コミックエッセイ ママ友トラブル図鑑
私はめんどくさい人?保育園でママ友から悪口を聞いてしまい…<お下がりあげたら 6>【ママ友トラブル図鑑 Vol.63】
■保育園で聞いてしまったママ友たちの会話に…
週明けの午後。
保育園のお迎えの時間、私はいつものように少し早めに着いて、門の前で待っていた。
「ねえ、それほんとに言ったの?」
ふと聞こえたのは、後ろのベンチに座っていた2人のママたちの声だった。
最初は聞き流すつもりだった。
でも、その中に聞き覚えのある名前が出てきて、思わず足が止まった。
「うん、佐伯さんがさ。いらなくなった服ぐらいで、恩着せがましいって」
「え、それって……岡本さんのこと?」
「たぶん。なんか、文句言われたらしくて。売ったくらいで責められるとか重すぎって、愚痴ってたよ」
私の心臓が、どくん、と大きく打った。
少し離れていたけど、その会話は私の耳にまっすぐ刺さった。
私は、言葉を選んで伝えたつもりだった。
怒りたかったわけじゃない。ただ、悲しかっただけ。
“ありがとう”の奥に、少しでも心があると信じていたから。
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