼ごはん』シリーズが340万部のヒットとなって…。とても嬉しい気持ちと同時に、いつも「彼に作ってあげたい」を越えるコンセプトを探していました。
でも、何年考えても結局見つからなくて、とても焦っていたんです。27歳の時に結婚して、正直なところ、もう引退しようかなと思っていました。周りの人からは『作ってあげたい旦那さんごはん』を出版したら? なんて提案をされたんですが…
それは、あまりに安易な気がして…いまいち乗り切れない自分がいたんです。もやもやした気持ちの中で、新しい家庭料理を学ぼうと決意して、料理修行に出かけることにしました。
―――そうだったんですね! 話がつながりました。実際に行かれて、変化はありましたか?
SHIORI:はい、とても驚いたことが1つあります。それは、先生と生徒さんの距離感です。日本だと「先生」「生徒」という割とカチッとした感じが多いと思うのですが、海外ではとてもアットホームだったんです。友達の家に遊びに来ているような雰囲気で、お料理するのが心地よくて。
―――アトリエのコンセプトにつながるんですね。
SHIORI:そうなんです。2013年の11月頃から、さらにその想いが強くなりました。
場所は、旧山手通り沿いで、代官山がいいなと思っていて、半ば諦めつつ物件を探したら…あったんです!! 条件にピッタリの場所が。生徒さんの通学が楽しくなる場所がいいと思っていたので、本当に嬉しかったですね。ガス栓が通っていなかったなんてハプニングもありましたが…夢がひとつ叶いました。