既婚の子供ナシ 生活費と貯蓄額の目安生活費20万、家賃10万。
貯蓄額 手取り収入の2.5〜3割が目安
(月に10万円、賞与の半分60万を貯蓄に回して、年間180万を貯めるのが理想)
※自分と夫の手取り年収が各300万と想定
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人生で「一番の貯め期」という意識を持って、マイホームの購入や出産などのライフイベントに向けて計画的に貯蓄を。夫婦の収入は一元管理した方が貯めやすいです。
既婚の子供アリ 生活費と貯蓄額の目安生活費24万、家賃12万。
貯蓄額 手取り収入の1〜2割が目安
(月に4万円、賞与の半分60万を貯蓄に回して、年間108万を貯めるのが理想)
※自分と夫の手取り年収が各300万と想定
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できれば共働きをキープしながら、教育費を計画的に貯めておくこと。家賃や通信費などの固定費を抑える工夫をすることが大切です。
押さえておくべき!貯めどき&使いどきのココ、大切! 1 支出を抑えるのにも貯蓄額を増やすのにも大切なのは「ときめき買い」
働くアラサー女子のみなさんは、自由に使えるお金が増え、お金の使い方のタガがはずれやすいときです。タガがはずれてしまったままだと、いくら稼いでもお金はたまりません。無駄遣いをしないことが重要ですが、何が無駄で何が無駄ではないのか? というのは、じつはわかってない人が多いもの。家にあるモノを見直して「これを買った時はどんな気持ちだったか?」そして「今は、どんな気持ちか?」をチェックしてみてください。買ったときは一瞬ときめいたけど、今は違うのであれば無駄使いの可能性が高いです。お金の無駄だけでなく、スペースや買い物した時間も無駄になっている自覚を。
2 何に使ったかではなく、なぜ使ったか!
家計簿をつけていてもお金が貯まらない人は、結構多いものです。なぜなら、支出の原因をきちんと自覚していないからです。大切なのは、「何を買ったか?」ではなく、「なぜ買ったか?」。whatではなく、whyが重要。まず、現在の支出も、将来支出するための貯蓄も、なんのために使うのか?を明確に。節約してお金を貯めようとするから、心が疲弊して持続することが難しくなり、結果、お金を貯めることはできません。健康な心の動きを保つために、自分をきちんと納得させられる「なぜ買うか」を重要視することをお勧めします。
3 人生の貯めどき、使いどきを見極める
長い人生の間には、お金を貯めやすいときと貯めにくい時期があります。
そしてこの時期をきちんと自覚できるかどうかで、貯蓄額は変わってくるでしょう。まずアラサー女子の最初の貯めどきは、
独身のとき。
次にやってくる貯めどきは、
結婚して子どもが小さいうち。子供の教育費は、高校、大学と進むにつれて負担感が大きくなるので、その頃は使いどき。
最後の貯めどきは、
子どもが学校を卒業してから自分が仕事をリタイアするまでの間。最後の使いどきは、老後です。
ただ。晩産化が進む今の時代を考えると、この最後の貯めどきが来ない可能性もあります。
大学卒業まで子どもにお金がかかることを考えると、定年が60歳だとしたら、自分が38歳までに子どもを産んでいないと、最後の貯めどきがないことに。それまでの貯めどきで老後資金を見据えておくことが大切となります。
お話を伺った方八ツ井慶子さん
生活マネー相談室代表/ファイナンシャルプランナー
個人相談を中心に、講演、執筆、取材などで活躍中。これまで1,000世帯を超える相談実績をもち、「しあわせ家計」づくりのお手伝いをモットーに活動中。主な著書に『レシート○×チェックでズボラなあなたのお金が貯まり出す』『ムダづかい女子が幸せになる38のルール』 など。
働くアラサー女子の“ときめく”お金の使い方&貯め方