とくに若いうちは、淋しいから身近にいるひとと恋愛をするとか、セックスをするとか、そういうことがあるように思います。オトナになれば、そういうことがなくなるのかと言えば、そうでもなく、淋しさを原動力に恋愛をしているひともたくさんいます。
ただ、若いころに比べて、淋しさの表現のしかたがうまくなるので、一見して淋しさを原動力にしていないように見える(自立しているように見える)オトナは多いように思います。本当は淋しいんだけど、淋しくないふりができて、身のこなしがそれなりに見栄えがするものになる・・・・・・オトナになると、そういうことが可能になったりするわけです。
■淋しさを消そうと思わないこと
淋しいから恋愛をしたり、セックスをしたりしている女子のなかには、とにかくじぶんが抱えている淋しさをどうにかしたい、不必要に燃え盛っている炎をだれかに消してもらいたいと、必死になっているひともいるかと思いますが、淋しさはそう簡単に消えないようになっている。
だから、淋しさと真っ向から向き合う、いわゆる「VS」の関係ではなく、淋しさと並んで座って、おなじ方向を見る、つまり、じぶんが抱える淋しさを認める・・・・・・こんな関係をつくっておいたほうがいいように思います。