離乳食とお菓子は手作りじゃないとNG…? 自然派を押し付けるママ友に読者は何を思う?


■他人に強要するのはダメ! 市販の食品に慣れておいたほうがいいという意見も

徹底的にこだわり、子どもの口に入るものすべてを手作りしていた優美。毎食となると、なかなかできることではありません。
・極端だけど身体にいいものを食べさせてるし、子どものために時間を惜しまないし、良いお母さんだと思う。面倒だから真似はできないけど、そのぶんすごいと思う。


ただ、ママ友にも“自然派”を押し付けるのはやりすぎ!という意見が多数でした。子育てに正解はないと言われるように、様々な意見が寄せられました。
・私も食べ物には少し気を遣ってはいますが、いろんな考え方の親御さんがいらっしゃるのは当然なので、よそ様からのお菓子は食べてもいいことにしているのと、自分が持っていくおやつはアレルギーの心配が少なそうなもので自然派系のメーカーが作っている無添加のものにしています。みんなが楽しく食べられることが大切だと思うので、我が家の食材ルールみたいなのを家の外でも徹底はしていません。
食材には気を付けますが、料理自体は得意でも好きでもないので、「料理で手間ひま掛けるのが愛情」という考えはありません。作らないと愛情がないわけでなく、もっと自分の得意分野で子どもに愛情を注いでいるつもりです。

・自然派ママさんは、けっこう自分の考えを押し付けてくるタイプのように見受けました。投稿者さんは投稿者さんなりに、子どもに気を使っているはずです。自分が投稿者さんの立場なら、「アドバイスはありがたいけど、私は私のやり方で子育てしているし、口出ししてこないでほしい」と言います。

・極端な話ですが、親がなくても子は育つといいます。自然派や無添加は手作りにこだわらなくても売っています。時間と労力を考えるとネット通販を利用すればいいし、時間があるときに簡単なレシピを検索して子どもと一緒に作るのもありかも。
でも、自分を追い詰めてまで人の言葉に影響されなくていい。それぞれの家庭にそれぞれのやり方があるので、何を言われても我が家流を突き通せばいいと思います。

・市販品に添加物が入っていることは事実ですが、それを「毒」だと子どもに刷り込むのはやりすぎです。私は迷惑かもしれないけれど幼稚園の先生に相談します。幼稚園や保育園ではお誕生日会などで市販のケーキやおやつが出されます。そんな時でも「うちの子は手作りしか食べません」は通らないと思うし、アレルギーならともかく各家庭の趣向に合わせられません。

・食事に気を付けるのは勝手だけど、家庭の中だけでやってほしいですね。他人のやり方を否定する考え方を植え付けるのも、大きくなってからが心配。


・いつの時代も、こういうお母さんはいるんですね。かくいう私も近いところはありました。私は「我が家のオヤツ」と言って、迷惑を顧みず、ママ友にプレゼントしていました。手作り派で良かったこと。子ども達が部活で怪我しなかったことくらいですか。アスリートにでもしない限り、極端な手作り信仰は不要だと考えています。いちばんは食を楽しむこと。それがあってこその手作りだと思います。


・子どもの頃、近所にこのママと同じような考えの方が住んでいました。教育熱心、食育熱心はそれぞれの考え方で否定はしません。ただ、自分の考えを盲信し、他人のやり方を否定したり、押し付けたりする傾向が強い方が多い気がします。


市販品の必要性についての意見もありました。
・子どものために頑張るのは素敵だけど、市販品を食べている人にアピールはいらない。そんなのは百も承知。そしてその生活が何歳まで続くのか。少しくらい許してあげないと成長した時、自由になった時、怖い。
相手の言葉に卑屈になるのは自信がないからでは? なら、そんな話はせず、自己満でいればいい。素晴らしいけど、子どもが寂しそうじゃん。おやつ交換したり、みんなと同じの食べたいよね。それも子どもには大切なこと。それより手作りにこだわるのはまさに自己満だからね。

・自分も手作り派だった。ポテチも作って揚げたてのみ食べさせていたし、おやつ=お菓子ではなく補食として栄養を考えて与えていた。だから子どもの付き合いで与えたくないお菓子が飛び交うのはストレスだった。
でも私は単なるママ友に持論をぶつけることも押し付けることも一切していない。お断りするときは、医師から止められてるとお礼してお願いしていた。3歳からは少しずつ市販品も与え、交遊関係に支障がないよう、バランスを取った。それぞれの価値観、育児観なので程よい距離でお付き合いすればいい。無理に取り入れることもないだろうし。

・自分の子どもには健康的で体にいいものをっていう気持ちは否定しないけど、せめて臨機応変にできないものかな。アレルギーとかじゃないならお友達と一緒の時はお友達と一緒のものを食べたっていいじゃない。みんなと同じものを食べて「美味しいね」って気持ちを共有するのも食育の一つかと思う。
小さいうちから我慢させ過ぎると大きくなってから大爆発することもあるから何事もほどほどがいちばん。

・手作りするのは本当に尊敬するけど、保育園や小学校に行ったら市販のものだらけになります。アレルギーならわかるけど、ないのに制限するとそれに対するアレルギーの有無もわからないし、大きくなったときに必要以上に食べる子になっちゃいますよ。うちの姪はアレルギー持ちなので母親が手作りして市販のお菓子を食べられず、大きくなってアレルギーを克服したら際限なく食べてしまうようになり、目を離すと永遠に食べてます。

・保育士としては、市販の食べ物にも慣れていてほしいですね。災害時の備蓄はレトルト食品が大半です。手作りの食事しか食べてこなかった子は、食事の度にストレスを感じることになります。もし口に合わず食べられなかったらその子はどうなるでしょう。同様の理由で粉ミルクにも慣れていてほしいです。卒乳するまでお母さんと一緒にいられるのならいいのですが、職場復帰や急な傷病などで授乳ができなくなった場合、赤ちゃんはお母さんの不在と慣れないミルクのダブルパンチを受けることになります。ミルクも市販品も、子どもたちが逞しく育つのを助けてくれますよ。


体にいい食品を…という思いは素敵だと思いますが、バランスを考えないと逆に支障が出ることも。そして、そのこだわりを他人に強要してしまうと人間関係まで壊してしまいかねません…。ウーマンエキサイトでは、ママ友同士に起きた出来事など、様々なエピソードを紹介しています。

▼漫画「自然派を押し付けるママ友」

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