2014年9月26日 12:00|ウーマンエキサイト

なかなか煮え切らない彼に結婚を意識させる方法とは!?【黒川伊保子】

「付き合っているのに、なかなか結婚してくれない」という彼。そんな男性に結婚を意識させるのは至難の業!? 別れようか、このまま関係を続けようか迷っている読者の悩みに、脳科学者の黒川伊保子さんからアドバイスをいただきました。

なかなか煮え切らない彼に結婚を意識させる方法とは!?【黒川伊保子】
【質問】
今の彼とつきあってから4年が経ちます。私は早く彼と結婚したいのですが、彼は「仕事に集中したいから、まだ結婚できない」と言います。いつになったら結婚できるのか不安です。待ち続けるだけでは自分がイライラしてしまい、関係が悪化してしまいます。

彼が結婚する気になるように、私ができることはありますか? もし難しいなら、別れも考えています。
(27歳・会社員)

【解答】
そもそも脳科学上、男子にとって結婚はネガティブなんです。
なぜなら、哺乳類のオスは生殖リスクが少ないために、「ばらまく」ほうが遺伝子が多く残せるので、脳が、一人の女性にフィックスするようにはつくられていないから。

女性脳の方は、遺伝子の相性が良いと感知したら強く発情し、発情したら、一定期間一人の男性にフィックスされます。その方が確実に安全に妊娠出産へこぎつけるから。なので恋の確信は女性の方がずっと深く、結婚への気持ちは、女性の方がずっとずっと強いわけですね。

とはいえ、男子にも結婚に至る心情が起こります。彼女が「大切な定番」に見えてきたときと、独占欲に駆られたとき。男性脳に独占欲を作りだすのはテストステロンという男性ホルモンなので、彼に、このホルモンが出ていないとちょっとお手上げ。テストステロンの出し方は、後で指南するとして、まず大事なのは、彼の「大切な定番」になることです。


男性は、行きつけの床屋や店を変えないでしょう? 長らく狩りをしてきた男性脳は、遠くから飛んでくるものに瞬時に照準を合わせるため、身の回りの認知に関しては、かなり手薄。そのため、身の回りのものの位置や様子が、「相変わらず」でいてくれると安心なのです。

情緒が安定していて、安心できる話し相手であり、自分の好みの味の料理を手早く作ってくれて、彼女ならではの得意なこともあって頼りになる。そんな存在になっちゃえば、その「定番」を手放すのは、なかなか辛い状態になるものです。

それと、自分がその相手に、なんらかの責務を果たしているという確信も大事。彼女に「あなたじゃなくちゃ、ダメなの」と言ってもらえる何かがあると、がぜん離れられなくなります。男性には定番の責務を与えて、一方で、情緒の安定した定番のひとになっちゃうことです。

その上で、独占欲に駆られてもらうため、男性ホルモン「テストステロン」を分泌してもらいましょう。
テストステロンは、下半身で分泌し、男性の生殖能力を支えるホルモンですが、同時に、脳には、闘争心、縄張り意識、独占欲、好奇心、やる気などをもたらします。男性が雄々しく生きるために、とてもとても重要なホルモンなのです。

そのためには、暗闇の中で寝て、朝日とともに起き、一日の終わりに適度な肉体疲労があることが重要。夜の10時以降のゲームやスマホは、テストステロンを阻害してしまうので、なるべく避けてもらうこと。遅くとも12時には、それらの電源を落し眠っている状態に。

そして、ときどき経済的パニックや身体的パニックがあると刺激になってなおさらいいのです。哺乳類のオスは、命が危ないと、テストステロンで闘争心を奮い立たせ、生き延びようとするから。おじさまたちが「ハングリー精神が大事」と言うのも「断食して滝に打たれ」ちゃうのも、少なくなってきたテストステロンを増量させ、やる気や好奇心を何とか取り戻したいからなんでしょうね。



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