脱・重い女、イタリア流・スマートギフティングのコツ【前編】
バレンタインデーが近くなると、ローマでは花売り(?)の方が倍増します。彼らが「ひと束○○ユーロ(値段はまちまち)。どう?」と言いながらあちこちを流し歩く光景を、いつも以上によく見ます。イタリアのバレンタインは、男性から女性に愛をこめた贈り物をする日。仕事のとき以上の真剣さで花売りの方々と交渉し、彼女への花束を選んでいる男性もめずらしくありません。
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バレンタインに限らず、素直に好意をうけとめてもらえて、かつ、相手の負担にならないちょっとしたプレゼントをするのがイタリア人はとても上手。そんな彼らの、スマートなギフト術をご紹介していきます。
■相手の好みはよくリサーチしておく仕事柄文房具をよく使うので、私は街歩きのついでに文房具屋さんへ入ることが多いです。
こちらで流行っている文房具をチェックしたり、売れ筋がどういうものかリサーチするのもなかなか面白いもの。
その話をある女友だちにして、それっきり忘れていたのですが、彼女はそれを覚えていて、「美術館限定販売のオリジナルメモ帳&ペンセット」を旅行のお土産として贈ってくれました。以前から生で見たかった収蔵作品があしらわれていて、めちゃくちゃ嬉しかったのをよく覚えています。