連載記事:【親子で楽しむ絵本の時間】

大人が読んでも味わい深い、実は奥が深い絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第18回



■オオカミくんはピアニスト

大人が読んでも味わい深い、実は奥が深い絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第18回

作・絵:石田真理/出版社:文化出版局
「オオカミくんはピアニスト」

ひとりぼっちのピアニスト、オオカミくんのもとにある日届いた手紙。そこには「ピアノを聴かせてください」とありました。送り主に会うため、オオカミくんは出かけます。道すがらいろんな動物たちに出会い、ピアノを演奏するオオカミくんは孤独というせつなさを背負いながら、演奏によって人を楽しませる喜びを知っていきます。1人だけれど、1人じゃない。そんなことを絵本を通して感じる人が多いようです。「明るく、にぎやかな絵本が好きだけれどこの絵本は特別!」というお子さんもいるようですね。


■すきまのじかん

大人が読んでも味わい深い、実は奥が深い絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第18回

作・絵:アンネ・エルボー/訳:木本 栄/出版社:ひくまの出版
「すきまのじかん」

昼と夜の境目。そこに存在する「すきまの時間」はあるとき、よあけのお姫さまに恋をします。ゆうぐれどきにあらわれる、ほんのわずかなすきま時間が美しく感じられるこの作品は、時間に追われていると感じている人こそ、不思議な物語の世界観に魅了されてしまうかもしれません。大判の絵本ながら、ユニークなデフォルメと繊細さが感じられるイラストはストーリーにぴったり。「そろそろ、すきまのじかんかな?」とお子さんと話題にするのも楽しそうですね。

■絵本で出会う星の王子さま


大人が読んでも味わい深い、実は奥が深い絵本【親子で楽しむ絵本の時間】 第18回

原作:サン・テグジュペリ/訳:工藤 直子/出版社:ひさかたチャイルド
「絵本で出会う星の王子さま」

小さな星に暮らす王子さまがある日出会ったきれいなバラ。一生懸命お世話をしているのに、バラはわがままばかり。うんざりした王子さまは旅に出ることにしました。いろんな人との出会いのなかで、あるときキツネから大事なことを教わって…。小さなお子さんにも読めるよう、やさしいことばで紡がれた世界中で愛されるサン・テグジュペリの名作。王子さまが出会うものが何を意味するか、それは大人になればばるほど自分に近いものとして捉えられるようになるのではないでしょうか。これまでを振り返って、感慨深い気持ちになる人もいるかもしれませんね。

気になる絵本はありましたか? 読み進めていくうちにハッとしてしまう人もいるかもしれません。
読んだあと、お子さんと「どう思った?」など感想をいいあうのもおもしろそう。「なんだか最近、いっぱいいっぱいだなぁ」というパパやママにもぜひ読んでほしいです!

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