そのときも、オープンしたての洋菓子店の行列に並んでいました。…が、とにかく待ち時間が長い!あまりの長さに、後ろに並んでいた男性と苦笑しつつ「ずいぶん待ちますね~」などと話をするうちに、どちらからともなく「どこかでお茶でもして、時間ずらしてもう一度来ませんか?」とお茶をしたのがきっかけ。その後トントン拍子につきあうことになり、本人たちが一番びっくりしています。
こんな夢みたいな話が自分のすぐそばまで来ている、ということも、もちろんあり得るわけです。
まぁ、きっかけはほんの些細なことで、普段は見逃してしまうことの方が多いのかもしれません。でも、その小さなきっかけを見逃すまいと目をかっ開いて必死になってしまうのは、ナチュラル志向の出会い探しとはちょっと違うのかも。それに、疲れちゃいそうですし。
あくまでも、道端に咲く野の花に気づく、くらいのさりげなさで待っていたら、案外運命の方から勝手に近づいてきてくれるものなのかもしれません。
(文=石村佐和子)
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