連載記事:家族のお金が増えるのは、どっち!? 特集
学校で必要なもの、「親」がお金を出すか、「お小遣い」から買わせるか、どっち?(家族のお金が増えるのは、どっち!? 特集 Vol.3)
お金持ちはお金を管理する大切さを伝えている――ある資産家の母娘の話
ある日、菅井さんが経営する田園調布の
喫茶店に、近所に住む、資産家の奥さんと娘さんがやってきた。娘さんは、小学校3年生くらい。席に座ると、娘さんはバックから「おこづかい帳」をとりだして、「えーっと、ジュース130円」と言いながら記入した。
「その光景を見た時、やはりお金持ちは、お金を管理する大切さを代々伝えているのだと感じ入りました。お金を管理することは、生きていく上できわめて大切なスキルだとわかっているんですね。」と、菅井さんは話す。
「おこづかい帳」をつけることが大切なのはわかる。でも、なんとなくつけているだけでは、子どもは飽きてしまい、長続きはしない。
何かコツはあるのだろうか?
「3つの項目」に分けなさい!
たとえば、1ヵ月のお小遣いが「1,000円」だとした場合、その1,000円をどのように使うか、お小遣い帳を使って計画を立てるのだという。「この時、大きく以下の
3つの項目に分けさせるのがポイントです。」(菅井さん)
<おこづかい帳の3つの項目>
1.すぐ必要なもの
2.すぐ欲しいもの
3.いつか欲しいもの
(出典:『家族のお金が増えるのは、どっち!?』菅井敏之・著/アスコム)