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先日、入籍を発表した加藤夏希が6月16日(月)、スタジオジブリの『風立ちぬ』のブルーレイ&DVD発売を記念して行われたトークイベントに出席した。昨年の日本国内での映画興行収入No.1作品にして、宮崎駿監督の引退作品となった本作。作家・堀辰雄と零戦の設計者である堀越二郎をモデルにした一人の男性を主人公に、戦争が激しくなる中で運命の女性を愛し、仕事に没頭していくさまを描き出す。ブルーレイ&DVDの発売に合わせてプロモーションの一環として、宮崎監督と、彼と20年来の親交があるジョン・ラセターという2人の巨匠の友情を、鈴木敏夫プロデューサーのインタビューや様々な貴重な写真などで紹介する67センチ×48センチ、全20ページの巨大な新聞“GIANT PAPER 「大きな風立ちぬ ~宮崎駿とジョン・ラセター ふたりのこと~」”が限定配布(無料)される。この日は加藤さんに加え、同紙の編集を務めたブックディレクターの幅允孝、同紙に寄稿している文芸評論家の市川真人も来場し、作品やGIANT PAPERの制作プロセスについてなどを語った。幅さんは、同紙について「『風立ちぬ』はジブリ作品の中でもいままでの作品とは違って、答えのない、余白の多い作品。考えさせられる部分が多いので、そのヒントを散りばめたつもりです」と語る。やはり、見どころは宮崎監督の“盟友”鈴木プロデューサーが、宮崎監督とジョン・ラセターの友情について語る部分。幅さんが「実は2人はまだ世に大々的に出る前の1987年に出会ってる。ラセターがひとりで当時、吉祥寺にあったジブリを訪ねていくエピソードは笑えます。いまは巨匠と捉えられている2人が若い頃、どのようにクリエーションを戦わせ、いまに至ったのか?が書かれています」と言えば、市川さんは「ラセターが宮崎監督に『キミはアニメーターなのになぜ漫画(※『風の谷のナウシカ』の原作となった漫画)を描くのか?』と尋ねたときのやりとりが面白いです!」と語る。加藤さんも興味深く「GIANT PAPER」に目を通したようで、「(宮崎監督とラセターの)2人の出会いから歩み、アニメの作り方は違うのに、共感し、理解し合える関係性について丁寧に描かれている。これを読んで『風立ちぬ』を観て、二郎さんは宮崎監督で、映画に出てくる外国人はラセターなのかな?でも時々入れ替わったりしてるのかな?と思った」と語る。また加藤さんは、作品そのものについては「キスシーンが多くて衝撃を受けた(笑)!」とも。劇中、二郎と菜穂子が急遽、式を挙げるシーンがあるが「素敵です。(菜穂子の衣裳が)白じゃないのが、より華やかでした。羨ましい」と語り、自身の挙式についても「和装がいいかな?と思いました」と影響を受けたよう。「『幸せの風立ちぬ』家庭にしたいです(笑)」と幸せいっぱいの顔で語っていた。ブルーレイ&DVD発売を記念し、『風立ちぬ』原画展が東京ソラマチ5F「スペース634」にて6月25日(水)より開催。また宮崎監督が手がけた監督作11作品を揃えた「宮崎駿作品集」が7月2日(水)より発売。“GIANT PAPER 「大きな風立ちぬ ~宮崎駿とジョン・ラセター ふたりのこと~」”は全国のDVD販売手や書店で数量限定で無料配布。『風立ちぬ』ブルーレイ&DVDは6月18日(水)より発売開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風立ちぬ 2013年7月20日より全国東宝系にて公開(C) 2013 二馬力・GNDHDDTK
2014年06月16日「花子とアン」『ガッチャマン』などの鈴木亮平と、一般オーディションから選ばれたラッパーのYOUNG DAISをW主演に、90年代を席巻した漫画家・井上三太の代表作を園子温監督が映画化した『TOKYO TRIBE』。このほど、本作の主題歌をアーティストのAIが担当することが明らかとなった。本作の舞台は、様々なトライブ(族)が街を暴力で支配しながらお互いの縄張りを奪い合う、近未来の“トーキョー”。「ブクロ WU-RONZ」のトップ・メラ(鈴木亮平)と「ムサシノ SARU」に所属する海(YOUNG DAIS)が、“トーキョー”中のトライブを巻き込みながら一大抗争を繰り広げていくという、壮絶なストーリーだ。しかも、常にセンセーショナルな作品で日本のみならず世界のファンを驚愕させてきた園監督が、今回、伝説的コミックといわれる原作を超える表現方法として選んだのが、“セリフをラップで奏でる”という大胆不敵な手法。劇中では役者もラッパーも関係なく、鈴木さん、YOUNG DAIS、窪塚洋介、佐藤隆太、染谷将太や叶美香、中川翔子、でんでん、竹内力ら登場人物がほぼ全員、ラップに挑戦。HIPHOPに乗せてフリースタイルラップを披露しながら闘いまくるという、世界初の“バトル・ラップミュージカル”ともいえる新ジャンルを確立させた。そんな本作に、自らメロディラインを作詞して参加したのが、AI。2005年「Story」の大ヒットの後、2009年には「BEST A.I.」でオリコン1位を獲得。「ハピネス」が250万ダウンロードを達成したことも記憶に新しい。90年代後半からファッション誌「boon」に連載され、ストリートカルチャーを牽引していた原作について、AIは「ちょうど私が東京に引っ越してきたころ、自分はもちろん周りの友達がみんな読んでいた凄い漫画。それを園監督が映画化と聞いて、これはヤバイことになるなと!」と期待に胸を膨らませていたことを告白。もともと園監督作品のファンだったそうで、「普段、絶対に見られない光景を見せてくれるから大好きで。今回の作品も、本当にヤバイ!ヤバイという言葉がぴったりな作品」と興奮気味で、「今回のオファーは、“希望(HOPE)”というキーワードを入れてほしいとリクエストを受けて、エンディングのメロディの部分と歌詞を書いて、歌を歌いました。主題歌が流れた瞬間は嬉しかった」とその喜びを語っている。さらに、「この映画でしか集まらない日本のHIPHOP界を支えるラッパーたちがオールスター出演しているので、そこに注目して観てもらいたいです。そして、登場するキャラクターが、みんなカッコいいので、若い人は真似をしたくなるかもしれないですが、メラ(鈴木さん)や『シヴヤWARU』を真似しないように!ラブ&ピースな海くん(YOUNG DAIS)を見習ってください(笑)」と本作の見どころについてコメントした。AIのほか、YOUNG DAIS, SIMON, Y’S も参加した主題歌「HOPE - TOKYO TRIBE ANTHEM」が、攻撃的なHIPHOPサウンドに乗って豪華キャストが暴れまくる本作を、きっちりと締めてくれるに違いない。『TOKYO TRIBE』は、8月30日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。「HOPE - TOKYO TRIBE ANTHEM」は7月23日(水)より配信開始、本楽曲入りサウンドトラックアルバムは8月20日にCD発売&配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOKYO TRIBE 2014年公開予定(C) 2014INOUE SANTA/TOKYO TRIBE FILM PARTNERS
2014年06月16日300人のスパルタ兵士の血沸き、肉踊る壮絶なスペクタクル巨編『300<スリーハンドレッド>』から7年。スパルタのDNAを継ぐ男たちの最後の戦いを描く『300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』が、ついに6月20日(金)に公開される。このたび、圧倒的インパクトを放つ、金色に輝くペルシャの怪神“クセルクセス”が、人間から神へと変化を遂げる“ビフォー&アフター”のキャラクタービジュアルがどこよりも早くシネマカフェに到着。前作から引き続き、怪神クセルクセスを演じるのは、南米ブラジル生まれのロドリゴ・サントロ。本国ブラジルで絶大な人気を誇るロドリゴは、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(03)でハリウッドデビュー。『ラブ・アクチュアリー』ではローラ・リニーが思いを寄せる同僚役、『チェ 28歳の革命』『39歳 別れの手紙』ではラウル・カストロを演じたほか、「シャネル(CHANEL)」のCMではニコール・キッドマンの相手役も務めている。本作は前作から7年近くが経った続編ともあり、観客にブランクを感じさせないように、クセルクセス役として神王の名にふさわしい体形づくりを求められた。そのため撮影の3~4か月前から1日数時間ものトレーニングを開始。ロドリゴは「身体的なトレーニング、厳格なダイエット、ワークアウトなど、とにかくキツかった。僕が演じるキャラクターは、神の王だ。目標は筋肉隆々になることじゃない。体全体を整え、優雅な雰囲気を醸し、ギリシャの神はこういうものだと感じさせる肉体が必要だったんだ。数週間はアイスやチョコを我慢する日々だったけど、神王になるにはそれなりに代償を払わないとね(笑)」と、見た目とは裏腹なおちゃめなところを見せながら、当時をふり返る。強靭な肉体をつくりあげた後は、全身の毛をすべて剃り上げ、特殊効果チームがボディメイクで光沢ある肌を実現。全身にチェーンやピアスなど装飾品をあしらい、特性のコンタクトレンズを装着して、やさしいブラウンの瞳を、眼光鋭く狂気に満ちた目に変えた。そして、最新のVFXで9フィート(約2メートル74センチ)もの超人が完成する。「毎日メイクに4時間半~5時間かかった。落とすのも1時間半~2時間かかるんだ。(笑)だから僕は誰よりも先にセットに入り、帰るのも一番最後だった。しかも僕は巨人という設定だから、ほとんど独りで演じていたんだよ」と撮影秘話を明かしてくれた。前作でデビューしたマイケル・ファスベンダーは、いまやすっかりハリウッドスターの仲間入り。となると、ロドリゴを始めとする、本作のスパルタたちの今後にも期待したいところだ。『300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』は、6月20日(金)より全国にて3D/2D/IMAX3D同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~ 2014年6月20日より丸の内ルーブルほか全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2014年06月13日日本でも高い人気を誇るK-POPグループ「2PM」のジュノが映画初出演を果たし、『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソンが自身初の悪役に挑む韓国映画『監視者たち』。このほど、本国では『ワールド・ウォー Z』を抑えて1位を獲得するなど、500万人動員の大ヒットとなった本作から、待望の日本版予告編が解禁となった。ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)はずば抜けた記憶力と鋭い洞察力、そして驚異的な集中力を備えた新人刑事。そんな彼女が配属されたのは、韓国警察特殊犯罪課(SCU)内でも凶悪犯の“行動監視”を専門とする部署。上司のファン班長(ソル・ギョング)は荒っぽく無茶な要求も多いが、人情味にあふれ、動物的な感覚の持ち主として知られていた。サンジュンとユンジュ、そして監視班のエース、リス(ジュノ)は、武装犯罪グループの冷酷なリーダー、ジェームズ(チョン・ウソン)の追跡捜査を通して、徐々に絆を深めていく。しかし、ジェームズは抜群の頭脳と高度な戦略で、彼らの監視網を毎回くぐり抜け、次々と完全犯罪を成し遂げてしまう…。これまで韓国映画では描かれたことのなかった、自らは身を隠しながら犯罪集団を追い詰める“監視のプロ”を主人公に、緊迫感あふれる追跡劇を描いた本作。監視班と対立する頭脳明晰な武装犯罪グループのリーダーを、約4年ぶりの映画復帰作でキャリア初めての悪役に挑んだ『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソンが演じている。対する、監視班のベテラン班長には『シルミド/SILMIDO』のソル・ギョング、抜群の才能を持つ新人刑事には『王になった男』やドラマ「トンイ」で知られる実力派女優ハン・ヒョジュ、そして、本格的な演技は本作が初めてとなる「2PM」のジュノと、豪華俳優たちが勢揃いした。予告編には、監視班の3原則<1つ:任務は監視するのみ、2つ:任務外は介入せず、3つ:気づかれたら任務から外れる>が掲げられながら、姿なき完全犯罪組織を頭脳と技術を駆使して追跡する、息もつかせぬシーンが連続。チョン・ウソンが冷酷なリーダーをカリスマ性たっぷりに演じるなど、キャスト同士の演技合戦も見ものとなっている。まずはこちらの映像から、緊迫感あふれる“監視者”たちを覗いてみて。『監視者たち』は9月6日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月12日共に1985年生まれだが、松山ケンイチは3月生まれで学年では蒼井優のひとつ上になる。「撮影のときは同い年だったけど、いまは僕の方が年上ですから」と松山さんが“先輩風”を吹かすと、蒼井さんは「同い年の間はタメ口で、誕生日を迎えると敬語に戻すという微妙な関係なんです」とケラケラと楽しそうに笑う。『男たちの大和/YAMATO』(’05)、『人のセックスを笑うな』(’08)に続き、まもなく公開となる『春を背負って』で2人の歩みが三たび交錯した。標高3,000メートルの自然の中で、2人の目は互いを、そして己をどのように捉えたのか?『劒岳 点の記』(’09)で未踏峰に挑む男たちの姿を、壮大な自然を背景に圧倒的なリアリティをもって綴った木村大作監督の5年ぶりの最新作『春を背負って』。父の死を受け東京でのトレーダーの仕事を辞め、父が営んできた立山連峰の山小屋を継ぐことを決意した亨(松山ケンイチ)が、頼れる風来坊の悟郎(豊川悦司)や天真爛漫な愛(蒼井優)ら周囲に支えられながら成長し、父の遺した想いを受け止めていくさまを描き出す。CGかアニメーションなのではないか?そう思うほどの色鮮やかな絶景がスクリーンに広がる。この本物の美しさを手に入れる代価として、俳優陣・スタッフは山に赴き、幾度となく厳しい自然に身をさらした。木村組に参加すると決めたときから、過酷な撮影は覚悟していた。蒼井さんは「ここ数年、あまり過酷なロケは経験してなかったんですが、嫌いじゃないんですよ」と笑うが、実際に山に入ると、肉体的な強さに加え、命を預かるという精神的な部分での強さ、責任が求められた。そしてそれはチームの一体感をももたらした。「自分の命は自分で守らないといけないし、同時に他人の命に対しても責任がある。自分が間違って石を踏んで落とせば、それが落石になる危険性がある。そういう一定の緊張感が常に現場にありましたね。でもこの組だからこそ、乗り越えられたとも思う。みなさん、ガテン系なんですけど(笑)、作品に対する姿勢がすごく美しい組でした」。自身が演じた亨を「僕と同じ世代やその下の若い人たちが感じている将来や自分の居場所に対する不安を抱えている人間であり、僕自身も持っている『生きる』ということへの疑問を真っ直ぐ出せる役だった」と語る松山さん。撮影でずっと山で共同生活を送る中で、役を超えて、ひとりの人間として気づかされることも多かった。「東京にいると、情報があり過ぎて、頭がいつもフル回転していて、本当は自分と関係ないどうでもいいことまで入って来ちゃったりする。でも山に行くと、そういうものが一切ないので、ある意味で自分の声だけしか聞かなくて済むので落ち着くんですね。改めて人間は自然の中の一部でしかないって強く感じました」。蒼井さんも松山さんの言葉に深くうなずく。約30人の撮影隊の中で、決して女性の割合は高くなかったが「狭いし、お風呂もないような場所なんですけど、みんなで生活していく中で、自分が俳優であるということや年齢・性別とか、自分に付随している“記号”がどんどん取っ払われていくんです。それは、こういう環境でないと気づけない、貴重な体験でしたね」と笑顔で語る。2人を“丸裸”にしたのは自然だけではない。黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』でのカメラマン助手としてのキャリアに始まり、『八甲田山』、『鉄道員(ぽっぽや)』など数々の名作に携わり、カメラを通して本物を見続けてきた木村大作。自らレンズをのぞく木村監督の眼は、時に自然以上の厳しさでもって俳優陣の芝居を見つめ、“生”の芝居を引き出していった。松山さんは言う。「大作さんの前では嘘をすぐに見抜かれてしまう気がします。真っ直ぐな人が真っ直ぐに撮ってくれるので、こちらが都合よく演技したり、集中してないとすぐにバレてしまう。逆に言うと、こちらが『どう見せたいか?』ではなく、自分の生きてきたものをそのまま出すように導かれている気がしました」。蒼井さんは「大作さんが撮る作品は“活動写真”という感じがするんです」と少々、古めかしい言葉で監督の映画作りを表す。「真実を映し出してしまうので、ごまかさせてくれないんです。決してお芝居について細かく演出はされないんですが、頭で考えてお芝居するのではなく、環境に身を委ねる――それだけで成立してしまうように現場全体を演出し、俳優・スタッフ一人一人が『大作さんに信じてもらっている』と感じさせてくださるんです」。亨の父(小林薫)の生前から、山小屋の運営を手伝っていた愛だが、どのようにして彼女がここにたどり着いたのか?それを亨と悟郎の前で告白するシーンは、テストすらせずに一発本番で撮影された。「スタッフは役者以上に緊張したと思いますよ。空気が重いのと、ストーブを焚いて暑いのと、張り詰めているのと…でも一発OKでした」(松山さん)。「みんなワクワクするんですよ(笑)。ぶっつけ本番でやるシーンというのは、そうする意味があるシーンなんです。ほかのシーン以上の緊張感や責任があるけど、そういう撮影ができる喜びが後押ししてくれることもたくさんあるんです。その現場の空気はスクリーンに映っていると思います」(蒼井さん)。ちょうど20歳になろうとしている時期に撮影された初共演の『男たちの大和/YAMATO』では決して共演シーンは多くなかった。20代半ばでの『人のセックスを笑うな』では、松山さんは年上の女性に夢中の主人公で、蒼井さん演じる少女の恋心は一方通行だった。ようやく30歳を前にして、3作目での共演で、互いの存在に真正面から向き合った。松山さんは「僕の中では毎回、共演するたびに印象が違うんです」と蒼井さんの印象を口にする。「今回は、まさに愛ちゃんのようにみんなを明るくさせる感じでしたね。でも『人のセックスを笑うな』のときは、静かというか、ダークサイドっぽい感じというか…(笑)。いまとは対極のとんがっていて、沸々としたものを持っている印象でした。『大和』のときは…妖精みたいでした(笑)。何年か後にまた一緒に仕事したらどんな感じになっているのか楽しみです」。もしかしたら、松山さんが感じた印象の違いは、役柄が蒼井さんに深く染みこんだ結果なのかもしれない。蒼井さんは首をかしげつつ、この10年に思いを巡らせる。「自分では(役に影響されているとは)意識してないんですけどね(笑)。今回、初めて現場でちゃんとお話したんですよ。そうしたら『全然、印象が違う』って(笑)。そう言われるとそうかもしれない…。私の中でも松山さんの印象は変化があって、初めてお会いしたときは、それこそ戦争を題材にした作品だからなのかもしれませんが、ギラギラした印象で、熱いものを自分の中に持っている方だなと思いました。約10年経ってすごく穏やかになって、幸せそうだなと感じます(笑)」。「熱いものはいまでも持っているよ!」と笑う松山さんの言葉を受け、蒼井さんは続ける。「持っているんだけど、(力の)抜きどころを見つけた感じがしますね。生きていて楽しそうだなって(笑)。今回、特に松山さん、豊川さん、檀(ふみ)さんとの時間が長かったんですが、3人とも役者の仕事を大切にされているけど、それとは別に大切なものを持っていて、それがあるからこそこちらの世界で力を発揮されているんだなというのを感じました。役者としてはもちろんですが、人間として憧れるし、そういう方たちと3か月一緒に過ごせたのは幸せでした」。亨は、山小屋での営みの中で、かつては反発することもあった父の思いに触れ、その存在が生きる上での“道標”に出会ったことに改めて気づかされていく。松山さんにとって、これまでの歩みの中で出会った道標と言える存在は?「人に関しては挙げるとキリがないんですけど、それ以外ではチャップリンの映画ですかね。24~25歳くらいで初めて観たんですが、映画からすごくたくさんのことを学べるんだと実感したし、ビックリするくらい突き刺さる言葉が多いんです。淀川長治さんが『映画が教科書』と仰っていましたが、まさにその通り。自分が俳優という仕事をしている喜びを感じさせてくれましたね」。一方の蒼井さんは「小さい頃から聞かされてきた」という言葉と、10代の頃に出会ったある先輩の俳優の教えを明かしてくれた。「うちの家訓が『なんとかなるさ』なんです(笑)。子どものときは『なんて陽気な家族なんだ』と思っていましたが、いまでもその言葉が自分の根底にあって、おまじないのようで、どこかでその言葉に救われている気がします。それと、この仕事を始めてからある先輩に言われたのが『自分の仕事は何か?と聞かれて“表現者だ”なんて言うようなダサい女優にはなるな。みんな表現者だと勘違いしているけど、私たちはあくまで労働者だから』ということ。そのとき、私はただの学生で、言葉の意味は分かっても、実感がなかったんです。でもこの年齢になって仕事をする中で、その言葉の重みや強さみたいなものを感じています。いつか私も後輩に伝えたいですね」。次に顔を合わせたとき、この“微妙な同い年”の2人が、どんな関係になっているのか楽しみだ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:春を背負って 2014年6月14日より全国東宝系にて公開(C) 2014「春を背負って」製作委員会
2014年06月12日若者を中心に大人気のリアリティショー「テラスハウス」で注目を集めた“みーこ”こと筧美和子が、連続ドラマ初レギュラー出演を果たすことが明らかとなった。出演するのは、「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔、山崎賢人らイケメン男子の出演で話題を呼んでいる「水球ヤンキース」(フジテレビ/7月放送開始)だ。現代に失われつつある“男気”を心に秘める熱きヤンキー主人公が、上昇志向もなくダラダラと毎日を過ごし続ける“マイルドヤンキー”たちが通う高校に転校し、ひょんなことからプライドをかけて“水球”に打ち込むことになるのだが――。本作で筧さんが演じるのは、主人公・稲葉尚弥(中島さん)の通う霞野工業高校(通称:カス高)のライバルでエリート校・水蘭高校の女子水球部員・前畑涼子役。「水蘭高校の水球部に所属している」というプライドが強く、水球選手という道を諦めてマネージャーになった岩崎渚(大原櫻子)のことを面白く思っていない。また、主人公が通うカス高を見下しているため、カス高水球部メンバーを、なにかにつけてバカにして…という勝気な役どころだ。今回の連続ドラマ初レギュラーを受けて筧さんは、「お芝居をもっとやっていきたいと思っていたので、このドラマのお話を頂いたときすごくうれしかったです。嬉しいのと同時に初の連続ドラマで少し緊張もありますが、この夏は水球ヤンキースに力を尽くしていきたいと思います!」とコメントを寄せている。「テラスハウス」で見せていたキャラクターとはまた違った、女優・筧美和子の表情に注目だ。ドラマ「水球ヤンキース」はフジテレビの7月クール・土ドラ枠にて毎週土曜23時10分~23時55分放送。(text:cinemacafe.net)
2014年06月12日ヘアサロンだけでなく、アイラッシュサロンにネイルサロン、そのほかエステなど、ルーティーンでケアしたいパーツが山ほどあるという、ビューティケアに余念のない女子のみなさんに耳寄りなビューティスポットをご紹介。先月、5月16日(金)にオープンしたばかりの「ヴィーナス・ラッシュ ANNEX新宿店」は、高美質なまつげエクステンションのお店。施術ブース/6席を備え、店内はラグジュアリーで快適な空間が演出されており、ビューティケアだけでなく、心も癒される新スポット。VIPルーム(1室/個室)では、まつげエクステはもちろん、ネイルやアイブロウなどの同時施術も可能となっているので、忙しい女子には重宝しそうだ。同サロンのオリジナル施術として注目なのが、「まつげ矯正」ラグジュアリーリフトカール(通称、ラグリフカール)。この施術では、日本人特有の下がりまつげの悩みを解消。根本から劇的にリフトアップさせ、ぱっりちとした魅力的な目元をかなえてくれる。そのほか、傷んだまつげを修復・回復させる「コルテックストリートメント」では、まつげを発芽させるをコンセプトにエクステンションの土台となるまつげを集中ケア。悩みに応じて、きめ細やかな内容で、自分の思い通りのケアができる。「いつも通っているところだから」、「値段が安いから」、「職場の近くだから」と、漠然と同じサロンに通っている女子も、マンネリ打破のために一度足を運んでみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2014年06月12日サンドラ・ブロックが、交際をうわさされる17歳年下のクリス・エヴァンスとの関係について「結婚して、破局したのよ」とジョークで一蹴した。サンドラとクリスは5月、一緒に食事をしているのを見かけられ、交際のうわさが流れていた。TV番組「Entertainment Tonight」に出演したサンドラは、このうわさについて聞かれると、「あなたたち、ちょっと情報が遅いわね。私たち、あれから結婚したけど、すぐ駄目になって別れたのよ」と切り返した。これはもちろんサンドラのジョーク。彼女はそのまま「離婚を申請しました。みなさんには私たちのプライバシーを尊重していただきたいわ。私たちは今後も友人同士で、農場で飼育している動物の世話は共同でするわ。だって動物を見捨てるわけにはいかないもの」と、セレブ同士の離婚発表の決まり文句を並べ立ててみせた。クリスは十代の頃、『スピード』を観てサンドラの大ファンになり、自室にポスターを貼っていたという。サンドラとは3月のアカデミー賞授賞式のアフター・パーティでも親密な様子を見せていて、彼らはここ数か月、どんどん親しくなっていると語る関係者もいる。(text:Yuki Tominaga)
2014年06月12日“夢の国”を謳う超有名テーマパーク・ディズニーでゲリラ撮影を行い、国内外で話題を集めた映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』が7月19日(土)より公開される。公式サイトでは、公開日までのカウントダウンが刻々と時を刻んでいる中、このほど第2弾となる本作のスペシャルムービーが公開された。ごく平均的な中年アメリカ人のジムは、2児のパパ。何かにつけてうるさい妻と、言うことを聞かない子どもたちを連れて、魔法の城や妖精たち、ホワイト・プリンセスの待つあのテーマパークへとやってきた。その“夢の国”で現実逃避を企てるジムがそこで目にしたものは、黒いプリンセスが仕掛ける歪んだ幻想ワールド。楽しいはずの家族旅行は、たちまちにしてシュールな悪夢へと変貌していく…。本作はアメリカのディズニーランド・リゾートおよびウォルト・ディズニー・ワールドリゾートにて撮影が行われ、2013年1月、サンダンス映画祭でプレミア上映されると“最大の問題作”として世界中から注目を集めたブラック・ファンタジーだ。公開された映像には、楽しげなマーチが鳴り響き、いつもと変わらない“夢の国”で、どこにでもいるような仲の良い家族の幸せそうな笑顔が映し出される。だが、いつしか雲行きは怪しくなり、なぜかこのファミリーだけ、まるで異世界に迷い込んだかのように、悪夢のような妄想に支配され始めていく。果たして、どこから現実で、どこからが夢なのか?「ようこそ、黒い、夢の国へ」というナレーションが後を引いて堪らない、本作の世界観を覗いてみて。『エスケイプ・フロム・トゥモロー』は7月19日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国10館にて期間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月11日映画『呪怨 -終わりの始まり-』の公開を記念して6月11日(水)、本シリーズの“白い男の子”として知られる俊雄くん(小林颯)が新宿バルト9の「1日支配人」に就任したが、同じ“としお”としてお笑い芸人の坂田利夫が就任式に乱入した。ハリウッドリメイクもされた日本発の恐怖シリーズの最新版。俊雄くんは白塗りにパンツ一丁の幽霊で、シリーズを通じて登場し強烈なインパクトを残している。本作で俊雄役に抜擢された颯は、この日も俊雄くんメイクで役になりきって登場。「僕、俊雄」と話したきり、その後の質問にはほとんど答えずに時折、睨むような視線を投げかけ、最後の最後でボソリと「おかあさん…」とつぶやいた。そこへ颯くん同様に、白塗りにブリーフの俊雄くん姿で「ワシが“としお”や!」と書かれたタスキを肩にかけた坂田利夫師匠が乱入!「ワシがホンマモンの“としお”や!」「新幹線に乗ってこのカッコで来た」と語り、「細いでしょ?」と自慢のセクシーな(?)脚をアピール。自分こそが1日支配人にふさわしいと主張する。坂田師匠は、ピクリとも反応しない俊雄くんを笑わそうと次々とギャグを繰り出すも、俊雄くんは全く反応せず…最後に坂田師匠に向かって「おじいちゃん…」とポツリ。坂田師匠は「誰がおじいちゃんや!気持ちは青年やねん!」と返しつつ、「好きなもん買うたるわ」と孫と祖父のようなやりとりを繰り広げて笑いを誘っていた。結局、「1日支配人」は2人で仲良く務め、場内アナウンスと劇場入り口前でのチケットのもぎりを並んで一緒に行なっていた。『呪怨 -終わりの始まり-』は6月28日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:呪怨 -終わりの始まり- 2014年6月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014『呪怨 -終わりの始まり-』製作委員会
2014年06月11日ジェイク・ギレンホールとレイチェル・マクアダムスが交際しているらしいとうわさになっている。2人は先週、一緒に出かけているところを何度も目撃されている。7日(現地時間)にはニューヨーク市内のカフェで食事をしてから、マディソン・スクエア・ガーデンで開催されたボクシングのミゲル・コット対セルジオ・マルティネスの試合を観戦したという。カフェで2人を目撃した人物は、ジェイクとレイチェルは一緒に店にやって来て並んで座ると、熱心に話し込んでいたという。その数日前にはピッツバーグでも一緒に食事していたそうだ。2人は現在、『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴやフォレスト・ウィテカーと共演するボクシング映画『Southpaw』(原題)の撮影中。彼らの関係について、「ただの仲のいい共演者同士」で、一緒に出演作のためのリサーチをしているだけと主張する友人たちもいる。ジェイクはキルステン・ダンストやリース・ウィザースプーン、テイラー・スウィフトらと交際歴があり、昨年12月にモデルのアリッサ・ミラーと破局している。ちなみにレイチェルは『きみに読む物語』のライアン・ゴズリング、『ミッドナイト・イン・パリ』のマイケル・シーン、と共演者と恋に落ちることが多い。(text:Yuki Tominaga)
2014年06月11日モデル・女優として活躍する佐々木希と、その後輩モデルの松島花がキャビンアテンダント(CA)役に挑戦することが明らかとなった。2人が今回出演するのは、7月上旬に放送される深田恭子の主演ドラマ「キャビンアテンダント」(仮)。このほど、佐々木さんと松島さんからコメントが到着した。本作は、国際線乗務員が海外のステイ先で事件に巻き込まれ、CAならではの知識で事件を解決するというストーリーで、高視聴率を記録した伝説のシリーズ「スチュワーデス刑事」を、設定・キャスト共に一新したもの。本作で女優デビューとなる松島さんが演じるのは、会社経営者の父親とモデル出身の母親に育てられた生まれながらのサラブレッド・吉岡歩。キャビンアテンダントの道へと進み、自ら選んだ職業だったが、想像以上に厳しい世界に驚きつつ、仕事に恋に日々奮闘している、という女性。初ドラマに挑んだ松島さんは、「モデルを12年やってきましたが、新たな表現をする場所が欲しいと思いました」と女優業へのきっかけを語る。さらに「何も分からない初めての現場で知っている人が、しかも同じ事務所の先輩がいる心強さと安心感。とても救われました」と佐々木さんとの初共演の感想も。一方の佐々木さんは、ドラマでのCA役は初挑戦。演じるのは、昨年まで同じチームで仕事をしていた斉藤美穂(深田恭子)を慕う後輩CA・真野はるか。資格マニアで、大型重機の免許など様々な資格を持つ強者で、「国内線で働く、推理が好きで、クールでテキパキしている反面、女心をのぞかせる大人の女性です」(佐々木さん)という役どころだ。さらに、女優デビューを果たした松島さんに「初めてのことに挑戦するときは、緊張や怖さもありますが、一歩踏み出してみると、お芝居することの面白さに出会えるのではないかと思います!」と撮影中にメッセージを送ったそうだ。今回出演が決定した佐々木さんと松島さん、そして主演の深田さんのほか、すみれ、高橋メアリージュン、要潤らがキャスティングされている。ドラマ「キャビンアテンダント」(仮)は7月上旬よりフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年06月11日連続ドラマ単独初主演となる「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔に、同グループの高木雄也、人気沸騰中の山崎賢人らイケメン男子の出演ですでに注目を集めている、日本で初の“水球”を描く青春ドラマ「水球ヤンキース」(フジテレビ/7月放送開始)。このほど、彼らと共に奮闘する千葉雄大、中川大志、吉沢亮らイケメン水球軍団の名前が明らかになった。現代に失われつつある“男気”を心に秘める熱きヤンキー主人公が、上昇志向もなくダラダラと毎日を過ごし続ける“マイルドヤンキー”たちが通う高校に転校し、ひょんなことからプライドをかけて“水球”に打ち込むことになるのだが――。今回発表されたのは、中島さん演じる主人公・稲葉尚弥が通うことになる霞野工業高校(通称・カス高)に通う生徒たち。エリート高校(水蘭高校)ばかり優遇される田舎の町で廃校寸前のカス高に通い、山崎さん演じる三船龍二とツルんでいる“3バカトリオ”に千葉雄大、中川大志、吉沢亮。担任の美人教師に夢中でアタックをし続ける変わり者で、周りから浮いている男子生徒役に間宮祥太朗、そしてそんな彼を何故か慕っている相方には矢本悠馬が抜擢された。今回、抜擢された俳優たちはいずれも“ネクストブレイク”を予感させるフレッシュな顔ぶればかり。千葉雄大は、松本潤・主演の月9ドラマ「失恋ショコラティエ」に出演し、今後は東出昌大と本田翼がW主演の映画『アオハライド』が控えている。中川大志は「EXILE」AKIRAが主演を務める人気ドラマ「GTO」出身。吉沢亮は「仮面ライダーフォーゼ」シリーズで人気を博し、映画では実写化で話題をさらった『カノジョは嘘を愛しすぎてる』に出演。間宮祥太朗は「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」に出演中。矢本悠馬は、「花子とアン」で吉高由里子扮するヒロイン・はなの幼馴染みとして出演しており、劇団「大人計画」の研究生だ。これからさらに人気を増していくであろう彼ら、注目の若手たちをこのドラマでチェックしてみては。ドラマ「水球ヤンキース」はフジテレビの7月クール・土ドラ枠にて毎週土曜23時10分~23時55分放送。(text:cinemacafe.net)
2014年06月11日スパイク・ジョーンズ監督の4年ぶりの長編最新作『her/世界でひとつの彼女』。本作で“声だけ”でスカーレット・ヨハンソンが演じる人工知能型OSに恋をする男・セオドアを演じたのは、アカデミー賞に3度ノミネートされているホアキン・フェニックス。見えないヒロインと共演した心境を、ズバリ語ってもらった。“代筆ライター”として働くセオドア(ホアキン・フェニックス)は、現在の妻・キャサリン(ルーニー・マーラ)と離婚調停中。心に寂しさを抱えていたある日、最新式人工知能(AI)型OSと出合う。自宅でOSを起動させると、聞こえてきたのはAIとは思えないほど明るくてセクシーな声だった。彼女の名前はサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)。サマンサは、自らの意思を持ち、人間以上に人間らしくユーモラスだ。彼女は、セオドアのスケジュール管理だけでなく、彼が落ち込んでいるときには優しい言葉をかける。そうして徐々に、2人は恋に落ちていくのだが――。見えないヒロインと共演したホアキンだが、意外や意外、そこに難しさはなかったと言う。「本来なら『ものすごい大変な努力をしたんだ』と答えるべきかもしれないけど、実際は、俳優は普段から家で独り言を言いながら、ぐるぐると歩き回ったりするのに慣れてるからね。僕はいつもそうやってひとりでリハーサルをしてるから、それと比べると大きな違いがあったわけではなかった」とサラリと答える。一方、ホアキンたちの撮影後から参加することになったスカーレットは、その撮影は「これまでのどの現場でも経験したことのなかったもの」と話す。「ホアキンとのいくつかのテイクを見せてもらって、そこで少し作業したの。4日間の録音は本当に大変なプロセスになると思ったわ。時々、ホアキンと一緒に録音もした。彼はいつでも対応できるようにと準備してくれていたわ!ホアキンが部屋にいるときは、彼と一緒にいくつかセッションをしたり、時々はスパイクを相手に演技することもあったわ。どんな感じかを見るために、プレイバックを相手に演技したことも。セットで撮影するのとは、まったく違う経験だったの」。パソコンの中に住むサマンサとの恋。手を繋いだり、抱きしめたりはできない、ちょっと不思議な恋人だけど、誰よりも自分を理解し、認めてくれる唯一の存在でもある。果たして、そんなセオドアとサマンサの恋の行方は?見えない恋人を優しく見つめるホアキンの表情と、何だか姿が見えてくるようなスカーレットの声に注目あれ!『her/世界でひとつの彼女』は6月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:her/世界でひとつの彼女 2014年6月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 Untitled Rick Howard Company LLC All rights reserved.
2014年06月10日鬼才・中島哲也監督の最新作『渇き。』の完成披露試写会6月9日(月)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。主演の役所広司を始め、共演の小松菜奈、清水尋也、橋本愛、國村隼、オダギリジョー、中谷美紀、中島哲也監督が舞台挨拶に勢揃いした。原作は、第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作家・深町秋生氏の推理小説「果てしなき渇き」。酒飲みのロクデナシな父親・藤島(役所さん)が、謎の失踪を遂げた才色兼備の娘・加奈子(小松さん)を見つけ出そうと独自の調査に乗り出すが、やがて知られざる娘の正体が浮かび上がってくる。キャスト陣は、それぞれ演じた役柄を表した漢字2文字のパネルの前に立った。役所さんは「狂犬」の文字をまじまじと見つめ、「宣伝部、なかなか良い名前付けるね(笑)。クランクインする前にこの言葉をいただいていたら、もう少し良いお芝居できたかな?初めてこういうキャラクターを演じさせてもらって、非常にチャレンジだったけれど良い経験になった」とご満悦。一方、「畜生」と書かれたパネルに首をかしげたオダギリさんは、「この言葉、声に出していいのかな……」と戸惑い気味だった。中島監督に大抜擢され、本作で銀幕デビューを果たした小松さんは、「天使?」とクエスチョンマークの付いた謎の役どころで「天使か悪魔かって言われると悪魔かもしれないけど、天使の部分もあったり、人を惹きつける不思議な魅力を持った役」と捉えていた。操り人形の意を持つ「傀儡(くぐつ)」という言葉通り、加奈子に翻弄される気弱な少年を演じた清水さん。この日15歳の誕生日を迎え、R15+指定の本作も鑑賞できる年になったが、「友だちにも観てほしいけれど、観ない方がいいよ、とも思う(笑)。観る直前に『覚悟はできたか?』と確認は取るかな…」とあまりの衝撃作に圧倒されていた。壮絶な現場だったことで知られる『嫌われ松子の一生』以来、約9年ぶりに中島監督作品に戻ってきた中谷さんは、「中島監督から『今日は悪口は言わないように』と言われている(笑)」と口裏合わせを暴露しながら、「思い返すと監督に助けられたことばかり。今回も雪山に放り出されたシーンで100テイクはいくかなと覚悟していたけれど、1~2テイクで終わった。優しいところもある」と頬をゆるめていた。小松さんも、「中島監督は噂では怖いと聞いていたけれど、私を緊張させないように気をつかってくれていた。優しいクマさんみたいな方ですね」と意外にもほんわかとした印象に驚き。すると、前作『告白』に続いて中島組に参戦した橋本さんも「クマのイメージ。現場も気持ちいい」と“鬼”監督と思われがちな中島監督の誤解を解き、中島監督もほっと安堵の表情を浮かべていた。『渇き。』は6月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年06月10日榮倉奈々、高梨臨に加瀬亮、瀬戸康史と、いま注目の俳優陣が約1か月半にわたって実際にハワイに滞在して撮影された映画『わたしのハワイの歩きかた』から、特別映像が解禁。今週末6月14日(土)に迫った公開を前に、 ハワイでの“アゲアゲな非日常”が、さらに明らかにされていることが分かった。毎日必死に夜中まで残業して働く、主人公の女性編集者・みのり(榮倉奈々)。なかなか報われない自分の努力に悲しくなり、女子会につき合っても華やかな女の子らしい会話にはついていけず…。ある日、なりゆきで友人のハワイ挙式の二次会セッティングを引き受けたみのりは、現地取材を口実にして一路、ハワイへ!そこで出会った茜(高梨臨)と意気投合したみのりは、彼女に取材のコーディネイターを依頼。やがて、パーティ三昧の毎日の中で、夢を追いかける事業家・勉(瀬戸康史)、自然を愛する謎の青年・知哉(加瀬亮)と出会い、新しい恋の予感が生まれることに――。今回到着した映像には、“楽園”とは程遠い日々にすっかり疲れ果てたみのりが、ついに日常からの脱出を決意し、ハワイで出会った茜とパーティー三昧の“非日常”でクレイジーな世界を満喫する様子が、先に公開された予告編よりもさらにハイテンションで弾けて登場。そして、日本ではつい、近くにいたダメ男(池松壮亮)に寄りかかってしまったみのりにも、恋のチャンスが。全米進出が夢の瀬戸さん演じる勉とイイ雰囲気かと思えば、加瀬さん扮する知哉とキス!しかし、酔いに任せて説教してしまったり、逆に痛いところをつかれたりと散々な目に合う姿も描かれている。だが、やがて、自分を抑えることなくのびのびと開放的に過ごすうちに、みのりの中で少しずつ何かが変わっていく。「私が歩きたかった本当の人生をここでならきっと見つけられる!」、そう感じ始めたみのりが、選択した本当の人生とは?ハワイで泣いて、笑って、酔っ払って…日常脱出したからこそ、見えてきたリアルな自分。そんな人生を変える旅のひと幕を、こちらから覗いてみて。『わたしのハワイの歩きかた』は6月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:わたしのハワイの歩きかた 2014年6月14日より全国にて公開(C) 2014「わたしのハワイの歩きかた」製作委員会
2014年06月10日「ジャニーズ WEST」と関西ジャニーズJr.を中心に製作された映画『忍ジャニ参上!未来への戦い』の公開を記念し、6月8日(日)に都内で舞台挨拶が開催。重岡大毅、小瀧望ら総勢11名が登壇した。『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』に続く関西ジャニーズのメンバーによる映画第2弾。太平の江戸の世を舞台に、日々鍛錬を積む忍者たちの活躍を描く。舞台挨拶には重岡さん、小瀧さんのほか、平野紫耀、神山智洋、向井康二、桐山照史、中間淳太、森本慎太郎、永瀬廉、大西流星、京本大我が登壇。最初のひと言の挨拶からボケあり、ツッコミありの笑いの絶えない舞台挨拶となった。重岡さんは「ぼくたちも完成した映画を見させてもらって、自信を持って『面白い』とおススメできる作品だと思いました」と胸を張る。小瀧さんは「兄弟愛に仲間との絆、仲間を信じることの大切さなどたくさんのメッセージが散りばめられています!」とファンに呼びかけた。舞台挨拶では本作のメイキングの映像も上映。深夜の撮影でハイテンションのキャスト陣、手で刀を受け止めようとするも失敗して頭に刀がぶつかってしまう様子など、本編にはない撮影の裏側に観客も大喜びだった。また、撮影中のエピソードとして、重岡さんは、撮影所で別作品を撮影中の深田恭子とすれ違ったことを明かし、一緒にいた小瀧さんが、深田さんとすれ違った瞬間に思い切り深田さんの匂いをかいでいたことを暴露!小瀧さんは「無意識です」と照れくさそうに語り、会場は笑いに包まれた。また、小瀧さんの幼少期を演じた大西さんは、兄役の桐山さんが臨終を迎えようというシーンを前に、同じく重岡さんの幼少期を演じた永瀬さんが「僕が役作りしているのに歌い出した」と苦情。桐山さんも「おれが死にますって時にガンガン歌ってて、叩いてやろうかと思った」と苦笑を浮かべ、会場は再び笑いに包まれた。『忍ジャニ参上!未来への戦い』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年06月09日リュック・ベッソン監督、ジャン・レノ主演の『レオン』(’94)で鮮烈なデビューを飾り、世界中の映画ファンの心を鷲掴みにした女優、ナタリー・ポートマン。当時13歳だった彼女も、『ブラック・スワン』(’10)でオスカー女優となり、プライベートでは1児の母となり、すっかり大人の女性へと成長を遂げた。そんなナタリーは本日、6月9日で33回目の誕生日を迎える(『トランセンデンス』のジョニー・デップも同じく本日51歳の誕生日!)。このほど、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』で、前作に引き続いてソーの恋人・ジェーン役を演じたナタリーが、役柄を通してインタビューに応えてくれた。『アベンジャーズ』の戦いから1年後のロンドン。ソー(クリス・ヘムズワース)の恋人で天文物理学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)は、原因不明の重力異常を調査する過程で、“ダーク・エルフの力”を自らの身体に宿してしまう。そして、久々の再会を果たしたソーとともに彼の故郷“アスガルド”に向かうが、“ダーク・エルフ”により全宇宙は壊滅の危機に。ソーは、宿敵である義弟・ロキ(トム・ヒドルストン)を牢獄から出し、共に立ち上がるが…。『レオン』の後も、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(’99)など話題作に多数出演し、人気を不動のものにしてきたナタリー。やがて、ダーレン・アロノフスキー監督の『ブラック・スワン』で、これまでの“優等生”イメージを打ち破る熱演を見せ、アカデミー賞「主演女優賞」を獲得。その振付師であるベンジャミン・ミルピエとの間に息子をもうけ、結婚。また、俳優業だけでなく、『ニューヨーク・アイラブユー』(’09)で短編監督デビューを果たし、自身の才能を如何なく発揮。いまや、名実ともにハリウッドを代表する女優となっている。そして、マーベル作品の『マイティ・ソー』シリーズでさらなる人気を獲得したナタリーだが、本作で、「史上最高の役者のひとり」と尊敬する、ソーの父でアスガルドの王・オーディンを演じたアンソニー・ホプキンスと共演できたことは大きな喜びだったようだ。「もっとも素晴らしい名誉だったわ。もちろん、彼は役者の中の偉大な人で、本当にいい人なの。だから、私は完全に彼のことを恐れていたけど、とても親切で優しかったわ」とふり返る。「私はとてもナーバスになって、彼とのシーンでは何度も台詞を間違ったけど、彼はとても優しかったわ。『それはとても言うのが難しい台詞だね』って感じでね(笑)。私が彼に怖気づくなんて、信じられないでしょうけど、どうしても彼の周りにいるとアガってしまうの。でも彼はとても素敵な人だったわ」と、大先輩のホプキンスの人間性にも惹かれたことを明かしてくれた。また、“マーベル”といえば、各キャラクターを演じる役者に、事前に大量の資料を渡すことでも知られているが、「そうね。コミックは少し見たわ」とナタリー。「でも、彼らはキャラクターをたくさん変えたの。だから、それに忠実に演じないといけない、ということじゃなかった。それから、たくさん物理のドキュメンタリーとかを見たわ。『超初心者向けの物理学(Physics for Dummies)』みたいなのをね」と話し、さすがの才女らしく、マーベル恒例の“大量宿題”も楽々とクリアしていたようだ。本作の公開直前にロンドンにて行われたワールド・プレミアでは、ディオールのロングドレスに身を包んだ姿で登場。出産後も変わらない美しい姿で注目を集めていたことも記憶に新しいが、その美しさを保つ秘訣は何なのだろうか。「普段は、できるときには走ったり、ジャイロトニックス(正しい骨格姿勢をふまえて関節に負担をかけずに運動するプログラム)をやったりするわ。かなり定期的にやるようにしているの」。「『アイアンマン3』のペッパーも最新作で特殊能力を身につけたけど、(『マイティ・ソー』の)ヒロインであるジェーンがただのヒロインではなく、戦士としてのキャラになったとしても、もちろん演じてみたいわ。私はどんなものにでもオープンよ(笑)」と笑顔を見せ、ポジティブな精神で何事にも全力で挑む、芯の強さを見せるナタリー。本作以降、ユアン・マクレガーや『300~帝国の進撃~』ロドリゴ・サントロなど、ようやくキャストが固まった『Jane Got a Gun』(原題/15年2月20日公開予定)や、テレンス・マリック監督の2本の新作『Knight Of The Cups』(原題/14)、『Untitled Terrence Malick Project』(原題/15)といった話題作出演も続きそうなナタリー。さらには、イスラエル人作家アモス・オズの回想録の映画化『A Tale of Love and Darkness』(原題)で念願の脚本家&長編監督デビューかといわれているだけに、いっそう活躍の場を広げる彼女の今後に期待が高まる。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(価格:4,000円+税)は7月2日(水)よりMovieNEX発売(ブルーレイ、DVD同日レンタル開始)、6月18日(水)よりオンデマンド先行配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイティ・ソー/ダーク・ワールド 2014年2月1日より全国にて2D/3D同時公開(C) 2013 MVLFFLLC. TM & (C) 2013 Marvel. All Rights Reserved.
2014年06月09日ナオミ・ワッツ&ロビン・ライトという2人の実力派女優が、『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督のもと、親友同士でありながら互いの息子と関係を持つという禁断の愛に挑んだ『美しい絵の崩壊』(現在公開中)。このほど、2度のオスカーノミネーションを誇るナオミでさえ共感するのに苦労したという、本作の役柄について語ったインタビュー映像が到着した。オーストラリアの美しいビーチ・タウンで、幼少のころから親友として育ったロズ(ロビン・ライト)とリル(ナオミ・ワッツ)。互いの10代の息子たちも、同様に強い友情を築いてきた。だが、ある夏の日、かねてからロズに想いを寄せていたリルの息子・イアン(ゼイヴィア・サミュエル)は、決壊寸前の感情を彼女に打ち明ける。そして、ロズもそれを受け入れ、戸惑いながらも真剣に愛し合う2人。その関係を、ロズの息子・トム(ジェームズ・フレッシュヴィル)が知ったことで運命の歯車は大きく狂い出し…。本作は、オドレイ・トトゥ主演『ココ・アヴァン・シャネル』、ジュリアン・ムーア&アマンダ・セイフライド共演『クロエ』などで、男女の官能的なドラマをスリリングな映像美で切り取ってきたフランス人監督アンヌ・フォンテーヌが、英国のノーベル賞作家ドリス・レッシングの原作を映画化。脚本を『危険な関係』や『つぐない』で知られるクリストファー・ハンプトンが手がけた。ナオミもロビンも、アラフォーとは思えぬほどの美しいボディで、“一線”を超えてしまう母を見事に演じきっている。『インポッシブル』を撮影中のタイで、まずパソコンで本作の脚本を読み、すぐに「気に入った」という返事をフォンテーヌ監督に送ったというナオミ。だが、やがて監督と対面し原作を渡されたものの、当初は、親友が自分の息子と、自分もまた親友の息子と激しい恋に落ちてしまう、この2人の女性たちの行動には理解できなかったという。「彼女たちを断罪するか、許すべきか迷うなんて珍しい体験」だったと。親友同士、しかもタブー愛に溺れた女同士でもある2人の母親と、その息子たちという、2組の母子。彼らが過ごした楽園のような浜辺の、まるで1枚の絵のようだった“美しい風景”が崩れたとき、ナオミ演じるリルはどんな選択をするのか、ぜひ劇場で見届けてみて。『美しい絵の崩壊』は新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、横浜ブルク13 ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月05日五十嵐大介の同名人気コミックを昨年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で大ブレイクした橋本愛を主演に迎えて贈る『リトル・フォレスト』。このほど本作の主題歌を、yui率いる「FLOWER FLOWER」が担当することが分かった。東北の山間の小さな集落“小森”。いち子(橋本愛)は、一度都会に出たけれど、自分の居場所を見つけることができず、ここに帰ってきた。周りにスーパーやコンビニもない小森での暮らしは、自給自足に近い生活。夏はグミジャム、岩魚の塩焼き、秋にはくるみごはん、栗の渋皮煮、冬はアズキに焼き芋、春はキャベツや塩漬けワラビ…周りの野や山で採ってきた「季節のもの」を材料にして、毎日の食事をつくる。様々な恵みを与える一方で、厳しさも見せる東北の自然。季節の移ろいを感じ、時に立ち止りながら、自分と向き合う。一日一日を踏みしめるように過ごす毎日の中で、美味しいものをもりもり食べて、いち子は一歩踏み出す勇気を充電していく物語。岩手県奥州市でおよそ1年に渡る撮影を行い、春・夏・秋・冬の4部作として描いたものだ。今回主題歌をオファーしたのはプロデューサーであるROBOTの守屋圭一郎氏。実は守屋氏はyuiが主演と主題歌を担当した2006年公開の映画『タイヨウのうた』のプロデューサー。それ以来、クリエイターとしてyuiと信頼関係を築いてきた守屋氏は、東北の山村でたくましくも自然体で生きるという『リトル・フォレスト』のテーマが、新たな音楽活動を始めたyuiにリンクするということで、主題歌を依頼したのだ。今回、春夏秋冬それぞれに合わせ4曲を書きおろしたyuiは「実際に漫画を読んだり、制作途中段階の映像を見させていただいて、自然(四季)と共に生活していく中で、自分を見つめていく主人公の女性を見て、この作品が自分にとっても特別な作品になることを感じました。イメージもすぐに湧き、4部作という初の試みをメンバー一丸となってセッションしながら、楽しく作っていくことができました。ぜひ映像と一緒に聴いていただけたら嬉しいです」とコメント。2011年『パラダイス・キス』で主題歌を担当したyuiにとって3年ぶりの映画主題歌となる本作。「FLOWER FLOWER」の曲にのせて橋本さんがどのように春夏秋冬を過ごしていくのか楽しみだ。『リトル・フォレスト』夏・秋編は8月30日(土)、冬・春編は2015年2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月04日「藤島加奈子を探しています」――。6月2日(現地時間)からJR渋谷駅・原宿駅、裏原宿の通りの掲示板、そして渋谷スクランブル交差点の象徴「Q-FRONT」など、突如街中に張り出されたこのポスター。そこに写っている謎の美少女の姿が、「誰?」「可愛い」と早くも話題を集めている。実は彼女こそ、『告白』の中島哲也監督の最新作『渇き。』に、オーディションから抜擢された新人女優の小松菜奈。垂れ目なのにどこかクールな美貌が印象的な小松さんとは、一体、どんな少女なのだろうか…。ある日、元刑事のロクデナシ親父・藤島(役所広司)に、離婚した元妻から連絡が入った。成績優秀なうえ、容姿端麗の女子高生の娘・加奈子(小松菜奈)が失踪したという。自分のせいで全てを失った男は、再び“家族”を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追う。だが、娘の交友関係をたどる先々で語られるのは、父親である藤島も知らない“加奈子像”。想像を超えて肥大し、踏み入れるほどに見失う娘の正体。やがて藤島の激情は、果てしない暴走を始め――。第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の大ベストセラー「果てしなき渇き」を、日本随一の鬼才、中島監督が映画化した『渇き。』は、“映画史上最低” の父親で元刑事の藤島に『パコと魔法の絵本』以来の中島作品となるベテラン俳優・役所さんが決まり、その娘・加奈子に小松さんが大抜擢された。中島監督がオーディションで小松さんの姿を見た瞬間、それまで監督自身もはっきりとは掴めなかった“加奈子像”が見えてきたという。「彼女のムードと目つき、声で『あ、この子だ』と直感しました。彼女の持つ空気感、危うさと明るい欠落感。演技経験はなくても、彼女にはモデルとしての実績があります。メイクされ、衣装を着せられた瞬間、求められるキャラクターになりきれる。女優とは違う技術を持っている人です。相手によっていろんな顔を見せる加奈子役にはそういう人の方がいいと思い、小松さんを選んだので、女優経験の有無はまったく気にしませんでした」と、中島監督は彼女との鮮烈な出会いを明かす。さらに、「加奈子は、規格外の悪ですが、それでも人間です。人間だからこそ、とてつもない。人間だからこそ理解し難い。加奈子の本質は捉えづらいですが、それでいいと思いました。そのほうがリアルであると」とも語り、見えてきた“加奈子像”に言及する。「それに何より、ボク役の清水(尋也)くんとの相性が良かった」。そんな大抜擢を受けた当の小松さんは、これまではモデル中心に活動しており、短編映画やCM、PVなどの出演はあったものの、女優の経験はほぼ皆無。自身でも、「オーディションにはまったく自信がなかった。決まったときは嬉しさよりも『なんで私?』という驚きのほうが大きかった」とふり返っている。本作が決まった後、中島監督が演出を手がける「dビデオ powered by BeeTV」のCMにも抜擢された小松さん。「E-girls」の石井杏奈とともに、違う環境で育った2人の少女が動画によって心を通わす姿を描いたCMで、小松さんは“女子というより、むしろ女”という言葉が似合う、大人っぽい転校生の少女を演じ、「気になる美少女」としても取り上げられた。今年は、10月公開の山下智久主演『近キョリ恋愛』のヒロインにも決定しており、今後ブレイク間違いなしの“ツワモノ”新人女優と言えそうだ。『渇き。』は6月27日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年06月04日『バッド・ティーチャー』のジェイク・カスダン監督がキャメロン・ディアス&ジェイソン・シーゲルを再び主演に迎えて贈る『SEXテープ』の日本公開が8月に決定。併せてポスタービジュアルも公開となった。結婚10年、子ども2人。子育てに追われ、最近すっかりセックスレスになってしまったアニー(キャメロン・ディアス)とジェイ(ジェイソン・シーゲル)は、出会った頃のような濃密で刺激的な“最高の体験”を求めて、HOW TO本「ジョイ・オブ・セックス」に倣いさまざまな“ポジション”で3時間のマラソンセックスを慣行しそれを撮影。しかしそのシークレット映像が“クラウド”にアップロードされるという、まさかのハプニングに見舞われ…。本作は、寝室での夜の営みをテープに録画することで夫婦関係を改善しようと試みるカップルを描いたドタバタ・コメディー。『バッド・ティーチャー』以来2年ぶりの共演となるキャメロンとジェイソンのほかに人気テレビシリーズ「ザ・ホワイトハウス」ロブ・ロウ、『ザ・マペッツ』『バーニー/みんなが愛した殺人者』ジャック・ブラックらが参加している。今回公開されたポスタービジュアルからも“SEXテープ”の流出を阻止するべく2人の奮闘ぶりが読み取れる。大胆な演技にも挑戦するキャメロンたちの姿にも要注目だ。『SEXテープ』は8月22日(土)よりTOHOシネマズ六本木ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月04日どこか旅に出るときに、必ず持っていく旅アイテムが誰にでもひとつやふたつあるだろう。美しい景色と旅の思い出を記録するカメラであったり、その場所で感じた気持ちを綴るためのノートや鉛筆であったり、お気に入りの本、街を散策するための歩きやすい靴…きっとそれぞれ違う。「音楽」を持って旅に出るという人もきっと多いはずだ。今回のシネマVOYAGEで紹介する『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』は、まさに音楽を持って旅したくなる映画。音楽を聴きながらニューヨークの街を歩いてみたくなる、主人公のルーウィン・デイヴィスが歩いた道をたどってみたくなる映画だ。2013年にカンヌ国際映画祭グランプリを受賞していること、コーエン兄弟の新作であることからもこの映画がいい映画、素晴らしい映画であることはすでに保証済。そんな大きな期待を持って観てもさらに「素晴らしい!」と唸ってしまうのだから凄い。その凄さは、何と言っても主人公のルーウィン・デイヴィスを演じたオスカー・アイザックの歌唱力とギターの演奏、哀愁おびた雰囲気──。ルーウィンは伝説のフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクがモデル。ロンクは、あのボブ・ディランが憧れたミュージシャンであることからも、ルーウィン役を演じられる俳優捜しはコーエン兄弟にとって難しい旅であり、実際「困難な作業だった」と語っている。けれど、オスカー・アイザックという逸材と出会ったことで、コーエン兄弟の「まるでドキュメンタリーのように生々しい音楽映画を撮る」という夢は叶った。映画のなかで、オスカー・アイザックがルーウィンとして歌うのは「ガスライト・カフェ」のステージ。かつてデイヴ・ヴァン・ロンクが根城にしていたコーヒーハウス「The Gaslight Cafe」と同じ名前だ。いまはもうないけれど、そのカフェが実在した頃のニューヨークのマンハッタン区ダウンタウン、グリニッジ・ヴィレッジの街並を再現しているのもこの映画の見どころのひとつ。マクドゥーガル・ストリートを歩くだけでも、きっとその雰囲気を味わえるだろう。「The Gaslight Cafe」を訪ねることはもうできないが、預けていた荷物を取りにルーウィンがミュージシャン仲間のジーン(キャリー・マリガン)を訪ねたとき、彼女が「レジオに持っていくわ」と言って2人がお茶を飲むシーンは「The Gaslight Cafe」があった場所のすぐ近く、マクドゥーガル・ストリートに面した「Caffe Reggio」で撮影されている。2人が座っている席は入口すぐの通りに面したテーブル席。そこでカプチーノを飲みながら映画を思い出すのもきっといい旅の1ページになる。また、公園のベンチに座ってジーンがルーウィンに罵声を浴びせるのは「Caffe Reggio」からほど近くにあるワシントン・スクエア公園。グリニッチ・ビレッジのランドマーク的存在でありカルチャーの発信地でもあるこの公園で、パフォーマンスを見物するのもこのエリアらしい過ごし方だ。ルーウィンがシンガーとしての再起をかけて有名プロデューサーのグロスマン(F・マーレイ・エイブラハム)を訪ねてシカゴにあるクラブ「the gate of horn」に立ち寄るシーンは、マンハッタンのハーレムにある「Greater Refuge Temple」と、グラマシー・パーク地域にある「Gramercy Theater」で撮影。カラフルな縦縞模様が印象的な「Greater Refuge Temple」は、昔ハーレムで一番古い舞踏場だった建物だそうで、現在は教会となっている。教会にちなんだ音楽といえばゴスペル。アメリカ映画ではたびたび登場する教会のゴスペルを日曜日に聴きに行くのもいいし、「Gramercy Theater」に立ち寄ってライブを楽しむのもいい。そして、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』のロケ地を訪ねる旅のおともには、オリジナル・サウンドトラック「Inside Llewyn Davis」、ルーウィンのモデルでありボブ・ディランの憧れたフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクの曲をお忘れなく。(text:Rie Shintani)■関連作品:インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 2014年5月30日よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) Photo by Alison Rosa (c)2012 Long Strange Trip LLC
2014年06月02日6月末に20回目の来日を果たすトム・クルーズが携えてくる最新作として注目を集めている映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。そんな本作から、主人公を導いていくタフで美しい“戦場の女神”リタ役のエミリー・ブラントの魅力が詰まった映像が解禁!トムも「グッとくる」と手放しで大絶賛を贈っている。舞台は侵略者から猛襲撃を受ける、近未来の地球。だが、人類の軍事力では太刀打ちできず、対侵略者の決死の任務に就くことになったウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦闘開始まもなく、一矢を報いることもなく戦死してしまう。しかし、次の瞬間、ケイジは自分が不可思議なタイムループの世界に囚われていることに気づく。無限に繰り返される戦闘、そして自らの死…。やがて、ケイジは同じようにタイムループを繰り返しているという、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会い、彼女と共に敵との戦いを繰り返す間に、次第に戦闘技術を磨き上げていく。そして、終わりのない戦いに敗北を続ける2人は、少しずつ敵を倒す糸口を掴んでいく…。今回、公開された映像は「エミリーの役作りは見事だった」というトムの絶賛コメントから始まる。「見ていて感動させられたよ。完璧だった」とも。エミリーと言えば、アン・ハサウェイと共演した『プラダを着た悪魔』やユアン・マクレガー主演の『砂漠でサーモン・フィッシング』、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演の『LOOPER/ルーパー』などラブコメディからサスペンスまでこなしてきた実力派だが、本格アクションは本作が初挑戦。やはり「キツかった」と胸の内を語っている。しかし「リタのようなタフな役をやりたかった。体を張って」と、この役を熱望したことも明かしている。初のアクション映画に挑戦したエミリー、これまでのクール&ビューティに“タフ”が加わった彼女の魅力に、トムでなくても「グッとくる」はずだ。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は7月4日(金)より2D/3D/IMAXで同時公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月02日300人のスパルタ兵士の壮絶な闘いを描いた『300<スリーハンドレッド>』。その続編となる、スパルタのDNAを継いだ男たちの最後の戦いを史実「サラミスの海戦」を基に描き出す『300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』が、6月20日(金)より公開となる。公開当時、「THIS IS SPARTA!(スパルタをなめるな!)」というセリフで一世を風靡した前作『300』は、実は現在公開中の『X-MEN:フューチャー&パスト』で若きマグニートー役、マイケル・ファスベンダーのデビュー作だ。このほど、前作出演時のファスベンダーのビジュアルと貴重な予告編映像が到着した。前作で、ペルシア帝国100万の大軍を相手にひるむことなく命を賭け、死闘を繰り広げたのは、レオニダス王(ジェラルド・バトラー)率いる最強国家スパルタのわずか300人の勇敢な兵士たち。映像の天才ザック・スナイダーが創り上げた圧倒的な世界観は全世界に熱狂的を呼び、レオニダス王の「THIS IS SPARTA!」という雄叫びは当時、日本でも流行したほど。極限まで鍛え上げられた肉体美、斬新な映像の戦闘シーン、男気溢れるイケメン筋肉軍団たちは、世の女性たちをも虜にした。その『300』は、世界119か国で初登場1位を獲得し、『X-MEN:フューチャー&パスト』では“過去”のマグニートーとして、本年度アカデミー賞「作品賞」の『それでも夜は明ける』では冷酷な奴隷主、『SHAMEーシェイムー』ではセックス依存症の男と、いまや幅広い役柄で活躍する演技派俳優マイケル・ファスベンダーのスクリーンデビュー作としても知られている。ファスベンダーは、血気盛んな若き戦士ステリオスとして、見事に割れた腹筋と、かけ出しのころとは思えない存在感を発揮、当時から注目を集めていた。『300』の予告編映像は、当時はまだYouTubeに予告編をアップすることが主流でなかったため、貴重なものになるという。そして、その続編となる本作でも、イケメンマッチョ軍団が勢揃いする。監督のノーム・ムーロが、「『300』作品に出演するからには『300』の掟を受け入れてもらわないといけない。掟のひとつがトレーニングを通して肉体を磨き上げること」と語るように、キャストたちには最高のコンディションで撮影に臨むことが求められ、専門トレーナーたちが食事制限と運動で戦闘シーンに向けた体づくりをサポートしていた。「ギリシアの自由市民はスパルタ人と違って、画一的ではないんだ。だから、指導にあたるトレーナーには個々のキャストに合ったマンツーマンの指導を増やしてもらう必要があったよ」と語るのは、本作では製作を担当したザック・スナイダー。キャストは前作でおなじみのスパルタ王妃レナ・ヘディ、ペルシャのクセルクセス王ことロドリゴ・サントロという面々に加え、主人公の勇者テミストクレス役に『L.A.ギャングストーリー』のサリバン・ステイプルトン、宿敵となる女戦士アルテミシア役に『ダーク・シャドウ』のエヴァ・グリーンほか、『タイタンの戦い』のハンス・マシソン、アンジェリーナ・ジョリー監督作『Unbroken』(原題)で主演を務めるジャック・オコンネルらが参戦。全米では初登場1位の大ヒットスタートを切り、すでに話題を呼んでいる本作から、再び世界的スターが現れるのか?前作に引けを取らないイケメン筋肉男子たちの活躍にぜひ注目してみて。『300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』は6月20日(土)より全国にて3D/2D/IMAX3D同時公開。【初回生産限定スペシャル・パッケージ】『300 <スリーハンドレッド> 』コンプリート・エクスペリエンス発売日:6月4日(水)ブルーレイ:2,381円(税別)/DVD:1,429円(税別)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ(text:cinemacafe.net)■関連作品:300[スリーハンドレッド] 2007年6月9日よりサロンパス ルーブル丸の内ほか全国にて公開(C)2006 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~ 2014年6月20日より丸の内ルーブルほか全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2014年05月30日今週末からついに日本でも公開する『X-MEN: フューチャー&パスト』。親日家ヒュー・ジャックマンが“日本滞在24時間”という強行スケジュールで緊急来日し、ジャパンプレミアを大いに沸かせたばかり。人気シリーズ最新作への期待が最高潮に高まっているいま、“ウルヴァリン”ことヒューと、今回シリーズ初参戦となった『ゲーム・オブ・スローンズ』のピーター・ディンクレイジの爆笑インタビュー映像が到着!共演者からのきわどい質問や、仰天エピソードが暴露されるなど、ファンにとっては永久保存版のお宝映像になること間違いナシの映像となっている。人気シリーズ最新作『X-MEN: フューチャー&パスト』は、かつてない領域へと突入。地球滅亡へのカウントダウンが迫る中、<未来>と<過去>の2つの時代を舞台に、究極のX-MENオールスターチームが史上最終決戦に挑むアクション大作となっている。今回届いたのは、ウルヴァリンを演じるヒューと、科学者ボリバー・トラスクを演じるピーターのインタビュー映像。劇中では敵となる2人だが、ピーターが「僕ら2人が一番プロモーション活動を頑張ってる」とアピールすると、ヒューが「役作りでもね」と便乗したりと、普段の仲のよさがうかがえる和やかな雰囲気でスタートした。その後は、ファンや豪華共演者6人からの質問に答える形で進行。最初に登場したプロフェッサーX役のパトリック・スチュワートの威厳ある話しぶりに、「校長先生に怒られている気分だ」と言いながらも、「パトリックとイアン・マッケラン(マグニートー役)は、腕を組んでセットに来る」など、名優2人のお茶目な素顔を明かす。すると今度は、アイスマン役のショーン・アシュモアが、「ヒューは撮影中にイビキをかいて居眠りしていた」と暴露。ヒューは「小さくてかわいいイビキだよ」と弁明をしつつ、「エレン(・ペイジ)は最初、優しく起こそうとしてくれた。でもあまりに起きないのでバチっと叩かれた」と話すと、なんとそのエレンが画面に登場。「演技中に寝るなんて、私の演技ってそんなに退屈?」とご立腹の様子に、さすがのヒューも苦笑いだ。さらにはビースト役のニコラス・ホルトが真顔で「僕のことが恋しい?」と語りかけ、まさかの熱愛疑惑(?)が発覚。ほかにも進化し続ける『X-MEN』シリーズの行方やスピンオフ映画について、また「シリーズ最高傑作」と自負する本作の見どころなどを語り、最後は“X-MENメンバーの名前を挙げていく”ゲームを繰り広げ、大爆笑の中でインタビューを終えた。総製作費250億円以上と言われる本作には、夢のX-MENオールスターチームが勢ぞろい。2001年にシリーズが開始した時から全作に出演しているヒューはもちろん、<未来>と<過去>のプロフェッサーXとマグニートーのWキャストが実現し、パトリック・スチュワート&ジェームズ・マカヴォイ、イアン・マッケラン&マイケル・ファスベンダーと、時を越えた豪華共演が実現。また、ミスティーク役のジェニファー・ローレンスや、ストーム役のハル・ベリーとオスカー女優も顔を揃える。『X-MEN: フューチャー&パスト』は5月30日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:X-MEN:フューチャー&パスト 2014年5月30日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年05月29日本年度ベルリン国際映画祭「銀熊賞(審査員グランプリ)」を受賞し、公開するやいなや各国で次々と記録を更新、ウェス・アンダーソン監督最高の大ヒットとなり、世界中で大旋風を巻き起こしている『グランド・ブダペスト・ホテル』。先日、一般の方を抽選で募った『グランド・ブダペスト・ホテル』リレー試写会が行われ、上映後のトークショーには、かねてからアンダーソン監督と親交の深いファッションライター・エディターの野村訓市氏が登壇したが、なんと、そこに『her/世界でひとつの彼女』のプロモーションで来日していたスパイク・ジョーンズ監督が、飛び入りで参加していたことが分かった。世界大戦前夜の1932年、美しい山々を背に優雅に佇む、ヨーロッパ随一のグランド・ブダペスト・ホテル。エレガントな宿泊客たちのお目当ては、“伝説のコンシェルジュ”グスタヴ・H(レイフ・ファインズ)だ。ある日、グスタヴの長年のお得意様である伯爵夫人のマダムD(ティルダ・スウィントン)が殺され、遺言で貴重な絵画「少年と林檎」を贈られたグスタヴが容疑者にされてしまう! グスタヴは自らの潔白を証明するため、そして命より大切なホテルの威信を守るために、愛弟子のベルボーイ・ゼロ(トニー・レヴォロリ)と共に、ヨーロッパ大陸を逃飛行しながら謎に挑む──。一般試写会後のトークショーに登壇したのは、数々のファッション誌、カルチャー誌にてライター・編集者をしている野村さんと、そのこだわりとセンスから圧倒的支持を得ている男性誌「POPEYE」編集長の木下孝浩氏。実は野村さんは、アンダーソン監督初期の作品から出演し続けているビル・マーレイやエイドリアン・ブロディ、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、さらにウィレム・デフォー、ジュード・ロウ、シアーシャ・ローナン、レア・セドゥら超豪華なキャストに混じって、日本人ツーリスト役として出演を果たしていたのだ。「撮影が行われたのは一昨年の1月で、少し会うつもりだったのに、急にウェスのスタッフからメールがガンガン届くんです。身長は何センチだ、髪型はどんなだ、髭は生えているか?とか」と、ふり返る野村さん。本作は現代、1960年代、そして大戦前夜の3つの時代が描かれているが、ジュード・ロウも出演する60年代のシーンで出演することになったという。仕事で事前のフィッティングが出来ず、衣装を自前で用意することになったのだが、アンダーソン監督独特のこだわりから、持っていったパンツの裾を有無を言わさずバッサリ切られてしまったという野村さん。それを受け、木下さんは「この作品に限らずですが、とにかくファッション、セット、スタイルが洒落ていますよね。N.Y.のテイラーで自分のスーツを作り続けていたり、こだわりが普通じゃなくて、ほかのニューヨーカーとは違う」と監督のセンスを絶賛。「あとは彼が取材嫌いっていうのも編集者としてはそそられます」と話した。また、野村さんは「現場での夕食は必ずみんなで食べるのが決まり(笑)。僕は数日でしたが、ほぼずっといたレイフ(・ファインズ)は『たまには外でひとりで食べたい』と言っていたが、ウェスに『だめだ』と言われたそうです」と、アットホームな雰囲気を感じさせる撮影中のエピソードも明かしてくれた。すると、質疑応答でサプライズが!野村さんとやはり親交があり、飛び入り参加していたスパイク・ジョーンズ監督がなんと挙手!野村さんに役作りについて質問し、会場は一気にヒートアップした。最後は、野村さんが「『グランド・ブダペスト・ホテル』が豪華キャストによるミステリー仕立てのエンターテイメントだとしたら、『her』は主役のホアキン・フェニックスと声だけの出演だけどスカーレット・ヨハンソンの感情の揺れ動きを描いたエモーショナルな作品。同世代のふたりの監督が互いに違ったアプローチで作ったこの2作品を、ぜひみなさん観てください!」と締めくくった。『グランド・ブダペスト・ホテル』は6月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グランド・ブダペスト・ホテル 2014年6月6日よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国にて公開(C) 2013 Twentieth Century Foxher/世界でひとつの彼女 2014年6月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 Untitled Rick Howard Company LLC All rights reserved.
2014年05月29日現役女子高生が書いたスキャンダラスな文学として、一躍話題を呼んだ中沢けいの小説を基に、市川由衣と池松壮亮を迎えて贈る映画『海を感じる時』。このたび、主演の市川さんがもがきながら少女から女へと変貌を遂げようとする様子が垣間見える予告編映像が公開された。恵美子(市川由衣)と洋(池松壮亮)。2人の出会いは高校の新聞部。授業をサボって部室にいた恵美子は、ある日、先輩の洋と顔を合わせる。突然、洋は恵美子にキスを迫るが、「決して君が好きな訳じゃない。ただ、キスがしてみたい」と彼は言う。衝動的に体をあずける恵美子だったが、あくまで洋は「女の人の体に興味があっただけ」で「君じゃなくてもよかった」と言い放つ。それでも愛を知らない恵美子は洋を求め、大切にされないと分かっていても会うたびに自ら体を差し出していく。恵美子は、そんな関係に寂しさを募らせながらも、次第に“女”として目覚めていく自分に気付いていく…。今回公開となった予告編は、恵美子演じる市川さんとその相手となる洋を演じる池松さんの満たされない心と、抑えきれない体に葛藤しながらも濃密に男女の愛を描いていく映像。市川さんは美しくも切ないラブシーンを披露するなど、大胆なシーンにも果敢に体現し、一途な想いながら葛藤する心の揺れを力強く演じる一方、池松さんは、恵美子を翻弄しながらも恵美子への想いを昇華させ、堂々たる演技で観る者を魅了する。本作で初共演となった2人だが、恵美子と洋の後戻りできない恋愛を見事に演じ切った。女と男、家族との繋がりを豊かな感性で描き、いまもなお高く評価されている原作。『blue』、『僕は妹に恋をする』を手がけた安藤尋監督の繊細な表現力と確かな演出力で、揺れ動く登場人物たちの心の機微に迫る。『海を感じる時』は9月13日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年05月29日爽やかな新緑の季節が心地よいのも束の間、本格的な夏が訪れる前に、毎年訪れる梅雨どき。雨の日デートは、映画館を始めとする屋内で楽しめるデートスポットを探してみよう。そこでぜひおすすめしたいのが、雨の日のイケアデートだ。4月10日(木)に都内に初オープンしたIKEA立川は、駅から徒歩で行ける好立地。駅前の映画館で映画を楽しみつつ、イケアで北欧のインテリア家具やリーズナブルな雑貨をウィンドウショッピング。歩き疲れたらカフェでひと休みして!今月フューチャーする映画は、5月31日(土)より全国東宝系にて公開となる『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』。松岡圭祐の人気小説「万能鑑定士Qの事件簿」を、綾瀬はるか&松坂桃李の初共演で映画化した本作。ストーリーは、ルーヴル美術館の臨時学芸員に選ばれた主人公・莉子と彼女を取材する小笠原のコンビが、日本とフランスを舞台に、歴史的傑作絵画「モナ・リザ」の盗難をめぐる陰謀に隠された謎と真贋に迫っていく…、というミステリー仕立て。日本映画史上初となるルーヴル美術館でのロケを決行したところも見どころのひとつだ。映画館は、立川駅前にあるシネマシティ。JR立川駅北口から徒歩5分のシネマ・ワンと、そこから少し離れたところにあるシネマ・ツーの2つのスタジオで計11スクリーンを完備。 IKEA立川は、立川駅より徒歩12分のところにある。IKEA立川では6月10日(火)までオープン記念キャンペーンとして電車かモノレールで行くと、オープン記念限定グッズがもらえる。(Facebookのチェックイン機能を利用してゲットできる。)また、公共交通機関をIC乗車券利用で来店すると、2万円(税込)以上の商品購入でIKEA (R)FAMILYメンバーの方は、配送料金の50%をイケアギフトカードで還元されるなど、電車で来店するとお得なサービスが用意されている。国内7店舗目となるIKEA立川店は、約9,500品目を取り扱い、54のルームセットと6つのホーム(家そのままの間取りを再現したルームセット)を展示。最も特徴的なのは、収納に関する売り場を既存店の約2倍の大きさで展開している点だ。部屋ごとの収納のほかに、廊下や壁を利用した効率的な収納方法を紹介し、日本のインテリアコーディネートの大きな問題点である収納問題をイケア流に大解決!心地よいお部屋づくりについて相談しながらショッピングすれば、2人の距離もグッと縮まりそう。イケアを訪れたらぜひチェックしたい、いま最もホットなアイテムシリーズは、発売されたばかりのアジアンリゾートをイメージした「ロータス コレクション」。数量限定の同コレクションは、北欧インテリアのイメージが定着したイケアの従来の家具とは一味違い、オリエンタルなフラワーモチーフなど、エキゾチックなアジアンテイストの家具が新鮮!お部屋を南国リゾートの雰囲気に演出してくれる。ラインナップは、食器類・テーブルウェア、雑貨など約60点。夏に向かってのこれからの季節にもぴったりの雑貨が見つだろう。またイケア・ジャパン株式会社は、7月17日に日本で8番目となる「IKEA仙台」をオープンする予定。仙台を中心に東日本エリアにおける様々な活動を展開していく予定だという。今後のイケアの展開もますます楽しみだ。映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』は5月31日(土)より全国東宝系にて公開。(text:Miwa Ogata)■関連作品:万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳- 2014年5月31日より全国東宝系にて公開(C) 2014映画「万能鑑定士Q」製作委員会
2014年05月29日近ごろのモテ男子の傾向は、西島秀俊、綾野剛、向井理、加瀬亮など、中性的で爽やかな印象の傍ら、独特の色気をまとい内に秘めたる男気を見せる男子たちが主流。しょうゆ顔よりもさらにあっさりした顔立ちであるため“塩系男子”、あるいは見た目は草食、中身は肉食であることから“ロールキャベツ系”男子などと言われている。だが、実はいま、サッカー日本代表の香川真司選手や、俳優の山田孝之ら同性からの熱い支持を集めているのは、ジェイソン・ステイサムを始めとしたマッチョ&スキンヘッドの肉体系男子。その理由と魅力に迫った。『トランスポーター』『アドレナリン』シリーズでアクション映画に新風を巻き起こして世界を驚愕させ、『エクスペンダブル』シリーズではシルベスター・スタローンら伝説のビッグスターたちとも互角に渡り合ってきた永遠のアウトロー、ジェイソン・ステイサム。最新作『ハミングバード』が6月7日(土)より公開、また8月9日(土)には製作・脚本をスタローンが務めた『バトルフロント』と、主演作が相次いで公開される。『ハミングバード』で演じるのは、復讐のために他人になりすまし、ロンドンの裏社会でのし上がっていく、“過去にとらわれた”男。『堕天使のパスポート』『イースタン・プロミス』の脚本で絶賛されたスティーヴン・ナイトが本作で初監督に挑んでいる。元はイギリス・ナショナルチームの飛び込み選手だったステイサム。鍛え上げられた肉体から繰り出すアクションは彼の代名詞ともいえ、多くの男性ファンのみならず、女性映画ファンまでも虜にしてきた。中でも、サッカーワールドカップ日本代表の香川選手は、5月19日放送の情報番組「ZIP」(NTV系)のインタビューで、好きな俳優としてステイサムを挙げており、これまでほとんどの作品を観ていると語っている。また、現在公開中の『闇金ウシジマくんPart2』に主演し、『MONSTERZ モンスターズ』が公開間近の山田さんも、自身のTwitterにて「あんなに渋くてかっこいいハゲになりたい」と公言しており、各界をリードする男気あふれる同性からの支持は絶大。そんな肉体系男子は、ステイサムばかりではない。DVD&BDが発売中『REDリターンズ』に主演の元祖スキンヘッド&マッチョ俳優、ブルース・ウィリスは、かつて「男ってのは、髪の量で決まるんじゃない!ハートで決まるんだ!」という名言(!?)を残したほど。相棒のポール・ウォーカー亡き後、『ワイルド・スピード』シリーズ第7弾『Fast & Furious 7』(原題)を撮影中のヴィン・ディーゼルは、劇中では情に厚いまっすぐな男を演じており、今秋公開予定のドウェイン・ジョンソン主演『ヘラクレス』では、鍛え抜かれた体で本職のレスラーさながら、戦う男の姿を演じている。『Fast & Furious 7』にはジェイソン・ステイサムとドウェイン・ジョンソンも出演しており、Wスキンヘッドマッチョが集結する。やはり“肉体系”こそ、男前の代名詞なのか。ダンディズムの象徴ともいえるスキンヘッドで、シンプルに着こなしたスーツ姿からは男らしい色気が漂う。彼らの無骨なまでのボディとその眼差しに、 “真の男の魅力”を再発見してみて。『ハミングバード』は6月7日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハミングバード 2014年6月7日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2012 Hummingbird Film Investments LLC
2014年05月28日