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もし、友達が落ち込んでいたり、元気がなかったら、あなただったらどんな言葉をかけますか?私は、周りから気分のバロメーターが丸見えのようで、落ち込んでいるときに会う人みんなに「疲れているでしょ〜」「具合悪いの?」「すっぴん?」(最後の言葉に関しては永遠の謎)とよく言われます。心配してくれているそんな一言に、なぜか悲しくなってしまいます。13回目となる【Politically Incorrect Dictionary】は、「疲れているでしょ〜」という一見優しいこの言葉について考えていきましょう。【Politically Incorrect Dictionary】は、は、Be inspired!編集部が「社会的にNG」な言葉/コンセプトを集めて作った辞典。「社会的にNG(politically incorrect)」とは、簡単に言えば、政治的、経済的、文化的背景から「それどうなの?」と思ってしまうこと。知らないうちに、誰かを傷つけてしまうかもしれない言葉について、フューチャーしています。“Political Correctness”は欧米で、政治の場から日常まで頻繁に議論されるテーマです。毎回お伝えしますが、この辞書が絶対的に正しいわけではありません。「それは違くない?」という反論や批判は、大歓迎です。みんなが生きやすい社会にするために、一人ひとりが考え、自分が発する言葉を吟味することが大事だと思っています。この辞書がそのきっかけになればいいなと思い、この辞典は生まれました。
2017年12月09日ブラジルのファベーラ(スラム街)といえば、ギャングや麻薬組織の温床となっている貧困地区であり、頻繁に起こる銃撃戦などの話題に事欠かない。しかしそのすべてが、絶対に足を踏み込んではいけない危険地帯というわけではなく、観光ツアーが組まれるようなファベーラも存在する。観光といえばブラジル随一の都市、リオデジャネイロにあるファベーラの数は1,000を超え国内でも最大規模を誇り、無数の家々がひしめき合い住人が闊歩している。そんなリオのファベーラの一つ、「Morro da Mineira(モーロ・ダ・ミネイラ)」に、振動を電力に変えるユニークな発電方法を世界各国に提供しているPavegen(ぺーヴジェン)社と、石油会社のShell(シェル)社の協力のもと作られたのが、今回紹介する名もないサッカーコートだ。
2017年12月09日欧米諸国から日本は「xenophobia(ゼノフォビア:外国人嫌い)」と言われることが多い。人種の多様性が高くないため「外国人とどう接していいのかわからない人」が多いと言った方が正確かもしれないが。そんな日本で外国人として住むことはどんな感じなのだろう?社会問題に焦点を当てた映画を紹介する『GOOD CINEMA PICKS』で今回は、世界中で歴史的に人種差別の対象となってきた「黒人」の日本での体験にスポットライトを当てたドキュメンタリー『Black in Tokyo 東京の黒人』を紹介する。Photo via Melanin Unscripted東京在住の4人の「黒人」に聞いた、日本のイメージとは『Black in Tokyo 東京の黒人』の監督の名はAmarachi Nwosu(アマラーチ・ノースゥ)。20歳のときに学業のために日本に住んでいたというノースゥは“他になかったから”東京に住む「黒人」をドキュメントをすることを決める。動画は彼女が立ち上げたビジュアルプラットフォームMelanin Unscripted(メラニン・アンスクリプテッド)で投稿されている。メラニン・アンスクリプテッドは既存の人種に対するステレオタイプを分解するビジュアルプロジェクト。バックグラウンドに関係なく、ユニークな個人や次の世代のためにカルチャーを切り開く人々のストーリーを発信することで、情熱を追いかける人々をインスパイアする。「外国人にどう接していいかわからない人」が多い日本で、「黒人」としての日常はどんなものなのか。ノースゥがインタビューした東京在住の4人の「黒人」が話した日本は、予想とは少し違った。※動画が見られない方はこちらブラックカルチャーをリスペクトする日本人Bボーイ、ブラックミュージック、ドレッドヘアーの日本人…。海外では他者の文化を知識のないままファッションに取り入れたりする文化盗用が国際的に問題視されているなか、日本で人気のブラックカルチャーは大丈夫なのか?ヒヤヒヤしてしまう。しかし映画のなかの4人はポジティブに受け取っているという。Photo via Melanin Unscriptedそれは、ブラックカルチャーが好きな日本人は深く学び、リスペクトし、カルチャーを純粋に愛していることが彼らに伝わっているから。アフリカ系アメリカ人の男性は、アメリカにいるときはブラックカルチャーを消費する人たちを文化盗用だと冷たい目で見ていたが、日本に来て見方が変わったという。人種に対してセンスティブなアメリカからきて、日本の「ブラックミュージック」っていう音楽ジャンルについて聞いたときは、なんだよそれって思ったけど、時間がたつにつれて、ネガティブなことなんてひとつもなくって、リスペクトだけがあるってことがわかったんだ。日本で美容院を営むアフリカ系の男性は、日本人にドレッドヘアーを広めようと積極的だと言う。そこに「リスペクト」があれば、たとえ他者のカルチャーを身にまとっても一概に文化盗用と言えないのかもしれないと考えさせられる。Photo via Melanin Unscripted「日本に来る外国人は日本語を勉強しなければならない」日本でラッパーとして活躍している男性は、日本語を勉強してから暮らしがガラっと変わったという。日本人のアーティストはコラボしづらいという海外からきたアーティストに対しては、「そういう奴に限って日本語を学ぶ努力を一切してない」と言い切る。アーティストとして活動している女性も、「日本語を学ぶことは日本の文化を学ぶこと」と話し、日本語を話せるようになってから日本の生活が変わったと言う。美容室の彼は、一言。「日本に来たい外国人のみんな、まず落ち着いて。日本の文化と日本語を学ぶんだ」Photo via Melanin Unscripted広告には白人ばっかりだから黒人のイメージがなくてもしょうがないそれでも日本の既存の「黒人」のイメージが偏っていることは否定できないだろう。それについては、「原宿、新宿、渋谷の街の広告を見れば金髪・青い目の白人ばかりだからしょうがない」と言う映画のなかの男性。「黒人」をバスケの広告以外の場でも見れたならことは変わるだろうと彼は付け足す。黒人の俺たちは他の人種と比べても、特に自分たちで意識的にイメージを作り変えていかないといけないんだ。Photo via Melanin Unscripted決して正当化しちゃいけない、日本の“外国人嫌い”というイメージ日本の“外国人嫌い”のイメージからすると「東京の黒人」についてのドキュメンタリーと聞けば、人種差別についてかと思ってもおかしくない。しかし、『Black in Tokyo 東京の黒人』は日本に対してポジティブな視点を持った人々の姿が映し出されていた。これで、日本の“外国人嫌い”なことが正当化されるわけではないし、存在する人種差別を無視していいというわけではない。でも、外国に行ったら現地の文化や言語を学ぶ努力をするべきという普遍的なレッスンが学べることや、日本に住むことを前向きに捉える人々のストーリーを知って、何か希望が見えたような気がするのも事実である。***Amarachi NwosuWebsite|Instagram|TwitterMelanin UnscriptedWebsite|Facebook|Twitter|YoutubeAll photos by Amarachi NwosuText by Noemi Minami ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!4作目:「いいね!」のために生きている。恐ろしいSNS社会の将来を暗示する映画『ザ・サークル』。|GOOD CINEMA PICKS もし自分の生活が24時間、一千万人以上の人間にカメラで監視されているとしたら?今は、考えるだけで恐ろしいと思う人が大多数ではないだろうか。しかし、それが私たちの未来かもし...
2017年12月08日こんにちは!池尻大橋からALL YOURSというお店でDEEPER’S WEARというブランドを取り扱っている、木村 昌史(きむら まさし)がお送りします。▶︎過去の連載記事はこちらから。1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11CAMPFIRE内でチャレンジしたクラウドファンディングは現在8ヶ月目に突入。1324人の方にご支援をいただき、約3000万円を調達することができています。そして、僕らが起業してから行ったクラウドファンディング全てで、約2000人の方にご支援をいただき、3600万円もの金額の調達額になってきました。この結果は、僕らだけじゃなし得ない。ファンの方の支えがあって、毎回の積み重ねがこの結果になっています。本当にありがとうございます!フォロワー数なんて関係ない。無名でも成功できるプラットフォーム最近クラウドファンディングのことで、いろいろ相談をいただいたり、トークイベントに出させていただくことが多くなってきました。こんなにフラットで誰にでも解放されていて、参加できるプラットフォームなんだから、みんなが使ったほうがいい。そんな思いで、自分が思ってることから、ちょっとしたコツまで、話せることは全部話します。自分たちがどんな想いでやっているかも。取材やトークイベントのご希望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。こちらのEメールアドレスまで。(笑)そして、このプラットフォームが面白いところは「有名だから支援が集まる」訳ではないというところ。誰だってチャンスがあるのだ。でも、どんなプロジェクトでもサクセスする訳じゃないってことも確かだ。共同代表の原さんと僕。意外とみんなできてない、3つのこと。じゃあどんなプロジェクト、コンテンツがサクセスするんだろう?僕なりの所見はこんな感じだ。①話したくなる、ストーリーがある。②相手のことを考えている。③自分も欲しくなる。自分たちのやりたいこと、実現したいこと。そういうのはだいたい全部素晴らしいし、アイディアとして面白い。でも、上の3点を全て満たしているものって、意外にも少ないみたいです。①話したくなる、ストーリーがある。オールユアーズストアにて。Photo by rainbowsokoこれって、直接的に言うと、クラウドファンディングで支援してくれた人にお返しする「リターン」に繋がってくるんです。素晴らしいプロジェクトで応援したいんだけど、欲しいリターンが無くて迷ってるうちに募集期間が終わってしまうプロジェクトって、結構ある。そう、素晴らしいアイディアでも、相手が欲しくなる。受けたくなるサービスがないと、共感している人が応援できなくなってしまう。そんなこともある。これは僕らも悩んでいて、多すぎてもわかりにくいし、少なすぎても選択肢がない。そもそも、ちゃんと受け手のことを考えているリターンか?とか、その辺は僕らも今、試行錯誤している途中だ。実際のところ、なーんとなくはわかってきたかも。って感じではある。まずは、身近な人が喜んでくれそうなリターンを考えてプランを立てている。③自分も欲しくなる。時は経ち、いつのまにか「ジーパン」は様式美に囚われてしまい、古いものを再現したり、「ヴィンテージっぽい色落ち」という、経年変化の競争に陥ってしまいました。ステッチのディテール、リベットのディテール、本当に細かいディテール…とても小さな「差異」での「差別化」しか、そこにはありません。名だたるジーンズブランドのすべてが、この価値観の中に存在しているのです。最高のソリューションだったはずの「ジーパン」はいつしか、懐古主義に陥っているのだ。そう思いました。その価値観は否定しないし、素晴らしいカルチャーであり、僕もその美しさには魅了されます。 でも思い出してください。そもそもジーパンは何のために生まれたのかということを。元々のジーパンは色落ちを楽しむものではなく、作業着であり、機能服であり、生きるためのユニフォームだったはずです。そう、ジーパンの本質は「細部にこだわったディティール」でもないし、「色落ち」じゃない。 人々をストレスから解放すること。大きな夢を見て精一杯働く、名もなき労働者たちのためのユニフォームであったはずです。 それがジーパンの本質であるとオールユアーズは考えます。そして、それこそが、「インターネット時代のワークウェア」を志向するオールユアーズの命題です。ジーパンを発明した人が、今、新しいパンツを作ったら?ヤコブ・デイビスが、リーバイ・ストラウスが今、新しい時代のワークウェアを作ったら?現代のワークスタイルに合わせた、最高のソリューション。きっとこんなパンツを作るでしょう。 それが、全く新しい発想で「ジーパン」を再発明した、「パンジー」なのです。
2017年12月08日WHERE IN TOKYO今回紹介するのは、2014年11月に田園都市線沿いの駒澤大学駅にオープンした「Brooklyn Ribbon Fries “KOMAZAWA”(以下、B.R.F)」。表参道のCOMMUNE 2ndや原宿にも系列店があるが、駒沢店が唯一の路面店で他の店では味わえないメニューも多々存在するという。B.R.Fプレスの鳥居さんに、お店のオススメの一品や、お店のコンセプトなどを聞いた。店長の平子さんとプレスの鳥居さんWHAT’S GOODーオススメの一品を教えてください。「ORIGINAL BURGER SET」です。B.R.Fの自慢のハンバーガーとリボンフライ(後ほど説明します)のセット!ORIGINAL BURGER SETとジンジャーエールーなぜですか?バーガーのバンズも、ポテトフライもお店のこだわりが詰まっているからです。自慢のバーガーバンズは、学芸大学にある「BOLSO」という仲の良いパン屋さんに作ってもらっています。ローカルに根ざして、一個一個大事に焼き上げてくれる信頼のできるパートナーとのコラボレーションは、自信を持って伝えることができます。そして、何と言ってもB.R.Fを立ち上げたKiyo Shinokiがアメリカのフリーマーケットのフードベンダーで見つけたジャガイモをスライスする特別な機械で調理して揚げた、ポテトフライ、通称「リボンフライ」も自慢の一品です。螺旋状のこの形は、食べているだけで楽しく、その場を明るくしてくれます。代々木上原にある「テコナベーグルワークス」のベーグルと「HAPPY NUTS DAY」のピーナッツバターのコラボレーションのメニューです。駒沢のお店がオープンする時に、僕らが大好きな二つのローカルブランドに交渉して実現しました。自分たちの大好きなものを、お客さんにオススメできることほど幸せなことはないですね。CONCEPT & PHILOSOPHYーお店のコンセプトはなんですか?単刀直入に言いますとコンセプトは「ポテトとジンジャーで世界を平和にする」です。ポテトとジンジャーというシンプルな食材で、「最⾼に美味しい食」を生みだし、世界に笑顔をたくさん創りたいです。CHANGE SOCIETYーお店を通じて、どんな風に社会を変えたいですか?僕が日々スタッフに共有していることは、「B.R.Fはただのポテトフライ屋ではない!」ということです。じゃあ何なの?って話ですが、僕らは創ることへの探究心である「クラフトマンシップ」の集合体なんです。「BOLSO」のパン、「テコナベーグルワークス」のベーグル、「HAPPY NUTS DAY」のピーナッツバターなど。そんなクラフトマンシップを突き詰めたローカルフードブランドと手を組み、お客さんに提供していることも、他のお店ではないB.R.Fらしいユニークな取り組みだと思います。クラフトマンシップ。そう横文字で言われると「難しそう」とか「壮大だ」と感じる人もいると思います。でも、実は大それたことではなくて、僕らにとってのクラフトマンシップは、ただ目の前の人を「あっ!と驚かせたい」とか「おもいっきり笑顔にしたい」という精神のことなんです。そして何よりそのことで、「自分の心の真ん中が 『楽しい』でいっぱいになること」も大事だと思っています。僕らB.R.Fにとって、そんな目の前の人を驚かせ、笑顔にさせるツールがリボンフライとジンジャーエールなんです。自分を愛し、目の前の誰かを愛し、地元を愛する。そんな愛で溢れたクラフトマンシップの精神がこの世界に増えたら、めっちゃ楽しい未来が待ってると思いませんか?僕らはこれからも「ローカリズムを育む誇り高きクラフトマンシップ」 を大切にするクラフトフードブランドとして、ポテトとジンジャーで世界を平和にします!絶対叶えます!Address:東京都目黒区東が丘2-14-11Tell: 03-6413-8185営業日:DAY TIME[Tuesday to Friday]11:00 – 17:00(L.O.16:30)[Saturday to Sunday](予約不可) 11:00 – 17:00(L.O.16:00)AT NIGHT[Tuesday to Sunday]18:00 – 22:30(L.O.22:00)CLOSED: MONDAYAll photos and text by JunーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!14店目:「ジャンク・オーガニック」がコンセプト。フードロスを活かした、食べ過ぎても“罪のない”お菓子屋さん、BROWN SUGAR 1ST. | フーディーなBi編集部オススメ『TOKYO GOOD FOOD』 フェアトレード、ダイレクトトレード、オーガニック、ベジタリアン、ビーガン、ゼロウェイスト、昆虫食、未来食…。東京の街に日々増えていく、お腹をただ満たすだけではない...
2017年12月07日ムスリム(イスラム教徒)と聞くと、どこの地域に住んでいる人を思い浮かべるだろうか?サウジアラビアなどアラブ諸国を思い浮かべる人は多いかもしれない。だが、アラブ諸国にいるムスリムは一部にすぎず、ムスリム人口が最も集中しているのは南〜東南アジア。そして世界一のムスリム人口を誇るのはインドネシアで、人口2億5000万人のうち9割がムスリムなのだ。(参照元:ハラル・ジャパン協会)Be inspired!が日本で暮らすムスリムの若者たちに「ぶっちゃけ話」を聞くシリーズも3回目を迎えた。今回インタビューに答えてくれたのは、インドネシア出身で現在日本に住んで5年目のアマンダ。彼女も「私イスラム教徒だよ」と話すと、「そう見えないね」と言われるそうだ。東京ストリートを楽しむ平成生まれのムスリムに聞いた、ぶっちゃけ話。▶︎VOL.1 「イスラム教に無知な日本人へ」。VOL.2 メディアはイスラムを偏向報道している。ムスリムとは、イスラム教を信仰する人(イスラム教徒)のことをさす。7世紀にムハンマドが開祖となったイスラム教は、唯一神アッラーを信仰し、啓典は『コーラン』。1日5回メッカの方角へ向かって礼拝をし、イスラム暦の9月である「ラマダーン」には日没まで断食をすることが特徴で、断食には自身を清める以外に貧者の立場に立つという意味がある。また、不浄な動物とされる豚肉を食べることや飲酒などが禁止されている。 ー神様はムスリムにとってどんな存在ですか? イスラムへの信仰は、私が自分で選択したものではなく、イスラムの環境に生まれていつの間にか信じるようになっていたもの。なので私からしたら神様を信じることは、空が青いくらいの感覚。だからすごく説明しづらいけど、自分が弱っているときになぜか心の中に神様がいるような感じ。神様はどんなときも見ていてくれて、不思議と苦しいときも悲しいときも安心させてくれる存在。イスラムだけじゃなくてほかの宗教も、最終的に帰る場所として機能してることもあると思う。心を穏やかにしたいときに慣れている祈り方があれば落ち着く人もいるだろうし、神様は落ちるときの最後に持つところみたいな、そんな感じに思っている信者も少なくないと思うかな。
2017年12月06日海外旅行に行って現地の店員さんがとてもにこやかでフレンドリーだったり、地元のおじさんが気さくな笑顔で話しかけてきて道案内をしてくれたというような経験はあるだろうか。その時の彼らの笑顔を思い浮かべてみると、日本人がする笑顔より“大きい”かもしれない。もちろんそれはその人の人柄や感情を表しているだろう。しかし実際は想像するよりも複雑で、全く違った理由も含んでいる。笑顔という表情はそれぞれの国の文化的背景によって異なるのだ。アメリカ人が表情豊かな理由そして表情が言葉を持たないからこそ、それらが何を意味し、また人がどう解釈するのかを知っておく必要がある。文化の違いにおける笑顔の役割についての研究では、アメリカやカナダなど移民の多い国の人々は笑顔を「幸福、友好的」であると受け取る傾向にあるが、日本のように移民の少ない国では「服従」と捉える傾向があることを示している。笑顔の受け取り方の違いはそれぞれの国の文化と大きく関わっているといえる。アメリカの大統領と中国の首席の笑顔の写真を比べるてみたとき、アメリカの方が笑顔が大きく、口角がグッと上がり目尻にシワがよっている。(参照元:You Are Here)アメリカでは立場が上であるほどより大きな笑顔を表す。例えば、生徒と教師の関係の場合、生徒より教師の方がより大きな笑顔を表す。一方で中国の方は口を閉じ微笑んでいるような笑顔だ。アメリカではリーダーが積極的に笑顔を見せるのに対し、中国など移民の少ない国ではあまり笑顔を見せない。日本も同様に社会的立場が上の人の方が笑顔を見せることは少ないだろう。うまく会話しようとしなくてもいい
2017年12月05日「俺たちに価値がある、俺たちは透明人間じゃない、俺たちにも“声”があるって感じさせてくれた」。これは一人のホームレス役者が英国で25年以上続いているホームレス劇団『Cardboard Citizens』について語った言葉だ。“ダンボール市民劇団”と訳されるこの団体は演劇やワークショップ、ホームレスの子どものためのプログラム『ACT NOW』の運営を行い、帰る場所のない人々に居場所を与え続けている。女優ケイト・ウィンスレットやロリー・キニアなど一流俳優たちがアンバサダーを務め、社会のなかで透明となってしまったホームレスの“声”を劇場を超えて人々に届けている。社会から何らかの理由でこぼれ落ちてしまい、衣食住の確保も精一杯な人々が「本当に必要としているもの」をCardboard Citizensは知っているのかもしれない。Photo by Firdausie Taniya Kamal社会復帰への大きな見えない壁ホームレスが困難するのは、「服がない」「食べれない」「家がない」という物理的な問題だけではない。社会のなかで人々に対等に扱われず、“透明人間”となり「自尊心が持てない」ことがホームレスの大きな傷となり、彼らの社会復帰を妨げているとCardboard Citizenのメンバーは話す。ホームレス問題は「家がない」ことだけではありません。人が人生を立て直すためにはインスピレーションが必要なんです。他の人と協力して何かを作り上げる機会が与えられ、そこで自分のベストを行い、美しいものの一部になるという体験が人には必要なときがあるんです。共に働き、助け合い、傷を分かち合った劇団はまるで、家族のような存在となる。そして居場所や仲間、学びやチームワークから得た自信はホームレスだった人々の将来の大きな力となる。他の人の力になりたいAll photos via Cardboard CitizensText by Noemi Minami ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“炊き出し”なんて時代遅れ。ホームレスに「タダで食事を与えない場所」が日本にも必要な理由。 米オレゴンのポートランドには、週5日手作りのヘルシーランチを30年前から変わらない、たった約170円($1.5)で提供しているカフェが存在する。その名も「シスターズ...
2017年12月04日今年は狂乱の「Black Friday(ブラックフライデー)」が無事に(?)終わったらしい。今のところ事故の報告はない。Eコマース市場が過去最高の売り上げを記録したというから、これからはその主戦場がネットの海に流れていくのだろう。正直な話、「SALE」の4文字は魅力的だ。「いつもより安い!→買わなきゃ!」の反射に抗うのは難しい。でも、ふと我にかえり、「これ買う必要あった?」と自問する瞬間が決まって訪れる。「本当に必要なものはなんだろう」なんてことまで考えてしまう。そんな気持ちを代弁するかのように、米アウトドア用品大手「REI」が3年前に体を張って仕掛けた試みがある。なんとブラックフライデーに、アメリカ中にある店舗とオンラインショップを(強制的に)閉店させたのだ。そのうえで、スタッフにその日の分の給与はしっかりと払い、さらに「アウトドアへ出かけよう」とメッセージを送った。これが今も続くBlack Fridayへのカウンタームーブメント、「#OptOutside」(オプト・アウトサイド、アウトドアの選択)の始まりである。※動画が見られない方はこちらブラックフライデーの新しい伝統を作ろうとするパンクな人々。このムーブメントの反響は大きく、REIに追随する会社が続々と現れ、ついにその数が170を超えたのが2015年の#OptOutside。「ブラックフライデーの新しい伝統を作ろう」という彼らの呼びかけに消費者も応じ、初年度は140万人がアウトドアに出かけ、現在までに620万もの#OptOutsideがつけられたポストがSNS上に投稿されている。REIは2016年も#OptOutsideを継続し、今年ももちろんブラックフライデーには全店舗閉店を敢行。また、アメリカの16州が州立公園を無料で解放し、消費からの一時離脱を訴え、SNSには志を共にする仲間たちの投稿であふれかえった。(参照元:gear junkie,REI)Today I decided to #OptOutside for #blackfriday. Here’s a shot of a fellow rock climber on some beautiful sandstone. pic.twitter.com/qRKq2GIp4V— Rob Jensen (@RobWJensen) November 25, 2017 私はブラックフライデーに#OptOutsideをすることに決めました。この写真は美しい岸壁と友人のロッククライマーです。Yesterday at sunset I felt like I was standing at the edge of the world @DeathValleyNPS. This is at Dante’s View.#travel #OptOutside pic.twitter.com/0d6QXm1SyO— Stephanie Forrer (@StephSForrer) November 25, 2017 昨日の夕方私は世界の端っこに立っていたの。ここはダンテスビュー(デスバレー国立公園随一のビュースポット)。#OptOutsideYou ditched the Black Friday madness to #OptOutside. Thank you for sharing the day with us. Here are some of the sweetest moments.Photos: Instagram's williamsgowild, freebrd78, lotzak and helloitshudson pic.twitter.com/69D0JmlvGf— REI (@REI) November 25, 2017 あなたは狂気のブラックフライデーから#OptOutsideに逃げました。そこでの思い出を共有してくれてありがとう。いくつかの素敵なひとときを紹介します。 同ムーブメントは海を越えて波及。ノルウェーでは無駄な消費を控え、古着を寄付したり自分の時間を過ごそうという「Green friday(グリーン・フライデー)」が勃興しつつあり、ブラックフライデーにあえて何も買わないカナダ発の「buy nothing day(バイ・ナッシングデー)」は今年で25周年を迎えている。(参照元:YAHOO! JAPAN ニュース, Adbusters)日本はもとより世界的に好況とは言えない昨今、物を売るために業界がとった手段の一つが「イベントの常態化」である。正月が終われば節分の恵方巻、節分が終わればバレンタインというように、一年中次から次へとイベントを取り上げ、それに関連した商品を売る。最近日本ではハロウィーンが定番化したが、これは「土用の丑の日」から続く古典的な商法の一つだ。しかし消費のためにイベントを消費し、同業を出し抜こうとセールの開始日を少しでも早く設定する現状は、ちょっとやりすぎなんじゃないか?実はブラックフライデーも消費されつつあり、「ブラックフライデー・ウィーク」や「ブラックフライデー・ウィークエンド」なんて笑えない状況に陥りつつある(“消費のための週間”ってまさに狂ってない?)。(参照元:BUSINESS INSAIDER JAPAN)
2017年12月04日従来のブランドのように、「伝統的なファッションアイテムから着想を得て、安い労働力で大量生産する」のではない。若者たちがインドの熟練の職人たちとともに作り続ける、社会や環境を大切にしたサンダルとはどんなものだろうか。「服をただ着るのではなく、マニフェスト(宣言)として着よう」というモットーを持つBe inspired!は、編集部がセレクトしたブランドの詰まった「人や環境、社会に優しく主張のあるWARDROBE(衣装箪笥)」を作り上げる連載、『GOOD WARDROBE』を開始。今回は、きっと毎日履きたくなる、伝統的かつデザイン性の高いインドのサンダル「Mohinders」(モヒンダーズ)を紹介する。
2017年12月02日あなたは、毎日スーパーマーケットに並ぶ、完璧で欠陥がなく色艶の良すぎる野菜に、違和感を持ったことはないだろうか。インド出身でオーストラリア在住のアンキット・チョプラ氏は、いつもその違和感覚えていた。インドでは、変な色の野菜や、いびつな形の野菜を育てていた。ここ、オーストラリアでは、野菜の姿が正反対だ。アンキット氏は、オーストラリアのいびつな野菜を救うために、母国インドの知恵を絞って立ち上がった。どんな形の野菜でも、鍋に入れて煮込み、味付けをする。すると、野菜の味が引き出されて美味しいチャツネが生まれる。チャツネの材料は様々で、イチジクやりんごを使った甘いものから、トマトとライムの惣菜ものまである。このチャツネをサンドウィッチに塗ったり、サラダのドレッシング代わりにしたり、チーズにつけたりして、いびつな野菜の価値が再生産される。マーケットから指摘されてから、原材料の調達方法を様々探したが、どれも原産国がわからなかったり生産背景が全くわからないような品物ばかりだった。そのために、産地がわかるフェアトレード認証を取ったり、こだわりを持って作られたオーガニックな原料を使って、チャツネ作りに取り掛かることにした。例えば、チャツネの原料となる砂糖はオーストラリアでは生産されていないため、代わりにパラグアイのフェアトレード認証の農家から仕入れている。また、チャツネに多用するスパイスは、アンキット氏の母親がインドで2年前訪れたフェアトレード農家から、そしてレーズンはトルコのオーガニック認証の農家から、こだわりと責任を持って仕入れている。チョプラ家のチャツネがもたらした社会的なインパクトもっとも大切なことは、このチャツネを見た人々が「チャツネが何を救うんだ?!」と言って食料廃棄について会話を始めることだ。彼らは、ただ、チャツネを販売して売り上げを得たいのではない。彼らは本当にシンプルに、地球と、そこに住む私たち人間と、私たちに残された資源のことを考えて行動しているのだ。スーパーマーケットやコンビニで、工業的に均一化されて販売された食品に対して違和感を感じたことのあるあなた。その違和感を忘れずに、あなたが今日、小さいことでも何か行動に移すことができれば、それは大きな社会的インパクトへの第一歩になるかもしれない。***Eat Me ChutneysWebsite|Instagram|Facebook|Twitter
2017年12月01日知っているようで知らない、セックスのこと。 日本社会にはあまりセックスについて話す風潮がなく、いいことも、悩みも、自分の内に留めておく人は少なくないのかもしれない。 そんななか、「セックスについて真面目に、そしてオープンに話す」という信念を持つセクシュアル・アメニティのブランド『bda ORGANIC』が誕生した。 今回Be inspired! は2017年12月1日、世界エイズデーを皮切りにUNITED ARROWSやトランクホテルでセクシュアル・アメニティの販売を開始するこの『bda ORGANIC』のCEO鈴木 美樹氏に、ブランド設立の経緯や展望、そして“セックスについて真面目に、そしてオープンに話す”とはどういうことなのか話をうかがった。Photo via bda ORGANIC「実は、産婦人科の先生のある言葉から始まってるんです」。ブランドの立ち上げの経緯を聞くと、鈴木氏はそう言った。 オープンに話されることはないものの、セックスに関する悩みは人々のなかに存在する。例えば、近頃産婦人科に来る人のなかで多いのが更年期を過ぎたぐらいの女性たちだそうだ。更年期を過ぎると膣が濡れにくくなるため、セックスの際に傷を負うことがある。医師に言わせると、セックスローションがあれば簡単に解決できる問題であるにもかかわらず、既存のものは成分などの面で安全を約束できるものがなく、勧められなかったそうだ。セクシュアル・アメニティは身体のなかでも最もデリケートな部分の粘膜に直接使うプロダクトであるため、必然的にクオリティの高さが求められる。 そこで、たかくら新産業に相談がきて、企画を鈴木氏が代表を務めるスパイス・アンリミテッドが行い、共同プロジェクトとして『bda ORGANIC』が始動した。彼女がまず行なったのが徹底したリサーチ。年齢、性別、セクシュアリティを問わずさまざまな個人にセックスの話を聞いた。蓋をあけてみると、更年期を過ぎた女性をはじめ、セックスローションを日常的に使うゲイのカップル、レズビアンのカップル、出産直後の女性、仕事が忙しくてストレスのせいで濡れにくくなっている若い女性たち、そして当然ながらそのパートナーの男性たちと、すべての人が安全なローションを必要としていることがわかった。日本人がもっとオープンにセックスについて話すべき理由、それはやはり「安全のため」と鈴木氏は話す。bda ORGANICのプロダクトになんでマウスウォッシュがあるかというと、歯みがきをしたときに口の中が傷ついてしまい感染症にかかるリスクが上がるからなんです。でも代わりにマウスウォッシュでケアすれば安全。そういう話ってたとえばアメリカの性教育とかでは言われるんですよ。でも日本では教わらないじゃないですか。友達にも言われない、学校にも言われない、親にも教えてもらえなかったら、歯みがきしちゃいますよね。でも知っていれば、「そっか感染症のリスクがあるなら歯みがきはやめておこう」って思うじゃないですか。これは安全ですよね。話すだけでいい、簡単なことなのだ。セックスをする前に歯みがきからマウスウォッシュに替えるのは難しいことではない。それを聞いた日の夜からできることだろう。知っているか、知らないか、それだけの問題で性感染症のリスクが変わってくる。だからbda ORGANICはオープンに手にとって、それについてまわりの人に話したくなるようなプロダクトにしようとデザインに力をいれた。そして売り場も、従来のコンドームが置いてあるような量販店ではなくユナイテッドアローズやトランクホテルのような常に新しい価値観やライフスタイルを提案している場所を選んだのだ。bda ORGANICはセクシュアル・アメニティを“おしゃれなもの”へと生まれ変わらせる。人ってやっぱりおしゃれだったり、見た目が綺麗だったり、スタイルを感じるものだったりにすごく左右されるものですよね。私たちはセックスまわりの商品あるがゆえに一般的にひっそりと売られているところには置きたくないなと思いました。ファッションの一環というわけではないんですが、スタイルが確立されている場所に置きたいと。感度の高い人が集まる場所に置いてあればみなさんに手にとっていただいたりとか、これがおしゃれなものだっていう認識に変わったりするじゃないですか。コンドームを持ち歩かない若者、セックスローションなどが日本で普及していない理由もここにあるのかもしれない。五感のなかでも見た目ってってやっぱり本当に大切なんです。実はみなさんにお話を聞いていくなかで、セックスローションが部屋に置いてあると、自己嫌悪に陥るとか、お客さんが来たときに隠さなきゃって思ったりする人が多いということがわかったんですね。だから、クールなデザインにした。あと、お話を聞いたお医者様が昔は男性がコンドームを持ち歩いてたけど、最近の男性はコンドームを持ち歩いていない、「僕たちの時代はお財布に入れて持ってたけどね」ってお話をしてて。でもそれは先生が若い頃はコンドームを持っているってことが大人な感じでかっこいいっていうのがあったから、みんなお財布に入れてた。使わなくても(笑)そのため、持っているから恥ずかしい思いをするのではなくて、持っているからかっこいいって思ってもらえるようアイテムを作っていきたいなと。オリンピックに向けてセックスへの意識を変えなければならない日本今回鈴木氏にお話をうかがうまで、筆者も知らなかったことや、考えたことがなかった「セックスのこと」があった。おしゃれな場所で売られるbda ORGANICのプロダクトを手にとって、同じような会話が手にとった人とそのまわりの人の間で生まれれば、少しずつもっと安全な日本が築けるかもしれない。「セックスについて真面目に、そしてオープンに話す」ことの大切さを知るのは、私たちの一人ひとりの身体と心の健康につながるのだ。***bda ORGANICWebsite|Facebook|Instagram
2017年12月01日誕生日やクリスマスの日にキャンドルに火を灯す。部屋の中に香りと暖かな光が充満し、リラックスした雰囲気のなか、おしゃべりや食事を楽しむ。キャンドルはそんな特別な日、特別な時間のために使うものだと思っている人も多いのではないだろうか。あなたは、買い物するときどんな基準で商品を選んでいるだろうか。もしあなたの気に入っている商品を販売する企業が、不正を働いたり、環境に悪影響を及ぼす事業に資金提供したりしていたらどうするだろう。企業や商品作りにおける考え方に賛同できない場合、その企業やブランドの商品を「ボイコット(不買運動)」するという方法がある。これは買い物が「投票」に例えられるように、消費者の力で信頼や賛同のできない企業の商品にお金を出すのをやめ(票を入れるのをやめ)、企業の経営を成り立たなくさせ社会をより良くする(より良い企業に投票する)というもの。そこであなたがボイコットしたいとき、またはボイコットとは関係なく単純に人や環境に良い商品が欲しいときに、参考となる商品カタログをBe inspired!が作成することを決意。その名も「GOOD GOODS CATALOG(グッド グッズ カタログ)」。“普通のキャンドル”には戻れなくなる、心地良さ。クリスマスや年末も近づき、ホームパーティーなども増えるこの季節。キャンドルをテーブルに置けば、光で料理の見栄えもよくなるうえに、よりリラックスしてテーブルを囲むことで会話もはずむはず。また、クリスマスギフトとしても喜ばれる逸品に違いないsheep社のソイキャンドル。キャンドルは癒し効果が高いことが知られているが、炎の揺らぎは心臓の鼓動と同じリズムを持っていて、これが心を落ち着かせる理由だと言われている。また、自然光は体内時計と密接に関係しており、朝日の白い光で目覚め、夕日の赤っぽい光が体温を下げ落ち着かせるように体ができているため、キャンドルのようなあたたかな光は心身ともにリラックス効果を高めるのだ。さらに、アロマの優しい香りが心もからだも癒してくれるだろう。明日から師走。忙しくなるこの時期に夜はほっと一休みできる時間をキャンドルとともに過ごしてみるのも良いかもしれない。***sheepWebsite|Instagram
2017年11月30日小さい頃によく遊んでいた空き地にマンションが建ったり、母校が廃校になり取り壊されたり、近所の緑地が商業施設になることが決定したり…。あなたは愛着のある“思い出の場所”を失ったことがあるだろうか?「地元の思い出の場所が失われてしまうかもしれない」今、そんな問題に直面している人々が神奈川県横浜市に存在する。“横浜のチベット”という異名を持つほど、自然が豊かな横浜市最大の緑地、“瀬上沢(せがみさわ)”。多くのハマっ子(横浜の子ども)たちにとって、思い出の場所でもあるこの場所が、現在「横浜市政」と「(株)東急建設」によって大規模な開発が企てられているというのだ。その計画を知り、少しでも多くの自然を未来に残すため、横浜市民から6万人の署名を集める緊急活動「Live Green Yokohama(横浜みどりみらい実行委員会が運営)」を立ち上げ、奮闘する鶴巻さん(28)と田中さん(36)に今回Be inspired!は出会った。
2017年11月29日日本では毎年1500人前後の新たなHIV感染者が出ている。その感染者数の2/3は東京都で確認されているという。これは驚くべき数ではないだろうか。HIV/エイズ*1が世界的に問題となってから30年経った現在でも、恥ずべきことに人々の間に十分な知識があるとはいえず、HIV感染者は偏見の目で見られることも少なくない。そこで毎年約2500人が新たにHIVに感染しているというカナダでは、「HIVに感染した(HIV陽性の)シェフの作った料理を出されたら食べますか?」というインターネット調査が行われた。実施したカナダのHIV・エイズ患者のケアセンター「Casey House」(ケイシーハウス)によると、「食べる」と回答したのは1633人のうち、わずか半数。そんな危機感な現状に対して何かできないかと考えたケイシーハウスは、とあるレストランの計画にたどり着く。(*1)HIVは「ヒト免疫不全ウイルス」と呼ばれる。また、エイズはHIVによって引き起こされる病気の総称。「HIVは食事で感染しない、ということを伝えなきゃいけないと思った」と、ケイシーハウス代表のジョアンナ・サイモンは言う。「素晴らしい食べ物を作りだす情熱」に加えて、さらに“もうひとつの共通点”を持った14名がカナダ・トロントに集結した。レストランの名前は「June’s HIV+ Eatery」(ジューンのHIV陽性レストラン)。シェフを務めた人たちは全員HIV陽性で、同レストランは2日間限定のポップアップとしてオープンしたのだ。@juneseatery #smashstigma amazing success. We are sold out all nights but you can donate @ #contractkindness #compassion pic.twitter.com/LnMvmyUfRX— Martha Turner (@marthaturner1) 2017年11月7日#smashstigmaは素晴らしい成功だった。チケットは完売したけどまだケイシーハウスに寄付はできるよGreat evening to #smashstigma @caseyhouse pic.twitter.com/e5tfb0OlV8— Susan mullin (@susanfmullin) 2017年11月9日#smashstigma(汚名を返上する)にはうってつけの素晴らしい夜だ ※動画が見られない方はこちら料理は前菜、サラダ、メイン、デザートという4品のコース。地元のPR会社とチームを組み、銀行がスポンサーとしてバックアップしてくれた。そのおかげもあって、あっという間に200席は完売し、レストランは大成功を収めた。HIV感染者の彼らがもっとも傷つくのは「事実ではないことで着せられる汚名」と、ジョアンナ。誤った情報を信じ込んでいる人は、罪の意識も少なく、その素直でストレートな誤解が患者たちの心を深く傷つけている。このレストランでは、正しい認識を広めるとともに、HIV感染者たちの「#smashstigma」(汚名を返上する)ことを目的としていたのだ。Photo by Bensimon Byrne14名のシェフたちが身につけたエプロンには、彼らがこれまで受けたであろう不名誉を想像されるフレーズの数々が綴られていた。Photo by Bensimon Byrne来たる12月1日は世界エイズデー。正しい知識を身につけて、HIVに感染しないよう予防を心がけること。この目に見えない「理解」こそが誰かを助け、社会に愛と優しさが増えていくのだろう。***Casey House
2017年11月28日カッコいい(とされている)ニューヨークに住んだからといって、あなたも自動的にカッコよくなれるものでもない。この言葉を聞いてハッとさせられる人は少なくないのではないだろうか。これは、ファッションPRとしてアメリカンアパレルの渋谷レディース店を全250店舗の中から売上世界一に導いたのち、ニューヨークでゼロからキャリアをスタートさせ、現在はデジタルPRとブランドのコンサルティングを専門とする会社「George Root Ltd.」のCEOを務める稲木ジョージ氏(以下、稲木氏)が今年の10月に出版した書籍、『ニューヨークが教えてくれた、「自分らしさ」の磨き方』からの抜粋だ。
2017年11月28日「冬のソナタ」などの純愛ドラマを中心とする、2000年代半ばの“韓流ブーム”を覚えているだろうか?最近でも若者の間でコリアンファッションや音楽などの人気は高いが、隣国であるのにもかかわらず、コリアンの人々についてまったく知らないという人もいるかもしれない。今回Be inspired!は、在日コリアン*1と、日本で暮らすコリアンという、ともに「コリアンのルーツ」を持つ立場の異なる若者2人にインタビューを行なった。国家間レベルでは、過去の戦争や領土問題などがあり複雑な関係にあるが、日本に住むコリアンの若者たちは、日本で暮らすことについてどう考えているのだろうか。(*1)日本が朝鮮半島を植民地支配していた時代に渡日し、その後も日本に定住したコリアンの人々とその子孫を主にさす。また、「コリアン」は韓国と北朝鮮を含む朝鮮半島の人々をさす包括的な呼び方福田恵里さん(27歳、SHE株式会社CCO)
2017年11月27日オーストラリアで今月、「同性婚」の是非を問う国民投票が行われ、賛成が過半数を占めた。他方、現在の日本では同性パートナーシップ制度が存在する地域があるものの、「同性婚」は認められていないため、法的に同性の親を持つことはできない。しかし、セクシュアルマイノリティは同性愛者だけではないし、オープンにしていなくても自分の親がセクシュアルマイノリティである可能性はある。では、そんな親たちが子どもにカミングアウトしたら、子どもにはどのような影響が及ぶのだろうか。それは学者やアクティビスト、養子縁組の審判を行なう裁判官たちが長年考えてきた「親がセクシュアルマイノリティだと、子どもにどう影響するのか」という問いと同じだ。
2017年11月27日「20代の僕たちは、数千万円もする高級車を所有することに、ちっとも憧れていない。もっと言えばオンボロの車で、気心の知れた友人とドライブしながら、二度とないこの一瞬を笑って過ごしたい。だってそっちの方が、豊かな人生だって思うから」現代において、知ることや所有することの価値は、相対的に低下している。24時間インターネットに接続され、生まれた頃から欲しいものがいくらでも手に入るからだ。大げさな話ではなく、私たちが暮らす社会はそんなものだろう。進化し続けるテクノロジーが、生産と消費を繰り返す経済成長のループに輪をかけた結果、埋まる隙間のない満たされた若者たちの価値観が変わりつつある。嵐のように過ぎ去る日々に置き去りにされてきた、小さな幸せを拾い集めることが、若者たちのトレンドになっているようだ。移りゆく価値観の変化を、モビリティを例に挙げて考えてみよう。かつては高級車を所有することが若い世代の憧れを象徴していたが、そんな価値観はもう過去のもの。ライドシェアリングサービス「Uber」が世界を席巻し、モビリティをシェアする時代になった。そして今、新たに“乗車体験”をもシェアするサービスが注目を集めている。マイカーを運転するドライブ好きと、クルマに乗って移動したい人をマッチングするプラットフォーム「CREW」だ。「CREW」を展開する株式会社Azitの吉兼周優と須藤信一朗は「未来を予測したら、モビリティ体験をリデザインする必要があることは明白だった」と語る。
2017年11月26日弱冠10歳にして、ニューヨークのセクシュアルマイノリティのためのプライド・パレードの常連であり、スターでもある、Desmond(デズモンド)。2015年のパレードで独特のファッションを身にまとい優雅に踊りながらマーチする姿を参加者が録画し、インターネットにアップしたことがきっかけで一躍有名になった。欧米のメディアはデズモンドを「10歳のドラッグクイーン」と褒め称える。(ちなみに本人は「クイーン」は大人みたいだから「ドラッグキッド」と呼ばれるのが好きなそう)今回Be inspired!はそんなデズモンドと、デズモンドを全面的にサポートをしているお母さんに「自分らしくいることの大切さ」について話を聞いた。ーLGBTQの人の両親で、受け入れるのに時間がかかっている人たちにアドバイスはある?子どもの声を聞いてあげて。小さい頃は、子どもって好きなようにものを言うでしょ。何が好きか、何が欲しいのか、何が食べたいのか、 何色が好きなのか、お部屋はどんな風にしたいのかとかね。もしあなたの息子がドレスを着て自己表現したいなら、許してあげて。子どもは小さい頃いろいろな実験をしながら育つんだから、自然なこと。もしあなたに抵抗があるなら、せめてお家の中だけでもそうさせてあげて。だってそれでマイナスなことある?あなたが恥ずかしいと思っても、乗り越えるべき。大切なのはあなたの子どもが幸せかどうかだから。条件なしで愛していると、子どもに見せてあげて。もし子どもが自分らしくいることに対して罰を与えれば、子どもたちの深い傷となる。簡単に忘れられることではない。それに、不適切だったり他人を傷つけているわけではなかったりするのであれば、子どもがやりたいことは全部応援するべきだと思う。デズモンドがもっと小さかった頃、いつもタオルを体に巻いてドレスを作るのが好きだった。シャツを頭に巻いてカツラごっこなんかもしてた。自転車を教えたり、スポーツもさせようとしたけどデズモンドは大っ嫌いだったみたい。結局いつもドレスを作ったり、ダンスをすることを選んだわ。だから好きなようにさせることにしたの。一時的な興味かもしれないし、そうじゃないかもしれない。それがデズモンドの好きなことで、楽しんでいることだったの。最初は少し抵抗が私にもあったけど、少しずつ大丈夫になっていった。時間と共にどんどん楽になっていったよ。Text by Noemi Minami ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!週末のNY地下鉄で会える。たった2ドルで大人の悩みを解決する「11歳の少年チーロくん」 どこにでもいる11歳の少年。彼が大人たちに与えているのは勇気や希望であった。特別なことは言っていないのに、たくさんの人生に迷った大人たちが彼に救いの言葉を求めてやってくる。これ...
2017年11月24日「そばかすって可愛い」こんなフレーズが当たり前になった今、そばかすを隠す時代はもう終わり。自分の嫌いなところを好きになるって、こんなに愛おしい。だけど、とっても難しい。今知りたい、嫌いな自分の愛し方。それでは、なぜそばかすは今流行っているのだろうか。この変化には近頃よく耳にする「ボディーダイバーシティ」が関係しているのかもしれない。この言葉は、多様な体型を祝福しようという思想をさしている。外見において他の人と比べて自分の方が劣っていると思う必要はなく、今の自分のありのままの姿を受け入れてあげようという考えで、世界中で注目されているのだ。コンプレックスがチャームポイントに…。
2017年11月24日自分の性格や感覚が周囲の人々と違うことで、悩んだり落ち込んだりという経験は誰もがあるだろう。世間では人付き合いがよく、誰とでも気さくに会話できる人がリスペクトされる風潮がある。しかし、人間関係の築き方は人それぞれで、良いも悪いもないはずだ。世界最大の動画プラットホームYOUTUBEでは、誰も思いつかない驚くような挑戦を動画にしたり、自作の音楽や映画を世界中の人と共有することができる。そんなYOUTUBEでは社会を良くするために動画を作るYOUTUBERが存在していて、Be inspired!では、彼らをGOOD YOUTUBER、略してGOODTUBER(グッチューバー)と呼んでいる。そんなGOODTUBERを紹介する本連載を通じて、新しい価値観や考え方と出会い、「社会をよくするために何か自分でもできるかもしれない」と感じるきっかけになれば嬉しい。内向と外向自分がどのような人間かについて説明するとき、内向的or外向的という言葉が用いられることがある。しかし、この言葉の定義を「外向的な人=気さくで社交的」、「内向的な人=人見知りで付き合いが悪い」などと思い込んでいる人は少なくないだろう。このように間違えて捉えられていた場合、それぞれのタイプに対し、外向的はポジティブ、内向的はネガティブだと特定のイメージを持たれているかもしれない。誤りをなくすために内向的とはどんな人のことか、内向的なユーチューバーRaheem Davis(ラヒーム・デイビス)が、内向的(introvert)と外向的(extravert)の違いについてわかりやすく説明している。※動画が見られない方はこちら内向的:エネルギーが内側に向く自分のエネルギーが社交すると消耗されるので、それを回復させるために一人になることを必要とする。外向的:エネルギーが外側に向く一人にされると不安になるので、社交することによりエネルギーを得ている。 彼は自身を内向的だと語り、内向的な人がどんな特徴を持っているのか、そのいくつかを紹介している。①内向的な人は他人の注目を集めたくない②内向的な人は必ずしも世間話をしたくない③内向的な人は長時間、他人と一緒にいるとエネルギーが消耗される④内向的な人は少人数のパーティーが好き、外向的な人は大人数のパーティーが好き⑤遊びの誘いを断ったからといってその人のことが嫌いなわけではない。ただ出かけたくない気分だったり、会話したくない気分なだけ。⑥内向的な人は友達が少ないかもしれないが、狭く深い付き合いをするまた彼は「一人」でいることと「孤独」であることは違うと語り、内向的な人が孤独を好んでいるとは限らないことも主張している。内向的+外向的All photos via @raheemdtvText by Shizuka KimuraーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!18人目:欧米の女性に「小顔だね」は失礼。日韓ユーチューバーが伝えたい、世界とは違う「“面白い”アジアの常識」Biが選ぶ今週のGOODTUBER(グッチューバー) 「小顔だよね」そう言われたら、多くの人が喜ぶに違いない。女優もモデルも全員小顔。顔が小さいことこそ、美しいとされている。 しかし、日本の裏側では小顔と...
2017年11月24日最近きちんと栄養摂れているのかな…ふと気づくと外食ばかり…。そんな人も多いのではないだろうか?厚生労働省によると、日本人の理想的な1日の野菜摂取量は、1人あたりおよそ350g。平成28年国民健康・栄養調査結果の概要によると、特に20・30代の野菜不足が問題視されており、毎日1人あたりおよそ100gも不足しているといわれている。この不足分の100gを簡単に摂取できてしまうのが、野菜&果物からできた自然由来のパウダー「NICE n EASY(ナイスンイージー)」だ。
2017年11月22日こんにちは。紅子です。少し前に、大阪府の女子高生が生まれつきの髪色にもかかわらず「黒くないから」という理由で学校側から黒染めを強要され、不登校となったのちに裁判へと発展した事件が注目を集めましたね。ツイッターなどでは「自分も同じ経験をした」とか「自分の学校にはこんな規則があった」といった声が数多く上がり、#こんな校則いらないや#ブラック校則といった、校則にまつわるタグも盛り上がっていました。私は中学時代を地元の公立で過ごしてそれなりに厳しく管理される日々を送ったあと、高校は校則がひとつもない都内の私立校に通って超自由な学校生活を満喫してました。今回は、そんな二つの正反対な環境を経験してみて思う「ルールの意義」について書こうと思います。毎朝職員室でクレンジングさせられていた中学時代風紀に関してやや問題視されていた中学時代だったが、授業はそれなりに真面目に受けて塾にも通っていたので絶望的に成績が悪いわけでもなかった。でも、高校受験の時期になって地元のオープンキャンパスに行ってみても、いまいち行きたいと思う場所がなかった。そんなある日、友達の誘いで地元から2時間くらいかかる都内の私立高校の文化祭に、付き添いがてら遊びに行った。私はその日に志望校を決めた。その高校には校則がない。制服もないので、どんな格好で登校してもいいし、髪色だって自由だ。法にさえ触れなければ、どんな自分でいることも許された。合格条件は満たしていたので、他を受けることもなくそのまま入学した。幼稚園から大学まである学校だったので、中学やそれ以前から通っている生徒のことを「内部生」、高校から入った生徒のことを「外部生」と呼んでいた。私を含め外部生の多くは、入学当初あまりの自由さに感動すると同時に戸惑った。これまで髪色も服装も統一させられてきたのに、突然「好きにしていいよ」なんて言われたもんだから、ずっとやりたかった茶髪、エクステ、ピアス、ネイル、なんでもやった。みんながみんなではないが、校則の厳しい学校から入学して来た生徒ほど入学当初は派手な格好をしていたように思う。面白かったのは、それまでもずっと校則ゼロの中で過ごして来た内部生の服装や髪色は、外部生よりずっと落ち着いていたことだった。1年生の頃はそうやって、「やってみたかったことリスト」を1つずつクリアするみたいに自由を謳歌していた私も、卒業する頃になると受験も終えているのにすっかり黒髪に落ち着いていた。3年生3学期のある日のホームルーム中、ふとクラスを見回すと、内部生も外部生も黒髪ばかりで「みんな勝手に落ち着くんだな」と笑ってしまったのを覚えている。入学式にパンチパーマで出席していためちゃくちゃヤンキーだった男の子も、当初のトゲトゲしさが完全になくなりかなりマイルドになっていて、その差が激しすぎてネタになっていた。無論、どちらがいいとか悪いとかではないし、先生たちはどんな格好をしていようと構うことなく、あくまで生徒の人格や言葉に耳を傾け、上から目線で取り締まるのではなく対等に接してくれていた。面白かったのは外見の違いだけじゃない。「外部生」として入って来た私や友人は、見た目以外にも少なからず内部生に対して何か大きな違いを感じていた。内部生は、とにかく自分の意思がしっかりしていた。そしてそれを恐れずに言葉にする術を知っているように見えた。「私はこう思う」。「俺は〜だから○○には反対」。ルールが0な分、文化祭や体育祭などの行事やクラス内での些細なことまで、決まりごとを作るときには必ず生徒たちが話し合って決めていた。だから事あるごとに話し合いの場が設けられたし、国語や社会の授業でも机をコの字にしてディベートする機会が多かった。「あなたはどう思う?」そう問われる機会が非常に多かったのだ。意見がないと話が進まない。だから常に自分の頭で考えなくちゃいけない。これまでみたいにあらかじめ決められたルールがなく、「こうあるべき」という型にはめられることなく過ごせるということ。それは、自由であると同時に常に主体性を持って選択を繰り返して行かないと前に進めないという事だった。そしてその選択に責任を持たなければならなかった。意見はそのまま自分たちのルールになるから、当事者意識がなければ苦労するのは自分たち自身だった。それは高校生には簡単なことじゃなくて、自由であるということは、究極の厳しさでもあったのだ。「だって最初からそう決まってるから」という言い訳ができない状況。ある意味、ルールがあるのは楽だ。自分の意思ではないと言いながら、自分の意思を探さずに済むからだ。どんな格好をしたっていいし、何をしてもいい。でも、それは自分が何を選択し、何者になるかをストレートに問われることだった。厳しい管理下で培われる価値観と衰える思考力BENIKO HASHIMOTO(橋本 紅子)神奈川県出身。音楽大学卒業後、アパレル販売をしながらシンガーソングライターとして活動を続ける。2015年5月に結成されたSEALDs(=自由と民主主義のための学生緊急行動)に参加しSNSやデモ活動を通して同世代に社会問題について問い掛けるようになる。Instagram: photos by Jun HirayamaText by Beniko HashimotoーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!#005「“誰でもいい”は多数派に加担することと同義」。「投票したい人」がいなくても選挙に行くべき理由。| 橋本 紅子の「常識」と「パンク」の狭間で、自由を生み出すヒント。 こんにちは。紅子です。突然ですが10月22日は何の日か知っていますか?ハロウィンも近い日曜日なので、いろんなイベントで街は賑わいそうですが、その前に全国で衆議院議...
2017年11月22日今から半世紀前に計画された「石木ダム建設計画」が本格化している。長崎県と同県佐世保市が1962年から推し進めるこの共同事業は、ダム建設に際して住居を追われる地域住民の反対運動もあり、長年停滞したままだった。(参照元:毎日新聞)しかし、2013年に国が建設計画を事業認定*1したことから自体が急変。地域住民の財産を法の下に強制収容できるようになった長崎県側が事業を加速。2015年には実際に一部農地が強制収容を受けた。 ダム建設の主な理由として挙げられているのが、佐世保市の「水源確保」と地域一帯の「洪水防止」である。だが計画立案当時から半世紀が経ち、周辺の環境は大きく変わった。計画自体の意義に疑問を投げかける声も上がっている。建設費用538億円のダムが本当に必要なのか。シンプルに両者の意見を同時に聞いてみたい。そう考えた長崎県民、NGO、企業、そして著名人が参加し、長崎県に対して公開討論会の開催を訴えるための「#いしきをかえよう」*2プロジェクトが動き始めている。(参照元:佐世保市水道局, 長崎県庁)(*1)公共性の高い事業であることを認めること(*2)いしき=石木=意識ダムの建設予定地は、長崎県川棚町に流れる川棚川の小さな支流「石木川」。夏には蛍が飛び交う石木川の流域は、川棚川の11%。ここに縦55メートル幅234メートルのダムを建てようというのが、石木ダム建設計画の概要である。計画した当時は建設理由や需要も理にかなっていたものの、時を経てその有用性が疑問視されているのが実情だ。「100年に1度の洪水がいつ起こるかは分からない」「ダムを造らないと今後水が足りなくなる」という建設賛成派と、「流域11%の石木川にダムを建設しても効果は薄い」「人口が減っているのに水の需要が上がるだろうか」という反対派が存在しているが、問題なのは建設の可否だけではない。実はこのダム建設計画、当事者となる長崎県民の理解がほとんど進んでいないという。#いしきをかえようプロジェクトを支援するアウトドアブランド、「パタゴニア」が行ったアンケートを受けた長崎県民の2人に1人が、計画のことを「よくわからない」、約8割が「県の説明が不十分」だと回答している。(参照元:patagonia_jp)その建設費用の多くに長崎県民の税金が投入される石木ダム建設。公共の福祉、つまりそこに住む人々にとって有意義な開発を担う公共事業の内情としては、いささか不安が残る結果だ。そんな現状のなかでも建設は進みつつあり、反対運動を続ける地域住民と長崎県側の緊張関係は日ごとに不安定さを増している。このままではお互いにとって不幸な結果になりかねない。※動画が見られない方はこちらそこで#いしきをかえようプロジェクトは、長崎県に公開討論会の開催を訴えるための署名活動を始めた。俳優の伊勢谷友介氏、音楽家の坂本龍一氏を始め、各界の著名人が賛同者として支援を表明している。建設賛成派と反対派の亀裂を広げるのではなく、あくまで対話の場を求めるというこのプロジェクト。単純な反対運動ではなく、ダムが本当に必要なのかどうかをみんなで考えるための活動とあって、少しずつ石木ダム建設問題の存在が当事者の外にも知られつつある。前々からパタゴニア辻井さんが聞かせてくれていた石木ダムの話。「そんなこと、ほんとにあるの?」ということがほんとにあるそうで。何の話?と思った方はHP覗いてみてね、とってもわかりやすい説明が。そしてサイトかっこいいいしきをかえよう pic.twitter.com/dvzWaGBM7G— 鎌田 安里紗 (@arisa_kamada) November 2, 2017本当に必要?未来に残すべきもの?#いしきをかえよう #ダム #環境問題 Spinna_B-ILL (@Spinna_B) November 2, 2017石木ダム水没予定地の人たちの粘り強いダム反対運動を支援する輪は、川棚町民、長崎県民はもとより、全国に広がっています。#いしきをかえよう : 石木川まもり隊 八ッ場あしたの会 (@yambatomorrow) November 3, 2017 ダム建設予定地では、家屋移転対象(ダム建設が実施された場合水の底に沈む家屋)である13世帯53人が今も日々を営む。長崎県には今一度、ダム建設のメリットとデメリットを天秤にかけた上での判断を期待したい。#いしきをかえよう実行委員会によるキャンペーンポスターPhoto by #いしきをかえようそもそもこの問題は対岸の火事ではなく、日本に住む上では避けては通れないものである。日本は世界的に見ても自然災害が発生しやすい国であり、近年も水害が多大な被害を各地域にもたらしている。直近では茨城県を常総市を中心に大きな被害をもたらした鬼怒川の氾濫や、広島市北部を襲った大規模な土砂災害が思い浮かぶだろうか。(参照元:国土技術研究センター, 国土交通省)日本にとって、水害をいかに防止するかは積年の課題なのである。そのためのダムでもあるが、その有用性を巡って騒動になる建設計画は後を絶たない。反対運動もあり最終的には着工されなかった熊本県の川辺川ダムや、逆に反対運動が行われながらも現在完成間近である群馬県の八ッ場ダムなど、全国に問題の火種は燻る。 今年も年末に向けて、忙しさは増してゆくばかりだ。今日のできごとを振り返る余裕もないそんな日常のなかで、何か大切なものを見逃してはいないだろうか。いつの間にかあなたの大切な何かが変わってしまわないように、立ち止まり考えてみよう。意識を変えよう。無関心でいられるのは、今だけかもしれない。Cover photo by Kees StreefkerkText by Yuuki HondaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!54杯目:「セックスのこと、教えて」。担当医も教えてくれない、病気や障害を持つ人の“性教育”を話す場を作る若者 #ChronicSex|「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会 慢性的な疾患、あるいは生まれつき障害を抱えた人たちが、どのようにセックスと向き合っているか考えたことはあるだろうか?当事者としてかつてセックスライフのあり方に悩みを持...
2017年11月22日いつからかスマホが自分が好きそうなアーティストをオススメしてくれるようになった。それだけではない。大量の曲をスマホに入れて持ち運べるし、外出しなくてもオンラインで買い物できる。手を離して、目をつぶっていても車で目的地まで辿り着けるようになった。そんな私たちの生活の変化は、総じてAIやドローンなどのテクノロジーの“おかげ”だ。テクノロジーが生活を便利する中で、財経新聞によると、いまの時代を生きる10代の若者たちの約半数がAI(人工知能)に仕事を奪われることを本気で危惧しているという。自分で好きな音楽を探したり、自分で車を運転しなくなりつつある社会で、いよいよテクノロジーに既存の人間の仕事や暮らしが奪われることを容易に想像できるようになった。ここで読者の方々に一つ問いかけたい。「テクノロジーは私たちの人間性を減らすのか?増やすのか?」人類にとって、テクノロジーの発展による人間疎外の問題は、旧くて新しいテーマだ。 そんな中で、テクノロジーと人間の関わりに新しい視座を提供してくれるかもしれないと感じさせてくれる男がいる。それが英国政府公認のサイボーグアーティストのニール・ハービソン(Neil Harbisson、以下ニール氏)だ。「僕は色を聴いている」。テクノロジーで人間性を拡張した男。完全な色盲として生まれたニール氏は、21歳まで“白黒”の世界で育った。「いつもモノクロ、コピー代は安く済ませてラッキーだったよ」と冗談を飛ばすこの男、21歳のときに頭蓋骨に装着した「アンテナ」により、色を識別できるようになった。仕組みはこうだ。チョウチンアンコウの様なアンテナが捉えた光の波長を「周波数の音」へと変換、後頭部に埋め込んだチップからの骨伝導を通し「色を聞いて感じている」。つまり、音の高低差で何色かを判別しているのだ。いまでは丸く一周する色相環360種類の色を聞き分けられる(ビビットな色が揃うスーパーの洗剤売り場の音は、賑やかでまるでクラブ状態なんだと)。これだけなら、ただのテクノロジーによる人間の機能の補助という事になるが、彼は慣れてくると「色から音」を認識できるだけでなく、「音から色」への逆変換を感じるようになった。また、人間が視覚的に認識できない、赤外線や紫外線まで感知(!?)完全に人間の目を超えているのである。また、その装着されたアンテナは今ではインターネットに接続され、たとえば、誰かがネットを介しニールに色を送信すると、彼はその色を聴くことができる。さらに画像を送信すれば、ニューヨークにいながらオーストラリアの夕焼けを聴くことだってできるという。TEDにも登壇し、今では世界各地を飛び回り、「色から音」「音から色」を作り出す不思議なアートパフォーマンスを披露するニール氏。そんな筆者のような“通常の人間”が感じることができない感性をテクノロジーの力によって手にした彼に、テクノロジーは私たちの人間性を減らすのか?増やすのか?そんな疑問を投げつけてみたくはないだろうか。サイボーグ・ニールに会えるイベント開催します。そのニール氏を弊誌Be inspired!の姉妹メディア「HEAPS MAGAZINE」が記事として取り上げたのが2016年7月。当然その記事は、多くの議論を生んだ。▶︎その時の記事はこちら:政府公認のサイボーグ男が仲間と会社設立して目論み中。「人類サイボーグ化計画」そして、今回、そのHEAPS MAGAZINEが「これからの未来におけるテクノロジーと人間の関わり方」を考える場として、その政府公認サイボーグアーティストのニール・ハービソンを招致し、LEXUSとコラボイベントを実施することが決定した。 題して、人と未来をイノベーティブにデザインする共創イベント「CREATORS EXPERIENCE – INTERSECT BY LEXUS & MEET HEAPS –」。ニールとHEAPS、LEXUSとコラボレーションしませんか?という訳で、日本初パフォーマンスが決定したサイボーグアーテイストのニールと一緒に、近未来を感じさせる不思議なアートの世界を創ってくれる方を大募集します。色を感じて音を奏でるニールに映像やアートを提供したい映像クリエイター、イラストレーター、ぺインターの方々や、音楽を聴くと色彩が視える彼に演奏や楽曲を提供したいミュージシャン。そうした共創の現場に密着したいライター、カメラマン、ビデオグラファーの方々などなど。 もう一度言います、以下の方、大募集中です。制作期間があるのでこちらは一足早く、本日より募集いたします。応募フォームはコチラ。 ●映像クリエーター(映像制作/映像コラボetc)●音響・照明エンジニア(空間演出/空間コラボetc)●ファッションスタイリスト(ニールのカラフルな衣装のスタイリング etc)●スチールカメラマン(参加者のポートレート撮影/イベントレポートetc)●ビデオグラファー(イベントレポート動画/動画編集etc)●グラフィックデザイナー(招待状/ポスター/ステッカーetc)●ペインター・イラストレーター(ニールとコラボアートワークetc)●エディトリアルデザイナー(MEET HEAPS ZINEの制作etc)●プロダクトデザイナー(装飾制作/大道具/小道具制作)●ミュージシャン(ニールとパフォーマンスコラボetc)●ミクソロジスト(カクテルコラボ)●司会・通訳●音響・照明機材の提供(プロジェクター/舞台照明etc)●写真・映像素材の提供●会場提供(100人収容規模)●運営サポート(HEAPSスタッフのサポート/ニールのサポートetc)●その他 他にも、こういうことやったらおもしろそう、できるよ、という方、この募集内容を越えたおもしろいご応募をお待ちしております。 コントリビューター応募フォーム▶イベントは、12月13日(水)、12月14日(木)の二日間。ニールの近未来的な不思議なパフォーマンスが見たい人は…12月13日(水)には、頭に埋め込まれたアンテナで、色を音に、音を色に変えることができるニールとコラボレーターによる近未来感あふれるパフォーマンスイベント「Experience Studio」。不思議なサイボーグアートの世界を体験できます。 テクノロジーによって拡張されたサイボーグの感覚の不思議さと、近未来の世界を垣間見たければ、コチラ。サイボーグアートの体験型イベントの詳細はコチラから▶www.facebook.com/events/ExperienceStudioトークイベントもやります!直接ニールに質問できます!テクノロジーと人間の融合は?近未来にアートはどのような影響を受けるのか?そして、12月14日(木)はニールと他ゲストを招いて、これからの人間とテクノロジーの関わり方やアートに与える影響など、についてじっくりと話すトークイベントを実施します。わたしたちの生活の近未来を考えると、AIやロボット、サイボーグなど人と技術がどのように関わっていくのかは、欠かせないテーマとなっています。 サイボーグの感覚を創造するための会社「サイボーグネスト」やサイボーグになりたい人を支援する「サイボーグファンデーション(NPO法人)」を主宰するニールが、私たちの未来や、アートについて何を語るのか?いまから楽しみです。ニールと近未来を語りたい人は、コチラ。 テクノロジーとアートの未来についてのトークイベントの詳細はコチラから▶www.facebook.com/events/PIS▼本イベントに関するINTERSECT BY LEXUSイベント紹介ページはこちら◆ニール・ハービソン/Neil Harbissonとは?イギリス生まれ、現在はニューヨークで活動するサイボーグアーティスト。色盲として生まれた彼は、21才の時に「アイボーグ」と呼ぶアンテナを頭蓋骨に埋め込む。このアンテナで色の周波数をキャッチし、骨伝導を通じ色を音として聴いて認識し、色から音、音から色の双方を直感的に認識できるようになった。これをテクノロジーによる「感覚の拡張」と呼んでいる。英国政府によって世界で最初にサイボーグとして認められ、2017年9月にギネスブックに「頭蓋骨にアンテナを埋め込んだ人」として認定されている。2010年にはサイボーグ財団を設立し、サイボーグによる社会活動やアート活動を推進する活動を行う。■ニール・ハービソンオフィシャルサイト: ■ニール・ハービソンTED Talk:◆MEET HEAPSとは?Photo by Takahisa YamashitaHEAPS / Be inspired!で取り上げた取材対象者を日本へ呼び、実際に会って確かめてもらうコンセプトのイベントシリーズです。Experience Studio(再現イベント)、Public Interview Studio(公開インタビュー)の二つのイベントから構成されています。このイベントシリーズの特徴は、読者のみなさんと共創しアクションをする場を作ることと、参加者が新しい概念や多様な意見をミッションとして社会に広めること(発信すること)です。そのため、イベントは写真、動画、録音取り放題、拡散し放題という形式をとっています。メディアでありながら、メディアを疑って欲しいと考え、「見て、確かめて、発信する場」として提供します。ネガティブな意見があったとしても“それでいい”、というか、“それがいいい”!多様な意見として発信してもらいたいと考えています。第一回目のMEET HEAPS▶Experience Studio(再現イベント): ▶︎Public Interview Studio(公開インタビュー):◆INTERSECT BY LEXUS – TOKYO とは?「INTERSECT BY LEXUS」は、“都市とつながり、人と人、人とクルマが交わる”というテーマのもと、LEXUSが考えるライフスタイルを体験できるグローバル規模のブランド活動発信拠点。具体的には、人々が気軽に集い、自分の時間を過ごすことができる場所を目指し、インテリアデザイナーの片山正通氏(Wonderwall Inc.代表)をはじめ、様々な人やブランドとコラボレーションを実施。幅広い分野で、LEXUSが考えるライフスタイルを発信していく。■場所:東京都港区南青山4丁目21-26■営業時間:1F CAFÉ SHOP & GARAGE:9:00-23:00、2F BISTRO LOUNGE:11:00-23:00(不定休)■オフィシャルサイト:www.intersect-by-lexus.com/tokyo ▼MEET HEAPSコンセプト動画はこちら※動画が見られない方はコチラ ▼過去のMEET HEAPSはこちら※動画が見られない方はコチラーBe inspired!
2017年11月21日新しい出会いがほしい、ただの飲み会じゃ物足りない、ゲームやクイズが好き!、環境問題は気になるけど真面目な勉強会は嫌!そんなアナタにオススメしたいイベントが今週の金曜日に開催される。以前からBe inspired!で連載している『350 Japan』が主催する楽しく気候変動を学べるイベント「International Quiz Night」だ。350 Japanのフィールド・オーガナイザーBe inspired!でも連載中。「ただ遊んでいるだけで気候変動のことがわかってしまうから、イベントに参加するのに必要なものは、新しい出会いとゲームにワクワクする心だけ!」とイベントオーガナイザーの小野リリアン氏。「International Quiz Night」2017年11月24日(金)時間:19:00-21:30会場:ナチュラルスタンス〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-21-10 フィールドワンビル B1F料金:door ¥2,000 with vegetarian foodbuffet and1 drink350 JapanWebsite | 「レッツ、ダイベスト」キャンペーンサイトText by Saori ーBe inspired!
2017年11月21日本屋に並ぶウエディングマガジンを見ると、目にはいるのは綺麗な女性と男性が笑顔で結婚式を挙げている写真。幸せそうで、結婚を考えている人の夢は膨らむばかりかもしれない。でも、何かが足りない。何かを忘れていない?それは、愛するカップルは必ずしも女性と男性だけではない、ということ。日本では同性婚は認められておらず、東京都渋谷区、世田谷区、兵庫県宝塚市、三重県伊賀市、沖縄県那覇市が「パートナーシップ」に関する要綱を発表している。このパートナシップでは異性婚と同等に扱われず、法的力はない。もし同性のカップルが子どもを持ちたかったら親権の問題が発生したり、夫や妻がいる場合に税金が軽減される配偶者控除が適用されなかったり、パートナーが亡くなった際に財産の相続が制限されたりする。(参照元:NHK News Web)同じ愛し合うカップルなのに、異性間と同性間で、国から受けられるサポートが全く違うというのは、おかしい。Dancing With Herに登場する幸せそうな女性たちを見て、どうして彼女たちの愛が認められるべきではないと言えようか?愛し合うことに、性別は関係ない。***Dancing With HerWebsite|Instagram|Facebook
2017年11月20日彼女はまだ知らない、この世界が少女たちにとって簡単な場所ではないことを。エンジニアとして働く人の11%、料理長の5人に1人しか女性はいない。(中略)60%の少女は自分の見た目を気にして好きなことを諦めている。(引用元:Kazoo Magazine)※動画が見られない方はこちら近年おしゃれをし始める年齢は年を追うごとに下がってきており、小学生はもちろん幼稚園に通うときからおしゃれを気にするというのも当たり前になっている時代だ。好きなおしゃれをするのもいいが、同じように考えるべきなのは、彼女たちがやりたいことに挑戦する気持ちを大切にして可能性を広げることではないだろうか。そんな少女たちにぴったりな雑誌が昨年、アメリカで創刊されたという。
2017年11月18日安らかに眠りたい、夜はリラックスしたい。 そんな理由から部屋の電気を消して、窓を閉めてキャンドルを灯して、心地よいアロマを部屋に充満させてから、眠りにつく人もいるのではないだろうか? でも、実はキャンドルの主成分となるパラフィンワックスは、石油の副産物や合成化学物質が使われている場合も多く、火を灯すことで室内の空気に有害物質を拡散する恐れもあるというのだ。(参照元:CNN) そこで今回Be inspired!がおすすめしたいのが、環境や健康に配慮しながら、南アフリカの人々の生活を助けることもできてしまうソーラーランプ「ソネングラス(SONNENGLAS)」。火を見つめる度に、地球環境や地球の裏側に住んでいる人々に思いを馳せる。南アフリカで丹精込めて作られたソーラーランプは、あなたの部屋とともにあなたの心も明るくするはず。あなたも「ソネングラス」で、そんな豊かな夜の時間を過ごしてみてはいかがだろうか?***SONNENGLASWebsite|Instagramソネングラスの写真を撮ってシェアしよう!
2017年11月17日