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コミックエッセイ 夫婦・子育ていまむかし

恋も戦略的? スケールが違う「クレオパトラ」の女王の美学とは【夫婦・子育ていまむかし Vol.31】

ウーマンエキサイト
そしてふたりの最期はそれこそまるで演劇のよう。

クレオパトラ自害の知らせを受けて絶望し、後を追おうと自害しかけたアントニウスに誤報だったことが知らされます。最期の時はクレオパトラのそばで、と願うアントニウスは彼女の元に運ばれて息絶えるのです。そしてその後彼女も彼に重なるように自害ー。
恋も戦略的? スケールが違う「クレオパトラ」の女王の美学とは【夫婦・子育ていまむかし Vol.31】
あれ?どこかで聞いたことあるストーリーじゃないですか?
そうそう『ロミオとジュリエット』!

あまりのロマンスっぷりに後世の創作に多大な影響を与えたと言われるクレオパトラですが、もしかしてシェイクスピアも…?!(真偽のほどは分かりませんが)

知性と美貌で 愛と権力を操る女王


そんなわけで、クレオパトラがどんな人だったのかをまとめると、圧倒的な富、知性、美貌、戦略を使って、恋と権力闘争を同時にこなし、自分の人生そのものを演出し切ったかなりの実力者だったようです。

窮地でこそ発揮されるド派手で大胆な演出力は、エジプトの伊達政宗と呼びたい。逆か、政宗が戦国時代のクレオパトラか。(秀吉への裏切り疑惑で呼び出された政宗は、死装束で十字架を背負い市中をパレードして世論の同情を集めるというパフォーマンスを行った)


恋も戦略的? スケールが違う「クレオパトラ」の女王の美学とは【夫婦・子育ていまむかし Vol.31】
そしてロマンティックな最期のため悲劇のヒロイン感がありますが、いやいや実際にはかなり非道なこともしていたようでして…。当時としては彼女が特別じゃないんですが、覇権争いのために弟妹も殺していますし、自害の前には様々な毒を側近で実験していたという話も残っていますのでね。

三大美人として楊貴妃と並べられることが多いけれど、間違いなく武則天タイプの戦略的で超パワフル女王なのでした。

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