なぜ「運命の相手」と結婚する人は少ないのか?なんちゃって運命にご用心
出会った瞬間「運命の相手だ!」と感じるような異性と巡り合ったことはありますか?筆者は残念ながら、まだそういう奇跡的な感覚を味わった経験はありません。
付き合うきっかけになったのは、たいてい、一目見て「あ、好みの顔だな」くらいで、いわゆる運命の赤い糸めいたものを感じたことは今のところ皆無。
だけど、それでいいみたいです。何せ運命の出会いを直感する状況って、あまりアテにならないみたいなので。
■運命の出会いは、大半は気のせい
ちょっと面白い話があります。大手サイトのネットニュースでも配信されたので、ご存知の方もいるかもしれません。
アメリカ・カリフォルニア大学デービス校の研究チームが、いわゆる運命の出会いについてのアンケート調査を実施しました(現在は残念ながら記事リンクが切れてしまっています…)。調査の概要はこうです。
既婚の男女800名を対象に、交際相手に抱いた第一印象と、交際期間の長さ、そして、その熱意についての関連性を分析したのだとか。
結果、出会いとその後の傾向を見る限り、たとえ「運命の出会いだ」と実感した関係であっても、その他の出会い方をした恋愛と比べて、交際期間の長さに大差がないことがわかったというのです。