彼は「恋愛によって自分を変えたくない」と思っているという事実
という風潮がある、ということです。
■それってどうなの?
べつの項でも再三書きましたが、恋愛って、それまでの価値観が180度覆るようなものがステキであって、恋愛をする前も後も、価値観がさして変わらない恋というのは、どうなんだろうと思いますが、それでも今の世の中、男たるもの恋(ごとき)で、価値観が変わるようではちょっと・・・・・・ということなのでしょう。
だから、ある種の映画やテレビドラマなどで、恋をしたら恋に生きる(彼女に生きる・奥さんに生きる)決意をした男が、「美談」として取り上げられるのでしょう。それはつまり「珍しい」生き方だから。
■女子が理解しがたい男の世界
べつの例を挙げるなら、結婚後、奥さんの転勤に着いてゆく旦那、というのは、まだまだレアでしょう?奥さんのほうが、3年に1度の夫の転勤にだまって従うケースはよくありますよね。
これは男尊女卑みたいに見えるかもしれませんが、この世の中の男の思考として「男たるもの恋によって自分を変えるべきではない。男ありきで、男が恋を(家庭を)支え、男がそれを支配すべし」という考えがあるのでしょう。
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そして、男には男の世界があるので、どんなに若くて女子に敬意を抱いている柔軟な思考を持っている男であっても、やがて「長いものに巻かれ」