連載記事:昔ながらが”今”楽しい!レトロアートレシピ
草木染めを野菜で作ろう! 身近な材料で子どもと楽しむ方法【昔ながらが”今”楽しい!レトロアートレシピ Vol.17】
こんにちは! そんたんママです。
寒くなってくると、温かな色が恋しくなってきますね。
渋くてやさしい自然の色と言えば、草木染め!
今回は、秋にピッタリな、うつくしいアメ色の草木染めをやってみたいと思います。
■使うのは玉ねぎの皮!
植物であればなんでも草木染めの材料になりますが、おうちで簡単に集められる材料と言えば、やはり玉ねぎの皮!
失敗が少なくきれいに色が出るので、お料理の時、捨てずに袋に入れてとっておきましょう。
もう時期終わりですが、巨峰の皮なども捨てずにジッパーつき袋に入れて冷凍庫で集めておけば、草木染めの材料になります。
■染められる布はこんな布
染められるのは、絹、毛、綿、麻、などの天然繊維のもの。
新しく買ったハンカチでも、ちょっと汚れてしまった白シャツや靴下でもなんでもOK!
白いハンカチは、通販などで1枚200円くらいから手に入ります。
100円均一ではガーゼハンカチも売られていますし、布屋さんに行けばさらしが売っているので、自分でカットして使っても。
今回は、比較的安価な綿のハンカチを染めたいと思います。
■下処理をしよう
よく染まるようにちょっとひと手間! 下処理をします。
草木染めは、布のタンパク質に反応して色がつきます。
絹や毛など動物由来のものは、タンパク質がすでに含まれているのでそのままでOK。
綿や麻など植物由来のものは、呉汁(一晩水につけた大豆をミキサーにかけてこし出した液)につけてタンパク質を補います。
呉汁を作るのは大変なので、市販の無調整豆乳を使っちゃいましょう。
■下処理 1 汚れを落とす
タンパク質を補う前に、まず布についた汚れやのりを落とします。
お鍋にお湯をわかしたら布を入れ、10分煮ます。
ぬるま湯に中性洗剤を入れてつけ置きでもOK。
水ですすいで脱水し、余裕があればいったん乾かします。
時間がなければ次の工程へ。
■下処理 2 タンパク質を補う
無調整豆乳と水が1対1になるように薄めた液に、布を浸します。
まんべんなく豆乳がしみこむように、ときどき動かしながら20分間つけ置きします。
しぼって広げて乾かせば、下処理は完了!
乾燥するとパリパリになって、ほんのり大豆の香りがします。
とりあえずここまでやっておけば、後日、子どもとサッと染められますよ。