コミックエッセイ:特別じゃない日を特別にする方法
娘がくれた宝物のような言葉…あみだくじで最高の1日を作ってみた結果(後編)【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.2】
家族全員のアイデアで最高の1日を過ごしてみたら…
そして、今回の1日についていろいろ話している時に、長女がふと言ったんです。
「ねえお母さん。いつか私に家族ができたら、これと同じことやってもいい?」
これ以上に親冥利に尽きる感想があるでしょうか。嬉し過ぎて泣いてしまうかと思いましたよ。
そうか、楽しかったんだね。将来の自分の子どもと一緒にやりたいくらい、楽しかったんだね。娘もいつか自分の家族を持つかもしれないというのはわかっていたはずなのに、全然そんな先のことを考えたことがなくて。
娘に言われて、急に実感が沸きました。この子たちはいつか大人になるんだ。そして、いつかわが家から離れて、自分の暮らしを作っていくんだ。今、こうして家族でやってるいろんな楽しいことが、次の家族に受け継がれていくかもしれないんだ。
そう考えると、この「特別じゃない日を特別にする方法」というこの連載は、ただただ家族の楽しい思い出を作ってるだけじゃなくて、
わが家とその先まで続く伝統の始まりになるかもしれないんだなと深く感じました。
大きなことじゃなくてもいい、ちょっとしたことでもいい、子ども達の楽しい思い出の一部になれたら。それが、いつか子どもが大きくなった時に何かのかたちで役に立つのかもしれない。
だから、これからも、一緒にいっぱい楽しいをことしようね。いっぱいいっぱい、楽しい思い出を作ろうね。
この連載を通して、いろんな経験ができることを今から楽しみに思います。
文・イラスト むぴー
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