cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (1890/2212)
「世界で最も美しい顔100人」第8位に選ばれ、今夏には主演作『ヒロイン失格』も控えるなど、女優・モデル・キャスターとして活躍する桐谷美玲が、人間の男の子に恋をしてしまったヴァンパイアの少女を演じる『恋する・ヴァンパイア』。このたび、夢を追い、恋に悩む、一途なヒロインの姿を描いたキュートな予告映像が解禁された。桐谷さんが演じるキイラは、世界一のパン職人になる夢を持つ、一見ごく普通の女の子。しかし実は、 “ヴァンパイア”の血を持って生まれた、という秘密を持っていた。幼馴染で初恋の相手でもある哲(戸塚祥太)に偶然再会したことで再びときめき、デートを重ねるうちに「いつかは結婚して、子どもを産んで…」と夢に胸をふくらませるキイラ。ヴァンパイアなのに人間の男の子に恋してしまったキイラの恋の行方は――?今回解禁された予告編では、「一見どこにでもいる普通の女の子だけど、実はヴァンパイア」という役どころを桐谷さんが熱演。恋に胸をときめかせるキュートな表情と、ヴァンパイアであるがゆえに悩む切ない表情の変化に、見ているこちらも胸がキュンキュンしてしまう。また、桐谷さん演じるキイラの育ての親で、“おしどり夫婦”を演じる大塚寧々&田辺誠一も息ぴったりに登場する。さらに映像では、本作の主題歌「コロニー」も初披露。きゃりーぱみゅぱみゅ、「Perfume」などで知られる中田ヤスタカが、新たにプロデュースを手掛ける注目の新人アーティスト・三戸なつめの歌声を乗せた楽曲は、まっすぐで純真なキイラの気持ちを代弁しているかのようで、より一層“胸キュン”度をパワーアップさせている。一途なヴァンパイアを演じる桐谷さんの姿に、甘酸っぱい気持ちにならずにはいられない本作。“可愛すぎる”ヴァンパイアを、こちらの映像から確かめてみて。『恋する・ヴァンパイア』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ新宿(オープニング作品)ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月26日22日(現地時間)に行なわれた第87回アカデミー賞授賞式。今年は、配偶者や恋人の代わりに家族を同伴する候補者やプレゼンターたちが多かった。「助演女優賞」を受賞したパトリシア・アークェットは姉のロザンナと一緒にレッド・カーペットを歩いた。「歌曲賞」候補曲のプレゼンターを務めた『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のダコタ・ジョンソンは母親のメラニー・グリフィス、「助演女優賞」候補のローラ・ダーンは、父親で昨年オスカー「主演男優賞」候補(『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』だったブルース・ダーンを同伴。「主演男優賞」候補のマイケル・キートンも、ゴールデン・グローブ賞で「コメディ・ミュージカル部門男優賞」受賞の際にスピーチでもふれた“親友”でもある息子・ショーンと一緒に出席した。「助演男優賞」のプレゼンターを務めたルピタ・ニョンゴは、「助演女優賞」を受賞した昨年と同様に兄のピーターと一緒に、「視覚効果賞」のプレゼンターを務めたアンセル・エルゴートは母親でプロデューサーのグレテ・バレット・ホルビー、「録音賞」と「音響編集賞」のプレゼンターを務めたシエナ・ミラーは父親と出席、そして「助演女優賞」候補のエマ・ストーンも恋人のアンドリュー・ガーフィールドではなく母親と一緒だった。エマとアンドリュー2ショットを期待していたメディアは肩すかしを食らった形になったが、実はそれこそアンドリューの思惑通りだったらしい。事前には、何を置いても恋人の応援に駆けつけると言われていたアンドリューだが、一緒にレッド・カーペットを歩けば、2人の関係についてばかり話題が集中してしまうと心配して、直前に考えを変えたそうだ。もっともエマの方はそこまで深刻にとらえず、どうせ受賞はしないから、わざわざ来なくても大丈夫と答えたのだとか。2ショットで現れなかったことから破局を心配する向きもあったが、互いのキャリアを尊重し合ういい関係が続いているようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月26日「さらい屋五葉」など独特の空気感で新しい江戸時代劇を描く漫画家オノ・ナツメの「ふたがしら」を、俳優・松山ケンイチと大衆演劇界のスター・早乙女太一をタッグにWOWOWにて映像化されることが決定。松山さんは本作でWOWOWドラマ初登場となる。豪放な性格の弁蔵(松山ケンイチ)とクールな色男・宗次(早乙女太一)は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊の一味。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。赤目の頭・辰五郎を敬愛する2人は、夜な夜な仲間とともに悪人の屋敷に忍び込み仕事に精を出していた。だがある日、辰五郎は2人の手を取り、「一味のこと、まかせた」と言って息を引き取ってしまう。しかし、姐さんが預かった遺言状には、辰五郎の弟分・甚三郎に跡目を継がせると記されていた。納得のいかない2人は、赤目一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする…。本作は、盗賊一味の男たちの巧妙な駆け引きと痛快な騙し合いを描く新感覚時代劇。映像化に挑むのは、『SR サイタマノラッパー』シリーズで注目を集め、その後も『日々ロック』や「KAT-TUN」の亀梨和也主演の『ジョーカー・ゲーム』を手がける新鋭・入江悠監督。そして、ケレン味あふれる粋なセリフ回しとストーリーを紡ぎ出すのは、日本演劇界を牽引する「劇団☆新感線」の座付き作家・中島かずきだ。明るくて豪放な主人公・弁蔵を演じるのは、確かな演技力と圧倒的な存在感で観る者を惹きつける実力派俳優・松山ケンイチ。大河ドラマ「平清盛」以来3年ぶりの連続ドラマ主演となる。一方、弁蔵とタッグを組むクールで色男の宗次役には、「100年にひとりの女形」と言われる大衆演劇界のスターであり、『少年H』、『クローズEXPLODE』、ドラマ「信長協奏曲」などで俳優として目覚ましい活躍を見せる早乙女太一が好演する。主演の松山さんは「時代劇をやれる機会に恵まれとても嬉しく思います。太一君とどんなコンビになるのか自分自身とても楽しみにしています」とコメント。また、「時代劇を撮れるというのは夢のような話」と語るのは入江監督。「子どもの頃から観て育った時代劇の面白さを思い出しながら、時代劇の本場・京都で伝統を学び、新しい一歩となるような作品にしたいと思います。松山ケンイチさん、早乙女太一さんとご一緒できるのが今からとても楽しみです」と撮影が待ち遠しい様子。原作者オノ・ナツメも「自分の作品が時代劇になることは大きな憧れだったので、今回ドラマ化して頂けることになり大変嬉しいです。弁蔵、宗次がどんな風に会話を交わすのか、どんな表情が観られるのか、周りの人物たちとどう渡り合っていくのか、わくわくしながら放送開始を待っております」と大きな期待を寄せた。連続ドラマW「ふたがしら」は6月よりWOWOWにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月26日昨年、カンヌ国際映画祭において、83才の巨匠ジャン=リュック・ゴダールと「審査員特別賞」をW受賞し、審査員長のジェーン・カンピオン監督からも絶賛されたグザヴィエ・ドランの監督最新作『Mommy/マミー』。このほど、同賞を受賞した際のドランが「同世代のみんなへ」と語りかけ、目を潤ませる感動スピーチが盛り込まれた本作の“予告編ドランver.”が解禁となった。ここではない、とある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2ヶ月後、内閣は公共医療政策の改正を目ざすS18法案を可決する。中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案。発達障がい児の親が、経済的困窮や身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに子の養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障するという、かつてないスキャンダラスな法律だった。15才の息子と暮らすシングルマザー、ダイアン・デュプレ(アンヌ・ドルヴァル)の運命は、この法律により、大きく左右されることになる――。『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』で世界の映画シーンに鮮烈なデビューを飾り、『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』とデビュー以来、全作品がカンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭へ出品され、一躍、時代の寵児となった映画界の美しき俊英グザヴィエ・ドラン。その最新作となる本作は、フランスでデヴィッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』を抜いてランキング1位を獲得する大ヒットスタートを切り、最終的には動員数100万人を突破。ドランは2014年末の「話題の人物TOP5」にも選ばれ、2月20日には、“フランスのアカデミー賞”といわれるセザール賞で「最優秀外国映画賞」を受賞したばかり。カンヌでの受賞の際、ドランは「僕と同世代のみんなへ。誰もが自由に表現する権利があるにも関わらず、それを邪魔する人たちもいる。でも、決して諦めないで下さい。世界は変わるのです。僕がここに立てたのだから」とスピーチ。本作と同様に、人々の心を強く揺さぶった。世界中のメディアだけでなく、稲垣吾郎、斎藤工ら業界著名人も、アンテナ鋭い映画女子たちも一目置く、“ホットでエキサイティングな新世代”の最新作を、まずはこちらからご覧あれ。『Mommy/マミー』は4月25日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日ディズニーの最新ミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』試写会が2月25日(水)に開催され、宣伝ナビゲーターで、2005年に「Into the Woods」でミュージカルデビューを果たした神田沙也加とその演出を務めた恩師・宮本亜門がサプライズゲストで来場しトークを繰り広げた。『シカゴ』のロブ・マーシャル監督最新作で、メリル・ストリープ、ジョニー・デップら豪華スター共演の本作。シンデレラに赤ずきん、ラプンツェルなどおとぎ話の主人公たちのハッピーエンドの“その後”を描き出す。サプライズで神田さんが登場すると、観客の多くは、同じくディズニー映画で、神田さんが日本語吹替え版の声優を務め昨年、記録的な大ヒットとなった『アナと雪の女王』を観ているようで、大歓声が上がる。『アナ雪』で改めてその歌唱力が称賛された神田さんだが、その原点と言えるのが17歳で宮本さんの指導の下、赤ずきんを演じたミュージカルデビュー作「Into the Woods」である。宮本さんは、神田さんと出会ったオーディションについて「松田聖子さんの娘さんが来ているとみんな騒いでたけど、オーディションは有名・無名関係なく、ひとりずつ見せてもらった。(神田さんは)本気なんです!『舞台女優になる』という熱意が生半可じゃなかった。赤ずきんにピッタリだと思った」とふり返る。もちろん、神田さんは緊張もしていたようで、宮本さん曰く「最初の本読みの時の不安な表情は凄かった(笑)」とのこと。神田さんは「右も左も分からない中で、亜門さんは『あなた自身を見て、選んだんだから、あなたのままでいい』と言ってくださった」と『アナ雪』の“Let it go =ありのままで”ともリンクするかのような素敵なアドバイスを、2005年時点で授けられていたそうで「あの言葉で救われました!」と改めて感謝の思いを口にした。宮本さんはまた、稽古場での神田さんについて「足を痛めていたらしいんですが、それを見せず、ひと言も弱音を吐かなかった」と称賛。その後の、神田さんの活躍については「親のように嬉しいです!」と満面の笑みを浮かべた。神田さんは“恩師”の言葉に顔をほころばせ、改めて「Into the Woods」という作品の自身にとっての意味について「楽しかったし、挑戦したことないことができた思い出があり、その後も(女優を)やりたいと思えたし、そういう思いでやり続けたから昨年『アナと雪の女王』にも出会えた。感謝です!」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。本作の見どころなどに関して、ネタバレしない程度に語るのは至難の業のようで、宮本さんはやや苦戦…。そんな中で神田さんは、自身も演じた赤ずきんの存在に言及し「少女から大人になっていく――守らないといけない“言いつけ”もあるけど、知らない世界への好奇心もあり、失敗することもあるけど、そこから学び取ることもあり大人になっていく。言いつけを守るだけでなく、自分の考えで人生を選び取っていく」と解説し、宮本さんは「沙也加、大人になったねぇ…」と嬉しそうにしみじみ。来月にはロブ・マーシャル監督をはじめ、キャスト陣の来日も決まっており、宣伝ナビゲーターでもある神田さんは、その際に劇中歌で物語のフィナーレを飾る楽曲であり、作品のテーマの詰まった「Children Will Listen」を生で披露することになっている。神田さんは大役を前に「みなさんにお会いできるのがまず、信じられないです!心を込めて歌いたいと思います」と意気込みを口にし、会場は期待とエールを込めた温かい拍手に包まれた。『イン・トゥ・ザ・ウッズ』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イントゥ・ザ・ウッズ 2015年3月14日より全国にて公開(C) 2014 Disney Enterprise,inc. All Rights Reserved.
2015年02月25日2012年10月~2014年の間、フジテレビ系列にてオンエアされ、日本中の若者たちを熱中させたリアリティ番組「テラスハウス」。その劇場版『テラスハウス クロージング・ドア』が2月14日(土)に公開され、ディズニーの『ベイマックス』を抜き去り初登場1位、まもなく公開2週間を迎えるいまでも、2位をキープするなど人気を博している。このほど、来る2月27日(金)に挨拶・握手・生歌披露等様々な形で、地元の方々とふれあってきたメンバーたちに密着したスペシャル番組「テラスハウス ザ・ロードムービー」が放送されることが決定した。テレビ放送時の視聴者層のみならず、10代~20代前半の女性を始め、20代男性の友人グループやカップル、家族連れなど、幅広い年齢層へと広がりをみせている本作。その理由の1つとして、“てっちゃん”こと菅谷哲也を始めとする出演メンバーたちが感謝の気持ちを直接伝えるべく、4日間で北海道から九州までの全10都市、全15劇場をまわり日本各地のファンたちとの対面するという「大ヒット!THANK YOU&BYE-BYE TOUR!」が行われ、ひと目逢おうと日本中のファンが劇場に足を運んだのだ。そんなファンたちからは「舞台挨拶があって、メンバーを見れたのが超興奮した!!さいこう!恋愛したくなった!」「上映後に洋さん登場!!トークも面白かったし 、歌も…ww」「大樹くんや華ちゃん達、めっちゃかっこよかった!」と喜びの声が続々と上がっていた。スペシャル番組では、映画公開後、初めて公の場に姿を現した新メンバーのドキドキした様子や、てっちゃんや島袋聖南ら劇場版のメンバー以外にも、宮城大樹、今井華、筧美和子ら元メンバーたちがファンとふれあう姿などが収められているという。また、「大ヒット!THANK YOU&BYE-BYE TOUR!」関西キャンペーンの追加開催が決定、てっちゃんを始めとした「テラスハウス」レジェンド4人が登壇予定とのことだ。『テラスハウス クロージング・ドア』は全国にて公開中。スペシャル番組「テラスハウス ザ・ロードムービー」は2月27日(金)27時20分~28時20分フジテレビにて放送。※関東ローカル(text:cinemacafe.net)■関連作品:テラスハウスクロージング・ドア 2015年2月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015 フジテレビジョン イースト・エンタテインメント 東宝 電通 FNS27社
2015年02月25日映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』の日本語吹替え版声優を務める渡辺直美が2月25日(水)、国立科学博物館(東京・上野)で行われたイベントに出席。ハプニングで放屁するという大失態を演じ笑いを誘った。人気シリーズの第3弾にして完結編。ロンドンの大英博物館を舞台に動き出した展示物と警備員がドタバタを繰り広げる。本作の公開を記念して、国立科学博物館内にミニ展示「ナオミ ミュージアム」が期間限定でオープンすることが決定。この日は、そのお披露目のイベントとなった。渡辺さんは「エジプト王妃をイメージした」という衣裳で登場したが、司会者や報道陣からは「カブトガニの親分」「コマイヌ」といった声が上がる。歴史ある博物館での「ナオミ ミュージアム」の開催については「すごいことですよ!歴史ある博物館でありがたい、光栄なこと」と笑顔を見せる。渡辺さんは、自身の生い立ちや、渡辺さんが携わってきたブランドのアイテムなどが展示されると嬉々として説明したが、関係者によると「そういうものは一切、ありません」とのことで、これは完全にデマ!実際には、渡辺さんが本作のアフレコで使用した台本、さらに本当に撮影で使用された主人公の警備員の衣裳、キーアイテムとなる石版などが展示されるという。この日は、その警備員の制服が特注のマネキンに着せた状態で登場。かなり貴重なものであり、渡辺さんは事前に主催者から「絶対に触ってはいけない」と厳命されていたが、この「絶対にしてはいけない」という言葉を「ダチョウ倶楽部」風に前フリと解釈し、「どうします、これ?『触るな』と言われてますが…(笑)」と触ろうとし、さすがにガチでNGを出される一幕も…。「ふざけちゃいけないです。歴史ある博物館ですから!」と自らに言い聞かせるように語るが、そう言ってるそばから「すいません。オナラしてしまいました…。恥ずかしい(笑)」と告白し、会場は笑いに包まれる。本人の申告によると、この時だけでなくイベントを通じて「8回くらいやった」そうで「最近、すごくて。気づいたら止まらない」と苦笑を浮かべつつ明かしていた。報道陣からは「体調が悪いのでは?」と心配する声も上がったが、本人は否定。イベント中、渡辺さんは「ナオミ ミュージアム」に展示する品として「ダイオウイカのミイラ」と称してスルメイカを持参するなどのボケを披露するも反応はイマイチ…。予期せぬ放屁の申告が一番の笑いを誘っていた。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は3月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 2015年3月20日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2015年02月25日3月18日(水)にBD&DVDで発売となる『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』の“最強”日本語吹替え声優陣が決定!スタローン役、ささきいさおのコメントも到着した。同作はスタローン役のささきさんを筆頭に、ジェイソン・ステイサム役の山路和弘、ドルフ・ラングレン役の大塚明夫、アーノルド・シュワルツェネッガー役の玄田哲章、ケラン・ラッツ役の浪川大輔など超豪華声優軍団が集結。劇場公開時には叶わなかったが、ブルーレイ&DVDでは“最強”日本語吹替え声優陣による共演が実現した。これを受けて、ささきさんは「『ロッキー』で大ブレークしてから40年。今も大ヒットを飛ばし続け、脚本を書き監督まで努める、すばらしい才能とエネルギーの持ち主だ。現在でも鍛え上げた体で、すごいアクションを見せる。『まだまだ若手には負けないぜ』と今回も大勢の仲間と派手にやらかしている」とコメント。現役を貫くスタローンに敬意を表した。また、3月4日(水)に開催予定の一夜限り“最強”日本語吹替え版プレミア試写会にささき自身も登壇予定。長年、スタローンを演じている“レジェンド”の貴重なトークも聞けそうだ。<『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』ブルーレイ&DVD/リリース情報>【セル】エクスペンダブルズ トリロジーブルーレイセット【3,333セット数量限定生産】価格:¥6,500(本体)+税【セル】Blu-rayセルPremium-Edition <3枚組>価格:¥6,800(本体)+税【セル】ブルーレイ通常版価格:¥3,800(本体)+税【セル】DVD通常版価格:¥3,300(本体)+税発売日:3月18日(水) ※レンタルBD&DVD同時リリース!発売元:松竹発売元:ポニーキャニオン(C) EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 2014年11月1日より全国にて公開(C) EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.
2015年02月25日全米6館の限定公開でスタートしながら、口コミで評判が広まり、半年以上にわたって異例のロングラン大ヒットを記録した『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』。『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴロー監督が、製作・監督・脚本・主演を務め、「いま一番作りたかった」と語る本作が、ついに日本でも2月28日(土)より公開する。このたび、フードトラックから親子の絆が垣間見られる特別映像が到着した。ロサンゼルスの一流レストランで働くカール(ジョン・ファヴロー)は、同じメニューを提供し続けるオーナー(ダスティン・ホフマン)のやり方に納得がいかず、突然店を辞めてしまう。失業したカールだが、息子(エムジェイ・アンソニー)の面倒を見るため、思いがけず元妻(ソフィア・ベルガラ)とマイアミに行くことに。そして、そこで運命的な出会いをしたのが、キューバサンドイッチ。あまりの美味しさに感銘を受けたカールは、友人(ジョン・レグイザモ)と息子と、フードトラックを始めることに。料理人として、父親として、ひとりの人間として原点に立ち戻り、料理への情熱と人生と愛への熱意を取り戻そうとする――。このたびお披露目された特別映像では、一流レストランで料理長として働いていたカールが、仲間と息子と一緒にフードトラックでキューバサンドイッチ販売を始め、twitterなどの現代ツールを通じて、あっという間に人気が広がっていく様子が描かれている。また、カールが電話で話しているのは、彼の元妻イネズ。演じているのは、人気海外ドラマ「モダン・ファミリー」で一躍人気女優となったラテン美女、ソフィア・ベルガラだ。ソフィアは脚本を読む前に出演を決めたと語る。「ずっと前からジョンと仕事をしたいと思っていたの。彼が監督・脚本・主演を務めると聞いてとてもワクワクしたわ。私もイネズと同じ母親なので、彼女が抱く恐怖心や不安を理解できた。彼女はカールが穴から抜け出せるように背中を押してあげるの。2人は夫婦としてはうまくいかなかったけど、息子のためには、すべてがうまくいくように努力する大人の関係なのよ」と笑う。ラテンのリズムに乗りながら、たっぷり笑って、ホロッと涙できる気分爽快な父と息子のロードムービー。ジューシーなキューバサンドイッチは、あなたの心も満たすこと間違いなし。『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』は2月28日(土)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日今年1月5日、年明け早々に放送された「SMAP×SMAP新春スペシャル」で行われた企画「親友フィーリングカップル」で、SMAPの5人 VS 男性俳優陣5人による“フィーリングカップル”が行われたのをご存知の方も多いだろう。その中で見事、カップルとなった草なぎ剛と東出昌大が2人だけで夜の東京に飛び出した一部始終に密着した映像が、3月2日(月)の「SMAP×SMAP」内で放送されることが決定した。この2人のデート、東出さんとの時間を過ごすために草なぎさんが準備したものは、なんと自身が所有するオープンカー。目的地も草なぎさんが決定し、寒空の下、2人はドライブに出発。「寒いけれどこれが気持ちよくなる!」と断言する草なぎさんの言葉を信じ、東出さんは全てを草なぎさんにゆだねる。レインボーブリッジを渡り都心へーー車の中では、お互いになかなか普段は聞くことのできないテーマについて次々と疑問をぶつけあい、普段は見せない2人の素顔が徐々に明らかになっていく。草なぎさんオススメという店に到着後、さらにトークに花が咲く。俳優同士だからこそ語り合える、俳優だからこそ打ち明けられる仕事の悩み、人生の悩みまでを深く語り合う。さらに草なぎさんが、女優の杏と結婚したばかりの東出さんのためにサプライズで用意したものもあったようだが、その真相は番組内で明らかにされるとのこと。遊び? デート?…この2人の密会をなんと表現したものか。しかし、「草なぎ剛 meets 東出昌大」という一見不思議な組み合わせの夜会、ファンならずとも思わず覗いてみたくなる。この密着映像が放送される3月2日(月)の「SMAP×SMAP」は22時~15分拡大放送。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日本年度アカデミー賞「作品賞」「主演男優賞」始め6部門にノミネート、見事「音響編集賞」を受賞した衝撃の実話の映画化『アメリカン・スナイパー』。2月21日(土)に公開された日本でも土日2日間で興収3億円を突破した本作から、主演と製作を務めたブラッドリー・クーパーと、妻役を演じた女優シエナ・ミラーのインタビュー映像がシネマカフェに到着。本作での役作りや撮影秘話を明かしながら、巨匠クリント・イーストウッドの絶妙な演出についても語ってくれた。アカデミー賞授賞式でも全米興収が3億ドル(360億円)を突破したことが話題にされ、全米興行ランキング3週連続1位を獲得するなど、監督作34本目にしてイーストウッド史上最大のヒットとなっている本作。驚異的な肉体改造を経て本作に主演、3年連続アカデミー賞「主演男優賞」ノミネートを果たしたブラッドリーは、“英雄”として崇められた男クリス・カイルの苦悩と、壮絶な戦地と平穏な家庭との狭間で精神が崩壊していく様を、圧倒的な存在感で体現。また、シエナはそんな夫クリスを家庭で支える妻タヤ・カイルを熱演する。原作は13週に渡りニューヨーク・タイムズ紙ベスト・セラー1位となったクリスの自伝「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」(原書房刊)。公式記録で米軍史上最多160人を射殺したといわれる狙撃手であり、国や家族を守るために戦地へ赴いたひとりの男は、残酷な戦場と幸せな家庭の狭間で徐々に精神を病んでいく。この原作に惚れ込み、配給がワーナー・ブラザースに決まる以前から映画化権を獲得していたブラッドリーは、「クリスが向き合う悩みや試練はすごく興味深いものだった。彼のような体験をした人が見て、共感できる作品になっていれば、描く意味は大いにあると思う。それが我々が目指すものだった」と本作に込めた思いを吐露。映画化に当たり、生前のクリスと直接電話で話していたというが、「本人とは1度話しただけだが、奥さんからは色んな話が聞けた。脚本も練り直して、2人の関係により重点を置いた物語に修正した。2人の関係に光が当てられている。観客にはクリスが選んだ生き方が、どう家族に影響するのかを見てほしい」とコメントする。また、本作で描かれる戦闘シーンは臨場感溢れ、まるで戦場にいるかのような錯覚に陥るほど。「緊迫感があったよ。リアルさを感じる撮影現場だった」と語るブラッドリー。中でも、妻と電話中のクリスが突如銃撃戦に巻き込まれ、日常と非日常が織り交ざる、手に汗握る緊迫シーンは、本作のテーマを示す名場面の1つでもある。実際の撮影ではブラッドリーとシエナは別々だったそうで、シエナは「たしかあの下りは、あなたの伝言を私が聞き逃したとかだったわ。最終日に監督が追加したの」と意外な返答。「いい判断だったね。彼女が電話に出たほうが面白い。そして最後に通話が切れる」と、ブラッドリーはイーストウッドの演出を絶賛する。インタビューでは、実在の人物像をどのようにつくり上げたのか、真摯に語り合う2人。主人公とその妻が織りなす家族の葛藤とエモーショナルなドラマを、劇場で目撃してみて。『アメリカン・スナイパー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・スナイパー 2015年2月21日より全国にて公開(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年02月25日「ゆうばり映画祭は世界遺産だと思います」――。世界中の映画ファン、映画関係者がオスカー像の行方に注目していた2月23日(日本時間)の昼過ぎ、先週19日(木)から5日間の日程で北海道夕張市で開催されてきた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」が閉幕した。締めくくりとなる関係者やゲスト、ボランティアスタッフらが出席して行われていた“さよならビュッフェ”の席で、今年の「長編コンペティション」の審査員を務めたアレックス・ツァールテン(独/ニッポンコネクション・プログラムディレクター)は、冒頭の発言で出席者の喝采を浴びた。お金がなく、会場はお世辞にもキレイとは言えないし、報道陣やスタッフはおろか、ゲストの俳優陣や監督ですら宿は相部屋になることも…。それなのに一度、足を運ぶと「また来年も戻って来たい」と思わせる映画祭。それが「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」なのだ。「世界で一番、楽しい映画祭!」をテーマに繰り広げられた5日間にわたるお祭りを、ゲストやイベントでふり返る。<初日:2月19日(木)>ゲストはバスで夕張入り。街のあちこちに歓迎を示す“幸福の黄色いハンカチ”がはためき、人々は初めて夕張に足を運んだゲストをも「おかえりなさい!」という言葉で迎える。松田龍平、松尾スズキ監督、「ニューウェーブ・アワード」の増田セバスチャン、中村蒼らが開会式にも出席したが、このゆうばり流の歓迎にいきなりKOされたのが、「ニューウェーブ・アワード」女優部門受賞の松岡茉優。開会式での同賞の授賞プレゼンターを友人で昨年の受賞者でもある武田梨奈が務めた偶然も重なり、壇上で大号泣!夕張市民のハートを鷲掴みにした。その夜はゲストを招いての歓迎パーティが開かれたが、松田さん、中村さんといった人気俳優が、法被姿で壇上に上がって餅つきを行なうという貴重な一幕も!余談だが、「ニューウェーブ・アワード」で武田さんと共に昨年の第1回の受賞者になったのが「あまちゃん」の脚本家・宮藤官九郎と同作に出演していた東出昌大。今年の受賞者の松岡さん、そしてゲストで来場した松田さん、松尾さんも「あまちゃん」に出演している。加えて、ゆうばり“常連”であり、昨年、一昨年と連続でグランプリ受賞作に出演して夕張で誰よりも“持っている男”と囁かれ、今年も初日から来場していた津田寛治も1話のみとはいえ「あまちゃん」に出演しており、ゆうばり映画祭はここ2年、ちょっとした「あまちゃん」同窓会状態に…。果たして来年は…?<2日目:2月20日(金)>2日目以降、長編、短編、招待作品を問わず、計8か所での上映が本格的にスタート!来場するゲストも一気に増加する。監督作『お江戸のキャンディー』を引っ提げて参戦した広田レオナ、同作に出演する吹越満が夫婦揃って登場!昨年のグランプリ監督・竹葉リサ監督は、最新作『春子超常現象研究所』を携えて凱旋した。同作の主演でTV役というシュールな役柄を演じ、衝撃的な裸エプロン姿を披露している中村蒼も舞台挨拶に登壇するなど、次々と訪れるゲストに映画祭は盛り上がりを増していく。また、夕張を舞台にした名作で、昨年亡くなった高倉健主演の『幸福の黄色いハンカチ』上映および、同作や健さんにまつわる様々な企画イベントも好評を博した。<3日目:2月21日(土)午前~>『くちびるに歌を』の上映(3日目/21日)には劇中の合唱部員を演じた若手俳優の佐野勇斗(M!LK)が舞台挨拶に登壇したが、地元の中学校の1~2年生60名との大合唱が実現!主題歌であるアンジェラ・アキの名曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」を歌った。<3日目:2月21日(土)夜~>映画祭名物の市民有志の主催による屋外での「ストーブパーティ」が開催。メイン会場のアディーレ会館前の駐車場で、ジンギスカンや鹿肉、温かい汁物などが振る舞われた。今年は会場の壁に映像を投影するプロジェクション・マッピングも行われ、会場は大盛況!飲食代は各々がカンパすることになっているが、今年は過去最高額が集まったという。これとほぼ同時刻に異様な盛況ぶりを見せたのが『劇場版 テレクラキャノンボール2013』と『劇場版 BiSキャノンボール2014』のトークショー付きの連続上映会。前者は東京から札幌へ向け、車とバイクでスピードを競いつつ、途中でテレクラやナンパ、出会い系などを駆使して女性を口説き落としていく男たちを映したドキュメンタリーで、後者はその設定を生かし、2014年7月のアイドルグループ「Bis」の解散ライブに密着した究極のドキュメンタリー。会場となったテント型のシアター“ホワイトロック”は満員御礼で入場できずに引き返す観客が続出した。<4日目:2月22日(日)>クロージングセレモニー&授賞式が開催され、各賞が発表。商業映画のみならずアダルトビデオの監督としても活動してきた森川圭監督が、自身の経験や取材を元にAVの撮影現場のメイクルームの様々な人間模様を綴った『メイクルーム』がグランプリ(長編)を受賞。50歳でのグランプリは過去最年長での受賞となり、これまでタランティーノ監督や入江悠監督など、若い才能を多く輩出してきた同映画祭に新たな1ページが刻まれた。<最終日:2月23日(月)>先述の「ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門」グランプリ受賞の『メイクルーム』と昨年より新設された「インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門」のグランプリ作『今月のあの日』の再上映がアディーレ会館で行われた。アディーレ会館(旧市民会館)は老朽化で3月での閉鎖が決定しており、文字通り、この上映がここでの最後の上映およびイベントとなった。また、グランプリは逃したが、スカパー!の各チャンネルの編成担当がCSチャンネルが自局で放送したい作品を選ぶ「スカパー!映画チャンネル賞」を受賞した松居大悟監督『私たちのハァハァ』が観客投票による「ファンタランド大賞」にも輝き2冠を獲得。本作に関しては審査委員長の大森一樹監督が授賞式にてデジタル時代の新たな青春映画として「衝撃を受けた」と言及した。観客賞は昨年の『アナと雪の女王』をはじめ、大作揃いの招待作品が受賞する例が多く、奇しくもこの最終日に開催されていたアカデミー賞で「作品賞」「監督賞」など4冠に輝いた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』も映画祭期間中に上映されていたが、こうした大作をおさえての邦画のコンペ作品の受賞は、同映画祭のみならず邦画界にとっても明るい話題と言えそう。ちなみに、今年の映画祭で最も多くの人の目に触れた作品は?それは各作品の上映前に流れる本映画祭のオープニング映像。夕張の街には『七人の侍』『猿の惑星』『サウンド・オブ・ミュージック』など数々の名作の看板が飾られているが、これらの名画の登場人物が人形で登場し、ドタバタ劇を繰り広げ、さらにクライマックスでは、映画祭のキャラクターで石ノ森章太郎デザインによるシネガー(※シネマ+タイガー)が、アディーレ会館の裏からゴジラのように姿を見せるという大迫力の映像となっている。こちらは、昨年、一昨年と同映画祭にも参加しており、斎藤工が声優で出演していることも話題を呼んだ人形劇『ニンジャ・セオリー』の飯塚貴士監督の手によるもの。短いながらも映画ファンの心をくすぐる映像にファンや関係者の間でも称賛の声が相次いだ。先述の「ストーブパーティ」然り、ゆうばり映画祭の楽しみは作品の上映のみにあらず!むしろ、上映後も映画談議に花を咲かせることができる観客、ファンとゲストや関係者の距離の近さが魅力と言える。会場近くで俳優や監督が観客らと気軽に話をしている姿もごく当たり前の光景であり、会場近くの居酒屋や飲食店に入れば、遅くまであちこちで鑑賞した作品や賞の行方について熱く語る人々の姿を見ることができる。これが可能なのは、市民やボランティアのみなさんのおかげ。夜遅くまで飲んでも、店の方が連絡を入れて市民の方が車で迎えに来てくれ、宿泊施設まで送り届けてくれるという、“呑ん兵衛”揃いの映画関係者にはなんともありがたい、驚くべきサービスもアリ!おかげで(?)ゲストも報道陣も肝臓が休まる日はなし…?なお、アディーレ会館の閉鎖に伴い、新たなメイン会場が必要となるが、そのための資金を募る「ゆうばり映画祭応援基金」の発足が映画祭期間中に発表された。現時点で、来年の開催自体は決定しているものの詳細は未定。最終日、夕張の人々は黄色いハンカチを手に再会を期して「いってらっしゃい!」という言葉でゲストを送り出してくれたが、会場やその他の課題を乗り越え、来年もまた無事に開催され、夕張の人々と再会できることを願いたい!まだ、夕張に足を運んだことがない方、一度来て「おかえりなさい!」と声を掛けられたら、その瞬間に「また来よう」と思うこと必至。映画三昧の日々を過ごすと、日常に戻りたくなくなることも必定。世界一、温かい市民が待つ、世界一楽しい映画祭、一度は訪れるべし。宿の確保だけはお早めに!(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日今年も待ちに待ったお花見の季節が到来。毎年恒例のお花見イベント「お花見 CHANDON」が全国約200店舗にて3月から開催になる。「お花見 CHANDON」は、オーストラリアのプレミアム・スパークリングワイン「シャンドン ロゼ」をめぐり、目黒川沿いが青色LEDのイルミネーションでライトアップされる「青の洞窟」でも話題になった目黒川沿いを中心に、その他六本木、神楽坂、恵比寿などの店舗が一体となって、一年に一度の桜シーズンを楽しく盛り上げるイベント。さらに今年は、中目黒以外にも名古屋、福岡、京都、金沢を含めた全国5都市で開催となる。目黒川添いのお花見スポットとして人気のワインバー「マルザック 7」の外観は、シャンドン ロゼのシーズナルビジュアルでラッピング。さらに目黒川のほとりでグラスシャンパンを楽しめる「CHANDON POP-UP BAR」も桜の開花期間限定で毎週末登場!桜をみながらロゼシャンパンを楽しめる贅沢をぜひこの機会に味わってみて。「シャンドン ロゼ」は、美しく可憐な泡になめらかな口当たでありながら、フレッシュで奥行きのある味わいが特徴。桜の開花や春気分を堪能するのにふさわしいお酒。今年も花を愛でながらリフレッシュしてみて。(text:Miwa Ogata)
2015年02月25日女優・樹木希林がカンヌの常連、河瀬直美監督とタッグを組んだ映画『あん』。小さなどら焼き屋を舞台に描く本作には先日、永瀬正敏が出演することも発表されたが、このほど、9年ぶりの映画出演となる市原悦子が樹木さんと初共演することが明らかとなった。あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。ある日、その店で働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れる。彼女の勢いに押されるように、どら焼きの粒あん作りを任せた千太郎だが、彼女が作る粒あんがあまりに美味しく、次第に来客数も増え、店がみるみるうちに繁盛していく。いつも、潰れたどら焼きだけをもらいに通っていた近所の女子中学生・ワカナも次第に徳江と心を通わせていく。だがある日、徳江が昔ハンセン病を患っていたことが近所のうわさになる。一気に客足が遠のき、千太郎も徳江を辞めさせなければならないこと状況になる。この状況を察した徳江は、潔くその店を去り、それ以来徳江は千太郎やワカナの前に姿を見せることはなかった。それぞれの想いを抱えて、徳江の足跡を探す千太郎とワカナ。そして、2人が対面したものは…。『萌の朱雀』(’97)でカンヌ国際映画祭「新人監督賞」を史上最年少で受賞、その後『殯の森』(’07)では同映画祭で「グランプリ」を受賞した、世界が認める河瀬監督が、作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川の著書「あん」を映画化する本作。市原さんが演じる役柄は、樹木さん扮する元ハンセン病患者・徳江が暮らす療養所内の喫茶店で働く佳子。徳江と佳子は親友であり、長い年月をともに療養所で過ごした間柄だ。市原さんは、1957年に俳優座に入団し「りこうなお嫁さん」でデビューし、新劇女優として高い評価を得た。その後、舞台だけでなく、映画・テレビなど多方面で活躍。1990年には『黒い雨』で日本アカデミー賞「最優秀助演女優賞」を受賞し、役者としての地位を確立した。映画出演は2006年公開『バルトの楽園』以来9年ぶりで、河瀬監督作も初出演となる。今回の共演は、樹木さんが河瀬監督へ提案し実現に至ったという。市原さんは、樹木さんとの初共演を受けて「楽しかったです。お互いに50年以上役者の仕事をしてきたのにこれまで一度も御一緒しませんでした。希林さんは年を経たこと、またお体の具合も万全ではないことが、より魅力的にしているのかなと感じました。撮影を待つ間も楽しかったです」と語った。さらに河瀬監督についても、「自然との共生について、監督は地に根を張っていらっしゃると感じました。優しく、竹のようにしなやかな女性の力が心強かった」と称賛のコメントを寄せている。『あん』は6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日全米を始め55か国で初登場NO.1を記録、全世界で大ヒットを遂げているベストセラー小説の映画化『メイズ・ランナー』。その日本公開が5月22日(金)に決定、劇場用本ポスターが解禁となった。高い壁に囲まれた巨大な迷路(=メイズ)。朝になると扉が開き、夜が訪れる前に扉は閉じられる。夜の間、迷路はその構造を変化させ、二度と同じ道順は出現しない。記憶を失い、かろうじて自分の名前だけを思い出す “ランナー”たちは、コミュニティを形成。選ばれた数名が迷路の構造を調べ、この地からの脱出法を探すことに。だが、迷路の扉が閉まる夜までに戻らなければ、彼らに命の保証はない。巨大迷路に隠された秘密に挑む、ランナーたちの運命とは――?誰も予測し得ないストーリーと、度肝を抜くシチュエーションが話題を呼び、全世界で興行収入400億円突破の大ヒットとなっている本作。原作は全米で160万部の売り上げを誇る人気ヤングアダルト小説。『ハンガー・ゲーム』『ダイバージェント』を超えるブームを予見させる空前のメガヒットを受け、すでに全米では続編の公開も決まっている。主人公の“ランナー”トーマスを演じるのは、2016年公開予定の『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』(原題)に登場するとされる、“次期”スパイダーマンことピーター・パーカー役の候補にも挙げられた注目の新星ディラン・オブライエン。さらに、先日、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作のヒロインに大抜擢された英国女優カヤ・スコデラリオ、『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』『なんちゃって家族』の個性派ウィル・ポールター、『大統領の執事の涙』のアムル・アミーン、『ラブ・アクチュアリー』の名子役からイケメンへと成長したトーマス・ブロディ=サングスターら、実力を兼ね備えた若手キャストによる、友情やバトルのアンサンブルも見どころのひとつ。監督は本作が初の長編作となるウェス・ボール。視覚効果の出身とあって、迷路内外の斬新なビジュアルなど、独自のセンスが光る映像にも注目だ。巨大な迷路のそそり立つ外壁と、不安を誘うミステリアスな内部。選ばれた精鋭の“ランナー”たちは、特大スケールの迷路を駆け抜け、驚愕の秘密を突き止めることができるのか。これからも注目していて。『メイズ・ランナー』は5月22日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日女の子なら誰しも一度は、おとぎ話に登場する美しいプリンセスたちに憧れた経験を持ったことがあるはず。“シンデレラストーリー”なる言葉が生まれたことからも分かるように、中でも代表として頻繁に用いられるのが、「シンデレラ」です。 それまでひっそりと、地味に質素に暮らしていた普通の女の子が、王子様と出会ったことで「一瞬にして最高の幸福を手にする」という、シンデレラのようにドラマティックな人生を今も夢見る現代(いまどき)女子は少なくありません。でも“シンデレラが幸せだ”といったい誰が決めたのでしょうか。「めでたしめでたし」という終わりの言葉は、決してシンデレラ本人の台詞ではありません。王子様に見初められ、巨額の富・名声を手に入れた彼女を客観視した第三者の意見なのでは…?映画『イントゥ・ザ・ウッズ』には、そんな気になるシンデレラの本音が存分に詰まっているから面白い。思い出してみれば、シンデレラは王子様と出会った舞踏会で、王子様の元から逃げ出しているのだ――。物語の始まりはご存知の通り、シンデレラ(アナ・ケンドリック)は母を亡くし、新しい継母とその娘姉妹にイジメられながら過酷な毎日を送っているシーンに始まります。舞踏会への出席を機に「新しい一歩を踏み出したい」という強い願いが叶い、素敵なドレスに身を包み、お城へと急ぐシンデレラ。晴れて王子様とのダンスを独り占めすることに成功したのだが…どうにも彼との未来をリアルなものとして受け止めることができないでいた。それもそのはず、よくよく考えてみれば彼女の不安は最もと言える。自分に一目惚れしたということは、今後いつ他の女性に心変わりするか分からない。ましてや、チャーミングな彼に好意を寄せる女性は国中にあふれ返っている。であれば、王子様との未来が今の生活よりも“絶対に幸せ”だなんて誰が保証してくれるというのだろう…?と。だからこそシンデレラは、自らの運命を片方の靴に託し、王子様の誠実さを試すことに。もし彼が見事自分を見つけ出したなら、その努力に“愛”という名前をつけて信じようと大勝負に出るのです。まさか誰もが夢に見たあのドラマチックな展開の中に、こんなにも現実的な理由が潜んでいたとは…何ともリアリティあふれる恋愛の駆け引きだ。しかしながら残念なことに、本作では「めでたしめでたし」という言葉の後、結婚後の2人についても描かれる。若く、お金も権力も持っていて、容姿も整った王子様は、“やはり”と言うべきか、つい出来心で浮気をしてしまう。「女なら誰でもいいの?」と、おおよそシンデレラが抱くことになるとは思わなかった、そんな疑問を王子様に投げかけることになってしまうのだった。シンデレラにとっての本当の幸せとは、女性にとっての本当の幸せとは何なのだろうか?人にはそれぞれ価値観があり、一概に“幸せ”を定義することはできない。人生の岐路をふり返り、「あの時もし、もう一方の選択肢を選んでいれば…」と後悔することが数多くあるはずだ。でもだからこそ、ひとつひとつの選択に責任を持ち、次からの選択の教訓として学びながら生きていくことが、私たちには大切なのかもしれない。シンデレラと王子様の本当の行く末を、ぜひ心してご覧いただきたい。『イントゥ・ザ・ウッズ』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:Yuki Watanabe)
2015年02月25日東京ディズニーシーが、ニューヨーク生まれの人気バッグブランド「Manhattan Portage(マンハッタン ポーテージ)」プロデュースのメッセンジャーバッグやウエストバッグなど10種類のグッズを、「スチームボート・ミッキーズ」で先日販売開始した。今回販売となるグッズは、「ウエストバッグ」(¥9,800/横幅46cm×高さ12cm)、「バックパック」(¥14,800/横幅29cm×高さ40cm)、「メッセンジャーバッグ/L」(¥15,800/横幅42cm×高さ25cm)、「ポーチ」(¥3,800/横幅19cm×高さ11cm)など全10種類。東京ディズニーシーで初めての「Manhattan Portage」プロデュース商品となる。すべてのグッズにはミッキーマウスが大きくプリントされ、持ち歩くだけでハッピーな気分に。そして、キュートな見た目だけではなく、軽くて使い勝手が良く、生地にはアウトドアなどハードな環境に適した耐久性の強い素材が使用されている。今回のラインナップの中には“東京ディズニーシー限定”バッグも!シーでの冒険の旅だけでなく、普段のおでかけも快適にサポートしてくれそうな優れモノを、春のお気に入りグッズに加えてみては?販売店舗:東京ディズニーシー 「スチームボート・ミッキーズ」※写真はすべてイメージです。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日先日行われた第87回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「撮影賞」「脚本賞」の最多4部門を席巻した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。4月10日(金)からの日本公開を控え、日本版最新ポスターがお披露目された。かつてスーパーヒーロー映画『バードマン』で大スターになった俳優リーガン(マイケル・キートン)は、いまでは“過去の人”となり、泣かず飛ばずの日々を送っていた。ブロードウェイの舞台で再起をかけるが、出演者がケガで降板。代役に迎えた人気俳優マイク(エドワード・ノートン)は、しだいにリーガンの脅威となる。疎遠だった娘(エマ・ストーン)にも彼の愛情は伝わらず、無意識に舞台の役柄に自分自身を重ねるように。そして、公私にわたり精神的に追い込まれるリーガンを、“バードマン”までが扇情。果てして、舞台と娘との絆の行方は…?『バットマン』シリーズのマイケル・キートン、『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートン、『アメイジング・スパイダーマン』のエマ・ストーンと、アメコミキャストが顔をそろえた本作は、元スーパーヒーローを演じた俳優が再起をかけて奮闘するダークファンタジー。本作で初めてコメディに挑戦した監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは、本年度アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「脚本賞」を受賞。そして撮影監督のエマニュエル・ルベツキは、“全編ワンカット”に見える革新的な撮影スタイルを成功させ、昨年の『ゼロ・グラビティ』に続き、2年連続「撮影賞」受賞という快挙を成し遂げた。今回お披露目された最新日本版ポスターでは、オリジナル版では見られなかった“バードマン”がその姿を見せる。キートン演じる主人公・リーガンの背後にぴったりと寄り添い、耳元で何かをささやくバードマン。そして「もういちど輝くために、もういちど愛されるために、すべてを手放し、羽ばたこう。」という文字。実はこのビジュアルは、撮影監督エマニュエル・ルベツキが、iPhoneで撮影した画像が元になっているそう。また、エマやノートンら豪華共演者とともに、よく見ると、ブロードウェイを歩く人々の中にはこちらを向いているイニャリテゥ監督の姿も。まさに本作を象徴するウィットに富んだ1枚だ。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は4月10日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 2015年4月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年02月25日アカデミー賞「助演女優賞」ノミネートのメリル・ストリープ、授賞式で司会のニール・パトリック・ハリスと華麗なるパフォーマンスを繰り広げたアナ・ケンドリックなど、豪華キャストの競演で贈るディズニー最新ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』。このほど、本作で「赤ずきん」のオオカミ役を演じるジョニー・デップが力強い美声と遠吠え(!)を披露する本編の歌唱シーンと、日本のファンに向けたコメントが収録された特別映像が、日本限定で解禁となった。本作は、シンデレラ、ラプンツェル、赤ずきんといった、誰もが知るおとぎ話の「めでたし、めでたし」の“その先”を描く、“アフター・ハッピーエンド”ミュージカル。映像の冒頭で、ジョニーは「とても楽しい作品。その世界を皆さんに体験していただけたらと思う」と、日本のファンに向け本作をアピール。届いた本編映像では、ジョニー扮するオオカミが赤ずきんを足止めし、あの手この手で彼女を道草に誘っていく。オオカミは、摘んだ花を手渡し魅惑的なウインクまで披露するが、その目的はもちろん、先回りしておばあさんを食べること…。音楽活動も行うジョニーだけあり、囁くようなセクシーなかすれ声から、低く力強い歌声までを使い分ける彼の美声は、さすが。映像の最後には、本物のオオカミ“顔負け”の、渾身の遠吠えまでも披露する。ジョニーは「歌うこと自体が僕にとっては大きなチャレンジだった。なんせ僕は歌手じゃないからね(笑)」と謙遜するが、本作は自身の大ヒット作『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』以来、7年ぶりのミュージカル映画出演となる。変幻自在のコスチューム・プレイヤーとして、その独特の立ち振舞や演技で日本でも大人気のジョニーは、ディズニーの『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで演じた “キャプテン・ジャック・スパロウ”でその地位を築き、最新作『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』では新キャラにも挑戦。先日製作開始が発表された『パイレーツ・オブ・カリビアン:デッド・メン・テル・ノー・テイルズ』(原題)でも、彼は“当たり役”ジャック・スパロウにキャスティングされている。また、彼の演じるオオカミと対等に渡り合う赤ずきんを演じたのが、新星のリラ・クロフォード。映画初出演にして、メリル、ジョニーら豪華俳優陣たちを相手に、一歩も引かぬ堂々とした姿を見せる彼女に、ジョニーは「彼女の歌声はすごくパワフルなんだ。しかも役者としてもとても優秀で、例えば僕が前とは違う芝居をしてもちゃんとついてきてくれる。僕の芝居に合わせて、違う反応を返してくれるってことさ。とても頭の良い、才能のあふれる子だよ。共演できて嬉しかった」とその演技を絶賛。リラは、映画公開の直前3月4日(水)にはメリルとともに来日を控えており、ジョニーをも唸らせた彼女が日本のファンの前でどんな姿を見せてくれるのかにも注目だ。『イントゥ・ザ・ウッズ』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日ラッセル・クロウが22日(現地時間)に行なわれたアカデミー賞授賞式への出演依頼を断っていたことが分かった。理由はラグビーの試合観戦だという。22日、ラッセルはイギリス北西部に赴き、ラグビーのワールドクラブ・チャレンジの「サウス・シドニー・ラビトーズ」の試合を観戦した。同日にアメリカ・ロサンゼルスで開催された第87回アカデミー賞授賞式のプレゼンター役の打診があったが、「ラビトーズ」の共同オーナーであり、試合観戦を優先したという。「ライアン・ゴズリングと一緒にプレゼンターをやる話があったんだ。でも、先方から日程を聞いて、『悪いけど、先約があるんだ』と言ったんだよ」と語ったラッセル。「世界の中にはまったくラグビーが知られていない地域もあるけど、じっくりルールを説明して、試合映像を見せれば、誰もがすぐ夢中になるよ」とラグビーの布教活動にも熱心な様子。本業である映画界最大のイベントを蹴ってしまうほどの情熱を注いでいるとあって、「ラビトーズ」がイギリスのクラブチーム「セント・ヘレンズ」に39対0で圧勝し、大満足だったようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月25日映画『風に立つライオン』の完成披露が2月24日(火)に開催され、主演の大沢たかお、原作者のさだまさしらが登壇。長崎の漁師役を演じた鈴木亮平は役作りや長崎ロケについて語りつつも、大沢さんらと共にアフリカ・ケニアでのロケに参加できなかった無念をにじませた。さださんが、アフリカでの医療活動に従事した医師の話を元に紡いだ名曲「風に立つライオン」の映画化。ケニアで医療に従事する日本人医師が過酷な現実に直面しつつも命を救うためにで奔走する姿を描き出す。大沢さん演じる航一郎の恋人で、彼がアフリカに行くことを知りつつ、長崎の離島の父親の病院を継ぐことを選ぶ貴子を真木よう子が演じた。長崎・五島列島でのロケで、真木さんは地元の年配の方々と共演したそうだが「選りすぐられた地元のおじいちゃん、おばあちゃんで(笑)、素晴らしかったです!」と地元の人々の演技を絶賛する。長崎出身のさださんは、ケニアでのシーンで大沢さんらが英語で会話をし、映画の中で日本語字幕が出ることに触れ「長崎の言葉も字幕が必要だったと思います、三池監督。(長崎)ネイティブの僕でも難解な長崎弁でした(笑)」と地元のお年寄りの会話について語り、会場は笑いに包まれた。鈴木さんは、長崎で真木さんに惹かれていく漁師を演じたが、漁師姿が似合っていたという司会者の称賛に「そう言われるのが一番嬉しいです」と笑顔を見せる。役作りについて「監督にお会いしたら『とにかく、潮の香りをさせといて』と言われました。どうやったら出るんだろう?と思い、1日早く現場に入って、地元の漁師さんにお願いして漁に連れてってもらい、必要以上に魚をくっつけた」と明かすが、三池監督は「生臭かった(笑)」とバッサリ。鈴木さんは「ケニアでのロケが目立って、注目されがちですが、日本の話でもあるということも分かっていただけると思います!」と長崎パートの重要性をアピール。だが、舞台挨拶が終盤にさしかかると「長崎で温泉に入ったんですが『オレもケニア行きたいな』と悔しくなったのを覚えています…」とケニアに行けなかった無念を口にした。鈴木さんは、「世界遺産検定」1級を取得しており、その博識でも知られているが、ケニアにはいくつもの世界遺産があり、現地に行けなかったことが返す返すも残念なよう。「話すと長くなりますが…さださんの曲の歌詞にも出てくる世界遺産が…。いや、やめておきます(苦笑)」と未練をにじませ、会場は笑いに包まれた。『風に立つライオン』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日クリント・イーストウッド監督の作品史上最大ヒットとなっている最新作『アメリカン・スナイパー』。先週末に日本で公開を迎えたが、公開2日間(2月21日&2月22日)で332,396,600円を記録。大ヒット中の『テラスハウス クロージング・ドア』を抜き、週末興行ランキングで第1位を獲得したことが明らかとなった。本作の舞台となるのは、9.11以降のイラク戦争ーー米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊を果たしたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)に課せられた任務は「どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること」。その狙撃精度の高さで任務を遂行し、およそ160人もの敵を射殺し、仲間を守り抜いた。そうして“レジェンド”の異名を轟かせる一方、過酷で終わりのない戦争は幾度となくクリスを戦地へと向かわせ、彼の心を次第に蝕んでいくのだった…。全米興行ランキングでは3週連続1位を獲得、2014年公開の全米興行記録第1位も射程圏内(2/23時点では第3位)。世界各国で軒並み大ヒットを記録しており、世界での興行収入は4億2800万ドル(513億円 ※1ドル=120円換算)を突破。戦争映画としては17年ぶりに歴代興行収入の記録を更新(今までの最高記録は、スティーブン・スピルバーグ監督作『プライベート・ライアン』:全米興収・約2億1600万ドル)。34本目の監督作にして、イーストウッド監督史上最大のヒット作となっている。日本では全国333スクリーン(劇場数:316)で封切られ、本年度初となる実写洋画として初登場NO.1を飾り、2015年公開作品としては最大のオープニング成績となっている。イーストウッド監督作が興行ランキングで第1位を飾るのは『チェンジリング』(’09)以来、実に6年ぶり。配給元のワーナー・ブラザース作品比較では、『ゼロ・グラビティ』(公開:’13/オープニング成績:322,903,200/最終興収:32億円)の110%。イーストウッド監督作『グラン・トリノ』(公開:’09/オープニング成績:128,986,300/最終興収:11億円)の257%、『父親たちの星条旗』(公開:’06/オープニング成績:186,711,850/最終興収:17億円)の178%となっており、『硫黄島からの手紙』(公開:’06/オープニング成績:492,566,950/最終興収:51億円)に次ぐ成績だ。84歳にして全く衰えを知らないイーストウッド監督。この記録はまだまだ伸びていきそうだ。『アメリカン・スナイパー』は新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・スナイパー 2015年2月21日より全国にて公開(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年02月24日さだまさしの楽曲を元に生まれた映画『風に立つライオン』の完成披露試写会が2月24日(火)に開催され、主演の大沢たかおをはじめ、石原さとみ、真木よう子、萩原聖人、鈴木亮平、三池崇史監督、さらにさださんも揃って舞台挨拶に登壇した。さださんが、アフリカのケニヤで国際医療活動に従事した日本人医師から聞いた話を元にした楽曲「風に立つライオン」を発表したのは1987年。大沢さんは、この曲に感動し小説家と映画化を熱望し、企画が動き出した。長崎の大学病院からケニヤへと派遣された日本人医師の奮闘、日本に残った恋人との関係などが綴られていく。大沢さんはこれまで、さださんの小説を原作にした映画『解夏』『眉山』に出演してきたが、やはり企画から携わった本作への思い入れは特別のようで、お披露目を迎え「今日は朝から緊張しています」、「こういう舞台挨拶は、これまでもたくさんやってきたけど、この映画に関しては自分の言葉が空回りするのを感じています」と語る。ケニヤで働く看護師を演じた石原さんも「昨日は眠れなかった(苦笑)」と語った。撮影は、日本映画としては初めて、ケニヤでの本格的なロケを敢行。マサイ族の人々との撮影もあったが、大沢さんは「実際の彼らの生活に入ってドキュメンタリーのように撮影したんですが、ヤギを食べるシーンがあって、ヤギを何頭か持って行ったけど、(撮影の前に)全部食べちゃって(笑)。『なんで?』って聞いたら『オスだったから』というよく分からない答えが返ってきた(苦笑)」と現地での体験を明かす。石原さんは「大げさではなく人生観が変えられた時間だった。こういう現場に憧れていたので夢みたいでした」と充実した表情を見せた。大量のハエに加え、乾燥や砂ぼこり、竜巻など様々な苦労があったようで、大沢さんが竜巻に巻き込まれてしまったこともあったそうだが、石原さんによると「スタッフは大沢さんではなく、カメラを守ってた(笑)」とのこと。大沢さんはその時の様子について「なんかやって来たんです…。誰も助けてくれないので屈んで耐えたんですが、(竜巻が)去った後に周りを見たら、みんな機材を抱えていた(笑)」と述懐した。映画は2時間19分と長尺だが、三池監督は「さださんの歌が9分くらいある(笑)」と語り笑いを誘う。さださんは「映画を長くした、さだです(笑)」と挨拶し、お返しとばかり「人がバタバタ殺されない、三池監督らしからぬ映画になってます」と映画を紹介した。改めて自身の楽曲が映画になったことについて、さださんは「1987年、ちょうどバブルの時に書いたんですが、(話を聞いてから)歌にするまで15年かかってます。さらに発表から30年近く経って映画化され、最初に医師から話を聞いたあの時から、1本の糸で繋がっていたのかと思うと感動します」としみじみと語る。大沢さんは最後に、さださんの言葉を受け「テーマは命のバトンです」と呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。『風に立つライオン』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風に立つライオン 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015「風に立つライオン」製作委員会
2015年02月24日女優のスカーレット・ヨハンソンが米国の3人姉妹バンド「Haim」のメンバーであるエスティ・ハイムとポップ・バンドを結成したようだ。バンド名は「The Singles」で、ほかにもホリー・ミランダ、ケンドラ・モリス、ジュリア・ホーティガンといった女性アーティストたちが参加するという。スカーレットはバンド結成について、「女の子による最高にポップなダンスミュージックを書きたいっていうアイデアよ。私はグライムス、『バングルズ』、『ゴーゴーズ』といったガールズバンドが大好きで、そんな風にしたかったの。超ポップだけど、同時に少し皮肉っぽくて、秘密を分かってるって感じのね」と語っている。スカーレットが音楽業界に挑戦するのはこれが初めてではなく、過去にもトム・ウェイツのカバーアルバム「Anywhere I Lay My Head」をリリースしている。「The Singles」のファースト・シングル「Candy」はインディーレーベルの「Federal Prism」からリリースされた。スカーレットの語るコンセプト通りの、聞きやすいポップなダンスチューンに仕上がっている。先日のグラミー賞で「Haim」は「毎日音楽を書いて、シェイプアップしてる」「出来るだけ曲を書く筋肉を柔らかくして、創造性を保とうとしているわ」と、クリエイティブでいる秘訣を語っている。スカーレットとのバンド結成という新たな試みも、その一環なのかもしれない。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日音楽通ならずとも一度はその名を耳にしたことがあるだろう伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックス。このほど、彼の黄金期を描いた映画『JIMI:栄光への軌跡』から、「OUTKAST」のメンバー、アンドレ3000ことアンドレ・ベンジャミンが、猛練習を重ねマスターした“ジミヘン”流ギタープレイを披露する予告編が解禁された。1966年5月イギリス。陽の目を浴びることがなかったギタリスト、ジミ・ヘンドリックス(アンドレ・ベンジャミン)が、リンダ・キース(イモージェン・プーツ)、チャス・チャンドラーらにより才能を見出されロンドンに渡る。そしてノエル・レディング、ミッチ・ミッチェルと伝説のバンド「エクスペリエンス」を組んだジミ、ガールフレンドのキャシー・エッチンガム(ヘイリー・アトウェル)と出会う…。本作でメガホンをとったのは、『それでも夜は明ける』の脚本や『スリー・キングス』の原案を手がけたジョン・リドリー。『それでも夜は明ける』は昨年度アカデミー賞で「作品賞」「脚色賞」など3部門に輝き、大きな話題を呼んだリドリーだが、長編監督2作目となる本作は、5年ものリサーチを経て脚本も手がけている。今回解禁となった予告編は、衣装、建物、音楽など、目に映る、耳に残るもの全て、60年代ロンドンを忠実に再現したこだわりの映像となっており、時代の熱気をその場にいるかのように感じることができる。主演のアンドレは1日8時間、2か月半にわたって毎日練習を続け、もともと右利きであったが、ジミと同じく左手でギターを弾くことをマスターしたといい、予告編ではその見事な腕前を披露。“ジミヘン”のトレードマークとも言える、“あの”トリッキーなプレイも映像の最後に収められている。60年代のお洒落なロンドンファッションとともに、伝説のギタリストがいかにしてスターダムへと駆け上っていったのかを描きつつ、ジミが実際に受けた差別など、当時の社会背景もリアリティをもって描き出す本作。天才と呼ばれた男、ジミ・ヘンドリックスの栄光と真実にぜひ注目してみて。『JIMI:栄光への軌跡』は4月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日三寒四温ーーまさに寒い日がある一方で、徐々に気温の上昇を肌で感じられるようになってきた今日この頃。すでに春休みを迎えた大学生たちにとっては、目下“旅行”シーズンのようだが、社会人は3月・4月がお花見などと合わせて春の行楽シーズン本番だろう。このほど、クラブツーリズムが「バス旅行に関する調査2015」結果を発表。30~69歳の男女1,000名の答えから、“旅ツー(旅の通)”たちの意識調査をご紹介!まずは「バス旅行は魅力的だと思う?」という質問について、『そう思う』(「非常に」+「やや」)と回答した割合は7割強(73.1%)。さらに旅ツーの人々はというと、『そう思う』の割合が8割強(81.2%)と、全体よりも高く、男女別では、旅ツー女性の『そう思う』の割合は9割弱(87.6%)となった。では、旅ツー女性たちはどんな部分にその“魅力”を感じているのか?というと、4割半(45.0%)が「(乗り継ぎがないので)家族や友人とのおしゃべりを楽しめる」ところと答えた。確かに、細かい乗り継ぎをしなくても、のんびりお喋りを楽しんでいるだけで目的地に着けるというのは魅力的だ。回答者全体で見てみても「(運転しなくてよいので)食事中もお酒を楽しめる」(43.3%)、「添乗員付きで安心・快適である」(37.3%)、「大きな駅まで出なくても旅に出発できる」(33.8%)など気ままに旅を楽しみたい人々にはぴったりと言えそうだ。また、実際にバス旅行に行くとしたら、誰と一緒に行きたい?とバス旅行意向者(704名)に聞いたところ、「パートナー(恋人、配偶者)と」が7割(69.7%)で最多回答となった。以下、「子どもと」(37.4%)、「同性の友人と」(34.8%)、「親(または義親)と」(20.7%)が続き、なんと5位には「一人で行きたい」(17.9%)がランクイン。バス旅行意向者の6人に1人は、“おひとり様”でのバス旅行にも関心があるという結果となった。さらに男女別にみると、男性は「パートナー(恋人、配偶者)と」の割合が女性より高く(男性81.9%、女性59.0%で22.9ポイント差)、女性は「同性の友人と」の割合が男性より高い結果(女性50.4%、男性17.2%で33.2ポイント差)に。バス旅行に行くなら、女性は“女子旅”をしたいと考えている割合が高いよう。お酒を飲みながらのバスでの女子旅はいつもより“本音”な女子会トークに花が咲くかも?(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日ドラマ「ゴシップガール」のキャストたちがパーティーで再会し、プチ同窓会を楽しんだようだ。「US Weekly」によると、2月22日(現地時間)、エルトン・ジョン主催のエイズ基金のパーティーにてミシェル・トラクテンバーグ、ジェシカ・ゾア、チェイス・クロフォードなどの出演者たちが集結した。目撃者によると、ミシェル・トラクテンバーグにカクテルを片手にジェシカ・ゾアが加わり、ブレイク・ライヴリーの母親を演じたケリー・ラザフォードが彼女たちと話している間、チェイス・クロフォードは女性ファンとの交流を楽しんでいたという。また、アグネス・アンドリュース役のウィラ・ホランドも挨拶して一緒に写真を撮っていたという。ケリー・ラザフォードから子どもの写真を見せられたジェシカ・ゾアが大興奮し、興味を持ったチェイス・クロフォードがケリーの肩の向こうから写真をチラ見する、という微笑ましい瞬間もあったようだ。ケリー・ラザフォードは自身のInstagramにキャストとの写真をアップし、「昨夜はこの素晴らしい人達(外見も中身も)に会えて幸せだったわ」とコメントを付け加えている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴシップガール [海外TVドラマ]TM & (C) Warner Bros. Entertainment Inc
2015年02月24日ジェームズ・フランコと初共演で夫婦役を演じるケイト・ハドソンに、『サンバ』『最強のふたり』のオマール・シー、『フィクサー』などで知られる演技派トム・ウィルキンソンと、名優たちが一堂に会するクライム・サスペンス『パーフェクト・プラン』。いよいよ今週末2月28日(土)に劇場公開が迫った本作から、ケイトのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。ロンドン郊外の安アパートに住む請負労働者トム(ジェームズ・フランコ)と小学校教師アナ(ケイト・ハドソン)。シカゴから再起を誓い、移住して来たこの若い夫婦は、祖母から相続した屋敷を改築し、子どもと幸せに暮らすという夢を抱いていた。だが、ある日、トムの元に“退去勧告”の通知が届く。英国政府による金融引き締め政策と外国人労働者への取り締まり強化により、ふたりは経済的に追い込まれていたのだ。途方に暮れるふたりは、突然死した階下の住人が残した3,500万円もの大金を発見する。それは麻薬密売取引にかかわる黒金。近づく退去期限。ふたりは慎ましやかな夢を叶えるため、その金に手を染めてしまう…。八方塞がりの状況の中、ごく普通の夫婦がふとした出来心から絶対に手を出してはいけない“黒金”に巻き込まれていくクライム・サスペンスとなる本作。ケイトは、ジェームズ演じる夫と、ロマンティックな時期を過ぎながらも、より強い信頼関係で結ばれた夫婦を演じ、初共演とは思えないほどの化学反応を見せている。映像では、本作での役柄やジェームズとの“夫婦の絆”、そして“モラル”について真摯に語るケイト。アカデミー賞「助演女優賞」にノミネートされた『あの頃ペニー・レインと』から15年、実生活では「ミューズ」のフロントマン、マシュー・ベラミと婚約解消したものの、本作では大人の女性として新たな魅力を放っているようだ。『パーフェクト・プラン』は2月28日(土)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日「16歳のときに自殺未遂した僕が、いまここに立っている。自分が変わり者で居場所がないと若者たちに伝えたいのは、『そのままの自分で大丈夫。輝くときが来る』ということ。その時が来たら、この言葉を次の世代に繋げてほしい」。第87回アカデミー賞授賞式の壇上でこう挨拶し、万雷の拍手を浴びたのが『イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密』で「脚色賞」を受賞したグレアム・ムーア。このほかにも、今年の授賞式は感動的なスピーチやパフォーマンスが多く、ひと言で言えば“マイノリティにエールを捧げた”授賞式だった。今年、司会を務めたニール・パトリック・ハリスが開口一番に発したのは、「ようこそ、映画界を代表する白人たち(whitest)…ごめん、違った、名士たち(brightest)」という皮肉たっぷりの挨拶。演技賞候補20人すべてが白人だとして議論を呼んだ今年のノミネーションに対し、ハリス本人にも異論があったのだろう。実際、作品賞候補だった『セルマ』(原題)でマーティン・ルーサー・キング牧師を熱演した英俳優のデヴィッド・オイェロウォは、「主演男優賞」候補になるべきだったという声がハリウッドでも多く聞かれる。それだけに、コモンとジョン・レジェンドが披露した『セルマ』の主題歌「Glory」の圧倒的なパフォーマンス、そして見事「歌曲賞」を受賞した価値は非常に大きく、オイェロウォが流した涙は美しかった。『6才のボクが、大人になるまで。』で「助演女優賞」を受賞したパトリシア・アークエットは、「全米の女性の権利のために戦いましょう」と呼びかけ、大喝采。ホーキング博士の半生を演じ、「主演男優賞」を手にしたエディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)は、「この賞をALSと戦うすべての人々に捧げたい」とオスカー像を高々と掲げ、若年性アルツハイマーと戦う50代女性を熱演し、「主演女優賞」に輝いたジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)も「この病に冒された人々は、孤独のなかに生きています。映画を通して、アルツハイマーがより認知され、治療への道が開ければ」と理解と協力を求めた。また、「外国語映画賞」のプレゼンターを務めたキウェテル・イジョフォーとニコール・キッドマンは「現在、私たちを隔てるものがたくさんあります。国境、文化、宗教、人種です」「でも映画館の中では、その違いも消え去ります」と語り、混迷する世界情勢における映画の役割をアピールした。そして、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で「作品賞」を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、「この賞をわが同胞であるメキシコの人々に捧げたい。アメリカに住むメキシコ人には、どうか公平な扱いを望みたい。この偉大な移民国家は、こうして成長したのですから」と移民問題に言及した。授賞式には全米映画芸術科学アカデミー(AMPAS)会長のシェリル・ブーン・アイザックスも登壇し、「批判を恐れて、自由に声をあげられない世の中であってはなりません。映画業界に携わる者として、表現の自由を守る責任があります」と宣言。昨年末に発生した映画スタジオへのハッカー攻撃や、フランスの風刺週刊誌を襲ったテロ事件に対し、決して屈しないという断固たる姿勢を示した。(text:Ryo Uchida)
2015年02月24日“戦うお父さん”ことリーアム・ニーソンが『アンノウン』のジャウム・コレット=セラ監督と、3度目のタッグを組んだ最新作『ラン・オールナイト』。このたび、日本公開が5月16日(土)に決定、リーアムがまたもや追われる男を演じていることが分かった。ブルックリンを縄張りとするマフィアの殺し屋ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)。家族からも疎まれ、これまでの犯してきた罪に苛まれる彼を救うのは、ウイスキーだけ。ある日、息子マイク(ジョエル・キナマン)の命を脅かした相手を殺してしまう。その相手とは、マフィアのボスで長年の親友、ショーン(エド・ハリス)の息子だった。復讐に燃えるショーン、買収された警察、凄腕の暗殺者…、いまやジミーと息子はN.Y.中のターゲットに。残された時間は、たったひと晩。果たして2人は逃げ切ることができるのか――。主人公ジミーを演じるのは、リーアム・ニーソン。81年にスクリーンデビュー後、1993年『シンドラーのリスト』で一躍有名になり、その後は『スター・ウォーズ エピソード1/ファントナム・メナス』『バッドマン ビギンズ』、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』など、数々の話題作に出演。ハリウッドNo.1のハードワーカーといわれる、サミュエル・L・ジャクソンを凌ぐほど出演作が多く、映画界を牽引する存在だ。最近の代表作といえば、彼に“アクション俳優”の冠を与えた『96時間』シリーズが真っ先に浮かぶ。しかしアクションに加え、スリラー的要素も好きなファンには、本作のジャウム・コレット=セラ作品がお馴染みだろう。ダイアン・ クルーガーと共演した『アンノウン』では、妻に忘れられるも、自分の身元を取り戻そうと大奮闘。オスカー女優ジュリアン・ムーアと共演した『フライト・ゲーム』では、空の上の飛行機という密室で、姿の見えない凶悪犯と戦った。そして、この『ラン・オールナイト』では、N.Y.を縦横無尽に駆け巡る逃走劇を繰り広げる。マフィアのボス、ショーンを演じるのは、『トゥルーマン・ショー』でオスカーに輝き、『めぐり合う時間たち』や『ヒステリー・オブ・バイオレンス』など幅広い演技に定評があるエド・ハリス。30年間ジミーを執拗に追い続ける刑事役は、『ジャッジ 裁かれる判事』でロバート・ダウニー・Jr.の兄を演じたビンセント・ドノフリオ。息子のマイク役は、『ロボコップ』で主演を射止めた北欧男子、スウェーデン出身のジョエル・キナマンだ。セラ監督は、大友克洋の人気漫画『AKIRA』の実写映画化でもメガホンをとると報じられている注目株。このところなぜか毎回、家族を狙われる父親を演じるリーアムだが、N.Y.を舞台にしたハラハラドキドキの逃走劇を楽しみにして。『ラン・オールナイト』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日