2017年8月14日 19:00|ウーマンエキサイト

35歳でほぼ貯金ナシ…。私はこれで結婚できるでしょうか?

「35歳にして貯金がほぼないことを、結婚予定の彼に言えない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。

トピ主さんは結婚相談所で知り合った2歳上の男性と交際中。順調交際で結婚も視野に入ってきたそうですが、自身の貯金額が70万ほどしかないことに悩んでいます。「この体たらくを知ったら嫌われてしまうんじゃないか」と思い、言い出せないでいるとか。どうするべきかアドバイスを求めています。

目次

・話し合ってみないと、彼の考えは分からないけれど……
・「一緒に人生を歩みたい理由」が、お金以外にもあるはず
・これまでより、「これからどうするか」のほうが大事かも?

35歳でほぼ貯金ナシ…。私はこれで結婚できるでしょうか?

© Teodor Lazarev - Fotolia.com


話し合ってみないと、彼の考えは分からないけれど……

結婚において「お金」を重んじる程度は、人によってかなり違います。極端な話、相手の貯金が0円でも結婚を決める人もいれば、数百万ほどあっても、「年齢にしては少なすぎる」「無駄遣いしそうな相手は嫌だ」と判断し、結婚を取りやめる人もいるでしょう。

交際中の彼は、大手企業に勤続20年でずっと寮住まい、車を持っていて趣味はなく、しっかりした性格とのこと。
「おそらく彼はそれなりの貯金をしているだろう」と考えられるために、トピ主さんは自身の貯金額が少ないことに負い目を感じているようです。

でもそれは、一方的な推測ですよね。奨学金を返している、親や親戚に経済的な援助をしている、内緒の趣味があるなどの理由で、「彼も実は貯金が少ない」なんて可能性もゼロではありません。

推測の域であれこれ考えたところで、相手の金銭事情や価値観は知りようがない――。つまり「気になるならば、話し合ってみるしかない」ということです。

こちらの事情を正直に言えば、「僕がそれなりにあるから大丈夫だよ」とあっけらかんと解決するかもしれないし、「じゃあ、結婚生活は質素に始めよう」「僕が家計を管理するよ」となるかもしれない。あるいはトピ主さんが危惧しているように「お金を貯められない女性は嫌だ」と言われ、破断になるかもしれません。

仮にそうなったとしても、貯金額は変えようのない事実ですし、今すぐ増やすこともできないですよね。
伝え方や話し合いでの工夫はできますが、貯金額が理由で結婚を拒まれるなら、「今のこの自分」を彼が受け入れなかったのだから仕方ない、と開き直る気持ちも持っておくほかないように思います。

「一緒に人生を歩みたい理由」が、お金以外にもあるはず

「新卒で就職に失敗して、派遣やバイトを転々として現在3社目」「ボーナス・保険・残業代なし(年収350万)」「一人暮らしで2度引っ越しもしているためカツカツの生活」というトピ主さん。

ひとり暮らしで援助も受けず、自分で自分の生活を支えてこられたようですね。その時々で自分なりに頑張ってきた自負があるならば、そう恐縮せず、自分の過去や人生に胸を張っていきませんか。

結婚相手に求めるものは、本当に千差万別です。お金の価値観を気にする方は少なくないですが、「きちんと普通の生活ができる」「自炊や家事をする」「極端な浪費をしない」といった部分を相手に望む人もいますし、「上手にお金を使って人生を楽しんでいること」や「前向きな気持ちで働いていること」のほうを評価する人もいます。

貯金はあればあったで助かるでしょうが、彼がトピ主さんを選んだ理由は他にもあるはず。謙虚さはトピ主さんの美点だと思いますが、必要以上に卑屈にならず、しっかり自尊心は持っておきましょう。


これまでより、「これからどうするか」のほうが大事かも?

お金の事情は、信頼できる相手にしか開示しづらいもの。付き合いの浅いカップルの場合、慎重になったほうがいい場面もあるとは思いますが、トピ主さんたちの場合は相談所で知り合い、具体的な結婚話も進行中のようですし、話してみても問題はないように思います。

その際には、「貯められなかった理由」や「これからの意思」も併せて伝えてみるといいかもしれませんね。「私はこういうことにはお金を使うけど、こういうのには使わない」「貯金はないけど、今後も働き続けるつもり」「一人暮らしではなくなる分、今後はこういうやりくりの工夫をしたい」などなど。

美容や外食、趣味分野など、何かに無駄遣いをしている自覚があるならば、これを機に止めるのもひとつです。結婚にかかる費用の大きさを考えると途方もなくて涙が出る…とのことですが、折半するならば、旅行や指輪、新居のランクを下げるなどの工夫をするのみです。

なんにせよ、ない袖は振れないのですから、「悩んでも仕方ない。これから精一杯やりくりしていこう!」と前向きな心持ちに変えていきましょう。


それに、今時点の貯金額よりも、「働き続ける意思があるかどうか」のほうが、トータルで見れば家庭の経済力に影響します。仮に彼がお金をうるさいタイプだとしても、貯金額より、働く意思があることのほうを歓迎するかもしれません。過去は仕方なくとも、「これからのこと」ならば変えようがある、という点は覚えておきましょう。

いずれにしても、「結婚後の生活とお金」は夫婦にとって非常に重要なトピック。「この話題を避けていたら、結婚生活はうまくいかない!」と腹を据え、トピ主さんが気になっているならば、落ち着いて、まずは彼と話し合ってみてはいかがでしょうか。
(外山ゆひら)

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