cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (1965/2210)
ソチ五輪に沸いた2月21日~23日(現地時間)の週末全米映画興行成績(出典:box office mojo)は、3D・コンピュータ・アニメーション『LEGO(R)ムービー』が3週目も変わらぬ強さを見せ、興収3,145万ドル(約32億円)を叩き出して見事“V3”に輝いた。米ワーナー・ブラザースはすでに続編企画を始動。2017年5月のメモリアル・デイの公開日を予定しているという。2位には、リュック・ベッソンが製作・脚本、マックGが監督を務め、ケヴィン・コスナーを主演に迎えて贈るサスペンス・アクション『3 Days to Kill』(原題)が初登場ランクイン。ケヴィン・コスナー扮する不治の病に冒された政府所属の凄腕ヒットマンが、妻子との絆を取り戻すために、人生最後のミッションに挑む姿を描く。共演はジョニー・デップの婚約者アンバー・ハードだ。『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督の最新作『ポンペイ』は3位に初登場。ヴェスヴィオ火山の大噴火によって一瞬にして火砕流に呑み込まれ地中に埋もれた古代都市・ポンペイを舞台に描く歴史スペクタクル・ロマン。主演は人気TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン、共演にエミリー・ブラウニング、キーファー・サザーランドが名を連ねている。<週末全米映画興行成績TOP10/2月21日~23日>順位 / タイトル / 興収$ (累計$)1.『LEGO(R)ムービー』 31.4M (183.1M)2.『3 Days to Kill』 12.3M (12.3M)3.『ポンペイ』 10.0M (10.0M)4.『ロボコップ』 9.4M (43.6M)5.『ミケランジェロ・プロジェクト』 8.1M (58.0M)6.『About Last Night』 7.4M (38.1M)7.『Ride Along』 4.6M (123.1M)8.『アナと雪の女王』 4.3M (384.0M)9.『Endless Love』 4.3M (20.1M)10.『Winter’s Tale』 2.1M (11.2M)今週末は『アンノウン』のジャウマ・コレット=セラ監督&リーアム・ニーソン主演コンビの最新アクショ『Non-Stop』(原題)と、ヒストリー・チャンネル放映の大ヒット・ミニ・シリーズ「The Bible」(原題)の劇場版『Son of God』(原題)が公開される。また、先週の21か所から450か所での拡大公開となる宮崎駿監督の『風立ちぬ』にトップテン入りの期待がかかる。(後藤ゆかり(cinema名義))
2014年02月25日乱交パーティでの一晩という過激な設定、“着衣時間”が本編中18分半…日本映画史上もっとも“ハダカ”なドラマが展開することで話題を呼んでいる映画『愛の渦』。そんな本作の魅力を語り尽くそうと、2月22日(土)、新宿ロフトプラスワンにて三浦大輔監督、を始め、ゲストとして「モテキ」などで知られる漫画家・久保ミツロウがトークライブを行った。男性:2万円、女性:1,000円、カップル:5,000円。午前0時~5時まで、都会の一室で営まれる乱交パーティ。フリーター、サラリーマン、OL、保育士など、普通の日常生活を送る6人の男女があられもない姿で秘密の宴を繰り広げる様を描く。ただセックスだけを目的に集まった男女の“むき出し”の欲望を描き出す本作。満席となったこの日の会場は、イベント前から独特の熱気に包まれたが、そのトークの軸となるのは「『愛の渦』でどうしたら女子に劇場に来てもらえるか」について。<以下、トークイベント@新宿ロフトプラスワンの模様>MC:早速ですが、映画をご覧になっていかがでしたか?久保さん:看板に偽りなし(笑)。劇中でみんなヤッてますよ!でも、女性がひとりで劇場に行こうもんならこの女エロいこと考えてるんだろうな、なんて思われちゃうかもと二の足を踏んでる方がいるかも知れませんが、終わるまで出られない劇場で観た方が断然良いと思いますよ。疑似体験しているようなジェットコースター感も味わえますし。でも間違っても“真実の愛がここにある”とかいう宣伝の打ち出し方はナシですよ(笑)。MC:スポーツ紙で宣伝されるようなものを見て来る男性は、黙っていてもスケベ心で来ると思うので良いと思うんです。でも、仰る通り女性は1人とかだと来づらいところあると思いますよね。三浦監督:下世話っぽく取り上げられて、お客さんに来ていただくのももちろんアリだと思うんです。でも、みんなのハダカを見ていてもエロいってことだけでは無く、性欲の中の人間の関係性を描いているんですよね。MC:「ポツドール」(三浦監督・主宰の劇団)の演劇もそういうところありますよね。チラシを持った男の人たちが、「これ凄いらしいよ」って下世話な興味を抱いて足を運んでそこで打ちのめされるみたいな(笑)。久保さん:結末をしゃべるっていうわけじゃないけど、ネタバレって分かっていても面白いものこそエンタメだと思うんですよ。『愛の渦』も凄いエンタメ作品だから、女性が来ても大丈夫よって言いたいんだけど、それだけよりも“池松君のケツが拝める”って言った方が良のかも(笑)。MC:登場人物は個性的なキャラクターが多いですが、実際に取材したりしてそれが生かされてるんですか?三浦監督:集っている人に特殊な性癖があるとか、変態チックではない普通の人たちなんです。取材で現場に行ったときも常識的な人でむしろ紳士みたいでしたよ。実際はカップリングでいざこざとか殺伐とした感じはあんまりなくて、すんなりいったりとか譲り合いの精神あったり(笑)。久保さん:そうそう、乱交とイメージするような「ヒャッハー!」ていうようなテンションの人たちじゃないですよね。乱交紳士(笑)。「シャルウィダンス」みたいな感じですね。駒木根さん演じる童貞のピュアすぎる目とか、赤澤セリ(現:赤澤ムック)さん演じる常連の客とか、「あ~いるいる、こういう人」って思いますよね。MC:この劇中で童貞が一番成長しますからね。童貞の成長物語としても楽しめます。久保さんはどのキャラクターが嫌だとか、誰の目線でご覧になったとかはありますか?久保さん:この中に入ったとして思うのは、滝藤(賢一)さん演じるサラリーマンは嫌ですね!誰もそんなことに興味は無いのに、なんか自己紹介から始めちゃうみたいな。滝藤さん、これ「半沢直樹」前ですよね。あのだらしない感じの肉体は、役作りでやってらっしゃいますよね?三浦監督:実際もあんな感じだったりするんですよね、始まるまではみんなでテレビを見ていて常連さんと店員だけがしゃべっているとか。おっさんの一言でことが始まるとか。滝藤さんには、中年サラリーマンのだらしない感じを出してほしいとは伝えていたので、役作りであえてあの体型にしてくれたんだと思います。MC:新井浩文さんのキャラクターも際立っていましたよね。田舎の冠婚葬祭に行くといるおっちゃんみたいな(笑)。でも男だったらあの場では新井さんのようなキャラになりたい人は多いんじゃないですかね。久保さん:あと、店員の窪塚洋介さんが凄い良かったです。「池袋ウエストゲートパーク」の頃から、ファンでチェックしているんですけど。それ以来のバツグンのハマり役だといます。飛んでる人は違いますよね!役者のみなさんそれぞれすごく良いですよ。MC:演劇と映画で演出はやはり違うものですか?演劇の時はかなり追い込んで役作りをさせるというようなことを聞いておりますが。三浦監督:演劇のときはしつこいというか、細かいというか(笑)。でも映画としては監督2作目ですし、役者のみなさん素晴らしかったので、あまり指導というようなものは無かったですね。門脇(麦)さんは表情そのもので現場での緊張感が伝わってくるので、顔を撮っていれば、いい画が撮れると思ったし、実際撮れていると思います。久保さん:そうですよね。服を着ていないくて動物性がむき出しになると思いきや社会性がそこから逃れられない。そんなおかしみが感じられるし、日本人的奥ゆかしさが垣間見れますよね。良いキャッチコピーを思いつきました!「アメリカよ、これが日本の乱交だ!」。宣伝の方、これを使っていただけないでしょうか(笑)?一同:よろしくお願いします。『愛の渦』は3月1日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛の渦 2014年3月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014映画「愛の渦」製作委員会
2014年02月24日レオナルド・ディカプリオが、もしかしたら“別の芸名”でハリウッド俳優として活躍していたかもしれない。現在39歳のレオは、2月20日(現地時間)に朝のテレビ番組「CBS This Morning」に出演し、昔業界のある人物から「ディカプリオ」というイタリア系の名前から、もっと一般的で特定の民族を表さないような名前「レスリー・ウィリアムス」に変えてはどうか?というアドバイスを受けたのだと明かした。その人物は「そうすれば、もっと役のオファーが来るようになる」と力説したのだという。賢明なレオナルドは、この件を父親に相談したそうで、そうすると父親は「名前は変えない方がいいと思うぞ」との答えが返ってきたのだとか。イタリア語で「カプリ島の」という意味を持つ「ディカプリオ」という名前。その姓を名乗っていても、いまでは作品は選び放題、自身もプロデューサーとして大活躍、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞を始め様々な映画賞を騒がせるまでになったレオ。現在は、本年度アカデミー賞「主演男優賞」にもノミネートされている、映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が日本でもヒット中だ。自身のルーツであるイタリア系アメリカ人のアイデンティティを失うことなく、キャリアを開花させたその才能と努力に改めて注目してみて。(text:Mieko Nakaarai)
2014年02月24日エイミー・アダムスが演劇学校の名門、アクターズ・スタジオで行われるインタビュー番組「Inside the Actors Studio」に出演し、2日(現地時間)に亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマンの思い出を語った。『アメリカン・ハッスル』で第86回アカデミー賞主演女優賞候補になっているエイミーは07年の『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』、2008年の『ダウト -あるカトリック学校で-』、そして2011年の『ザ・マスター』で3度フィリップと共演している。司会のジェームズ・リプトンがフィリップの名前を出すと、エイミーは俳優を目指す学生である聴衆の方を向き、「あなたたち全員が彼と共演できればよかったのに」と語りかけ、「彼は素晴らしい人だったわ。とてもユニークで、人を見る目を持っていた。本当に相手を見抜くのよ。ただ眺めるだけじゃない」とフィリップについて語った。19日に放送された番組の収録はフィリップの急逝の3日後に行われた。「彼のことが大好きだったし、多くの人がそうだった」とふり返ったエイミーは「ごめんなさい。いまはこれ以上、何を話したらいいのか分からない」と悲しみを隠そうとしなかった。(text:Yuki Tominaga)
2014年02月24日アジアNo.1野獣アイドル「2PM」のメンバーであり、「世界で最もハンサムな顔100人」で並み居るハリウッド俳優たちを抑えて13位となったテギョンが、映画初出演にして主演を務める『結婚前夜 ~マリッジブルー~』。そのテギョンが、「宮-Love in Palace-」で大ブレイクし、『私は王である!』「メディカルトップチーム」などで人気再燃中のチュ・ジフンと豪華共演を果たしていることでも話題の本作から、待望の日本版予告編が到着した。天才シェフのウォンチョル(テギョン)とネイリストのソミ(イ・ヨニ)は結婚式を1週間後に控えた、交際7年目のカップル。だが、「本当にこの人でよいのかな…?」とマリッジブルーに陥ってしまったソミは、訪れた済州島で不思議な魅力を持つ青年・キョンス(チュ・ジフン)と出会ってしまう――。解禁された予告編には、ウォンチョル&ソミの倦怠期カップルとともに、過去にワケありカップル、“美女と野獣”の国際結婚カップル、おめでた電撃結婚カップル…という4組のカップルが登場。それぞれが「運命の相手は本当にこの人でいいの?」と自問し、葛藤する姿が、可愛らしく、可笑しく、スタイリッシュに登場する。中でも注目なのは、長い交際期間で気心知れた彼と、旅先で出会った刺激的で魅力的な青年という、イケメンの間で揺れ動くヒロインを演じたイ・ヨニ。テギョンからは軽々と抱っこされ、ジフンからは熱いまなざしと共に不意打ちキスをされるという、女子としてはなんとも羨ましい姿を見せつけている。本作の監督は、2009年に日本公開されたチュ・ジフン主演『キッチン~3人のレシピ~』で繊細に揺れ動く女心をハイセンスな映像で描いたホン・ジヨン。4年ぶりの新作となる結婚前夜を描くロマンティック・ラブコメディで、人気俳優たちのコミカルで、時に切ない演技を引き出している。『結婚前夜 ~マリッジブルー~』は5月10日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年02月21日「glee/グリー」キャストのコーリー・モンティース、オスカー俳優のフィリップ・シーモア・ホフマンら、素晴らしい才能を持ちながらも志半ばにして不慮の死を遂げてしまった名優は数多い。1993年、23歳の若さでこの世を去ったリヴァー・フェニックスもそのひとりだ。その“伝説的”スター俳優・リヴァーの幻の遺作と言われていた『ダーク・ブラッド』が、GWより日本劇場公開される。この公開に合わせ、劇場で公開される機会の少ないリヴァーの過去作上映や関連イベントを催す「リヴァー・フェニックスフェス!」の実現に向けた、クラウドファンディングがスタートした。『ダーク・ブラッド』は、23歳の若さで薬物の過剰摂取のため急逝したリヴァーが、死の直前まで撮影していた未公開作。リヴァーは、砂漠の真ん中で車が立ち往生してしまったハリウッド俳優の夫婦が出会う、ミステリアスで美しい青年を演じていた。彼は間違いなく、この世を去ってからもその類い稀なる才能で今なお世界中を魅了し続けている俳優のひとりだろう。人気絶頂の最中にあったリヴァーの突然の死は、親友のキアヌ・リーヴス、ジョニー・デップ、イーサン・ホーク、彼に憧れていたというレオナルド・ディカプリオといった俳優仲間から各国のファンまで、世界中の人々に大きな悲しみと衝撃を与えた。日本でも、87年、91年と2度のキャンペーン来日を果たしていただけに、映画ファンの間に凄まじいショックが走ったものだ。この悲劇により、撮影途中だった本作は、主役不在での完成は不可能とされ、長い間お蔵入りに。だが、2007年末に大病を患い余命わずかと宣告されたジョルジュ・シュルイツァー監督が、キャリア最後の作品として本作の再開を決意。監督自らが大事に保管していたフィルムの権利問題や未撮影シーンの再現など、さまざまな壁を乗り越えて2012年に完成した。お披露目となったベルリン国際映画祭ほか各地の映画祭では喝采を浴び、「若き日のリヴァーがスクリーンに蘇った!」と世界的なニュースになった。インターネットを利用して不特定多数の人々に資金提供を呼びかけ、資金を調達するクラウド(=群衆)ファンディング(=資金調達)は、近年さまざまジャンルで試みられており、映画界では、キネマ旬報日本映画ベスト・ワンなど各映画賞を席巻中の『ペコロスの母に会いに行く』もFacebookを通じたクラウドファンディングから公開が実現している。支援金額に応じて、特典付きチケットや非売品プレスシート、リヴァーのもう一つの遺作でサム・シェパード監督『アメリカンレガシー』の鑑賞券などを入手することができ、“支援者”として劇場用パンフレットに名前が掲載されたり、DVDプレゼント、イベントへの招待などのリターンがある。資金が多く集まれば、いつまでも若々しい、在りし日のリヴァーにたくさん会えるチャンスも増えるはずだろう。『ダーク・ブラッド』はGW、公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年02月21日今年で6回目を迎える「沖縄国際映画祭」の発表記者会見が2月19日(水)、吉本興業の東京本部にて行われ、ガレッジセール、鉄拳、ロバート山本、「NMB48」の山本彩、渡辺美優紀、山田菜々、10代アイドルグループ「Rev.from DVL」らが来場した。「Laugh & Peace」をコンセプトに2009年に誕生し、東日本大震災の折にも中止されることなく開催されてきた沖縄国際映画祭。今年は「島ぜんぶで、お~きなこと!」をテーマに、宜野湾市にとどまらず全県を巻き込んで様々なイベントを開催。昨年まで初日のみ行われていたレッドカーペットイベントも、2日間に分けて、メイン会場の沖縄コンベンションセンターに加え、那覇市の国際通りでも実施される。また、若き才能の発掘などを目的に、この秋に実施される予定の「第1回京都国際映画祭」とも連動していくことも発表された。沖縄出身ということで、すっかり同映画祭の“ホスト”となっているガレッジセールのゴリさんは「1回目のときは“沖縄国際映画祭”と言っても地元の人も『はぁ?』という感じだったけど、6回目ともなると春になると来るという感じで沖縄の人の誰に聞いても知ってます」と嬉しそうに地元での浸透ぶりを明かす。自身が監督を務めた『ロクな人生』が上映される。コザという名で知られる沖縄市が舞台となっているが「基地問題を抱えていて、だからこそいろんなアーティストが生まれた街です。ディープなところを含むコメディになってます!」と自信をのぞかせていた。泣けるパラパラ漫画で世界的な活躍を見せる鉄拳だが、そのパラパラ漫画が中村獅童、小西真奈美らが出演して実写映画化され「FURIKO-振り子-」として上映される。本人は「何も聞かされてなかったので…(苦笑)」とよしもとの裏事情(?)を漏らし、司会の藤井隆らを慌てさせていたが「どういう感じになってるのかいまからワクワクしています」と期待を口にした。NMB48の3人は学園シチュエーションコメディとして人気のTV番組「げいにん!」の映画化第2弾作品に出演。前作の続編ということで山本さんは「笑いと涙のシーンが増えてます。漫才しながらもそこに演技が加わって難しかったです」と述懐。渡辺さんは昨年、一昨年とステージイベントが雨に見舞われたことに触れ「ファンのみなさんが盛り上げてくださるんですが、今年は私たちが太陽を呼びたいです!」と力強く語っていた。「Rev.from DVL」は10代の少女たちからなる福岡の地元アイドル。中でも現役中学生の橋本環奈は昨年、イベントでの写真がネットを中心に広まり「かわいすぎるアイドル」「1000年に一人のアイドル」と注目を浴び、人気急上昇中。当人は「1000年に一人のアイドル」という言葉に「全然、そんなことないです(笑)」と照れくさそう。グループとして沖縄は初上陸となるが「温かいんだろうなと想像してます。海で遊んでみたりもしたい!」と語り、ほかのメンバーから「まだ寒いから!」とツッコまれていた。かわいすぎるアイドルを前に、大人たちもメロメロ。“毛深すぎるアイドル”を自称するゴリさんは、印象を尋ねられ、橋本さんの方を見ると「いま、初めて目を合わせましたが、42にして心拍数が上がってます!かわいいですね(笑)」と声を弾ませていた。「第6回沖縄国際映画祭」は3月20日(木)から3月24日(月)まで開催。(黒豆直樹(cinema名義))
2014年02月19日一夜の乱交パーティの模様を描いた映画として注目を浴びる『愛の渦』の完成披露試写会が2月18日(火)に開催。主演の池松荘亮、門脇麦に滝藤賢一、柄本時生、三浦大輔監督らが作品の魅力を語った。三浦監督が舞台で上演した自らの戯曲を映画化。ただセックスだけを目的に集まった男女のむき出しの人間模様を描き出していく。123分の本編中、着衣時間はわずか18分という過激さが話題となっているが、池松さんは見どころを問われると「卑猥なことしか思い浮かばない!」と苦笑いしつつ、「女性陣の体じゃないでしょうか(笑)?」とストレートに語る。昨年のドラマ「半沢直樹」で人気が急上昇した滝藤さんは、開口一番「4月クールのドラマの主役が決まりました!だからなんだって…(笑)?」と映画と全く関係ないアピールで笑いを誘い、作品について「金メダルの羽生(結弦)くんのような美しさがあり、銅メダルのラージヒル日本チームのようにチームワークの良かった作品です。僕たちにとっては間違いなく金メダル」とソチ五輪にちなんだノリノリのコメント。これから映画を鑑賞する観客に「ムラムラすると思うけど、ここでヘンなコトするとヘンなコトになるので(笑)、家に帰ってから自分で処理してください!」と映画開始前から卑猥な言葉で会場を沸かせていた。柄本さんはまだ完成した映画を観ていないと前置きしつつ、「女の人たち(三津谷葉子&中村映里子)が裸で罵り合ってるのを予告編で見ました。バカみたいで笑えそう」と楽しそうに語っていた。ぽっちゃり体型の信江勇は見どころとして「男性キャストとスタッフを魅了した私のヌード!」と自信満々に語り喝采を浴びる。三浦監督は映画について「『テラスハウス』みたいな映画ですって言えと言われてるんですが…(苦笑)」と明かし、「過激な言われ方をしてますが、人が本質的に持ってる“スケベ心”を描いただけ。デートムービーと思ってます。ちょっとでもこの作品が爪跡を残すことができれば、面白いことになるなと思ってます」と観客の反応を心待ちにしていた。最後に、マイクを握った門脇さんは「撮影が終わった後、私も乱交パーティに参加していたかのような変な感じがありました。ドキュメンタリーのようにみんな、むき出しになっていき、乱交パーティを覗いたり、参加したりしているような気持ちで見られる面白さがあると思います」としっかりと作品の魅力を訴えた。『愛の渦』は3月1日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛の渦 2014年3月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014映画「愛の渦」製作委員会
2014年02月18日漫画原作のドラマが今もなお増加傾向にある中…昨今では、人気ドラマの“復活モノ”も非常に多く放送されていますよね!制作サイドが安定した視聴率獲得を目指すのはもちろんのこと、やはり視聴者が面白いと思うものにはある程度“定番”な流れがあると言えるのかも!?そこで今日は、2014年1月クールに復活を遂げた2つの医療ドラマをご紹介。偶然にも、両作品とも“パート4”と言うことで、その対決の行方が気になります。■火10に復活!「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」――名コンビが挑むのは、海辺の難事件あのバチスタコンビがついに復活!シリーズ第4弾放送からの映画化がすでに決定しているということで、まさに2014年注目の一作と言えるでしょう。今回のテーマは、命が終わる時…現代に必要不可欠と言われている“終末期医療”の問題です。医療の正義or罪を、ある医師の失踪を軸に丁寧に描いているのがとっても印象的。海辺にある地方病院・碧翠院で起こる不可解な事件に、“ぐっちー”こと田口(伊藤淳史)&白鳥(仲村トオル)の凸凹コンビが挑んでいきます。これまでにもこの2人は、ドラマ版「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「アリアドネの弾丸」と3シリーズに渡り数々の難事件を解決に導いてきました。冷静沈着、人のことを疑って止まない白鳥VS温厚で感情重視・人の気持ちを何よりも優先するぐっちーという対立構造が段々と歩み寄り…。最新作では初めて弱気な表情を見せる白鳥に対し、「図々しいのはいつものこと!あなたが解決しなくて、誰が解決するんですか」とぐっちー自ら喝を入れるシーンも(全シリーズ鑑賞の身としては、ほろり)。映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』には、これまでのキャストが続々登場するということで、集大成としてどう完結するのか!非常に楽しみです。■木10と言えば「医龍4~Team Medical Dragon~」――今回のテーマは“世界か?日本か?”およそ3年ぶり! 待望の新シリーズ「医龍4」がオリジナルストーリーで現在フジテレビ系・毎週木曜夜10時枠にて放送されています。「バチスタ」が人気小説なのに対し、こちらは人気漫画が原作。これまでの3作品と比較し、チームドラゴンのメンバー個々の人柄が大きくクローズアップされていることが分かります。阿部サダヲさん、相変わらず素敵な味を出してくれてますね(笑)。今期のテーマは“世界か?日本か?”という意味深なもの。初回やラストが毎回、海外で活動する朝田(坂口憲二)の姿に繋がるだけあって、日本の医療発展とそれに伴う途上国への技術支援が物語の大きな鍵を握っていることになりそうです。新キャラクターである高橋克典さん演じる岡村が、第1話でインドを訪問していたことからも、所々にインドの言語が散りばめられ、第4シリーズの結末がいったいどうなるのか…ハラハラさせられる展開が畳み掛けるように起こっている点にも要チェックです。また、これはやや余談となりますが…今回大きく対峙しているL&P病院・野口(岸部一徳)と桜井医院長(平幹二朗)の過去も後半にかけて物語に大きな影響を及ぼすことでしょう。それぞれの若かりし日の回想シーンを、なんと実際の息子さん同士(おふたりとも役者さんなんですね!)が演じるそうなので、見逃せないポイントの一つとして頭の隅に置いておいてみてください。■平均視聴率はほぼ“並走”!――決定的な違いは、医療現場の描き方にアリ…!?第6話までの放送を終え、平均視聴率は「バチスタ」が11.9%、「医龍」が12.0%とほぼ横ばいの結果に(ココまで並ぶのも珍しいくらい)!10%を切るドラマも多い中、いずれも注目度の高い作品と入っても過言ではないでしょう。では、両作品にどのような違いがあるのか?同じ“医療”ジャンルと言えども、伝えたい内容・表現の方法に大きく違いがあるように思われます。まず、「バチスタ」では殺人事件と医療現場が複雑に絡み合うことで、現代の病院が抱える非常にグレーな部分を“人間”に着目して描いていくのに対し、「医龍」ではとにかくその発展的“技術”をフューチャーして物語を展開していきます。実際に先日、“STAP細胞”が発見された直前にも、同じような内容がドラマ内で取り扱われていたため、ある意味これまで「超人的過ぎる」と思われていた医療技術のリアルな進歩を体感するきっかけにもなりました。ドクター個々人の人柄も強く描かれていきますが、あくまで毎話解決の糸口となるのはその医療“技術”である点が後者最大の特徴とも言えるのではないでしょうか。なかなか病院へ足を運びにくいという人が多い中、現場のリアルな声に耳を傾けるチャンスと言えるかもしれませんね。終末期医療という“心”の側面の課題、はたまた途上国への医療支援ビジネスの今…あなたはどちらの作品に興味がありますか?「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」は毎週火曜22:00~フジテレビ系にて放送中。「医龍4~Team Medical Dragon~」は毎週木曜22:00~フジテレビ系にて放送中。(text:Yuki Watanabe)
2014年02月18日「Sexy Zone」の中島健人主演の映画『銀の匙 Silver Spoon』の公開を前に、主人公が“メガネ男子”であることにちなんで、観客、スタッフ、登壇陣も全員“メガネ着用”で出席するメガネ試写会が開催。中島さん、広瀬アリス、哀川翔、上島竜兵、吉田恵輔監督が出席した。累計1,300万部突破の人気漫画の実写化。北海道を舞台に酪農の現場に向き合う主人公・八軒勇吾と仲間たちの姿を爽やかに描き出す。八軒がメガネ男子ということで、この日は2万人の応募の中から抽選で選ばれた340人の観客も、会場のスタッフも、そして中島さんを始め広瀬さん、哀川さん、上島さんに監督も全員メガネで来場した。開口一番、中島さんは客席に向かい「ラッキー・メガネガールのみなさん!」と呼びかけ喝采を浴びる。中島さんは八軒役に合うメガネを探し出すために3日間にわたって衣裳合わせを行なったと告白。吉田監督は「(メガネを)かけた瞬間、カッコよすぎてダメだった。すぐカッコよくなっちゃう(苦笑)」とキャラクターに合わせて中島さんをカッコよく見せぬように苦労したとふり返る。これに対し中島さんは、謙遜するでもなく「そうですね。困っちゃうな(笑)」と自身のイケメンぶりを自賛!会場は笑いに包まれた。中島さんは役づくりに関しても「メガネをかけると(暗い口調で)『みなさん、こんにちは…』という感じで様変わりしました。八軒のリアルを表すのがメガネのおかげでできたと思う」とメガネが“変身”の重要なアイテムとなったと明かした。普段、TVでメガネをかけている印象のない上島さんだが、実は、私生活ではいつもメガネ着用とか。この日はメガネに帽子、洒落たスーツ姿で登場したが「オシャレをしようと思ったら、どっから見てもドン小西さんみたいになった」と苦笑い。「紺色のスーツに黒縁メガネで来ようかとも思ったけど、そしたら秋元康さんだった」と笑いを誘っていた。本作に出演している黒木華が別作品の『小さいおうち』での演技でベルリン国際映画祭の「女優賞(銀熊賞)」に輝いたが、中島さんは「華ちゃんは不思議な雰囲気の持ち主で、引力がものすごい女優さん。いつのまにか彼女の世界にいる感じなんです」と語り、「おめでとうございます!」と祝福していた。『銀の匙 Silver Spoon』は3月7日(金)より全国東宝系にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:銀の匙 Silver Spoon 2014年3月7日より全国東宝系にて公開(C) 2014 映画「銀の匙 Silver Spoon」製作委員会(C) 荒川弘/小学館
2014年02月17日絶海の孤島という超・巨大な“密室”を舞台に、水谷豊&成宮寛貴の3代目“相棒”コンビが重大な謎に挑む、『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』の本ポスターが遂に完成した。初登場から14年、連続ドラマのスタートから12年。これまで4本の劇場版が製作され、今秋から放送中の「season12」も高視聴率をキープしている「相棒」シリーズ。警察庁長官官房付の神戸尊(及川光博)は、ある死亡事故の調査のため、特命係の杉下右京(水谷豊)と甲斐享(成宮寛貴)に、太平洋に浮かぶ孤島について“妙な噂”の極秘調査を依頼する。そこは、ある実業家が個人所有している “鳳凰島”。なぜか元自衛隊員たちが、訓練のために共同生活を送っていた。この島で現場を見た右京は、それが事故ではなく、殺人事件であるという確信を持つ。やがて、外界から完全に閉ざされた孤島で捜査を進める2人に、得体の知れない巨大な力が襲いかかる…。特命係の“相棒”コンビ二人がメインキャラクターとして活躍する作品としては、前作『相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜』以来、実に約3年半ぶりとなる本作。今回、特命係の二人は、絶海に浮かぶ孤島の未開の地のようなジャングルや岩礁、断崖といった過酷な自然の中で捜査に奔走することになる。本ポスターでは、主演の水谷さんと、3代目相棒として劇場版には初登場となる成宮さんの2人が、孤島の密林へと突入する場面を表現。後方の海岸からは水しぶきをあげながら迫り来る謎の隊員たちの姿もあり、緊迫感とともに疾走感にあふれ、これまでの『相棒』とは、一線を画した雰囲気が漂っている。さらに、伊原剛志、釈由美子、宅麻伸のゲスト陣に加え、石坂浩二、2代目相棒の神戸こと及川さんの姿もあり、それぞれが神妙な面持ち。絶海の孤島に潜む「謎」の巨大さを物語っているかのようだ。『相棒-劇場版-III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』は4月26日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:相棒-劇場版Ⅲ- 2014年、全国にて公開(C) 2014「相棒 -劇場版Ⅲ-」パートナーズ
2014年02月15日『アバター』『タイタニック』に続き、公開6週目の興行成績を歴代3位とし、名だたる映画賞を手にオスカーへの階段を上り続けている『アナと雪の女王』。本日、雪のバレンタインデーにちなんだ贈り物として、本作からチョコの香り漂う本編映像がシネマカフェに到着した。運命に引き裂かれる美しい姉妹エルサとアナ。触れるもの全てを凍てつかせる“秘密の力”を持つ姉・エルサはその力を制御できず、真夏の王国を凍てつく冬の世界に変貌させてしまい国を去る。妹のアナは、逃亡した姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒・トナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフと共に雪山の奥深くへと旅に出るのだが…。優雅で落ち着きがあり、感情を内に秘め人に心を開かない姉・エルサと、明るく楽観的で感情をオープンに表現し、人を簡単に信じてしまう妹・アナの魅力あふれる姉妹が織りなすストーリー。まるで氷と火、もしくは冬と夏のように、まったく違った個性が光る2人。時に反発しながらも、その相手を思うあまり自分を犠牲にしようとする見えない絆が、この物語を確固たるものにしている。今回届いた映像は、エルサが新女王となる戴冠式後に行われる舞踏会でのシーン。“秘密の力”によって何よりも愛する妹・アナを傷つけることを恐れ、関係を絶っていたエルサと、その想いを知ることなく寂しい思いを抱えながら成長したアナが、幼少期に分かれてから久しぶりに舞踏会で顔を合わすのだ。その離れていた時間を象徴するかのように、最初はぎこちない2人だったが、初めての舞踏会の華やかな雰囲気に少しずつ頑なな心が溶け出していく…。そして素敵な甘い香りをいっぱいに吸い込み、「チョコレートだ!」と声を揃えてと思わず笑い合う、そんな微笑ましい場面となっている。姉妹の真実の愛を描き、ディズニー創立90周年記念作品としてディズニー・アニメーション史上最高の大ヒットを記録して、その歴史に新たな金字塔を打ち立てた本作から、「ハッピー・バレンタイン」という囁きが聞こえそうだ。『アナと雪の女王』は3月14日(金)より2D/3Dで同時公開。(田邊良恵(cinema名義))■関連作品:アナと雪の女王 2014年3月14日より2D/3Dで同時公開(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2014年02月14日レディ―・ガガが“殺し屋”役で映画デビューを果たしたことで注目を浴びている、映画『マチェーテ・キルズ』。本作ではガガを始め、ソフィア・ヴェルガラ、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲス、ヴァネッサ・ハジェンズ…と美女たちが揃って出演する中、一際その美貌で異才を放っているのが最近、ジョニー・デップとの“婚約”で話題になっているアンバー・ハードだ。そのアンバーの素顔が覗けるインタビュー映像がいち早くシネマカフェに到着した。本作の主人公となるのは、アメリカ大統領から依頼を受けた男・マチェーテ(ダニー・トレホ)。その依頼とは、メキシコのイカれた男“マッドマン”(デミアン・ビチル)を倒してほしいというものだった。しかし、マッドマンの心臓とミサイルの発射は連動しており、万一心臓が止まれば、ミサイルがワシントンを壊滅するようになっていた。唯一解除できるのは、世界一の武器商人・ヴォズ(メル・ギブソン)だけ。しかし、彼もまた、宇宙からの攻撃をしかけ、地球を混乱に陥れようとしていた…。本作でアンバーが演じるのは、『ワイルド・スピード』などで知られるミシェル・ロドリゲス扮するルースと壮絶なバトルを繰り広げる“ミス・サンアントニオ”。ミスコンで優勝するなど謎が多い美女だが、マチェーテに情報を提供し彼を補佐する、作品の中でもキーパーソンとなる重要な役どころだ。今回届いた映像には、アンバーが演じた役柄を「外見と内面にギャップがあり、男たちを手玉にとるヒールを履いた悪女なの。ボンドガール的な一面もあって演じていて楽しいわ」と語り、ミス・サンアントニオが大のお気に入りとなったようだ。悪女同士の戦いも見どころの本作。タイマン・バトルをしたミシェルについても「とても面白い人。素晴らしい時間を過ごせたわ」と本編からでは想像できないくらい現場ではキャスト陣同士の楽しい時間が流れていたという。インタビュー中もチャーミングな笑みをこぼしながら語るアンバー。すでに“ジョニーの婚約者”としても話題の中心となっているが、ぜひ女優アンバー・ハードの悪女っぷりを本作で存分に味わってみて。『マチェーテ・キルズ』は3月1日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。<アンバー・ハード/『マチェーテ・キルズ』>――脚本について「脚本を2ページ読んだ時点でユニークな作品だと思ったわ。『これは何?』という感じで混乱しちゃったほどよ。だって…“宇宙の女”でしょ?なのに挿入歌は70年代の音楽と書いてあった。それに宇宙船から機関銃まで盛りだくさんだったから…"最高よね」。――役柄について「彼女はただの美人じゃない。外見と内面にギャップのある役で楽しいし、共感もできる人なの。頭が切れて、パワフルで、男たちを手玉に取るの。ヒールを履いた悪女ね。“カワイイ顔した殺し屋”まさにそんな感じよ」。「しかも彼女の強さがその外見により強調されるのもユニークで面白いわ。ボンドガール的な面もあるけどその一方でマチェーテと互角に戦えるとは思えない。ただ彼を究極の戦いに導いていくのよ」。――監督ロバート・ロドリゲスについて「ロバートはマシーンみたいな人よ。ひとりで何でもこなす。音楽やポスターはもちろん、料理番組まで休みなく作るの。昼休み中でも撮影したばかりの映像を使って宣伝用の動画を作ったり、チラシのデザインを考えてた。そうかと思えば、空き時間を見つけて小道具に色づけしたりして…アーティストね」。――銃撃シーンについて「私が持っている武器はどれも一風変わってるの。射撃で使うようなのとは違って、バカげたやつよ。あんなのを扱うとなるとこの長い爪じゃ かなり大変よ。こんな格好だったしね。だけどそれは免れたからまだマシだった」。――ミシェル・ロドリゲスについて「ミシェルは面白い人で共演できて楽しかったわ。役を演じてるときよりも普段のほうが個性的で、それって普通はあり得ない。共演できて嬉しいし、素晴らしい時間を過ごしたわ」。――作品について「『マチェーテ・キルズ』は『マチェーテ』の続編なの。この作品ではお馴染みの顔以外に新しいキャラクターが登場するわ。いろんな人たちがカメオ出演したりしてね。とにかく面白い役柄がたくさん出てる。内容は恋人を殺されたマチェーテの復讐劇に加えて、世界を救うために戦うというものよ。自分の命も顧みずにね」。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マチェーテ・キルズ 2014年3月1日より新宿バルト新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2012 Vrelonovama LTD
2014年02月14日第68回毎日映画コンクールのオープニングセレモニーおよび表彰式が2月13日(木)、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールほかで開催され、各部門の受賞者たちがレッドカーペットを華やかに彩った。最高賞である「日本映画大賞」に輝いた『舟を編む』の主演・松田龍平さんが男優主演賞を受賞し、「スポニチグランプリ新人賞」には史上最年少9歳での受賞となった『おしん』の濱田ここねちゃん、「女優主演賞」には“世界最高齢での映画初主演女優”としてギネス世界記録に認定された赤木春恵さん(『ペコロスの母に会いに行く』)が選ばれるなど、新たな日本映画史が刻まれる式となった。松田さんは、同役で国内映画賞の数々を総ナメにしており「素晴らしい賞をありがとうございます。なかなか自分が出ている作品を客観的に見られないもので、賞をもらって初めて観てくれた方の反応を知り、喜びを噛みしめている」と挨拶。地味で真面目な主人公“馬締”役を演じ、「辞書を作るという映画なのですが、なかなかその15年の作業は想像を絶するものでした。ただ新しい言葉を見つけるというのは、生まれた頃から誰しもがしていることだと思いながら役を演じました」とふり返った。車椅子で登場した赤木さんは、「一生懸命に自然体で演じさせていただきました。こんな嬉しいことは二度とありません。細やかな残り少ない人生の中で素晴らしい思い出になった」と感無量の面持ちで、会場からは温かい拍手が送られた。久々に“おしん”の衣装に袖を通したここねちゃんは、「1年ぐらい前なので本当に懐かしい。おしんになった気分。これからもおねげえするっす!」とすっかりおしん。初めて親元を離れての長期撮影となったが、「上戸(彩)さんと山形の名物の玉こんにゃくを一緒に食べたことが心に残っている」と思い出話を披露した。昨年6月末からくも膜下出血のため休養していた星野源さんも、『箱入り息子の恋』で演じた内気な35歳の独身男役が高く評価され、ここねちゃんと同じく「スポニチグランプリ新人賞」を受賞。「初めての主演作品でこういう場に呼んでいただけてとても嬉しいです。いまはすごい元気なんですが、(本賞の)知らせを聞いた時はつらい時期だったので、本当に嬉しくて。励みになり、そして力になりました」と感謝の気持ちを述べた。意欲作『凶悪』での味のある死刑囚役で「男優助演賞」を受賞したピエール瀧さんは、「『凶悪』はハッピーな要素がなく、残虐の限りを尽くす非常に重たい映画。ようやく今日になってハッピーなことが訪れました!」とニヤリ。吉高由里子は『横道世之介』のヒロイン役で「女優助演賞」に輝き、「すごく大好きな映画だったので、こんなに人から愛される映画に携われて嬉しい。(不思議な形をしたトロフィーを眺め)私もこんな風に前のめりに生きていけたらいいなと思う」と独特なコメントで会場を笑わせた。<第68回毎日映画コンクール/受賞一覧>■作品部門日本映画大賞:『舟を編む』日本映画優秀賞:『ペコロスの母に会いに行く』外国映画ベストワン賞:『愛、アムール』■監督賞・脚本賞監督賞:石井裕也(『舟を編む』)脚本賞:荒井晴彦(『共喰い』)■俳優部門男優主演賞:松田龍平(『舟を編む』)女優主演賞:赤木春恵(『ペコロスの母に会いに行く』)男優助演賞:ピエール瀧(『凶悪』)女優助演賞:吉高由里子(『横道世之介』)スポニチグランプリ新人賞:星野源(『箱入り息子の恋』)スポニチグランプリ新人賞:濱田ここね(『おしん』)田中絹代賞:加賀まりこ■スタッフ部門撮影賞:今井孝博(『共喰い』)美術賞:原田満生(『舟を編む』)音楽賞:安川午朗(『凶悪』)録音賞:矢野正人(『横道世之介』)■ドキュメンタリー部門ドキュメンタリー映画賞:「映画『立候補』」アニメーション映画賞:『かぐや姫の物語』大藤信郎賞:『海に落ちた月の話』TSUTAYA映画ファン賞 日本映画部門:『風立ちぬ』TSUTAYA映画ファン賞 外国映画部門:『テッド』特別賞:福本清三(俳優)(text:cinemacafe.net)
2014年02月14日累計発行部数100万部を突破、“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”と謳われる越谷オサムの同名小説を「嵐」の松本潤&上野樹里を迎え実写化された『陽だまりの彼女』が4月16日(水)にBlu-ray&DVDでリリースされる。これを受けて、「メモリアル・エディション」の特典映像として、松本潤×上野樹里×三木孝浩監督による撮り下ろしビジュアル・コメンタリーの収録が行われた。新人営業マンの浩介(松本潤)は、仕事の取引相手として中学時代の幼なじみ・真緒(上野樹里)と偶然再会する。かつて“学年有数のバカ”と呼ばれていた冴えないイジメられっ子だった彼女は、当時とは見違えるほど魅力的な女性に変身していた。10年ぶりの運命的な再会。幼いころの純粋な想いを取り戻した2人は、恋に落ち、やがて結婚を決心する。しかし真緒は、誰にも知られてはいけない、“不思議な秘密”を抱えていた…。先日行われた収録で久々の再会を果たした3人。松本さんは「コメンタリー映像を2時間以上ご覧になって頂くのは、退屈じゃないか心配(笑)」と話すと、上野さんが「途中でメイキング映像が入ってきたり、画期的な映像特典になるらしいですよ」と解説。映画冒頭のシーンでは「このシーンが初日だった。これワンカット目だ!」と松本さんが明かし、「どんな気持ちだった?緊張した?」と上野さんに聞かれると、「初日の緊張感はあったかな。さあどうする?みたいな」と、当時をふり返る。また、上野さんのファーストシーンでは、三木監督から「樹里ちゃん、撮影に入る前に(役作りのために)痩せて来てたんだよね?」と聞かれると、上野さんは「ラストに向かって痩せていくつもりだったけど、上手く行かなかった」と恥ずかしそうに告白。しかし監督から「でも、すごく(真緒の)イメージで良かった」と評価を受け、安堵の表情を見せた。その後も、浩介の中学生時代を演じた北村匠海には、松本と同じく唇の横にホクロを入れたことや、中学生時代の真緒を演じた葵わかなは、上野樹里と同じ美容院でヘアスタイルを作ってもらったことなど、数々の撮影秘話が明かされた。撮影の裏話やネタバレもあるため、「映画本編を観てから、ビジュアル・コメンタリーを見て!」と楽しみ方を指南していた。『陽だまりの彼女』Blu-ray&DVDは4月16日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:陽だまりの彼女 2013年10月12日より全国東宝系にて公開(C) 2013『陽だまりの彼女』製作委員会
2014年02月14日人気舞台シリーズの10作目であり最終章となる「銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突」が2月13日(水)に開幕。本公演を前に主演の河村隆一を始め、「Kis-My-Ft2」の横尾渉と二階堂高嗣、そして演出を務める崔洋一が報道陣の取材に応じた。アニメ化作品も高い人気を誇る、累計1,500万部を超える田中芳樹の小説を舞台化。銀河帝国と自由惑星同盟の150年にわたる戦争――銀河帝国の“常勝の天才”ラインハルト・フォン・ローエングラムと自由惑星同盟の“不敗の魔術師”ヤン・ウェンリーという英雄2人の最後の戦いの行方を描く。「元々、原作小説もアニメも大好きだった」と語るヤン・ウェンリー役の河村さん。本作でシリーズ参加4作目となるが、「崔監督の下で最後のヤンを頑張りたい」と終幕に向けての意気込みを語る。横尾さん、二階堂さんもここまで複数回、本シリーズに参加してきた。ダスティ・アッテンボロー役の横尾さんは「僕らにとってもジャニーズを離れて外部の舞台に出させていただいた初めての作品であり、いろんなことを教わりました。最後の作品に呼んでいただけて嬉しいです」とニッコリ。ウォルフガング・ミッターマイヤー役の二階堂さんは「舞台の楽しさを知った作品であり、自分のキャパを広げることができたと思います」と本シリーズと共に成長してきたことを実感しているよう。長くこのカンパニーのメンバーとして月日を過ごしてきたキャスト陣とは対照的に、久々の舞台演出となる崔監督は「私が一番の新参者です(笑)」と恐縮しつつ、「実はエンターテイメント作品は大好きなんです」と明かす。「充実と言うにはまだ始まったばかりですが、これから積み重ねていきたい」と力強く語っていた。崔監督は“座長”の河村さんを中心にまとまりを見せるカンパニーに絶大な信頼を置きつつ、「キャスト陣にどう呼ばれているのか気になります(笑)」とも。河村さんは「あだ名はないけど、これから付けたいですね(笑)。怖いというよりも激しい方ですよ」と崔監督の印象を語り、横尾さんも「怖いと思ったことはないです。厳しいというよりも優しい。丁寧に心情を教えてくださいます」と尊敬の念のこもったまなざしで語る。二階堂さんは会見冒頭で「崔監督との出会いが自分の中で一番大きい」と語っていたが、監督のあだ名の話題となると「実は平田(裕一郎)くんと『崔おじいちゃん』と呼んでます(笑)」と告白。“おじいちゃん”扱いに崔監督の怒りが爆発?「これからたっぷり個人稽古をつけたい」と鬼監督となることを宣言した。まもなくバレンタインだが、14日(金)当日はもちろん公演中。崔監督は「それどころじゃない!」と笑い飛ばしていたが、河村さんは「女性キャストが少ないんですよね…」と残念そうに(?)語り、横尾さんも「男性陣はソワソワしてると思います(笑)」と男子の本音を覗かせてていた。舞台「銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突」は青山劇場にて上演中。(黒豆直樹(cinema名義))
2014年02月13日雪と氷に覆われた近未来の地球をひたすら走る列車の中で、支配層と被支配層に分かれた人々が、“生きる”ための闘いを繰り広げる、映画『スノーピアサー』。韓国の鬼才ポン・ジュノ監督がクリス・エヴァンス、ソン・ガンホら国際色豊かなキャストを揃えた本作には、早くも劇場にかけつけた人々から「次に何が出てくるか分からないおもしろさ」「様々なバリエーションの車両が出てきて、TVゲームみたい」「人間の本質に迫った演出が実に冴えている」と、その多面的な魅力が語られているが、このほど、オスカー女優ティルダ・スウィントンが驚きの扮装で支配層の権力者を熱演する本編映像が到着した。新たな氷河期を迎えた地球上を周回する列車「スノーピアサー」では、主人公・カーティス(クリス・エヴァンス)ら最後尾に乗る乗客たちは、“生きる”ため、彼らを支配する圧倒的権力者・メイソン総理の非道に屈するしかなかった。だが、やがてカーティスはエドガー(ジェイミー・ベル)やナムグン(ソン・ガンホ)の力を得て、メイソン総理を転覆させるべく“革命”を実行する――。その非道で冷酷なメイソン総理を演じているのが、『フィクサー』でアカデミー賞「助演女優賞」を受賞したティルダ・スウィントン。今回公開された本編映像は、メイソンがカーティスたちに向かって圧倒的権力を振りかざす演説シーンで、スウィントンの比類なき女優魂を感じることができる映像となっている。スウィントンは、トム・ヒドルストンとヴァンパイヤの恋人同士を演じたジム・ジャームッシュ監督作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』などでは透明感ある中性的な魅力を放ち、男女問わず観客を魅了するエレガントな美人女優にもかかわらず、本作では牛乳瓶メガネに入れ歯で、原型をとどめない変貌ぶりを披露。映画を観た多くの映画ファンやマスコミ関係者が、驚嘆の声を上げている。さらに、そのスウィントンに関する衝撃の情報を、ポン・ジュノ監督自ら、先日プロモーションで来日した際に大暴露!監督によれば、なんとスウィントンは、このメイソン総理だけでなく、本作に“一人二役”で出演しているというのだ。監督に告げられるまで、本編を何度も観ている10人以上の宣伝チームでさえ誰一人と気付いておらず、その衝撃の登場場面はどこか尋ねても、監督は嬉しそうに「よく見ればすぐ分かりますよ」と満面の笑顔でお茶を濁すのみ。もう一つの役柄や登場シーンについては一切明かされることなく、監督は帰国してしまったという…。これから本作を観る人も、すでに鑑賞済みの人も、ポン・ジュノ監督からの挑戦状ともいえる、“もう一人のティルダ・スウィントン”探しに挑んでみてはいかが?『スノーピアサー』は2月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:スノーピアサー 2014年2月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED
2014年02月12日「世界で最も美しい顔100人」の第1位に選ばれたオスカー女優マリオン・コティヤール主演で贈る、映画『エヴァの告白』。崇高な美しさで、彼女のキャリア史上最高との呼び声も高い本作だが、そんな『エヴァの告白』でマリオンはほぼ全編“すっぴん”で熱演を魅せている。1921年、戦火のポーランドで両親を殺され、妹と新しい人生を夢見てニューヨークのエリス島にたどり着いたエヴァ(マリオン・コティヤール)。しかし、早くも病気の妹と引き裂かれてしまう。エヴァも危うく強制送還されそうになるが、彼女は生きるため、そして妹を守るために、売春を斡旋する危険な男・ブルーノ(ホアキン・フェニックス)と共にいることを選ぶ。時代に翻弄されながら唯一の肉親の妹のために娼婦にまで身を落とし、盗み、愛を利用し「地獄に落ちる覚悟」で生き抜くことを選んだエヴァの懺悔室での“告白”が始まる…。カンヌ映画祭の常連の名匠ジェームス・グレイが監督・脚本が務め、豪華俳優たちが競演する本作。さらに、女性たちが注目しそうな見どころが一つ…マリオンは本作で、ほぼ全編“すっぴん”で登場しているのだ。「レディディオール(Lady Dior)」の広告塔など、モデルとしても活躍しているマリオン。左右対象の均整のとれた顔に真っ赤な口紅が引かれたビジュアルをよく見かけるが、そんなイメージをかなぐり捨てるような“すっぴん”演技。それでもスクリーンでは美しく見えるというのは、「世界で最も美しい顔100人」堂々第1位の成せる業なのだろう。いち早く鑑賞した綾戸智恵さんは「いままでたくさんの映画で彼女を観てきたけれど、『エヴァの告白』が一番良いと思う。こんなに美しかったかな?と思わせるくらい美しかった。この映画にピッタリだった」と大絶賛を贈っている。また、本作公開を前に行われた一般試写会では、物語の核となる「エヴァの犯した罪とは一体何なのか?」との質問を投げかけ、アンケートを実施。すると「2人の男性の人生をめちゃくちゃにしたこと」「(娼婦に)堕ちたこと」「男性を利用したこと」などが挙がっる一方、「何も罪を犯していないと思う」「流れに逆らわずに生きただけ」「美しすぎること」「愛されてしまったこと」など、“美しくあっただけで、エヴァには罪が無い”とコメントする人々も。観る人によって結果が二分化されるという興味深いアンケート結果となった。劇中の男だけでなく、観客までもその“美”の力で惑わせるマリオン。そんな彼女の“すっぴん”にあなたは憧れるだろうか?嫉妬するだろうか?『エヴァの告白』は2月14日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(松雪範子(cinema名義))■関連作品:エヴァの告白 2014年2月14日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2013 Wild Bunch S.A. and Worldview Entertainment Holdings LLC
2014年02月12日ラース・フォン・トリアー監督の話題作『Nymphomaniac』(原題)に出演しているシャイア・ラブーフが、ベルリン国際映画祭の同作のプレミア上映の際、タキシードに紙袋を頭からかぶって登場したことが、複数メディアの報道で明らかになった。紙袋には黒マジックで「I AM NOT FAMOUS ANYMORE」(僕はもう有名人じゃない)というメッセージが書かれていたと米エンタメ情報サイト「Variety.com」は報じている。またプレミア・イベントの前に行われた記者会見の際、シャイアは同作にふんだんに表現されるセックスシーンについて質問され、「カモメがトロール船を追いかけるとき、それは彼らがサーディンがたくさん海に投げ込まれると思うからです」と元マンチェスター・ユナイテッドのエリック・カントナ選手が1995年に記者会見から急に離席する前に言った言葉を引用し、同様に記者会見の場から去ったという。シャイアは、今年1月に、彼が昨年カンヌ国際映画祭のために作った「Howardcantour.com」と呼ばれている短編映画の中でグラフィック小説家ダニエル・クラウスの仕事を盗用したことが明らかになり、ネット上で大炎上をくらってから、様子がおかしくなっているように見える。シャイアは、一連の謝罪の言葉をダニエル宛てに発表したが、これらがリリーという名のユーザーによって4年前に「Yahoo!Answers」に書かれた投稿に非常に類似していることが明らかにされ、問題は悪化。その後、シャイアは「公の世界から引退する」とツイッターで発表するに至っている。今回の作品は、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『メランコリア』など問題作を続々に発表しているトリアー監督の新作で、シャルロット・ゲンズブール、ウィレム・デフォー、ユマ・サーマン、クリスチャン・スレイターらが出演し、ひとりの女性ジョーの性の歴史が描かれるという。シャイアは、ステイシー・マーティンが演じる若い頃のジョーと関係を持つ男性のひとりで、会社員のジェローム役を演じている。シャイアは「これまでは、危機に直面する普通の男性の役を演じてきたけど、邪悪で冒とく的で、破壊的なキャラクターを演じられると思ったんだ」とジェローム役を演じたかった気持ちを明かしていた。2部構成の『Nymphmaniac』は、アメリカではパート1が3月に、パート2が4月に公開予定されることになっている。(text:Mieko Nakaarai)
2014年02月10日イタリアモダンファーニチャーをリードするB&B ITALIA(ビー・アンド・ビー イタリア)が、B&B ITALIAとMAXALTO(マクサルト)のショップ移転に伴い、東京・南青山に新たに「B&B Italia Store Tokyo」を1月25日にグランドオープンした。B&B ITALIA社(本社:イタリア北部のコモ地方ノヴェドラーテ)は、1966年創業以来、コンテンポラリー家具の分野においてイタリアのリーディングカンパニーとしての地位を築いている。アントニオ・チッテリオ、パトリシア・ウルキオラ、ザハ・ハディト、ガエタノ・ペシェ、深澤直人、ジェフリー・バーネットなど、世界各国のデザイナーともコラボレーションによる革新的な商品は、内外からさまざまな賞を受賞し、イタリアデザイン界の最高峰コンパッソ・ドーロを4度にわたり受賞している。今回オープンしたフラッグシップストア「B&B Italia Store Tokyo」は、青山でも落ち着いた大人のエリアに佇む。店舗面積、225.75坪(有効面積 163.9坪)の広々としたスペースに、アートピースともいえるほどのプロダクトを美しく見せるためのミュージアムというコンセプトでデザインされた地下1階から地上3階まで吹き抜けのステアーで回遊できる空間となっている。1階~3階のコンテンポラリーな“B&B ITALIA”、地下1階はモダンラシックライン“MAXALTO”のイタリアの伝統的な木工加工手技を取り入れたソファやチェア、ダイニングテーブル、ベッドなどを見ることができる。安定した人気を誇るソファが多数存在するB&B ITALIAだが、ニューコレクションではナイトエリアに注力し、4つのベッド、それに付随したナイトテーブルや収納を中心として展開する。新作の中には深澤直人によってデザインされた「PAPILIO(パピリオ)」ファミリーの新しいベッド(699,000円~ マットレス、ベッドアクセサリー別)が発表された。ベッドとほぼ一体となるマットレスで、美を追求したシンプルで普遍的なデザインに仕上がっている。その他、アントニオ・チッテリオやパトリシア・ウルキオラ、アトリエ・オイなどといった名だたるデザイナーたちによるマスターピースが展開される。営業時間は11時~19時、定休日は水曜日(年末年始)。(※本文の表示価格は、2014年1月現在の消費税を除いた日本円価格です。消費税率引き上げの際は新税率適用となります。)(text:Miwa Ogata)
2014年02月10日2011年公開の前作『マイティ・ソー』を大幅に上回る大ヒットスタートを記録している『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』。なんと本日(2月9日)は、本作の人気を牽引する、ソーの宿敵・ロキ様ことトム・ヒドルストンの33回目のバースデー。これに合わせて、彼のロキに対する思いと『アベンジャーズ』続編について語ったインタビューが到着した。トム・ヒドルストンといえば、昨年、毎年恒例の「Empire」誌による“最もセクシーな男優ベスト10”でも2位に選出された、注目の英国男子。2013年には『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』にて、ヴァンパイアながら知的で我が道をゆく、孤高のロック・ミュージシャンを演じるなど、さまざまな活躍の場を広げているが、なんといっても彼の一番のハマリ役は、本シリーズでのロキ。『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』、そして公開中の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でのロキ役を通して、高い演技力と、特異な魅力で大ブレイクを果たし、世界中を魅了し続けている。昨年行われたコミコンでは、そのロキに扮して登場し、集まったファンを熱狂させ、ロンドンでの本作ワールドプレミアでも、劇中さながらにソー役のクリス・ヘムズワースと息の合ったところを見せてくれたトム。いったい、観客をそこまで熱くさせるロキの魅力とは、何なのだろうか。「分からないよ(笑)」とトムは苦笑する。「ただ、ソーは雷の神であるように、彼は“イタズラの神”なんだ。だから基本的に、彼の茶目っ気にはどこか魅力的なところがある、ということだと思う」と分析する。「ロキには茶目っ気があり、カリスマティックで、チャーミングで、予想がつかない。これらの要素が、彼を魅力的にしているのかもしれないと思う。イタズラ心は、僕たちみんなが持っているからね」と、人々を魅了するロキについて語る。本作で再びロキを演じたことについては、「自分が一度関わった役柄にもう一度戻れるという光栄は、映画ビジネス、いや、ひとりの演者としてもなかなかあることじゃないんだ」と謙遜しながらも、王立演劇学校出身でもともとは舞台で活躍していたトムらしく、「普通、演劇なら舞台に上がって何度も演じるけれど、映画は一度の撮影だけだから、演者として演じているときだけ、そのキャラクターとの関係を築き、撮影が終われば、衣装を脱いで去ってそれで終わりだよ」と比較する。「今回素晴らしかったのは、これがロキとは3度目の出会いで、それぞれ1年ずつ間があったけれど、3度目となるこの『マイティ・ソー』の続編では、役者として彼の心理や身体や感情に、新たな深みや側面や相互作用をもたらせるチャンスじゃないかと感じたことさ」と、ロキ役への再挑戦は自らの成長にも繋がっていたことを明かした。確かにロキは、甘くセクシーなルックスでありながら、高慢で狡猾、胸には常に義兄・ソーへの愛と嫉妬が渦巻き、冷酷で容赦がなく、激しいまでの王座への執着があり、時に哀れさをも醸し出す…というすさまじく複雑なキャラクターだ。彼が思うロキとは、「神話でも描かれているように、ある種の破壊者だね。でも人間的なレベルで見ると、彼の心理や心象風景はとても興味深いんだ。とても知的なのに、壊れているからさ」という。「この映画は、彼の中にあるヒーローとしての度量と、権謀術数(人々を策略に陥れる)主義的な悪意の両方を探求するチャンスだったんだ」。だが、そんなロキは2015年公開の『The Avengers:Age of Ultron』(原題)には“登場しない”とのうわさも!「そうなんだ。 『アベンジャーズ』は何か新しいことをする必要があるんだと思う。彼らは1作目でロキをやっつけた。もし僕が2作目に出たら、そこにいる必要は何もなくなる。僕がチームに入らない限りはね。でも『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を観れば分かるように、それは可能じゃないんだ」と意味深な発言。ようやくソーと仲直りするかと思われたのに、本作でロキを待ち受ける衝撃的な運命からすれば、それは仕方のないことなのか?初来日で多くの日本のファンを熱狂させたクリスに続き、来日を熱望されているトム。“ロキ様”としては、本作が見納めとなるのかもしれない!?『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は全国にて公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:マイティ・ソー/ダーク・ワールド 2014年2月1日より全国にて2D/3D同時公開(C) 2013 MVLFFLLC. TM & (C) 2013 Marvel. All Rights Reserved.
2014年02月09日入江甚儀、20歳。時折、年相応と言える笑顔をのぞかせるが、インタビューが進むにつれてその落ち着いた佇まいと口調から「本当にまだ20歳?」と疑いたくなってしまう。一方で当人は「もう20歳」と感じているという。ドラマに映画、舞台と活躍の場を広げ、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」にも出演するなど確実に成長を遂げているように見えるが、自らの歩みについて「自分の中ではまだまだ遅いと思ってます」と毅然と語る。ブレイクの萌芽を抱えた20歳は成長を、変革を、ほとばしるエネルギーを発散する舞台を渇望している――。そんな彼にとって武者修行の場として最適と言えるかもしれない。先日より放送がスタートしたドラマ「闇金ウシジマくんSeason2」に入江さんはレギュラー出演を果たしている。10日で5割という暴利の闇金業者「カウカウファイナンス」を営むウシジマとそれでも彼に金を借りに来る切羽詰まった債務者たちの姿を描き、2010年に深夜ドラマとして異例の高視聴率を記録。映画化を経て、連ドラのシーズン2が製作された。入江さんは読者モデルとして名を上げることを志し、やがて悪事へと手を染めていく若者・中田を演じている。本シリーズでウシジマという当たり役をものにした主演の山田孝之を中心に、すでにシーズン1で完成している「ウシジマくん」の世界に飛び込んでいくプレッシャーと緊張感というのはどれほどのものか?「山田さんにやべ(きょうすけ)さん、崎本(大海)さんの3人が揃ってると怖いですよ」と苦笑を浮かべるが、俳優として物怖じすることはなかった。「確かに以前からのみなさんがいて、世界観が出来上がってはいるんですが、このドラマ自体、金を借りに行く側の人間が主体的に存在し、そこに金を貸す『カウカウファイナンス』の人間がいて…という関係性の中で成り立っている作品。だから世界観や空気感になじむことを考えるというより、まず自分の役をきちんと表現するというところからだなという思いが強かったです。それができれば、あとはウシジマくんがいるだけでこの世界の匂いをしっかりと感じさせてくれるので」。中田というのは決して人間として好意を持てる男ではない。「目先の利益に飛びつくタイプで飛びついたら食い散らかして、そこで何かを手にしたはいいけど、見渡すと恋人も友達もいなくなっている。考えが浅はかなんです」と入江さん。「演じる上ではヘラヘラしている感じは意識しましたね。何か疑問に思っても、それを受け止めきれずに流れてしまう。ちゃんと考える人間というのは一度、自分の中で飲みこんで、考えて『こうしよう』となるけど、それができないヤツは笑ったり、黙ってごまかしてしまうと思う。だからヘラヘラしながら、何かに突っかかりを感じても、すぐに『そうっすよね~』とスルーしちゃうような薄っぺらさというのが出せればと思いました」。散々な言いようではあるが、一方で中田を単なるダメな男とは思わない。嫉妬や羨望、野望、人間臭さ…。語弊を怖れず言えば「共感」や「似たもの」を感じているとも言う。「『似てない』と言ったら嘘になると思います。それは中田に限らず、他の役にも感じるし、自分の中に同じような部分があるからこそこのドラマを見て分かるところがあるし『こうはなりたくない』とも思えるんだと思う。中田は『有名になりたい』と思って芸能界にも片足を突っ込んでるけど、僕自身もいま、こういう仕事をさせてもらってて、服を買うのも好きだし上を目指したいって気持ちもすごく強い。そこにはリスクを背負わなくちゃいけない部分もあって、でも中田はそれをうまくコントロールできずに利益だけを求めて堕ちていく。どこかで一歩間違えれば自分も…というのは感じますよ」。そう、単に崖っぷちに立った人間の転落や債務に沈んでいく“負け組”のドラマを見せるだけではないのが本作の特徴。目を背けたくなるのは自分の中にも確実にある感情が描かれているからでもある。ではそこで一線を越えてしまう人間と踏みとどまる人間の違いはどこにあるのか?入江さんは「自分を信じ切れるかどうか」とうなずく。「自分を信じられないからお金の力を借りようとしてしまう。不安で『もっと必要なものがある』と足りないものを埋めようと金を借りてしまうんでしょうね。中田を演じて、改めて感じたのは成長しないヤツだなってこと。成長した気になってるけど、最初から最後まで外見はグレードアップしても中身は変わらない。空回りって言葉がピッタリなんです。何でそうなったのか?順番を間違えたんだと思います。オシャレが好きだから働いて、お金を貯めて好きな服を買って、そこで少しずつ評判を手にして内面も磨きがかかって…と成長していけばいいのに、いきなり金がないから借りる(笑)。苦労しないから身に着かなかったんですね」。入江さん自身は買い物するにも「迷って迷って…というタイプ(笑)」とのこと。親元を離れて一人暮らしを始めて「単純なことですが、遣えばお金はなくなっていくものなんだと実感しました。家にいた頃はお金がどこから出てくるのかさえも分かってなかった」と首を振る。ちなみに、これまでで一番大きな買い物は「思い切って買った革ジャケット」だという。「自分の中で『変わりたい』という思いがあって買いました。それを買ったことで人生の直線にひとつ大きな丸い点が付けられたような気はしています。もちろん、買ったから変わったと思うの浅はかですが、少なくとも“これを着るからには良い仕事しなきゃ”っていう責任やプレッシャーを背負うところはあります。何にせよ、買い物をするときは、この仕事にどう活かせるかってことは常に意識してますね」。自ら事務所のオーディションに応募して芸能界を志したのが中学2年生の時。見事合格するが、そのわずか3日後に連続ドラマのレギュラー出演が決定したというのは語り草である。その後も初舞台で主演を務め、次々とドラマに出演するなど、順調すぎるキャリアを歩んできた。もちろん、それは傍から見てのこと。当人はひとつずつの作品の中で時に葛藤し、もがき、実績を積み重ねてきた。デビューからドラマに映画、舞台とひと通りの作品をこなし、“ふた回り目”と言える周回に入った近年、確実に自分の中の変化や成長を感じている。「去年は特にいろんな監督に出会い、いろんな共演者の方々と仕事をさせていただき、いろんな意見を聞いていろいろ試して、芝居に対する考え方が大きく変わりましたね。特に『ロスト・イン・ヨンカーズ』(三谷幸喜演出)はすごく大きかったです。3か月ずっとあの舞台の世界に居させてもらえたというのは、なかなかない経験で、役者として大きな転換点になった気がしています。改めて感じるのは、お芝居って総合力であり、相手がいてこそ成り立つということ。ただ前に出ればいいってものではないし、時に自分がグイと出ることも必要だし、逆に引くことで自分が生きることもある。駆け引きの面白さを感じました」。経験が自身の血肉になると同時に、自分に足りないものも強く感じるようになった。「これまでは脚本を読んで、パッと自分の中に沸いたイマジネーションに芝居で近づいていくという作業が多かったんですが、それだけじゃ足りない場面が出てくるんです。もっともっと、普段から役作りをしていきたい。それからまだまだできないことがたくさんあって、殺陣もダンスも歌も全然できない。出来ることだけやっていると必ず行き詰まる時が来る。努力しないと演じられない役に挑戦したい。いつか、それができるようになった時にもう一度、原点に戻って“何もしない”役をやってみたいですね」。最後にもうひとつだけ。「年下のカレ」というこのインタビュー企画に合わせて恋愛観を尋ねると、ここでも動じることなく「互いに意見を言い合える仲でありたいですね。“言葉で言わなくても感じて”という部分は、付き合うと出てくると思うけど、そこに頼りたくないんです。伝えたいことはお互いに伝えて理解して、分かり合いたい」と確固たる答えが返ってきた。「年上の女性も大丈夫?」と訊くと、最後の最後で子供のようにはにかんだ表情を見せてくれた。「経験がないので…でも、大丈夫です(笑)!」<プロフィール>入江甚儀1993年5月18日生まれ 東京都出身身長181cm血液型O型「Colorful」(’10)、「人狼ゲーム」(’13)、舞台「ロストインヨンカーズ」(三谷幸喜演出/’13)など、映画・ドラマ・CM・舞台など幅広く活躍中。現在放送中のドラマ「闇金ウシジマくん Season2」のほか、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(’14)にも出演中。「キカイダーREBOOT」(’14・5月公開)に主演決定。<作品>TVドラマ「闇金ウシジマくん Season2」MBS・TBSほか深夜にて放送中!(そのほか地域の放送局情報は公式サイトにて随時更新中)TBS:毎週木曜24:58~/MBS:毎週木曜 24:59~※放送日時は、変更となる場合がございます。<ストーリー>まっとうな金融機関からはもう借りられない「後がない」客に金を貸し、10日で5割という法外な金利をむしり取る闇金カウカウファイナンス。その社長を務めるウシジマのクールな眼差しが捉える群像劇を描いたコミックが真鍋昌平の『闇金ウシジマくん』だ。2010年に深夜ドラマ化されて異例の高視聴率を記録し、2012年公開の劇場版も大ヒット。そのウシジマくんとカウカウファイナンスが、ファン待望の新シリーズとなって深夜ドラマ枠に帰ってきた!ホストや風俗、アルコールやギャンブルといったものに依存する人たちや、有名になりたい、金持ちになりたい、性欲を満たしたい、働かずに暮らしたいといった欲望に取り憑かれた人々の人間模様を描き出す本作。視聴者はきっと、「こうならないように明日から頑張ろう……!」と、不思議とポジティブになれるはず。また、新シリーズにおけるキャスティングの目玉として、山田孝之の盟友・綾野剛がウシジマの幼なじみ役【戌亥】として登場。裏の世界にも通じている情報屋として、ウシジマの依頼を受けての活躍に乞うご期待。<出演者>山田孝之綾野剛、崎本大海、やべきょうすけ、武田航平、入江甚儀、絵美里原作・真鍋昌平『闇金ウシジマくん』(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)企画・プロデュース山口雅俊脚本福間正浩演出山口雅俊白川士遠藤光貴コピーライト(C)2014真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん2」製作委員会・MBS(photo / text:Naoki Kurozu)
2014年02月06日昨年『ワイルド・スピード』シリーズの“バディ”、ポール・ウォーカーを亡くしたばかりのヴィン・ディーゼルが、もう一つ深い思い入れを持つシリーズの最新作『リディック:ギャラクシー・バトル』。このほど、本作の制作に取り掛かるまでの紆余曲折の苦労を語ったヴィンのコメントが到着した。その身に賭けられた懸賞金は“宇宙一”という銀河最凶のワル、リディック(ヴィン・ディーゼル)が、腕利きの賞金稼ぎや未知の生命体の大群の急襲を受けながら、辺境の惑星からの脱出を図る姿を描いた、SFアクション・シリーズの約10年ぶりの新作。去る9月6日より公開された北米では、2位以下に圧倒的な差をつけ初登場No.1を記録した。ヴィンが渾身で演じるダークヒーロー、リディックの物語は、『ピッチブラック』(’00)、『リディック』(’04)を経て今回が3回目。第1弾『ピッチブラック』が世に出ると、製作も兼任したディーゼルはこの役に恋をし、さらに世界中のSFファンやアクションファンをも夢中にさせ、引き続き主演ディーゼル×監督デヴィッド・トゥーヒーのコンビによって第2弾『リディック』が製作された。その後、リディックを主人公にしたビデオゲームやDVD用のアニメーションが作られる中で、第3弾の製作をファンが熱望していたことについて、トゥーヒー監督は「ファンからの声が鳴り止まなかった。私が作った映画の中で『リディック』シリーズに関する要求がもっとも多かったんだ!」と語っている。また、ディーゼルもFacebook上で4,500万人以上のファンから熱いラブコールを受けていたと明かす。「Facebook上で『もし僕たち全員が10ドルずつ出し合ったら、あなたは自分で映画を作れますか?絶対この映画を作るべきだ!』と言う人々がいたんだ。そういう意見が、僕にどんなことをしても作らなくてはならないと思わせてくれた」と話した。「ずっとこのシリーズを観て、何度も観直してくれて、新しいものを必要としてくれる忠実なファンに、僕は借りがあると感じたんだ。こんな声を聞けば、何があっても作らなければって気持ちになるさ」。そんなファンの熱い支持を受け、ヴィンとトゥーヒー監督は第3章となる本作を第2作目の『リディック』が持つ深い神話性を保ちつつ、そして最初の『ピッチブラック』に回帰して、強烈なSFスリラーにすることで意見が一致。だが、映画を作るためには巨額の予算が必要となる…そこで、ディーゼルは北川景子ら日本人キャストと共演した『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』のギャラを返上し、本シリーズの映画化権を手に入れ、さらに自宅を抵当に入れてまで本作の製作資金を捻出したという。ヴィンは「超現実的だ。製作に9年かかった。この映画は絶対に日の目を見ないだろうと言われたよ」とその過程をふり返る。「この映画を観ると、不思議でユニークな喜びが込み上げてくる。僕が過去10年で作ってきたどの映画とも違うからだ。自分の家を抵当に入れる必要があったし、もし映画が完成しなかったら、僕はホームレスになっていただろうね(笑)」。「それほどの借金をして、頑固なファンの要求に応えようと何年もかけて仕事をすると、プレミア会場に来て、ついにその映画を世界に示せるのは、大きな喜びなんだ」と、ヴィンはあふれる感情を抑え切れないといった様子だ。『リディック:ギャラクシー・バトル』は3月8日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年02月06日“邦高洋低”と言われて久しい昨今の映画業界。そこへきて、2013年の年間興行収入ランキングはアニメ映画がTOP3を占めることになり、映画館の客層はひと昔前とはガラリと変わったと言えるかもしれない。「映画は好きだけど、最近、映画館へは行っていない」という人も多いのではないだろうか?そんな中、「映画館で観たかったあの映画を再びスクリーンで!」という思いから企画されたのが、上映企画「Back To The Theater」だ。このほど、2014年より本格始動となる本企画の豪華上映ラインナップが決定、2月7日(金)から公開の『スタンド・バイ・ミー』を皮切りに、あの頃誰もが観た名作が再びスクリーンで上映されることになった。「Back To The Theater」のコンセプトは、“あなたの街の、気軽な名画座”。映画館のデジタル化に伴い、上映が困難になっている作品のデジタル素材(DCP)を調達することで、映画館で観たくても観られなかった名画を毎月1本、スクリーンで上映する。2014年の第1弾となるのは、薬物の過剰摂取により23歳で夭逝した故リヴァー・フェニックス主演の『スタンド・バイ・ミー』(’86)。行方不明の少年の死体を見つけて“英雄”になるため、死体探しの旅に出た4人の少年たちのひと夏の成長を描く感動作だ。監督はロブ・ライナー、不良少年役で若き日のキーファー・サザーランドも出演している。1986年アカデミー賞で「脚色賞」に、ゴールデングローブ賞では「作品賞」「監督賞」にノミネートされた。そのほか、マット・デイモン&ベン・アフレックが出演・脚本を務め、アカデミー賞「脚本賞」を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング』(’97)、キュートなメグ・ライアンに出会える『恋人たちの予感』(’89)、ユアン・マクレガー主演×ダニー・ボイル監督の『トレインスポッティング』(’96)などのラインナップが予定されている。『スタンド・バイ・ミー』は2月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。「Back To The Theater」2月7日(金)~2月13日(木)Back To The Theater vol.06『スタンド・バイ・ミー』3月Back To The Theater vol.07『ザ・エージェント』4月Back To The Theater vol.08『グッド・ウィル・ハンティング』5月Back To The Theater vol.09『レオン』6月Back To The Theater vol.10『レインマン』9月Back To The Theater vol.11『恋人たちの予感』10月Back To The Theater vol.12『トレインスポッティング』11月Back To The Theater vol.13『ライフ・イズ・ビューティフル』12月Back To The Theater vol.14『ファーゴ』※7月、8月は特別上映企画を予定中(上原礼子(cinema名義))■関連作品:スタンド・バイ・ミー 1987年4月より公開(C) 1986 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED
2014年02月06日「マンガ大賞2012」ほか様々な賞に輝き、既刊10巻のセールスが1,300万部を突破した「週刊少年サンデー」にて連載中の大ヒット漫画「銀の匙 Silver Spoon」。現在、フジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送中のTVアニメに、同原作の実写映画で主人公・八軒勇吾を務める「Sexy Zone」の中島健人がゲスト出演することが明らかとなった。舞台となるのは北海道の農業高校。個性豊かな登場人物が織りなす仲間との友情、恋の行方、夢と現実の狭間での葛藤、そして“命”と真摯に向き合う姿が描かれる。今回の出演は、TVアニメ「銀の匙 Silver Spoon」OAに実写映画の公開が重なることを記念して実現したコラボレーション。中島さんが演じるのは、主人公の八軒勇吾と同じ学校の寮で生活する生徒の青山。原作では、後姿のみの登場となる青山だが、TVアニメではキャラクターの顔もしっかりと描かれているほか、中島さんが実写映画で演じた主人公・八軒との会話のシーンも用意されている。まさに2人の“八軒勇吾”が、アニメと実写の垣根を越えて相見える異例のコラボレーションとなっている。声優初挑戦となる中島さんは、アフレコ当日、やや緊張した面持ちでスタジオ入りし、TVアニメ版で八軒勇吾を演じている声優・木村良平との“八軒”同士の対面を果たした。セリフを何度も読み返すなど準備に余念が無い様子を見せたが、いざ本番は見事一発OK!これには中島さんも、満面の笑みで「嬉しい!!」とガッツポーズ。アフレコ後、木村さんから「画面上でのコミュニケーションがちゃんと取れていたのが凄い」、音響監督からも「初めてなのに、本職の声優と並んでもお芝居に違和感が無かった」と絶賛され、中島さん自身も「緊張したけどとっても楽しかった!また声優にチャレンジしてみたい」と意欲を語った。中島さん演じる青山が登場するのは3月6日(木)OAの第8話。映画公開前にアニメ版「銀の匙」をチェックしてみて。アニメ「銀の匙 Silver Spoon」は、毎週木曜日24:50~25:20放送。映画『銀の匙 Silver Spoon』は3月7日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀の匙 Silver Spoon 2014年3月7日より全国東宝系にて公開(C) 2014 映画「銀の匙 Silver Spoon」製作委員会(C) 荒川弘/小学館
2014年02月06日フレンチベースの美食料理をクイックにカジュアルに提供するファストフレンチショップ「ルサンパーム」と、「パティスリー キハチ」がコラボレーションしている東京駅改札内の「パティスリー キハチ&ルサンパーム グランスタダイニング店」では、1月30日(木)から「パンケーキサンドイッチ」を発売を開始した。近年人気のパンケーキとサンドイッチをミックスしたスタイルで一度に楽しめるこのパンケーキサンドイッチは、「いつもお皿にのっているパンケーキをピクニック気分でサンドイッチのように座席で楽しめたら…」という発想から生まれた新商品。東京駅構内で、電車に乗る前にテイクアウトして、座席でワンハンドで味わえる。パンケーキサンドイッチには、「ソーセージ&エッグ」(580円)と「ツナ&チェダーチーズ」(530円)の2種が登場し、パンケーキ=スイーツという常識を超えて、ソーセージや野菜のマリネ、ツナやポテトサラダなどワンプレートの料理をサンドし食べ応えも十分だ。東京駅限定の新感覚パンケーキをいち早くチェックしてみて。(text:Miwa Ogata)
2014年02月06日J.R.R.トールキンによる名作「ホビットの冒険」を、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が再び完全映画化するシリーズ第2章『ホビット 竜に奪われた王国』。このほど、本作のエンディング・テーマソングを担当した、どことなく“ホビット”を思わせる雰囲気漂う英国歌手エド・シーランのミュージック・ビデオ「I See Fire(アイ・シー・ファイア)」が公開となった。第1章では平和なホビット庄から魔法使い・ガンダルフ(イアン・マッケラン)に誘われて、思いがけない冒険へと旅立ったビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)。今回の第2章では、巨大な邪竜“スマウグ”(ベネディクト・カンバーバッチ)に奪われたドワーフの王国を取り戻すため、ビルボたち一行はさらなる壮大な冒険を繰り広げることとなる――。このたび公開されたミュージック・ビデオは、映画本編のシーン映像をフィーチャーし、壮大な世界観を表現したもの。まるで一大叙事詩のような楽曲と歌声で、本作への期待をいっそう高めるものに仕上がっている。映し出されたレコーディング風景には、監督のピーター・ジャクソンの姿も。「I See Fire」を歌うエド・シーランは、ホビット族の主人公・ビルボに似た雰囲気を持つ22歳の若手シンガー・ソングライター。卓越したメロディーメイクのセンスと、ずば抜けたグライム(ラップ)のスキルを携えた彼のメジャー・デビュー・アルバム「+(プラス)」は、新人アーティストでありながら初回出荷が10万枚を越え、発売前にもかかわらず「ゴールド・ディスク」を獲得、全英アルバム・チャートで堂々の初登場1位を飾った。2012年にはフジロック・フェスティバルで来日しており、先日発表された第56回グラミー賞では、見事「最優秀新人賞」のノミネートも果たし、プライベートではテイラー・スウィフトの恋のお相手としても一時期注目を集めるなど公私共に人気者だ。本作の劇場公開を前に2月26日(水)には、この「I See Fire」も含む、全15曲を収録したオリジナル・サウンドトラックも発売決定。『ホビット』3部作の音楽を担当するハワード・ショアは、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で米アカデミー賞を3度受賞した映画界の重鎮でもある。ピーター・ジャクソン監督は、ハワード・ショアについて「高揚し、豊かに鳴り響く彼の音楽は、単なる映像の伴奏以上の役割を果たしている。ほかに類を見ない、ユニークなサウンドだ」と敬意を込めて絶賛。さらに、「あと1年も経てば、『ホビット 思いがけない冒険』から始まり『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』で幕を閉じる、総計20時間に及ぶ音楽物語のすべてを聴くことができるはずだ」と、全6部からなるトールキンの世界の映像化にはショアの音楽も重要な要素であったことをコメントを寄せている。すでに全世界で800億円以上の大ヒットとなっている本作。壮大なスケールと革新的な映像で描かれるアクション・アドベンチャーを、新旧の実力派が奏でる音楽からも注目してみて。『ホビット 竜に奪われた王国』は2月28日(金)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ホビット 竜に奪われた王国 2014年2月28日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYERPICTURES INC.
2014年02月05日41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志の最高傑作を、ドラマや映画の出演が絶えない綾野剛を主演に迎え映画化された『そこのみにて光輝く』が4月19日(土)より公開される。このほど、綾野さん演じる“愛を捨てた男”と池脇千鶴演じる“愛を諦めた女”の出会いが垣間見える、本作の予告編が到着した。本作で綾野さんが演じるのは、ある出来事をきっかけに仕事を辞め、目的もなく毎日を過ごす男・佐藤達夫。ある日、パチンコ屋で使い捨てライターをあげたことをきっかけに、粗暴だが人なつこい青年・大城拓児(菅田将暉)と知り合う。拓児に誘われるままについていくと、そこは取り残されたように佇む一軒のバラックだった。そこで達夫は拓児の姉・千夏(池脇千鶴)と出会う。達夫と千夏は互いに心惹かれ、距離を縮めていくが、千夏は家族を支えるため、達夫の想像以上に過酷な日常を生きていた。それでも、一途な愛を貫く達夫のまっすぐな想いに揺れ動かされる千夏。千夏の魂にふれたことから、達夫の現実が静かに色づきはじめ、達夫は失いかけていたこの世界への希求を取り戻していく。そんなとき、ある事件が起こる…。函館の一瞬の夏を舞台に、どん底の中で運命の出会いを果たす男女を描いた本作。今回届いた予告編には、儚げな“ゆらぎ”のある存在感を放つ綾野さんを始め、『ジョゼと虎と魚たち』に匹敵する情感あふれる演技を見せる池脇さん、天使のように無垢で危うげな佇まいの菅田さんら出演者の演技のぶつかり合いが印象的な映像となっている。第2回三島由紀夫賞の候補となった佐藤さんの『海炭市叙景』に続く最高傑作と言われる「そこのみにて光輝く」の発刊から24年を経て待望の映画化を実現させたのは、『オカンの嫁入り』で新藤兼人賞を受賞し高い評価を得てきた呉美保監督。これまでの作品で見せてきたアットホームな筆致から一転、ざらついた絆の行方を素手で掴まえる硬質な映像文体で、まったく新たな境地を開拓した。生きる目的を見失った男と愛を諦めた女との出会い、そして底辺で生きる家族を慈しむような眼差しで描いた本作。こちらの予告編から旬の俳優陣が体を張って演じた渾身の演技を覗いてみて。『そこのみにて光輝く』は4月19日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そこのみにて光輝く 2014年春、テアトル新宿ほか全国にて公開
2014年02月05日蜷川実花がビジュアルディレクションを担当していることでも話題の台湾発の中華史劇「蘭陵王」のDVDリリースを記念して2月4日(火)に都内で試写会が開催。IVAN(アイバン)が作品の魅力をアピールした。南北朝時代を舞台にその美貌を恐ろしい仮面で隠して戦う蘭陵王と予言の力を持つ一族の血を引くヒロインの恋物語が展開する。 IVANさんは、この日は男装で来場。実際に作品で蘭陵王がかぶっていた仮面で顔を隠して登場したが「本物と聞いて楽屋で間接キッスしちゃった!」とご機嫌だった。 作品について「ぶっちゃけ、見ないと思った(笑)」と普段、あまり喜んで見るジャンルの作品ではなかったと明かすが「1話と最終話だけ見ようと思ったら、2,3,4とハマっちゃった!いまでは仕事で見るのが惜しくて、晩酌しながら見てます。まさか自分がハマるとは…」と興奮気味に明かす。 特に見どころは「メンズのバリエーションの多さ!誰選ぶ?って感じ」と語る。IVANさんは常々、俳優の鈴木亮平が好きと公言しており、彼を思い浮かべて“妄想半身浴”をしているというが、最近では本作の登場人物を思い描いているとか。 蘭陵王のみならず、他の男性からも言い寄られるヒロインについては「私も最近、モテ期が来てて、(複数の男性に誘われることが)ないわけじゃないので気持ちが分からなくもないわ!」とニッコリ。「気を持たせるのがうまいんです。参考になります」と語っていた。バレンタインデーが近いということで、IVANさんも気合い十分で準備中かと尋ねられると「私はバレンタインはそこまで意識してないんです」と意外な答えが…。“男性時代”は「最高で三十数個もらったことがある」というIVANさんだが、男女どちらの心理も分かるとあって「その日に向けて、努力するのは大事だけど構えすぎるのはよくない。さりげない環境を作る方がいいと思う」と持論を語る。ちなみに自身のバレンタインの一番の思い出を尋ねられると、カミングアウト後にある男性に渡したいと思いつつもためらっていたところ「向こうから近づいてきて『IVAN、おれのチョコは?』って言ってくれたの!まさか女の子として見てくれていると思わなかったので、嬉しかった」と明かした。改めて、会場の女子たちにアドバイスを求められると「周りが気づかないところをほめると良いと思う。だから常日頃から見ていることが大事!」と語っていた。「蘭陵王」DVDは2月5日(水)発売。(シネマカフェ編集部)
2014年02月04日山田孝之を主演に、人間の欲望や社会の闇を描いた大人気コミックをドラマ化・映画化され現在、ドラマ第2弾も放送中の「闇金ウシジマくん」。その劇場版第2弾となる映画『闇金ウシジマくん Part2』に参加する新キャストが明らかとなった。主人公の伝説の闇金・丑嶋馨(ウシジマ カオル)を演じる山田さんを始め、ウシジマ社長率いるカウカウファイナンス社員の高田役の崎本大海、柄崎役のやべきょうすけが再集結、さらにメインキャストの3人に加え、新たに、ウシジマの幼なじみで盟友の情報屋・戌亥役で綾野剛が参加する本作。今回発表された新キャストは、今年ブレイク必至の最旬俳優たちが勢揃いしている。男性陣には、昨年の『共喰い』で第66回ロカルノ国際映画祭に2冠に輝いた、菅田将暉がカウカウファイナンスの金を狙う無職のヤンキー・加賀マサル役で、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」への出演も決定している窪田正孝がどん底からNo.1ホストを目指す神咲麗役に。さらに、『許されざる者』『クローズEXPLODE』など話題作への出演が続く柳楽優弥が最底辺の労働環境で働く日雇い労務者でストーカーの蝦沼役、仲里依紗との結婚でプライベートも絶好調の中尾明慶がうだつのあがらない暴走族・愛沢連合のリーダー・愛沢浩司役で、と次世代を担う演技派イケメンたちが集結。また女優陣には、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズで山田さんと共演経験もある木南晴夏が愛沢の妻でホスト狂いの愛沢明美役で、「東京ガス」CMや池松壮介と共演する『愛の渦』への出演で話題を集めている門脇麦がホストの麗に入れあげ転落していく藤枝彩香役で、『るろうに剣心』続編の“駒形由美”役で注目度が急上昇している高橋メアリージュンが丑嶋の最大のライバルとなる女闇金・犀原茜役で、清純派の印象が強い本仮屋ユイカが小悪魔的な愛人・ユキミ役で出演する。そのほかにも、バカリズムがカウカウファイナンスに300万円の借金を背負う債務者を演じていたり、麗の務めるホストクラブの太客(金をたくさん使う常連客)役には大久保佳代子とキムラ緑子、さらにマキタスポーツや光石研など個性派キャストの出演も明らかとなった。新星俳優~クセ者までまさに異色のキャスティング!果たして、どんな化学反応が起きるのか、物語と共に注目してみて。『闇金ウシジマくん Part2』は5月より全国にて公開。TVドラマ「闇金ウシジマくん Season2」はMBS・TBSほかにて毎週木曜・深夜にて放送中。(全9話。TBSは毎週木曜24:58~、MBSは毎週木曜24:59~)(text:cinemacafe.net)
2014年02月03日