cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (1858/2213)
ソフトバンクモバイルのCMでもお馴染みのお母さん、樋口可南子が出演する『愛を積むひと』(6月20日公開)、さらに、“ザ・昭和の母”ともいえる存在感の『おかあさんの木』(6月6日公開)の鈴木京香など、映画の中にはその優しさ・強さに感謝したくなるお母さんたちがたくさん。本日5月10日の「母の日」に、そんな愛情たっぷりの素敵なお母さんたちに迫った。●もんぺに割烹着の鈴木京香、7人の子どもたちと戦争を描く『おかあさんの木』突然始まった戦争により、貧しいながらも懸命に育て上げた7人の子どもたちを次々と兵隊にとられた田村ミツ。そのたびにミツは桐の木を植え、息子たちが無事に生きて帰ってくることを待っていた…。戦後70年の今年、鈴木さんが「かつて日本のお母さんといえば、こうだった!」という、昭和のお母さん像を演じている本作。原作はいまから45年前に発表され、幾度も小5用の教科書に掲載、この5月には大人向け文庫としても発売される不朽の名作だ。まさに、いつの時代も決して変わることのない“母と子の情愛”を描き、息子たちを待ち続ける母の姿に、涙せずにはいられない。●7年ぶり映画出演の樋口可南子、優しくも芯の強い母に『愛を積むひと』第2の人生を送るため北海道に移住してきた篤史(佐藤浩市)と良子(樋口さん)。だが、良子は心臓病を患い、先が短いことを知りながらも、夫・篤史と娘(北川景子)の不仲を心配したり、若いカップル(野村周平&杉咲花)を実の子のように世話をしたり、優しく芯が強い母親・妻として彼らを支えていく。CMでは上戸彩のお母さんとしておなじみの樋口さんが、7年ぶりに映画出演を果たし、佐藤さんと初の夫婦役を演じていることにも注目だ。●子どもの可能性を誰よりも信じ、応援する吉田羊『ビリギャル』成績学年ビリのギャル・さやか(有村架純)が、塾講師・坪田(伊藤淳史)と出会い、慶應義塾大学に現役合格を目指す、青春サクセスストーリー『ビリギャル』。主人公・さやかが“ああちゃん”と呼ぶ母親を演じたのが、いまをときめく人気女優の吉田羊だ。どんなときでも娘を信じ続ける頼もしい存在で、塾の授業料を稼ぐために配送業のパートをするなど、まっすぐで温かい母の愛を感じさせている。ちなみに吉田さんは、『愛を積むひと』では杉咲さんの母親役を演じている。●その愛こそ母の強さ…余貴美子&深津絵里『寄生獣』『寄生獣 完結編』高校生・泉新一(染谷将太)と彼の右手に寄生した“ミギー”(声:阿部サダヲ)との奇妙な友情と、寄生生物“パラサイト”たちとの壮絶な戦いを描く『寄生獣』。新一の母・信子を演じるのは余貴美子。パラサイトに乗っ取られてしまい、新一を襲うことになるラストには、まさに“断腸の思い”ともいうべき母の愛がある。また、高い知能を持ち、ネットワークのパラサイトを掌握していた、深津絵里演じる田宮良子は、『完結編』では人間の子どもを出産し、母親になったことで次第に変化していく…。映画の中にある、さまざまな形の母の愛。その愛に触れることで、ふだんはなかなか口にできない「いつもありがとう」という思いを、あなたもきっと伝えたくなるはずだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビリギャル 2015年5月1日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「ビリギャル」製作委員会愛を積むひと 2015年6月20日より全国にて公開(C) 映画「愛を積むひと」製作委員会
2015年05月10日「乃木坂46」の生駒里奈、西野七瀬、桜井玲香、秋元真夏らメンバー12名がドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』の公開を前に5月10日(日)の母の日に、それぞれの母親を招待し直接、感謝の言葉を贈った。出席したのは生駒さん、西野さん、桜井さん、秋元さんに若月佑美、深川麻衣、高山一実、星野みなみ、衛藤美彩、齋藤飛鳥、伊藤万理華、堀未央奈の12人。それぞれの母親が劇場の客席に招待されており、メンバーは順番に母親への“懺悔”と感謝の言葉を述べ、カーネーションを手渡した。キャプテンの桜井さんは客席に座る12名の母親たちを見て「遠目から見てもどのメンバーのお母さまか分かるのが不思議です」と語り、これにはメンバー一同大いに同意。櫻井さん自身、父と母のどちらにも似ていて「ライヴでもファンの方に『あれ、桜井の両親じゃねぇ?』と言われるくらいで、それがすごくイヤだったし、寄りの写真もお母さんにそっくりなのがイヤだったんですが、一緒に買い物に行って、店員さんに『すごく仲が良くていいですね』と言われるのが嬉しかったりもして…(笑)。これから受け入れていこうかなと思っています!」とメッセージを贈った。生駒さんは「ライヴとか、距離が遠いイベントは平気なんですが、こんなに近いとこんなに恥ずかしいとは思ってなくて…。お母さんを見たら笑っちゃいます!」と壇上でややパニック!母親への懺悔では「(見に行った)『NARUTO』の舞台の後、『あぶないからタクシーで帰りなさい』と言われたんですが、電車で帰って『タクシーで帰ったよ』と嘘をついてごめんなさい(笑)」と語り笑いを誘う。さらに「落ち込んだらとことん落ち込んでめんどくさい私をいつも励ましてくれてありがとう!」と語り、母親の元に歩み寄り「Thank you!」とカーネーションをプレゼントした。秋元さんが「真ん前にお母さんがいて恥ずかしい!」と語ると、メンバーからは「似てる(笑)!」という声が飛ぶ。秋元さんは「普段、TVに出る時も前に出たがるし、服装も肩や足を出すことが多くて、心配されたり『やり過ぎ』と言われたりするけど、その言い訳として、お母さんがバブル時代に『ジュリアナ』でお立ち台に立ってて、その地を受け継いでるからと言ってるんですけど、ごめんなさい(笑)」と語り、会場は爆笑。さらに秋元さんは「顔がお母さんに似てきたのも最初はイヤだったんだけど、いまは誇りに思ってます。かわいく生んでくれてありがとう!」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。映画は結成から3年半の「乃木坂46」の姿をメンバーのインタビューと周囲の証言と共に描いており、過去に1stから10thまで10作連続で「乃木坂46」のミュージックビデオを手掛けてきた丸山健志がメガホンを握り、メンバーのプライベートや心の中にまで迫っている。『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』は7月10日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月10日第69回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞し、本国チェコでは『トイ・ストーリー3』など大作を抑えての大ヒットとなった、パペット映画『クーキー』。その特報映像が解禁され、主人公の“へなちょこテディベア”クーキーが動く、愛らしい姿が初お目見えとなった。体が弱く、ぜんそく持ちの男の子・オンドラといつも一緒にいたテディベアのクーキー。オンドラのぜんそくへの影響を心配した母親は、小さな頃から一緒に遊んできたクーキーを、ある日ゴミと一緒に捨ててしまう。街から遠く離れたゴミ捨て場から、危機一髪で逃げ出したクーキー。果たして次々と立ちはだかる邪魔ものを乗り越え、無事にオンドラの待つ家にたどり着くことができるのか!今回解禁された特報では、主人公“クーキー”の動く姿が初披露!チェコ伝統のマリオネットと実写を組み合わせてつくり出された、イマジネーション溢れる魔法の世界に、思わず引き込まれてしまう。本作は、映像作家ヤン・スヴェラーク監督と、世界的にも有名なゲームクリエーター兼デザインチームの「アマニタ・デザイン」という、ともにチェコを代表するクリエーターがタッグを組んで生み出した注目作であり、デザインチームは、監督のイメージに合わせて主人公クーキーのイラストを書き起こしただけでなく、木の実や草など“森に住む自然の神様”という設定に合わせ、独特の風貌を持つキャラクター30体をすべて設計したとのこと。特報に登場する個性的なキャラクターたちも気になるところだ。その名前に “ちょっと変な”という意味を持つクーキーの、可愛くて、ちょっと奇妙な大冒険を描いた本作。誰もが子供のころ経験したおもちゃとのせつない思い出を呼び起こす、大人のための、心温まるワンダーランドとも言える作品となっている。“ダメなテディベア”テッドにも負けない、チェコが生み出した“へなちょこテディベア”クーキーの愛らしさを、まずはこちらの映像から体感してみて。『クーキー』は5月16日(土)から6月26日(金)の“カリコレ2015”で公開。8月より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月10日5月10日(日)は「母の日」。プライベートでも愛情深い母親としての顔を持つ永作博美と渡辺満里奈という、2人の美人ママが、実生活同様、子どもへの愛を惜しみなく表現する2作が立て続けに公開される。「母の日」を前に、親子で、そして夫婦でも楽しめる家族の物語に注目した。■『夫婦フーフー日記』~余命わずかなヨメが残した命、ブログを通して伝わる親から子への愛まず、永作さんが佐々木蔵之介と10年ぶり2度目の共演で夫婦役を演じる『夫婦フーフー日記』。2010年に38歳でこの世を去ったヨメと、彼女を支え続けたダンナの実在の闘病ブログから生まれた「がんフーフー日記」が原作だ。作家志望の“ダンナ”は、出会いから17年目にして長年の友人だった“ヨメ”にプロポーズ!そして結婚、1ヶ月後に妊娠発覚。だが、その5ヶ月後にはヨメに悪性腫瘍が発覚。怒涛の育児と闘病生活を送るも、ダンナと赤ん坊の息子“ぺ~”をおいてヨメは亡くなってしまう。しかし、四十九日の前日、死んだはずのヨメがダンナの前に現れ…。実話から誕生した本作で、ヨメを好演する永作さん。大好きなダンナと“ぺ~”を残して逝かなくてはならない心情を、目一杯の明るさで切なくも力強く演じきっている。確かに、母親としての日々は短すぎたかもしれない。それでも、劇中で書籍として生まれ変わる闘病ブログには、去りゆく母が精いっぱい笑って生き抜いた姿と、その思いを知る父から子へのありったけの愛が綴られているのだ。■『あなたをずっとあいしてる』~過酷な冒険に出る子を見守る親の愛一方、渡辺さんが15年ぶりの声優に挑戦したのが『あなたをずっとあいしてる』。「おまえうまそうだな」で知られる絵本作家・宮西達也の人気絵本〈ティラノサウルス シリーズ〉のアニメ映画化第2弾だ。ティラノサウルスの子ども・トロンは大好きな両親を亡くし、ひとりぼっちになってしまう。悲しみながらも立派な恐竜になることを決めるトロンだったが、ひとりになった恐竜の世界は冒険の連続!泣き虫のメソメソや赤い実を集めるキラリなど、たくさんの仲間に出会い、本当の強さや勇気、愛の意味に少しずつ気づいていき、ある日、悪さばかりする恐竜・バルドたちとの対決の日を迎えることに。渡辺さんが声を務めたのは、トロンを常に優しく見守る母・セラ。「自身と息子の関係を重ね合せて演じた」と語るように、父は導き、母は優しく見守る、どんなに離れていても心の中に存在し、子どもの成長を手助けする、という親の愛を温かみあふれる声で表現する。いつの世も変わらない親が子へ伝えたいメッセージは、映画の中にも顕在だ。同い年、そしてともに2児のママ同士である、永作さんと渡辺さん。2人の愛情たっぷりの演技を、劇場でも確かめてみて。『夫婦フーフー日記』は5月30日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。『あなたをずっとあいしてる』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:夫婦フーフー日記 2015年5月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015川崎フーフ・小学館/「夫婦フーフー日記」製作委員会
2015年05月10日2012年に行われた前回公演「WARRIOR~唄い続ける侍ロマン」で、全国70,000枚のチケットが即日完売となり、日本一チケットの取れない演劇ユニットといわれるようになった「TEAM NACS」。第15回公演となる「悪童」のチケット一般発売が9日(土)より開始となり、全国60,000枚のチケットが即日完売となった。とある場所に集まった5人の男。どこにでもいる、ごく普通の男たち。だが、彼らにはやらなければならないことがあった。それがどんなに恐ろしい事であっても――。5人は幼馴染。みな、悪童だ。森崎博之、安田顕(『龍三と七人の子分たち』『新宿スワン』)、戸次重幸、大泉洋(『駆込み女と駆出し男』)、音尾琢真からなる「TEAM NACS」。今回は、「TEAM NACS」として初の試みとなる“外部脚本・演出”。映画『ALWAYS三丁目の夕日』、『探偵はBARにいる』、ドラマ「リーガル・ハイ」、「デート~恋とはどんなものかしら~」などを手掛けた古沢良太が脚本を担当し、元ジョビジョバのリーダーで俳優・脚本家・演出家としても活躍するマギーが演出を担当する。「悪童」は「TEAM NACS」にとって、約3年ぶりの本公演。古沢良太×マギーとの化学変化で、どんな「TEAM NACS」が見られるのか?期待をせずにはいられない。(text:cinemacafe.net)
2015年05月09日俳優の早乙女太一が5月9日(土)、都内で行われた出演作「ゲキ×シネ『蒼の乱』」の初日舞台挨拶に登壇。本作で実弟の早乙女友貴と共演し「気持ちは複雑ですね。こいつには負けられないけど、頑張ってほしい気持ちもあって」と胸中を明かした。国内屈指の人気を誇る「劇団☆新感線」の舞台を10数台のHDカメラでデジタル映像化し、映画館のスクリーンで上映する人気企画「ゲキ×シネ」シリーズの最新作。平安時代の架空の国を舞台に、将門の乱を新解釈したスペクタクルが展開する。この日は同劇団3度目の出演で、座長を務めた天海祐希、共演する新感線初参加の松山ケンイチ、ベテラン俳優の平幹二朗が駆けつけた。一度は挫折した革命の志を取り戻す主人公・蒼真を演じる天海さんは、「座長という大役は恐れ多くて、押しつぶされそうになった」と告白。それでも「ここにいる皆さんをはじめ、キャスト、スタッフの皆さんと一緒だと思うと、気持ちも和らいだ」と言い、「私にとって、人生の宝物がひとつ増えた。私が感じた清々しさが、皆さんにも伝われば」と熱っぽくアピールした。一方、松山さんは蒼真と運命的に出会い、夫となる将門小次郎を演じ「みんな一丸となって、フルマラソンを完走した感覚」とふり返る。以前から新感線の大ファンで、「あがり症なので、ゲネプロではずっと足が震えていた。いろんなところから汁が出ていましたよ…」と当時の緊張ぶりを明かしていた。早乙女さんは都を騒がす大盗賊・帳の夜叉丸役で新境地。コミカルな役どころに加えて、実弟の友貴さんとの殺陣シーンを披露しており「ミスはなかったですね。あっ、弟には失敗がありましたけど」とライバル心を燃やした。また、天海さんが「上演中、女性陣が太一くん派、友貴くん派に分かれていた」と明かすと、照れ笑いを浮かべていた。舞台に立つ演者の表情や息づかいに加えて、新感線の魅力である豪華絢爛なセットや衣装を間近に見られるのも、『ゲキ×シネ』ならでは。御年80歳の平さんは、「芝居は1回限りで消えてしまう宿命。ですがゲキ×シネなら、芝居の緊張と映画の熱意が掛け合わされる。(インドの)ボリウッド映画にも負けません!」とその魅力を熱弁していた。(text:cinemacafe.net)
2015年05月09日映画『脳内ポイズンベリー』が5月9日(土)に公開初日を迎え、主演の真木よう子をはじめ、西島秀俊、吉田羊、神木隆之介、浅野和之、桜田ひより、古川雄輝、成河、佐藤祐市監督の総勢9名がそろって舞台挨拶に登壇した。「失恋ショコラティエ」で知られる人気漫画家・水城せとなのコミックの映画化で、優柔不断な30女・いちこの“現実と”彼女の意思を決める5人のメンバーからなる“脳内会議”のパートに分かれてストーリーは進んで行く。幾度となく脳内会議を紛糾させつつ、いちこがアート系の年下男子としっかり者の年上編集者の間で揺れ動くさまを描き出す。この日は、登壇陣がストーリーにちなんだ様々な思い出エピソードを告白!いちこさながらに脳内が大騒ぎになった経験や甘酸っぱい思い出を尋ねられた真木さんは「中学の時、2コ上の先輩の第二ボタンをもらおうとして…」という初恋の思い出を明かす。勇気を出してボタンをもらおうとするも「もうすでになくなってました…(苦笑)」とほろ苦い経験となってしまったよう。一方で、いちこが恋する年下男子・早乙女を演じた古川さんも中学時代の恋の思い出を明かし「初デートで『いま、手を繋いでいいのかな?』とか脳内会議をしてました」と語る。相手を映画館に誘ったそうで「手も繋ぎました!手汗がすごくて…」とこちらは真木さんとは対照的な上手くいったエピソードで、客席の女性ファンからは悲鳴のような歓声が上がっていた。また、タイトルにちなんで“脳からポイしたい思い出”、“黒歴史”を問われると、吉田さんは「脳内会議チーム(吉田さん、西島さん、神木さん、浅野さん、桜田さん)はすごく仲が良かったんですが、もっと仲良くなろうとあだ名で呼ぶようにしたんです。神木くんは“神木きゅん”、浅野さんは“パイセン”、ひよりは“ひよひよ”、私は“ねえさん”と呼ばれていたんですが、西島さんは『おれは“秀坊”と呼んでくれ!』と。でも誰もついぞそう呼ばず…あれは(劇中のいちこの思い出のように)黒歴史の付箋を貼りましたね。呼びにくいです!」となぜか自身ではなく西島さんの忘れたい思い出を暴露し、会場は笑いに包まれる。だが、西島さんは「言ってないし!『秀坊と呼んでくれ』なんて」と真っ向から吉田さんの発言内容を否定。すると吉田さんは表情を曇らせながら「覚えてないんですか…?」と絶句。果たしてどちらの発言が真実なのかは明かされないまま、会場は再び笑いに包まれた。さらに、浅野さんに対し、佐藤監督がなぜか突然、一発芸を要求。吉田さんの「ニホンカモシカが来てるらしいですね」というフリに、浅野さんは苦笑しつつも壇上で、得意の(?)ニホンカモシカのモノマネを披露し、これには場内は爆笑!脳内会議の面々のチームワークを見せつけた。気の毒なのはその直後の発言者の成河さん。劇中では生真面目で落ち着いた編集者・越智役でいちこや早乙女に振り回されることが多い役回りだったが、この時も浅野さんの迫真のモノマネの後ということで「やりづらいですよ(笑)!いま見た全ての光景を脳からポイしたい!」と困惑の表情を浮かべていた。『脳内ポイズンベリー』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年05月09日“大人が泣けるアニメ”を次々と世に送り出す原恵一監督の最新映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』が5月9日(土)に公開を迎え、声優を務めた杏、松重豊、濱田岳、立川談春、清水詩音が初回上映前の舞台挨拶に登壇した。早逝した漫画家で江戸風俗研究家の杉浦日向子の人気漫画「百日紅」を『河童のクゥと夏休み』『クレヨンしんちゃん』シリーズで知られ、自身も杉浦さんを敬愛する原監督がアニメ化。葛飾北斎の娘で自らも浮世絵師のお栄を中心に当時の江戸の町人の暮らしを生き生きと描き出す。製作に3年を要した作品がついに公開を迎えたが原監督は「素晴らしい作品ができました。『できたと思います』とは言いません。できました!原作者の杉浦さんに対して誠実に、自分に誠実に作った作品です」と自信と手応えを口にする。お栄の声を務めた杏さんは艶やかな着物姿で登壇。「杉浦さんの作品に憧れていた」と語り、今回のオファーに対し「即諾しました」と明かす。記念すべき初回上映を前に「私も願わくば空いている席に座って見たいと思うくらい、何度も見たい作品です」と語った。松重さんは「子どもが見ていた『クレヨンしんちゃん』を親の私が見て、どっぷりハマってすごい監督だと思ってました。まさかアニメーションの仕事が来ると思ってなくて光栄です」と初の声優挑戦が敬愛する原監督作品であることに感慨深げ。「気合いを入れてアフレコに臨んだんですが、2日の予定が一生懸命準備していたのに3時間で終わってしまいました。『もうちょっとやりたい』と思ったけど『帰ってください』と言われて、もっといろいろ試したかったんですが…」と苦笑交じりに語り、笑いを誘っていた。立川さんは原監督からのオファーを受けた時のことを振り返り「原監督から電話だと聞いて何事かと思いました。原監督と言えばジャイアンツだろうと思って…」と“原監督”違いを明かし、会場は再び笑いに包まれた。本作は仏アヌシー国際アニメーション映画祭のコンペティション部門への出品をはじめ、各国での上映、公開が決まっているが、原監督は「北斎の名は海外、特にヨーロッパではなじみのある人物であり、興味を持って見てもらえる自信がある」とうなずく。杏さんは「私が生まれた年は実は江戸時代に生まれた最後の人が亡くなられた年なんです。ここで、時代が途切れないよう、見て、感じて、伸ばしていくのが現代に生きる私たちの使命であり、楽しみだとも思います。知らないけれど知っている、江戸の景色、心意気が詰まっています!」と力強い言葉で作品を送り出した。『百日紅~Miss HOKUSAI~』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:百日紅~Miss HOKUSAI~ 2015年5月9日より全国にて公開(C) 2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年05月09日先日、前作『呪怨 ー終わりの始まりー』に引き続き、佐々木希が参戦することが発表され、クランクアップを迎えたばかりのシリーズ最新作『呪怨 -ザ・ファイナル-』。ついに、“最恐”の予告編映像が到着した。小学校教師をしている妹・結衣(佐々木希)の失踪を聞いた姉の麻衣(平愛梨)は、結衣が頻繁に「佐伯俊雄」という不登校の生徒の家を訪れていたことを突き止める。麻衣は、「佐伯俊雄」の居場所を捜索し始めるが…。日本国民が選ぶ「最も怖い映画」第1位を獲得した『呪怨』シリーズの最新作にして最終章となる、『-ザ・ファイナル-』と冠した本作。予告映像は、昨年大ヒットした『呪怨 ー終わりの始まりー』に登場した竹田(袴田吉彦)が冒頭から姿を見せる。かつて呪いの家「佐伯家」に関わってしまったがゆえに、最愛の妻とその妹を失った彼は、呪いの連鎖を断ち切ろうと、シリーズではタブーとされていた最後の切り札“「佐伯家」解体”を決意。忍び寄る母・伽椰子、増殖する子・俊雄、謎の少女“絵菜”(RIMI) は、なぜか“俊雄”と名乗る…!? そして、「これで終わり」「繰り返される、ずっと」祈るように交互に囁かれるセリフ。ジャパニーズホラー史上最恐の親子・伽椰子&俊雄の怨念が、さらなる恐怖を増幅させていく。ラストには、平さん演じる主人公・麻衣の妹で、前作で失踪したはずの佐々木さん演じる結衣の消息がうかがえるシーンも。2人のかつてない怪演にも目が離せない。さらに予告編には、R&Bクイーン「Double」4年ぶりの書き下ろし楽曲・主題歌「Circle of Life」も登場する。クランクアップ時には平さん自ら「絶対、怖い映画になる!」と太鼓判を押した本作。もう後ろを振り返れなくなりそうな最恐映像を、ぜひ確かめてみて。『呪怨 -ザ・ファイナル-』は6月20日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月09日人間とセイウチの禁断の“新たな関係”を描くセイウチ・ホラー・エンターテイメント『Mr.タスク』。本作で主人公の親友役を演じ、“激変”劇中ビジュアルや予告編映像の公開でも大きな話題を呼んだ、かつての天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントが、6月におよそ11年ぶりに来日を果たすことが決定!本人から喜びのコメントも到着した。あることがきっかけでセイウチに執心している謎の老人ハワード・ハウ(マイケル・パークス)は、人体をセイウチに改造することを長年夢みていた!そんなとき、彼の目の前に現れたのは、ポッドキャストの番組のネタを探しに来たウォレス(ジャスティン・ロング)。果たして、彼の運命や、いかに――。『ザ・フライ』のハエ人間や、『ムカデ人間』、そして『武器人間』に続く、斬新な禁断のコラボとなる本作。ハーレイが演じるのは、行方知れずになったウォレスを探す友人で、彼とポッドキャストを運営するオタクのテディだ。ハーレイといえば、1988年、米カルフォルニア州生まれ。4歳から子役として活躍し、『フォレスト・ガンプ/一期一会』で映画デビュー。99年『シックス・センス』(M・ナイト・シャマラン監督)では11歳にしてアカデミー賞「助演男優賞」にノミネート、2001年には『A.I』(スティーヴン・スピルバーグ監督)でも注目を集めた。本作では、はかなげなカリスマ子役の面影はどこへやら!?オタクになりきり、コミカルな演技を披露する。本作のプロモーションにと来日を打診した配給会社の武蔵野エンタテインメントによれば、「まさか、本当に来てもらえるとは思っていませんでした。しかもハーレイ君ほどのハリウッドスターにミニシアターで舞台挨拶をしていただくなんて…本当に大丈夫なのでしょうか…!?」と語っており、ビッグスターの快諾に驚きを隠せない様子。そしてハーレイ自身も、『ウォルター少年と、夏の日』以来11年ぶりとなる来日に際し、「1994年~2004年の間に訪れた日本での記憶は、海外でのプレスツアーの中でも最も好印象なものばかり。どこへ行っても、素晴らしい人々に迎えられ、世界のどことも異なる最高の景色を観ることができた。日本での『Mr.タスク』の宣伝や、僕のことを応援してくれているファンと再会できることをとても楽しみにしているよ」と、期待のコメントを寄せている。来日は6月25日(木)&26日(金)で、終日『Mr.タスク』のプロモーションを行い、26日の夜には、新宿シネマカリテにて「カリコレ2015」のクロージングを飾る本作の舞台挨拶を行う予定という。『Mr.タスク』は7月18日(土)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイント(レイト)ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Mr.タスク 7月18日(土)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイント(レイト)ほか全国にて公開(C) 2014 Big Oosik, LLC, and SmodCo Inc. All Rights Resereved.
2015年05月09日俳優の斎藤工が5月9日(土)、自身がナレーターを務めたネイチャードキュメンタリー『小さな世界はワンダーランド』の初日舞台挨拶に出席し、「0歳くらいのとき、ベランダから落ちそうになった僕を、飼い犬が助けてくれた」と驚きのエピソードを明かした。動物の目線で世界を見つめる本作にちなみ、生き物にまつわるエピソードを語った斎藤さん。子ども時代は「犬や猫に囲まれた生活。カメや虫も飼っていた」そうで、「動物はすっごく好きです」。そして、幼い頃にベランダから落ちそうになった際には「赤ちゃんだった僕の着ていた服の首元を、犬がパクッとくわえて、そのまま僕を寝床に運んでくれた」のだとか!斎藤さんは「だから、僕は犬に育てられたも同然なんです。『もののけ姫』は他人事とは思えない」と語り、会場となった東京・TOHOシネマズ新宿に駆けつけた親子連れの笑いを誘っていた。ちなみに、客席の子どもから「好きな動物は?」と聞かれると、「気まぐれで主導権を握らせないネコ科に惹かれる」と答えていた。世界最高峰のネイチャー・ドキュメンタリーブランドである「BBCアース」が、『トイ・ストーリー』などで知られる「ピクサー・スタジオ」と夢のタッグを組んで生み出した斬新なネイチャードキュメンタリー。神秘的な原生林に暮らすシマリスと、砂漠に流れ着いたスコーピオンマウスの冒険を通して、自然の偉大さと命の尊さをファンタジックに伝えている。「CGを使わず、自然をダイナミックに切り取る映像が圧倒的。どんな俳優もドキュメンタリーにはかなわない」と斎藤さん。以前から「声の仕事に興味があった」と言い、「本当は映画作りと声の仕事だけやっていたい」と思わず本音(!?)も飛び出した。『小さな世界はワンダーランド』はTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:小さな世界はワンダーランド 2015年5月9日よりTOHOシネマズほか全国にて公開(C) BBC 2014
2015年05月09日幕末を舞台に新撰組隊士たちと鬼の仲間の女の子の悲恋ストーリーを描いた恋愛アドベンチャーゲーム「薄桜鬼」のスピンオフとして人気を博す「薄桜鬼SSL~sweet school life~」。このほど、「仮面ライダー電王」の中村優一や、ミュージカル「テニスの王子様2nd」に出演した染谷俊之、木村敦、石渡真修、稲垣成弥、そして井深克彦ら若手実力派俳優を迎え、今秋テレビドラマ化&今冬舞台化されることが明らかとなった。「薄桜鬼SSL~sweet school life~」(以下「薄桜鬼SSL」)は、「薄桜鬼」で活躍する土方歳三や斎藤一などのキャラクターはそのままに、舞台を現代の学園に移し“ラブコメディ”として描かれたゲームコンテンツ。「こんな時代だからこそ誇り高き武士であれ」という時代遅れの教育方針を掲げる私立薄桜学園を舞台に、学内唯一の女生徒である主人公・雪村千鶴の慌しくもほんのり甘い学生生活が描かれ、世の女性たちから絶大な人気を誇っている。本作の魅力のひとつといえば、幕末の隊士が教師や生徒になるパロディ設定であるが、本作でも人気の高いキャラクター・土方歳三は教頭という設定に。演じるのは、元「D-BOYS」として活動し、体調不良による休養を経て昨年より俳優活動を再開させた中村さん。「仮面ライダー電王」桜井侑斗役で人気を博し、「KAT-TUN」亀梨和也らが出演したTVドラマ「ごくせん 第2シリーズ」や映画『風が強く吹いている』など幅広く活躍した経歴を持つ実力派俳優だ。風紀委員で生真面目な性格・斎藤一(2年2組生徒)役を務めるのは、ミュージカル「テニスの王子様2nd」をはじめ、舞台「弱虫ペダルインターハイ篇 The Second Order」(石垣光太郎役)など数多くのステージで活躍する舞台俳優の染谷さん。同じくミュージカル「テニスの王子様2nd」に出演した木村さんは、人をからかうことが好きな剣道部、沖田総司(2年1組生徒)役を担当する。ミュージカル「八犬伝―東方八犬異聞―」の公演が今夏に控える石渡さんは、主人公の幼馴染・藤堂平助(2年1組生徒)役を、TVドラマ「タンブリング」や「荒川アンダーザブリッジ」にも出演した稲垣さんは、主人公の担任である原田左之助役を、それぞれ演じる。そして、第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストファイナリストに選ばれ、2010年に俳優デビューして以来、2011年から2014年まで年に10作以上の舞台に出演、現在も舞台「龍狼伝」に出演中で、夏には舞台「DIABOLIK LOVERS」の出演も決定している本格派舞台俳優・井深さんが、主人公を「嫁」と呼ぶ風間千景役を務める。さらに主人公を、紅一点の若手女優・大野未来が演じ、TV・舞台などで活躍中の若手実力派キャストたちが豪華競演を果たす本作。ファン待望の実写化に加え、2015年秋にテレビドラマが放送、そして冬には舞台化という贅沢な展開にも注目しながら、テレビドラマならでは躍動感、舞台の臨場感をぜひ続けて楽しみたい。(text:cinemacafe.net)
2015年05月09日5月14日(現地時間)のカンヌ国際映画祭・特別招待作品部門での公式上映、そして翌15日の全米公開に向けて世界的カウントダウンが始まった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。世界中が注目する中、現地時間の5月7日、アメリカ・ロサンゼルスの“TCLチャイニーズ・シアター”にてLAプレミアが開催され、ジョージ・ミラー監督が来日することが発表された。資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界を舞台に、愛する者を奪われ、生きる望みさえ失った主人公マックスと、砂漠を支配する凶悪な敵イモータン・ジョーの一団との、ルール無用の壮絶なバトルが展開する――。このたび行われたLAプレミアにて、劇場前のハリウッド大通りには、あいにくの雨予報で屋根付きとなったレッドカーペットが敷かれ、熱狂的なファンと世界中から集まった報道陣が加わり、会場の熱気が最高潮に達する中、豪華キャスト陣が続々と到着!大きな歓声とカメラマンのフラッシュに出迎えられ、孤高のヒーロー・マックス役を新たに演じたトム・ハーディ、若手イケメン俳優でありながら、半裸で全身白塗りという衝撃的なキャラクターを演じたニコラス・ホルト、作品に華を添える捕われの女性たち“ワイブス”を演じる若手女優陣、さらにはヒュー・キース・バーン、ネイサン・ジョーンズら強烈な悪役たち、そしてこのシリーズの産みの親、ジョージ・ミラー監督の登場に会場が沸き返った。中でも注目を集めたのは、女戦士役で新境地を拓いたオスカー女優、シャーリーズ・セロン。モノトーンのメッシュドレスに身を包んでの登場となったが、一緒に現れたのは、結婚間近との噂が絶えないショーン・ペン。終始穏やかな表情のペンだったが、マスコミの問いかけには答えることなく、一足先にレッドカーペットを後にした。さらに報道陣が沸き立ったのは、スタッフやキャストも驚いた初代マッドマックスのメル・ギブソンのサプライズ登場!ミラー監督、トムとの奇跡の3ショットが実現し、レッドカーペットの注目を一身に集めた。また、日本の取材陣からコメントを求められたミラー監督は「30年前に『マッドマックス』を制作したが、日本の皆さんが最初に見い出してくれて『良い映画だ』と言ってくれた。だから30年経って日本に行けることは本当に意味があることです。ありがとう」とコメントし、全世界を席巻する最新作をひっさげての来日を名言した。また、レッドカーペットでの出演者のコメントも到着した。<シャーリーズ・セロン>この作品は特別な映画です。このジャンルは感情的な映画です。世界観は素晴らしい。それは予告編でわかると思います。感情で突き動かされているようなストーリーなんですね。登場する女性もみんなパワフル。<ヒュー・キース・バーン>(前作から36年経っての出演となりますが)とてもワクワクしています。本作にまた出られたことをとても光栄に思っていますし、いつものことながらちょっと緊張もしています。<ネイサン・ジョーンズ>撮影ではハイスピードやバランス感覚をもとめられた日本でのレスリング経験が役立ちました。撮影中に事故が起きて顔を打ってしまい、車がめちゃめちゃになってしまいました。ただ生き延びていますし、一時間後には代車を使って撮り続けました。世界各地で世代・性別・地域を超えた幅広い層のファンを常に生み出し続けている『マッドマックス』。この熱狂的なファンたちの悲願でもあった待望の最新作がこの日、遂にそのヴェールを脱いだことになる。日本でも「MAN WITH A MISSION」による日本版エンディングソング、そして先日、「EXILE」のパフォーマーAKIRA、竹内力、新日本プロレス所属・真壁刀義という最強の吹き替えキャスト陣が発表され、公開を前にその熱狂は高まるばかりだ。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は6月20日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日WOWOWの連続ドラマW「テミスの求刑」の完成披露試写会が5月8日(金)に開催され、主演の仲里依紗をはじめ、岸谷五朗、杉本哲太、権野元監督が第1話上映後の舞台挨拶に登壇した。司法をテーマにした小説で人気の大門剛明の同名小説を実写化。過去に警官の父を殺された経験のある検察庁事務官の星利菜は、父の事件を担当した敏腕検事・田島の下で働いていたが、当時の被告弁護士から父親の事件が冤罪で、真犯人が他にいる可能性があると知らされる。さらにこの弁護士が殺され、田島が犯人として追われることになり…。撮影は現在も続いており、この日も仲さんは新宿で行われていた撮影の現場から会場に駆けつけた。イベントでは黒系の美しいドレスに真っ赤なリップが映えていたが、劇中では検察事務官役ということで地味なスーツばかり。「毎日スーツで、主にグレーで、髪型も同じで…」と苦笑しつつも「これまで派手な役が多く、スーツを着て身が引き締まるような役は初めて。ちょっと頭が良さそうに見えてホッとしました(笑)」と語る。自身のスーツ姿を初めて見た時は「だませるな…と思いました」とニヤリ。一方で、私服に関しては「岸谷さんから昨日、『小4だ』って言われました(苦笑)」と告白。岸谷さんは「衣裳はスーツなのに私服は小4みたい。ジーパンにボーダーで、楳図かずおみたいだった」と指摘し、会場は笑いに包まれた。舞台挨拶からは和気あいあいとした空気が伝わってくるが、冤罪をテーマにした緊迫したサスペンスということで、現場は緊張感に包まれているそう。仲さんは、岸谷さん、杉本さんというベテラン2人の下で働く事務官ということで「大先輩で恐縮です!事務官なので、2人の後ろで(書類に)書き込むだけだったりするんですが『そこでNGを出したら血の海を見る!』と毎回冷や汗でした」とふり返る。岸谷さんは、そんな仲さんを「ベテランに足を突っ込んだおじさんに囲まれて大変だったと思う」と労うが、一方で監督の演出について「現場でのセリフの差し込みが多い」と指摘。これには杉本さんも激しく同意!クライマックスの法廷での長ゼリフに関して「20日くらい前から覚えて、一言一句ガチガチに覚えてきたのに、現場に行ったら全然違うことになった」と監督に恨み節をぶつける。岸谷さんが「現場で(杉本さんが)台本を叩きつけるのを見ました(笑)」と証言すると、杉本さんは「そんなことはしてない!」と慌てて否定しつつも「気持ちはね…(笑)」とうなづき、現場での苦労の大きさをうかがわせた。連続ドラマW「テミスの求刑」は5月10日(日)より放送開始(全4話/第1話無料放送)(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日第67回カンヌ国際映画祭にてパルム・ドール大賞受賞した『雪の轍(わだち)』の本ビジュアルが、このたび解禁となった。カッパドキアに佇むホテル・オセロ。若く美しい妻と、離婚で戻ってきた妹と暮らす元舞台役者のアイドゥン。オーナーとして悠々自適に暮らす毎日だが、冬の訪れによって閉ざされいくホテルの中で、それぞれの内面が次第に明らかになっていく。さらに、アイドゥンへの家賃を滞納する一家との不和が彼を悩ませる。妻と妹、気の置けない友人、そして相容れない隣人との終わりのない会話をつづけながら、アイドゥンは人を赦すこと、愛することの意味と自らの人生に思いを馳せていく。凍てつく大地の雪解けを待ちながら―。過去に、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にてグランプリを2回と監督賞を受賞した、トルコが誇る巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン。昨年の第67回カンヌ国際映画祭にて、満を持してのパルム・ドール大賞受賞した監督作『雪の轍(わだち)』が、初の日本公開作品として6月27日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開する。本作は、カッパドキアの洞窟ホテルを舞台に、今は裕福なホテルのオーナーとして暮らす元舞台俳優のアイドゥンと、若く美しい妻、そして妹との愛憎、さらに主人公が思わぬ形で恨みを買ってしまったある一家との不和を描く。彼らの住むカッパドキアに冬が訪れるとともに、取り残された彼らの鬱屈した内面が静かに明らかになっていく、濃厚な人間ドラマだ。ストレートな言葉で感情をぶつけ合う登場人物たちには、そこはかとない滑稽さも漂い、さらに「人間であること」を考えさせられる、見応えのある作品となっている。さらに本作の大きな特徴は、文豪チェーホフの著作をはじめ、シェイクスピア、シューベルト、ニーチェ、さらにドストエフスキーなどといった数々の名作のモチーフがちりばめられているところだ。劇中にはドストエフスキーの「白痴」を想起させるシーンや、主人公たちの交わされる会話にロシア文学を代表する文豪トルストイやドイツの哲学者ニーチェの言葉が用いられたりと、細部に至るまであらゆる名作へのオマージュが感じられる。カンヌ国際映画祭では審査員長を務めたジェーン・カンピオン監督は「知的で洗練された、素晴らしい作品。あまりに引き込まれて3時間の映画であることを忘れてしまった!」と絶賛。濃厚な世界観と人の心をえぐる展開、そして圧倒的な映像美によって紡がれる3時間16分に、世界的なメディアから賛辞が送られ、見事最高賞のパルム・ドール大賞を受賞した。世界の名だたる戯曲、音楽、哲学の要素が、3時間16分という長さに凝縮された、今まで体感したことのない極上の見応えに仕上がった本作。鑑賞後、誰もが圧倒されるという極上の映画体験を楽しみに待とう。『雪の轍(わだち)』は、6月27日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞にノミネートされたジェイク・ギレンホールが約10kg減量し、恐るべき怪演で挑む『ナイトクローラー』から、スリル満点の日本オリジナルの予告映像が解禁された。学歴もコネもなく、仕事にあぶれたルー(ジェイク・ギレンホール)は、ある日偶然にも事故現場を通りかかり、テレビ局に悲惨な映像を売って稼ぐ“ナイトクローラー”と呼ばれる報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知る。次第にルーも彼らのように、警察無線を傍受しながら、事件や事故の発生を待ち、猛スピードで車を走らせ現場に駆け付けるように。ルーが撮る過激な映像は、局の期待を高ぶらせ、ついには一線を超えてしまう…。到着した予告映像には、謙虚で平凡な主人公・ルーが、深夜のL.A.で傍受した警察無線を合図に、猛スピードで車を走らせ、いち早く事件・事故現場に駆け付けて被害者にカメラを向ける、映像パパラッチ“ナイトクローラー”となっていく様子が描かれる。そして、手に入れた映像をテレビ局に売り捌き、カネを得て、業界に染まっていくルー。欲望のままに行動が過激化し、常識を逸脱していく様はおぞましいとも言えるほど。何よりも「デカく当てたいなら、リスクをとれ」と、何度も繰り返し叫び、減量で窪んだ目元を暗闇の中で光らせるジェイクには恐怖すら覚えてしまう。米国レビューサイト「Rotten Tomatoes」で満足度95%であると評価され、映画ファンからも「早くぶっ壊れジェイク・ギレンホールが観たい!」との声も上がっている。このジェイクの演技は『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが演じたトラヴィスの再来とも言われている。『ボーン・レガシー』の脚本を手掛け、本作が初の監督作品となったダン・ギルロイは、ジェイクが演じたルーという圧倒的に“嫌な”キャラクターについて「“トラブルを抱えているが、ある種の才能がある”そんなキャラクターに興味をそそられた。ルーは絶望的な状況の中で天職を見つけるんだ。ジェイクにとってこの役柄は変身だったと思う。文字通りの変身だ。彼ほど懸命に自らを駆り立てる役者は稀だね」と語り、手放しで彼を絶賛する。全編に渡り、不気味な雰囲気が漂う本作。本年度アカデミー賞「脚本賞」にノミネートを果たした圧巻の衝撃作のさらなる続報が楽しみだ。『ナイトクローラー』は8月22日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日放送90年記念の大型番組として5月10日(日)から6月・7月の全3本で放送されるNHKスペシャル「生命大躍進」のナビゲーターを、新垣結衣が務めることが明らかになった。何億年も昔のさまざまな古代生物から、今の私たち人間に進化するまでに起きた「知られざる激動のドラマ」を描き出すNHKスペシャル「生命大躍進」。初回放送の10日から、毎月1回放送の全3回で放送される本番組だが、新垣さんがNHKスペシャルのナビゲーターとして登場するのは初となる。物語仕立ての本番組では、新垣さんは、生命進化に詳しい情熱的なアーティストの姉と、どちらかといえば科学は苦手な妹の、“一人二役”を演じる。最新のDNA研究によって明らかになってきた生命進化の驚くべき物語を、リアルな4K高精細コンピューターグラフィックスで体感しながら、軽妙な姉妹の会話を軸に番組が展開されていく。番組の見所としては、まるで本物のような古代生物のCGと、新垣さん演じる姉妹との不思議な“共演”だ。何億年も昔の古代生物たちと、今の私たち人間との意外な接点が浮かび上がってくるような内容になっている。10日夜9時放送のシリーズ第1回では、私たちが日頃当たり前のように使っている「目」が、進化の過程でどうやって誕生したのかという謎に迫る。今からおよそ5億年前、それまで目を持たなかった祖先たちが、突如さまざまな目を持つようになった理由は、これまで生命史上の大きな謎とされてきた。それが今、私たちのDNAの最新分析から、思いもよらないところから手に入れた「新たな遺伝子」のおかげで生み出されたということが明らかになってきている。番組ではなんと、超リアルなCG映像と共に、生物の進化の謎を解くべく5億年前の世界へのタイムトラベルも!新垣さん演じる姉妹と、奇妙きてれつな古代生物が“共演”する壮大な科学エンターテインメントにぜひ注目してみて。NHKスペシャル「生命大躍進」・第1集「そして“目”が生まれた」5月10日(日)夜9時から放送・第2集「こうして“母子愛”が生まれた(仮)」6月7日(日)夜9時から放送・第3集「ついに“知性”が生まれた(仮)」7月5日(日)夜9時から放送(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日海外赴任先で突如発生したクーデターにより、全国民から命を狙われてしまう家族を描いた究極のサバイバル・スリラー『No Escape』(原題)が『クーデター』として9月5日(土)から全国公開されることが決定。合わせて、ティザービジュアルも解禁となった。舞台は美しい熱帯雨林、温かい気候、温厚な人々…一見して平和に見える東南アジア某国。そこに突如クーデターが発生し、暴徒化した国民により、国の重役が殺され、政府と外国人をターゲットとした容赦なき殺戮が開始された。会社の支援事業のために慣れ親しんだアメリカを離れ、東南アジア某国に家族で海外赴任した主人公一家も、一夜にして全国民から“標的”にされ、命を狙われることに…。妻子を守るため奔走する主人公・ジャックを演じるのは、『エネミー・ライン』、『ナイトミュージアム』シリーズ等、シリアスな役からファンキーな役まで幅広く演じる演技派オーウェン・ウィルソン。また、偶然出会ったキーマンとなる旅行者・ハモンド役として『007』、『ゴーストライター』でお馴染みの名優ピアース・ブロスナンが出演。そしてサスペンスの巨匠M.ナイト・シャマラン監督原案の『デビル』でシャマランから認められた期待の若手監督、ジョン・エリック・ドゥードルがメガホンを握った。今回、解禁となったティザービジュアルには、「東南アジア某国クーデター勃発標的は“外国人”敵は全国民あなたは生き残れるか?」という鬼気迫るキャッチコピーが打ち出され、全体を覆う暗雲や一触即発の暴徒化した国民と軍隊の群集が、本作の不穏な空気感やただならぬ緊迫感を醸し出している。さらには、恐怖におびえながらも必死で家族を守り、逃げるオーウェンと敵に銃を向けるピアースの姿も!なぜ彼らは“標的”となったのか?謎が謎を呼ぶティザービジュアルに、期待は高まるばかりだ。『クーデター』は9月5日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日歌手の赤西仁が待望のニューアルバム「Me」を6月24日(水)に発売することがこのたび明らかとなった。アルバム「Me」を引っさげての全国ツアー「JIN AKANISHI LIVE TOUR 2015 ~Me~」の開催も決定した赤西さん。最新アルバムのリードトラックとなる「Let Me Talk To U」は恋人、家族、友だち、愛する人すべてへの想いを綴ったハートウォーミングなラブソング。さらに、初夏を意識した軽快なナンバー「Miss California」、数珠のバラード「Lionheart」、「Baby」や、ヒット・シングル「Good Time」など全10曲を収録している。本アルバムも全曲、赤西さんが作詞・作曲・プロデュースを手掛けており、赤西仁(=“Me”)のありのままを体現したアルバムに仕上がっている。初回限定版Aには、「Let Me Talk To U」のミュージック・ビデオと、そのメイキング、アルバムアートワークの撮影シーンを収録、初回限定版Bには、昨年(2014年)の12月に行った上海公演のライブ映像を収録。通常版には「Mi Amor」のスペイン語バージョンを含む2曲のボーナス・トラックを収録している。そして購入者応募特典として、「アルバム『Me』発売記念スペシャル・イベント」の開催も決定!ニュー・アルバム「Me」の「初回限定版A」「初回限定版B」「通常版<初回プレス>」全3形態のうち、いずれか2形態を購入のうえ、キャンペーンサイトから応募をすると抽選で、「赤西仁、アルバム『Me』リリース記念スペシャル・イベント」に計2,000名が招待されるという。アルバム「Me」は6月24日(水)発売。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日日本に先立って公開された主要46の国と地域で初登場1位を獲得し、5月1日に公開された全米でも週末3日間で1億8700万ドル(224億4千万円)を稼ぐNO.1スタートを切った『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。ついに、待望の日本版予告編が解禁となった。アイアンマンとして人類の危機を何度も救ってきたトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、自分たち“アベンジャーズ”も手に負えない敵が現れたとき、だれが“愛する人”を守るのかを恐れていた。だが、彼によって作られた人類の平和を守るための人工知能<ウルトロン>が起動されたとき、ウルトロンは平和を脅かす唯一の存在=人類を抹消しようとする。人類滅亡の危機に再び結集したアベンジャーズは、人智を超えたウルトロンを相手になすすべもない。それでも、彼らは愛する者を守るために勝たなくてはならなかった――。2012年の話題を席巻した前作『アベンジャーズ』のオープニング興行収入を44%上回る好成績で発進した本作。特に、ロケ地となり、ロバート・ダウニー・Jr.らがPRに訪れた韓国では、公開週末だけで2306万ドル(27億6千万円)を達成し、これまでの国内歴代オープニング成績の2位、外国映画では1位を獲得するなど、いま世界中でアベンジャーズ現象が再び巻き起こっている。そんな中、解禁となった予告編では、アイアンマンこと“戦う実業家トニー・スターク”が開発した人工知能による平和維持計画(ウルトロン計画)の暴走が引き起こす人類の危機、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)らが苦言を呈する仲間同士の衝突や、激化するバトルが描かれていく。危機的状況下で、弓の名手・ホークアイ(ジェレミー・レナー)などアベンジャーズのメンバーが心に思う守るべき“愛する人”の存在も描かれ、さらには、謎の力を持つ姉弟役のエリザベス・オルセンの姿もついに登場する。世界中の都市を舞台に、奥深い人間ドラマと壮大なスケールのアクションが融合する最新作。日本公開がさらに楽しみになってきた。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は7月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日劇中を彩る音楽から、映画の新たな魅力を発見することができる「サウンドトラック」の世界。今年に入ってからだと、『はじまりのうた』、『セッション』のサントラがヒットを記録するなど、サントラへの注目がますます高まりつつある。名作映画の影に名曲あり、といったように、映画を観ているあいだだけじゃなく、日常の生活の中でも映画を彩った楽曲に触れることは、また違った楽しみが見出せるものだ。ここでは、今までにサウンドトラックを手に取ったことがない人や、日ごろ馴染みない人でも、気軽にその世界を楽しめるような、シネマカフェイチオシのサントラを現在公開中の作品の中から紹介する。■『セッション』話題沸騰の“狂気”の音楽映画『セッション』のオリジナルサウンドトラック。発売週にはiTunesMusicStoreにてジャズ・チャートのトップ10圏内にもランクインし、公開前より本作品の取り扱いを開始する劇場もあったほどで、4月最も話題の一枚と言えるだろう。他のジャンルの中でも、特に音楽の占める位置が重要となってくる音楽映画。『セッション』の場合、少し変わった構成のサントラになっている。3つのパートに別れた楽曲群は、登場人物たちがバンドで演奏する楽曲、狂気のレッスンの日々の背後で流れるサウンドトラック、そして主人公とフレッチャーが憧れたであろう黄金期のジャズをイメージした楽曲と、作品の中での時系列に沿った並びではなく、映画の中での音楽の意味付けによってセクションが別れ、それぞれが異なる魅力を放っているのが大きな特徴だ。中でも、最初のパートにおける、本作の原題となった「Whiplash」はもちろん、映画をご覧になった方ならだれでも熱狂するであろう“あの”シーンでの「Caravan」は必聴。■『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『バベル』でアカデミー作曲賞を受賞したグスターボ・サンタオラヤとこれまでタッグを組んでいたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督だが、新作『バードマン、あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』では、パット・メセニーのバンドにも所属するアントニオ・サンチェスを起用。ドラムオンリーで構成されるかなりストイックな楽曲が、劇中で縦横無尽に鳴り響いている。ドラムの音だけと聞くと、少しとっつきにくいのではと思われるかもしれないが、アントニオ・サンチェスのドラムは実に雄弁、時にはメロディアスなまでに豊かなサウンドで劇中を彩っている。『セッション』を観て「ドラムってカッコいい!」と思った方にもぜひおすすめしたいところ。16曲のドラムトラックの後に続くサウンドトラックの後半パートでは、グスタフ・マーラー、チャイコフスキー、ラヴェル、ラフマニノフなどクラシックの楽曲が続く。『バードマン』という映画全体に漂う新しさと、ある種のクラシカルな名作としての風格は、この二つのパートにわかれたサウンドトラックからも十分に感じ取ることができる。クールなドラムに痺れる前半と、うっとりする楽曲が続く後半、それぞれ堪能できる充実の一枚だ。■『ラスト5イヤーズ』ミュージカル映画のサウンドトラックというのは、いままでサントラを聞いたことがないひとにとって入門盤ともいえる一枚も見つけやすいジャンルと言える。『レ・ミゼラブル』や『バーレスク』、『ドリームガールズ』観て、はじめてサントラが欲しいと思ったという方も多くいるのではないだろうか。二人の男女の出会いから別れまでを、それぞれ別の視線で描くミュージカルラブストーリーである『ラスト5イヤーズ』のサウンドトラックは、もし劇中の楽曲にこころを動かされたなら買いの一枚。全編に渡ってこれまでかというほどのキャッチーなメロディとポップソングとしての豊かなアレンジを施された楽曲の数々は、思わず劇中のシーンを思い出しながら躍りだしたくなったり、涙ぐんでしまうようなものばかりだ。二人が辿る時間と、二人が歌うメロディ、それらはもちろん映画の中で効果的に演出が施され、それらがどのように交差し、どんなハーモニーが生まれるのかというのがこの映画では大変重要な意味を持つことになる。はじまりから終わりへ、終わりからはじまりへと交差するこの物語のサウンドトラックは、聞き終わったあとにまた振り出しに戻るような感覚が生まれ、思わずなんども繰り返し聞いてしまうだろう。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日第86回アカデミー賞にて主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーと、映画のみならず舞台においても国際的に活躍を続ける渡辺謙が初共演を果たした、ガス・ヴァン・サント監督最新作『The Sea of Trees』(原題)の日本公開がこのたび決定した。人生に失望し、自分の命を絶つ為、自殺の名所として有名な富士の樹海にやってきたアメリカ人男性アーサー(マシュー・マコノヒー)。森林の奥地までたどり着くものの、同じ目的でその場所を訪れていた日本人男性タクミ(渡辺謙)に出会う。その彼は、一時自殺を決意したが、その気持ちを変え妻子の元へ戻ろうとしており、樹海から抜け出すために助けを求めてきた。怪我を負っているタクミを放っておくことも出来ず、自殺を遮られたことでアーサー自身も死ぬことを決意するまでの出来事を考え直すようになる。アーサーとタクミは互いの事を打ち明けつつ、極寒の森を脱出するための、サバイバルな旅が始まり、人生を見つめ直すようになる――。『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』、『ミルク』で知られるガス・ヴァン・サント監督がメガホンを握り、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーが主演を務める本作。さらに、『ラスト・サムライ』で助演男優賞にノミネートされ、現在NYブロードウェイで上演中の「王様と私」ではトニー賞主演男優賞にもノミネートをした渡辺謙がマシューと初共演を果たすことになる。ハリウッド業界内で製作前の脚本の人気投票が行われる「Blacklist」。過去には『スラムドッグ$ミリオネア』、『英国王のスピーチ』、『アルゴ』等、アカデミー賞作品賞に輝く作品が存在した。そして2013年度の「Blacklist」に選出されていた脚本の映画化が、本作となる。本作は本年度カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にて5月16日(現地時間)の正式上映も決定。アカデミー賞俳優と日本を代表する名優、そして名匠ガス・ヴァン・サントによって作り出される物語はいったいどんな作品になるのか?続報を楽しみに待ちたい。『The Sea of Trees』(原題)は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日大手書籍店「有隣堂」が新たに手掛ける書籍・雑貨・カフェの新業態店舗「STORY STORY」が4月24日(金)に小田急百貨店新宿店本館10階にオープンした。「STORY STORY」は、株式会社有隣堂が、同社と電子書籍等の販売で協業している楽天株式会社と、書籍と雑貨、カフェの複合提案のノウハウをもつリーディングスタイル株式会社の協力を受けた新業態のお店だ。新宿店本館10階は従来から、書店、美術画廊、文房具売場などが揃うカルチャーフロアとして親しまれてきたが、今回「STORY STORY」のオープンをきっかけに書店の枠を超え、幅広い客層を取り込むねらいがある。「STORY STORY」では併設のカフェで購入前の書籍(一部を除く)を持ち込めるだけでなく、楽天の電子書籍専用端末Kobo端末も自由に使えるように設置されており、紙と電子両方の書籍を同時に楽しめる、日本初の次世代型ブック&カフェとなっている。店内では小説に登場する料理をイメージしたメニューや、「楽天市場」で人気のスイーツなど話題性のあるメニューや、充実した食事メニューも提供される。知育玩具や絵本などを取り揃える体験型コーナー「Do! Kids」も設置され、読み聞かせなど親子で参加できるイベントを随時行われる予定で、親子連れが楽しめる新しいスポットとしても注目される。営業時間は10時~21時(不定休)。休日に、新宿でショッピングがてらぶらりと立ち寄るのにおすすめなスポットだ。(text:Miwa Ogata)
2015年05月08日爽やかな陽気に初夏を感じさせる5月。ヴーヴ・クリコのシャンパーニュとフレッシュなマンゴースイーツがテラス席で楽しめる「Champagne Terrace(シャンパーニュ テラス)」が東京・お台場のホテル日航東京にて5月1日(金)~6月30日(火)までの期間限定でオープン中だ。「Champagne Terrace(シャンパーニュ テラス)」は、ホテル日航東京のラウンジ&シャンパ―ニュバー「ベランダ」のテラス席で夕方17時よりオープンになる。今回フィーチャーされているラグジュアリーなシャンパーニュブランドの代名詞「ヴーヴ・クリコ」は、キリスト教で希望と厳格さを象徴する「錨(いかり)」のマークをロゴに配し、またシャンパーニュ地方の上空に彗星が現れると豊作になるというジンクスから、コルクには彗星をモチーフにしたマークをブランドモチーフにしていて、お台場のウォーターフロントの景色を前に、星空の下でシャンパ―ニュを楽しめる今回のシチュエーションにはぴったりのシャンパーニュだ。シャンパーニュと一緒に楽しめるスイーツには、ヴ―ヴ・クリコのブランドカラーと同じイエローが美しい夏のフルーツ、マンゴーが登場。濃厚で爽やかなマンゴーを贅沢に使用した大人の味わいの<完熟マンゴーのクープ ココナッツのグラニテ>(1,600円、ヴ―ヴ・クリコのグラスシャンパーニュとのセット 3,200円)やサクサクのシュー生地と、完熟マンゴーとパッションフルーツの爽やかなクリームの相性が抜群の<マンゴーのエクレア>(1,500円)など、生野シェフ監修によるフレッシュマンゴースイーツがラインナップ。スイーツのほかにも、石田博エグゼクティヴ・シェフソムリエがセレクトする、ホタテ・鴨・カブなどの日替わり<3種類の自家製燻製>(1,700円、ヴ―ヴ・クリコのグラスシャンパーニュとのセット 3,200円)や、トリュフの香りが優しく広がる<トリュフ入りリゾットのクロケット>(1,200円)など、シャンパーニュとの相性抜群のフードも提供される。レジャーシーズンとなるこれからの季節、お台場へお出かけの際は、ぜひ星空シャンパーニュバーを利用してみてはいかが。※記載の価格は全て、消費税・サービス料別(text:Miwa Ogata)
2015年05月08日モデルのキャリアをベースに女優としても映画やドラマで活躍する才色兼備な人、杏さん。「取材で“次は何に挑戦したいですか?”って聞かれると、アニメーションの声の仕事と答えていたんです」という彼女の願いは『百日紅~Miss HOKUSAI~』によって叶った。演じたのは主人公のお栄、23歳。職業は浮世絵師。父はかの有名な葛飾北斎。もともと原作ファンだった杏さんが映画の魅力、江戸に生きた女性・お栄の魅力、日本の美術の魅力を語る。原作は漫画家、江戸風俗研究家、文筆家だった杉浦日向子の「百日紅」(上下巻)。「杉浦さんの作品は以前から読んでいました。おそらく薦められてエッセイを手に取ったのがきっかけだったと思います。杉浦さんが描くものにはリアリティがあって、江戸のことを想像して描くというよりは江戸の風景を見たまま描いているようで。もちろんそれは不可能ではあるんですが、それを感じさせる筆の力が凄いんです」。杉浦日向子の作品の虜になったのは杏さんだけではない。この映画の監督である原恵一氏も「いつかアニメ化したいと思っていた」そうで、「百日紅」の映画化が決まり絵コンテを描く段階で、すでにお栄は杏さんをイメージしていたと言う。どことなくお栄に杏さんの面影を感じるのはそういうわけだ。そして、演じるにあたって大切にしたのは監督からのアドバイス──「重く、低く、強く、ゆっくり」だった。「私が台本から感じたお栄は素朴で強い、真面目で無器用な女性でした。ただ、声のお仕事は今回が初めてだったので、何が正解なのか分からなくて。若い女性キャラクターは比較的、高い声をイメージしがちですが、監督から“重さ”を出して欲しいとアドバイスいただいたことで、お栄らしさを出すことができました。役を演じる毎に自分との共通点を聞かれて考えるんですが…今回は実在する人物なので自分と似ているとはおこがましくてなかなか言えなくて。憧れの方が大きいですね。演じるうえでは、お栄に変身するというよりは役と仲良くなる、友だちが増える感覚。もちろん自分の内なる感情を表現していますが同一ではなく、すごく近い理解者という感じです」。また、お栄としてアニメーションの世界に身を投じ、“江戸に生きる”ことができたと言葉が弾む。「面白かったのは江戸を生きる人になれたことです。アニメーションの面白さは筆で描けるものはなんでも具現化することができること。今はもうなくなってしまったもの、想像上のものであっても、まるでそこにあるかのように描くことができる。声をあてることで、お栄としてそこに存在できたことはとても面白かったです」。映画のなかで描かれる江戸の自然の姿を見ながら想像も膨らんだそう。杏さんが見てみたいと言うその景色は?「もしも江戸に行けるとしたら…空はどんなに澄んでいるのかとか、星空や海や川の美しさを見てみたいですね」。古き日本の美しさを筆で表現した浮世絵。実は杏さん、以前から興味を持っていたそうで「10年くらい前に浮世絵を真似して描いてみたことがあるんです」。しかも経験だけでなく知識も豊かだ。「浮世絵は日本の美術のなかでおそらく群を抜いて注目されている分野ですよね。北斎に関しては、米雑誌『ライフ』の“この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人”に日本人として唯一ランクインしています。浮世絵は歴史のなかにある完成されたもの(美術)という認識ですが、この映画のなかではその浮世絵を実際に描いている姿、何を描いていたのか、北斎やお栄のような浮世絵師の暮らしぶりや喜怒哀楽が描かれています。現代でいうアトリエではなく汚い家で描いていたとか、新しいものが見えてくるんです」。彼女の凛とした“やまとなでしこ”な美しさは、日本の文化、芸術、歴史を知ることで滲み出ているのかもしれない。『百日紅 Miss HOKUSAI』でアニメーションの声を演じるという夢を叶えたわけだが、やっぱり聞きたいのは次なる夢。挑戦したいことは?「私の本業は写真をとってもらうモデル。いつか日本画の中に描いてもらいたいとか、京都の箪笥の奥にしまってあるような歴史ある着物をまとって写真を撮ってみたいとか、そういう願望、興味はあります。女優としての挑戦は、どんな作品であってもいただいた役には自分が超えるべきハードルや壁があると思うんです。もちろん不安もありますが、やってみないと分からないのが女優という職業の面白さ。どんな役でも受け止められるフラットな状態でありたいです」。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:百日紅~Miss HOKUSAI~ 2015年5月9日より全国にて公開(C) 2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年05月08日6月6日(土)、「福岡ヤフオクドーム」で開催される人気アイドルグループAKB48第7回選抜総選挙の模様が、今年もフジテレビにて独占生中継される。毎年、国民的アイドルグループの"センター”を誰が務めるのか日本中からの注目を集め、いまや国民的行事になりつつあるAKB48選抜総選挙。フジテレビでの全国ネット地上波独占生中継は、今年で4年連続となる。誰もが認める国民的NO.1アイドルグループとなったAKB48の41stシングルの選抜メンバーを、ファンによる投票で決定する第7回選抜総選挙。これまでには、第1回(2009年)は前田敦子、第2回(2010年)は大島優子、第3回(2011年)は前田敦子、第4回(2012年)は大島優子、第5回(2013年)は指原莉乃、そして昨年2014年の第6回は渡辺麻友がそれぞれセンターを獲得。今年の選抜総選挙では、昨年同様に41thシングル選抜メンバー(1~16位)、アンダーガールズ(17~32位)、ネクストガールズ(33~48位)、フューチャーガールズ(49~64位)、アップカミングガールズ(65~80位)の5カテゴリー計80人が選出される。全グループ総勢289名のメンバーが、順位を巡って競い合う。今年の番組テーマは“親子の絆”。事前にメンバーと親御さん(もしくは祖父母)との2ショットインタビューを敢行し、総選挙を控えた10代~20代の子どもたちがどんな思いで日々過ごしているのか、メンバーの親御さんはどんな思いで娘を見守っているのか、さらには、子供の頃の思い出や、親でしか知らないエピソードなどが語られる。メンバーからは今回の家族との2ショット撮影について、そしてメンバーの親御さんから、総選挙に向けてのコメントが届いている。■横山由依(AKB48 チームK)「父と二人で写真を撮るのは初めてです!(撮影時、手をつないでいたが)手をつないだからといって恥ずかしいということもなかったです!」(横山)父「一言でいえば、一桁には入ってほしいです。本人が頑張っている姿はみているから、今まで通りに頑張ってということだけですね」。■木崎ゆりあ(AKB48チーム4)「SKE48に入った後、3人でプリクラを撮りましたが、写真をとるのは久しぶりです!撮影の時、ママが笑えなかった(笑)。いつも私に口角あげてって、散々言ってきたけど、今日はママができなかったです」。(木崎)両親「(父)希望はないですね。それなりの順位であればいいです。普段通り頑張ればいいと思います。(母)前回より上がっているとうれしいです。すごいプレッシャーだと思うので、怖いでしょうし、結果を知るのが自分らしく楽しめるようになれば良いと思います」。■山本彩(NMB48チームN / AKB48チームK兼任)「父と二人だけで写真を撮るのは初めてです!照れるっていうか変な感じですね」。(山本)父「やっぱりなってほしいのは1番です。でも、どんな結果になっても、4年間頑張ってきた成果だと思って、受け止めてまた来年に向けて頑張ってほしい。少なくとも家族は1番だと思っているので」。■渡辺美優紀(NMB48チームBII / SKE48チームS兼任)「祖母と二人で写真を撮ったのは初めてです!久々に会ってお互い変わってない感じがして楽しかったです。去年の総選挙で選抜に入れず、おばあちゃんが 、メールで本当に悔しいと言ってきてくれた。もっと家族のためにも、みんなのためにも頑張ろうって思えるようなことをたくさん言ってくれたことが、心に残ってます」。(渡辺)祖母「やっぱりあの子にしたら選抜に戻りたい、ファンにしても選抜に戻したいっていうのが強いと思うんです。で、私もできることなら選抜に戻したい。でもジジババのできることなんて票を1票か2票いれるだけなんで本当に皆さんにお願いするしかないかなって思います」。■宮脇咲良 (HKT48チームKIV / AKB48チームA兼任)「祖母と写真を撮るのは7~8年ぶりですね!(祖母は)全然いつも通りだったんですけど、笑うときすごくシワを気にしてて。そんな気にすることないのになぁと…(笑)。去年の総選挙の時に1か月ぐらい前から近くの神社に毎日通ってくれて、お参りしてくれてたようで…。そのことを聞くとなんか、すごく涙ぐんじゃうというか、雨の日も晴れの日も欠かさずだったようで、そういうことを少しずつ私のためにやってくれててうれしいです」。(宮脇)祖母「大きいことを言うとと、7位(神7)以内に入ってほしい。ここ1か月くらいは選挙のせいかピリピリしていていつもの咲良じゃない感じがします。プレッシャーに押しつぶされそうだと思うけどずっと見守ってます」。また、卒業を予定している高橋みなみにフォーカスした企画も予定。“たかみなの歴史=AKBの歴史”とも言われるほど、名実ともにAKB48を代表する高橋さんの、メンバーになってからの10年をふり返り、集大成ともいえる今回の選抜総選挙で、彼女は一体何を語り、そして次世代のAKBを支えていく若手へのどんな思いを抱いているのか、これまでの密着映像と、たかみなのインタビューを元に展開される。スタジオでは、昨年同様、宮根誠司と加藤綾子(フジテレビアナウンサー)が進行を務め、豪華ゲストも登場する予定。昨年のテレビ放送では、平均視聴率16.2%、瞬間最高視聴率28.7%を記録したAKB48選抜総選挙。渡辺麻友の初連覇や、 地元福岡開催の指原が女王に返り咲きなど、さまざまな期待が飛び交う中、第7回目の総選挙でセンターを勝ち取るのはどのメンバーなのか、大いに注目が集まる。AKB48第7回選抜総選挙は、フジテレビにて6月6日(土)午後6時30分~9時54分放送。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日富山の美しい街並みを舞台に、竹野内豊、江口洋介、松坂桃李、ビートたけしら超豪華キャストで贈る映画『人生の約束』。3月から富山・新湊を中心に撮影が行われている本作だが、このゴールデン・ウィークで物語のクライマックスにあたる重要なシーンの撮影を敢行。撮影現場の様子が到着した。舞台は、“曳山まつり”で有名な富山の港町。主人公となるのは、IT関連企業のCEOを務める中原祐馬(竹野内豊)。ここ数日、3年前に決別した元共同経営者でかつての親友・塩谷航平からの何度も着信があった。しかたなく応答すると、無言のまま電話は途切れてしまう。胸騒ぎがした祐馬は、航平の故郷・新湊へと向かうことに。祐馬が新湊に着くと、航平はすでに亡くなっていた。余命わずかの航平は、3か月前、十数年ぶりに “曳山まつり”を支える13の町のひとつ、四十物町に帰郷。資金と人手が不足し、曳山の維持が困難になった町で、最後にもう一度曳山を曳きたいと奔走していたという。やがて、祐馬も全てを失ったとき、亡き友への想いやまつりに高揚する人々の情熱、純粋無垢な一人の少女の想いに触れ、抱え込んだ葛藤と後悔を浄化していく――。富山県射水市(いみずし)の新湊曳山まつりでは、祭りに参加して曳山を曳くことを「つながる」と言うそう。約20人もの曳き手によって高さ約8m、長さ約7mにもなる大きな山車が曳かれていくその様は、“力を合わせること=魂を重ねること”の素晴らしさに満ち溢れている。江戸時代より約350年もの間続く曳山まつりは、新湊の人々にとって、年に一度は必ずやってくる大切な日。そんな新湊曳山まつり本番までの日々の中、不思議なエネルギーに突き動かされる人々を本作では描き出す。このゴールデン・ウィークの期間に撮影が行われたのは、本来であれば10月1日に開催される「新湊曳山まつり」の完全再現。5月2日(土)、3日(日・祝)、6日(祝)の3日間に行われた撮影に関わったエキストラ・スタッフは延べ1,400人。さらに、一目この撮影を見ようと駆けつけた見物客を合わせた総人数はなんと3,000人にも及び、本物の祭りさながらの賑わいぶりをみせた。本作が意外にも初共演となる、竹野内さんと江口さん。この日の撮影は、最初は相容れなかった二人が、この新湊曳山まつりを通じて分かち合うという大切なシーンとなっている。この祭りの最大の目玉は夜。曳山と呼ばれる山車に提灯をつけて練り歩くという“提灯山”や、海と川に挟まれ情緒溢れる港町である新湊の風景、1基の最大重量は約8トンにもなるという曳山が7基も曳かれていく光景が内川の川面に反射され、熱狂的、かつ幻想的なシーンが撮影された。この大掛かりな撮影を終え、主人公・祐馬を演じる竹野内さんは「新湊の方々の協力を得て、やっとこの撮影に挑むことができました。ここに来る前に、新湊は日本のベニスと呼ばれるほど風情のある美しい街だと石橋監督から聞いていて、その監督が長年温めてきた映画を作れることが本当に幸せです」と喜びを語った。さらに、初共演となる江口さんについては「頼れる兄貴といった感じです。初めてロケ現場に入ったときは地元の人と勘違いしてしまいました(笑)」とコメントしている。一方、竹野内さんに地元の人と間違えられてしまった江口さんは「僕の演じる役は漁師の役ですけど、何度も富山を訪れ、現地の方々の生活を実際に間近に見て、役に馴染んでいきました。竹野内くんともストーリーを重ねるごとに一緒に飲み行く回数も増えていきました(笑)」と役作りへの過程を明かす。「初めて曳山を見たときは鳥肌が立つほどでした」(竹野内さん)、「この350年続く曳山、提灯山なんて海外の人が見たら圧巻だと思いますし、同じ日本人ならDNAの中に組み込まれていると思います」(江口さん)とお二人が語る曳山まつりのシーンは、スクリーン上にどのように映し出されるのだろうか。公開を楽しみに待ちたい。『人生の約束』は2016年1月、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日大作ひしめく2015年の夏に“帰ってくる”全世界待望のシリーズ最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』。このほど、シリーズ1作目『ターミネーター』がちょうど30年前の5月25日に日本公開されたことを記念し、この日を「ターミネーターの日」とすることが決定!4月某日、その旨を伝えられたアーノルド・シュワルツェネッガーが、満面の笑みで記念撮影に応じてくれた。未来の運命を握る1人の女性サラ・コナー(エミリア・クラーク)とT-800型ターミネーター(シュワルツェネッガー)は、人工知能“ジェニシス”の反乱による人類滅亡の「審判の日」を止めるべく、闘っていた。だが、人類の未来の前に、人間でも機械でもない史上最強の新型ターミネーターが立ちはだかる。果たして、その正体とは――。SF映画の金字塔と呼ばれ、いまなお世界中の映画ファンを魅了し続ける伝説的シリーズに、『ターミネーター3』以来、およそ12年ぶりにシュワがターミネーターとして“帰ってくる”本作。そのシリーズ第1作目の日本公開日5月25日が「ターミネーターの日」として、日本記念日協会により正式に認定された。『ターミネーター』といえば、当時30歳のジェームズ・キャメロンが監督・脚本を手がけ、ボディビルダーから俳優に転向していたシュワを“殺人アンドロイド”であるターミネーター役に起用。低予算ながら革新的な映像とストーリーで人々の度肝を抜き、続く『ターミネーター2』(’91)は全世界で5億6000万ドル(約672億円、1ドル=120円換算)となる驚異的な大ヒットとなり、日本でもその年の年間No.1興行成績を獲得。シュワを一躍スターダムに押し上げた。4月、アメリカ・ロサンゼルスで本作の取材を受けていた本人へ、日本で「ターミネーターの日」が認定されたことを伝えると、「アーノルド・シュワルツェネッガー殿」と明記された額に入った記念日登録証を手に、快く笑顔で記念撮影に応じてくれたシュワ。本シリーズへの復帰について、「またターミネーター役に戻って来られてうれしかった」と語る。30年前に初めて演じたキャラクターを演じることに関しては「素晴らしいサプライズだったね。30年も経ってから、同じ俳優に同じ役で出演オファーがかかるなんて、ものすごく稀なことなんだ。とても光栄に感じたよ」とコメントした。さらに、本作ではシュワルツェネッガーが30年前の1作目の自分(=ターミネーター)と対峙し対決する「シュワVSシュワ」のシーンも大きな見どころの1つ。シュワルツェネッガーも「昔の自分を見るなんて夢みたいだ」と明かしており、本人にとっても驚愕のシーンとなっている様子だ。ターミネーターといえばシュワルツェネッガー、シュワルツェネッガーといえばターミネーター。まさに一心同体ともいえるだけに、この「ターミネーターの日」が登録されたのも4月8日、シュワの日(非公式)だったとか…。なお、5月25日の「ターミネーターの日」当日は、新宿で特別ゲストを招いての30周年記念イベントを予定しており、約3メートルの巨大シュワ型ターミネーターがお披露目されるという。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は7月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ターミネーター:新起動/ジェニシス 2015年7月11日より全国にて公開(C) 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年05月08日浮世絵師・葛飾北斎の娘を主人公にしたアニメーション映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』が5月7日(木)に外国特派員協会(東京・有楽町)にて上映され、原恵一監督が上映後の記者会見に出席した。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、『河童のクゥと夏休み』など“大人が泣けるアニメ”を次々と世に送り出す原監督が、2005年に早逝した杉浦日向子の漫画作品の初のアニメ化に挑戦。北斎の娘で父と同じく浮世絵師として生きるお栄の姿を通じて、江戸の庶民の風俗を鮮やかに描き出す。いわゆる「時代劇らしくなさ」が本作の大きな特徴となっているが、日本をよく知る外国人記者たちの目にも新鮮に映ったよう。オープニングからロック調の楽曲が流れる演出について、原監督は「お栄というのがロックな女性であったことと、原作者の杉浦さん自身がロック好きで、江戸を描きながらロックを聴いていた」と理由を説明し「伝統的な時代劇ではない意思表示です」と語った。本作は原監督作品には珍しい女性主人公の作品となったが、強くたくましいお栄という女性について原監督は「杉浦さんが自身を投影したキャラクターだと感じました。杉浦さんは柔らかい日本女性でしたが、作家であるからにはそれだけではない」と指摘。「杉浦さんのある一面が投影された主人公にすべきだと感じました」と語る。江戸の人々の暮らしに関しても「原作を読むと、庶民に関して言えば現代を生きる僕ら以上にのびのびと、のんびりとバカバカしく季節を感じ、楽しく生きている。実は女性が元気で女性が男性を選ぶ自由があったけど、これまでの時代劇はそれを描いてこなかった。杉浦さんが僕らにそれを教えてくれた」と従来の時代劇との違いに言及した。日本のアニメが海外で高く評価される一方で、ある記者からは「欧米ではまだアニメは子どものためのものと考えられている部分がある」という指摘も。本作に関して原監督は「子どもに見せてもいい、小学校の高学年から見てもいい映画だと思います。難しい部分もあり、意味が分からなくても自分なりに何かを判断してくれると思う」と語り、自身のアニメーションに対するスタンスとして「子どものためのものとして、これを見せておけば安心安全というものに興味はない。どこかでお客さんに挑戦し、挑発したい」とお栄さながらに“ロック”な自らの内面をのぞかせる。アニメーションの質の高さに関しても強い自負を持っているようで、劇中のお栄が家から飛び出し、駆け出す数十秒のシーンについて「一人の人間がカメラワークを組み立て作ったシーン。日本のアニメーターにしか描けない、自慢したいカットです。3か月かかりました」と誇らしげに語っていた。『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:百日紅~Miss HOKUSAI~ 2015年5月9日より全国にて公開(C) 2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
2015年05月08日『メン・イン・ブラック』『ノーカントリー』で知られるハリウッドの名優、トミー・リー・ジョーンズ。このたびサントリーグループの企業広告に、缶コーヒー「BOSS」のテレビCM「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」でのコミカルな演技でも話題を集めているトミー・リー・ジョーンズの起用が決定、第3弾となる新CMの内容が公開された。とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、サントリーの社員に扮し、サントリーという企業について調査する様子を描く本シリーズ。第1弾「入社前」篇では、“水と生きる”というサントリーのコーポレートメッセージの意味を理解するために、森の中で大きな滝に三日三晩打たれ続け、第2弾「天然水の森・レクチャー」篇では、実際にサントリーへ入社し、“水”を育む森の整備活動を行う「サントリー 天然水の森 事業部」に配属され、先輩社員からレクチャーを受ける姿が描かれた。そして5月9日(土)より公開となるシリーズ第3弾「天然水の森・現地調査」篇では、サントリーが森林整備活動を展開する「天然水の森」を現地調査するジョーンズの様子が描かれる。豊かな地下水を生み出す健康な森を育むための活動を、自分の目で見て学ぶジョーンズ。そこで先輩社員から、健全な森を見極めるためのバロメーターは“鳥”だと教わり、自ら鳥に変身。「どうやらこの会社は水のために、鳥まで守っているらしい」と感慨深そうにレポートしている。今回CMのバックで流れる楽曲「Edelweiss(エーデルワイス)」を担当しているのは、「涙そうそう」「さとうきび畑」など数々のヒット曲を生み出しているシンガーソングライターの森山良子。すべてを包みこんでくれるような優しい歌声が、物語をいっそう引き立てている。フクロウに変身するトミー・リー・ジョーンズの姿は、本CMくらいでしか見ることができないかもしれない。新TV-CM「天然水の森・現地調査」篇は、5月9日(土)から全国オンエア開始。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日