■家族や夫婦、兄弟でけんかをするのは当たり前
ご主人の全面サポートを受けながら、3人の子育てと仕事を両立するasacoさん。一番大切なのは、夫婦で生活や子育ての
方向性を共有することだといいます。
「なにかひとつ決めるにしても価値観が同じだと、ぶつかり合いがなくて楽ですね。どんな些細なことでも話し合って、けんかも、子どもの前でも隠さないでします。家族が喧嘩することは普通だし、『あ、仲直りしたんだ』とか『この二人、すごく機嫌が悪い』とか、子どもたちが感じて気を使ってくれることもあるくらい(笑)」
「長女のときは周りにママ友もいなくて、
子育ての正解がわからなかったから、育児書やネットの記事を読んで不安になったり、精神的に辛い時期もありました。3歳までは保育園に入れず、絶対に私が一人で見るとか、こうやって育児をしなきゃと思い込んで、辛くなっていたんですね。
そんなときに相談した先輩ママに、「子どもは少しくらい放っておいても、強く育つから大丈夫』と言われて、神経質になりすぎていたかなと目が覚めました。
子どもと向き合う時間が長いほど、いい母だと思い込んでいましたが、愛情の物差しはそこじゃない。
自分に正直になろうと決めて仕事も再開し、保育園に預けることにしたらほっとしました。考えすぎないのがいいですね」
最後に、3人のお子さんのこれからについて伺うと、「先のことは考えすぎない」とasacoさん。
「私も夫も、10年後はこうしていたいとか、将来のために今これをしようというのがあまりなくて、その日その日を楽しんで、
その先に10年後があればいいよねという考えなんです。」
「長女が4年生になり、ついに『お受験』という言葉を耳にすることも増えました。幼少期を田舎で過ごした私は、東京の小学生事情に正直ひるんでいますが、わが家ではまずいま、子どもたちが好きなこと、興味あることを知って、そこを存分に伸ばしてあげたいねと話しています。
選択肢を広げるために、いろいろな経験をさせてあげて、その先に、本当に向き合っていきたいことを見つけてくれたらいいなと思っています。
勉強ももちろんですが、
家族で
一緒にごはんを食べたり、他愛のない話をしたり、そんな何気ない時間がより大切だと感じてくれたら嬉しいですね
<asacoさん流 “子育ての秘訣” まとめ>
1.子どもが帰ってきたとき、夫婦どちらかが家にいる。
2.食事は家族揃って食べる。
3.外食よりも家でごはん会。
4.一人の時間も設ける。
5.予定や決まりを決めすぎない。
6.無理をしない。
7.仕事と家庭に、境界線を作らない。
取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし
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