■メリハリ収納が、すっきりのヒミツ
背面のないオープンシェルフに引き出しやボックスなどを組み込み、ぎっしりしまう場所と、ゆとりをもつ場所、メリハリをつけて収納。色数を抑え、トーンを揃えているので、すっきりとした印象です。
見た目に美しいお重箱やお茶の道具は、ディスプレイを兼ねてここに。
キャンドルのストックなど、こまごまとしたものはシェーカーズボックスにまとめています。気になった時にサッとほこりを払いたいブラシも、デザインのよいものを選べば、インテリアのアクセントに。
上段の引出しには、大人が出し入れするものや、まだ子どもにはひとりで触ってほしくないハサミや細かなおもちゃなどをしまっています。
■子どもが自ら片づけられるしくみを
対して、下半分は、子どものためのスペース。「無印良品」のラタンバスケットに、おもちゃをジャンルごとにしまっています。
「おもちゃは、子どもにもわかりやすいようにざっくりとジャンル分けしています。気を付けているのは、バスケットの
位置を変えないこと。
わが家ではラベルをつけていませんが、息子は場所によって、しまっているものを認識している様子。
これは子どもだけでなく、人によってタイプが分かれるのですが、もしきちんと戻せず、間違えることが多いようであれば、
ラベルが必要なタイプなのかもしれません。子どもを観察しながら、見極めてみてくださいね」
重い積み木は最下段に、細かなおもちゃは上の方に。「レゴブロック(R)」や「カプラ(R)」なども、既存の収納ケースではなく、ラタンバスケットに統一しています。
絵本の収納には、
無印良品の仕切りスタンドを活用しています。薄くて倒れやすい絵本は、子どもにとって引っ張り出せても、きれいにしまうのは難しいもののひとつ。
これなら、本が一気に倒れることがなく、ストレスフリーです。仕切りスタンドは、棚板に養生テープで固定してあり、ずれないひと工夫も。
同じく、重量のある図鑑には、ファイルボックスを活用。倒れることがなく、さらに見た目にもキレイをキープ。お子さんがダイニングテーブルですることの多い、自宅学習のドリルもここです。
次回は、
子どもが「自分で考えて決める」片づけ術についてお話を伺います。
取材/文:藤沢あかり 撮影:佐藤拓央
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