Omoinotake 結成13年の今感じる絆「話し合いをする前から同じ思いを抱えていて、すごいなと思いました」

(撮影/友野雄)
独特の世界観や、積み上げられていく事実と構成がアニメファンを惹きつけ、大人気のTVアニメ『薬屋のひとりごと』の第2期2クール目が放送中だ。
本作のエンディングテーマを彩るのがOmoinotakeの『ひとりごと』。物語の締めくくりに切なさと淡い想いがより雰囲気を盛り上げてくれる。多くの作品に華を添えてきた彼らが今回どのような言葉とメロディーを紡いだのか。Omoinotakeの3人に楽曲について、そして魅了されたという『薬屋のひとりごと』の作品について語ってもらった。
エモーショナルな物語をメロディーでも伝える
――今回、TVアニメ『薬屋のひとりごと』のエンディングテーマということで、どういったお気持ちで作られたのでしょうか。まずは歌詞についてはいかがでしょう?
福島智朗(以下、福島)これまでの物語の流れの中でも、とても大事な場面を任せていただいたなと思います。そのクライマックスで流れる曲として、何がふさわしいんだろうか、ということを考えながら作りましたね。
最後のシーンがとても印象的というか、“人の裏側に気づけなかった自分の後悔”と、“残された自分のこれまでの会話がひとりごとになってしまった”という描写、このふたつを軸に歌詞は組み上げていきました。