ゾクっときたら!風邪をひいた時の東洋医学的・養生法
風邪は「ひきはじめが肝心」だと言われています。
インフルエンザなどの特別なウイルス性疾患ではない、寒気からはじまる風邪をひいてしまった時に自分ですぐにできる、効果的な風邪の治し方を、薬膳師であるマダム晴子が風邪の段階別にご紹介致します。
■1.寒気がしてきたら、生姜とネギのスープを飲んで寝る
寒気からはじまる風邪をひくと、高熱が出る前に、背中から首筋にかけてゾクゾクと酷い寒気がしてくるものです。人によっては頭痛、透明の鼻水などが出てくるケースもあります。
身体を中から温めるために、生姜と白ネギ(長ネギの白い部分)をたっぷり入れた熱々のスープをたっぷり飲み、暖かいベッドに入ってすぐ寝てしまいましょう。
■2.発熱したら、黒砂糖湯を飲んで汗を出す
生姜と白ネギのスープを飲んで眠っても、熱が上がってきてしまった場合、ここで市販の風邪薬や解熱剤を飲むと、一時的に熱は下がりますが風邪の原因を身体の中に閉じ込め、退治することができないまま温存することになります。
発熱してしまった時は、削った黒砂糖に熱湯を注ぎ、しょうが汁を少々加え、熱いうちに飲むのが効果的です。黒砂糖が身体を中から温めて汗を出します。