大人が読んでも味わい深い、実は奥が深い絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第18回
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大人になると、とんと絵本を読まなくなる人も多いのではないでしょうか。でも短い文章と長くないストーリーのなかには、人生経験を積んだ今だからこそ「奥深さ」を感じる絵本があるもの。また小さいころ読んだときは何てことなかったのに、大人になった今読んでみたら心にずしんと響いた… なんてケースもあるようです。今回は読み終えたあとで、じっと物思いにふけってしまう。そんな絵本をご紹介します。お子さんも楽しめる内容なので、ぜひ親子で読んでみてくださいね。
■ときめきのへや
作:セルジオ・ルッツィア/訳:福本友美子/出版社:講談社
「ときめきのへや」
モリネズミのピウスは森や海や町のなかで見つけたものを持ち帰り、宝物としてへやにかざりつけています。その宝物を見に大勢の人たちがやってきました。
でも「どうしてこれが?」とみんなから首をかしげられ…。一見、なんてことのないように思えるもの。でもそれは、ある人にとってはとても大切で、思い出のつまったものかもしれません。誰かの普通が、ほかの人にも普通であるとは限らない。そんなことを改めて教えてくれる一冊です。大切なものを失ってしまったら、心は元気をなくしてしまいます。自分にとって大切なものが何なのか、考えるキッカケを与えてくれるかもしれませんね。
■たまご
作・絵:ガブリエル・バンサン/出版社:BL出版
「たまご」
ある日突然姿をあらわした大きなたまご。
なぜここにあるのか? なかに何が入っているのか? 謎のたまごは人々の好奇心を刺激し、魅了します。ストーリーの進行とともに次々と浮かんでくる疑問。その答えは本のなかにはないようです。読み手によって色を変えるカメレオンのようなこちらの絵本はボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、産経児童出版文化賞美術賞を受賞しています。文章のない絵本ながら、力強く木炭で描かれた迫力あるイラストに圧倒される一冊です。
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