コミックエッセイ:特別じゃない日を特別にする方法

子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】

特別じゃない日を特別にする方法

特別じゃない日を特別にする方法

5人家族で8歳、6歳、2歳のお子さんを育てるむぴーさんが、子どもと一緒にいる時間を楽しくする「特別じゃない日を特別にする」方法を探していきます。家族みんなが楽しくなる連載をすれば、私も家族も楽しめて…

子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】
この連載では、「特別じゃないなんでもない日をちょっとの工夫で特別な日にしよう!」という考えのもと今までにいろんなことにチャレンジしています。

そのせいか、「むぴーさんはよく子どもと向き合ってる!」みたいなイメージを持ってくださる方が多いのですが、全然そんなことないんです。

子どもたち3人といると、もうぐっちゃぐちゃで常に誰かが喧嘩したり泣いてる感じなので、私自身が「んぎゃーー!!」となっています。

そんな日々の中で、特に私が反省しないといけないなぁと思っていることは、「子どもの話を聞き流しがちなこと」です。

子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】
常に話しかけてくる3人の子どもたちの相手をしつつ家事やら仕事やらやるべきことをするのはすごく難しい!

もともと集中すると耳が閉じて何も頭に入ってこなくなるタイプなので、子ども達に話しかけられても「ほ〜」「へぇ〜」となんとなく流してしまったり、「ごめん今無理だからあとでね」と言ってそのまま私も子どもも忘れてしまったり…。

特別な活動を考えて子ども達と楽しむことももちろん良いですが、もっと日常の中でできることがあるよな私…と反省した結果、今回やる活動はこんな感じになりました。

その日1日、子どもに話しかけられたらその時にやっていることを全て止めてしっかり話を聞き、対応する。


いや〜、やりたくないなぁ!!笑
すごく大変そうだし、家のこと回るかな…いやいや、何ごともやってみないとね!!
子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】

覚悟を決めて…いざチャレンジ!!

ということで「今日はみんなが話しかけてきたら、お母さんはその時にやってること止めてちゃんと話聞くからね!!だからもし話ちゃんと聞いてなかったら教えて」と宣言し、開始となりました。

ちなみに速攻で長男に「なんで?」と聞かれ、「お母さんがみんなの話ちゃんと聞いた方が嬉しいでしょ?」と答えると、食い気味に「うん!!」と言われました。
うん、頑張る!

朝ごはん中

早速、朝ごはんの時間からチャレンジ開始です。
子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】
「あ〜か〜さ〜た〜な〜を長くいうと全部『あ』なんだよ!!」と急に教えてくれた長女。なんでも学校で習ったそうで、あいうえおって面白いよねという話で盛り上がりました

ラジオ体操中

私がラジオ体操していると次男がやってきて、同じように腕を振り回し「ぼくをみて!!」と真似をし始めました。

「一緒にやりたい」とのことで一緒に体操をし、気合を入れて腕を振り回しまくった次男はその後「うでが痛くなった…」とソファで寝込んでいました。
大丈夫?頑張ったから疲れちゃったんだね。


仕事中

その後、仕事を始めるか…と机に向かうと「お母さんと一緒にタブレット見たいな」と次男がやってきました。「いいよ!」と一緒にソファに座り、タブレットで次男のお気に入りの動画を見ることに。
子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】
そして、次男の気が済んだようなので改めて仕事を…と思うと今度も長男が「お母さん見て!!」と、どうやら自分がやっているゲームを私に見せたいようです。こっからが凄かった…

「お母さん!!祠がどこかわからない!!」
「お母さん見て!ぼく鬼神装備揃ってるよ!」
「ぼくのワールドはほぼ王家の剣だよほらみて!しかも効果付き!!ほらみて!お母さん見て!ラウルの祝福!前にここのグリオーク戦でダイヤモンドゲットした!」
「この体勢でふわあああんってなったんだよ!(??)」

普段だったら「わお〜」「すごいね」くらいで軽く流してしまうのですが、今日はしっかり子どもの話を聞くのでしっかり画面を見てしっかり感想を言います。
普段よりもしっかり話を聞く私に長男はニッコニコで同じ勢いのままずっと画面の説明をしてくれるので、途中から「あ、もう仕事をするのは諦めよう」とソファに座り直し、長男の話をずっと聞いていました。

挙げ句の果てには、私がトイレに行ったら「おかあさーんおかあさーん!」「みててね!!おかあさーん!!」と呼ばれ続け、慌ててリビングに戻りました。

子どもの「お母さん!」にすべて応える1日をやってみたら意外なことがわかった【特別じゃない日を特別にする方法 Vol.9】
9歳でもこんなにお母さんお母さんってなるんだなぁ。もしかすると長男は普段私にもっと聞いてもらいたいのを我慢しているのかもしれないなと思いました。

お昼ご飯準備中も、お昼ご飯中も、この連載用のメモを取る時も、いやぁ、話しかけられる話しかけられる!3人が一気に話すのでちゃんと返すのが大変です。
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その後、長男が「どうしてもベートーベンの伝記の漫画が読みたい!」とのことで、子ども3人連れて車にて伝記探しの旅へでたりもしました。


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