ダイエットには腸が大切!腸を刺激して「痩せホルモン」を出す食べ物とは?
■痩せホルモンとは?
通称痩せホルモン「GLP-1」は、消化管ホルモンで消化管に入った炭水化物を認識して分泌されるホルモンです。GLP-1は、インスリンの分泌を促すだけでなく、血糖値を上げるホルモンの分泌を抑制して、血糖値の上昇を抑えます。血糖値が急上昇しなければ、急降下することもありません。血糖値が安定することで食べた物が脂肪として蓄積されるのを防ぐ効果があります。このほか、食べた物を胃からゆっくり排出させる作用や、満腹中枢を刺激して食欲を抑える効果もあります。
■腸を刺激して痩せホルモンを出す食べ物2つ
(1)食物繊維
痩せホルモンGLP-1を分泌するのは、小腸から大腸にかけて存在するL細胞です。そこを刺激することで痩せホルモンが分泌されやすくなります。食物繊維は、大腸に入ると腸内細菌によって分解され、L細胞を刺激して痩せホルモンの分泌を促します。
(2)EPA
サバやイワシなどの魚介類に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)にも、痩せホルモンの分泌を促す効果があります。L細胞には、EPAの受容体があり、L細胞にEPAが入ると痩せホルモンが分泌されるからです。
■食物繊維の多い食べ物ベスト10
(100g中)
1位きくらげ(乾)57.4g
2位ひじき(乾)43.3g
3位昆布(乾)37.1g
4位海苔(乾)36g
5位インゲンマメ(ゆで)13.3g
6位おから11.5g
7位大麦9.6g
8位オートミール9.4g
9位納豆6.7g
10位モロヘイヤ5.9g
■EPAの多い魚ベスト10
1位サバ水煮缶2370mg(メーカーにより異なる)
2位いくら1613mg
3位マグロ(トロ)1450mg
4位イワシ1171mg
5位ハマチ984g
6位イワシ水煮缶949g
7位ブリ940mg
8位秋刀魚885mg
9位ニシン874mg
10位鰻587mg
■食べ方
食物繊維は、1日20gを目安に摂ると良いでしょう。EPAは、サバ缶やイワシ缶などの摂りやすい食品がありますから、1日1缶を目安に食べると良いですね。痩せホルモンを早めに分泌させて満腹中枢を刺激するためにも、食物繊維やEPAを含む食べ物から食べて下さいね!
■おわりに
食べるだけで痩せホルモンが分泌されるなんて、魅力的ですよね。
食物繊維は、腸内美化に役立ちますし、EPAは、生理痛の予防や目の乾きにも効果的。どちらも、痩せホルモンだけでなく、美肌女子にもダイエット女子にも必要な栄養素です。沢山食べて、スリムな美ボディも、美肌もゲットしましょう!
(岩田麻奈未/ハウコレ)