ぺこ&りゅうちぇる「子育ては、他人と比べないと楽になれる」<後編>
4月19日公開の映画
『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜』で、ゲスト声優を務める
ぺこさんと
りゅうちぇるさんにインタビュー。
前編「
ぺこ&りゅうちぇる『個性的な親だから、子どもを丸ごと愛せる』」では、親になって気づいた『クレヨンしんちゃん』への想い、そして家族になることで生まれた“愛のカタチ”について語っていただきました。
後編では、2018年に誕生したリンクくんとの生活と、おふたりの“育児観”について伺いました。家族を心から愛するぺこさんと、一本芯の通ったりゅうちぇるさん。育児のヒントがたくさん詰まった、心温まるインタビューをお届けします。
■自分を削るのではなく、“赤ちゃんとの生活”を足す
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019
――映画では、みさえとひろしの関係が家族になって変化したという内容も描かれています。おふたりの関係は、結婚後も変わりませんか?
ぺこさん(以下、ぺこ):2年間一緒に住んでからの結婚ということもあって、全然変わらなかったですね。変わらなすぎて、逆に「ちょっと変えたほうがいいのかな」と思ったくらいです(笑)。
りゅうちぇるさん(以下、りゅうちぇる):僕も全然(笑)。
ぺこ・りゅうちぇる:(目を合わせて大笑い)
――リンクくん誕生後は、いかがでしょう?
りゅうちぇる:それは、すごく変わりましたね。何か発言するときにもリンクのことが頭に常にあるし、お仕事に対しての向き合い方も変わりました。
いままでは僕とぺこりんの責任だったけど、
“リンクのお父さん・お母さん”と言われるわけだから、言動はすごく責任感を意識するようになりました。でも、ぺこりんが一番変わったと思います。料理も家事も、すごくがんばってくれています。
――ぺこさんの生活は、激変しましたか?
ぺこ:そうですね。でも、もっともっと激変すると思っていたので、いい意味でそこまで自分を犠牲にしていない気がします。いままでの生活から何かを削って“赤ちゃんとの生活”を入れ込んだわけではなくて、もとの生活に
“赤ちゃんとの生活”をプラスしたような感覚です。
――ハッピーが上乗せされた感じですね! それは、パートナーがりゅうちぇるさんだからというのも大きいですよね?
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019
ぺこ:120%、そう思います。
――とくに、どんなときにそう感じますか?
ぺこ:ふだん、りゅうちぇるは夜泣きでは起きないんですけど、いつも「何かあったら起こしてね」と言ってくれます。
まさに今日も、夜中にリンクが起きちゃって、泣くわけでもなく、なぜか超テンションが上がってしまい、どうがんばっても寝てくれなくなってしまって…。私がちょっと頭が痛くなってきちゃったのでりゅうちぇるを起こしたら、すぐに対応してくれました。本当に協力的なんですよ。
お風呂も私ひとりで入れるのは大変で、上がるときにリンクをりゅうちぇるにパスするだけでもめちゃくちゃ楽なんですよね。お仕事のときは別ですが、自分の都合で出かけているとき、りゅうちぇるはお風呂の時間までに帰って来るよう努力してくれます。
“リンクがハッピーでいるためには、私がハッピーでいることが大切”と思ってくれているので、そのためにいろんなことをやってくれるんです。