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春分の日も通り過ぎ、気がつけば段々と日が延びてきた今日この頃。花々が咲き変わるのとちょうど同じタイミングで、ドラマが続々と最終回を迎えていますね。新しいドラマの存在も気になるところですが、まずは今クールの<勝手にベスト3>をご紹介!ドラマニアな私が独自の観点から選ぶ、お気に入りの作品をセレクトしてみました~。推理ドラマが大混戦する中、まるでバラバラなジャンルの3作品が出揃いましたよ。■第1位:現代型リラルラブストーリー――妄想だらけの新感覚ドラマ「失恋ショコラティエ」個人的に漫画のファンだったこともあり、最初から注目していたこのドラマ。視聴率は思いの外伸びませんでしたが、「主人公・爽太の妄想シーンが突拍子も無さ過ぎてウケる!」との口コミが広まり、20~30代の女性を中心に大きく話題を呼んだ作品と言えるのではないでしょうか。ドラマの影響を受け、今年のバレンタインはいつもよりちょっぴり高級なチョコに手を伸ばしてみた…なんて人も、実際多かったのでは(笑)?そんな中、私が本作を第1位に選んだ最大のポイントは“ナレーションの素晴らしさ”です。ドラマ版独自のテンポ感(妄想シーンって漫画とは異なり、映像でバストなタイミングを打つのは非常に難しい。シラけるタイミングと本当に紙一重なので)や色彩表現(POPテイストなイラスト表現も、このドラマならすんなり脳に溶け込みます)といった面でも非常に凝ったこだわりを魅せてくれましたが、中でも特に“ナレーション”が良かったですね。具体的には爽太の心の声、そして薫子の心の声の二つ。原作漫画からの抜粋も多かったものの、それをドラマとしてスムーズに届けるのは至難の業!現代のリアルな恋愛観を見事に表現し、「片思い=妄想=幻想でしかないの?」「失恋を受け入れるって、本当はどういうこと?」といったメッセ-ジを何気なく心に残してくれる恋愛指南ドラマとなりました。オリジナルなラストも、決して原作ファンを裏切らない結末でしたので、これから出る漫画最新作にも改めて注目が集まるでしょうね。■第2位:先の読めない刑事ドラマ――豪華キャストの演技対決が魅力の「緊急取調室」続く第2位には、天海祐希さん主演のこのドラマをセレクトしてみました。これほどまでに豪華な演技合戦…もう二度と見ることができないのでは!?と、最後は別の意味で淋しくなってしまうくらい、木曜夜21時からは毎週熱中した1時間を過ごさせていただきました。放送終了してしまうのが本当に悲しい一作!パート2を切実に希望します(笑)。緊急取調室という限られた密室の中で、“会話”というたった一つの武器で戦う主人公・有希子。彼女の姿は、同性の私から見ていて本当に格好良く、時折見せる女性としての表情(夫・子どもを想うあまり、感情的になるシーンなど)も圧巻でした。一つ一つの事件が繋がっているというわけではありませんでしたが、キントリに要請された事件はどれも一筋縄ではいかないものばかり。そんな難事件にチームとして向き合っていく過程で生まれる友情。取り分け、現場で捜査する“モツナベ・コンビ”こと監物&渡辺(鈴木浩介&速水もこみち)とのツンデレな関係が個人的にはお気に入りでしたね。また、上司への信頼が回を追う毎に疑念へと変わっていく様は、やはりこのキャストでしか表現できない“目”での演技が大変見応えのある最終回でした。ぜひ、続きが見たいのでテレビ朝日さん、よろしくお願いします!■第3位:心温まるヒューマンドラマ――“生きる”本当の意味を問いかける「僕のいた時間」さて、最後にこの作品にも触れておきましょう。後半は特に、涙なしでは見られない展開が畳み掛けるように起こった「僕のいた時間」です。主演の三浦春馬さんが体力、そして精神力を費やしていることが手にとるように画面から伝わってきた“本気”の一作。皆さんはどの登場人物に自身を重ねてご覧になりましたか?この物語の見どころは、主人公・澤田拓人を支える周りの人たちにあります。もちろん、拓人自身が人の痛みのわかる優しい青年であることが、周りの心を動かしていくのですが…何と言っても、弟役の野村周平さんが良かった!普段のドラマであれば、見ていて“良い人”と“悪い人”が自然と見分けられるのですが、本作に限ってはみんなそれぞれが一癖あるんですよね。中でも特に弟の陸人がその代表的なキャラクターで、一見エリート街道まっしぐらのイケ好かない男に見えるものの、本当は純粋に、ただただ単純に人と向き合うことに不器用な子でした。同じように拓人の両親も、病気が発症するまでは各々の不器用さが屈折して相手に伝わってしまっていたのに対し、拓人のまっすぐな行動が彼らを動かしていく過程は、どの家にもある問題として、視聴者に身近なメッセージを与えてくれた気がします。恋愛の要素も、丁寧かつ絶妙なタイミングで絡められていたため、若者たちにとっても非常に見やすいドラマだったのではないでしょうか。拓人がくれた“生きる”ことへの力強いメッセージ――ひとりでも多くの人の胸に届いていると嬉しいですね。■そのほか…笑えて、震える!?――深夜ドラマの注目度が高かった1月クール最後に一言追記させていただけるならば、1月クールは深夜ドラマ枠でとても挑戦的な作品が目立っていたように感じました。土曜深夜「ロストデイズ」では、ほぼワンシチェーションという難しい設定に、今をトキメク若手俳優・女優陣7人がチャレンジ!金曜ナイト「私の嫌いな探偵」では、玉木宏さん&剛力彩芽さんがほぼコントと呼んでも過言ではない推理ドラマを演じるなど(笑)、「夜眠る前ならではの爽快感」が様々な角度から狙われていた気がします。次回クールもそんな新感覚ドラマが盛り沢山!こちらでも続々ご紹介して参りますので、楽しみにしていてくださいね~。(text:Yuki Watanabe)
2014年03月28日身長差20センチ以上。日本のドラマ界きっての文字通りの凸凹コンビである。伊藤淳史は言う。「シリーズを通して様々な事件が起こるし、いろんな人が出てくるけど、やっぱり核となるのはここ。田口先生と白鳥さんの関係性なんだなというのは、回を重ねるごとに強く感じるようになりました」。「最初、白鳥にとってのグッチー(=田口)は使い走り以外の何物でもなかった(笑)」。仲村トオルは、シリーズ当初の関係性をそう語る。だがシリーズを重ね、6年の歳月を経て大きな変化を遂げた。「多くの患者や周囲の人間がグッチーの優秀さに助けられたけど、白鳥にとってもそれは同じ。白鳥にとっても田口先生は最良の主治医なんです」。「チーム・バチスタの栄光」から4シーズンを重ねてきた人気シリーズがこのたび待望の劇場版『チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像』をもって完結を迎え、田口×白鳥コンビも見納めとなる。当事者2人に、ここまでの6年の歳月を田口×白鳥ばりの深~い観察力でもって分析・解説してもらった。現役医師・海堂尊のベストセラー小説を原作に、“愚痴外来”とも揶揄される特別愁訴外来の気弱ながらも優しい医師・田口と傲岸不遜で“ロジカルモンスター”の異名を持つ厚労官僚の白鳥のコンビが様々な事件の真相を解き明かしてゆく本シリーズ。6年前にシリーズが始まった時、伊藤さんは24歳。初期の思い出を尋ねると「手術」という本シリーズには欠かせない重要ワードを巡るエピソードを明かしてくれた。「撮影に入る前の話し合いの場で、自分の滑舌に自信がなくて『手術』という言葉を『オペ』に代えてもらえませんか?ってお願いしたところからこのシリーズが始まったのを鮮明に覚えてます。僕としては、視聴者の方に毎回“手術”って言葉が出るたびに引っ掛かりを感じてほしくなかったんですが…何で最初にそんなこと言っちゃったのかな(苦笑)。とにかく原作がすごい作品なので、喜びも大きかったですが、新たな人たちと新しいものを作る上で必要な緊張感に包まれていました」。仲村さんが「思い出しました」と言って明かしてくれたのは、最初に撮影に臨んだシーン。白鳥は川に落ちそうになった書類を掴もうとして橋から落ちて病院に運ばれたことになっているが「まさに橋から落っこちる回想のシーンから始まった」と懐かしそうに目を細める。「いま思うと、そこで初めて台本にない(アドリブの)セリフを言ったんですよ。救急車に乗せられる担架の上で、その部下に『アホ!』って(笑)。後で愚痴外来で田口に話すときに『グズでアホな部下が…』って台詞があるのは分かっていたんですけど」。多彩なアドリブ、現場でキャスト陣がスタッフと話し合いながら作り上げていくというのは「チーム・バチスタ」シリーズの現場の大きな特徴とも言えるが、その土壌は第1シーズンの頃から既に存在した。仲村さんがふり返る。「2話目あたりかな?白鳥が『(別の医師から)ひとの気持ちを考えろ!』と言われるシーンがあるんですが、そこで、白鳥に『(田口に)この人いま、僕の気持ち考えてないよ』って言わせたくなって、監督に言ってもいいか聞いたんです。そしたらあっさりと『いいですよ』と。そこで『あぁ、この現場はそういうのアリなんだな』と嬉しくなって、だんだん増えていきました(笑)。伊藤くんもスタッフの大半も初めてご一緒する人ばかりで、最初は探り探り、恐る恐る『白鳥をやらせていただきますね。始めてよろしいでしょうか?』という感じだったんだけどね(笑)」。傲岸で傍若無人の白鳥を「恐る恐る」演じるというのが何とも面白い。先述のシーンと同様に、田口と白鳥の掛け合いに関しても、初期の段階で仲村さんは“手応え”と呼べるものを手にしていたという。「これも第2話目で、白鳥が“アクティブ・フェーズ(※白鳥が駆使する、相手の本音を引き出すためのコミュニケーション術)”として、彼女のいないグッチーを攻めたてる。『だからグッチーは何十年も彼女いないんだよ!』(白鳥)、『1年半ぐらいですよ!!』(田口)、『はい、ホントのこと言っちゃった~』(白鳥)というのをやった時、このリズムだなというのは何となく感じましたね。当時はまだそれをはっきり自覚はしてなかったけど、伊藤くんとのコンビネーションはこういう感じだなって、掴んでいたんでしょうね」。人を人とも思わぬ白鳥が“輝く”のは、その非道ぶりを受け止める田口の存在があってこそ。伊藤さんも「田口先生は素直な役柄で、決して難しさは感じなかった」と語る一方で冒頭でも語っていたように2人の関係性には腐心した。「やっぱり台本で読んでも2人の関係ってすごく面白いんですよ。『ジェネラル・ルージュの凱旋』でも、そのへんの魅力が脚本に余すところなく落し込まれていて、『ここが一番大事なんだ』と改めて感じました。成長もするし、互いを認め合ってレベルアップもするんだけど、一方で最初の頃からの『僕のことバカにしてるんですか?』という感じもすごく大切なんです。(先日放送が終了したドラマ第4シーズンの)『螺鈿迷宮』でも、終末医療という決して軽くないテーマを扱っているからこそ、それを邪魔せずに2人で面白いことやらなくちゃいけないという思いは強かったですね」。そして、満を持しての今回の完結編となる劇場版。最も印象深いシーンとして2人は奇しくも同じ場所を挙げる。それは西島秀俊演じる“ジェネラル・ルージュ”こと速水が君臨し、チームが一体となって救命にあたる東城医大のICU(救命救急センター)。伊藤さんはこのセットに“戻った”瞬間をこう振り返る。「正直、全く変わらないんですよ。2010年の『ジェネラル・ルージュ』の時と全く同じ気持ちで『うわっ』って思いました。西島さんや戸次(重幸)さんがいて…あれから3年くらい経ってるけど、この人たちはずっとここで患者と向き合ってたんだろうなと。懐かしさもあったけど、それ以上に居心地がいいというか、良い意味で久しぶりという感じがしなかったですね」。仲村さんも伊藤さんの言葉に深くうなづく。「『懐かしいね』なんて言いながらセットに入ったけど、西島くんたちを見た瞬間に『あぁ、彼らは3年間、ここにいたんだ』って思えた。うまく言えないけど、3年経って、その間にそれぞれが別の作品で活躍してるのを目の当たりにしてたし、僕自身も違う作品に出ていたけど、でも自分の中にしっかりとこの空間、物語があって、同じ時間が流れていたんだということ――驚きに近いようなその感覚を自分の中で発見しました。そのとき、今回の現場での自分の役割も見つけることができた気がします。それは例えるなら謝恩会の幹事みたいなものかな(笑)?みんなを迎えるというか『西島くん、戻って来てくれてありがとう』『(松坂)桃李、成長したな!』『桐谷(美玲)さん、ようこそ』って(笑)」。白鳥圭輔という希代のキャラクターに関しても、仲村さんは6年越しに「掴んだ」「つながった」と感じた瞬間があったという。「最初のシリーズで白鳥が、亡くなった患者の遺族に土下座して『解剖させてください』と頼み込むシーンがありました。今回、白鳥を演じていて、彼がずっと同じ思いを抱き続けてたんだということに気づいたんです。家族を亡くした遺族の前で『家族を亡くしたのはあなただけじゃないです。真相を知るために解剖させてください』と頼み込み、医師に対しても『苦い思いを抱いてるのはあんただけじゃない』と言い、過去を背負った犯人にも『お前だけが被害者だと思うな』と言う。彼は『あんただけじゃない』って言い続けてきたんだなということに気づいて、最初の『バチスタ』の土下座のシーンを思い出しました。6年前のあの時、僕は込み上げてくるものがあって『でも白鳥はここで泣かないだろう』と思った。同時に『でも、土下座してでも真相を知ろうとする男ではあるよな』とも思ったんです。その気持ちが6年越しに繋がった気がしましたね」。最後にそれぞれ演じてきた田口、白鳥にひと言、声をかけるなら?と尋ねると、仲村さんは「これからも頑張って――本当にそれだけです。彼の根っこにあるのは役人としてやらなくてはという思いや、この国を少しでもよくしようという思い。これからもその調子で頑張ってほしい」と静かに微笑む。伊藤さんは?「田口先生は僕なんかが何かアドバイスしたりできる人間じゃないんです。だからこれからも患者のために頑張ってということ。まあ、彼が行くとこは必ず事件が起こるので『次は何も起こらないことを祈ってます』と(笑)」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像 2014年3月29日より全国東宝系にて公開(C) 2014 「チーム・バチスタFINALケルベロスの肖像」製作委員会
2014年03月28日世界中で社会現象級となり、先日公開を迎えた日本でも大ヒットを記録中の映画『アナと雪の女王』。このほど、本作をコミカルに彩る2人の愛すべきキャラクター、雪だるまのオラフとトナカイのスヴェンの劇中では見ることのできない特別映像が、どこよりも早くシネマカフェに到着した。3月14日(金)に初日を迎え、『トイ・ストーリー3』や『ファインディング・ニモ』よりも早い驚異的なスピードで興行成績を叩き出しており、“100億円”の大台突破も確実視されている本作。ウォルト・デ ィズニー・スタジオ歴代興行成績No,1の『アルマゲドン』など社会現象を巻き起こした作品を上回るスピードで、すでに30億円を突破している。触れるもの全てを凍てつかせる“秘密の力”を持つ姉・エルサはその力を制御できず、真夏の王国を凍てつく冬の世界に変えてしまい、国を去る。妹のアナは、姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒・トナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフと共に雪山の奥深くへと旅に出るのだが…。音楽・映像・ストーリーとあらゆる面で世界的に評価が高い本作だが、映画公開と同時に世界でブレイクしているのがディズニーに欠かせない主人公を助ける“名脇役”たち。過去にも『ピノキオ』のジミニー・クリケットや『アラジン』のジーニーなど作品の枠を超えて人気となったキャラクターを多数生み出してきたディズニー。すでにその一員としてふさわしいくらいに大ブレイクしているのが、アナと大冒険を繰り広げる、雪だるまのオラフとトナカイのスヴェンだ。今回の映像は、そんな2人がオラフの鼻(=にんじん)を巡って、可愛くもおかしいプチ抗争を繰り広げるというものだ。海外では彼らのグッズが売り切れ続出となっているという、オラフとスヴェン。劇中では見ることのできないその愛すべき2人の魅力をご堪能あれ!『アナと雪の女王』は2D/3Dで同時にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アナと雪の女王 2014年3月14日より2D/3Dで同時公開(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2014年03月28日当時、現役女子高生が書いたスキャンダラスな青春文学として一大センセーションを巻き起こした、中沢けいの小説の映画化『海を感じる時』の公開が決定。ひとりの少女から大人の女性へと成長していくヒロインを、8年ぶりの単独主演作となる市川由衣、その相手役を今年の“ブレイク男子”筆頭株の池松壮亮が務めることが発表された。恵美子(市川由衣)と洋(池松壮亮)。2人の出会いは高校の新聞部。授業をさぼって部室にいた恵美子は、ある日、先輩の洋と顔を合わせる。突然、洋は恵美子にキスを迫るが、「決して君が好きな訳じゃない。ただ、キスがしてみたい」からだと彼は言う。衝動的に体をあずける恵美子だったが、あくまで洋は「女の人の体に興味があっただけ」で「君じゃなくてもよかった」と言い放つ。それでも愛を知らない恵美子は洋を求め、大切にされないとわかっていても会うたびに自ら体を差し出していく。恵美子は、そんな関係に寂しさを募らせながらも、次第に“女”として目覚めていく自分に気付いていく…。原作は1978年、18歳の時に第21回「群像新人賞」を受賞し、鮮烈な文壇デビューを飾った中沢けいの青春文学。少女から“女”へと変貌を遂げていくヒロインの繊細な内面を、精緻な描写で綴り、女と男、娘と母といった普遍的な人間関係の葛藤を描いて、いまもなお高く評価されている。主演を務める市川さんは、いままでの清純なイメージを一新。一途な想いを秘めながら葛藤するヒロイン・恵美子の心の揺れを、繊細かつ大胆な演技で表現する。相手の洋役には、『愛の渦』『大人ドロップ』など映画主演・出演作がめじろ押し、テレビドラマ、舞台、CMと多岐にわたり活躍する若手実力派の池松さん。監督は『blue』『僕は妹に恋をする』の安藤尋が、その繊細な表現力と確かな演出力で、登場人物たちの心の機微に迫っていく。久しぶりの映画出演となる本作で女優人生の転機を迎えた市川さんは、「安藤組の静かな熱をふつふつと感じながら、丁寧に恵美子に自分の心を重ねていきました」と語る。そして、池松さんに対して「生の感情をたくさん引き出してもらいました。本気にさせてくれるすごい役者さんで、洋が池松さんではなかったら私は恵美子でいれなかったと思います」と、絶大なる信頼を寄せていたことを明かした。また、池松さんは「今やるには挑戦的で、でも普遍的で、誰もやらないならオレがやるよと思いました。この本を殺してはいけないなと直感的に思いました」と、荒井晴彦による脚本に魅せられ、その脚本と安藤監督というタッグに惹かれたことを話す。市川さんについても、「完成した作品をみて何より市川さんが素晴らしく、改めて市川さんがこの役で良かったなと思いました。少女性と母性の両方をちゃんと合わせ持った方で、それでいてどこか手が届きそうな、日常の先にあるような空気を身に纏った、凄く素敵な女優さんでした」と絶賛した。不安定で多感な少女が、ある男と出会って愛を知り、“女”へと目覚めていく…いわば普遍の物語は、瑞々しい若手俳優2人の感性で蘇ることになりそうだ。『海を感じる時』は9月13日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月27日“人類の起源”をテーマにしたリドリー・スコット監督のSF大作『プロメテウス』(’12)。その続編が2016年3月に公開予定だが、『グリーン・ランタン』(’11)の脚本家マイケル・グリーンにより改稿されることが明らかになった。先週、米20世紀フォックスがタイトル未定の作品を含め、2018年までの公開予定作品を発表。スコットが監督を務める本作も、「タイトル未定」ながら2016年3月4日(現地時間)公開予定としてリストアップされていた。その作品こそ『プロメテウス』続編だと複数の関係者が認めたと、米エンタメ情報サイト「The Wrap」が報じている。スコット監督は先のインタビューで、2014年と2015年に撮影する予定の作品として、旧約聖書のモーゼを主人公にした『Exodus』(原題)、もう1作は「SF作品」とだけ話していたようだ。脚本家のマイケル・グリーンは、スコット監督の『ブレードランナー』続編の脚本も担当しており、『プロメテウス』続編でも抜擢を受けたよう。続編の脚本は、6月に日本公開予定のジョニー・デップ主演『トランセンデンス』を手がけたジャック・パグレンが草稿しており、グリーンはパグレンから脚本を引き継ぐ形となる。製作は『Exodus』(原題)撮影が終わった今秋以降の予定だ。関係者の話では、『プロメテウス』は“『エイリアン』の前日譚”的な作品ということで、続編では『エイリアン』シリーズで描かれてきたような、よりダークな部分を掘り下げるストーリーラインになり、前作でマイケル・ファスベンダーが演じたアンドロイドの“デヴィッド”が複数体登場することになるだろうと語っている。(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開(C) 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2014年03月27日佐々木希が主演を務め、日本国民が選ぶ「最も怖い映画シリーズ」1位に輝いた『呪怨』シリーズの最新作『呪怨 -終わりの始まり-』。このほど「劇団EXILE」の青柳翔、トリンドル玲奈、金澤美穂、高橋春織、黒島結菜というフレッシュなキャスト陣が出演していることが明らかとなった。小学校3年生の学級担任を急遽、務めることになった結衣(佐々木希)は、あるとき不登校を続けている生徒・佐伯俊雄の自宅を訪問する。しかし、その日をきっかけに、彼女の身に不可解な現象が起こり始めた。実はその家は、足を踏み入れたもの全てが奇妙な死を遂げる“呪われた家”。少しずつ明らかになる佐伯家の過去。次から次へと起こる恐ろしい現象。だが、結衣は、この家に導かれるように再び足を踏み入れてしまう…。本作はこれまで『催眠』『感染』『シャッター』と数々のホラー映画を手がけてきた落合正幸が監督を務める伝説的シリーズの最新作。「怖いのは苦手」という佐々木さんが、ホラー映画に初挑戦することでも話題を集めている。そんな佐々木さん演じる主人公・結衣の恋人・宮越直人役に抜擢されたのが、青柳さん。「劇団EXILE」のメンバーとして舞台を中心にワイルドな魅力を放ちながら、モントリオール世界映画祭でも高く評価された主演作『渾身 KON-SHIN』や、中村蒼主演の『東京難民』など、映画界でも活躍が期待されている若手実力派だ。また、『劇場版 BAD BOYS J ―最後に守るもの―』に続き、本作が本格的な映画出演となるトリンドルさんは、女子高4人グループの一員・七海役に。同じく、女子高生の莉奈役には『魔女の宅急便』や『容疑者xの献身』の若手演技派・金澤美穂、葵役にはドラマ「パーフェクト・ブルー」で注目され映画初出演となる新星・高橋春織、そして弥生役には進研ゼミ、NTTドコモなどのCMで聡明な魅力を開花させ、現在、人気急上昇中の黒島結菜が起用されている。今回、佐々木さん同様、初めてのホラー映画にチャレンジする青柳さんは、「『呪怨』シリーズは以前から観ていましたので、出演することができてとても嬉しいです」と本作への出演を喜びながら、「最も怖いホラー作品になっていると思います!」とアピール。また、トリンドルさんは「内容はとっても怖いのですが、撮影現場は和やかで楽しかったです!本格的な映画出演は初めてになりますが、演技の幅を広げることができ、とても貴重な経験になりました」とふり返り、「画面の恐怖が観ているみなさんに伝われば嬉しいです!是非、絶叫して下さい!」とコメント。さらに、「初めて台本を読んだとき、台本だけでこんなに怖いのに映像したら、どうなってしまうんだろうとドキドキしました!」(高橋さん)、「あの(白塗りの)俊雄くんと共演出来ることになり、どんな身の毛もよだつ恐怖が襲いかかるのかと私自身ビクビクしてます」(金澤さん)、「自分なりの恐怖を精一杯出していきたいと思います」(黒島さん)と、それぞれ、初めての“恐怖”の演技体験に期待値を高めている様子だ。注目の若手キャストが勢ぞろいした戦慄のホラーシリーズ最新作で、今年の夏はいっそう涼しくなるかも!?『呪怨 -終わりの始まり-』は6月28日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月27日歴代興行収入第3位のメガヒットで世界に旋風を巻き起こしたマーベル・ヒーローが大集合した映画『アベンジャーズ』の続編、『Avengers: Age of Ultron』(原題)が南アフリカの撮影を終え、舞台をイタリアに移しての撮影が3月24日(現地時間)からスタートした。イタリア北西部のヴァッレ・ダオスタ州のアオスタ渓谷の町を、東南ヨーロッパにあるという設定の架空の町・ソコヴィアに見立てた舞台として撮影を敢行。現場に姿を現したのは、前作では邪神・ロキのマインド・コントロールで、アベンジャーズの仲間と戦う責めを負った弓矢の名手・ホークアイ(ジェレミー・レナー)、そして新たにアベンジャーズに加わる新キャラクターのスカーレット・ウィッチとクイックシルバーの姉弟だ。スカーレット・ウィッチを演じるのは、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』で数々の賞にノミネートされたエリザベス・オルセン、弟のクイックシルバーに抜擢されたのは、『キック・アス』シリーズの主役で名を上げたアーロン・テイラー=ジョンソンだ。地元のニュース・メディア「AostaSera」と米エンタメ情報サイト「Just Jared」に紹介されている画像を見る限り、ホークアイが弓矢の腕を披露したり、スカーレット・ウィッチが自身の能力である“力場”を作り出し、通常ではありえない事象を起こす現実改変能力、いわゆる魔法を使っていたり、姉思いのクイックシルバーが音速で走ったり。アベンジャーズの“ビッグ3”と呼ばれるアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、ソー(クリス・ヘムズワース)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)の登場を待たずして、早くもその迫力は前作超えを期待させる。本作の撮影は韓国でも予定されており、国会議事堂や漢江、麻浦橋、江南地区の清潭橋、江南駅などが登場する模様。映画情報サイト「movieweb」によれば、ここではキャプテン・アメリカとブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)のシークェンスが企画されているとのこと。また韓国人女優のキム・スヒョンがトニー・スターク(=アイアンマン)を助ける科学者役で映画デビューすることも話題になっている。また、悪役として『リンカーン』「THE BLACKLIST/ブラックリスト」のジェームズ・スペイダーや『戦場のピアニスト』(’02)『ワルキューレ』(’08)のトーマス・クレッチマンといった新キャストが加わることも決定している。『Avengers: Age of Ultron』は2015年5月1日(現地時間)全米公開予定。(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&(C) 2012 Marvel & Subs.
2014年03月26日伊藤英明が3月25日(火)、都内で行われた出演作『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』の完成披露試写会に出席した。伊藤さんは劇中で“ふんどし姿”を披露しており、現場では共演する長澤まさみにも、その勇姿を見せつけたのだとか…。直木賞作家・三浦しをん氏の「神去なあなあ日常」を映画化した“林業”青春ストーリー。完成披露試写会には伊藤さん、長澤さんに加えて、主演を務める染谷将太、子役の升水柚希君、矢口史靖監督が駆けつけた。映画のクライマックスに、村の男たちがふんどし一丁で伝統の祭りに臨むシーンがあり、伊藤さんだけでなく、染谷さんもふんどし姿に…。「なかなか慣れなかったですね。まあ、食い込むわけですよ」と染谷さん。一方、伊藤さんは「そりゃ、恥ずかしいですよ」とふり返り、「でも、現場にはオレたちの憧れ、長澤まさみがいるわけですよ。これは超えないといけないなと(笑)」。そこで伊藤さんは、あえて長澤さんの前で、物を拾ってみたりし、ふんどし姿を見せつけたそうだ。当の長澤さんは「やめてくださいって言いましたよ」と赤面。それでも「祭りのシーンはすごく神聖で、みなさんの男気がカッコよく見せた」とも話していた。主人公は高校卒業したての18歳、平野勇気(染谷さん)。生まれ育った都会から遠く離れ、山奥の村で林業に従事することに。携帯も繋がらない、コンビニも無い、若者もあんまりいないと“ないない尽くし”の環境で、林業の魅力に気付いていく姿を描いている。染谷さん&主人公に林業を叩きこむ“林業の天才”を演じた伊藤さんは、ほぼスタント無しで、大木を切り倒す「伐倒」や、20メートルにおよぶ高所での「種取り」などを実演。染谷さんはチェーンソーを自在に使いこなすまでに成長したという。「楽しかったですね。割とチェーンソー、うまいんですよ。高いところも好きなので、いい映像が撮れました」(染谷さん)、「チェーンソーは難しかった。何より数十年も生きている木を切り倒すのは、緊張した」(伊藤さん)。また、長澤さんは山に生き、男たちを見守るヒロインを演じ「男勝りな女性なので、髪型だったりメイクだったり、普段気にすることを気にしないようにした」。ほぼノーメイクで登場するシーンも多々あり、林道を大型バイクで走り抜ける場面も。「運転はすごく難しかった」と話していた。『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』は5月10日(土)から全国で公開。(内田涼(cinema名義))■関連作品:WOOD JOB!~神去なあなあ日常~ 2014年、全国東宝系にて公開
2014年03月25日沖縄・宜野湾市で開催中の「第6回沖縄国際映画祭」。ビーチにて毎年恒例の「ちゅらイイ GIRLS UP!ステージ」が開催され、ダレノガレ明美や「テラスハウス」でお馴染みの今井華などがランウェイに登場し、今年春夏の最新トレンドを着こなした。この日、「ちゅらイイ GIRLS UP! ステージ」の最初にランウェイを歩いたのはダレノガレさん。渡辺直美がプロデュースするブランド「PUNYUS(プニュズ)」の服に身をつつみピンクで統一。続いて「東京ガールズコレクション」でも活躍する人気モデル秋元梢や玉城ティナ、カロリナなどがランウェイを歩くなか「ハリセンボン」近藤春菜&箕輪はるか、「森三中」黒沢かずこ、そして司会を務める「ピース」綾部祐二&又吉直樹が登場し、会場は笑いに包まれた。続いてゆるきゃらと登場した今井さんは今回が初の沖縄。感想を求められると「沖縄の“バイブス”が高くて、ギャルもギャル男もみんなイケイケで最高!」と興奮。さらに今年は、日本の“KAWAii”を世界へ発信している「ASOBI SYSTEM」とのコラボレーション企画として「OKINAWA KAWAiiステージ」も行われ原宿人気モデルEVA、武智志穂、三戸なつめなどが参加。「ジャルジャル」、「ロバート」、「ウーマンラッシュアワー」らと一緒にランウェイを歩いた。芸人たちと歩くランウェイは決めポーズが肝心だが、「ロバート」秋山竜次は体モノマネで梅宮辰夫に変身。モデルとの息が合ったポーズを披露していた。ほかにも沖縄でよく着られているかりゆしウェアをテーマにした「かりゆしCOLLECTION」やリゾートファッションをテーマにした「RESORT COLLECTION」など夏を感じさせるファッションショーとなった。また今回はレディー・ガガのヘアメイクを担当する経験をもつ原宿を代表するカリスマ美容師・奈良裕也による即興ヘア&メイクや、お笑いライブのほか、天使過ぎるアイドル・橋本環奈が所属する「Rev. from DVL」や、モデルとしても活躍の近藤夏子、そして絶大な人気を誇る「NMB48」のライブが行われオールスタンディングで盛り上がりを見せていた。(text:cinemacafe.net)
2014年03月24日池松壮亮、橋本愛ら映画『大人ドロップ』キャスト陣が3月23日(日)、映画の撮影が行われた伊豆に凱旋。伊豆急行の「1日駅長」および「1日ミス伊豆急」に任命され、この日のための臨時の記念列車が運行した。樋口直哉の同名小説を原作に、高校3年生の夏、言い争いをしたまま学校を去ってしまった意中の女子にもう一度会うために旅に出た少年の青春と成長を描く。撮影は伊豆急行と伊豆・河津町の全面協力を得てオール伊豆ロケで行われた。池松さん、橋本さんに加え、小林涼子、前野朋哉、飯塚健監督も伊豆への凱旋を果たし、まずは伊豆高原駅で行われた任命式に出席した。池松さん、橋本さんらは紺色の伊豆急の制服に身を包んで登場。池松さんは「(電車が題材の)こういう映画ではないんですが…(笑)。1日、楽しみたいと思います」と駅長として決意表明。橋本さんは「あまちゃん」のユイ役で「ミス北三陸鉄道」を演じたが、今回は1日とはいえリアルに「ミス伊豆急」を務めることに。客席のあちこちから「かわいい!」と歓声が飛ぶ中、「こんなにたくさんの方が来てくださると思ってなかったので嬉しいです」と笑顔で語った。伊豆での撮影について、池松さんは「人に恵まれ、環境に恵まれ、何より伊豆の景色に助けられました」と述懐。前野さんと相部屋で合宿状態で過ごしていたそうだが、2人でホタルを見に行ったり、「本当にすごいです!こんなに(東京とは)違うんだ!と思った」と絶賛。地元の回転寿司にも行ったそうで、撮影の合間にも伊豆を楽しんだよう。橋本さんは「久しぶりの地方ロケで、来てみたらすごく好みの場所で、外の空気を吸いながらのお仕事の喜びを感じて臨んでいました」とニッコリ。特に「海に近いホテルでの撮影があったんですが、海がキレイで部屋からずっと眺めてて、『住みたいな』と思うくらいでした」と海の美しさにすっかり魅せられたようだった。4人は“業務”として伊豆高原駅での放送アナウンス、映画のアピールなどを行い、その後、臨時で運行される記念列車を乗車。夕方には映画にも登場する「河津バガテル公園」にて行われた舞台挨拶に登壇した。『大人ドロップ』は4月4日(金)より全国公開。なお、4月6日(日)には「映画館のない町に映画館を」との取り組みの下、下田市民文化会館にて、映画の全国公開後には異例となる凱旋イベント上映が行われる。(黒豆直樹(cinema名義))
2014年03月24日平成26年度のBS1・BSプレミアムの出演者&キャスターの取材会が、3月22日(土)、東京・NHK放送センターにて行われ、LiLiCoや田中理恵、高橋愛、中越典子ら26年度の番組を彩る総勢23名の出演者が出席。BSプレミアムで放送となるドラマ「珈琲屋の人々」に出演する高橋克典さんは「見て損はさせません!」と自信のほどを語った。物語の舞台は東京下町の商店街。その中にひっそりと佇むレトロな喫茶店「珈琲屋」に集う、人々の抱える問題や悩みを、一杯のコーヒーを通して解きほぐしていく心温まるヒューマンドラマ。主人公の店主・宗田行介を高橋さんが務め、木村多江、倉科カナ、八嶋智人、壇蜜ら豪華キャストが出演する。この日、マイクを握った高橋さんは、「物語が素晴らしかった。最近では久しくなかった人と人のふれあいを描いたドラマです。見て損はさせません!」と出来栄えへの自信をのぞかせる。さらに、高橋さんと道ならぬ恋に堕ちるヒロイン・冬子を演じた木村さんは、「克典さん演じる行介への最初は敵対視から始まるんですけど、そこから心が揺れて揺れて揺れて、恋に堕ちていく役なんです。克典さんの役は目でお芝居をすることが多い役で、セリフも少なく『…』ばかりだったので、普段とはまた違った克典さんが見れると思います」。そんな2人の共演を見ていた八嶋さんは「言葉ではないお芝居ですごく表現豊かにされていて、本当に苦みばしった珈琲のような作品になっていると思います」と語っていた。そのほか今年のBSプレミアムでは、幅広い世代が楽しめる“知的エンターテインメントチャンネル”を目指し、食や地域などを紹介する新しいタイプの教養・娯楽番組がスタート。高橋光臣、中越典子、山崎樹範らが出演する新BS時代劇「神谷玄次郎捕物控」を始め、元体操選手の田中理恵が出演する食の番組「食材探検 おかわり!にっぽん」、高橋愛らが“旅人”となって地域を巡る「鉄道紀行 ニッポンぶらり鉄道旅」、そして9年目を迎える“和の暮らしの美”をコンセプトに、草刈正雄がMCを務める長寿番組「鑑賞マニュアル 美の壺」では、ナレーターとして木村多江が今年から声で出演するも発表された。一方のBS1は、スポーツ中継・情報番組を充実させ、国際・経済番組を強化していくとのこと。小宮山悟、田口壮、石井一久ら元プロ野球選手が解説を務める注目の新スポーツ番組「ワールドスポーツMLB」。うじきつよし、高橋メアリージュンがサイクリングの魅力を伝える「チャリダー★快汗サイクルクリニック」。MCの田村亮(ロンドンブーツ1号2号)とSHELLYがマイペースに“走る楽しさを伝える”番組「ラン×スマ ~街の風になれ~」。海外在住の日本人たちの情報を通して、LiLiCoが世界の“今”を伝える国際情報トークバラエティ「地球アゴラ」。さらには東日本大震災から人々がどんな風に困難を乗り越えてきたのかを貴重な映像と共に紹介する「TOMORROW」など、明日に役立つ番組をさらにパワーアップしていくという。この日、登場したのは13番組の出演者だったが、そのほかにも英国発の大人気ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」のシーズン3を始め、韓流ドラマでは「トンイ」、音楽番組なら「The Covers」(MC:リリー・フランキー/夏菜)や「笑う洋楽展」(MC:みうらじゅん/安齋肇)などなど人気番組や新番組が続々と放送される。(text:cinemacafe.net)
2014年03月23日沖縄・宜野湾市で開催中の「第6回沖縄国際映画祭」。3月21日(金・祝)にビーチにてレッドカーペット・イベントが行われ、よしもと芸人を始め、小西真奈美、水沢アリー、「NMB48」などが登場し53,000人の観客を沸かせた。「Laugh & Peace」をテーマとして、これまで5回にわたり行われてきた「沖縄国際映画祭」。6回目となる今年は「島ぜんぶでお~きなこと!」を新たな合言葉に、開催場所を全島に広げ、レッドカーペットも2日間にわたって行われる。1日目は冷たい風が吹く中でのレッドカーペット・イベントとなったが、開始前からすでに観客の熱気が。まずは毎年恒例の沖縄舞踊のエイサーでスタート。最初に登場したのはオープニングの司会を務める今田耕司とアナウンサーの木佐彩子。それに続き、芸人や俳優がと登場するなかペールカラーのミニ丈のワンピースで美脚を披露する水沢さんは菊地亜美と一緒に「嬉しい! 超楽しい!」と興奮気味。続いて「パンサー」の3人が登場すると、観客から黄色い大歓声が!先日発表された今年の「よしもと男前ランキング」で2位についた「パンサー」向井慧は「レッドカーペットでこんなにたくさんの人たちの前で歩くことができて、感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔で応えた。そして品川ヒロシ監督作『サンブンノイチ』に出演する哀川翔は、貫録たっぷりに登場。報道陣につかまりなかなか前に進めない哀川さんに、品川さんは「翔さん早く!」と声をかける一幕も。さらに「NMB48」のメンバーが登場し、会場の盛り上がりはMAXに。小笠原茉由は「サイコーです!」とコメントし、手を振る沿道のファンのもとに駆け寄って声掛けするなどファン・サービスもたっぷりだった。終盤に近づくと、豪華俳優陣が続々と登場。鉄拳のパラパラ漫画を実写映画化した『振り子』からはブラックスーツでクラシックにまとめた中村獅童やホワイトのロングドレスに身を包んだ小西真奈美らがレッドカーペットを歩いた。その後、『円卓』に出演の芦田愛菜が行定勲監督と一緒に登場。この日は白とピンクのノースリーブのワンピースでヘッドアクセサリーを着けドレスアップ!「かわいいー!」との沿道の声に、「ちょっと緊張してます」と語りながら「ノースリーブなので少し寒いです」と話した。最後は、ベン・スティラーの監督作『LIFE!』の日本語吹き替え版を担当した「ナインティナイン」の岡村隆史。「ふと横を見たら、この寒さで芦田愛菜ちゃんがブルブル震えてました。さすがに『毛布毛布!』って言いましたよ」と話し、ファンと交流しながら歩いた。23日(日)には沖縄・那覇国際通りにてレッドカーペットが行われる。(text:cinemacafe.net)
2014年03月22日昨年公開された『かぐや姫の物語』をプロデュースしたスタジオジブリの西村義明氏が3月21日(金・祝)、東京・新宿バルト9でトークショーを行った。ジブリ新時代を担う存在として注目され、夏公開のジブリ新作『思い出のマーニー』も手がける西村氏ってどんな人?この日は「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」が特別企画した3夜限定の上映会「これが出発点だ。」の“第1夜”で、高畑勲監督の記念すべき長編アニメ初作品『太陽の王子 ホルスの大冒険』(’68)がニュープリント版で上映された。同作に加えて、宮崎駿監督の初期代表作である『ルパン三世 カリオストロの城』(’79)、『風の谷のナウシカ』(’84)もスクリーンに復活。どれも現在のジブリを語る上で欠かせない、文字通りの“出発点”だ。西村氏は1977年、東京生まれ。アメリカ留学後の2002年、スタジオジブリに入社した。「若気の至りで映画を作ってやりたいと思っていたが、何をしたらいいのか分からなかった」そうで、入社当初は「著作権や法務を扱う部署で、ひたすら契約書のファイリングをしていた」のだとか。その後、『ハウルの動く城』『ゲド戦記』『崖の上のポニョ』の宣伝に参加し、高畑監督に多大な影響を与えた50年代の仏アニメ『王と鳥』(’06年に日本公開)で宣伝プロデューサーを務めた縁で、高畑監督と出会った。ちょうどこの時期、『かぐや姫の物語』は準備段階にありながら、ほとんど前進が見えない状況だったという。そこでスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが白羽の矢を立てたのが、西村氏。そこから『かぐや姫の物語』が完成するまでの苦闘の8年が始まった。「初めて高畑さんにお会いしてから、監督をお願いするのに1年半。脚本はさらに1年半かかった。ところが出来あがった脚本は、上映時間が3時間半もあって…」と西村氏。さまざまな試行錯誤を経て、当初183ページあったシナリオは、138ページにまで絞られたそうだ。絵コンテの段階になっても、高畑監督のこだわりはノンストップで「ある日突然、高畑さんが『なんで竹が光るんですか?光源はどこですか』って(苦笑)。その答えが出るまで、絵コンテが6週間止まってしまった」(西村氏)。映画は2013年7月、宮崎駿監督の『風立ちぬ』と同日公開される予定だったが、最終的には同年11月23日に全国封切りされた。「最初から無理だったんでしょうね。製作が遅れるなか、夏に公開するか、企画そのものを中止するか決断することになった。鈴木さんに『企画を中止にし、製作にかかった数十億円をドブに捨てる権利を僕にください』と伝えた。すると鈴木さんは『お前が始めたことだからな。いいよ、ドブに捨てても』って…。最終的には4か月遅れで、高畑さんとも意見が合致しましたが。高畑さんは初めて納得してくれましたね。そもそも(『風立ちぬ』との)同時公開には納得していなかったですし」(西村氏)。目下、夏の全国公開に向けて、最新作『思い出のマーニー』の完成を目指している。メガホンをとるのは、『借りぐらしのアリエッティ』で長編デビューを飾った米林宏昌監督。こちらは、演出面でジブリ新時代を担う存在だ。西村氏は「全然、順調じゃないです!夏には公開しますけど。米林監督は現実的で、現状の中で最大限の力を発揮する人。朝10時から翌朝4時まで頑張っています」と現状報告した。そんな西村氏が考えるスタジオジブリ作品の魅力とは?「ピクサーやドリームワークスと違うのは、夢だけじゃなく、悪夢も描いているところ。例えば『となりのトトロ』が夢なら、『火垂るの墓』が悪夢。過去のあやまちや現実に、目を背けてはいけないとアニメーションで訴えるのはジブリしかないと思う」(西村氏)。(photo / text:Ryo Uchida)
2014年03月22日剛力彩芽と山崎賢人が3月21日(土)、高校生の同居を描く胸キュン映画『L・DK』のPRイベントに揃い踏み。来場したファンの“同居妄想”を実演した。山崎さんが、剛力さんの頭をナデナデする瞬間もあり、双方のファンから狂喜の(!?)の歓声をあげていた。剛力さんがレギュラーを務めるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」とのコラボレーションイベント。会場となった東京・半蔵門にあるTOKYO FMホールには、10代を中心に約300人のリスナーが駆けつけた。イベントでは、事前にリスナーから寄せられた「もし意中の相手と同居したら…?」という妄想エピソードが披露され、剛力さんと山崎さんが役者魂で実演!ハンバーグを美味しそうに食べる剛力さんに、山崎さんが「ハンバーグとオレ、どっちが好き?」と質問すると、剛力さんは「うーん…、賢人君!」。すると山崎さんは、剛力さんの頭を優しくなでていた。また、剛力さんが山崎さんの手をギュッと握って、刺さった“トゲ”を取ってあげようとする妄想も披露され、会場のボルテージは最高潮に達した。渡辺あゆの人気少女漫画を実写化。何事にも直球勝負で挑む女子高生・西森葵(剛力さん)は、不注意で起こしたボヤ騒ぎをきっかけに、学校一のツンデレ王子こと久我山柊聖(山崎さん)と同居するハメに…。ひとつ屋根の下、秘密を必死に守ろうとする葵と、そんな葵を面白がるイジワルな柊聖が惹かれ合っていく。本作が初主演作となった剛力さんは「人気のある原作ですし、プレッシャーもあったが、思いきり青春させてもらった。好きな相手に、気持ちを伝える大切さを描いている」とニッコリ。山崎さんも「等身大の青春を楽しめた」と言い、「実写だから見せられるものがある。男性も楽しめるはず」と同性にアピールしていた。『L・DK』は4月12日(土)より全国にて公開。(内田涼(cinema名義))■関連作品:L・DK 2014年春、全国にて公開
2014年03月22日「ドラマとか映画の形で映像化されて、それがきっかけで本が売れるというのはすごくイヤなんです(笑)。作家である以上、あくまで自分の言葉、小説の力だけで勝負したいと思っています。だから、そうやすやすとは映像に変換できない小説を目指してずっと書いてきたつもりなんですよ」。そう飄々と言い切るのは、「ほかならぬ人へ」(’10)で直木賞を受賞した作家・白石一文だ。不遜な物言いでも、傲慢な姿勢でもなく、ただ小説家としての信念からの言葉、そんな風に感じた。しかし今回のインタビューは、そう語る白石さん初となる小説の“映像化”にあたってのもの。果たして、彼の中にどんな思いが巡っているのだろうか?今回映像化されるのは、白石さんによる2005年に出版された小説「私という運命について」(角川文庫刊)。舞台となるのは、バブルが崩壊し景気が低迷する1993年の日本。男性社会の中、女性総合社員第1号として大企業で働く亜紀の29歳から40代までの約10年もの時の流れを“運命”という視点で描いた大作だ。自身の作品を「僕にはある種マニアックなところがあって、読者が勝手に想像する余地をなるべく与えないような、(小説が本来持つ)行間を埋め尽くすようなものを書いてきました。この小説も、一見ドラマチックなんだけど、これを三次元にしたいとは作り手側もなかなか思わないだろうなと思っていたんです」と分析する。そんな彼の作品に果敢にも挑み、冒頭の言葉を口にする彼を口説き落としたのは、WOWOW。特に、オリジナルドラマを制作する“ドラマW”枠では、これまで湊かなえの「贖罪」や池井戸潤の「下町ロケット」など骨太な小説を丁寧に映像化し、そのクオリティの高さで多くの支持を得てきた。白石さんも「いまのTVドラマは誰かが殺されたり、突拍子もないことが起きたりと極端なお話ばかりになってしまってる気がします。そんな中で役者さんたちにとって、ここ(ドラマW)は“ラストリゾート”になってるんじゃないかしら。もし映像化の話が来るなら、WOWOWから持ち込まれたらいいなってずっと思っていました」と笑う。直木賞作家の原作に、硬派な作品を送り出す放送局、となればそこに集まるキャスト陣は実力派と呼ばれる日本が誇る役者たちだ。主人公・亜紀役には永作博美、そして彼女と数奇な運命を共にする男・康を演じるのは江口洋介。そのほかにも池内博之、三浦貴大、太田莉菜、藤澤恵麻、塩見三省、森山良子、宮本信子など豪華な面々が名を連ねている。永作さんが演じる亜紀は、時代に翻弄されながら自らの運命を必死に選び取ろうとする役どころ。さらに29歳~40代と演じる年齢の幅も広い。つまりは難役だ。そんな彼女を取り巻く江口さんを始めとする脇を固める俳優たちが演じる登場人物たちの心の複雑さも想像するに難くない。このキャスティングを原作者という立場からはどう見えるのだろうか?「永作さんが出演されると聞いて、とても嬉しかったですね。綺麗な人もそうじゃない普通の人も演じられる方ですから。『八日目の蝉』なんてもの凄い演技力だと感じました。まさか『Ribbon』(アイドル時代に所属していたグループ名)の人がこんな素晴らしい女優さんになるなんて思ってもいませんでしたが(笑)。この作品では子どもを生むことが大事なファクターになってくるので、その点でもよかった気がします。彼女は現実に2人のお子さんのお母さんでもあるわけですから。(康に関しては)特にこういう人でとイメージはしていなかったけど、どの俳優さんも演技力は抜群ですから役柄については何の心配もしていないんです」。ネット、特にSNSが流行り始めてから視聴者の声がより大きく聞こえてくるようになった現代のTVドラマ。どんな作品も賛否の声があがるが、作品に魅力を宿すためには、物語を紡ぐ者としては何が必要と考えているのだろうか?「人間というのは、本当にまっさらな自分になった時っていうのは、笑顔ではないと思うんです。表情を“作る”前の顔が、人間の本当の顔なんです。人生は笑いや充実だけで過ごせるほど甘くもないし、単純でもない。結局、どんな人も真面目な顔で、真剣に生きるしかないのです。であるならば、その人生の基本中の基本に触れないかぎり、魅力的な物語は生まれないんじゃないかと思います。だって、みんな突飛な人生を面白おかしく生きているわけじゃないでしょう(笑)」。その考え方は、白石氏の作品の根底に流れるものとも言える。本作のヒロイン・亜紀の物語は、バブル崩壊後の混沌の時代、2001年のアメリカ同時多発テロ、2004年の新潟県中越地震といった歴史的出来事を背景にして、元恋人の康や家族や愛し愛された人々と共に、選べなかった運命に後悔し、掴んだ運命を離すまいと懸命に生きる姿が描き出される。彼女の運命についてはぜひドラマで確かめて頂きたいが、“愛する・繋がる”ことについての物語を描き続けてきた白石氏に最後にこんな質問を投げかけてみた。本作は固定電話から携帯電話へと移行した時代の転換期、つまりは“パラダイムシフト”が起こった瞬間も捉えている――そして現在、時代はスマホへと移り、コミュニケーションのパラダイムシフトが今まさに起きているが、そんな“今”を描くならどんな小説を書くのだろうか?「テクノロジー自体はかなり先端的になって来ていると思います。例えばSNSでいうと、この前のアカデミー賞で俳優たちが授賞式の最中に撮った写真をTwitterにアップしてサーバーをダウンさせたり…。本屋さんに行くと、本を買う前にみんな書棚の前でスマホ片手にブクログなんかをチェックしてるんですよ。もしも、『ラストがつまらない』なんて書かれていたら本をレジまで持って行ってくれない(苦笑)。そういうことが日常の風景になりつつあるけれど、これは驚くべき変化だと思います。ある種、革命的と呼んでもいい気がする。たとえていうなら、フォード社がT型フォードを作ってみんなが自動車に乗るようになったら、“道路”というものが出来て地図が書き換えられてしまった。それまでは、地図の中に伸びている線はせいぜい自分の足で歩く道と鉄道の線路くらいだったわけです。いま起きてることはこれと同じで、頭の中の地図が書き換えられて、僕たちの脳内にまったく新しい“道路”が出来てきている。それは、すごく便利なことなんだけど、もともと道路というのは、生身の誰かと誰かが繋がるために存在するわけです。ところがあんまり手軽にいろんな情報にアクセスできたり、いろんな人のやっていることをバーチャルに見たり聴いたりできるようになったものだから、僕たちはいつの間にか、その道路の中をずっとうろうろしてるだけで、その先にいるリアルな人間と繋がることを忘れそうになっている気がしますね。自動車だったらいつかは降りて、たどり着いた場所にいる現実の人間たちと出会う。だけどいま僕たちの脳内で急速に発達している道路網というのは、誰とも直接繋がらなくていいような気分にさせる性質がある。情報は生きるために不可欠なものですが、ネットの世界に住んでいると、単に情報を獲得し続けるだけで生きて行けるような錯覚が生まれる危険性があります。そういうある種の麻薬性をネットやSNSは持っている気がしますね。だとすると、自分自身がいつの間にかネットワーク内を動き回る小さな電子的単位に化けてしまわないよう、僕たちはかなり意識的にインターネットやSNSを使いこなす必要があると思います。人間にとって本質的なものというのは何千年経っても変わらないんです。結局、自分自身が一体何者であるかを知るために僕たちは生きているし、そのために現実の生活があり、生老病死があり、そして、自分を映してくれる唯一の鏡とも言える“他人の存在”というものがある。大事なことは、誰かと繋がることだし、それはやっぱり互いに心や肉体を思い切りぶつけ合うことでしか実現しない。ずっとSNSだけを見ていていると、その辺の直感が鈍ってくるんですね。どうやって人を好きになったらいいかも分からなくなったりする。いろんなツールを使うのは誰かと繋がるためであって、もしも、この世に自分一人しか生きていなければ、それは生きていないのと同じだと思います。大切なのは、誰かと深く繋がり、誰かを深く愛したり、ひどく憎んだりすることです。本来そのための画期的なコミュニケーション・ツールとしてネットやSNSはあるんでしょうが、それがだんだん自己目的化しつつあって、みんなが本来の目的を見失ってきているのは確かでしょう。人間の肉体は生まれた瞬間から歳を重ねながら、どんどん衰えていきます。そのあいだ、僕たちの心臓は物凄い回数で自律的に拍動し、全身にあたたかい血液を流し続けてくれる。僕たちは、そういう懸命な肉体の営みの中で、誰かと会って顔を突き合わせて話しをしたり、男と女なら温かさを共有するために抱き合ったりセックスをしたりする。これもまた何ものにも代えられない精神の大切な営みです。その営み全体が持つ喜びや苦しさの価値は、たとえどんな理由をつけても、やっぱり軽んじることは許されないと僕は思っています。人生にはやらなくていいことも沢山あるけれど、いかなる形にしても人間と人間が深く繋がり、体温を感じ合い、愛し合ったり憎み合ったりするというのは絶対に不可欠なことなんですね。そこからだけは誰も逃げられない。この『私という運命について』という小説でも、僕はその点をかなり具体的に描いているつもりです。主演の永作博美さんがプロモーション用のインタビューの中で『人生は不思議に満ちている』とおっしゃっているんですが、まったくその通りだと思います。どんな人の人生も不思議に満ちているし、とんでもない事件に巻き込まれなくたって、誰か親しい人が殺されなくたって、人間ひとりひとりの人生にはもの凄いドラマが詰まっているんです。永作さんが演じる主人公の冬木亜紀はどこにでもいる普通の女性です。でもその普通の女性の29歳から40歳までのわずか10年の人生には豊かな物語が潜んでいる。その物語を見ることで、人は泣けるし、喜ぶことができる。(今回の映像化で)視聴者の人たちがそのことを強く実感してくれればいいと思います。そして、僕のような小説家がいて、そういうどこにでもあるような人々の物語を描いてもちゃんと作家になれているんだということを、これから物を書こうとしている人たちが知ってくれれば本当にいいなと思っているんです」。(text:cinemacafe.net)
2014年03月20日宮崎あおいは役作りをしない。撮影の前日に脚本の翌日のシーンに目を通して、セリフを覚えるが、内面を作りこむことはしない。「答えは現場にあるから。相手の役者さんと向き合った時に生まれるものを一番大事にしたい」。この先の未来のビジョンや演じてみたい役柄のことなど考えない。現在28歳。来年の秋で30歳を迎えるのを前に「これからやりたいこと」や「目標」を聞かれることも多くなったが彼女の答えは変わらない。「29歳も30歳もただの数字。いまが一番楽しいし、これからも常に『いまが一番楽しい』と思いながら生活できればいい」。「いま」の積み重ねで、道ができる。時に初めての経験や新たな発見が加わる。映画『神様のカルテ2』は彼女にとって初めての続編作品。それはこれまでにない新たな喜びを彼女にもたらすことになった。「本屋大賞」にもノミネートされた夏川草介の人気小説を原作に、地方の病院で末期がん患者と向き合う医師の姿を描いた『神様のカルテ』が公開されたのは2011年。宮崎さんは主演の櫻井翔(嵐)が演じる主人公・栗原一止の妻でカメラマンの榛名(はるな)を演じた。榛名の妊娠が分かったところで終わりを告げた前作に続く本作。榛名は「家庭か?それとも仕事か?」という正解のない問いに直面する一止、そしてお腹の中の新たな命と共に優しく、強く歩みを進めていく。冒頭でも書いたように、役作りをしなかったのは本作でも同じ。とはいえ、この榛名というキャラクターは、宮崎さんにとって普段と少しだけ異なる、特別なプロセスを経て生み出された役柄と言える。「前作の撮影前、決定稿をいただいた段階で、深川(栄洋)監督とじっくりとハルさんについて話す機会をいただいたんです。最初の準備稿のハルさんがすごく好きだったんですが、さらに掘り下げていただいた結果、決定稿で逆に自分の中で疑問に感じる部分が出てきたんです。それを深川監督にぶつけたんですが、(そのようなことは)私にとっては初めての経験で、すごく緊張もしました(笑)。でも、おかげで監督とハルさんを共有できたと思います。だからこそ今回の続編でも、ほとんど監督と話すこともなかったですし、『新しい何かをやらなきゃ』という意識もなく、現場に入って自然に素直な気持ちでハルさんになれました」。榛名を演じる楽しさは?そう尋ねると子どものようなイタズラっぽい笑みと共にこんな答えが返ってきた。「ハルさんは一止さんにも常に敬語で話すんですけど、それがすごく楽しいです。『アイデン&ティティ』(’03/田口トモロヲ監督)で麻生久美子ちゃんが演じる女の子が、敬語で話すのがすごくかわいくて(笑)。恋人に対してもちょっぴり上から目線で(モノマネして)『キミはさ…』みたいな感じで話すのをなんてかわいいんだろう!っていち観客として見てたんで、敬語でセリフを言えるのが素直に嬉しかったです」。本作での一止と榛名の関係で、印象的なシーンがある。短い場面だが、思い悩む一止を榛名が何を尋ねるでもなく抱きしめる。榛名の一止への思いがあふれ出るような、しっとりと静かで、しかし強い印象を残すシーンとなっている。「あの現場は和室で、ハルさんは着物だったので、最初は“女将さん”みたいに見えるんじゃないかな?って不安だったんです(笑)。照明もすごく暗くて、櫻井くんの顔も見えないくらいで、出来上がりを見ても『こんな暗かったんだ!』と驚きました。顔を見ただけで何かがあったと察して、言葉ではない部分で包み込んであげられる――もうすぐ“母”になるハルさんの母性が出たシーンという感じではないかと思っています。お母さんは何でもお見通しというところあるじゃないですか。楽しいこともつらいことも、学校から帰ってきたときの顔を見ただけで分かって、何か言うのではなくおいしいご飯を作って元気づける。そんな、言葉ではないもので一止さんを包む母のような強さですね」。本シリーズの榛名然り、今年の日本アカデミー賞「優秀主演女優賞」に輝いた『舟を編む』のヒロイン・香具矢然り、主人公の心に寄り添うヒロイン――決して男性の後ろにつき従うだけではない、己をしっかりと持ち、もしかしたら時に異なる方向を見据えて歩いてるかもしれないが、心で繋がり合い、互いに背中や歩みを見て成長する――ここ数年、そんな女性を演じることが多い。「年齢というのもあると思いますね。妻を演じられる年齢になって、たまたまですがそういうお話をいただく機会が多い時期なんだなと。でも私自身、そういう女性はすごく気持ちよく、カッコいいと思うので、女性として惹かれている部分はありますね」。今回は妊婦だったが、母親を演じることも珍しくない。「子役の子がいて、自分がこの子の母だと思うと母親を疑似体験しているようで楽しいです(笑)。年齢を重ねていくのは楽しいことだと思ってるので」と優しい笑みを浮かべる。年齢を重ねる中で女優という仕事に対する考えが確実に変わってきているのも感じている。「以前は取材で女優という仕事の楽しさを尋ねられて『違う人間になって思いもよらない感情になる瞬間があって楽しい』というようなことを言ってた気がしますが、いまはそれを聞かれてもうまく答えられないかもしれないです。もちろん、お芝居をするのは楽しいです。緊張はするけどストレスや苦労はないんです(笑)。ただ、それよりもいまは、監督さんやスタッフのみなさんと一緒に仕事ができるということに楽しさを覚えるかな?現場にいて、みんなでものを作っていく過程――その中で自分はたまたま俳優部のパートにいるという感覚――が楽しいなと思います」。改めて、今回の、初めての続編という経験をこう語る。「やってみて『続編て嬉しい!』と思いました。参加する前は『難しい』という感覚だったんです。お客さんも前作と比べて見るものだろうし。でも同じスタッフ、共演者の方と一緒にまた作品を作れるというのがこんなに楽しいことだったのかと初めて知りました。これから別の作品で続編が製作されてるのを見たら『うらやましい』と感じると思います」。最後にひとつ。いつの頃からか、記者会見や舞台挨拶で、撮影現場での宮崎さんの様子について尋ねられると、本人からも共演者からも「編み物をしていた」という言葉が聞かれるようになった。実は今回の映画で、榛名が編んでいる編み物は実際に宮崎さんが編んだものが使用されている。編み物の楽しさについての答えは、これまで答えてくれた映画や女優という仕事についての“哲学”と重なるものがある。「映画を作るのと同じで、編み物はコツコツ積み重ねていくことで必ず形になっていくんです。その過程が楽しいです。よく『ストレス解消ですか?』って聞かれるけど、ストレス自体ないので、ただ楽しいから編んでます(笑)。年中、編むようになったのは朝ドラ(『純情きらり』)の頃なので19歳くらいからですね。現場でなんとなく編んでて、最初はマフラーとかでしたが、意外と作っても使わないし重い(苦笑)。それで、実用的な小物入れをいろんな大きさで作るようになりました。人にプレゼントすることも多くて、その人に合わせた毛糸や柄を選んで編んだりしてます」。静かに、ゆっくりと彼女はいまを紡ぎ出していく。※「宮崎あおい」の「崎」は正確には異字体/「大」の部分が「立」(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:神様のカルテ2 2014年、全国東宝系にて公開
2014年03月20日諌山創の人気漫画「進撃の巨人」の初の公式スマホアプリでDeNAから配信中の「進撃の巨人 -自由への咆哮-」の新CMに和田アキ子が出演していることが発表され、3月20日(木)に都内で会見が行われた。人間を食い尽くそうとする謎の巨人たちに生き残りをかけて戦いを挑む人類の姿を描いた人気漫画の公式スマホアプリで、iPhone、iPad、およびAndroid端末向けに配信され、先月末には100万ダウンロードを突破。壁の外への追放された者たちが、時に巨人を利用しながら生き残るべく戦うバトルゲームとなっている。CMでは「カラテカ」ら若手芸人が焼肉を食べているところへ、劇中と同じように壁の向こうから和田さんの手がはみ出し、さらに箸を手に持った状態で顔をのぞかせるのだが、この日も正面の壁の向こうから“巨人”さながらに登場し会場を沸かせた。昨年末の「紅白歌合戦」でアニメ版「進撃の巨人」の主題歌を歌う「Linked Horizon」の出番の前に和田が登場して「そっくり!」と言われるなど、和田さんと巨人の類似が話題を呼んできたが、和田さん自身は「似てるってことで、自分の番組で取り上げたりもしたし、『似てなくもないな』と思いつつ、笑ってたけどCMが来るとは思わなかった(笑)」とオファーへの驚きを口にする。勇気ある企画(?)とも言えるが、「暗いニュースが多い中で面白い!」と語り、「現実の巨人」篇というCMタイトルについても「気に入ってます。これから使っていきたい」とニッコリ。唯一、出演に際して原作で巨人が裸である点が心配だったようで「ハダカで?と思ったら着衣でした!」と安堵の表情で語り、会場は笑いに包まれた。今後、CM第2弾の放送も決まっているが内容はいまだ謎のまま。和田さんは「全身筋肉痛になりました」とかなりアクティブなものになっていることを示唆。また、新CM放送を記念し、和田さんを模した巨人像「アッコ巨人像 食」がアプリのショップ内で3月21日(金・祝)より期間限定で入手可能となることも発表された。芸能界で巨人のように踏みつぶしたい人は?という問いには「苦手な人とは仕事はしないので、会わないので踏みつぶさなくても大丈夫です」と和田さんらしい答え。この日、親交のある「ナインティナイン」の矢部浩之と青木裕子の間に第一子の男の子が誕生したことが報じられたが、「よかったですね」と祝福しつつ、「やべっちは幸せで大丈夫だけど、岡村(隆史)の方が心配!」と独身の相方のことを気にかけていた。スマホアプリ「進撃の巨人 -自由への咆哮-」新CMは3月21日(金・祝)より放送開始。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会
2014年03月20日『つぐない』(’07)『アンナ・カレーニナ』(’12)などで知られるジョー・ライト監督がメガホンを取る、「ピーター・パン」の前日譚を描く映画『Pan』(原題)で、主役となるピーター・パンを演じる少年が決定した。ピーター・パンを選考する大掛かりなオーディションが行われると、米映画情報サイト「EmpireOnline」などが報じたのが2月のこと。2月23日の英ウェンブリー・アリーナを使った一般オーディションを経て、ついにライト監督は“ピーター・パン”を見つけたようだ。本作は、米ワーナー・ブラザースが手がける3D作品で、脚本は『アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険』(’12)のジェイソン・フックスが執筆することになっている。キャストは、黒ひげ役にヒュー・ジャックマン、フック船長役に『トロン:レガシー』(’10)のギャレット・ヘドランドが決定し、『ドラゴン・タトゥーの女』(’11)のルーニー・マーラがピーター・パンが訪れるネバーランドに住むインディアンの娘・タイガーリリーの役を交渉中だと噂されている。米エンタメ情報サイト「Variety」によると、今回、主人公ピーター・パン役に大抜擢されたのは子役俳優のレヴィ・ミラー。これまでに短編映画『Great Adventure』(原題)、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めたTVシリーズ「Terra Nova ~未来創世記」に出演経験がある。物語は海賊によって誘拐され、ネバーランドに連れられてきた孤児のパンが、悪い海賊に立ち向かいネバーランドを救うさまを描いたものになるという。全米公開は2015年7月17日(現地時間)を予定している。(text:Mieko Nakaarai)
2014年03月20日SNSで起きた事件をきっかけに表出した、現実での繋がりの希薄さを埋めていく人々を追ったサスペンスフルな群像劇を描いた映画『ディス/コネクト』。ネット社会への警鐘と再生への希望を描いた本作で俳優デビューを飾ったファッションデザイナーのマーク・ジェイコブスが、いつもの“お洒落”を封印して挑んだ出演シーンの様子がシネマカフェに到着した。ある少年が、SNS上で起きた嫌がらせが原因で自殺未遂を起こし、意識不明になってしまう。仕事ばかりだった彼の父親は、息子の自殺の原因が全く分からず困惑する。一方、嫌がらせを起こしていた少年は、父子家庭の寂しさと、躾に厳しい父親に愛情を感じられず、鬱屈した思いを抱えていた…。圧倒的な力を持つオリジナル脚本に心を打たれ出演を快諾した、『マイレージ、マイライフ』のジェイソン・ベイトマン、『ザ・イースト』のアレキサンダー・スカルスガルド、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のポーラ・パットンら豪華キャストたち。その中で、違法ポルノサイトで働く少年たちを束ねるボス・ハービー役で出演しているのが、本作が俳優デビューとなるマーク・ジェイコブスだ。今回届いたのは、彼の普段の姿からは想像もつかない“ダサい”ファッションと、俳優としての表情が垣間見られる出演シーンの写真。もともと、ハービー役は本作のヘンリー=アレックス・ルビン監督の友人が演じる予定だったそうだが、撮影2週間前に降板。そこでルビン監督は、以前自身の短編にカメオ出演していたジェイコブスにオファーしたという。「彼のコメディのタイミングがよかったことを思い出したんだ。いいタイミングをしているということは、直観力に優れているということで、直感力に優れているということはたいがい、いい俳優になるということだから」とルビン監督は抜擢の理由を語る。しかし、ハービーのような“いかがわしい”役を演じることにジェイコブスは躊躇しなかっただろうか?その点について監督は「彼は人がどう思うか気にしないんだ。『やってみよう。今までやったことがなかったから』って感じだったよ」と、ジェイコブスのオープンマインドぶりを称えた。だが当のジェイコブスは、劇中の衣装にはすっかりまいってしまったそう。「十字架が刺しゅうされた趣味の悪いディスコシャツに、アシッドウォッシュで股上の深い“お父さんジーンズ”。僕はそもそもデニムを履かないしね…」と、ちょっぴり閉口気味?「キャバレーの踊り子姿の僕を見ても眉ひとつ動かさなかった僕のデザインチームが、映画の衣装を身に付けた僕の姿に笑いが止まらなかったよ」とも。普段のスタイリッシュさとは無縁の服装にも耐えながら、ジェイコブスが演じたネットポルノの元締めハービー。彼の元へ集まるのは、学校にも行かず、孤独を抱えながらどうにか生活する術を模索している少年少女たちだ。ジェイコブスは、そんなハービーについて「最終的には悪いヤツじゃないんだ」と話す。「彼は子どもたちを守っているようなものだから。ハービーが彼らにさせるのはバーチャルなことだけで、売春やドラッグをやらせるわけではない。まぁ、いかがわしさはあるけどね」と演じた役柄について分析する。普段の優雅な温和さやセクシーさもどこへやら。怒鳴り、声を荒げるような気性の荒さを見せる役に挑戦したジェイコブス。ネット社会の闇を描き出す本作のドラマ性を、いっそう深く掘り下げる彼の初演技に注目してみて。『ディス/コネクト』は5月24日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月20日プレママ必見のご褒美ステイ!「星野リゾート リゾナーレ 熱海」マタニティプラン体験レポートの後編は、星野リゾート リゾナーレが展開する「La terra SPA」のマタニティ専用スパトリートメントやオプションプランをご紹介する。■プレママのためのマタニティ専用スパ「ベッラ・マンマ~きれいなママ~」を体験一段とデリケートになるマタニティには、食事をはじめ、日々の行動になにかと制限が付く。好きな食べ物や日常のなかで楽しみにしていることができないストレスを抱えるプレママも多く、急速に変化する身体の負担などで、ストレスや疲れがたまりがちだ。そんなプレママにぜひ体験して欲しいのが、マタニティ専用のスパトリートメント。妊娠20週目以降の経過が良好な人に限るが、妊娠中でも安心して施術を受けられるように、赤ちゃんとママの身体に安心・安全な植物由来のオイルを用意したトリートメントで、フェイシャル&デコルテ、フットのケアのトリートメントをみっちり70分施術。前後にフットバスやクレンジング、施術後のハーブティータイムなどを含めてトータルで110分の大満足なメニューとなっている。腰に負担のかからないリクライニングベッドで身も心も解放されるひとときに身を任せることで、疲労回復、美肌効果、そしてメンタル面でのリフレッシュ効果が得られ、ママがリラックスすることでおなかの赤ちゃんの発育にとっても良い影響をもたらしてくれるはずだ。ちなみに、マタニティが終わって、出産後の授乳中のママ向けのメニュー「マンマ・ドルチェ~やさしいママ」(施術70分、トータル110分、15,000円)のコースもあるので、出産後もぜひ訪れて育児の疲れを癒したい。■安産のためのしなやかな身体をつくるマタニティ操体妊娠中は安静にといっても軽い運動を習慣づけることは、出産にそなえて大切なこと。「マタニティ操体」という言葉をご存じだろうか。それは安全で気持ちが良く、洗練された身体のバランス調整法のこと。「マタニティ操体」では、スタッフの指導のもとで、妊婦さん自身の力でバランスの良い身体へと整えていくための運動を行う。臨月までの間に、この操体法を実践することで、安産になったという人も話も多く聞かれ、身体の歪み改善や、増加する体重と退治を支える身体づくり、スムーズなお産、腰痛の改善などプレママが抱えるトラブルに効果があるとされている。出産を迎える日までの身体づくりにぜひ体験してみてはいかが?■自然体な家族の姿を記録に残すマタニティフォトブリトニースピアーズやデミ・ムーアのマタニティ姿が話題になったように、海外セレブをはじめ、最近では国内でも美しい妊婦姿を披露するモデルやタレントも多く、一生に一度の貴重なこの時期をきれいな写真として記念に残しておきたいと思うプレママが増加中だ。都内にはマタニティ専用のスタジオもたくさんオープンしているが、慣れないスタジオでの撮影はどうしても緊張してしまうという人も多いのでは?リゾナーレ熱海では、マタニティウェルカムプランでは、お部屋にプロのカメラマンが来て撮影してくれるマタニティフォトのオプションを用意している。日常を離れてくつろいだ気持ちになったところで、自然体で赤ちゃんとはじめての記念撮影。ここならお腹を出したポーズにもトライできそう!■出産後の家族旅行プランを立てよう。乳幼児連れでも気兼ねなく訪れることができる「リゾナーレ熱海」なら、出産後も家族で旅行計画を立てやすい。0歳~1歳半のお子様を持つファミリーを対象に、家族で楽しめるご褒美旅プランも用意されている。ママがスパを受けている間に、パパと赤ちゃんはベビーマッサージのアクティビティに参加したり、赤ちゃんが寝ている間に、BARで夫婦二人だけの時間を楽しんだり、家族3人でBooks&Cafeでくつろいだり、様々な組み合わせで旅行を満喫できるそうだ。■3月10日に新施設登場!ツリーハウス&樹上アスレッチ「森の空中基地くすくす」そして3月10日には、敷地内に、ツリーハウスや樹上アスレチックなどを有した森「森の空中基地くすくす」がオープンとなる。樹齢約350年にもなる楠の上に創るツリーハウスを中心として、子どもから大人まで楽しめる森が誕生し、アクティビティとして「樹上ピクニック」の軽食などが提供される。今後もファミリー向けアクティビティがぞくぞくと登場して飽きることがなさそうだ。出産・育児は、喜びも苦労も同時にやってくるような一大事業。そんな節目を迎えるプレママたちにとって、短いマタニティに体験した一生もののメモリアルな出来事は、きっとその後の日々の中でも何度となく思い起こされ、その度にファミリーの絆を強めてくれるものになるはずだ。マタニティの思い出づくりとともに、将来の家族旅行の下見も兼ねて、足を運んでみてはいかがだろうか。(text:Miwa Ogata)
2014年03月20日『(500)日のサマー』でブレイクし、その後も『ダークナイト ライジング』『リンカーン』など話題作に出演し、人気・実力共にハリウッドを牽引する若手俳優ジョセフ・ゴードン=レヴィット。先日日本でも公開された初の長編監督作『ドン・ジョン』は、実現にこぎつけるまで4年の年月を費やすなどかなりの努力家だ。今映画界には俳優業に留まらず、活躍の場を開拓していくイケメン俳優がジョセフのほかにも数多くいる。今回は、そんな多彩なるイケメンたちをご紹介!まずはジョセフから。子役からスタートさせ、クリストファー・ノーランやマーク・ウェブ、スティーブン・スピルバーグなど名だたる監督から熱烈なオファーを受け、役者としての成功は言うまでもない。それもそのはずジョセフは、父親のデニス・レヴィットはパシフィカ・ラジオのニュース・ディレクター、母親のジェーン・ゴードンは映画監督マイケル・ゴードンの娘という芸能家系に生まれたサラブレッド。しかしジョセフはこの状況に満足せず、俳優業の傍ら短編や映像作品を撮り自身のプロダクションも設立。ブルース・ウィリスとの共演『LOOPER/ルーパー』ではプロデューサーにも挑戦し、裏方としてもキャリアを積み上げてきた映画界における秀才だ。『ロード・オブ・ザ・リング』で一躍有名となったイライジャ・ウッドもそんなひとり。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で、カフェ80’sの少年役を演じてスクリーンデビューを飾り、『危険な遊び』でサターン賞「若手男優賞」を受賞。そして『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを始め、『エターナル・サンシャイン』『マニアック』と主役から端役まで幅広く演じ、現在も“演奏を一音でも間違えると殺される”という斬新な設定で描かれる、音楽サスペンス・スリラー『グランドピアノ ~狙われた黒鍵~』といったミニシアター系に出演したかと思えば、『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚を描いた『ホビット』シリーズなど“超”がつく大作にも出演する。そんなイライジャは自身で制作会社を立ち上げるなど経営者としての一面。さらに、毎年アメリカのカルフォルニア州で行われている大型野外ロック・フェスティバル「コーチェラ・フェスティバル」では昨年DJとして登場し、そのほかセレブたちのパーティで時折活躍するなど音楽面でも精力的に活躍の場を広げている。そんな多彩なイケメンっぷりを発揮しているのは、海外の俳優だけではない。今週末公開の『神様のカルテ2』で主人公の医師・栗原一止を演じる「嵐」の櫻井翔は日本の代表格といえる。国民的アイドルでありながら、『木更津キャッツアイ』『謎解きはディナーのあとで』など話題作に出演し、実力派俳優として活躍。また映画だけではなく、ドラマ、CM、バラエティ番組、さらには日本テレビで放送されている「NEWS ZERO」でニュースキャスターも務め、政治からスポーツまで多くの知識を持つ秀才だ。いまでは日本の中で最も引っ張りだこのアイドル俳優といっても過言ではないだろう。彼らのほかにも「Dior」の広告などモデルを務めるジェイミー・キャンベル・バウアーや、プロデューサーとしても活躍するチャニング・テイタム、ミュージシャンと並行して先日アカデミー賞で「助演男優賞」を獲得し成功を収めているジャレッド・レト、クリエーターとして「COACH」とコラボイベントを行ったこともある伊勢谷友介などなど…この機会にもうひとつの顔を持つイケメン俳優たちに注目してみて。『ドン・ジョン』は角川シネマ有楽町、シネマライズほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドン・ジョン 2014年3月15日より角川シネマ有楽町、シネマライズほか全国にて公開(C) 2013 Don Jon Nevada, LLC. All Rights Reserved.
2014年03月19日待望の赤ちゃんを授かったという喜びも束の間。マタニティは、つわりに始まり、出産に向けて日々変化する体調による妊娠中特有のマイナートラブルの悩まされるプレママも多い。それだけでなく仕事や家事もこなしながら、デリケートな体調管理にも気を遣い、出産に向けてライフスタイルを徐々に育児モードへシフトしたりと、大忙しの毎日を送っているひとも多いのでは?かぐわしい幸福に包まれながらも、同時に何かと気ぜわしい日々を送るプレママたちが自分へのご褒美として、そして旦那さまと、これからのことを話し合いながら、のんびりと過ごせるメモリアルなひとときを過ごせるご褒美マタニティ旅をご紹介したい。今回訪れたのは、都心から新幹線で40分。全国でも有数の湯量を誇る静岡県は熱海の山腹に2011年12月に開業した「星野リゾート リゾナーレ熱海」だ。「海」のブルーを基調としたスタイリッシュな全室オーシャンビューのゲストルームからは、夏になると盛大な海上花火で彩られる美しい相模湾の眺めと夜景を一望でき、開放的なムードのなかで熱海ならではの温泉を堪能できるファミリーリゾート。■子どもも大人も楽しめるファミリーリゾートを目指すリゾナーレ「星野リゾート リゾナーレ熱海」のブランドコンセプトは、「大人のためのファミリーリゾート」。館内には、屋内プールやボールプールなど子どもが遊べる施設が充実し、Kids Activity CLUB「GAO」では、大人も子どもと一緒になって楽しめるシーズなるなアクティビティを豊富に用意している。子どもだけでなく、夫婦だけの時間を過ごせるように子どもを預けられるナーサリー(30分750円/人)があるなど、ママやパパ目線のサービスや設備も充実。さらに2014年の夏、出産を控えたプレママでも安心して過ごせる“マタニティ・ウェルカム”プランが内容新たにリニューアル。これから家族が増える予定の夫婦にも評判だ。取材した当日も、乳幼児を連れた若い夫婦やプレママたちが多数宿泊していて、キッズ&ベビーフレンドリーなサービスの充実ぶりと人気のほどを実感!■プレママも安心してくつろげるアメニティや備品を完備お腹に赤ちゃんにとって一番大切なことは、ママが心からリラックスできること。マタニティウェルカムプランでは、プレママが気軽に、そして安心して滞在を満喫できるようにと、お腹の大きなプレママの身体の負担に配慮したアメニティや備品を完備したゲストルームを用意している。プレママの快眠必須アイテムの抱き枕や足置き用のクッション、ゆったりサイズで着心地のよいナイトウェア、さらにデリケートなマタニティでも安心して飲めるノンカフェインの黒豆茶、足元が見づらいプレママのための転びにくいスリッパなど、隅々まで行き届いた心配りが感じられるお部屋で、自宅と変わらないくつろぎを感じることができるはず。また、部屋はホテル棟に位置するので、各施設への移動も楽なのもうれしいポイント。■ダイニング「花火」での心を満たす和会席料理マタニティウェルカムプランは2食付で、夜のディナーはダイニング「花火」での和会席コースが堪能できる。今までこなせていた家事もままらなないことが多いプレママも、この日ばかりは家事ストレスから解放されて、思う存分にお食事を楽しめる。先付に始まり、デザートに至る9品は、ダイニングの名称にもなっている花火の色鮮やかで華やかな様を料理で表現されていて、海の幸、山の幸の旬の味わいを取りそろえたバラエティーに富んだ内容となっている。>後編では、プレママのためのマタニティ専用スパトリートメントをレポート!(text:Miwa Ogata)
2014年03月19日関東地方には春一番が吹き荒れ、近づく春本番を予感させているが、劇場では『アナと雪の女王』が、公開初日の3月14日からの3日間で9億8,640万円を叩き出し、記録尽くしの大ヒットとなっている。週末の興行成績は、昨年、洋画年間興行成績NO.1ヒットとなった『モンスターズ・ユニバーシティ』の初日3日間の記録を上回り、断トツで初登場1位を獲得。これで、世界50か国で興行成績ランキングNO.1の記録を達成することになったが、この大ヒットスタートを受け、公開前から多くの問い合わせがあった松たか子、神田沙也加ら日本版キャストが歌うオリジナル・サウンドトラックが、3月19日(水)より急きょ配信されることが決まった。本年度アカデミー賞「長編アニメーション賞」「主題歌賞(Let It Go)」をW受賞し、全世界ではすでに10億ドル(1,000億円超)を突破している本作。初日の14日は平日にも関わらず、朝から満席の劇場が続出し、10億円突破も目前のスタートを切っている。客層は、字幕版には20代~30代を中心とした男女、日本版にはファミリーに加えて中高生、大学生、カップルなどが訪れており、両バージョンとも幅広い層に支持されている。字幕版を見た人からは「日本版も見てみたい」、日本版を見た人からは「字幕版も見てみたい」という、リピーター希望のツイートも多数上げられていた。そんな本作のオリジナル・サウンドトラック(Walt Disney Records)は、US Billboardアルバム・チャートでも1位を達成、発売から11週目にして100万枚を売上げ、プラチナ・ディスクにも認定されたほど。日本でも12日(水)に映画に先駆けてリリースされたサウンドトラックには、雪の女王・エルサ役のイディナ・メンゼル(字幕版劇中歌)、デミ・ロヴァート(字幕版エンドソング)、May J.(日本版エンドソング)と3名のアーティストが歌唱した「Let It Go」が収録されているが、なんと、日本のiTunes ソングチャートのTOP10内にはこの3バージョンの「Let It Go」が存在し、イディナ・メンゼル版が1位、アルバムチャートでも1位、ミュージックビデオ(デミ・ロヴァート)も1位という好調ぶりを示している(3月18日現在)。そこで今回配信されるのが、問い合わせが殺到していたエルサの声を担当した松さんが歌う「Let It Go~ありのままで~」や、エルサの妹・アナの声を担当した神田さんとのデュエット曲「生まれてはじめて」、雪だるまのオラフを演じたピエール瀧の「あこがれの夏」など、日本版キャストが歌唱する劇中歌の数々。もちろん、May J.が歌うもうひとつの「Let It Go~ありのままで~」もスペシャルトラックとして収録されている。映画チャートだけでなく各種音楽チャートでも、『アナ雪』旋風が巻き起こりそうだ。『アナと雪の女王』は全国にて公開中。配信限定アルバム『アナと雪の女王』オリジナル・サウンドトラック日本版は、3月19日(水)より配信開始。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:アナと雪の女王 2014年3月14日より2D/3Dで同時公開(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2014年03月18日ジョニー・デップとアンバー・ハードが14日(現地時間)、50歳と27歳という年齢差を超えての婚約を祝うパーティをロサンゼルスで開いた。黒地に白で2人の頭文字「A&J」をあしらった招待状を受け取った約100名の友人や親族はL.A.のダウンタウンにある「Carondelet House」に集まり、午後8時30分(現地時間)ごろ、ジョニーとアンバーは、ジョニーの11歳の息子・ジャックくんとアンバーの姉妹のホィットニーを伴って、会場入り口にしつらえた赤のヴェルヴェットのカーテンをくぐった。パーティにはジョニーの親友であるマリリン・マンソン、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られるプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー、「エアロスミス」のスティーヴン・タイラー、ライアン・アダムス&マンディ・ムーア夫妻、音楽プロデューサーのリック・ルービン、ジョニーとは長年の付き合いのタトゥー・アーティストのマーク・マホーニー、アンバーの父親・デヴィッドさん、ジョニーの母親・ベティ・スーさんらが出席した。「The Carondelet House」は1928年にイタリア風のヴィラとして建てられ、現在は結婚式などに利用されている。会場内には60年代から80年代にかけてのロックの名曲が流れ、食事にはベジタリアンのアンバーのためにヴィーガン(完全菜食主義)のメニューも用意されていたそうだ。『ラム・ダイアリー』の共演をきっかけに交際が始まった2人は、今年1月に婚約したことが明らかになった。現時点で挙式の予定は発表されていない。(text:Yuki Tominaga)
2014年03月17日苦痛に堪えながら、苦悶を飲み込みながら、ただ自由となることを渇望し続けた男がいる。彼は12年間を奴隷として過ごした。そしてその当時も、今現在に至ってなお、ただ自由であることを切に望みながら苦痛に耐える人々が数多く存在する。そんな彼ら黒人奴隷という歴史の闇を克明に描き出した、映画『それでも夜は明ける』。本年度アカデミー賞で「作品賞」「助演女優賞」(ルピタ・ニョンゴ)に輝き、その壇上で監督のスティーブ・マックイーンは、「いま尚2,100万人の人々が奴隷生活を送っている、彼らにこの賞を捧げます」とトロフィーを掲げた。決して能天気に観れる作品ではない。前述してその描写を「克明」と記したが、これは大仰な言葉ではなく紛れもない真実。1853年に発表された本作の主人公で実在した人物ソロモン・ノーサップの「Twelve Years a Slave」を原作に映画化されたものだ。白人社会の中で理不尽に虐げられ、背中をムチで打たれ、抗う心に目を背け、怯えながらその日を生き抜く…そんな目を伏せたくなるシーンも登場する。この重厚なテーマを扱う本作のメッセージに賛同し、ハリウッドきっての豪華な俳優陣が体当たりで役に身を投じている。中でも実在の人物で本作の主人公となる、ソロモン・ノーサップを演じたキウェテル・イジョフォーの迫真の演技は鬼気迫るものがある。Twitter上では、「理不尽な状況に怒りを抱えながらも、感情を押し殺して必死に耐える引き算の演技が秀逸」「絶望から希望まで入り混じった演技は息が詰まりそうでした」との声が挙がっている。そんな彼が12年間の間の奴隷生活をする中で、主となるのがベネディクト・カンバーバッチにマイケル・ファスベンダー。ベネディクト演じる良心をもった主・フォードとマイケル演じる奴隷を“所有物として飼う”横暴な主・エップス。一見すると正反対のキャラクターだが、奴隷を買う白人という点に違いはない。ベネディクトに「一見すると人類皆平等な人当たりの良い傑物なように見えて、その実は根っからの南部の白人たらしめた役を見事に体現!特に、ラストの台詞を真顔で言い放つ姿で、彼の差別主義の源流のような本質が垣間見えて恐怖すら覚えた」とコメントする人がいれば、マイケルに「あんな醜悪で残虐な役なのに、完全な悪じゃなく、もがき苦しむような役を演じられる人なんて中々いないと思う」「オスカー取っても良かったと思う」と狂気の演技で多くの人々から支持を得る。そして彼ら2人を比較してこんなツイートも。「B・カンバーバッチの演技を見た後だと、M・ファスベンダーが冷徹な仕打ちをする極悪主人と謳われていても、人を愛する事には真っ直ぐで、そういう時代故に彼自身も翻弄されていた悲劇の人として、凄く人間臭く映って見えたから、可哀想な人、という印象が残る」。一方、新人ながらアカデミー賞で「助演女優賞」を獲得し、本作が女優としての転機となったであろうルピタ・ニョンゴには、「受賞に恥じない真に迫る演技」とやはり絶賛の声。さらに、ブラッド・ピットにはキャストとしては勿論だが、作品の秀逸さからプロデューサーとの手腕に賛辞を贈る声が目立った。「キャストの演技も良く、奴隷の労働歌が悲哀がありとても深い。製作のブラッド・ピットは良い仕事をした。映画としては問題作・秀作と言える」。さらに作品自体にはこんなツイートも。「正直観る前までは、『どうせ良い映画なんでしょー。アカデミーは当たり障りのないの選ぶよねー。』くらいのテンションでした…。いや、本当すいません!まぎれもなく最高傑作です!」「傑作か駄作か、好きか嫌いかといった議論が何ら意味を持たず、とにかく打ちのめされるという意味で『圧巻』という言葉が相応しい一作」「『映画を観て泣いた』、実はこの言葉一番嫌いなんだけど、今しっくりくる表現がこれしかない」とその感動に胸を鷲掴みにされた人も続々と出てきている様子。1863年にアメリカ合衆国大統領リンカーンが奴隷解放宣言を発し、2009年にはバラク・オバマが黒人初の大統領となり、近年映画界でも本作を始め“黒人差別”や“奴隷”を扱った作品が多く作られている。本作は楽しむためのエンターテイメント作品ではなく、観ること・知ることで“意味をもつ”作品だ。長きにわたる歴史を経て、ようやく世界が闇を見つめる覚悟ができたのではないだろうか?『それでも夜は明ける』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年03月17日井上真央を主演に、綾野剛や菜々緒ら豪華俳優が競演を果たした映画『白ゆき姫殺人事件』が3月29日(土)から公開される。このほど本作で、井上さん演じる容疑者・城野美姫や、菜々緒演じる被害者の美人OL・三木典子などが在籍し、事件の舞台となる“日の出化粧品”の美容商品「白ゆき肌石けん」が、劇中に登場するパッケージとコンセプトそのままに、ヱスケー石鹸とのコラボにより限定販売されることが決定した。物語は、大ヒット中の「白ゆき肌石けん」を販売する日の出化粧品のOL・典子が、何者かに惨殺される事件が起きたことから始まる。この事件を巡り、疑惑の目を向けられたのが、典子と同期の地味なOL・美姫。ワイドショーのディレクター・赤星は、美姫がどんな人物だったのかと、関係者に取材を重ねていく。やがて、過熱する報道や、Twitterを始めとするネットでの炎上によって、美姫に関する“噂”が暴走していき…。『告白』や「夜行観覧車」などで知られる人気作家・湊かなえの小説を基に、『アヒルと鴨のコインロッカー』の中村義洋監督がメガホンを取った本作。容疑者・美姫(井上さん)と被害者・典子(菜々緒)だけでなく、美姫の後輩で旧知の赤星に情報を与えるOL・狩野里沙子(蓮佛美沙子)や噂好きのOL・満島栄美(小野恵令奈)も、同じ会社で働いている設定となっている。今回、本作のロケ場所に選ばれたヱスケー石鹸とのコラボで実現した「白ゆき肌石けん」。劇中では、“肌にも環境にもやさしく、老若男女を問わず支持され、爆発的な売上を記録した”という大ヒット商品だ。実物も、日本酒メーカーが化粧品事業を興したというストーリー設定を意識し、日本酒と酒粕エキス、コメ由来原料を配合した純植物性石けん。特に、“酒職人の手は白い”といわれるだけに、酒製造時の副産物である酒粕エキスは、有機酸やアミノ酸など、美肌成分が豊富。洗顔以外に、気になる部分の美肌ケアにも使えそうだ。映画の公開に合わせて3月29日(土)より、一部公開劇場と松竹のオンラインショップ、ヱスケー石鹸オンラインショップで限定販売される「白ゆき肌石けん」。謎に包まれた本作のキーアイテムともなるだけに、要チェック?美人OLに扮した菜々緒さんのような美肌が手に入るかも。『白ゆき姫殺人事件』は3月29日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:白ゆき姫殺人事件 2014年3月29日より全国公開(C) 2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会(C) 湊かなえ/集英社
2014年03月17日ニューヨーク近代美術館MoMAのミュージアムショップ、MoMA DESIGN STOREが、この春、日本最大のタオル産地「今治」の技術者とコラボレーションし、“日常で楽しむグッドデザイン”をコンセプトにした、最高品質のオリジナルタオルが誕生した。3月より店頭にて販売中だ。MoMA限定タオルコレクションは、「MoMA」モノグラムデザインである「Tone on Tone」パターンをジャガードの凹凸で表現したゲスト タオル(788円)、フェイス タオル(1,313円)、バス タオル(4,200円)の3種類。MoMA監修の洗練されたデザインと今治タオルならではの繊細かつ柔らかな風合いが活かされ、蛍光剤を使わない優しい白さ、柔軟剤を控えてドライ感に仕上がっている。素材には、カリフォルニア・サンホーキンバレーで栽培された綿、「エールコット」を使用した、最高の綿糸を採用。使用頻度が高くても優れた耐久性を発揮するよう、30番手の双糸を使用して織り上げられた。すべてのタオルには、ニューヨーク近代美術館MoMAがクオリティを認めた証としての「MoMAオリジナル織ネーム」が付けられている。軽く、やわらかいのに、ふんわりとボリューミーな質感が贅沢な使い心地で、これからの季節、新生活をスタートする身近なひとへの贈答品としても喜ばれそうだ。(text:Miwa Ogata)
2014年03月14日品川ヒロシの監督第3作目にして、藤原竜也、田中聖、ブラックマヨネーズ・小杉竜一といった個性豊かな面々が人生の一発逆転をかける『サンブンノイチ』。通常、多くの映画作品が金曜日、土曜日と公開初日を迎える中、本作は数億円を“3分の1”に分け合う際の“騙し合い”が見ものとなるだけに、異例のエイプリルフール公開も話題となっている。そんな本作から、特にそのビジュアルと破天荒な言動で強烈な印象を与えている、窪塚洋介演じる闇の帝王・破魔翔(ハマショウ)の本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。キャバクラ“ハニーバニー” の売上金を紛失した店長・シュウ(藤原竜也)、借金まみれのボーイ・コジ(田中聖)、常連客・健さん(ブラックマヨネーズ・小杉竜一)。3人は一発逆転を賭けた銀行強盗に、見事成功、手に入れた大金を3分の1ずつ分け合う…はずが、内輪揉めが勃発。だが、謎の女・まりあ(中島美嘉)、闇の帝王・破魔翔(窪塚洋介)、そして川崎の魔女・渋柿多見子(池畑慎之介☆)も、この大金を裏で狙っていた…。到着した動画は、窪塚さんが破魔翔が、憧れの哀川翔の映像をバックに、「なめんじゃねえぞ!」と裏切り者に容赦なくアイスピックを突き刺すシーンから始まる。かつて、ハニーバニーの元・店長(次長課長・河本)がキャバ嬢と店の売上金と共に逃げようとした際も、その2人が迎えたゾッとするような顛末が映し出されていき、破魔翔の制裁からは決して誰も逃げられない…ということを思い知らされる映像だ。この一度見たら忘れられない役柄について窪塚さんは、「ハマの登場シーンは全部見せ場のように撮ってもらっているので、ふざけたシーンも含めてやりがいがあります。全部が山場の様な気持ちで挑めているので楽しいです」と語り、手応えたっぷりといった様子。また、品川監督も「最初、窪塚くんに破魔の衣装を着てもらったときにはやりすぎちゃったかなって一瞬思ったんですけど、オーラがハンパなくて全然気にならない。そこらの人じゃ、あの衣装に振り回されちゃうと思うんですけどね」と、強烈キャラを物ともせずに演じ切った窪塚さんを絶賛する。まずは、この映像からその振り切れっぷりを確かめてみて。『サンブンノイチ』は4月1日(火)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月14日映画『愛の渦』の“女子会トーク”と銘打って、女性キャストの門脇麦、中村映里子、赤澤ムック、そして「女子をこじらせて」の著者として知られる雨宮まみによるトークイベントが3月11日(火)にヒューマントラストシネマ渋谷にて行われた。あるマンションに集った複数の男女による乱交パーティの模様を描いた作品で、着衣時間が映画の中でわずか“18分”ということも話題に。「見たいけれど女性一人では恥ずかしい」という声に応える形で同劇場では一部上映スケジュールを「女性限定回」として上映している。劇場内全員女性という異様な空気に、登壇陣は驚いたよう。雨宮さんは本作を「『(500日のサマー)」をハプニングバーでやったらこんな感じ」と独特の表現で描写。「似てるところがあると思います。自分と違う世界にいながら、共通点があるところから惹かれていくところとか。でも、男(池松壮亮)が始め女性(門脇さん)を見下しているところがあるのに、だんだん惚れた感じになっていくところはイラッとする(笑)」と毒のこもった感想で笑いを誘う。さらに、話題は徐々に過激な方向へ。男性キャストのひとり、新井浩文は前ばり(※セックスシーンの際に性器を隠すために使うもの)を貼らずに撮影に挑んだことを明かしているが、これについて相手役を務めた中村さんは「してなかったです」と証言。「新井さんは『ウチはしないよ。でも相手の女優さんがしてと言うなら貼る』と言ってたんです。でも『いやだ』って言えなくて…。ホントならしてほしかったけど」と苦笑交じりに明かしていた。門脇さんは撮影時に新井さんたちとは隣りのベッドだったそうで、“愛の渦カット”と呼ばれる全員が一斉に性行為におよんでいる姿を映したカットでは「私のベッドから(新井さんが)見えてて、『見えてるな…』と思いながら、喘いでました」と述懐。赤澤さんはそれを聞いて「私は駒木根(隆介)さんの肉の壁で見えなかった!」と語り、最前列に陣取る報道陣を見やり「マスコミの人がいなかったら『新井さん、どうだった?』とか聞くのに…」と残念そうに語り、会場は再び笑いに包まれた。また、セックスシーンについて門脇さんは「私は『性欲の強い女子大生』という役だったので、喘ぎ声がポイントだった」とふり返る。「リハーサルで監督に『違うな…』と言われ続けたのが12月で、お正月はずっと喘ぎ声のことを考えてました(苦笑)。家で、家族が寝静まってから練習したり、ひとりでカラオケボックスに行ったりしました」と喘ぎ声にまつわる苦労を明かしてくれた。中村さんは男性陣2人に責められるというシーンもあるが、赤澤さんから「どうでした?」と聞かれて「恥ずかしかったです。『私、何やってるんだろう?』と思ったり…」と照れくさそうに語ったが、「でも現場は楽しかったし、みんな一生懸命に楽しんでいたので、私の中にあるものを取っ払わなきゃ、と思いとことん思い切りやりました!」と力強く語った。3人はいずれも映画でのヌードシーンはこれが初挑戦となったが、女性客で埋まった客席からはその女優魂に温かい拍手が送られた。『愛の渦』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛の渦 2014年3月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014映画「愛の渦」製作委員会
2014年03月12日佐藤健を主演に迎え、2012年に公開され大ヒットした映画『るろうに剣心』の続編となる、映画『るろうに剣心 京都大火編』と『るろうに剣心 伝説の最期編』の2部作。先日の京都に続き、今回潜入したのは神奈川県南東部に位置する三浦半島でのロケ。2部作では、“志々雄真実”を演じる藤原竜也や“四乃森蒼紫”を体当たりで作り上げた伊勢谷友介、“瀬田宗次郎”役の神木隆之介、さらには十本刀の面々など新キャストたちが登場するが、今回の撮影現場で話を聞いたのは前作から剣心を支え続ける仲間たち。“神谷薫”役の武井咲、“相楽左之助”役の青木崇高、そして今作から新たに“明神弥彦”役に抜擢された大八木凱斗くん――“緋村剣心”役の佐藤さんとの再会、2年ぶりの『るろうに』ワールドへの帰還、その胸の内を語ってもらった。――今回の撮影に入った心境は?武井さん:「前作をやっていたときから、また会えるだろうなと感じていました。劇場公開中もみなからの評判や感想をたくさんいただけて…。前作チームとも『また会おうね』とお別れしていましたから、今回現場で再会できた時は何かホッとするような気持ちでした。また、前作を超えるものを作ろうという勢いをすごく感じました。前回は大友さんとも初めてだったので、今回は思い切りぶつかっていけたらいいなと思っています。剣心や左之助、薫さんだったり自分的にも慣れた環境で、本当の家族ではないけどそういう距離感でいられたので、すごく現場が楽しかったです」。青木さん:「海外の映画祭も監督と一緒に行きましたけど、これは続きを絶対やるだろうと、スタッフや自分たちだけでなく、世間も完全に志々雄の部分を期待しているだろうっていうのがあったので、自分としても前作終了時点からその心の準備はしていました」。大八木くん:「僕は初めてでしたので、最初は緊張していました。楽しみな部分もありましたが、みんなとうまくできるかな、という不安もありました。(共演の俳優さんは)優しすぎるくらい優しいです(笑)」。武井さん:「そう思ってたんだ(笑)」。――2年ぶりの『るろうに剣心』ということで、今回改めて感じるこの現場の魅力を聞かせてください。青木さん:「大友監督の現場はとにかく本当に刺激的・挑発的です。台本はあくまでも設計図で、僕たちがキャラクターをどれだけ輝かせられるか、その役として生きることができるのかという事を見せないと監督的にはOKにならないんです。それができない役者ははじかれてしまう。そういう危険な組ではあるんですけど。ただ、だからこそ中毒性がありますね。衣裳一つにしても実は前作と裏地が違っていたり、ルーティンワークをしているような人はこの現場には一人もいません。一人一人が自分の役割を最大限見つめ直しています。だから前作よりもだいぶ飛躍しているんじゃないかと思いますね。どのシーンも基本的には長回しで撮るんで、どういうことが起きてもいいように、何が起きても自分たちがどう用意して動けるかっていうのがすごく面白いです」。武井さん:「大友さんは、その作品の世界で生きていないと許してくれないんですよね。そのヒントはくれるけれど、答えは絶対に教えてくれない。自分で見つけて感じて、それをその場で表現しないとダメな現場」。青木さん:「ほかの役者に食われちゃう」。武井さん:「そう!消えちゃう!自分が思った通りに動いても許してもらえる現場はなかなかないのですが、逆に前作ではその環境に慣れなくてもったいなかったなという気持ちもありました」。青木さん:「前作の公開のときに小耳に挟んだんだけど、“悔しい思いをしている”っていうのを聞いた」。武井さん:「そうそう!本当にキャラクターが強いし…それだけじゃないんですけど。自由に動いて、それをいろんな角度から撮っていてもらえるのでちょっと舞台で演じているような感覚ですし、『るろうに剣心』の世界で生きている気がするので本当に楽しいです」。青木さん:「思いがけない表情を撮られている事もあるね」。武井さん:「どこを撮られているか、全然わからないです(笑)」。――続編となりますが、前回演じたキャラクターに戻るのに時間はかかりましたか?青木さん:「前作では役へのアプローチを、フィジカルなところから作っていったんです。だから今回もアクションの稽古に入ったらキャラクターに戻れる構造になっていました。実際、体を動かしたらすぐでした。頭で気持ちをイメージするのではなくて、体を動かしてそのリズムで役に入る、そんな回線ができていたんですね。キャラクターについて言うと、もちろん原作はありますが、そこをいかに膨らませるか、語弊はあるかもしれませんが“オレたちのるろうに剣心”がちゃんとできるかどうかが重要だと思っています。原作ではこうだからこっちじゃないといけない…という事ではなくて、こいつだったら絶対こうするなというかもう体が動いているというような直感を信じていいレベルには来ていると思います。オレが左之助だから、と信じて疑わない状態になっています。ほかのキャラクターに対しても同様です。そこは前作があってこその強みでしょうね」。武井さん:「私は前回と比べてビジュアルが…。前髪をちょっと横に流していて…(笑)。ちょっと大人っぽくなっているんです。前はパッツンだったんですけど(笑)」。青木さん:「気付きました?イメチェン全然気づかれてない…(笑)」。武井さん:「『ちょっと成長した薫』と監督からは言われていました。だから着物も少し雰囲気が変わっているんです。今回は薫も戦う場面があって、アクション練習をする時間もいただいていました。そこから薫の健気さや、気の強さのような感覚が勝手に出て来た気がします。監督もアクション監督も、前回からの私の弱点をよく分かってくださっていて、自分でも今度こそはアクションしっかりやりたいなという気合もあり、気持ちは最初からできていました」。――新しく参加された、伊勢谷さんや神木さんの印象はいかがですか?青木さん:「神木君はちょうど大河ドラマ『平清盛』で一緒に仕事をしていて、それをやっている頃から『剣心いいなあ』って言っていました。やるなら宗次郎ってずっと話していましたし。アクションも相当モチベーション高くやっている。僕は『竜馬伝』では伊勢谷さんと一緒の場面はないのですが…。この作品では共演していて、ちょっとパラドックス的な楽しさがありました。また別の役でご一緒できたらなと。やっぱりみなさんカッコいいですよ。アクションで『誰々が良かったよ』と聞くと、ちょっと嫉妬しますね」。武井さん:「あまり一緒の場面はないのですが、神木さんに連れ去られる場面がありました。アクションを部活並みにやっているという噂を聞いていたので、どんな感じに連れ去られるんだろうと…(笑)。もう気合が凄すぎて、いなくても感じるくらい、名前聞いただけでも気合を感じるレベルでした!」。青木さん:「瀬田隆之介ね(笑)」。武井さん:「そんなにも役を愛して、自分のものにしてしまうのは凄いなと思いました。伊勢谷さんとは戦うシーンはなくて、ご一緒するのはもう今日が初めてなんです。お話がすごく面白くて、私に『オレたちイオンチームだから』って(笑)。なんていうか、カッコいいですよね」。――伊勢谷さんは積極的にカメラの外でもいろんな方に話しかけられている印象ですが、チームワークはどうですか?青木さん:「心強いですよ。もしかして新キャストということでプレッシャーとか感じる部分もあるかもしれませんが、表には一切出さずに同じ撮影のチームとしてスッと入って来られました。それは大友さんの力かもしれません」。――前作を踏まえて、今回に活かそうと思っている事があれば教えてください。青木さん:「日本だけではなくて、海外の人にもたくさん観てもらいたいんです。海外ですごくウケている、という事実をあまり知られていないのが悔しくて。だから公開されたら、監督や共演者と海外にたくさん行きたいと思っています。この映画って、コンテンツとしてはすごく特殊だと思うんです。時代劇でコミック原作で、アクションもしっかりある。さらに西洋と東洋が入り混じった時期という特殊な時代背景でもある。ほかのコミック原作の実写化映画と比較しても、『るろうに剣心』は頭一つ突き抜けていると自負しています」。武井さん:「私は前作からの“続き”だと思っています。剣心とは離れている時間が多かったのですが、描かれていない部分を監督と話して気持ちを作って挑みました」。――最後に、今回の“剣心”はいかがでしたか?武井さん:「佐藤さんが剣心にしか見えなくなりました」。青木さん:「さっきのシーンでも、誰も左之助を心配してくれていなかった…(笑)」武井さん:「とにかく佐藤さんが演じる剣心が大好きなんです。今回、戦っているところを見ることができず、練習の部分しか見られなかったのですが…殺陣が好きなんです。惚れます!殺陣をやっている男子サイコーですね。めっちゃカッコいいです」。青木さん:「男から見ても殺陣やってる人はカッコいいと思う」。武井さん:「アクションチームのみなさんは本当にカッコよかったです。和服も似合うんですよね。素敵だなって思います。この人助けてくれそうだなって分かるんですよね。あ、この人はちょっと遅れそうだなとか(笑)。その人のセンスが見えたりして」。『るろうに剣心 京都大火編』は8月1日(金)より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は9月13日(土)より、丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年03月12日