実は男性にも多い!? 好かれると冷める「蛙化現象」が起こる理由
■実は「自分が一番気持ち悪い」
本当のところ、これは全然不思議なことではなくて、とても単純です。こういう風になってしまう人は「もれなく」自分を一番気持ち悪いと思っています。
片思いしている間が楽しいのは、片思いの相手が自分とは遠い場所にいるからです。距離があり、ミステリアスだから。自分を気持ち悪いと感じる人間にとって、片思いの相手というのは、グロテスクな自分とは全く別の場所で輝いている人なのです。その輝きは遠ければ遠いほどいい。不愉快な自分と違っていればいるほど、その人が素敵に見える。
そして、自分を気持ち悪いと思っている人は、自分と近い距離にあるものが嫌いです。
自分の持ち物も、仕事も、住む家も、自分の家族でさえも不快に感じています。「気持ち悪い私」に関わっているものだから当然です。
自分をうとましいと思うとき、「私の髪型は気持ち悪いけど、その他のものは全部最高」なんて考えることはできません。自分を気持ち悪く感じるとき、自分のそばにある全てが不愉快なのです。自分自身を中心とした「気持ち悪いと感じる範囲」みたいなものがあって、そこに入っているものは全部気持ち悪い、という状態です。
■素敵なものでも、自分に近づくと…
つまりどういうことかというと、遠くにいてくれた片思いの相手がうっかり好意を示してくれた場合、とたんにその人が「気持ち悪い圏内」