cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (1901/2212)
日本でもファンが多い女優のクロエ・モレッツが「コーチ(COACH)」のスプリング・コレクションのモデルをつとめた。2015年のCOACHコレクション“Coach Dreamers キャンペーン”ではクロエとラッパーのキッド・カディ(男性コレクション)をモデル起用し、写真家マイケル・ジャンソンが撮影を担当した。レッドカーペットでは大人っぽいドレススタイルを披露することも多いクロエだが、今回のキャンペーンの写真では主にティーンらしいスタイルを見せている。ミニスカートで大胆に足見せもしているものの、むしろヘルシーで親しみやすい印象だ。カジュアルな装いでも高級感があるのはクロエの生まれ持った気品がなせるわざだろうか。クロエは17才にしてすでに30本以上の映画に出演している。女優としてのキャリアだけでなく、ファッション業界からもじわじわ注目が集まってきているようだ。プライベートではパンツスタイルが多いクロエだが、今後はもっといろいろなスタイルを見られることを期待したい。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日新垣結衣が“ワケあり”の音楽教師役に扮し、『ホットロード』『アオハライド』の大ヒットも記憶に新しい青春映画の名手・三木孝浩監督のもと主演する『くちびるに歌を』。このほど、本作の主題歌であるアンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の映画Ver.ミュージック・ビデオが完成!三木監督自らが手がけ、未公開シーンの映像も含まれた感涙必至のMVとなっていることが分かった。本作は、長崎県・五島列島の中学校合唱部を舞台に、臨時教師としてやってきた悲しい過去を抱えるピアニスト・柏木ユキ(新垣結衣)と、15歳の生徒たちが、悩みぶつかりながらも前に進んで行く姿を、合唱を通して描き出していく爽やかな感動作。新垣さんは自身初の教師役で、ピアノにも初挑戦し、ショパンなどを猛特訓。また、木村文乃、桐谷健太、木村多江、石田ひかり、角替和枝、井川比佐志といった実力派俳優陣ががっちりと脇を固め、オーディションで選びぬかれた合唱部員役のフレッシュなキャストたちも熱演を見せている。本作の原作は、全国学校音楽コンクールの課題曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに、中田永一が書きおろし、本屋大賞にもノミネートされたベストセラー。アンジェラ・アキの代表曲となり通算100万ダウンロードを突破している「手紙」は、いまや合唱の定番曲でもあり、かつて“15歳”だったすべての人へ贈る感涙の激励ソングとしても親しまれている。三木監督が自身で監修した本ミュージック・ビデオには、時に優しく、時に力強いアンジェラ・アキの歌声と共に、予告編にも使用されていない、本作のストーリーに迫る未公開の本編映像も使用。離島の雄大な自然を背景に、誰にも話せない悩みの種や秘密を抱える15歳の生徒たちと、新垣さん演じる臨時教師との、みずみずしくも熱い心の交流を映し出している。『くちびるに歌を』は2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日人気ロックバンド「RADWIMPS」でリード・ボーカル&ギターを務める野田洋次郎が、映画初出演&初主演を果たすことで熱い注目を集めている『トイレのピエタ』。杉咲花、リリー・フランキー、市川紗椰ら豪華キャストの出演が判明するとともに、6月6日(土)の公開が決定した。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)だった。純粋な真衣に翻弄されながらも、宏は次第に心惹かれてゆく…。本作は“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、映画監督・松永大司が完全オリジナルストーリーとして脚本化した作品。もともとメディアへの露出が多い方ではない野田さんへのオファーは、“ダメもと”覚悟の挑戦だったということで、制作側も決定するまで半信半疑だったそう。そんな懸念をよそにオファーを快諾したという野田さんは「脚本が素晴らしかった。それに尽きます。そしてその脚本を書いた監督が僕を選んだのならきっと意味があるのだろう、そう信じてやらせていただきました」と映画初出演にして主演を務めた心境を語る。さらに、「自分の理性や思考を超えた何かに、圧倒的な力でぶん回される感覚が好きです。この作品にはそんな力が目一杯詰まっているのだと思います。なにか奇跡が起こるのなら、その場面に遭遇しない手はない、と」とコメント。演技経験のなさに不安を抱いたこともあったとのことだが、自らも音楽を生み出すアーティストとして活躍する野田さんだからこそ、共鳴する場面もあったようだ。また、ヒロイン・真衣を演じるのは、2015年の最注目株とも言える女優・杉咲花。監督と脚本に興味を持ち「絶対に出演したかった」と強い意欲を持って挑んだオーディションでは、即興芝居において天性の演技力を見せ、相手を務めた野田さんの潜在能力をも覚醒させる瞬間があったとプロデューサーも絶賛している。『繕い裁つ人』『愛を積むひと』など話題作への出演が絶えない若き実力派、杉咲さんだが「洋次郎さんがずっと宏でいてくれたから、私も真衣でいられました。その感謝を宏に100%で恩返ししたいと思っていました」と野田さんの演技には感服した様子。「みなさんに届けたくて、そのためにみんながそれぞれ愛情をもって苦しんでつくりました。どうかみなさんのもとにちゃんと届きますように。1ミリでも響きますように」という言葉からは、並々ならぬ思い入れも伺える。さらに、宏の入院仲間で女好きな横田役を演じるのは、近年俳優としてもキャリアを重ねるリリー・フランキー。「松永監督とは初めてのお仕事ですが、過去作品や今回の台本に、とにかく才能を感じた」と、劇場長編初監督作品にあたる本作のオファーを快諾したそうだ。キャスティングにあたってのコンセプトはなんと“悪戯な妖精”とのことで、「無垢な感じの大人を演じさせて嫌みにならない俳優」としてプロデューサーが惚れこむリリーさんの、食道がんを患いながらも飄々と生きる役柄にも注目。宏の元恋人・尾崎には人気モデルの市川紗椰が扮するほか、MEGUMI、岩松了といった個性的なキャストの出演も発表されており、6月の公開に向け続報が待ち遠しい作品となりそうだ。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日女性を中心に人気を誇るラブストーリーコミックを、榮倉奈々と豊川悦司を迎えて映画化する『娚の一生』。“足キス”で話題となっているが、本作で紫煙をくゆらせ、ロマンスグレーな魅力全開で女性たちのハートを鷲掴みにしているのが、豊川さん扮する52歳独身の大学教授・海江田醇。そんな彼が醸し出す“オトナの男”を目指すべく、本作に出演する個性派俳優・前野朋哉が<海江田醇講座>を開講。このほど、そのシュールかつためになる特別映像がシネマカフェに到着した。まず、前知識を少し--本作は、西炯子原作の人気コミックを『きいろいゾウ』『100回泣くこと』などで知られる廣木隆一監督がメガホンをとり映画化したもの。仕事にも恋にも疲れ、祖母が住む田舎の一軒家に越してきた堂薗つぐみ(榮倉奈々)は、祖母の死に際し、祖母のかつての教え子であったという初老の大学教授・海江田醇(豊川悦司)と出会う。祖母から家の鍵を預かっていたという彼が家の離れに住むことになり、戸惑うつぐみだったが少しずつ惹かれ始めていく…。海江田醇を解析してみると、「眼鏡」「タバコ」というビジュアル面での魅力はもちろん、困った時にはさり気なく助けてくれる「包容力」、積極的にアプローチすることを躊躇わない「強引さ」、時々覗かせる「少年っぽさ」、甘いことも辛いことも、「関西弁」でユーモアを交えてストレートに伝える物言いなど、内も外も大人の魅力たっぷり詰まった、女子総キュンの男性だ。一方、前野さんが演じるのは、つぐみに想いを寄せる二世議員・園田哲志という役どころ。前野さんといえば、大ヒットを記録した『桐島、部活やめるってよ』で神木隆之介の映画オタク仲間役が最も記憶に残っているのではないだろうか?独特の間と挙動不審な動きがなんとも印象的だったが、そんな彼と共に“オトナの男”について学ぶという今回の映像。海江田が放つ劇中での名セリフ「僕と恋愛してみなさい」「恋なので仕方ありませんでした」などを前後編に分けて、リッスン&リピート形式で前野さんと共に練習できるという講座となっている。前野さん自身がその胸キュンセリフを練習するシーンも収められており、後半になると序盤と比べぐっとオトナの男性度が増したような印象も…?<海江田醇講座>前編は2月2日(月)~、後篇は2月9日(月)~配信予定。『娚の一生』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月02日多くのハリウッド・セレブを顧客に持つLA発チョコレートブランド「コンパーテス ショコラティエ(Compartes chocolatier)」がプロデュースする、東京・京橋の東京スクエアガーデンのカジュアルダイニング「グラムズカフェ(GRAHM’S CAFE-Los Angeles-」」では、2月1日(日)~14日(土)までの期間限定で、チョコレートとカカオの美味しさを堪能できる大人のための「バレンタインスペシャルコース」を提供中!コースは、前菜・スープ・メインディッシュ、デザートの4品にパン・コーヒーまたは紅茶付き。メイン料理の「牛ホホ肉煮込み ビターチョコレートと赤ワインのソース」は、オーブンで長時間煮込んで箸で切れるほど柔らかくした和牛に、フランス最高級ブランド「バローナ」社のカカオから開発したチョコレートソースと赤ワインソースを使用して、肉の旨みを引き立て、ほろ苦さとコクの絶妙なハーモニーを生み出す一皿に仕上げた。デザートは、「コンパーテス ショコラティエ」のスペシャリテでもあるオリジナル“スカル柄”を施したショコラをデコレーションした「温かいガトーショコラ 自家製ストロベリージャムとバニラ添え」が登場。バレンタインスペシャルコースには、このコース料理と相性ぴったりのワインセット3種を用意。前菜からメイン、デザートまですべての料理と相性抜群のシャンパンや、映画監督フランシス・コッポラの愛娘ソフィアの名を冠したロマンティックな色合いのロゼワインのほか、メインディッシュに合わせた赤ワイン、選りすぐりのデザートワインなどを揃えた。バレンタインスペシャルコースは平日ディナータイム(土日祝日はランチタイムも提供)に、ひとり3,800円(2名様~予約可能)となる。気になる方は、早めに予約を。(text:Miwa Ogata)
2015年02月02日「チュートリアル」の徳井義実が『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』の日本語吹き替え版で声優を務めることになり、2月2日(月)にアフレコの模様が公開された。ここで、徳井さんは映画に登場する個性的なキャラクターを自らのイラストで紹介することになったが…。夜の博物館で警備員と動き出す展示品たちが巻き起こすめくるめく大騒動を描く人気シリーズの第3弾にして完結編。今回はニューヨークを飛び出し、ロンドンの大英博物館が舞台となる。徳井さんが吹き替えを務めるのは、映画の中でも登場シーンも多く、重要な役割を果たしことになる中世の騎士・ランスロット。「最初に話を聞いたときはちょこっとチョイ役で喋るかと思ってたけど、こんなにガッチリとセリフがあるとはびっくりした」と明かすが、徳井さんの吹き替えの腕前は、配給会社の人間がプロの声優の声と間違えたというくらいかなりハイレベルなものだったという。徳井さんは「最初は探り探りでしたけど、最後はランスロットが中に入ってきたね。ランスロットに喋らされた感じで、後半は台本見てないし立ってただけだから」と自信満々に豪語する。司会者からのランスロット役についての「男前でコミカルなところが徳井さんにピッタリ」というヨイショに「そういうことになりますね、図らずも」と全く否定せずにうなずき、オリジナル版でランスロットを演じたダン・スティーヴンスの写真を見て「第一印象で似てると思った」と断言。スティーヴンスからは徳井さんに映像メッセージが届いたが、徳井さんは「あぁ、ダンから?」とファーストネームで呼び捨てする余裕を見せ、公開アフレコも自信満々にこなした。しかし、多様で個性的なキャラクターを“画伯”と称される徳井さんの画力で表現してほしいという指令を受けると余裕綽々の流れは一変!博物館に展示されている恐竜・トリケラトプスの骨格標本、スフィンクス、モアイ像というお題にそれぞれ、応じるも何とも個性的過ぎるイラストで報道陣の爆笑を誘う。トリケラトプスの骨格は、居酒屋のホッケのひらきのようだと称され、スフィンクスにはまゆ毛があり、モアイ像はまゆ毛に加えて、存在しないはずの下半身があり、そこには丁寧に乳首まで描かれており、迷画伯っぷりを存分に発揮!「一生懸命描いているのに出すと笑われるんですよ…」と苦笑を浮かべていた。なお、このイラストは映画公式サイトに掲載されるほか、映画館にも展示される予定とのことで「映画のイメージダウンにならなければいいですけど…」と首をひねっていた。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は3月20日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日1万部売れたら大ヒットといわれる絵本市場でシリーズ累計発行部数200万部を突破した、絵本作家・宮西達也の「ティラノサウルス」シリーズ。そのシリーズを原作にアニメ映画され、草食恐竜との間に芽生えた絆を描いた『おまえうまそうだな』に続き、第2弾となる『あなたをずっとあいしてる』の制作が進行中であることが判明。今年初夏、日本公開されることが決まった。草食恐竜が肉食恐竜をわが子として育て、やがて子に芽生えた野生の本能への悩み、成長、親子の絆や種を超えた友情を築いてゆく様子を描いた『おまえうまそうだな』。アニメ映画ながら老若男女あらゆる層の心を打ち、2010年の日本公開後には韓国でも公開されて話題を呼んだ同作は、公開から4年を過ぎた現在でも、Yahoo!映画レビューで5点満点中4.22点という評価を得ている。このたび、同じく「ティラノサウルス」シリーズの中から「あいしてくれてありがとう」「であえてほんとうによかった」をもとに、第2弾の制作が進行していることが明らかとなり、そのタイトルが『あなたをずっとあいしてる』に決定したという。なんと今回は、原作者である宮西達也氏が自ら脚本に参加。総監督に「はなかっぱ」「毎日かあさん」などを手掛ける野中和実、監督に韓国のチェ・ギョンソクを起用、日韓で公開される。前作をしのぐスケールで描く勇気と愛の物語となるという『あなたをずっとあいしてる』。心温まるキャラクターたちに再会できるのを楽しみにしていて。『あなたをずっとあいしてる』は初夏公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日2013年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」を手がけた音楽家として知られる、大友良英。これまでにも映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(’10)やTVドラマ「とんび」(’12)など様々な作品に楽曲を手がけてきたが、現在はというと、日本を飛び出し海外で活動を行っている。いま大友さんが手がけているのは、国際交流基金アジアセンターが行っている「ENSEMBLES ASIA(アンサンブルズ・アジア)」事業。大友さんは同事業のアーティスティック・ディレクターとなり、新たな音楽の可能性を世界へ発信すべく、アジアの国同士が、交流しながら音を楽しむ人とをつなぎ、ヒエラルキーのない、誰もが参加できるオーケストラを作るために奔走している。同事業は「Asian Music Network(アジアン・ミュージック・ネットワーク)」「Asian Sounds Research(アジアン・サウンズ・リサーチ)」「Ensembles Asia Orchestra(アンサンブルズ・ アジア・ オーケストラ)」の3つのプロジェクトで構成されている。これら3つのプロジェクトを同時併行で進めていきながら、ライヴ、トーク、シンポジウム、映画上映、インスタレーションなどの複合イベント「Asian Meeting Festival(アジアン・ミーティング・フェスティバル)」をプラットフォームとして各プロジェクトの成果を日本国内外で定期的に発表し、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けて、アジア域内における音楽を軸とした交流活動の活性化に貢献していくとのこと。2月5日(木)にはその報告会が開催され、翌6日(金)・7日(土)に行われる「Asian Meeting Festival 2015」では、「ENSEMBLES ASIA」の各プロジェクトの成果を初めて公開する場となり、「Asian Music Network」部門を中心に、東南アジア5か国から、初来日を含む音楽家11名が招待され、日本のさまざまな音楽家と共演するほか、音楽に関するインディペンデント映画の上映会、映画監督・音楽家によるトークセッションなども開催される。【Ensembles Asia Music Network / Asian Meeting Festival 2015 プログラム】<Ensembles Asia Orchestra 報告会/開催情報>【会場】国際交流基金【日時】2月5日(木)18:00~【登壇】大友良英、石川直樹(写真家)、開沼博(社会学者)<前半・フィリピン編>音楽の日常と非日常について<後半・インドネシア編>音楽家なしの音楽について【料金】無料(定員:120名)※事前予約優先※報告会の前に各プロジェクト・ディレクターが登壇する記者会見を同会場にて開催予定。<Asian Meeting Festival 2015 東京公演/開催情報>【会場】アサヒ・アートスクウェア【日時】■2月6日(金)/ライブ(1st DAY)[開場]19:00[開演]19:30■2月7日(土)/映画『BISING』上映[開場]12:30[開演]13:10監督によるアフタートーク 15:00~/ライブ(2nd DAY)[開場]18:30[開演]19:00【料金】前売:2,000円当日:2,500円2間間通しセット券:3,300円※2/7(土)映画『BISING』上映プログラム(無料上映)は、2/6(金)または2/7(日)のライブチケット購入者に限り、先着順で予約申し込み可。<Asian Meeting Festival 2015 京都公演実行委員会/開催情報>【会場】ゲーテ・インスティトゥートヴィラ鴨川【日時】2月8日(日)[開場]17:00[開演]18:00【料金】前売:2,500円当日:3,000円<アンサンブルズ・アジア シンポジウム&コンサート/開催情報>※ICCで開催中の「大友良英音楽と美術のあいだ」展の関連イベントとして開催。【主催】NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]【会場】NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]【日時】2月11日(水)(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日『愛のむきだし』『ヒミズ』など国内外でカルト的人気を誇る園子温が贈る、愛と希望と夢で綴られた特撮怪獣映画『ラブ&ピース』。長谷川博己を主演に迎え、映画ファンから熱い注目を集める本作の主題歌が、「RCサクセション」の泣ける名曲「スローバラード」に決定、そのミュージック・ビデオが解禁となった。舞台はまさしく2015年、来る東京オリンピックに向けて湧く東京。うだつの上がらない日々を過ごすサラリーマン・鈴木良一(長谷川博己)。ある日デパートの屋上で、1匹のミドリガメと出逢ったことが彼の人生を変える。あきらめたロックミュージシャンへの道、恋心を抱く寺島裕子(麻生久美子)への想い、そして崩壊する東京に現れる愛の怪獣…!?園監督らしい超展開はそのままに、“エロなし”“グロなし”でこれまでの“園子温ワールド”とは一線を画すといわれる本作。実は園監督が脚本を書いたのは20年余前で、映画化を思い立った際には、自身がファンだった忌野清志郎に主役の鈴木良一役をオファーしに事務所の門をたたいたという、驚きのエピソードが。結局、「俳優業はやっていない」という理由でオファーを受けてはもらえなかったが、長い年月を経て、ようやく本作の主題歌に「RCサクセション」の「スローバラード」が起用されたという。そして今回、2月10日(火)より全国一斉公開される秘蔵映像満載の映画『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM ~#1 入門編~』と本作とのコラボレーション企画も実現。『ラブ&ピース』の本編映像の一部に、在りし日の忌野さんのライブ映像がミックスされた、貴重なマッシュアップ映像が「スローバラード」の新たなミュージックビデオとして誕生した。このミュージックビデオは園監督監修のもと『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM ~#1 入門編~』の監督を務める太田俊が編集したという。忌野さんの熱い歌声に乗って繰り広げられる劇中シーンは、どれも気になるものばかり。中でも主演の長谷川さんの熱演っぷりは際立っており、園作品では『地獄でなぜ悪い』の映画青年役が記憶に新しい長谷川さんが、今回もまた期待を裏切らない演技を見せてくれそうだ。『ラブ&ピース』は初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日昭和52年より小学校5年生用の教科書に掲載され、5月には大人向け文庫としても発売が決定している大川悦生著「おかあさんの木」が、戦後70周年を迎える今年、映画化されることが決定。女優の鈴木京香が7人の子どもたちを戦争に奪われていく母親を熱演していることが分かった。突然はじまった戦争により、貧しいながらも懸命に育て上げた7人の子どもたちを次々と兵隊にとられ、そのたびに子どもの数だけ桐の木を植え、世話をし、無事に生きて帰るのを待つ母親の物語。原作の映画化に挑むのは、『解夏』『がんばっていきまっしょい』など、様々な人々の心の深層を丁寧に描く監督・磯村一路。優しい母親・田村ミツを演じる鈴木さんの共演には、田村家の次男、二郎役に三浦貴大、ミツの夫の同僚で、夫の亡き後も田村家を見守り続ける昌平に田辺誠一、その娘サユリに志田未来らが名を連ね、“母と子の情愛”を描く。主演の鈴木さんは「原作を読ませていただいたとき、母親の思いと子どもの思いが寄りそった、悲しみの中にも人のぬくもりの温かさが残る優しい物語だと思いました。ミツは素朴で強い、まさに大地のイメージの女性です。賢明に家族を思うミツは私の中で当時必死に生きた日本の母親像とぴったりと重なりました」とコメント。今回公開されたビジュアルでも確認できるが、鈴木さんは割烹着姿で7児の母親を演じており、このことについて「割烹着姿の母親役をいつか演じてみたいと思っていましたし、割烹着に加えもんぺもパッチも快適で気に入りました。優しいミツにしっかりとついていきたいです」と明かし、「日本人の心の原風景ともいえるこの物語を、全ての世代の観客のみなさんの心にしっかりと届くよう、磯村監督のもとスタッフ・キャスト一丸となって励んでいきます」と意気込みを語った。磯村監督は「原作の『おかあさんの木』は“二度と戦争をしてはならない”と長く語り継がれてきた現代民話です。いまから70年程前、主人公のお母さんは7人の子どもを産み育て、そして兵士として戦地へ送り出しました。子ども達は悲惨な戦いで命を失いました。私はこの母親のつらい悲しみを、いまの時代、また次の世代へと伝えたいと思い、映画『おかあさんの木』をつくります。この映画も民話のように、いつまでも観て貰えればと願って」とメッセージを寄せている。『おかあさんの木』の撮影は3月上旬まで、茨城県・静岡県・長野県を中心に行われ、6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日昨年、誕生40周年を迎えたサンリオの世界的人気キャラクター、ハローキティが、昨年9月より新たに男性向けのラインナップを発表したのをご存知だろうか? これまで女子だけのもの!と思っていたキティちゃんのイメージを覆す、メンズアイテムが続々ラインナップしている。2月2日(月)からは、「HELLO KITTY MEN」プロジェクトの第二弾として、ルミネマン渋谷店にて、メンズファッションブランドの「アンライン バイ アルフレッドバニスター」、「キャスパージョン」、「ドゥニーム」とのコラボレーション商品全3種類を期間限定で販売スタート。シューズブランド「アンライン バイ アルフレッドバニスター」からは、キティちゃんのトレードマークであるブルーのリボンが大胆にデザインされながらも、上品な大人の落ち着きを漂わせるオペラシューズ(30,240円)が登場。最近注目度が上がっているメンズ向けのオペラシューズは、肩に力の抜けた休日のお出かけスタイルに違和感なくコーディネートできそう。クリーンなモードテイストをベースに、都会的なアーバントレンドをミックスしたスタイルを提案する「キャスパージョン」は、ブルーのリボンをドット調に配したホワイトのプルオーバーパーカー(7,992円)をラインナップ。ちょい甘×ちょいクールのさじ加減が絶妙なアイテムに仕上がった。デニムブランド「ドゥニーム」は、さりげなくブルーのリボンがあしらわれたデニムジャケット(31,320円)を提案。王道カジュアルスタイルのデニムジャケットもどことなく柔らかな雰囲気に着こなせる。期間中、コラボグッズを購入の方には限定ノベルティとして「HELLO KITTY MEN」のオリジナルカードケースを用意しているほか、ルミネマン渋谷店1Fにあるカフェ・マンドゥーカでは、コラボレーションカフェも楽しめる。また、カフェの出口にて「キティ男子ってアリ?ナシ?」の投票も行われる。かっこいいキティ、あなたはどう思う?(text:Miwa Ogata)
2015年02月02日女優・中谷美紀のおよそ4年ぶりの主演作『繕い裁つ人』が先週末に公開を迎えた。本作で中谷さんが演じるのは、頑なな服作りを貫く店主・市江。そんな彼女が手がける洋服の数々は、本作で物語の鍵を握る重要なファクターとなっている。今回は、女子必見のファッションに注目したい。本作は、町の仕立て屋「南洋裁店」を受け継いだ2代目店主・市江を中心に、彼女が古びたミシンで作るオーダーメイド服と、そんな彼女が仕立てる服を愛する人々が織りなす感動の物語が描かれる。ヒロインの市江は、洋服の量産はできないし、しないという職人スタイルを貫く女性だ。彼女にとっては“その人だけの服”を繕う日々で十分なのだ。劇中で彼女が“繕い裁つ”洋服を実際に手がけたのは「あまちゃん」をはじめ、是枝裕和監督作『空気人形』ほか、数多くの舞台や映画の衣装デザイナーとして活躍する伊藤佐智子。伊藤さんへのオファーのきっかけは、中谷さんと三島有紀子監督の両名からの希望だったようで、「衣装の相談をしたときに中谷さんの口から『伊藤佐智子さん』の名前が出てきて、ああ、中谷さんはこの映画の世界観を深く理解してくださっているんだって、嬉しかったんです」と三島監督はふり返る。今回特別に、伊藤さんが本作の為に描いたという、市江(中谷美紀)の仕事服、新星女優・杉咲花が演じるゆきのワンピース、泉先生(中尾ミエ)に捧げる死に装束、葉子(黒木華)のウェディングドレスの4点のデザイン画も公開。衣装デザイン担当として伊藤さんは「衣装全体が甘くなりすぎないように気をつけました。甘くないけれどチャーミングでありたいと思ったので、その点にこだわりました。この映画では、本当の意味での良い手仕事というのが見せられたらと思いました。安直で、イージー・ソーイング的なものに見えない様に、衣装がチャーミングでありながらどこか着る人間が凛とした印象になるよう意識しました」とポイントを解説する。さらに、伊藤さんは「洋服というのは人生を楽しむためのツールの一つ。と、同時に自分自身を否応なしに表現してしまうもの」の独自のファッション哲学も明かす。「ファストファッションが好きで、洋服を毎年毎年買って毎年毎年捨てているような人がいても、それはそれで否定するつもりは全くないですが、この映画を観て『共に生きていく服もある』ということを知ってもらうきっかけになれば良い」と語っており、ファストファッション隆盛の現代において、“着続ける”ことの大切さを知るきっかけとなるかもしれない。『繕い裁つ人』は1月31日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2015年02月02日『マトリックス』で映像革命を引き起こしたラナ&アンディ・ウォシャウスキー監督が、チャニング・テイタムとミラ・クニス主演で贈る完全オリジナル新作『ジュピター』。その待望の日本公開が、3月28日(土)に決定。チャニングやミラ、そして、本作で悪役を演じる本年度アカデミー賞ノミネートのエディ・レッドメインの豹変ぶりがわかるキャラクタービジュアルが解禁となった。本作は、『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー姉弟が、16年ぶりに放つ完全オリジナル・ストーリー。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(7月公開)、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)などが控えるSF超大作イヤーの先陣を切る1本だ。地球で冴えない生活をしているジュピター・ジョーンズ(ミラ・クニス)。ある日何者かに襲われ、突然現れた強靭な戦士に助けられたジュピターは、自分が宇宙最大の王朝の王族だと知らされる。彼女を助けた強靭な戦士は、ケイン(チャニング・テイタム)。遺伝子操作によって狼の遺伝子を持って生まれた、遠い星の最下級の戦士だ。その王朝では3人の継承者たちが、支配権をめぐり争っているという。彼らは、いままさにジュピターが引き継ぐはずの地球を狙い、全人類を滅ぼそうとしていた。身分の違いから決して結ばれない運命のジュピターとケイン。彼らは、人類の危機を阻止するため戦いを挑む――。このほど解禁となったキャラクタービジュアルからも、『スター・ウォーズ』のような壮大な宇宙の世界観や、『ブレードランナー』に登場するブラスターのような銃を手にした主人公など、SFの金字塔と称される作品へのオマージュも感じさせる本作。主演は『フォックスキャッチャー』『マジック・マイク』のチャニング・テイタムと、『ブラック・スワン』『テッド』のミラ・クニス。奇しくも2012年「People」誌の最もセクシーな男性の第1位と、2012年米「Esquire」誌の最もセクシーな女性の第1位を獲得した、ハリウッドを代表する二大セクシースターが夢の共演を果たしている。さらに、『博士と彼女のセオリー』で本年度ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門「主演男優賞」に輝き、アカデミー賞「主演男優賞」の最有力候補といわれているエディが、素顔の好青年ぶりとはまるで別人のような敵役を怪演していることにも注目。また、「ゲーム・オブ・スローンズ」『ロード・オブ・ザ・リング』のショーン・ビーン、『ノア 約束の舟』で長男セム役を演じたダグラス・ブースの共演も見逃せない。地球から始まる物語は宇宙へと舞台を移し、人類の危機を阻止するべく巨大の王朝に戦いを挑む、身分の違う男女。ウォシャウスキー姉弟にしか成し得ない、独創的でスタイリッシュな世界観を、まずはこのビジュアルから確かめてみて。『ジュピター』は3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日現在、放送中の杏&長谷川博己の月9「デート~ 恋とはどんなものかしら~」(フジテレビ)が2人の絶妙な掛け合いで人気を博しているが、今年4月から始まる次の“月9”がこのほど発表された。「半沢直樹」や「ルーズヴェルト・ゲーム」などヒット作を世に送り出した直木賞作家・池井戸潤の原作を基に描く「ようこそ、わが家へ」が放送されることに決定。国民的アイドルグループ「嵐」の相葉雅紀が月9初主演を務めることが明らかになった。倉田健太は郊外の一軒家で、父親の倉田太一、妹の七菜、母親の珪子との家族4人で暮らしている。ある日、健太は、ホームで女性を突き飛ばし、割り込み乗車をしようとした男を注意する。柄にもない行為で健太自身も驚く。そして、その日を境に健太の家でストーカー的な嫌がらせが起こるようになる。健太と家族は、ストーカーが誰なのかを突き止め、解決しようとするのだが…。原作は小学館文庫より発行、2015年1月現在の累計発行部数は50万部で、「池井戸作品史上、最弱のヒーロー」と話題を呼んでいる池井戸潤の同名小説。今回、フジテレビ初の池井戸作品連続ドラマ化となる。主人公・健太を演じる相葉さんは、2年ぶりのドラマ出演。さらに、月9での初主演について「月9という子どもの頃から親しんできた枠で、今回、池井戸さん原作のサスペンスタッチのドラマという形で参加させていただけることに、大変驚いていますが、とても光栄に思います」とコメント。ストーカーの標的となる衝撃の役どころについては「ストーカーという言葉は年々耳にする機会が増えてきてはいますが、このドラマの脚本を読んだ時は鳥肌が立ちましたし、ハラハラドキドキしました。きっと、どのご家庭にもあり得る、誰からも遠くない話だと思います」と語っている。また、息子の健太に輪をかけて気弱で、口下手…言いたいことも言えず、真面目なところだけが取り柄という、何とも頼りない父親・太一に寺尾聰。専業主婦で、うまくいかない健太の仕事を心配している母親・珪子には南果歩。そして妹の七菜を、昨年は3本もの連続ドラマに出演し、『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』など今年はすでに主演映画が2本も決定しているなど話題作に引っ張りだこの有村架純が好演する。以下、共演者コメント■寺尾聰(父親・倉田太一役)「フジテレビならば、以前ドラマ化された池井戸作品とは違う切り口で挑むはず。どんな展開をしていくのか、期待して…。相葉さんとは、一度もお会いした事がなく、ナチュラルでナイーブな感じの相葉さんと、どんな父・息子の関係になるのかとても楽しみです」■南果歩(母親・倉田珪子役)「有り難いほど新鮮な気持ちで、この作品に入って行けます。小さな事が引き金となり、いつの間にか自分たちが標的となって、姿の見えない誰かへの恐怖に取り巻かれていくという、物語の面白さと怖さに、無視できない現代社会の“今”が見えてくると思います」■有村架純(妹・倉田七菜役)「サスペンスのようなハラハラドキドキするストーリーの中、自分がどういった立場で存在できるか、とても楽しみになりました。いままでの月9では見たことがないようなドラマになるのではないかと思います!毎週の楽しみにしていただけるよう一生懸命頑張ります!」「(兄役の相葉さんは)親しみやすい印象のある方なので、今回、兄妹を演じるにあたって妹らしく遠慮なくぶつかっていけたら嬉しい、と思います」「ようこそ、わが家へ」は4月より月曜21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日現在、ダッフィーとシェリーメイをモチーフにした心温まるプログラム「スウィート・ダッフィー」を開催中(3月20日まで)の東京ディズニーシーでは、ダッフィーとお友だちのジェラトーニがデザインされた新シリーズ、「スウィート・トリート」の新グッズを2月1日(日)から販売されることとなった。昨年7月に東京ディズニーシーに登場したダッフィーの新しいお友だち・ジェラトーニが加わり、展開エリアもアメリカンウォーターフロントからメディテレーニアンハーバーまで拡大して盛り上がっている「スウィート・ダッフィー」。例年のように新グッズは待ち焦がれていたファンに大人気で、発売初日にはエントランス付近店舗の列が、アメリカンウォーターフロントまで伸び、すでに売り切れ間近のグッズもあるという。そんな「スウィート・ダッフィー」に、新シリーズの「スウィート・トリート」グッズが登場することとなった。“いつもありがとう!の気持ちをこめてプレゼント”をコンセプトに、お花を持ったダッフィーとジェラトーニがデザインされたグッズは全部で4種類。「ギフトセット(ミニミニトートバッグ、ミラー、リップクリーム)」¥2,500、「ギフトセット(ミニタオル、ティッシュケース)」¥2,000、「キャンディー(6本入り)」¥750、「チョコレート(5個入り)」¥600、など、来たるバレンタインデーやホワイトデーのプレゼントにぴったりのギフトセットとお菓子が新登場となり、早くも人気が出そう。販売店舗は、マクダックス・デパートメントストアを予定。4種類の新グッズは実用性も高そうなので、日ごろの感謝の思いを込めて、大切な人へとプレゼントしてみてはいかが?※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日マキタスポーツと池松壮亮がW主演を務める映画『この世で俺/僕だけ』が1月31日(土)に公開を迎え、都内劇場でマキタさんと池松さん、月川翔監督の3人が舞台挨拶を行なった。サエない中年男と悪になりきれない不良高校生が偶然の出会いを経てある事件に巻き込まれ、やがて思うがままに暴走するに至るまでを描くエンタテインメント作品。「LOUIS VUITTON Journeys Awards 2009」で審査員を務めたウォン・カーウァイ、ソフィア・コッポラらから激賞された月川監督がメガホンをとり、異色の2人組のせめぎ合いを描き出す。マキタさんは撮影中の苦労を問われると「全然、なかったですね」とすました顔で答えたが、その後、すぐに「ありました。全編が苦労と言えば苦労でした」と訂正。「2年前の今頃の撮影で寒かったです。月川さんはモニターを見ながら『ククク』って意地悪な顔で笑ってた…」と恨み節も。劇中、何度も何度も池松さんに投げ飛ばされるシーンもある。月川監督は「マキタさんの必死な姿が見たくてイジメ抜いた」とドSな笑みを浮かべて充実感をにじませるが、マキタさんは「受け身をとりますけど、おじさんなので。この業界、労災とかないんでね…」とボヤいていた。池松さんは先日、発表された「第57回ブルーリボン賞」で助演男優賞を受賞した。司会者がこの件に言及し、客席からは祝福の拍手がわき起こったが、なぜかここでマキタさんが「ありがとうございます」と感謝。さらに司会者が池松さんに、マキタさんとの共演の感想を尋ねると、なぜかここでもマキタさんが「そうですねぇ…」と強引に割り込み、このマキタさんのハイテンションに池松さんは「マキタさん、今日すごいですね」と若干、引き気味…?改めて池松さんはマキタさんについて「普通の役者さんと向き合うより怖い。“生身”なので怖いです」とマキタさんと対峙して感じた普通とは違う“感覚”に言及する。本作は、一昨年に撮影され、2年を経てようやく公開を迎えたが、池松さんは「2年もかかったのは申し訳ない気もしています」と語りつつも、感慨深げ。「一昨年撮影した作品で公開されていないのがこれだけだったので、こうして公開されてひとつ、何かが終わった感じです。またここからもう1回、頑張ろうと思います」と晴れ晴れとした表情で語った。『この世で俺/僕だけ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日2012年に亡くなったホイットニー・ヒューストンの娘でボビー・クリスティーナ・ブラウンが先月31日(現地時間)、ジョージア州の自宅で意識不明の状態で発見され、病院に搬送された。ボビーはホイットニーと元夫のボビー・ブラウンの間に生まれた一人娘で現在21歳。母の死後、女優の道に進んだが、最近は主だった活動をしていなかった。ジョージア州ロズウェルにある自宅のバスタブで意識を失っていた彼女を発見したのは夫のニック・ゴードンと友人。警察の発表によると、警察と救急車の到着を待つ間に彼らが心肺蘇生を行い、その後ただちに病院に搬送されたという。ホイットニーは2012年2月11日、ホテルの客室内のバスタブで倒れているのを発見され、その後死亡が確認された。死因は溺死で、入浴中のコカイン摂取から心臓発作を起こした可能性が高いと言われている。はからずも亡き母と似た状況で発見されたボビーだが、幸い呼吸は回復して集中治療室で治療中。脳に腫れがあるため、昏睡状態にする処置をとっているという。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月02日「EXILE」の妹分である「E-girls」の石井杏奈が主演を務める映画『ガールズ・ステップ』。この度、実写版『魔女の宅急便』で映画デビューを果たし、第57回ブルーリボン賞・新人賞を受賞した小芝風花が本作に出演していることが明らかになった。本作は、『L・DK』や『海月姫』を手がけた川村泰祐監督の最新作。物語のテーマは「ダンスを通して自らの殻を破る」。学校で“ジミーズ”と呼ばれる、地味で目立たないメンバーの一員として扱われている愛海(小芝風花)が、あずさ(石井杏奈)や、同じくジミーズと呼ばれ、夢も自信もなく学校生活を送っていた葉月(小野花梨)や環(秋月三佳)、美香(上原実矩)らとの出会いからダンスの楽しさに目覚め、踊ることで自らの殻を破り、キラキラ輝く青春を手に入れていく――。今回出演が決定した小芝さんは、出会い系サイトで知り合った男性と付き合い、やがて大きな問題を抱えていく愛海を演じる。とある理由から廃部寸前まで離れ離れになってしまった部員たちが再び心を通わすきっかけをつくるキーパーソンでもあるのだ。本作が映画出演2作目となる小芝さんは「一つ一つ丁寧に、一生懸命演じたいなと思っているので、監督を含めスタッフのみなさん、共演者のみなさんと力を合わせて、『良い映画にするぞー!』という気持ちでのぞみました」と語り、役柄についても「私は“片瀬愛海”という役なのですが、台本を頂いてから『愛海はこんな話し方かなぁ?』『こんな仕草をするのかなぁ?』とたくさん考えて、監督と話し合いながら演じるので、普段の高校生生活とは全然ちがいました!」と自身で試行錯誤しながら挑んだようだ。また本作に出演するにあたり必須となるのがダンス。小芝さんは今回初めて本格的にダンスレッスンを受けたようで、「ダンスに慣れていなかったので、ダンスを頑張ろう!と思うと演技ができなくて、演技を頑張らなくちゃ!と思うとフリが分からなくなってました。そのとき先生に、『何も考えなくても曲が流れた体が動くようになるまで何度も踊って!』と言われて、みんなでとにかくたくさん練習しました。1日4時間ほぼ毎日練習ですごくキツかったのですが、そのおかげで5人の絆が深まったと思います」と語った。本作には、石井さん、小芝さんのほかにドラマ「鈴木先生」や現在放送中の「学校のカイダン」に出演する小野花梨、『近キョリ恋愛』「デート~恋とはどんなものかしら~」の秋月三佳、3月に公開を控える実写版『暗殺教室』の上原実矩が出演する。『ガールズ・ステップ』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日映画『この世で俺/僕だけ』でW主演を果たしたマキタスポーツと池松壮亮が1月31日(土)に初日舞台挨拶を行ない、終了後には報道陣の取材に応じた。2人は映画で偶然の出会いを果たすサエない中年男とワルになりきれない不良高校生を演じており、この異色のコンビがひょんなことから事件に巻き込まれ、奔走、暴走するさまが描き出される。夜の上映回後の舞台挨拶ということで、挨拶開始時にはすでに時計の針は22時半を回っていたが、それでも若い女性を中心に多くの観客が劇場に詰めかけた。マキタさんも池松さんも上映中から客席の後ろで映画を鑑賞し観客の反応を確かめており、上映後に客席が明るくなると、紹介も何もないまま、ふらりと壇上へ上がり、終始、ゆる~い雰囲気のまま舞台挨拶は進行した。映画の中で、2人が赤ちゃんをあやすシーンがあり、男2人の意外にも上手なあやしぶりが印象的だが、マキタさんは4児の父であり、子育ては慣れたもの。「(赤ちゃんが)すごく可愛くて、ナイスアクト連発でした」とふり返り、池松さんは「マキタさんがあやしてる姿が良くて、もしカメラ持ってたら撮りたくなる感じでした」と語る。ちなみに、マキタさんは昨年12月半ばに、双子の男児を授かったばかり。元々、奥さんは「うる星やつら」が好きで、これまでも長女、次女の誕生の際に人気ヒロインと同じ“ラム”と名付けようとして、マキタさんが阻止したという経緯があったとのこと。「(赤ちゃんが)できるたびに『ラム、ラム』と話しかけて困る…」と苦笑するが、今回、男児ということでラムは消えたが「(男性キャラの)“あたる”と“面堂”と呼び始めたけど、それはない!面堂は名字だし!」と語り、どうやら、こちらの名前も何とか阻止したようだ。もうすぐバレンタインだが、どんな相手からチョコがほしいか?という質問に池松さんは「予想外の人からもらえたら嬉しいですね」と言いつつも「あんまりチョコは好きじゃないので…」と少し困ったように語り、すかさずマキタさんから「チョコのCM来るかもしれないから!」とたしなめられて「大好きです」と苦笑交じりに言い直す。また、チョコ以外の変わり種として、故郷(福岡県)の名物であり、好物だという「うどん」をバレンタインにプレゼントされたことがあると明かした。一方のマキタさんは「娘が長女は中学生で難しい年ごろで、(父親に向かって)『キモい!』とか言う域に入ってるので、娘からもらえるかですね」と年ごろの娘を持つ父親の表情を垣間見せた。池松さんは、昨年1年で『愛の渦』、『ぼくたちの家族』など数々の話題作に出演し、このほど発表された第57回ブルーリボン賞で「助演男優賞」に輝いたが「公開が重なって運が良かったと思います」と謙虚に語る。本作は一昨年に撮影され、2年を経てようやく公開を迎えホッとした表情。舞台挨拶の終わりで池松さんは「難しい作品ではないので、帰り道に思い出しながら『明日も頑張ろう』と思っていただければ」と呼びかけた。なお舞台挨拶終了後には、劇場の入口付近で池松さんの出待ちをする女性ファンの姿も多く見られ、改めてその人気と注目度の高さをうかがわせた。『この世で俺/僕だけ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月01日映画『神様はバリにいる』のヒット御礼舞台挨拶が2月1日(日)に都内で開催され、主演の堤真一、共演のナオト・インティライミ、主題歌を歌う「湘南乃風」のSHOCK EYE、李闘士男監督が登壇した。事業に失敗して借金を背負い、バリ島にたどり着いた女性が、日本人の大富豪の“アニキ”との出会いを通じて人生を切り拓いていくさまを描く。堤さんは「まさかの大ヒットです(笑)」と主演でありながらも、驚いたよう。「こういう映画は…シリアスでもないし、どういう反応が返ってくるか全く予想がつかなかった」と思わぬヒットに喜びをにじませる。普段、歌手として活動するナオトさんにとっては映画のプロモーションの舞台挨拶は本作が初めての経験となるが、完成披露試写会、初日舞台挨拶に続いて、こうして3回目の舞台挨拶を迎えたことに驚いたよう。堤さんから「ヒットしないとこの3回目はない」と知らされると「嬉しいです」と語り、映画を見終えたばかりの観客の顔を見渡し「いい顔してます」と笑顔を見せた。この日の壇上でも堤さんとナオトさんは“ラブラブ”と形容しても問題ないほど仲良しぶりを見せつける。堤さんは「1か月以上、バリにいたから。出会いの大きい作品だった。尾野真千子も玉キン(=玉木宏)もそう(笑)」と語り、ナオトさんは「仲の良い友達と1か月に1回会っても年で12回出し、1回に会うのはせいぜい数時間。僕らは30日くらい一緒にいて、寝ているとき以外はほぼ一緒だった。十数年分の濃厚な時間を過ごしました。(堤さんは)アニキ肌で、映画の中と同じ“舎弟感”がある」と2人の関係性の濃さを語る。李監督はこの映画の公開、およびヒットについて、不思議な経験をしたと告白。映画を観た複数の知り合いから「映画の中にバリの神様が映ってるから、ヒットするよ」と連絡があったという。李監督はそれがどのシーンなのか分からないとのことだが、堤さんは「滝のシーンじゃない?」と指摘。「メチャメチャ寒かったんです。長い間、水に浸かってて。ガタガタ震えて『こんなロケいやじゃ!』って思ってたし、僕はあまり海外に行くと調子が良くないんですが、その日を境に体調が良くなったんです!」と撮影中の“超常体験”を述懐した。またSHOCK EYEさんは、主題歌「BIG UP」について「2013年に10周年だったんですが、メンバーが顔を合わせて1日中、歌を作るような機会が減ってきてたんです。デビューした7月30日に集まろうと僕がメンバーに声を掛けて、デビューした当時のスタジオを借りて、同じエンジニアで、1日でレコーディングまで全部やって作ったんです。リリースするつもりもなく、1回きりの横浜アリーナでのライブで演奏するために」と湘南乃風にとっても特別な思いで作られた曲であることを語った。これに、李監督が再び鋭く反応!「クランクアップの予定が一度、流れてしまって、そこで仕切り直してクランクインしたのが2013年の7月30日なんです。いま、話を聞いてゾッとして鳥肌が立ちました」と神がかり的な一致を明かし、会場はどよめきに包まれた。『神様はバリにいる』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神様はバリにいる 2015年1月17日新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
2015年02月01日映画『繕い裁つ人』が1月31日(土)に公開を迎え、主演の中谷美紀をはじめ、三浦貴大、黒木華、三島有紀子監督が舞台挨拶に登壇。撮影現場での中谷さんの大活躍ぶりが明らかになった。池辺葵の人気漫画を『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』など繊細な描写で女性の指示の高い三島監督が映画化。「南洋裁店」の2代目の頑固一徹の店主・市江と彼女の作る服を求めて店に集う人々のドラマを綴る。前日の大雪とは打って変わって快晴の中で公開初日を迎え中谷さんは晴れ晴れとした表情。「三浦さんが雨男で、彼が来ると撮影は必ず雨だったんです。今日も『来なくていい』と思ってたんですが(笑)、晴れて良かったです」と冗談交じりに語り笑いを誘う。三浦さんは「今日降ったら、中谷さんに何を言われるかとビクビクしてました…。昨日のうちに雪を降らせといたので(笑)、快晴で初日を迎えられて嬉しい」とホッとした様子。黒木さんも「本当に本当に晴れて良かったです。中谷さんと監督は晴れ女なので、『勝った!』という感じです(笑)」と嬉しそうに語っていた。中谷さんは本作について「個人的には監督と相思相愛だったと思います。プロデューサーや映画会社による“お見合い結婚”ではなく、“恋愛結婚”できたと思います」と独特の表現で監督とぴったりと寄り添っての作品づくりを述懐する。原作と出会う以前の8年前から仕立て屋を題材に映画を作りたいと企画を温め続けてきて「中谷さんが『やらない』と言ったら(企画の続行は)ないかもという気持ちで口説きに行った」という三島監督。初日を迎えて「本当に嬉しく感慨深いです。(作品が)この世にこうして生まれてきてくれて信じられないくらい嬉しい」と最後は少し声を詰まらせた。黒木さんは劇中でウエディングドレスをまとうが、自身にとっても初の体験。衣裳デザインを担当した伊藤佐智子氏の名を挙げ「素晴らしいドレスで、車椅子でどう見えるかまで計算して丁寧に作られていて、着てるだけで気持ちがわいてくる素敵なドレスでした!」とふり返る。また、いつか自分が着ることになるウェディングドレスのデザインも伊藤さんにお願いしたそうだが「まだまだまだまだ先なので…」と苦笑を浮かべていた。三浦さんは、服に人一倍の思い入れを持つデパートに勤める男を演じたが、自身はファッションへの興味が全くなかったそうで、今回の役には苦戦させられたよう。それでも母親で元女優の山口百恵さんがパッチワークやキルティングを趣味とし、手縫いをしている姿を小さい頃から見てきたそうで「(母が)観て、どういう感想持つのか聞いてみたい」と語った。中谷さんは、本作のために1か月にわたって裁縫やミシンを踏む練習をしたそうで「練習用の布で真っ直ぐ縫うのに飽きた(笑)」ということで、自身の手でケープを作り、三島監督にクランクアップの夜にプレゼントしたという。監督はこの日もそのケープを持参したが「“南洋裁店”の箱に包んで市江としてくださったんです」と感激を口にする。また、中谷さんはそれ以外でも予算の厳しい現場で、冬の撮影でも温かいものが食べられるようにと、自ら鶏団子のスープや中華スープを作ってふるまったそうで、いち女優、主演という立場を超えて、スタッフや現場を気遣う中谷さんの姿勢がうかがえる。改めて、最後にマイクを握った中谷さんは「こんなにささやかで、こんなに贅沢な映画に携われたことを幸せに思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『繕い裁つ人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2015年02月01日映画『マエストロ!』が1月31日(土)に公開。都内劇場にて初回上映後の舞台挨拶が行われ、主演の松坂桃李をはじめ、miwa、西田敏行らが登壇。サプライズで西田さんからは松坂さんに対し、1年8か月におよぶ苦労を労う温かい言葉が掛けられ、会場は感動に包まれた。さそうあきらの人気漫画を映画化。かつての名門ながらも解散の憂き目にあったオーケストラのメンバーが、謎めいた老指揮者によって再結集し、復活コンサートに向けて成長を遂げていくさまが描かれる。この日は、松坂さん、miwaさん、西田さんに加え、楽団のメンバーを演じた古舘寛治、大石吾朗、河井青葉、池田鉄洋、モロ師岡、村杉蝉之介、小林且弥、中村倫也、嶋田久作、そして小林聖太郎監督も登壇。一同、ラストのコンサートシーンの時と同じ正装で登場し、会場は拍手に包まれた。松坂さんは、演奏の手などの動きに関して、一切の吹き替えなしだった点に触れ「全員揃ってないと、監督のOKも音楽(監修)チームのOKも出ないので、何度も繰り返しました」と苦労をふり返る。プライベートでの練習の時間も多く、撮影も緊張感に包まれていたようだが、それでも現場でキャスト陣は和気あいあいと接していたよう。映画初出演となったmiwaさんは「楽屋で、みんなで私の『ヒカリヘ』という曲をセッションしました!」と、それぞれのメンバーたちが楽器を手に“エア”演奏によるセッションを行なったと明かす。小林さんは、その模様をスマホで撮影したそうで「すごく良いですよ。みんな(演奏は)マネですけど(笑)。DVD特典に入れてほしい」と語り、他のメンバーも楽しそうに述懐。これに対し、松坂さんは怪訝な表情で「それは僕と西田さんは撮影している時のことですね…?」と仲間外れになったことに不満そう。西田さんは「いいなぁ、スマホ」とポツリとつぶやき会場は笑いに包まれた。松坂さんは、以前の舞台挨拶で時価数億円のストラディヴァリウスの演奏を披露しているが、この日、正装での舞台挨拶となったことで「いきなり、演奏させられるんじゃないかとビビりました(笑)」とやや疑心暗鬼の様子。そんな松坂さんのためにもちろん、サプライズを用意!原作者のさそうさんが来場し、演奏する松坂さんの姿を描いたイラストをプレゼントした。さらに、“指揮者”西田さんから楽団のメンバー、スタッフにサプライズで労いの言葉が。特に“コンサートマスター”を務めた松坂さんに対し「この映画のコンマスは松坂桃李でした。完成まで1年8か月を要しましたが、素晴らしい努力と情熱と集中力で、片時もバイオリンを離さない姿に胸が締めつけられました。いま26歳ですが、人間の気力と体力のピークは37歳と言われてますからあと10年あります。キャリアを積んで日本映画を牽引するビッグな俳優として成長を続けてほしい」と心のこもったメッセージを送った。いつも、冗談ばかりの西田さんからの温かい言葉に、松坂さんは感激の面持ち。「サプライズと聞いて、楽器が出てきて弾くのかと思ったらまさか西田さんの言葉で…嬉しいです。頑張ります!」と大先輩を前にさらなる飛躍を誓った。最後に改めて「音楽は人間が作り上げた最高の栄養剤であり、エネルギーを与えてくれます。この作品はエネルギーが詰まった純度100%の映画です」と力強くアピールした。『マエストロ!』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マエストロ! 2015年1月31日より全国にて公開(C) 2015『マエストロ!』製作委員会(C) さそうあきら/双葉社
2015年02月01日東京ディズニーシーでは1月23日(金)を初日として、特別プログラム「バレンタイン・ナイト2015」がスタート!今回で8年目に突入した同プログラムは、日程を追加して17日間開催するファイナルステージで、史上初のカーテンコール導入など新演出もUP!恋人だけでなく、家族や友だちなど大切な人に想いを届ける“バレンタインの魔法”に満ちた冬の大定番スペシャルショーに、今回特別に初日公演にシネマカフェが潜入した。■ オールスター級のディズニーの仲間たちがファイナルステージに続々登場!!「バレンタイン・ナイト2015」とは、「ビッグバンドビート」でおなじみ東京ディズニーシーの大劇場「ブロードウェイ・ミュージックシアター」で毎年開催するディズニーならではのバレンタイン・プログラム。メインとなるオリジナルのスペシャルショーではオーケストラの生演奏によるディズニーの名曲に乗せて、ディズニーの仲間たちの夢や願いが叶う瞬間を次々と公演。オールスター級の仲間たちが、ファイナルステージを盛り上げる!■ ゲストのメッセージに会場全体が号泣!今年はパンフレットも超豪華版!!ショー中、事前募集のゲストのメッセージがスクリーンに映し出され、家族や友達、恋人など大切な人へ宛てた、愛の告白やプロポーズなどのメッセージに会場中が心温まる雰囲気に!その内容に合わせてミッキーマウスやミニーマウスが愛くるしいジェスチャーをする人気コーナーも健在で、同プラグラム中でも盛り上がるシーンだ。また、参加者全員にプレゼントされるオリジナル・パンフレットが豪華で、ブックレットレベルの重厚感!■ カーテンコールに写真撮影タイムも実施!超感動のファイナルステージ!!ファイナル公演の今年は、ショーのラストに新たにスペシャル・シーンを追加!一連のショーが終演した後に史上初のカーテンコールが実施され、ゲストのメッセージを映し出していたスクリーンには、過去の「バレンタイン・ナイト」の映像が次々に映しだされ、ファンの中には歓声を上げている方も。しかも、ディズニーの仲間たちがステージに再登場すると、通常は一切撮影が禁止されているシアター内で一般のゲストも撮影が可能に!来年はリニューアルが発表されている「バレンタイン・ナイト」。号泣確実の冬の定番ショーを観て、家族や友達、恋人など大切な人と一緒にバレンタインの魔法にかかってみて!<「バレンタイン・ナイト2015」概要>■対象日:2015年1月23日(金)、24日(土)、25日(日)、30日(金)、31日(土)、2月1日(日)、4日(水)、5日(木)、7日(土)、8日(日)、9日(月)、11日(水・祝)、13日(金)、14日(土)、15日(日)、16日(月)、17日(火)■料金:利用時間:パークオープン時間~22時座席種類・料金:1階席8,800円、2階席7,800円※座席種類に応じて、2種類の専用パスポートを販売します※座席は全席指定です■販売方法:※パーク内およびパーク窓口での販売はありません※プログラムおよび販売場所の詳細等は、10月上旬より東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイト(www.tokyodisneyresort.jp)にてご案内します※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2015年01月31日亀梨和也が1月31日(土)、主演作『ジョーカー・ゲーム』の初日舞台挨拶に共演する深田恭子、伊勢谷友介らと登壇。深田さんとの牛舎でのラブシーンについて「先日の完成披露で話題にしたら、上映中に笑いが起こってしまって…」と反省しきりだった。第30回吉川英治文学新人賞や第62回日本推理作家協会賞を受賞した柳広司の同名スパイ小説を『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が映画化。第2次世界大戦前夜を舞台に、上官に背き死刑を言い渡された陸軍士官の青年(亀梨さん)が、軍内の秘密組織「D機関」の結城中佐(伊勢谷さん)に助けられ、嘉藤という偽名と、“ブラックノート”と呼ばれる機密文書を奪取するミッションを与えられる。亀梨さんは「新しい日本映画を…という監督の号令のもと、スタッフ、キャストが全身全霊で取り組んだ作品。今日という日を盛り上げるため、多くの皆さんにご協力いただいた」と感謝の意を表した。一方、謎の女リンを演じた深田さんは「飛び降りるシーンで、監督から『リハは2階からですが、本番は3階からです』と言われて…。実演を大切になさる演出かと思ったら、映像にはそこ(3階からの飛び降り)が活かされていなくて」と苦笑い。すぐさま「クレームではないんですよ」と訂正し、笑いを誘っていた。公開を前に、昨年12月24日から1月28日まで「Dead or Alive(謎解き)キャンペーン」を全国の映画館で実施した本作。この日は亀梨さん本人が、ポイント上位13劇場から、御礼舞台挨拶を行う1劇場を抽選で選ぶことになり、愛知・ミッドランドスクエアシネマに決定した。当初は1劇場のみの予定だったが、亀梨さんからの「もう1つくらい、大丈夫ですよね?」の一言で急きょ、“太っ腹”な再抽選が行われ、長野・松本シネマライツでの舞台挨拶も決定。来月にも亀梨さんと入江監督が、愛知と長野の劇場に駆けつけることになった。また、節分が近いということで、亀梨さんらが豆ならぬ“スッパイ”梅をまく場面も。野球で鍛えた剛腕で、劇場後方まで梅が投げ込まれると、ファンは大歓声をあげていた。『ジョーカー・ゲーム』は1月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー・ゲーム 2015年1月31日より全国東宝系にて公開(C) 2015「ジョーカー・ゲーム」製作委員会
2015年01月31日人気TVシリーズの待望の劇場版となる『深夜食堂』が1月31日(土)に公開を迎え、主演の小林薫を始め、高岡早紀、柄本時生、多部未華子、筒井道隆、菊池亜希子、オダギリジョー、松岡錠司監督が初回上映後の舞台挨拶に臨んだ。安倍夜郎の人気漫画を原作に2009年より連続ドラマとしてスタートしシリーズを重ねてきた人気作の映画化。深夜にひっそりと営業する食堂のマスターと、そこに集う個性的な客たちの人間模様を描き出す。“深夜”食堂ながら、朝8:45開始の初回上映は満席で松岡監督は「朝早くに起きて、午前中に観るために駆け付けてくださったみなさんに深く感謝します」と頭を下げる。小林さんは「監督が舞台そでで目頭を押さえていました(笑)」と暴露したが、これに対し松岡監督は「僕は目頭を熱くしてたかもしれないけど、トイレで号泣していたのは小林さん」とうそか真実かは不明だが(※小林さんは『なんで泣かないといけないの?』と否定)、いいトシの大人たちの暴露合戦の様相を呈し、会場は笑いに包まれる。小林さんは映画公開初日を迎え「今日がお正月のようなもの。こんなにたくさんの方に来ていただいて、“大吉”を引き当てた気分です」と笑顔を見せた。高岡さんは『バタ足金魚』以来となる実に二十数年ぶりの松岡監督の作品への出演。「感慨深かったです。(『バタ足金魚』での演技の)どこが悪かったのか…?呼んでくれなかったので(苦笑)」と苦情を言いたて、今回の現場についても「私には文句ばかり言うんです!」と語り、これには松岡監督も「小林さんといい、僕のことイジリに来たの…(苦笑)?」と困惑していた。TVシリーズから出演のオダギリさんは松岡監督について「普段から仲良くしていて、家族というと言い過ぎですが、親戚のおじちゃんのようなもの」と語り、本作に関しても「飲みながら『次はどうやろう?』という話をしていた」と明かす。「そうした過程を踏みながらこうして初日を迎えて、あのダラダラ飲んでた時間が少しは作品のためになったのならよかった。感慨深いです」と笑顔を見せた。映画にちなんで忘れられない一品について話を尋ねると、小林さんは一時期、納豆とネバネバ系の食べ物を混ぜて作る“五色納豆”に凝っていたことを告白。普段、納豆が食べられない友人も小林さんの作った五色納豆なら食べられたとのことだが、その友人の妻がそれで気分を害してしまったそうで、それが原因かは不明だが「しばらくしてその方は離婚しまして…(苦笑)」と申し訳なさそうに明かし、会場は爆笑!さらに「いまは別の方と再婚されて幸せになったんですが…」と近況まで明かし、自身の料理が引き起こした…かもしれない数奇な運命に首をひねっていた。『深夜食堂』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年01月31日観客動員数1,200万人を突破し、現在もなおその記録を更新して大ヒット中の韓国映画『国際市場』(原題)が、日韓国交正常化50周年の今年、5月に公開されることが決定。、3月6日(金)~15日(日)まで行われる第10回大阪アジアン映画祭のクロージング作品として、日本初上映されることが決定した。朝鮮戦争時、父、そして末の妹と離れ離れになり、母と2人の兄妹と共に避難民として釜山で育ったドクス。成長したドクス(ファン・ジョンミン)は父親代わりにお金を稼ぐため、西ドイツへの出稼ぎやベトナム戦争への出兵など、幾度となく生死の瀬戸際に立たされる。しかし、彼は家族のため、いつも笑顔で必死に激動の時代を生きていった――。本作は、1,132万人の観客を動員した『TSUNAMI-ツナミ-』で韓国国民を感動で包み込んだユン・ジェギュン監督が、朝鮮戦争の終焉、国民儀礼、ドイツ派遣、そしてベトナム戦争など、激動の歴史を通して、家族のために生きたひとりの男の生涯を描く大河ドラマ。過酷な時代を明るく生き抜こうとする主人公ドクス役には、『新しき世界』『ユア・マイ・サンシャイン』の演技派ファン・ジョンミン。その彼を支える妻ヨンジャ役には、海外ドラマ「LOST」などハリウッドでの活躍もめざましい、『ハーモニー心をつなぐ歌』のキム・ユンジン。さらにオ・ダルス、チョン・ジニョン、チャン・ヨンナム、ラ・ミラン、キム・スルギら名バイプレイヤーが共演し、絶妙のアンサンブルを見せるほか、「東方神起」のユンホも出演を果たしている。ユン・ジェギュン監督は「貧しくつらかったあの時代。自分ではなく家族のために生涯を生きてきた父を見ながら、いつも申し訳ない気持ちでいっぱいだった。祖父、祖母、そして父、母への世代の全ての人に感謝の気持ちを贈りたい」と、釜山の国際市場を重要な舞台に据え、家族の絆を紡ぎ出していく。復興、そして成長という激動の時代でも、一生懸命に楽しく生きていく、ひとつの家族。その姿は、韓国でも日本でも変わらないはずだろう。『国際市場』(原題)は5月、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月31日来日記者会見をドタキャンした翌日、ジョニー・デップが“やり直し会見”で放った発言は大きな話題を集めた。「朝起きたら、吸血怪獣チュパカブラに襲われてね」。一度はドタキャンを食らわせた報道陣を前に、ジョークを飛ばせるお茶目さがジョニーの魅力だ。1年6か月ぶり11度目の来日を果たしたジョニーがPRしたのは、うさんくさい美術商を演じるアクションコメディ『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』。主人公のトレードマークは“ちょびヒゲ”で、会見でも「これを付けると現場で誰かが笑っちゃって、何度もNGが出たよ」と上機嫌。ジョニー本人が原作との出会いから10年以上、映画化を熱望していた企画で、グウィネス・パルトロウ、ユアン・マクレガーら共演者も豪華だ。そんな本作を皮切りに、2015年はディズニーが放つミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』(全米では公開中)、女優デビューする娘と共演する『Yoga Hosers』(原題)、ギャラ減額を求められ、一度は降板した『Black Mass』(原題)と4本もの出演作が公開を控えている。実生活では女優のアンバー・ハードと婚約中で、まさに公私ともに絶好調…と言いたいところだが、本国アメリカでは「超A級スター」に対し、冷ややかな視線が注がれ始めている。その理由は『ローン・レンジャー』『トランセンデンス』『ラム・ダイアリー』など近年の主演作が軒並み、期待を裏切る興行成績に終わっているからだ。注目すべきは盟友ティム・バートン監督とタッグを組んだ『ダーク・シャドウ』が本国では低調だったのに対し、日本を含めた海外マーケットで、好調だったという点。会見でもジョニーは「日本のファンはいつも温かい」と感謝を述べたが、彼の今後を左右するのは、我ら日本人なのかも…。ファンにとっては『アリス・イン・ワンダーランド』の続編『Alice in Wonderland: Through the Looking Glass』(原題)、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』(原題)と今後も楽しみは尽きないだけに、俳優キャリアの正念場である2015年こそ、ジョニーが真の輝きを取り戻す復活劇に期待したい。「映画がコケたのは、チュパカブラのせい」なんてジョーク、笑えない。『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』は2月6日(金)より全国にて公開。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密 2015年2月6日より全国にて公開(C) 2014 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2015年01月30日そこにいるだけで「普通じゃない」雰囲気を醸し出す俳優――それが伊勢谷友介である。カリスマ性、オーラ、磁力…どんな言葉で表現すべきか?2時間弱の映画の中で、役柄の重要度に比して、彼の登場シーンは決して多いとは言えない。だが凄まじいまでの影響力でもって、謎に包まれた男を演じ切り、強い衝撃を観客の心に残す。メガホンを握った入江悠監督が求めたのはまさにその存在感だった。柳広司の人気小説を原作とした大スケールのスパイアクションムービー『ジョーカー・ゲーム』。世界情勢が不穏な雲行きを見せる第二次世界大戦前夜、死刑執行の直前に救われ、軍内の諜報組織“D機関”の一員となった元軍人の青年が、世界を揺るがす新型爆弾の設計図を巡り暗躍する姿を描く。伊勢谷さんが演じたのは、“D機関”の創設者であり、亀梨和也演じる主人公を引き取り、スパイへと仕立てあげていく謎多き男・結城。例えば、放送中の大河ドラマ「花燃ゆ」で伊勢谷さんが演じている吉田松陰が、幕末の志士を育て新たな時代の礎を作った“表舞台”の人間であるとするなら、結城の存在はフィクションとはいえ、歴史の裏で名を残すことなく未来のために奔走した男。伊勢谷さんは、そこにある種の“美学”を感じ取った。「最初、原作のことを知らずにお話をいただいて『鉄の男が来た!』と思いました。結城はものすごく目的意識の高い男。全てのことを呑みこんでいないと、この立場でこの立ち居振る舞いは出来ないだろうと思います。彼がやっているのは、(暴走する)軍部の尻拭い、ごみ掃除のようなことですが、軍のためではなく日本のための仕事としてやっている。それはすごく大切な精神だと思うんです。表に出るわけでもなく、欲もなく、目的の根本にあるのは自分ではなくて他の人々なんです。いろんなことを経験して、人間の良い部分も最低の部分も理解した上で、やらなくてはいけないこと、未来を見据えています。だから冷静ですごくドライなんですけど、一方で『次は死ぬかもな』なんてことをサラッと冗談とも本気ともつかない口調で言ったり、どこかでこの状況を楽しんでなくもない(笑)。魅力的な男だと思いました」。入江監督は伊勢谷さんの言葉にうなずき「日本にとって、最終的には負け戦になるわけで、結城はあれだけ頭が良いのだから、それが分かってないはずがない。それを知った上で、何とか国を救おう、状況を好転させようと奔走する。そんな人たちはこれまでの歴史の中でもたくさんいたと思う。表舞台に立たない“陰”の人たちに焦点を当てたかった」と語る。結城という役に関して、入江監督は伊勢谷さんに全幅の信頼を寄せ「現場で役について話したことはほとんどなかった」という。「伊勢谷さんがこれまでやられてきた活動や、積み重ねてきた様々な役をお借りした感じですね。結城はずっと日本にいるけど、グローバルな視点を持っている人物。僕は、役には自然とその俳優さんのそれまでの人生や生き方が、無意識であれ滲み出てくるものだと思ってます。やはり、結城という役を演じるにあたっては、当時の日本が置かれている状況や戦争の在り様といった部分について問題意識を持ってない人では難しい。同時に伊勢谷さんは監督業やそれ以外にもいろんな活動をされていて、正直、同世代の俳優でここまでグローバルな視点を持っている人はいないと思った。最初にプロデューサーから名前が上がった時『大丈夫』と確信したし、現場では本当に雑談ばかりで(笑)、役のことは全くと言っていいほど話してないんです」。伊勢谷さんが撮影に参加したのは、クランクインして最初の1週間ほど。つむじ風に舞う枯葉の中から現れる登場シーン、恐いほどによく似合っている特注の軍服、過去やその経歴について一切語られることのない結城の人となり――その全てを楽しんだよう。たびたび発せられる「もっとやりたかった」という言葉からはハマリ役を手に入れた手応えをうかがわせる。「正直、もうちょっとやりたかったです(苦笑)。ようやく、この歳になってこれまでとはまた違う役どころというか、いまの亀梨くんの年齢とは異なる立場の役が舞いこみ始めてきたのを感じていて、すごく楽しいです。と同時に、映画を通じて徐々に役柄の成長を見せるのではなく、もう最初からどっしりとそのキャラクターがそこにいないといけない。それは初めての経験でした。“消化不良”と言うとネガティブな意味に捉えられちゃうし、そうした思いはいつもどんな役に対してもあるんですが、今回は特に撮影に参加した時間が短かったのでもっとやりたかったという思いが強いです」。一方で入江監督は、わずか1週間とはいえ伊勢谷さんの存在感に、作品の中のみならず現場の空気という意味でも大いに助けられたとふり返る。「やはり僕にとってもこういうジャンルもこれだけの規模での撮影も初めてで、亀梨くんにとっても初めての経験が多い中で、最初の撮影が伊勢谷さんで始まって、安心させてもらいましたね。そこで『大丈夫だ』という手応えを持って、亀梨くんと一緒にその後の海外でのロケに臨めたというのはあると思います。伊勢谷さんとしては短かったでしょうが(笑)、僕らとしてはすごくいい始まりでした」。先ほど、年齢を重ねることによる立場や役柄の変化の話も出たが、いまの伊勢谷さんの目に、主演の亀梨さんはどのように映ったのだろうか?「僕が実際に見たのは最初の1週間だけで、完成した映画で観て大部分がさらに大変な海外での撮影のところなので、なおさら彼の苦労が実感できましたね。自分の役柄や立ち居振る舞いを現場で作り上げていくのは、すごく好きで得意なんだろうなというのは感じました。これまでお仕事させていただいたジャニーズの方もみなさんそうでしたが、自分がやらなくてはいけないこと、作り込まないといけない部分に対して、きっちりと準備して、必ずきちんとやってくる。そこに関しては安心感もあったし、僕自身、ちゃんとやらなきゃという気持ちにさせてもらいました」。決して伊勢谷さんはいわゆる“カメレオン俳優”と呼ばれるタイプではない。どの作品を見ても、例えば体重をギリギリまで落とした『あしたのジョー』の力石徹役でも、高杉晋作を演じた「龍馬伝」でも、ひと目見て“伊勢谷友介”であると認識できる。それでいて、歴史上の人物から人気漫画のキャラクターまで、全く異なる個性を見事に演じ分ける。本人はこうした“違い”をどのように感じているのか?「いまふり返ると、それなりに冷静に見えてきますが、ここに至るまでには実は何も考えていなかったんです。僕自身は“まな板の鯉”という意識で、料理人である衣裳さん、メイクさん、そして監督が作ってくれるものをそのまま受け取っている感じです。ただ、年齢を重ねる中で、そうしたたくさんのものが自分の中で蓄積されて、ある程度ジャンル分けされているというのはあるかもしれませんね」。「ここからは、ちょっと自己流の役作りの話ですが…」と断って伊勢谷さんは続ける。「現代劇の何も背負ってない普通の人間なら、いまこうして喋っている感じでいいんですけど、役によってはそこを超えたステージに行かなくちゃならなくなる。例えば、白洲次郎(NHKドラマ『白洲次郎』)はまだ自然でしたが、高杉晋作や力石徹になってくると、どこかでキャラクターを“作っている”部分が強くなってきます。そこで『それが自然に見えるのか?』という問題が出てくるんですけど、『自然ではないけれど、納得できればいい』という意識ですね。物語の中で必要なこと、やらなくてはいけないことがある程度明確になったら一度、演じてみる。やっていく中で自分の身に着いてきて、その人物に必要な空気感が少しずつ出せるようになってくるんです。特に必要以上に何も考えてなくて、流れに身をまかせた結果としてそのキャラクターに辿り着いているって感じです。演じている最中は(役の人物として)ムチャクチャ能動的に感じられるように意識してますが、全体を見るとすごく受動的に仕事してるんですよね(笑)。あとは、俳優って自分が観た他の映画から影響を受けているところもあると思いますよ。それから、僕は代表業(※株式会社リバースプロジェクト)をやっているので、その経験から出てくるものも大きい。やはり監督も仰ったとおり、その人のフィルターで何を善しとしてきたか?それは意識していなくても結果的に芝居に出ていると思ってます」。原作小説ではシリーズが進むにしたがって、徐々に結城の秘められた過去や、その人間性についても描かれる。スパイアクションを堪能しつつ、結城に関しては伊勢谷さんと同じく“消化不良”と感じる欲張りな観客も多いはず。30代後半から不惑の40代へと差し掛かるこの時期の伊勢谷さんにとっての“代表作”となるよう、さらなる続編を期待したい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:ジョーカー・ゲーム 2015年1月31日より全国東宝系にて公開(C) 2015「ジョーカー・ゲーム」製作委員会
2015年01月30日世界最高峰の映画の祭典とされる「第87回アカデミー賞授賞式」が、2月23日(日本時間)に行われる。この度、昨年、主題歌の「Let it go」と共に世界的に大ヒットを飾った『アナと雪の女王』の楽曲を手がけたクリスティン・アンダーソンとロバート・ロペスが、今回のアカデミー賞のためにミュージカルナンバーを担当。その曲で司会のニール・パトリック・ハリスがパフォーマンスすることが明らかになった。先日、スタジオジブリの高畑勲・監督作『かぐや姫の物語』が「長編アニメーション部門」でのノミネートされるなど日本でも注目を集めているアカデミー賞。受賞式を彩る豪華なパフォーマンスの数々もアカデミー賞のみどころのひとつだ。昨年は『怪盗グルーのミニオン危機一発』からファレル・ウィリアムズが「ハッピー」を披露、『アナと雪の女王』からはイディナ・メンゼルが「Let It Go」を緊張しながらも披露するなど会場を盛り上げるパフォーマンスが繰り広げられた。今回披露されるのはミュージカルナンバー「Moving Pictures」。詳細は明らかになっていないが、『アナと雪の女王』のコンビともあってつい口ずさみたくなる楽曲になることは間違いなさそう。アカデミー賞プロデューサーのクレイグ・ゼイダンとニール・メロンはこの発表に関して、「昨年、オスカーも受賞し、世界的にも大成功をおさめた『アナと雪の女王』のクリスティンとロバートに曲を提供してもらえるなんて、これ以上幸せな事はない」と喜びのコメント。司会のニール・パトリック・ハリスは過去にもオープニングアクトでミュージカルを披露しており、どういった楽曲に仕上がるのか注目が集まりそうだ。「生中継!第87回アカデミー賞授賞式」は2月23日(月)9:00より同時通訳、21:00より字幕版をWOWOWにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年01月30日日本で生まれ、あのクエンティン・タランティーノや『トリプルX』のロブ・コーエンらハリウッドの映画人たちを虜にした、R18指定の伝説的カルトアニメ「A KITE」が実写映画化。トム・クルーズが惚れ込んだ『オール・ユー・ニード・イズ・キル』に続く、“日本発”の新たなる近未来SFアクションが誕生することになった。金融危機により崩壊した近未来。そこでは少女たちが性の奴隷として人身売買組織に売りさばかれていた。その中のひとりで、幼くして組織に両親を殺されたサワ(インディアン・アイズリー)は、父の親友であり相棒だった刑事アカイ(サミュエル・L・ジャクソン)に暗殺者として育てられる。彼女の目的は、両親の仇である人身売買組織への復讐。娼婦に成りすまし、一人、また一人と男たちを暗殺していくサワと、犯行現場の証拠隠滅を繰り返すアカイ。そして、サワを影から監視する謎の少年オブリ(カラン・マッコーリフ)。心身ともに傷つきながら、サワは真の標的である組織のボス、エミールへと近づいていくが…。1998年、梅津泰臣が手掛けた原作アニメは、性と暴力の過激な描写に加え、独創的なアクションをスタイリッシュに描き、日本国内に留まらずハリウッドをも席巻。タランティーノら世界的な映画監督・クリエイターの心を鷲掴みにした。少女たちが売買される近未来を舞台に、少女の壮絶な復讐を描く本作の主演を務めるのは、『ロミオとジュリエット』のジュリエット役で知られる往年の名女優オリビア・ハッセーの娘で、2014年「世界で最も美しい顔100人」の12位にランクインし注目を集めるインディア・アイズリー。さらに、彼女を助ける刑事には、ハリウッドきっての“怪優”サミュエル・L・ジャクソン。また、レオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャツビー』で若き日のギャツビーに抜擢された期待の若手イケメン俳優、カラン・マッコーリフも共演を果たしている。メガホンを取るのは、数々の大物ミュージシャンのMVを手掛けてきたラルフ・ジマン監督が、出身地である南アフリカで全篇ロケを敢行し、原作の基本的要素を活かしつつも、主人公サワの苦悩と葛藤により深く切り込み、オリジナルの結末を加えて映画化を実現させている。『カイト/KITE』は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月30日