犬や猫と暮らしながら、子育てをしているファミリーをご紹介する「いぬねこ うちのこ。」。第28回目は2人の息子さん、2匹のスコティッシュフォールドと暮らすパパ、
ojarinnさんです。
写真上:にゃーにゃが大好き。
写真下:頼もしい赤ちゃん見守り隊。
ぐでーっと無防備に寝る姿が愛らしく、
雑誌『anan』の
「猫さま大賞」でグランプリになったほか、写真集
『ぐでねこライくん』も発売されるほどの人気の猫「ライくん」。そして妹猫の「いとさん」と暮らすojarinnさん。
インスタグラムにはこの愛らしい兄妹猫と10歳のお兄ちゃん、そして産まれたばかりの弟くんの写真が。2匹と2人の関係は微笑ましく、つい見守りたくなります。そんなojarinnさんに、うちのこのベストショット、猫と暮らしながらする子育てについてお話を伺いました。
『ぐでねこライくん』(エムディエヌコーポレーション)
ojarinnさん プロフィール
名古屋市出身、和歌山県在住。
田舎暮らしに憧れ、脱サラして梅農家に転職。趣味のサーフィンや釣りなどをしながら、大自然の中でのんびり家族と猫との生活を満喫。著書に
『ぐでねこライくん』(MDN出版)。第7回「人と動物の絆」写真展に参加。
Instagram:
@ojarinn
■愛すべき「うちのこ」たちをご紹介!
・蒼空(そら)10歳
・陸(りく) 1歳
・ライ 5歳 スコティッシュフォールド
・いとさん 5歳 スコティッシュフォールド
長男の
蒼空は絵を描くことが大好きで、学校の授業では猫をモチーフにした作品をいつも作ってきます。兄弟ができたことで、弟にも猫たちにもやさしいお兄ちゃんに成長しました。
お兄ちゃんも猫大好き。
次男の
陸は好奇心旺盛で、何でも触らないと気が済まず、ハイハイやつかまり立ちができるようになってからは、大好きな猫たちと追いかけっこを楽しそうにしています。
ふわふわの猫枕。
ライは、ペタンと猫らしからぬ姿でくつろぎます。とてもマイペースで、必要以上にベタベタされるのはあまり好きではありません。表情豊かで尻尾よりも顔に出るタイプです。
折り紙だって出来ちゃうよ。
いとさんは人が大好きで、いつも人のそばにいます。温厚な性格で、怒った姿を一度も見たことがないとても優しい女の子です。
左がライ、右が妹のいとさん。
【パパに質問!】
1:愛猫とは、いつから一緒に暮らしていますか?
うつ伏せレッスン中。
当時、まだ一人っ子だった長男が、弟や妹のようにかわいがってくれたら…という思いで、猫を飼うことに決めました。ブリーダーさんのお宅を訪れた際、かわいい
兄妹猫にひとめぼれ。一匹だけの予定でしたが、ふたり一緒の方が新しい環境でも安心だろうと、兄妹で迎えることにしました。
「やさしくしなさいよ」と言っても、幼かった息子はおかまいなしに猫を追いかけまわしてしまい、結果的に距離をおかれることに。ライは今でも、長男には心を許していません(笑)。
いつも仲良くなれるといいね。
次男が生まれて、病院から家に戻ってきたとき、初めてみる赤ちゃんに猫たちは興味津々。わが家にやってきたとき以来、落ち着きがなかったです。私たちが赤ちゃんをとても大切にしているので、猫たちも同じように近くでいつも見守ってくれました。赤ちゃんが泣き出したら
そわそわして、本当に
子守をしているみたいでかわいかったです。
この生き物は何だろう??
そんな次男は、猫が大好きに。今では、少し離れたところからやさしく猫たちを見守っています。
【パパに質問!】
2:愛猫たちに「寂しい思いをさせている」と感じたことはありますか?
いつものんびりニャ。
赤ちゃん中心の生活になり、猫たちと過ごす時間が減ってしまいましたが、ライといとさんが兄妹仲良く過ごしているのをよく見かけるようになったので、
多頭飼いで本当に良かったと思いました。
ママっ子だった妹猫のいとさんは、ママにかまってもらえなくなった代わりに、長男と仲良しになってくれました。
同じ夢見てるのかな。
ライは、赤ちゃんが起きている間は遠慮していますが、寝たらそっと甘えにやってきます。少し寂しいだろうけど、猫たちも弟中心の生活に合わせてくれているような気がします。
【パパに質問!】
3:猫と暮らすことで、お子さんにどんな影響があると思いますか?
ライといとさんがやってくる以前にも、猫を飼っていました。長男が3歳の時、その猫が亡くなってしまい、動かない猫を見て息子が泣き出したんです。「なんで蒼空くん泣いているの?」と聞いてみると「悲しいから」「嫌や」と、涙をポロポロ流したのを鮮明に覚えています。
いとさんとは仲良し。
こんなに小さくても猫を思いやり、大切に思っていたのだとわかり、とても驚きました。今でも猫たちが毛玉を吐いたりすると、とても心配そうにしています。命の大切さや、自分より弱いものを思いやる
「やさしい気持ち」を、いつのまにか学んでくれたような気がします。
【パパに質問!】
4:猫のお世話で、お子さんにお手伝いしてもらっていることはありますか?
動物と一緒に暮らす「大変さ」と「責任」を少しでも感じてもらおうと、土曜日に猫たちの
トイレとごはんのお世話をしてもらっています。初めはトイレ掃除を嫌がっていましたが、今では猫たちがトイレをすると、すぐに教えてくれるようになりました。
この温度差。
【パパに質問!】
5:猫たちと暮らしながら子育てをすることのメリットは、ズバリ何でしょうか?
幼稚園児だった長男は、猫たちからあまり好かれていませんでした。一緒に遊びたいのに、いつも逃げられてばかり。「猫は人間みたいに話すことができないから、
猫の気持ちを考えて、やさしくしてあげれば仲良くなれるよ」と教えました。
お兄ちゃんが来てちょっと拗ねてる。
4年以上たった今では、まだ会話することもできない赤ちゃんの気持ちを考えながら、積極的に弟の面倒を見てくれています。思いやりのある、やさしい子に育ってくれているようです。
赤ちゃんと猫たちの仲睦まじい姿を見ると、思わず「ありがとう」とお礼を言いたくなるほど、癒されています。また、猫と暮らすことで「家族間のコミュニケーション」もしっかりとれるようになりました。
触りたいよ~。
【パパに質問!】
猫と暮らしたい! と考えているママさん・パパさんに伝えたいこと
「猫はあまり手がかからず、比較的飼いやすい」と言われています。でも、猫の種類などによって性格が異なることもあるんです。まずは、事前に「猫のこと」をしっかりと調べて、自分の家族・ライフスタイルに合う子を探すことをおすすめします。
たくさん見守りしてくれました!
今はブログやSNSでも、様々なご家族の「猫との暮らし」を垣間見ることができるので、気になっていることがあれば質問してみてもよいかもしれません。「猫のいる暮らし」は、本当に癒されますよ。
▼愛すべき「うちのこ」たちに伝えたい! パパからのメッセージ
「いつもたくさんの笑顔と幸せをありがとう!」
パパより
ojarinnさん、ありがとうございました!
いぬねこ うちのこ。