1月3日(火)14時30分より、出川哲朗と横山裕(「関ジャニ∞」)という“イガイな組み合わせ”の2人をMCに迎え、「イガイ星人ジャパパパーン」が放送。出川さん、横山さんから2人が臨んだ“ガチンコ勝負”をふり返るコメントが到着した。見た目や肩書きからは想像もできない、意外な一面を持つ「イガイ星人」を紹介する本番組。MCの出川さんと横山さんがプレゼン形式で紹介する「イガイ星人」たちを、千原ジュニア(「千原兄弟」)、井森美幸、佐藤栞里、高山一実(「乃木坂46」)、小木博明(「おぎやはぎ」)がその意外性を採点し、日本一の「イガイ星人」を決定することに。昼間は中華鍋をふる老舗ギョーザ店の81歳になる女将が、深夜に歌舞伎町で見せる驚きの姿とは?さらに、ある凶暴な生き物を自由自在に操る女子高生も登場。将来の夢をかなえるため、かわいらしい見た目からは想像できないほどストイックな生活を送る姿に、審査員からは「カッコイイ!」という声が次々にあがる。日本各地に散らばる「イガイ星人」を紹介していく一方、注目となるのは、トップアイドルの横山さんが芸人・出川さんに敗北するという「イガイな瞬間」を目撃してみたいと、MC2人が挑む禁断のガチンコ勝負!ボウリング、卓球といったスポーツのほか、まさかの熱湯風呂、洗濯バサミ我慢対決など、リアクション芸人・出川さんの“得意分野”に横山さんが挑戦。さらには、「歌が得意ではない」と言う横山さんが出川さんとカラオケ対決。出川さんの熱唱に応えるように、紅白出場歌手の誇りにかけてマイクを握った横山さん。普段が見せないような(?)「イガイな姿」を見せる。果たして、出川さんが横山さんを打ち負かす「イガイな瞬間」は訪れるのか?そして審査員が選ぶナンバーワンの「イガイ星人」に、乞うご期待。収録後、横山さんは「楽しくやれました」とふり返り、「出川さんのスゴさというのが改めてわかったというか、やっぱ持ってる人は違うなと思いました。何でも笑いに変わんねんな~というか、すごいなと思いました、ホントに」と真面目にコメント。「僕は、まず横山君が洗濯バサミとか熱湯風呂をやってくれたのが嬉しかったですね」と出川さん。「洗濯バサミであんな痛いのは久々だったし、『まだいける』とか言って目の上まで自分でやって傷になっていて…。次の日コンサートって言っていて、やっぱり顔が命ですから、一瞬現場もピリッとしたんですけど、『関係ないッス、こんなの!』って言ってくれて、現場も笑える空気になったし、熱湯風呂も普通にやってくれました」という。「やっぱりジャニーズの人で第一線でやってる人は、ちゃんとバラエティーに向き合ってくれてるんだなあと感じて嬉しかったですね」と、こちらも真摯に応じた。「僕はホンマに、ただ単にガチで出川さんに負けたくなかった(笑)」という横山さんに、出川さんも「横山君もガチだから面白いわけで、たぶん歌あたりから横山君も焦り出しちゃってて、だんだん後半は自分もガチで負けたくないって感じになりました」とコメント。見どころについては、「イガイ星人はホントにいっぱいいたんで…でもやっぱり僕らの対決見てほしいな(笑)」と出川さん。「自分らで言うのは恥ずかしいですけど、あんなハネてると思わなかったです、“あの戦い”が。出川さん、僕の横で自分のコメントとかにめっちゃ笑ろてるんですよ。自画自賛がすごいっすよ。『へへへ、へへへ』って(笑)」と横山さんも明かしている。「イガイ星人ジャパパパーン」は1月3日(火)14時30分~カンテレ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年01月02日松重豊扮する主人公が仕事の合間に各地のグルメをひとり味わい楽しむ人気ドラマシリーズ「孤独のグルメ」。本作の新春スペシャル版として「孤独のグルメお正月スペシャル~井之頭五郎の長い一日」が1月2日(月)にオンエアされる。「孤独のグルメ」は作・久住昌之、画・谷口ジローによる同名コミックを原作に2012年にドラマ化。好評を博しこれまでに「Season5」までが放送され、その後昨年元旦に「真冬の北海道・旭川出張編」、8月に「真夏の東北・宮城出張編」とスペシャル版が放送。そして今回再び元旦にスペシャルとして帰ってくることになった。今回の放送は松重さん演じる主人公・井之頭五郎の東京(関東)での一日がテーマ。仕事で川崎方面を車で走っていた井之頭五郎はお腹が空き、以前に行った焼肉店をふと思い出し寄ってみるも、結局焼肉にありつけず、あきらめて別の店に向かうがそこでも不運は続き。空腹のまま次の仕事先である中野へ向かう。仕事を終えると、すでに空腹の限界を迎えていた五郎は、店探しを開始。やがて、一軒の中華料理店に目が止まり入店。家庭料理的なメニューに心躍らせるのだった。そして空腹が満たされた五郎は、千葉県にある商社へ。仕事が長引き腹が減り、夜遅くその周辺をさまよう五郎の目に止まったのは、がっつり肉料理の店だった――というストーリー。五郎が昼食を食べに入る中華料理店のお母さん役に大河ドラマ「八重の桜」や『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』『金メダル男』などの宮崎美子、五郎の取引先の社長役で『アウトレイジ』や「踊る大捜査線」シリーズなどで知られる北村総一朗、五郎が2軒目に入る肉料理の店の店長役で昨年放送された「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」も大ヒット、今年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」にも出演する和田正人といった豪華なゲストも出演。昨年は北海道、東北のグルメを堪能した五郎が、再び関東を“グルメ旅”する本作に注目!「孤独のグルメお正月スペシャル~井之頭五郎の長い一日」は1月2日(月)23時20分~テレビ東京系列にて放送。(笠緒)
2017年01月02日ショコラティエ・エ・キャラメリエ「アンリ・ルルー」が、1555年創業の京友禅「千總」とコラボレーションし、“Voyage au Japon(日本への旅)”をテーマにした限定パッケージを発売。「アンリ・ルルー」は2017年、創業から40周年、日本での展開から10周年を迎える。これを記念した今回の限定ボックス。新作ショコラは、日本の伝統模様゛七宝柄゛を天面にあしらったほうじ茶×レモンの「Kyoto(キョウト)」、牡丹、梅、鉄線などさまざまな季節の草花を天面にあしらいユズ×ミントの「Yuzu Menthe(ユズ・マント)」、末広がりを意味する日本の伝統模様“青海波”をあしらったユズ×バジルの「Yuzu Basilic(ユズ・バジリック)」など、ジュリアン・グジアンシェフが日本の素材から刺激を受け、味わいはもちろんのこと、見た目にも美しい珠玉のショコラが完成した。パッケージは、「千總」の職人が手書きで書き起こしたオリジナルのデザインで、古くから日本の旅のモチーフである御車に、四季の花々をあしらった古典柄の花車が美しく描かれている。側面には、「アンリ・ルルー」のブランドロゴのコロンバージュ(木骨造)と日本の伝統紋様の中でも、ブルターニュを連想させる柄を浮かび上がらせた。商品ラインナップは、6個入り3,132円(税込)。12個入り6,048円(税込)。販売は2017年2月1日(水)~予定。販売店舗は、伊勢丹新宿店、高島屋玉川店、オンラインショップ、そのほか催事店頭にて。(text:cinemacafe.net)
2017年01月02日『沈黙-サイレンス-』『マグニフィセント・セブン』『モアナと伝説の海』など、上半期から大作が目白押しの2017年だが、注目すべきは印象的な“カップル”が登場する作品が多いこと。今回はその中から、今年話題になること間違いなしの3作品をピックアップした。■ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールがスパイ夫婦に!『マリアンヌ』本作に登場するのは、「極秘諜報員」と「フランス軍レジスタンス」という何ともハードなカップル。演じるのは、プロデューサーとしても手腕を発揮する人気俳優ブラッド・ピットと、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝いた実力派女優マリオン・コティヤールという豪華な2人。それぞれ交わることのない人生を歩んでいた2人は、夫婦を装ってミッションを遂行したことで恋に落ちる。その後、結婚して子どもをもうけ幸せな日々を過ごしていたが、ある日、妻マリアンヌに二重スパイの疑いがかけられ…。彼女は本当に裏切りを働いていたのか?その愛は真実だったのか?過酷な運命を前に究極の愛が試されるラブストーリーを、初共演となるブラッドとマリオンが、抜群のコンビネーションで魅せる(2月10日(金)より公開)。■ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが夢見る恋人同士に!『ラ・ラ・ランド』賞レースをにぎわすミュージカルとして話題の本作で描かれるカップルは、それぞれ夢を追いかけるジャズピアニストと女優志望の女性。偶然の出会いから恋に落ちた2人は、互いの夢を応援し合うが、彼が生活のために入ったバンドが成功したことで、何かが狂いはじめていく――。そんなカップルを演じるのは、かつて『ラブ・アゲイン』『L.A. ギャング ストーリー』でも恋人役で共演していたライアン・ゴズリングとエマ・ストーン。息の合った演技とともに披露される、猛練習を重ねたという見事な歌とダンスは必見!カラフルで幻想的なロサンゼルスが2人の夢を後押しする(2月24日(金)より公開)。■エマ・ワトソンとダン・スティーヴンスが初共演!『美女と野獣』同名ディズニー・アニメーション待望の実写化となる本作に登場するカップルは、すばり“美女と野獣”の2人。読書好きでちょっと風変わりなヒロインのベルを演じるのは、『ハリー・ポッター』シリーズ以降も第一線で活躍を続けるエマ・ワトソン。そんな彼女が向き合う“野獣”に扮するのは、英国王室やセレブも夢中になった海外ドラマ「ダウントン・アビー」で注目を集め、『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』などに出演してきた青い瞳の英国美男ダン・スティーヴンスだ。周囲に変わり者呼ばわりされながらも、“人と違う”ことを受け入れて自分の個性を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られて本当の自分の価値を見いだせずにいる野獣。2人の出会いはどんな奇跡をもたらすのか?世界的人気を誇る美女とフレッシュな野獣の物語に、早くも期待の声が上がっている(4月21日(金)より公開)。2017年は、人気実力共にハイレベルな俳優陣の共演が盛りだくさん。今後も話題沸騰まちがいなしのビッグカップルの活躍から目が離せない!(text:cinemacafe.net)
2017年01月02日ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが主演を務め、夢をかなえたい人々が集まる街ロサンゼルスを舞台にした『ラ・ラ・ランド』。このほど、女優を目指す主人公ミアを演じたエマの歌声に乗せた日本オリジナル特別映像が解禁となった。舞台はロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーでピアノを弾くセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会う。彼はいつか自分の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて2人は恋におち、互いの夢を応援し合うが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことから、何かが狂い始める――。世界に興奮と熱狂を叩きつけた『セッション』デイミアン・チャゼル監督の最新作であり、本年度アカデミー賞大本命といわれる極上ミュージカル・エンターテインメント。ライアンとエマが、歌、ダンス、ピアノの猛特訓を経て全編吹き替えなしで挑んだことでも、注目を集めている。このたび、本作でエマが歌い上げる「AUDITION」バージョンに乗せた映像が到着。映画スタジオの中にあるカフェで働くミアは、オーディションに落ちてばかりの女優の卵だ。Here’s to the ones who dream Foolish as they may seem(どうか乾杯を夢追い人にたとえ愚かに見えても)Here’s to the hearts that ache Here’s to the mess we make.(どうか乾杯を心の痛みにどうか乾杯を厄介な私たちに)何度失敗しても、夢を叶えるため懸命に起き上がるミアのたくましさを表現した歌詞、そこに思いを乗せるエマの透明感あふれる伸びやかな歌声が、ロマンティックで色鮮やかな映像世界に重なり合い、観る者の心に響き渡る。この、一度聞いたら耳から離れないメロディアスな楽曲を手掛けたのは、デイミアン監督の大学時代の同級生で『セッション』の楽曲も手掛けたジャスティン・ハーウィッツ。マドンナ、ビョークなど一流アーティストのアルバムや『ムーラン・ルージュ』を手掛けたマリウス・ヴリーズが音楽プロデューサーを務めている。思わず口ずさんでしまう美しい楽曲が、生のパフォーマンスによってより心を動かされる本映像。この映画に恋せずにはいられない魅力が詰まっている。『ラ・ラ・ランド』は2017年2月24日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月02日胸がキュンキュンし過ぎて「一度、お医者さんに診てもらっては?」と心配したくなる最近の日本映画界。『君の名は。』の大ヒットに沸いた2016年に続き、良いニュースがあるといいのですが…。既存のセオリーが崩壊したいま、映画ファンはどんな作品を観るべきなのか?<成功のカギは海外ロケ?ハズせない話題作>2017年、邦画界で最も注目を集めている大型実写企画が『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日公開)、そして『鋼の錬金術師』(12月公開)だ。ともに国内外で高い人気を誇るコミックが原作になっており、それぞれスペイン、イタリアで大規模なロケを敢行した点も共通している。独特な世界観の再現が不可欠なだけに、海外ロケがもたらす効果は、両作品にとって成否を分ける重要なカギとなるはずだ。また、『ジョジョ』であれば“スタンド”、『ハガレン』なら錬金術を駆使したバトルシーンも見どころになる。原作を尊重しつつ、斬新なアクション描写を生み出せるかが勝負である。キャスティングや脚色に対する賛否は、実写化ならではの悩ましい問題だが、それでもファンなら見逃せない、映画会社にとっては失敗できない、絶対に“ハズせない”話題作なのは間違いない。ヒットして、シリーズ化が軌道に乗ればいいけど…。<カリカリするだけ無駄?コミック実写化どう楽しむべきか>コミック実写化の話題が続きます。すべてのタイトルを挙げると、本当にキリがないけど、いまやヒット請負人の地位を確立した神木隆之介を主演に迎えて、二部作で映画化される『3月のライオン』(前編3月18日公開、後編4月22日公開)をはじめ、『銀魂』(夏公開)、『東京喰種トーキョーグール』(夏公開)、『亜人』(9月30日公開)は押さえておきたい作品だ。異色のプロモーションを展開しているのが『銀魂』で、主演の小栗旬が「実写化してどうもすいませんでした」と自虐的な謝罪動画を公開し、大反響を巻き起こしたばかり。でも、「実写化してどうもすいませんでした」って気持ち、あらゆるコミック実写化に携わる関係者の本音なのかも…。もはやカリカリするだけ無駄だし、2017年は映画を受け取る観客側の姿勢も問われそう。<嵐メンバー主演作が続々公開、岡田准一&生田斗真も変わらぬ活躍>例年以上に、ジャニーズ事務所に所属する男性タレントの主演作が公開されるのも2017年の特徴。特に大野智主演の『忍びの国』(7月1日公開)を皮切りに、松本潤主演の『ナラタージュ』(10月公開)、二宮和也主演の『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(11月3日公開)と、「嵐」メンバーの主演作が続々公開され、ファンはうれしい悲鳴だ。すでに俳優として確固たるポジションを築いている「V6」の岡田准一は、『追憶』(5月6日公開)と『関ヶ原』(8月26日公開)に主演。同じく実力派俳優の生田斗真は『彼らが本気で編むときは、』(2月25日公開)、『先生!』(秋公開)で主演を務め、スクリーンで変わらぬ活躍を披露する。「KAT-TUN」の亀梨和也は『PとJK』(3月25日公開)、『美しい星』(5月公開)に出演。「Hey! Say! JUMP」の山田涼介は前述した『鋼の錬金術師』に加えて、東野圭吾原作の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(秋公開)に主演する。2016年大晦日をもって解散した「SMAP」の元メンバー、木村拓哉が主演する『無限の住人』(4月29日公開)も注目すべき一作だ。<『君の名は。』に続け!アニメ映画は2017年も期待大>国内興収210億円を突破した『君の名は。』をはじめ、『聲の形』『この世界の片隅に』といった秀作が、正当な評価と予想を超える興行成績を獲得し、まさにアニメ映画豊作の1年だった2016年。この現象に続けとばかりに、2017年も期待作が目白押しだ。制作会社の解散を理由に、公開が延期になっていた伊藤計劃原作の『虐殺器官』が、満を持して2月に公開。『攻殻機動隊S.A.C.』『東のエデン』の神山健治監督によるオリジナル作『ひるね姫知らないワタシの物語』(3月18日公開)は、主演の高畑充希をはじめ、豪華な声優陣も注目を集めそう。また、“逃げ恥”で一躍全国区のブレイクを果たした星野源が、主人公の声を務める『夜は短し歩けよ乙女』(4月7日公開)、岩井俊二監督の同名傑作をアニメ化する『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(8月18日公開)など、アニメに興味がない人にこそ観てほしい作品も。スタジオジブリ出身の米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』)は、新スタジオ「株式会社スタジオポノック」から最新作『メアリと魔女の花』(夏公開)を発表する予定だ。“ポストジブリ”論争もいまは昔。個性あふれる作り手によるアニメ映画の数々が、スクリーンで躍動する。(text:Ryo Uchida)
2017年01月02日主人の命令を完璧にこなす有能な執事は、誰もが一家に一人は欲しい存在。しかし、現実には夢のまた夢…そんな現実には難しい有能な執事たちだが、映画やアニメーションでは大活躍!「あくま(悪魔)で執事ですから」のキメ台詞でお馴染み、人気声優・小野大輔が声優を務める執事セバスチャン・ミカエリスもその1人。今回はセバスチャンのほかにも「こんな執事なら雇いたい!」と思ってしまうキャラクターをまとめて紹介!「黒執事」は「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス)にて連載中の枢やなによる漫画作品。2008年にTVシリーズ第1作目「黒執事」が放送されて以来、「黒執事II」「黒執事 Book of Circus」「黒執事 Book of Murder」と次々続編が放送。そしてファン待望の劇場版アニメーションが公開。物語の舞台は19世紀英国。名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは、13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに、“女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負う日々。ある日、まことしやかにささやかれる「死者蘇生」のうわさ噂を耳にしたシエルとセバスチャンは調査のため、豪華客船「カンパニア号」へと乗り込む。果たして、そこで彼らを待ち受けるものとは――。まず初めに紹介したいのが、『バットマン』シリーズに登場する、ウェイン家の執事アルフレッド・ペニーワースだ。実写作品ではマイケル・ガフ、マイケル・ケイン、ジェレミー・アイアンズが演じてきた彼は、先代からウェイン家に仕え続けてきたペニーワース家の跡取りとして、バットマンとして日々ゴッサムの街を守るブルース・ウェインを幼少の頃から見守り続ける忠誠な執事。家事や身の回りの世話はもちろんのこと、バットモービルなどのバットマンとして活躍するに必要不可欠な道具のメンテナンスをもこなす、まさにスーパー執事。次に挙げるのは、大人気シリーズ「妖怪ウォッチ」に登場する、「ウィス」が口癖の妖怪執事・ウィスパー(関智一)。封印を解いてくれたお礼として、「妖怪ウォッチ」をウィスパーから渡されたケータは、街のいたるところで妖怪が見えるようになり、日常に存在する妖怪不祥事をともだち妖怪と解決していく。ウィスパーは自称執事としてケータに付きまとうが、知ったかぶりをするなどの執事らしからぬ言動でいつも周りから突っ込まれてしまう…。しかし、持前の愛嬌で憎めないキャラクターとして大活躍。こんな妖怪執事がいれば、きっと毎日が楽しく過ごせそう。そして最後は、本シリーズで活躍するセバスチャン・ミカエリス。品位・教養・武術・料理・容姿、全てにおいて完璧な執事であるが、その正体はファントムハイヴ家の若き当主シエル・ファントムハイヴと契約を交わした“悪魔”。ある目的を果たした後、シエルの魂を食らうことを条件に、それまでシエルを死なせずに守りぬくと契約している人物だ。悪魔ゆえに、あらゆる無理難題も難なくこなしてしまうセバスチャン。こんなイケメン執事を雇えるなら、悪魔と契約しても…。あらゆる妄想を叶えてくれそうな、現実離れした理想の執事たち。忠誠心が強い執事か、退屈知らずの執事か、はたまた完璧だが“悪魔”な執事か?さあ、あなたは誰を雇ってみたい?『黒執事 Book of the Atlantic』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン! 2016年12月17日より全国東宝系にて公開(C) LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2016
2017年01月02日東京ディズニーランドホテル内にあるヘルシー&ビューティーをテーマにしたスタイリッシュな創作料理がコーススタイルで楽しめるレストラン「カンナ」では、2016年12月26日(月)~2017年1月5日(木)の期間限定で、さまざまな「年末年始の限定メニュー」が登場。そこで今回、豪華な食材を使用した17時~22時のディナーコースを取材した。「イヤーエンド&ニューイヤー スタイリッシュカンナ(12/26~1/5)」(¥9,780)は、17時~22時の間のみ提供している、年末年始の限定ディナーコース。およそ7種類の料理がコース仕立てでいただけるが、今回の取材ではメイン料理を含み、鮪のレアグリルと数の子 白醤油のフォーム 人参と牛蒡のマリネを添えて、黒ムツのソテー フダン草と干し海老のブレゼ ウニと山葵の餡、ビーフテンダーロインのグリル ポルチーニ茸のピュレ 西京味噌の赤ワインソース の3種類を試食。そのいずれもが極上の味わい。鮪のレアグリルは火の通りが絶妙で、すぐさま白ワインがほしくなりそうな一品。ビーフテンダーロインのグリルと西京味噌の赤ワインソースの相性も抜群で、ディナーの会話にも華が咲くというもの。特筆は、黒ムツのソテー。高級魚である黒ムツのソテーは絶品で、一口で心機一転、新しい一年を過ごせそうな気分にも。ディナーとして、おすすめだ。また、同レストランでは上記ディナーコースのほかにも、「イヤーエンド&ニューイヤー シェフのおすすめランチ(12/26~1/5)」(¥6,180)も提供。素材本来の味を引き出した料理が楽しめる「カンナ」の「年末年始の限定メニュー」で、新年の到来をお祝いしてみて!■イヤーエンド&ニューイヤー スタイリッシュカンナ ¥9,780【販売期間】2016年12月26日(月)~2017年1月5日(木)【提供時間】17時~22時・鴨のスモークとリンゴのチャツネ・鮪のレアグリルと数の子 白醤油のフォーム 人参と牛蒡のマリネを添えて・湯葉で巻いたタラバ蟹のスチーム トリュフの香る蕪のすり流しと共に・黒ムツのソテー フダン草と干し海老のブレゼ ウニと山葵の餡・ビーフテンダーロインのグリル ポルチーニ茸のピュレ 西京味噌の赤ワインソース・赤米とキヌアのコラーゲンスープご飯・紫芋のお汁粉と塩小豆アイス※メニューは予告なく、内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2017年01月02日2017年の元旦である1日(日)、開園15周年記念イベント「東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」を開催中の東京ディズニーシーにて、お正月限定プログラム「ニューイヤーズ・グリーティング」が晴れやかにスタート!穏やかな気候のメディテレーニアンハーバーには、和服姿のミッキーマウスやミニーマウスをはじめ、酉年の2017年の主役であるドナルドダック、デイジーダックなどのディズニーの仲間たちが集まった。一年のスタートを楽しく華やかにお祝いする東京ディズニーシー「ニューイヤーズ・グリーティング」では、鮮やかな色合いの和服を身にまとったミッキーとミニーをはじめ、今年の主役であるドナルドダック、デイジーダック、そしてプルート、グーフィーの総勢6名が、お正月の特製デコレーションのパージ(=船)に乗って登場。1回目の「ニューイヤーズ・グリーティング」には、2017-2018年の東京ディズニーリゾート・アンバサダーに就任した福本望(ふくもと のぞみ)さんも同乗。集まったゲストに就任のあいさつをした。合計7人が乗ったパージは、最初に「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」前付近に停止後、「ピアッツァ・トポリーノ」前付近、「リドアイル」(上陸などはなし)、「フォートレス・エクスプロレーション」のガリオン船ルネサンス号付近の4か所に停止。ミッキーやドナルドたちは、それぞれの停止場所に集まっているゲストに、それぞれオリジナルのあいさつをするとともに「お手を拝借!」と、新年の到来を皆で一緒にお祝いした。お正月限定「ニューイヤーズ・グリーティング」は、1月5日(木)まで。2017年の干支“酉”にちなみ、主役として張り切るドナルドダック、デイジーダックに会いに行って!■<東京ディズニーシー>「ニューイヤーズ・グリーティング」実施場所:メディテレーニアンハーバー実施回数:1日2回実施時間:約15分※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショーの内容など異なる場合もあり得ます。※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。※紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2017年01月01日ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが冴えないジャズピアニストと女優目指す女性を演じるミュージカル・エンターテインメント『ラ・ラ・ランド』。ゴールデン・グローブ賞では史上最多7部門でノミネートされるなど、世界中で注目を集めている本作から、2017年の始まりを記念し、印象的なシーンの1つともなっている「City Of Stars」の日本版特別映像が解禁となった。夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーでピアノを弾くセバスチャンと出会う。彼はいつか自分の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合うが…。このたび、新年に解禁となったのは、ライアンとエマが完全生収録で挑んだ劇中のオリジナル楽曲「City Of Stars」特別映像。冒頭、幻想的なハモサビーチ埠頭でライアンのしっとりとしたソロから始まり、後半は2人の部屋でライアンのピアノ伴奏に合わせエマとのデュエットが披露されている。歌いながら、思わず2人が顔を見合わせ笑ってしまう場面は、まるで本当の恋人のような自然なそぶりで、いつまでも見ていたくなるほどのお似合いぶり!本作の舞台は、夢追う人が集まる街L.A.。そこで、売れないジャズピアニストのセブとオーディションに落ち続けている女優のミアは、それぞれに挫折し、夢を諦めかけていた。しかし、2人は偶然の出会いから恋に落ち、そして次第に気づき始める。「初めて君と抱きあった時に感じた。2人の夢はいまやっと叶いそうだと―」「声がする。“私がいるから大丈夫”と」「愛よ、去らないで―」そんな新年のお祝いのシャンパンのように、2人が最も輝き弾ける瞬間は必見。この後、2人は“City Of Stars”(スターの街)で新たな世界を切り開くことができるのか、いっそう期待が高まる映像となっている。『ラ・ラ・ランド』は2月24日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月01日今年7月公開となる実写版『銀魂』。この度、本作に出演する小栗旬、菅田将暉、橋本環奈から、新年のご挨拶として“銀魂音頭 お正月篇”と題した動画が公開された。江戸時代末期、日本の鎖国を解放したのは、黒船ではなく宇宙船だった!?宇宙からやってきた「天人」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっていた。そんな時代に侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時と、ひょんなことから出会った新八と神楽が営む万事屋の周りで起こる事件や騒動の数々。果たして、今日はどんな事件が起きるのか――?原作は、累計発行部数5,000万部以上を記録した、空知英秋による同名漫画。脚本・監督を「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一が務め、キャストには主人公の銀時を演じる小栗さんをはじめ、新八役に菅田さん、神楽役に橋本さん。さらに長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、中村勘九郎、柳楽優弥、新井浩文、佐藤二朗、菜々緒、安田顕、堂本剛ら超豪華キャストが集結!坂田銀時、志村新八、神楽のキャラクタービジュアルの解禁時には、瞬く間に大盛り上りとなり、解禁された特報は1日で公式Twitterでの再生回数が150万回突破と大反響を呼んでいる。このほど到着したのは、これまで解禁されてきたキャラクタービジュアルやティザーポスター、特報の“かっこいいモード”(?)からは打って変わり、新年のめでたさ全開、とてもご機嫌な様子が収められた映像。「あけまして、おめでとうございます!」と元気な挨拶で登場したのは、銀時、新八、神楽の3人。そして「そーれっ!」の掛け声とともに、“銀魂音頭”と名付けられた歌を歌い、満面の笑みを浮かべ何やら楽しげに踊っている。さらに、岡田さん演じる攘夷志士・桂小太郎のペット、地球外生物の“エリザベス”も初登場!「あけおめ」のプラカードを手に、銀魂音頭を盛り上げている。なお本楽曲は、「作詞:小栗旬、作曲:橋本環奈、振り付け:菅田将暉」と3人による共同制作。今回公開となった映像は“お正月篇”と銘打たれており、第2弾も…?と期待が高まる。『銀魂』は2017年7月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年01月01日神山健治監督が原作・脚本・監督を担う初の劇場オリジナルアニメーション映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』。この度、本作の3月公開を記念し「神山祭」と題して、過去に神山監督が手掛けてきた傑作の数々を、「Hulu」「dアニメストア」「バンダイチャンネル」「auビデオパス」にて一挙放送することが決定した。岡山県倉敷市で父親と2人暮らしをしている森川ココネ。何の取り得も無い平凡な女子高生の彼女がたったひとつ得意なこと、それは「昼寝」。そんな彼女は最近、不思議なことに同じ夢ばかり見るようになる。無口で無愛想なココネの父親は、そんな彼女の様子を知ってか知らずか、自動車の改造にばかり明け暮れている。2020年、東京オリンピックの3日前。突然父親が警察に逮捕され東京に連行される。どうしようもない父親ではあるが、そこまでの悪事を働いたとはどうしても思えない。ココネは父親逮捕の謎を自力で解決しようと、幼なじみの大学生・モリオを連れて東京に向かう決意。その途上、彼女はいつも自分が見ている夢にこそ、事態を解決する鍵があることに気づく。たったひとつの得意技である「昼寝」を武器に、夢とリアルをまたいだ不思議な旅に出るココネ。それは彼女にとって思いがけず、自分を見つける旅でもあった――。神山監督が贈る、“ワタシ”と“夢”の物語『ひるね姫~知らないワタシの物語~』。キャストには、主人公・森川ココネ役の高畑さんほか、江口洋介、満島真之介、古田新太、前野朋哉、高橋英樹ら豪華俳優陣が集結。さらに釘宮理恵、高木渉ら声優陣も脇を固めている。今回一挙配信が決定したのは、監督とシリーズ構成を務め、入念に練られたSF設定とセンセーショナルな社会問題を扱い、その名を世界に知らしめた代表作「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」TVシリーズ全26話を始め、「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」TVシリーズ全26話、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXSolid State Society」OVA版。アクションファンタジー巨編「精霊の守り人」TVシリーズ全26話。原作から携わり、現代社会への強烈なメッセージを残した青春群像劇「東のエデン」TVシリーズ全11話と劇場版『東のエデン 劇場版I The King of Eden』『東のエデン 劇場版II Paradise Lost』、さらにフル3DCGで描かれた劇場版『009 RE:CYBORG』と、なんとも超豪華なラインアップとなっている。また、神山監督からコメントも到着。これまで、ひとつひとつの作品を大事に、長く見続けてもらえるようなものを意識して作ってきたと言う神山監督は、『ひるね姫~知らないワタシの物語~』について、「今回初めてのオリジナル長編を作らせてもらうことになりましたが、同じように長く楽しんでもらえる映画になっていると思います」と自信を見せる。さらに、「『ひるね姫~知らないワタシの物語~』は家族のつながりがテーマになっています。周囲とのどういうつながりがあって、いまの自分自身がいるのか。そこには、実は自分でも知らない自分自身のストーリーがあるかもしれないということを想像しながら見ていただきたいです」と本作を待ちわびているファンへメッセージを贈っている。配信期間は、1月1日(日)~3月31日(金)まで。※auビデオパスでの「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」『東のエデン 劇場版』は2月1日より配信。『ひるね姫~知らないワタシの物語~』は3月18日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年01月01日山田涼介を主演に、日本を代表する傑作コミックを実写映画化する『鋼の錬金術師』。本日1月1日、“ハガレン”イヤーの幕開けを記念して、本作の公式サイトにてフルCGの実写アルフォンスの全貌も現れたティザービジュアルが初披露。秋に、“ハガレン”史上初の大規模原画展「鋼の錬金術師展」が開催されることも決定した。原作は、壮大なスケ―ル・世界観と想像を超えるストーリーで世界をも魅了する、日本漫画界を代表する伝説的コミック。シリーズ全世界累計7,000万部超の大ベストセラーであり、2003年と2009年にTVアニメ、2005年と2011年には劇場アニメが公開され、またゲーム、小説版などとマルチに展開された。月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)にて連載中に妊娠出産を経験した原作者・荒川弘(あらかわ ひろむ)が、「いつかわが子に読ませたい」との思いを込め、描き続けたというエルリック兄弟の感動的な冒険譚は、女性からも熱狂的に支持されている。元旦、“ハガレン”イヤーのはじまりに公式サイト内で公開されたティザービジュアルは、蒸気に包まれた駅構内で“鋼の錬金術師”エド(山田さん)と弟アルフォンス2人の冒険の始まりを暗示する姿が描かれている。原作者・荒川さんは、「『作品は自分の子供』とよく言われますが、原作が子どもならそこから派生した作品は可愛い孫のようなものです。このたびドラマCDやアニメやゲーム等に加えて実写映画という孫が増えました。完成までまだしばらくありますが、今度の孫はどんなやんちゃを見せてくれるのかな~と楽しみにしています!」と映画化についてコメント。メガホンをとった曽利文彦監督は、「映画監督として、日本が世界に誇る名作『鋼の錬金術師』を実写映画化できるなんて本当に幸せです。10年もの長い期間、この映画のために開発を続けた映像技術を全編に駆使して、邦画の新しい可能性に挑戦したいと思います」とコメントを寄せている。今回エルリック兄弟の姿と共に、曽利監督こだわりのイタリアの街で撮影された機関車と石畳が収められたティザービジュアルからは、“ハガレン”の世界観そのままの歴史あるヨーロッパの空気感を感じることができる。このイタリアでのロケについて、監督は「イタリアに行きたかった一番大きな理由が、機関車です。原作を読んでいて、“機関車”がモチーフとして一番重要だと考えました」とコメント、「兄弟が旅をする話なので移動は全部機関車で移動していて、機関車が日本の機関車だとしっくりこないので西洋の機関車を求めて街を探しました」と、兄弟の旅路を象徴するかのような機関車を求めていたと語る。また、「石畳の風景が欲しかった」と監督は言う。「日本に現代の石畳はあるが、年季が入った石畳を探すと西洋風の石畳はなく、最近のものだったりする。ある程度、年季の入った石畳を探すと、ある面積を必要とするので機関車と石畳を探しました」と、イタリアロケでのこだわりを明かしている。なお、公式サイト内で見ることのできる時計にはある仕掛けが施されているとのこと。その時計に隠された意味とは、いったい何なのだろうか…?山田さんのエドワード・エルリックほか、ウィンリィ役に本田翼、マスタング大佐役にディーン・フジオカ、“ホムンクルス”(人造人間)のラスト役に松雪泰子など、オールスターキャストが集結する本作。「鋼の錬金術師展」も含め、これからの続報にも引き続き注目していて。『鋼の錬金術師』は2017年12月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月01日巨大なる最強の王が、覚醒し、暴走するアドベンチャー超大作『キングコング:髑髏島の巨神』。新年の幕開けとなる元旦、初日の出に合わせて、巨神が降臨する日本版ポスターが解禁となった。神話の中にだけ存在するとされた謎の島に、調査遠征隊が派遣される。彼らの任務は、未知なる生物を発見すること。だが、その島は人類が決して足を踏み入れてはならない場所、髑髏島(ドクロトウ)だった。集められた調査隊のメンバーたちは、誰もが簡単な任務だと思っていた。だが、その島=髑髏島に足を踏み入れようとした瞬間に、それは間違いだったことに気づかされる。地上から投げられたヤシの木は、巨大なヤリとなってヘリを串刺して墜落させる。調査隊の前に姿を現したのは30mを超えるモンスター、キングコングだ!人間たちはなす術もなく、逃げ惑うのみ。髑髏島の秘密とは?果たしてコングは人類にとって悪魔なのか、神なる存在なのか?。人類は生きて、この島から脱出できるのか――。調査隊のリーダー役に『マイティ・ソー』シリーズの英国美男トム・ヒドルストン、さらに『ルーム』のアカデミー賞女優ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマンらが参戦する本作。今回、ついにその日本版ポスターが解禁された。水面を5人の兵士が隊列をなして進んでいく。空には軍用ヘリが2機。彼らが向かうのは、髑髏島。そびえる山の中央には、赤々と燃える太陽をバックに、山のような巨体で咆哮するキングコングの姿が浮かびあがっている。その圧倒的な存在感は、2017年のスクリーンを席巻することはまず間違いない。2020年には、『ゴジラVSコング(原題)/Godzilla vs. Kong』も決定している本作。ゴジラとの究極の対決に向け、髑髏島の巨神・キングコングがついに動き出す。『キングコング:髑髏島の巨神』は2017年3月25日より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月01日水谷豊演じる杉下右京と反町隆史演じる冠城亘の2人が難事件を解決する「相棒」シリーズの元日スペシャルが2017年1月1日(日)21時からオンエアされる。左遷され駐在所勤務となった杉下と冠城“特命係”の運命やいかに!?2006年の「season4」から続く恒例の元日スペシャル。2017年版の今回は水谷さん演じる杉下右京と反町さん演じる冠城亘の2人に急遽異動命令が。なんと郊外の駐在所に“左遷”されてしまうという。2人の行き先は東京郊外の黒水(くろうず)町。急な欠員補充のための臨時措置ということだが、黒水は問題がある警察官の左遷先として知られ、一度飛ばされれば戻ってきた者はいないという。異動初日に黒水署で首席監察官の大河内春樹(神保悟志)に出くわす2人。黒水署に監察が入る理由を気にしつつ勤務地の駐在所へと向かい、新たな住居となる駐在所の部屋で荷ほどきにかかる2人だが、そもそも前任者がなぜ交代することになったのかを疑問に思い調べると、黒水署ではこれまで5人もの警察官が突如失踪し無断欠勤扱いのまま放置されていることがわかる。右京たちは失踪した警部の住まいを訪ね、そこで「黒水署の警察官連続失踪事件を追っている」という黒水ケーブルテレビの若月詠子(伊藤歩)に遭遇。公になっていない情報をどこから入手したのか亘は怪訝に思いつつも、社美彌子(仲間由紀恵)に直接取材を申し入れるという詠子に興味を抱くが、調査を進めるうちに四方田警視総監から圧力がかけられる…というストーリーが展開するという。水谷さん、反町さんの2人のほか鈴木杏樹、神保悟志、大杉漣、仲間由紀恵、石坂浩二といったレギュラー陣に加え、若月詠子を演じる伊藤歩をはじめ黒水町長の和合賢人役で八嶋智人。右京たちに圧力をかける警視総監の四方田松榮役で永島敏行。さらに小宮孝泰、平岡拓真、仁村紗和といった面々がゲストで登場する。八嶋さん演じる黒水町長の和合はIT起業家として大成功を収め、町長就任以降「人間のイノベーション」と銘打ち、前科のある人間を積極的に受け入れて過疎化の進む町の再生を目指しているという人物。この町長、そして警視総監らと警察官失踪との関連は!?また亘の制服姿も今回の見どころ。「警察学校の黒メガネの教官に特別レッスンを受けた」と言う亘の右京も驚く鑑識能力は必見。誰の協力も得られない見知らぬ町。特命係の2人は警察官連続失踪事件の謎を解いて警視庁に帰ってくることができるのか。“特命係”は復活するのか!?今回も見のがせないスペシャルになりそう。「相棒season15」元日スペシャル 第10話「帰還」は2017年1月1日(日・祝)21時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2017年01月01日2017年、生誕から30年を迎える荒木飛呂彦・原作の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部の実写映画化に挑む『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。年あけ早々、本作から山崎賢人演じる主人公・東方仗助のビジュアルがついに解禁となった。シリーズ累計発行部数1億部を記録し、文化庁が主催する日本のメディア芸術100選マンガ部門では第2位にランキングされた「ジョジョの奇妙な冒険」。ルーブル美術館での作品展示、グッチとのコラボレーションなど、海外でも高く評価されている。さらに、“人生のバイブル”として原作を選ぶ著名なクリエイターや起業家が後を絶たないことから、原作者の荒木氏が「日経ビジネス」の“次代を創る100人”にマンガ家として唯一選出されるなど、注目されている。19世紀末のイギリスを舞台に、ジョナサン・ジョースター、ジョセフ・ジョースター、空条承太郎、東方仗助など、各部ごとの“ジョジョ”を主人公に、代々の“ジョースター家”の戦いを中心に描く大河ストーリーで、今回映画化されるのは第4部「ダイヤモンドは砕けない」。この極上のサスペンスを、シリーズ化を見据えた製作体制で挑む。今回、新年から解禁となったのは、山崎さんが演じる主人公・東方仗助の男気を感じさせる特別ビジュアル。仗助は杜王町に住む高校生で、普段は温厚で人当たりの良い性格で女子生徒にモテているが、自慢の髪型をけなされると激昂する一面を持つキャラクター。さらに、「グレート」という口ぐせ、不良っぽい喋り方も魅力となる。ビジュアルでは、山崎さんが原作同様のキメキメの髪型に、アクセサリーが胸元と襟元についた学ランに身を包んでいる。山崎さんは、「仗助自身、髪型と服装にすごくこだわりを持っているので、この髪型をセットして衣装を着ると、仗助として気合いが入る。仗助を演じるのに見た目から入るというのはかなり重要なことでした。そしてこの髪型と衣装はシッチェスの街にものすごく馴染み、杜王町そのものだと思いました」と、仗助自慢の髪型と衣装がいかに重要であったかを明かしている。本作は、10月より始まったスペイン・シッチェス、そして日本での撮影も終了し、現在編集中とのこと。これまでの少女マンガの主人公とはまるで違う山崎さんは、どんな仗助を見せてくれるのか、乞うご期待。また、仗助の同級生・広瀬康一役の神木隆之介、同じく山岸由花子役の小松菜奈、仗助と対立する虹村形兆役の岡田将生、形兆の弟・虹村億泰役の真剣佑や、町の平和をおびやかす殺人犯・片桐安十郎役の山田孝之、仗助を導く空条承太郎役の伊勢谷友介らのビジュアルも楽しみになってきた。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は2017年8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月01日菅田将暉は2016年、最も忙しい若手俳優の1人だった。出演映画は9本、もちろんいずれも主演クラス。連ドラは「ラヴソング」「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」と話題を呼んだ2作に参加。CMも、“鬼ちゃん”としてau「三太郎」シリーズに多数出演したほか、「グランブルーファンタジー」「ファンタ」「メンズビオレ」など7本に出演。“その顔を見ない日はない”超売れっ子俳優となった。また、新たな胸キュン男子の名をほしいままにするかと思えば、朝ドラ「とと姉ちゃん」で全世代にファンを広げた坂口健太郎、『ちはやふる』や『ミュージアム』などで演技の幅を見せた野村周平、予想どおり2016年随一のブレイク男子となった竹内涼真らも、文字どおりこの1年を駆け抜けた1年となった。■菅田将暉の2017年は“戦国イケメン”&シンガー&声優!?菅田さんの大躍進は、2013年『共喰い』で注目を浴び、『そこのみにて光輝く』や『海月姫』などで、演者としてさらにひと皮むけたことから始まった。加えて、au「三太郎」CMの“鬼ちゃん”は彼をお茶の間にも知らしめ、一見チャラいが、飾らず正直で子だくさんという設定も「気持ちのいい人だなぁ」という空気感が伝わり、人気を呼んだ。ユーモアを愛する関西人でありつつ、福田雄一監督が「情熱大陸」で迫ったように“洋服づくり”にハマるなど、ストイックで凝り性な面もまた、放ち続ける色気とのいいギャップを生み出している。髪型や髪色の変化から、さまざまな役柄に挑んでいることは伝わってきたが、2016年の出演映画は1月の『ピンクとグレー』に始まり、3月の『星が丘ワンダーランド』『暗殺教室~卒業編~』、5月の『ディストラクション・ベイビーズ』、6月の『二重生活』、7月の『セトウツミ』、10月の『何者』『デスノート Light up the NEW world』、そして11月の『溺れるナイフ』といずれも話題作ばかり。特に、革新作といえる『ピンクとグレー』での前半と後半の豹変ぶり、『ディストラクション・ベイビーズ』の想像の上をいくサイテーな小心者ぶりは“事件”ですらあった。かと思えば、『セトウツミ』では池松壮亮と男子高校生に扮し、ユルくて深い青春会話劇で笑って泣かせてくれた。池松さんと東出昌大と挑んだ『デスノート Light up the NEW world』、佐藤健を主演に有村架純、二階堂ふみ、岡田将生、山田孝之と共演した『何者』と、日本を代表する若手実力派たちとがっつり組んだ作品でも存在感を発揮してみせた。『溺れるナイフ』では小松菜奈とともに、鋭く、煌めいた青春の刹那のラブストーリーを体現。神主一族の跡取りを熱演した菅田さんは、華奢な体つきではあるものの、決して芯は細くないことを感じさせる姿だった。意外にも恋愛映画は初主演だったが、“壁ドン”や“顎クイ”などはなく、“顔ベロォ”や“ツバ吐き”がある(!)という、いわゆる“胸キュン”映画とは一線を画すものに。また、ドラマ「地味にスゴイ!」のラストでも、菅田さん演じる幸人と石原さとみ演じる悦子が、自分とお互いのために選んだ答えが好感を持って受け入れられている。いずれも、真摯に役に向き合った菅田さんの好演が光っていた。そして1月28日(土)からは、すでにその歌声が話題となっている松坂桃李とW主演の映画『キセキ ーあの日ソビトー』が公開。横浜流星、成田凌、杉野遥亮と劇中で結成した「グリーンボーイズ」としてCDデビューも果たす。auのCMでもサッカー日本代表応援ソング「見たこともない景色」を熱唱しているが、2017年は若手実力派俳優としてだけでなく、“歌手・菅田将暉”も話題となるかも。また、ついに大河ドラマにも名を連ねることになる菅田さん。柴崎コウ主演「おんな城主 直虎」で、戦国の“イケメン”といわれた虎松/井伊直政を演じるというだけに期待は高まる。「まさかでしょ?」と目を疑った実写版『銀魂』も、先日の“そっくり”ビジュアルや解禁映像を見るかぎり、(ほっと胸をなでおろしつつ)期待値は上がるばかり。コメディ部分の要となる、菅田さんが演じる“新八”のツッコミは楽しみだ。そのほか、故・寺山修司原作の『あゝ、荒野』では韓国の鬼才ヤン・イクチュンとともにボクサー役に挑み、さらに岩井俊二の初期作で根強い支持を集める「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のアニメ化にて声優にも初挑戦。監督は『バクマン。』の大根仁、共演には広瀬すず、宮野真守と鉄壁の布陣だ。菅田さんの快進撃と挑戦は、2017年も続いていく!■映画界のネクスト世代ー坂口健太郎&竹内涼真&野村周平月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」から始まった坂口さんの2016年。火10ドラマ「重版出来!」に続いて、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロイン・常子(高畑充希)の相手役でさらに人気を集めた。「とと姉ちゃん」で演じた星野武蔵は、植物を愛する真面目で不器用な姿が多くの朝ドラファンをキュンとさせ、“葉っぱのあんちゃん”として親しまれることに。その一方、『64 -ロクヨン-』では警察署付きの記者というこれまでにない硬派な役柄、スペシャルドラマ「模倣犯」では初の悪役を務めて話題となった。2017年は、坂口さん演じる“一途男子”・長谷川陸が、事故に遭った恋人(miwa)を救うため、すべてを投げ打ちタイムリープを繰り返すラブストーリー『君と100回目の恋』(2月4日公開)が控えている。また、ドラマ「東京タラレバ娘」での、吉高由里子演じる30歳独身のヒロインと関わる金髪のイケメンモデル役という、これまでありそうでなかった役柄にも注目だ。ドラマ「下町ロケット」(’15)で一躍脚光を浴びた竹内さんは、その勢いのまま2016年へ。「臨床犯罪学者 火村英生の推理」「時をかける少女」「THE LAST COP/ラストコップ」など人気ドラマへの出演が途切れることなく、まさしくブレイクを遂げた。自身は大学のスポーツ推薦を得るほどのサッカー選手だったが、土屋太鳳と共演した『青空エール』の甲子園を目指す野球部員の、まっすぐで熱い姿は彼のキャラクターにもマッチ、多くの涙を誘ったことも記憶に新しい。GWには、唐沢寿明&窪田正孝とともに「THE LAST COP/ラストコップ」の映画化(5月3日公開)に挑む。野村さんの2016年は、『ライチ☆光クラブ』では変貌した“光クラブ”を憂うリーダー、『ちはやふる』では競技かるたチームのエース、『森山中教習所』では超マイペースな大学生と、タイプのまったく異なるキャラクターが続いた。小栗旬と刑事役でコンビを演じる現在公開中の『ミュージアム』では、衝撃の最期を迎えることでも話題沸騰。また、ブレイクのきっかけの1つとなった「恋仲」から1年ぶりに、月9ドラマ「好きな人がいること」に参加した。桐谷美玲、山崎賢人、三浦翔平ら最旬キャストが勢ぞろいする中、野村さんは女子にやさしくお調子者、BMXを華麗に乗りこなす三男という、最も“素”に近い(!?)役柄で人気に。中国語が堪能なだけに台湾での同作スピンオフにも主演し、大活躍を見せた。そんな野村さんや竹内さんも出演する、菅田さんの主演作『帝一の國』には、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大など注目俳優&ネクストブレイク候補が顔を揃える。やはり、イケメンの豪華競演は見逃すわけにはいかない。(text:cinemacafe.net)
2016年12月31日名作ドラマ「フルハウス」の続編が、現在Netflixで配信中!そのシーズン2の配信開始に合わせ、来日を果たしたキャストたち。主人公であるタナー家の長女DJ役のキャンディス・キャメロン・ブレ、次女ステフ役のジョディ・スウィーティン、DJの親友キミー役のアンドレア・バーバーに続き、今回はDJやステフの父ダニー役のボブ・サゲット、ダニーの親友ジョーイ役のデイブ・クーリエがインタビューに応じてくれました。「フルハウス」ではまだ幼い娘たちを懸命に育てていたダニー、そんな彼の良き協力者だったジョーイ。それだけに、いまや大人になった娘たちが子育てに奔走する「フラーハウス」に対しては感慨深いものがあるようです。「僕自身には20代の娘が3人いて、そのうちの1人にはボーイフレンドもいる。けれど、まだどの娘にも子どもはいないから、孫役の子たちに“おじいちゃん”と呼ばれるとぎょっとするよ(笑)。いつか僕もダニーのようになるのかな…。まあ、孫ができたときは、お小遣いをやって手なずけるつもりだけどね!」。(ボブ)「彼女たちを幼い頃から見てきたけど、3人とも本当に美しく立派な大人の女性に成長したと思う。『フラーハウス』に出てくる家族はちょっとばかり機能不全家族だと言えるけど、それでも見ていて気持ちのいいものだよ」。(デイブ)デイブの言葉通り、『フラーハウス』では複数の家族が少々いびつに入り乱れていて、「シーズン2は特に“みんなおいで!”って感じ」。大勢のキャストが集う撮影セットはボブいわく「宇宙船みたい」だそうで、「僕たちのドラマは『スター・トレック』のファミリー版だとも言えるね」とのことです。そんな中、ボブとデイブは撮影時も(大人なのに)じゃれ合っているようで、このインタビュー中にもその片鱗が。隙あらば互いの腕をペシペシとはたき合ったり、頬をムギュッとつまんでみたり、テーブルの上に置かれていた花瓶の花の実を投げ合ったり…。「僕たち心は10歳だから。教室にいるでしょ?こういう奴ら。大抵は退学させられちゃうんだけど」と自身も認めるコドモぶり…、ではなく仲良しぶりでした。実際、ダニーの義弟ジェシー役のジョン・ステイモスも含めた彼ら3人は、『フルハウス』を通して本物の友情を築き上げてきたそうです。「僕ら3人は兄弟みたいなもの。人生のあらゆることを共有してきた。結婚、子どもの誕生、離婚、家族との死別といった様々な出来事を、みんなで体験してきたんだ」(デイブ)。「ある晩、ジョンと僕が一緒にディナーをしていたことがあってね。ところで、ジョンは5時に夕食を取って、8時には寝るんだ。おばあちゃんみたいだよね。でも、だからあんなにお肌がスベスベなんだ(笑)。さておき、そのとき、デイブのお母さんがもう長くない状況になり、彼から電話がかかってきた。ジョンと僕はデイブの家に駆けつけ、裏庭で人生について語り明かしたよ。そういった互いに対する愛情は、脚本の台詞ではないところにもにじみ出ている。そういう番組なんだ、『フルハウス』は」(ボブ)。もちろん、その愛情は“娘たち”にも向けられていて、「ジョディは僕の長女と仲がいいし、キャンディスをサーカスやコンサートに連れて行ったこともある」とボブ。それだけに、シーズン2で彼女たちが織りなす恋愛模様にもパパの心は穏やかではないようです。「DJはマットとスティーブの板挟みになるだろう?彼らの三角関係を見るのは、本当に胸の痛むことなんだ。スティーブ役のスコット(・ウェインガー)と僕はよくダブルデートをした仲でね。僕が若い女の子ばかりを追いかけていた時期だったから、ちょうどよかったんだ(笑)。だから僕は個人的にスティーブが大好きなんだけど、マットもDJにとってはいい相手のようだし…。あとはステフの恋も気になるところだな。キミーと別れた夫のすったもんだからも目が離せないしね!」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Takashi Tokita)
2016年12月31日この夏、新海誠監督最新作『君の名は。』が世界中で大ヒット!そのほかディズニー映画『ズートピア』や『ペット』、邦画に目を向ければ『聲の形』『この世界の片隅に』など様々なアニメーション映画が興行収入ランキングを大いに賑わせた2016年。多彩な作品をより魅力的にしたのは、名演技を披露した役者たちだろう。テレビアニメに映画はもちろん、舞台、ナレーション、モデル、アーティスト、実写ドラマ&映画出演と…ますます活躍の幅を広げ、知名度と人気度を上げている声のプロ・声優――。彼らの2016年の活動をふり返りながら、“声良し!顔良し!演技良し!”と三拍子そろったイケメン声優たちをご紹介する、年末企画第3弾!■実力派声優の名演が光る!声優人気が映画選びのポイントにも?これまでは洋画大作の吹き替えには俳優・女優が“声優”として出演することがしばしばだったが、近年では“声優”を本業とした面々が名を連ね、圧巻の演技を披露。また、彼らのキャスティングが集客の一因となることも。声優人気を牽引し続ける宮野真守は、今年もエンターテインメント業界で大活躍!「亜人」「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズなどTVアニメ出演はもちろん、アーティストとして2枚同時シングルリリースやツアーを敢行。映画業界では何と言っても、「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが脚本を手掛け大ヒット公開中の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で、主演のエディ・レッドメインの吹き替えを担当したことが大きなニュースだろう。全5部作の大作となる予定なので、今後の宮野さん熱演をぜひ劇場音響で堪能して。また本作には、大人イケメン・津田健次郎が、成熟した男性の色気たっぷりにコリン・ファレルの声を吹き替えていることも注目だ。また宮野さんは、映画『ミニオンズ』のスタッフが贈る夏の大ヒット作『ペット』にも出演。本作では「進撃の巨人」エレン役などで知られる梶裕貴が、モルモットのノーマン役で出演。可愛らしい小動物を見事に表現している…かと思えば、LGBT解放運動のきっかけとなった“反乱”を描く『ストーンウォール』では、ゲイであることから故郷を追われ、世間からも警察からも虐げられる主人公を見事に演じきった。意外にも実写の劇場映画で吹き替え主演を務めるは、本作が初めてだ。主役声優が大きく取り上げられると共に、今年は、人気声優たちの“豪華ラインナップ”が話題になったことが特徴だったのでは?グリム童話の名作「白雪姫」に大胆なアレンジを加えて大ヒットしたアクション・アドベンチャー大作の続編『スノーホワイト/氷の王国』では、水樹奈々、朴ロ美、田中敦子ら女性陣に加え、クリス・ヘムズワース役を杉田智和が男気たっぷりに演じ、浪川大輔や大塚明夫も共演。吹き替え版予告編がテレビCMで放映されるなど、吹き替え版にも大きな関心が寄せられた。また台湾映画『私の少女時代-OUR TIMES-』では、杉田さんが校内一のワルを、浪川さんが憧れの王子様という、乙女がトキメク二大キャラクターをそれぞれ担当。また浪川さんは、大ヒットシリーズの最終章『バイオハザード:ザ・ファイナル』にも初登場のキャラクラーで出演。本作には立木文彦、石田彰らも名を連ねる。同様に話題になったのが、「Kis-My-Ft2」玉森裕太が主人公の声を担当した冒険スペクタクル『キング・オブ・エジプト』。本作の神々役には中村悠一、小山力也、沢城みゆき、中井和哉、菅生隆之らまさに神メンバーがズラリ。中でも中村さんは、男らしいドS発言から甘い言葉まで、その魅力的なボイスで見事なツンデレっぷりを演じた。映画に限らず、動画配信サービスなどで見られる海外ドラマでの活躍も見逃せない。大人気ドラマ「フルハウス」のその後を描いた「フラーハウス」では、堀内賢雄、大塚芳忠、山寺宏一らお馴染みの声優陣が全て続投!ファンにはたまらない布陣が実現した。ディズニー映画『ズートピア』でキツネの詐欺師・ニックを演じた森川智之は、大人気シリーズ「NCIS: LA ~極秘潜入捜査班~」に出演。こちらも人気シリーズの犯罪捜査サスペンス「クリミナル・マインド」で人気者Dr.スペンサー・リード役を演じる森久保祥太郎は、同役を演じるマシュー・グレイ・ギュブラーが来日した際に対面を果たし話題を呼んだ。■テレビドラマに美術館まで…活躍のフィールドは無限大!今年は例年にも増して、様々なフィールドで活躍する声優たちを追いかけたように感じる。これまでも声の仕事だけではなく、“役者”として表舞台で活躍する声優はいたが、今年は地上波テレビに多数出演。社会現象を巻き起こしたテレビアニメ「おそ松さん」松野トド松役をはじめ、夏の大ヒット作『聲の形』出演の入野自由は、ヒロイン・桐谷美玲、山崎賢人、三浦翔平、野村周平ら共演の夏月9ドラマ「好きな人がいること」に登場。1シーンのみの登場ではあったが、ネット上は大歓喜の声が上がった。来年からは海外留学を予定しており、さらにパワーアップした入野さんに早く会いたいものだ。また朝ドラ「とと姉ちゃん」には、「ONE PIECE」サンジ役で知られる声優・平田広明と「名探偵コナン」阿笠博士役の緒方賢一が出演。さらに「名探偵コナン」の小嶋元太&高木刑事役ほかで人気の高木渉は、NHK大河ドラマ「真田丸」に武将・小山田茂誠役として出演した。“ベストカラアゲニスト”という異色の肩書きを持つ下野紘は、ネット配信&DVDのみながらもドラマ「プロデューサーK」にて初俳優に挑戦。さらに下野さんは、声優デビュー15周年を記念にアーティスト活動を始動。既にシングル2枚をリリースしており、プロモーションの一貫で様々なラジオや雑誌、テレビ番組に出演した。アーティスト活動ジャンルでは、劇場版『暗殺教室 365日の時間』殺せんせー役で知られる福山潤が、来年1stシングル「KEEP GOING ON!」のリリースを発表。今後の更なる活躍に大きな期待が寄せられる。舞台は変わり、“芸術”の世界へ。世界的な画家フィンセント・ファン・ゴッホとポール・ゴーギャンに焦点を当てた日本初となる展覧会「ゴッホとゴーギャン展」では、『GANTZ:O』加藤勝役などで活躍したイケメン声優筆頭・小野大輔と、杉田さんが音声ガイドナレーターを担当。ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」の音声ガイドには、「斉木楠雄のΨ難」「舟を編む」「夏目友人帳 伍」…と出演作目白押しだった神谷浩史が起用され、本プロモーションで、モデルで女優の菜々緒とともに朝の情報番組「めざましテレビ」にも出演した。また神谷さんは、今年「クレヨンしんちゃん」ぶりぶりざえもんの2代目を襲名したことも記憶に新しいトピックスだ。■作品とともに大きく飛躍!追いつき追い越せの若手声優たちベテラン・中堅が盤石の人気を誇る男性声優界。だか昨今は、頼もしいイケメン若手声優の活躍が目に眩しい!今年の…いや、今後の日本映画界に燦然たる記録を刻んだ新海誠監督最新作『君の名は。』。神木隆之介と上白石萌音ら俳優陣に加え、アニメ作品で活躍する若手筆頭・島崎信長と石川界人もキャスティング。普段、テレビアニメを見ない層や声優に注目したことがない人たちの多くが、本作を通じて彼らの名前を知ったことだろう。神木さんと上白石さんの名演がリアリティ溢れる作風にマッチしていたことは言うまでもないが、本作にちょうどいい加減で“アニメらしい表現”を与えつつも、ナチュラルな演技で見せた2人の未来に、期待せずにはいられない。一部のファンからは小池徹平にも似ていると言われているほどの甘いマスクの島崎さんと、精悍な雰囲気を讃えた石川さんのビジュアル面も要チェックだ。ちなみに石川さんは今年、「双星の陰陽師」「僕のヒーローアカデミア」「初恋モンスター」などなど、若手の中でもより多くの出演本数。同じく松岡禎丞も「DAYS」「モブサイコ100」「食戟のソーマ」と大活躍だ。トレードマークのメガネの奥に光る優しい瞳と笑顔が人気の花江夏樹も、多数の作品でメインキャスト務め上げ、4月からは小野友樹と共に「おはスタ」MCに就任。昨年から着実に人気・実力を上げているようだ。そのほか20代若手たちが、アニメで主演を務める姿が目立った。「ReLIFE」主演の小野賢章は、俳優として舞台でも活躍。来年には出世作「黒子のバスケ」完全新作劇場版公開が控えている。まだ10代とは思えない、大人びた表情とオーラを放つ武内駿輔も、ぜひ押さえておきたい。「アイドルマスター シンデレラガールズ」プロデューサー役で一躍注目を浴びた彼は、映画館の新たな可能性を広げた“応援上映”の火付け役『KING OF PRISM by PrettyRhythm』に大和アレクサンダー役で出演した。また、今年のテレビアニメでは、男子がたくさん登場する作品が多かったが、中でも7月クールの「ツキウタ。 THE ANIMATION」「B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~」「美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!」の3作品に同タイミングで出演したのが、増田俊樹。大勢のキャラクターの中でも埋もれない独特の個性と感性が、来年も光ることだろう。そして、実力派声優がしのぎを削り、ここから売れていく声優も数多くいるガンダムシリーズ「機動戦士ガンダムUC RE:0096」で主演を務め、乙女の心を狂喜乱舞させた「ユーリ!!! on ICE」でも好演を見せた内山昂輝。一見物静かな彼からほとばしる熱い演技で、2017年は秋に実写化も決定している「覆面系ノイズ」のテレビアニメ版へ出演する。2017年以降の活躍が期待されるネクストブレイク声優にも触れておきたい。「チア男子!!」「刀剣乱舞-花丸-」に出演した山谷祥生。2013年にデビューし、2014年に「一週間フレンズ。」の長谷祐樹役で初主役。本作で共演した雨宮天とともに、来年2月に公開される川口春奈と山崎賢人のW主演で実写化される映画『一週間フレンズ。』に“声”での出演が決定。これをきっかけに、様々な場所で彼の活躍を拝める日を楽しみに待ちたい。2017年のエンターテインメントに胸ときめかせながら、イケメン声優たちの声、演技、そして新たな表現のカタチを心待ちにしよう。(text:cinemacafe.net)
2016年12月31日東京ディズニーリゾート・ブログをはじめ、ソーシャルメディアを使ってスペシャルイベントの様子やパーク最新情報、オフィシャルならではのスペシャル動画などを配信中の東京ディズニーリゾート。このほど2016年間SNS配信ランキング動画TOP3が発表になった。2016年は、18本の動画がSNS上で公開に。この1年間でもっとも再生回数が多かった動画は、「ミッキーマウスとミニーマウスの“バースデーデート”の様子を収めた動画」。ミッキーマウスとミニーマウスの“お誕生日”に公開した同動画は、ふたりの楽しそうなバースデーデートの様子を収めたもの。動画を観ていたファンからは、「ミッキー、ミニー、お誕生日おめでとう!」「また会いに行くね!」などの感動コメントもたくさん届いていた。続く第2位は、「15周年を迎えた東京ディズニーシーの様子を150秒にギュッと凝縮した動画」。現在東京ディズニーシーでは、アニバーサリーイベント「東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」を2017年3月17日まで開催中だが、その東京ディズニーシーの様子を、パーク内ののべ63か所にて3日間、約50時間にわたって9台のカメラを駆使して撮影。その写真をつなぎ合わせて、東京ディズニーシー初のタイムラプス動画として発信したスペシャル映像が2位に輝いた。まるでミニチュアのパークに迷い込んだような不思議な映像世界が話題を集め、15周年のアニバーサリーを大いに盛り上げた。第3位は、「Flying Summer Magic !(フライング・サマーマジック!)」。今年話題になったVRを活用した同動画は、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの夏らしい爽快スポットをバーチャル体験可能な無料コンテンツを、夏の期間限定で公開した。自分のスマートフォンで、どこにいても同リゾートにいるかのような360度ビューを体験できるもので、「おもしろい!」「びっくり!」「すごい!」などと好評を集めた。なお、今回のランキングで3位になったことを受け、夏期限定で公開した本動画の再会がスタートしている。■2016 年間SNS 配信ランキング 動画TOP3第1位:ミッキーマウスとミニーマウスの“バースデーデート”の様子を収めた動画再生回数:約260万回公開日:2016年11月18 日第2位:15周年を迎えた東京ディズニーシー(R)の様子を150秒にギュッと凝縮した動画再生回数:約240万回公開日:2016年9月2日第3位:「Flying Summer Magic !(フライング・サマーマジック!)」再生回数:約131万回公開日:2016年6月30日~8月31日※上記のメニューやグッズは、デザイン・価格の変更や、品切れとなる場合がございます。※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2016年12月31日興味はあるけれど、普段はなかなか目にする機会が少ないハイブランドのコレクション。そんな女子憧れのステージを、dTVの「ガールズch」では楽しむことができる。女子が愛する映画やドラマのみならず、ファッションやヘアメイク、ゴシップなどあらゆるエンタメ作品、最新トレンドを届けるdTVの「ガールズch」。同チャンネルでは、世界最大のファッション専門チャンネル「FashionTV」を日本独占配信中だ。パリやミラノといった世界的なコレクションから、海外のブランドやヘアメイクの最新情報、さらには有名デザイナーやセレブインタビューなど、世界のトレンドを1日24時間365日配信。また、「プラダ(PRADA)」をはじめ人気ブランドの歴史に迫った特集など、日本オリジナル編集版も合わせて配信し、dTVだけでしか見ることのできない特別な内容になっている。現在は、今年9月に行われた2017年春夏ミラノコレクションの模様を配信中。春らしいカラフルな色使いの「ドルチェ&ガッパーナ(DOLCE&GABBANA)」や、毎回ポップで個性的なファッションが魅力の「モスキーノ(MOSCHINO)などをはじめ、人気ブランドのショーの様子や、舞台裏のモデルたちの様子を垣間見ることができる。また、『セックス・アンド・ザ・シティ』や「The OC」「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」など、話題の映画や海外ドラマなども見ることができるので、正月休みに楽しんでみては?<登場ブランド>●コレクションMILAN2017SSvol.1PORTS 1961PRADABLUMARINEDSQUARED2MARNIPHILOSOPHY BY LORENZO SERAFINIDOLCE&GABBANAALBERTA FERRETTI●コレクションMILAN2017SSvol.2GUCCIETROFRULAHOGANTOD’SMAXMARAGIORGIO ARMANIEMILIO PUCCIBALLYMOSCHINOVERSACEELISABETTA FRANCHIDIESEL BLACK GOLD●コレクションMILAN2017SSvol.3PHILIPP PLEINBLUGIRLFENDIROBERTO CAVALLIBOTTEGA VENETA「FashionTV」はdTV「ガールズch」にて配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月31日ここ数年は、ファッション業界でも“エコ・リュクス”“エシカル”というワードが普通に登場しています。地球にやさしくて贅沢、倫理的といった言葉の意味するところでも分かる通り、いまや環境や次世代を意識しておしゃれすることは当たり前というわけです。この意識は、さまざまな業界でも広がっています。とはいえ、まだまだ努力が必要で…。とそんな中、シンプルで潔いライフスタイルで知られるフランスから小粋なドキュメンタリーが届きました。フランス人女優メラニー・ロランが、志を同じくする仲間と共に、今日、明日、そして未来までずっと幸せに暮らすためのヒントを探す『TOMORROWパーマネントライフを探して』です。発端は、メラニーがある日知った衝撃的な事実。いまのままの生活を続ければ、人類は遠くない未来に絶滅する恐れがあると「ネイチャー」誌に掲載された論文に書かれていたのです。それを彼女に伝えたのは、友人でジャーナリスト&活動家のシリル・ディオン。妊娠中にその論文を呼んだメラニーはあまりのショックに1日中泣き続けたとか。「こんなふうに絶望感を突きつけてきたシリルを恨んだほどよ。研究論文を読んで以来、ポジティヴな映画を目指すことこそが重要だと考えるようになった。それこそが必要とされているものだって。その思いが原動力になっていった。女優として抜けられない仕事もあったけれど、この映画にとことん打ち込めるよう、そのうちのいくつかをキャンセルしたくらいよ」。涙をぬぐい彼女が決意したのは、解決策を求めて、新しい暮らしを実践している人々を訪ねること。アメリカ、イギリス、ベルギー、インド、デンマーク、アイスランドそしてフランス。人々の取り組みは多岐に渡ります。地産地消、有機農業、代替エネルギーの利用、そして持続型農業である“パーマカルチャー”(パーマネント+アグリカルチャーを組み合わせた造語)、街中にエディブル・フラワーやハーブを植える“インクレディブル・エディブル(みんなの菜園)”運動。関係者たちと話をしながら、地球の未来を探っていきます。独自のアイディアと地域性を生かした新しい発想に、人間が持つイマジネーションとクリエイティビティでここまでライフスタイルは変わるのだと驚かされます。明確な章立て、時折差し挟まれるヴィジュアル・エイドもキュートでわかりやすくて、エコの知識がない人から、また高い関心を寄せる人まで、幅広く学べる演出も魅力です。居心地の良い既存のライフスタイルですが、これを続けることが不可能ならば、やはり別の選択肢を考えなければいけないのは当然のこと。人類はいつだって、知恵で困難や危機を乗り切ってきたのですから、きっとこの難題だって乗り越えられる。絶望的な論文にはじまりながらも、そんな希望を芽生えさせてくれるのが本作。自分が置かれているいまを知り、ここから繋がっている未来について考えるためにも、ぜひ観ていただきたい一作です。(text:June Makiguchi)
2016年12月31日世界中、そして日本中が待ち焦がれた「スター・ウォーズ」最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。公開以来、チーム<ローグ・ワン>随一のイケメンと話題になっているのがキャシアン役のディエゴ・ルナだ。このほど、彼の特別インタビュー映像がシネマカフェに到着した。本作はシリーズ第1作目、ルークやレイア姫、ハン・ソロたちが登場した『エピソード4/新たなる希望』の直前までが描かれるアナザー・ストーリー。反乱軍の寄せ集め極秘チーム<ローグ・ワン>が、惑星を丸ごと破壊してしまうほどの究極兵器デス・スターの設計図を奪うミッションに挑む姿が描かれる。今回、チーム<ローグ・ワン>の情報将校キャシアン・アンドーを演じたディエゴが、笑顔を絶やさず撮影の裏側を明かすインタビュー映像が到着。6歳のころから「スター・ウォーズ」の大ファンという彼は、「いよいよ自分の番が来た」と本作出演の喜びを語り、実際の撮影現場では目の前で繰り広げられる「スター・ウォーズ」の世界に大興奮だったという。「情緒たっぷりのシーンを撮ったと思えば、ストームトルーパーと延々戦ったり、何でもありで楽しいよ」と、過酷な撮影の合間でもキュートな笑顔を見せた。さらに映像には、ストームトルーパーや巨大なAT-ACTなどが登場し、物語のカギとなる“スカリフの戦い”が撮影されたモルディヴでの様子も収められている。劇中では、この浜辺で<ローグ・ワン>の面々が大義のために戦う姿は圧巻の展開を見せており、衝撃と感涙のクライマックスへと向かっていく。ディエゴは、そんな本作の撮影や「スター・ウォーズ」作品への出演を、自身が演じたキャシアンと重ね合わせ、「正真正銘の冒険さ。遥かなる銀河の旅を楽しんでる」とニッコリ。子どものころから親しんできた「スター・ウォーズ」の世界に出演できたことは、彼自身にとっても夢のような冒険となったようだ。彼が演じるキャシアン・アンドーとは、子どものころから反乱軍に属し、スパイや極秘任務などを行ってきた情報将校だ。やんちゃで無謀な主人公ジン(フェリシティ・ジョーンズ)のお目付け役として行動を共にする。どこか影があり、孤独な雰囲気を持つキャシアンからは想像できないほど、ディエゴの素顔は陽気で明るい。メキシコ出身、この12月29日で37歳を迎えるディエゴは、『天国の口、終わりの楽園。』で一躍知名度を上げ、『ターミナル』『ミルク』などに出演。同じくメキシコ出身のガエル・ガルシア・ベルナルと映画製作会社を設立し、映画監督としても才能を発揮、カンヌ国際映画祭の審査員を務めるなど、映画業界の次世代を担っていく存在の1人だ。SNS上では、早速“超絶イケメン”と話題となっており、「キャシアンがイケメンに見えてしょうがない!かっこよすぎ」「キャシアンがイケメンすぎて『ローグ・ワン』のハン・ソロだと思う」など、その魅力に多くの女子たちが夢中に。そんなキャシアンとジンとの絆、また相棒ドロイドK2-SOとの絆にも注目してみて。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月31日原美術館にて、ニューヨーク在住の女性作家、エリザベス ペイトンの日本の美術館では初となる個展「エリザベス ペイトン:Still life静/生」が、1月21日(土)~5月7日(日)の期間で開催となる。エリザベス ペイトンは、90年代半ば、親しい友人からミュージシャンやカルチャー・アイコン、歴史的な人物などを、特有の繊細なタッチの油絵で表現した肖像画が、時代に新風をもたらす“新しい具象画”と称され、近年では風景や静物、オペラからもインスピレーションを得るなどその表現を一層深め、各国で高く評価されている現代アーティストのひとり。本展は、日本では紹介される機会の少なかったペイトンの25年の画業を、作家自身が 選んだ約40点で一望する貴重な機会となる。ペイトンは、同時代の人物も歴史的人物と同じような距離感で描いている。例えば、「ニルヴァーナ」のヴォーカル、カート・コバーン(1967-1994)の肖像は、人物画という面とカートの生死を廻る聖人画という面を併せもっていたり、「Prince Eagle(Foutainebleau)」[プリンス イーグル(フォンテーヌブロー)、1999年]では、歴史あるフランスの城の水路脇を歩く友人を、壮麗な景観を背景にしながら内省的に描くなど、歴史的な文脈を含めたり、背景にすることで、作品世界に奥行きをもたらしている。彼女特有の色彩や繊細な線による美しい肖像画の数々を、ぜひこの機会に鑑賞したい。(text:cinemacafe.net)
2016年12月31日毎年恒例となった“ガキ使”大晦日スペシャル「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル!『絶対に笑ってはいけない科学博士24時!』」が12月31日(土)18時30分~日本テレビで放送される。2003年の「温泉宿一泊二日の旅」からスタートした「絶対に笑ってはいけない」シリーズ。これまで「高校」「警察24時」「病院」「新聞社」「ホテル」「スパイ」「空港」「熱血教師」「地球防衛軍」「大脱獄」「名探偵」と様々なテーマで行われてきたが、今年は「科学博士」がテーマ。ダウンタウンの松本人志と浜田雅功、月亭方正、「ココリコ」の遠藤章造と田中直樹の5人が、「ガースー黒光り研究所」の新人科学研究員としてどんなことが起こっても絶対に笑ってはいけないというルールのもと、板尾創路や蝶野正洋などおなじみゲスト陣に加え1月スタートのドラマ「視覚探偵日暮旅人」から松坂桃李と住田萌乃が笑いの刺客として登場するなど“ゲスト刺客”が仕掛ける笑いのトラップに立ち向かう。新人科学研究員になったメンバーが本部に向かうバスの道中では人気俳優や名物のあの人が登場。超有名俳優が研究所の所長に扮して5人を驚かせるほか、新人の体力強化訓練やレクリエーション大会では大物タレントが助っ人参戦。研究発表会ではあの国際派タレントがロボット研究を発表し、名誉博士に扮した超大物女優がトレンディーな研究を発表、超大物俳優が不審者になって研究所に侵入。因縁の体張りバトルもさらにスケールアップ。また今年も「笑ってはいけない」ブロックに加え更にパワーアップした「驚いてはいけない」ブロックが登場。これまでに見た事もない大仕掛けで楽しませてくれるという。よりスケールアップしてさらに面白さを増した「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル!『絶対に笑ってはいけない科学博士24時!』」は12月31日(土)18時30分~、日本テレビにて放送。(笠緒)
2016年12月31日世の中がしあわせオーラに満ちることはとってもイイことですが、知り合いであっても彼らのリア充投稿を浴びすぎると、たださえ寒いこの季節に心も凍てついてしまいそうで、年末年始はできるだけ(ショックを受けそうな)SNSから遠ざかる生活を送っている古山エリーです。今宵もたわごとお付き合いくださいませ。「四十を過ぎると身体のあちこち調子が悪くなるよ」と周りから聞いておりますが、まだ四十代の前半だから私は大丈夫、大丈夫~!と余裕のよっちゃん(こういう昭和言葉をつい思い浮かべて、そのまま書いちゃう自分がイヤ…)のつもりでしたが、少し前に10日ほど頭痛が続いてお医者さんに診てもらうことに。「肩こりからくる頭痛だと思いますが、念のため検査しましょう」とMRI検査を受けました。短時間で終わるCTスキャンと違ってMRIは20~30分かかり、看護師さんから「閉所恐怖症じゃないですか?」「ずっと音がしていますけど、具合が悪くなったらボタンを押してくださいね」と説明を受けて検査室へ。狭い空間が苦手の人が多いようですが──「SF映画に出てくる宇宙船の脱出カプセルみたい!」私のなかでは映画のセットのようで、ちょっと心が躍っちゃったり…(こういう所でも妄想力、全開!)。そして基本どこでも寝られる女。断続的に音がしているなかで、あの音のなかで何と!ほぼほぼ寝ておりました(信じられない…)。どんだけ神経太いんですか?と自分にびっくりです。アンタって…と。あ、検査結果は異常なし。毎日ストレッチをして肩こりをほぐし、ついでに周囲のしあわせに過剰反応しないように「よしっ、心もほぐそう!」と選んだ映画は『聖杯たちの騎士』です。主人公はクリスチャン・ベイルの演じる脚本家のリック。映画界で成功を収め華やかな生活を送るリックは、ある日ふとした瞬間に自分の人生は「これでいいのか?」「なにか間違ってはいないか?」と疑問を抱き、いわゆる自分探しの旅に出て、その途中で6人の女性たちと出会います。映し出される映像はエマニュエル・ルベツキ(※)の撮影なので文句ナシに美しいのですが、監督はテレンス・マリックですから、ストーリーはあるようでなくて、そう簡単に理解できる映画ではありませんでした。ただ、悩める人にはものすごく響くのでないないかと。リックという悩める1人の男が導かれるように1人、また1人…女性と出会い、その出会いと別れが描かれ、彼女たちが放つセリフが響いてくる。セリフはもちろんリックに向けられたものですが、捉え方によっては観客がそのときに抱えている悩みに向けられているようでもあって。たとえば「何でも試して、ためらわないで」とか「愛は貴重なの、見つけたら迷っちゃダメ」とか。悩める四十路にはグサグサ突き刺さってきました。おそらくしあわせに満ち満ちているときに観たら、リックのことを「グズグズした情けない男だなぁ」とイラッとしたかもしれないですが、悩める者同士は共感するんですね、きっと。そんなこんなで来年こそは「愛をつかみ取るぞ!」と気合いをいれつつ、今宵はここまで。また来年。(text:Elie Furuyama)※エマニュエル・ルベツキ……2013年『ゼロ・グラビティ』、2014年『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、2015年『レヴェナント: 蘇えりし者』で、3年連続アカデミー賞撮影賞受賞。(Elie Furuyama)
2016年12月30日N.Y.に暮らす男女3人の、ちょっと”こじれた”三角関係を描いたハートフル・コメディ『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ 』。注目女優グレタ・ガーウィグが、おせっかいだけど愛すべき主人公マギーを好演する本作から、美しい真冬のニューヨークのロケーションの写真が解禁となった。文化人類学者ジョンと出会い、恋に落ちたマギー。ジョンの妻ジョーゼット(ジュリアン・ムーア)は教授として働くバリバリのキャリア。家庭を顧みない妻に疲れ果てたジョンは離婚を決意、自分の小説を好きだと言ってくれるマギーと再婚する。数年後――娘も授かり、幸せに見えた2人だが、仕事も辞め小説家の夢を追い続けるジョンとの結婚生活にマギーは不安を感じ始める。一方、忙しいジョーゼットの子どもたちの面倒も見るうち、彼女とも親しくなったマギーは、“夫を前妻に返す”ことを決め…。本作の舞台は、いままで何本もの名作が撮影されてきたニューヨーク。本作でも、ほとんどのシーンをロケで撮影しており、ニューヨークの美しい景観が話題を呼んでいる。マギー(グレタ・ガーウィグ)とジョン(イーサン・ホーク)が並んで歩くシーンは、ワシントン・スクエア・パークで撮影。メグ・ライアン主演の『恋人たちの予感』『恋におぼれて』など、ニューヨークを舞台にした恋愛映画では欠かせないロケ地であるこの公園は、美しい芝生や緑いっぱいの木々、また劇中にも登場するようにストリートパフォーマーが芸を披露している、地元の人にとっての憩いの場所。また、マギーとジョンが初めて会うシーンはニュースクール大学。数多くの芸術家を輩出している名門であり、ブラッドリー・クーパーやマーロン・ブランドなど俳優の卒業生も多く、本作の監督であるレベッカ・ミラーの母校でもある。さらに、マギーとジョンが子どもとスケートを楽しむシーンはプロスペクト・パーク。2014年公開のジョン・タトゥーロ監督&主演、ウディ・アレンも出演した『ジゴロ・イン・ニューヨーク』や、2015年公開のアン・ハサウェイ&ロバート・デ・ニーロ共演『マイ・インターン』もこの公園で撮影されており、ワシントン・スクエア・パークと並んで人気を誇るロケ地。ブルックリン区最大の公園であり、自然のままの森や草地、渓谷や湖を生かしたダイナミックな造形が魅力。毎年11月から3月ごろまでスケートを楽しめる。人々の生活が息づくニューヨークの街も、本作で楽しんでみては。『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月30日12月・1月のハリウッドは、とにかく映画賞ラッシュ。放送映画批評家協会(Broadcast Film Critics Association)、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(NBR/National Board of Review of Motion Pictures)などの各授賞式はすでに行われ結果が出ている。ドラマ映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)/Manchester by the Sea』、主人公リーを演じるケイシー・アフレック、ドラマ映画『ムーンライト』、ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』、ドラマ映画『フェンシズ(原題)/Fences』で主人公トロイを演じたデンゼル・ワシントンそして『ジャッキー』で主人公を演じたナタリー・ポートマンは、批評家ならびに映画ファンからも絶賛されており、このことから見てもアカデミー賞へのノミネーションは確実と見られている。ちなみに、これらの映画賞はハードコアな映画ファンでもない限り、いったい誰の手によって選ばれているのか余り知られていないだろう。基本的にはアメリカの映画批評家たちが選んだものと思って間違えないのだが、彼らは制作の現場に関わっている人たちとは違う。だが1月中盤から2月になるとアカデミー賞を筆頭に映画の現場に携わる人たちによって選出される映画賞が増える。とくにアカデミー賞は現場に携わるプロ中のプロであるアカデミー会員たちによって選出される栄えある賞だ。よって批評家たちの投票結果と多少異なってくるのは当然のことだが、過去の統計を見ると、批評家たちが選ぶ映画賞の受賞結果がアカデミー賞ノミネーションがかなり重複しているのがわかる。冒頭に挙げたアカデミー賞に向けて話題の作品も、まだ日本では耳慣れないものが多い。「イマ旬!」では今回2本、次回3本の割り振りでアカデミー賞レースの上位を走る5作品について紹介していこうと思う。『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)/Manchester by the Sea』【あらすじ】マサチューセッツの街で修理屋として生計を立てながら物静かに暮らしている男リーは、ある日故郷の兄ジョーが倒れたという知らせを受ける。急いで帰ったもののジョーは亡くなっていた。ショックを受けるリーに追い打ちをかけるように待っていたのは、ジョーの息子パトリックの養育権をリーに託すという、思いもかけぬ兄からの遺言だった。その昔、余りにつらい過去を振り切るためあとにした故郷。いっぽうティーンのパトリックは昔はあんなに仲の良かった叔父リーに拒絶されたと感じ、一層殻にこもってしまう。溝の深まる甥っ子と叔父の関係。兄の死が引き起こした様々な出来事は、嫌が応にしてリーに辛い過去と向き合う試練を突きつけていた。【アカデミー賞候補本命度】作品賞をはじめ主要部門と言われている主演・助演男優&女優賞候補はもちろん、マルチ部門でのノミネーションそして受賞が有力視されている。ケイシー・アフレックもさておき、元妻を演じるミシェル・ウィリアムズ、甥っ子を演じる新星ルーカス・ヘッジなど、観ている者を引き込まれずにはいられない胸に迫る演技が素晴らしい。悲痛なストーリーではあるが、つらい部分を乗り越えて見ているといいことがある作品で主人公リーと同様の心の旅ができる。【注目点:ケイシー・アフレック】本作で、“ベン・アフレックの弟”という肩書きから見事卒業した感ありのケイシー。年末時点でさまざまな映画賞にて主演男優賞を受賞、あるいは候補にノミネートと順風漫歩。オスカー本線ではライバルにデンゼル・ワシントンが立ちはだかっているが、『トレイニング・デイ』で主演男優賞受賞経験のある彼に比べてフレッシュなケイシーのほうが受賞確率が高いのでは。少々気がはやいが、もしもケイシーが主演男優賞を受賞すれば兄ベンも成し遂げていない快挙を達成することになる!『フェンシズ(原題)/Fences』【あらすじ】ピューリッツァー賞を受賞した舞台劇の映画化作品。1950年代のピッツバーグを舞台に黒人公民権運動などで激動する世の中を生きる労働階級の男トロイを中心にその妻とティーンエイジャーの息子との葛藤を描くドラマ。若き日には黒人野球チームで名を馳せたトロイだが自分の人種が足かせとなり大選手になれなかったと決めつけ、必死で働き続けなければ家族を養っていけない自分の人生に苦い思いを抱きつつ生きてきた。やがてアメフトで優秀な息子にプロへの道を歩むチャンスが巡ってきたとき、彼の心の中で何かが疼き始め、その余波がやがて家族へと広がっていく。【アカデミー賞候補本命度】主演男優賞候補デンゼル・ワシントン、助演女優賞候補ヴィオラ・デイヴィスでアカデミー賞のノミネーションを受けることはほぼ確実といってもいいだろう。舞台劇の映画化は、往々にして膨大なセリフの量が特徴だが本作も例外ではない。途中でカットを入れずにすごい量のセリフを淀みなくデリバリーするデンゼルのテンションは、観ているこちらがグッタリしてしまうほどの凄さで、まさに芸術の域。【注目点:デンゼル・ワシントン&ヴィオラ・デイヴィス】ならばデンゼルに再びオスカー像を…!と言いたいところだが、本作でデンゼル以上に注目されるべきは、助演女優ヴィオラ・デイビス。気丈だが愛情あふれるトロイの妻を熱演したヴィオラが、髪振り乱し、涙溢れ、流れる鼻水をものともせず、妻としての心情を夫にぶちまけるシーンは、映画史上に残るであろう名場面。業界内ではヴィオラのオスカー受賞必至の噂が飛び交っており、筆者も大いに同感。次回の「イマ旬」では執筆時点で映画賞予想サイトGoldderby.comにおいてアカデミー賞レースのトップ10圏内に入っていて、筆者も応援中の3作品を現場目線でご紹介。乞うご期待!(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2016年12月30日年末から2月にかけて、さまざまな視点からLGBT (レズビアン/ゲイ/バイセクシャル/トランスジェンダー)について描いた作品が続々と公開される。LGBTをテーマにした映画は近年増加し、『キャロル』や『チョコレートドーナツ』などのように高い支持を集める作品も多い。LGBTを取り巻く事実、現状について、まずは映画を通して理解を深めてみよう。■『ストーンウォール』LGBT解放運動のきっかけとなった“反乱”描く/公開中インディアナ州から、N.Y.グリニッジ・ビレッジのクリストファー・ストリートへとやってきたダニー(ジェレミー・アーヴァイン)。ゲイであることで両親に見放され、恋人のジョーにも裏切られ、追われるように故郷を出た孤独なダニーを受け入れたのは、この街で暮らすレイだった。彼らの部屋に住まわせてもらい、常に陽気に歌い踊りながら、たくましく生きていく仲間を得たダニー。身を寄せ合うように暮らすゲイやレズビアン、ドラァグ・クイーン、政治活動家のトレバーらと出会うが…。1969年に起きた実際の事件“ストーンウォールの反乱”を描いた本作。監督は、ゲイをカミングアウトしているローランド・エメリッヒ。N.Y.の「ストーンウォール・イン」に集まるマイノリティの若者たちが、差別に耐えかね、ついに立ち上がる!■『タンジェリン』全編iPhoneで撮影!L.A.のトランスジェンダーの女性たちを描く/1月下旬公開太陽が照り付けるロサンゼルス、ウェストハリウッド。クリスマス・イブ、街角のドーナツショップで1個のドーナツを分け合う2人。28日間の服役を終え、出所間もない娼婦シンディは、自分の“留守中”に恋人が浮気したと聞き、ブチ切れる。一方、歌手を夢見る同業のアレクサンドラはそんな親友をなだめつつも、夜に小さなクラブで歌う自分のライブのことで頭がいっぱい。さらに、彼女たちの仕事場の界隈を流すアルメニア人移民のタクシー運転手ラズミックも巻き込んで、それぞれのカオティックな1日が、けたたましく幕を開ける――。Fワード炸裂なのに、ホロリとさせられる聖なる夜のL.A.狂騒曲。アメリカ・インディペンデント界の気鋭監督ショーン・ベイカーが、2人のトランスジェンダーの女性たちの日常をリアル&ポップに描いたまったく新しいガールズムービーだ。■『ハンズ・オブ・ラヴ手のひらの勇気』実話から生まれた勇気ある感動作/公開中20年以上、刑事として働いてきたローレルは、ある日、ステイシーという若い女性と恋に落ちる。年齢も、取り巻く環境も異なる2人だったが、徐々に関係を築いていき、郊外に中古の一軒家を買い、一緒に暮らし始めることに。やがて、ローレルは病いに侵され余命半年という宣告を受けてしまう。自分がいなくなった後も、ステイシーが2人の大切な家で暮らしていけるよう、遺族年金を彼女に遺そうとするローレル。だがそれは、同性パートナー同士では法的に認められていなかった。病いと闘いながら、平等な権利を求めて闘う決心をしたローレルの訴えは、やがて社会的なムーブメントへと拡大していく――。アカデミー賞受賞のジュリアン・ムーア、そして製作も務めたエレン・ペイジが演じたレズビアンのカップルが向き合う愛と勇気の物語。限られた余命の中で、愛する人に何を残せるか。彼女の勇気が全米を動かしてゆく。■『彼らが本気で編むときは、』生田斗真と桐谷健太が恋人同士に/2月25日(土)公開小学生のトモは、母親ヒロミと2人暮らし。ある日、突然ヒロミが家出をしてしまい、独りきりになったトモは、叔父・マキオの家に向かう。マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコは性別適合手術を受けたトランスジェンダーの女性だ。リンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。トモは母が決して与えてくれなかった家庭の温もりや愛情を注いでくれるリンコの存在に戸惑いながらも、3人での共同生活が始まった――。荻上直子監督が、男性とトランスジェンダーの女性のカップルと、育児放棄された少女の不思議な共同生活をたっぷりの愛で描く本作。生田斗真がトランスジェンダーの女性という難しい役どころに挑戦した、愛と癒しの物語となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハンズ・オブ・ラヴ手のひらの勇気 2016年11月26日(土)より、新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 Freeheld Movie, LLC. All Rights Reserved.
2016年12月30日毎年、映画界を賑わす作品に主演し、幅広い役柄を演じきるジェイク・ギレンホール。最新作となるのは、『ダラス・バイヤーズクラブ』『わたしに会うまでの1600キロ』のジャン=マルク・ヴァレ監督作『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(原題:Demoliton)。来たる2017年は、そんなジェイクの主演作品が続々と公開される。2015年公開の『ナイトクローラー』では、狂気の映像パパラッチを演じるため体重を12キロ落とし、痩せこけて目がくぼんだ不気味な姿を披露。一転、2016年公開の『サウスポー』では、6か月間ほぼ毎日トレーニングを続け徹底的に肉体を改造し、今度は体重を約13キロも増やし、ボクサーのフィジカルを体現したジェイク。主演最新作となる本作『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』では、妻を亡くしたのに涙の一滴すら流せず、自らの感情とうまく向き合えない哀しみと虚しさを破壊行為によって昇華しようとする男を、繊細な演技で見事に表現する。監督を務めたジャン=マルク・ヴァレは、「ジェイクはこの役に全力投球していた。難しい上に実際にいろんなことを要求される役で、主人公デイヴィスの人生を含めて演じるには、微妙で繊細なバランスが必要だった。それを表現するために、彼はあらゆることをやってくれて。それを見られて、飛びきり最高だったね」と語り、彼の演技を絶賛している。そして、2月18日(土)公開の本作を皮切りに、2017年のジェイクはかつてないハイペースでさまざまな作品に出演。“カメレオン俳優”であることを証明してみせている。■賞レースで注目のサスペンス!『Nocturnal Animals』(原題/全米公開中)コリン・ファース主演の初監督作『シングルマン』で華々しい映画界デビューを飾ったトム・フォード監督の最新作。原作はオースティン・ライトの1993年の小説「ミステリ原稿」。アート画廊のオーナーとして成功した女性(エイミー・アダムス)のもとに、20年前ぶりに元夫から小説原稿が届く。その原稿に書かれていたのは、あまりに衝撃的な内容だった。愛と残酷さ、復讐、救済などのキーワードを元にしたサスペンスは、「第73回ヴェネツィア国際映画祭」コンペティション部門で審査員大賞を受賞。トム・フォードがゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、賞レースを席巻中だ。■豪華キャストでSFに挑む!『LIFE』(原題/全米公開3月24日)『デンジャラス・ラン』や『チャイルド44 森に消えた子供たち』のダニエル・エスピノーサ監督の最新作。6人の宇宙飛行士が宇宙空間で人類初となる知的生命体との接触を果たすSF映画。宇宙船の中で起こる地球外生命体との闘い、そして人間同士の争いが描かれる。脚本を『デットプール』のレット・リース&ポール・ワーニックが担当し、共演にはライアン・レイノルズ、真田広之、レベッカ・ファーガソンら。■ポール・ダノ初監督作に主演!『Wildlife』(原題)俳優として活躍するポール・ダノの初監督作品作であり、パートナーでもある女優のゾーイ・カザンと脚本を共同で執筆する注目作。リチャード・フォードの1990年に発売された同名小説が原作となり、1960年のモンタナを舞台に、両親の結婚生活が破綻していく様子を目の当たりにする16歳の少年にフォーカスを当てたドラマが展開される。ジェイクの妻役はキャリー・マリガンが務める。■ポン・ジュノ×ブラピのNETFLIXドラマ!「Okja」(原題)『グエムル漢江の怪物』『スノーピアサー』の韓国を代表する監督ポン・ジュノの最新作。NETFLIXが制作を務め、共同制作者としてブラッド・ピットのプランBも参加。ストーリーの詳細はまだ明らかにされていないが、『グエムル漢江の怪物』のようなモンスター映画で、巨大企業から追われる“Okja(オクジャ)”という生物を少女が危険を冒しながら守る姿が描かれる。ティルダ・スウィントン、リリー・コリンズ、ポール・ダノ、スティーヴン・ユァンほか出演、ジェイクは口ひげを生やした怪しげな男を演じるらしい。宇宙空間から60年代のモンタナまで、あらゆる時と場所で熱演を見せるジェイク。まずは、“破壊行動”によって悲しみから立ち直ろうとする男、という現代の心象を映し出した本作に注目だ。『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』は2017年2月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月30日