「北枕」は実は縁起がいい!? 風水に見る、逆に運気がよくなる理由
突然ですが、みなさんは“枕の向き”にこだわりを持っていますか?寝室でどっちに枕を向けて寝るのか、という話なんですが、この手の話題になると必ず持ちあがるのが“北枕”問題ですよね。
北枕は「亡くなった人を寝かせるときの方角だから」と忌み嫌う人が結構います。が、風水の世界では、そこまで禁忌ってわけでもないんです。むしろ「運気が高まるのが北枕」なんて話も。
■北枕の起源は?
まず、本題に入る前に、そもそもいつ北枕の風習が生まれたのか。こちらをちょっとだけ説明させてください。
北枕は、お釈迦さまが入滅(あらゆる煩悩が消えた状態)した際に、北の方角に頭を置き、足を南に向けていたという伝承から始まった言葉です。日本においては死者の極楽往生を願い、これに倣って亡くなった方を北枕で寝かせたと考えられています。
ただし、この「死者を寝かすときは北枕」という形式だけが独り歩きしてしまい、現在では北枕は縁起が悪いものとされているわけですね。
■北枕は実はメリット多数!?
もっとも、前述の風習を一旦忘れてもらって、北に頭を向けて寝るという状態そのものについて考えてみると、実はメリットが多いんです。
風水の世界では、運気が上がる寝方の中に北枕があげられています。