恋愛情報『「どうでもいいこと」まで知りたいのが恋:よろず女子百景(1)』

2016年9月27日 18:00

「どうでもいいこと」まで知りたいのが恋:よろず女子百景(1)

目次

・何でもないことでも知りたくなるのが、恋
・どうでもいい質問で分かった、どうでもよくない彼の本心
・百年の恋も冷め<させられた>恋の引き際
・どうでもいいことを聞かれて嬉しいのもまた、恋
「どうでもいいこと」まで知りたいのが恋:よろず女子百景(1)


全部、恋のせい。

スマホを握りしめたまま床に転げまわって身悶えしたり、「それってどういうこと!?」と鼻息を荒くしたかと思えば、ポロッと涙がこぼれたり・・・・・・。

そう。どれもこれも全部、恋のせいだ。

それでも、涙越しに見渡す景色はキラキラと輝いて。

恋に振り回される女ゴコロは、どこかやるせなくて、不憫で、いじらしい。

そんなせつなくていとおしい恋の風景を、脚本家でエッセイ・コラムニストの大島智衣さん(@ohshima_tomoe)がココロ向くままにつづります。

■何でもないことでも知りたくなるのが、恋

「この人と一緒にいられたら私は、いろんなことを上手にやれる気がする」

そう不思議と思ってしまった時から私は“彼のことを好きな女子”になった。


それなのに。たったひと言のせいで恋する女子の風景は変わってしまった。



とても好きだけど、そうとはまだ伝えられずにいた彼と3度目のご飯を食べてバイバイした帰り道に、嬉しくて、楽しくて、私は初めて彼に電話をした。

とりとめのないことをつらつらと、ホクホクと、一生のうちで今が最も幸せな時間!とばかりにウカれて声を上げては、喋りつづけた。

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