別冊「根本宗子」第8号『THE MODERN PLAY FOR GIRLS 女の子のための現代演劇』が、1月22日(水)から26日(日)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される。
昨年末に代表作『今、出来る、精一杯。』で新国立劇場 中劇場に進出。息つく間もないスピードで10周年イヤーを駆け抜けた演劇モンスターが、今度はKAATで新展開を見せる。
この別冊「根本宗子」とは、根本宗子が主宰する劇団、月刊「根本宗子」の派生ユニット。これまでも月刊「根本宗子」とはひと味違ったチャレンジングな試みに挑み続けてきた。
今回のチャレンジは、まず2本連続上演であること。そしてそのうちの1本『Whose playing that “ballerina”? そのバレリーナの公演はあの子のものじゃないのです。
(English ver.)』はタイトル通り全編英語(日本語字幕あり)だ。
この作品に関しては初演を観ているのだけど、ぼっちの女の子が3人の女友達と出会い、孤独から救われていく……というストーリー。だけども、それだけじゃないのが、根本宗子のすごみだ。自虐と妄執が自家中毒を起こしながら、笑えないはずの人生を爽快に笑い飛ばしていく終盤のカタルシスは、天下一品の破壊力。