大人気の猫マンガ『
うちの猫がまた変なことしてる。』の
卵山玉子さんによるイラストがかわいい、片づけ応援マンガ『
ネコちゃんのスパルタおそうじ塾』。ネコのおそうじマスターが、2度と散らからないお片づけ、お掃除のコツを教えてくれる1冊です。
楽しいマンガに加え、空間心理カウンセラー・
伊藤勇司さんのコラムもあり、ノウハウだけでなく、
考え方や
心理面からも片づけをサポートしてくれます。
今回はその中から、子育て中のママがぜひ実践したい、
リビングのお片づけのコツをご紹介。せっかく子どものカワイイ写真を撮っても、背景となるリビングが汚くて、インスタにアップできなかった…なんてことはありませんか? いきなり家中をキレイにしようと思うと大変なので、まずは過ごす時間の長いリビングをくつろぎの場所に変える片づけのポイントをご紹介します。
■片づけができないのは「脳の疲労」が原因!
空間心理カウンセラーの伊藤先生いわく、片づけをしようと思った途端に疲れてしまうのは、肉体的な疲労ではなく、脳の情報処理による「
脳疲労」が原因だそう。
「私たちの脳は見る物すべてを記憶していく性質があるため、 “さあ、片づけるか”と家中を見回したとき、物がたくさん散らかっていればいるほど、記憶処理のために脳に負担がかかることになります」
逆に言えば、物を減らせば、負担も減らせます。まずは「大きい物を収納して空間を広くする」ことからはじめましょう。大きい物が片づくと、それだけで広々して見え、
達成感も得やすいそうです。
とくに床と家具の上にのっている物を減らせば、スッキリ片づいてみえるうえに、掃除もラク。物が散乱しがちなリビングのテーブルは、とりあえず物を端に寄せるだけでも空間が広がって、スッキリした感覚を得られます。何を片づけようか迷ったら、「
1時間以内に使わない物は全部しまう」くらいの気持ちで思い切った片づけを!
「空間を広げながら気持ちも頭もスッキリし、達成感も味わっていくことで、片づけをすることが自然に心地よくなってくるはずです」と伊藤先生。
ぜひそこを目指したいですね。
■物の「帰る場所」をつくれば、子どもも片づけ上手に!
人の集まるリビングは物も集まりやすく、ごちゃごちゃしがち。物には必ず「
帰る場所」をつくることが大事だそうです。
物の「帰る場所」、すなわち収納場所を決めるときのポイントは、
用途が近い物をまとめること。たとえば、出かけるときに使う鍵や財布は近くにまとめる、つめきりは美容・衛生コーナーに置く…など、わかりやすく場所を決めておけば、どこにしまったかすぐに思い出せます。
物の「帰る場所」をつくることは、子どもの片づけにも役立ちます。あらかじめ、おもちゃや文具の収納場所を決めておけば、子どもも自分で片づけやすく、「あのおもちゃがない~」「ちゃんと片づけないからでしょ」なんてやりとりも減らせるはず! こまごました文具などの収納には大きめの箱を用意してポイポイ入れられるようにしておくと、小さな子どもでもカンタンに片づけられます。