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嫉妬の感情と上手に付き合うまずは、元彼も今彼も同じ病院のドクターだという看護師Nさん。
「元彼と付き合ったのはたったの半年。私の極度のヤキモチが原因でフラれました。ルックスが良く、ユーモアのセンスもあって患者さんにも人気だった彼。他の看護師が接近しているのを何回か目撃して、デートのたびに彼にイライラをぶつけたのが原因でした。同じ職場で彼の行動すべてが嫉妬につながってしまいました。」
「そこで、前回の反省を活かして今の彼が他の看護師や美人の患者さんと仲良く話していても見て見ぬ振りをしています。気になったら『モテる彼と付き合っている私』と思って自分にとってプラスに作用するスパイスだと思っています」との事です。
同じ職場にいて恋人が視界に入ってしまうと、何かと行動が気になってしまうもの。
でも考え方を変えてみれば、お互いにプライベートだけでなく仕事をする姿も知っているのですから、より仕事を頑張ろうとプラスに活かすこともできそうですね。
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職場ではそっけなく、プライベートでは熱くNさんは他にも気をつけている事があるそうです。
「以前同僚の看護師がドクターと付き合っていた事がありました。私も含め3人一緒に働く事もありましたが、私の方が気を遣いすぎてギクシャクしてしまう事も。普通にしようと思っても気を遣ってしまうのが職場の人間関係なので、私の場合は本当に信頼できる同僚2人にしか付き合っている事は言っていません。」
「職場で彼と話すのは必要最低限だけ。廊下を通りすぎるときも、ちょっと頭を下げて挨拶するくらい。でも、職場でそっけなくしている分、ふたりで会ったときは思いっきり甘えるし、新鮮です。」とも話していたNさん。
公私にメリハリがつく事で、二人の時間がより大切なものになりますね。
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同僚だからこそわかる仕事への理解もう1人は、2年の交際を経て大学病院のドクターと結婚したYさん。結婚式の1年後に女の子を出産し、今は育休中。
「別の科だった主人とは、院内の飲み会で知り合いアプローチされ付き合う事に。一緒にいる上で気をつけていた事は、何よりも彼の仕事を第一優先に考える事。大学病院の医師は、想像を越えるほどの激務。夜中や休日に呼び出される事もしょっちゅうで、デートのキャンセルは当たり前でした。」
「こんな付き合いについていけない女性も多いと思いますが、そばで見ていたからこそ超人的な多忙さの理由も理解しているので、それを不満には思いませんでした。人の命を預かっていて、精神的にも肉体的にも疲労はかなりのものですから。」
さらには「一緒にいるときは楽しく過ごすようにし、ケンカしたとしても職場にストレスを持ち込まないように、その日中に解決するようにしています。こういった考え方だからだったのかもしれませんが、『他の女性と違い、私となら余計な事を気にせず仕事に打ち込める』と思い、彼は結婚を決めたそうです」とも話してくださいました。
お互いの仕事の内容を知っているからこそ、理解できる事も多い。同じ職場の特権とも言えますが、一方でカップルの問題を仕事に持ち込まないというのもポイントなようです。