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「最初に完成した映画を観たときは本当にドキドキしたよ。だって、僕も『レ・ミゼラブル』のいちファンで、期待でいっぱいだったからね。でも、映画の序盤で、ヒュー・ジャックマンが釈放状を破り、紙吹雪のように宙を舞うシーン。僕は思わず涙してしまったんだ。あの瞬間、この映画は間違っていない、と思ったよ」。そう語るのは、日本だけで58億円という驚異的な興業収入を記録し、社会現象とまで言われた映画『レ・ミゼラブル』で、マリウス役を演じたエディ・レッドメイン。『マリリン7日間の恋』や『HICK-ルリ13歳の旅』などに出演し、正統派なルックスや少年っぽい笑顔で、日本でもじわじわと女子人気を拡大しているエディ。今回、初来日を果たした彼は、これからの更なる人気上昇を確信させる、紳士的なナイスガイ!エディが「レ・ミゼラブル」に出会ったのはまだ少年の頃。「8歳か9歳くらいのときに初めて舞台を観て、(ストリート・チルドレンの)ガブロッシュになりたい!と思っていたんだ。彼は大人たちを相手に、まるでロックスターみたいじゃない?家族でドライブするときも、車の中でサントラを聞いてた。いつも兄がヒュー・ジャックマンのパートを歌い、僕はラッセル・クロウのパートを歌っていたんだよ」。それから約20年後。以前、まだ俳優として駆け出しだったエディを起用し、それから交友関係を続けていた監督、トム・フーパーと再び『レ・ミゼラブル』で仕事をすることになる。「大好きな『レ・ミゼラブル』に関わることは、まさに“dream come true”だよ!」と身を乗り出して想いを語るエディ。本当に『レ・ミゼラブル』が好きで、ハートの熱い俳優なのだ。エディが演じたマリウスは、裕福な家族の反対を押しのけて、革命運動に関わる若き学生。エディとマリウスの共通点の一つは、エディも名門イートン校出身(ウィリアム王子と同級生!)のエリートであること。両親、兄弟ともにエンターテインメント業界とは全く無縁な家庭環境に育ちながらも俳優を志したそうだが、もしかするとマリウスのように家族から反対を受けた…?「両親は昔から、僕が俳優になることをサポートしてくれたよ。『俳優じゃなくて、プロデューサーとかはダメか?』とはよく言われたけどね(笑)」。「『レ・ミゼラブル』に関しては、家族全員がファンだから、兄なんかはオーディション中、毎日のように『受かったか?受かったか!?』ってメールしてきたよ(笑)。しかも、僕が実家で歌のレッスンを受けることがあって、監督も来てたんだけど、まだ赤ちゃんの姪っ子を連れてきて『コゼット役で出演できないか!?』と監督に訊いていたくらい!プレミアにも家族総出で来てくれたし、とても興奮していたよ」。教養があって、家族に愛され、さらにイギリスの伝統的ブランド「バーバリー(BURBERRY)」のモデルも務めるルックスとスタイル。加えて、俳優で歌も上手いなんて、ちょっと完璧過ぎ…!?トニー賞(ミュージカル界のアカデミー賞)受賞の経験もあるエディだが、ミュージカル映画へ出演することは、また一つ新しい挑戦だった。実は、本作はミュージカル映画としては画期的で、先に歌を収録し、後に“口パク”で撮影するという一般的な方法ではなく、ライヴで歌いながら撮影をしているのだ。「ライヴで歌うことはチャレンジだったけど、ほかの方法でこの映画を撮ることは考えられないね。アマンダ(・セイフライド)とヒュー(・ジャックマン)は、通常の方法でもミュージカル映画に出演しているけど、歌に口を合わせることで頭がいっぱいになってしまって、自由に演技ができなくなるって言ってたんだ」。「ただ、もちろん、20テイクあるときは、歌も20回歌わなければならないし、声が枯れてしまうこともあったよ。みんな、ライヴで撮影した後のポストプロダクションで、声が掠れている部分なんかは後で歌だけ録り直すと思っていたんだ。でも、完成した映画の99.5%は、ライヴで撮った歌だよ。観てて、『なんで僕のあのシーンも使っちゃったんだろう…』って思うところもあったけどね(笑)。トムは完璧さよりも、生の雰囲気を重視してだんた」。監督の“ライヴ”へのこだわりは、クライマックスのバリケードのシーンにもあった。「あのシーンでは、20人の学生に加えてエキストラも40人ほど、さらにカメラクルーも全員、民衆の恰好をしていたから、もうどこにカメラがあるか分からない状態だった。その状況で、トムが『アクション!』と言った瞬間、上からピアノが降ってきた…!僕たちは必至にバリケードを作り、本当に恐怖感があった。だからこそリアリティのあるシーンになったと思う」。エディ自身の最大の見せ場といえば、ソロの「カフェ・ソング(Cafe Song)」。「あの撮影の日のことはもう記憶が真っ白になった程、緊張した」と笑いながらふり返る。「だって、撮影スタッフは『アン・ハサウェイの“夢やぶれて(I Dreamed a Dream)”が素晴らしくて泣けた!』とか、『ヒュー・ジャックマンの歌に感動した!』とか、毎日のようにうわさしてたんだ。僕の撮影日が先延ばしされればされるほど、どんどんプレッシャーは増していったわけで…(苦笑)」。最後に、『レ・ミゼラブル』にちなんだ恋愛の質問を一つ。もしエディがマリウスの立場だったら、コゼット(アマンダ・セイフライド)とエポニーヌ(サマンサ・バークス)、どちらを選ぶ?「それはエポニーヌだよ。小さい頃から彼女に憧れてたからね。セクシーで、ちょっと生意気で、派手な帽子も被ってないしね!」。『レ・ミゼラブル』Blu-ray&DVD発売日:6月21日(金)<価格>ブルーレイ:3,800円(税込)コレクターズ・ブルーレイBOX:8,190円(税込)フォトブック仕様ブルーレイ&DVD:5,240円(税込)DVD:2,480円(税込)発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント(photo:Manna Kikuta)■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2013年06月20日クールな表情のすきまに時折、柔らかい笑みを覗かせる。でも要注意!この男、作品ごとに全く異なる様々な表情を見せているが、簡単にはその本性を見せてはくれない。昨年は映画だけで4作品に出演し、うち2本が主演。今年に入ってもBSの連続ドラマ「佐藤家の朝食、鈴木家の夕食」で主演を務めたほか、映画でも『ジンクス!!!』の公開を控え、剛力彩芽との共演でツンデレのモテ男を演じる『L・DK』の製作も発表された若手注目株・山崎賢人。まもなく放送となる2時間スペシャルでついに最終回を迎えるドラマ「35歳の高校生」ではクラスを陰で操り、ドラマのフィナーレの鍵を握る生徒・阿久津役で静かに、しかし際立った存在感を見せている。ドラマ最終回を前に、ブレイク必至の18歳の素顔に迫る!米倉涼子演じる、35歳にして女子高生となった馬場亜矢子が、近年の学校教育を語る上で欠かせないキーワードとなった“スクールカースト”と呼ばれる生徒間における格付けなどの問題に切り込んでいく異色の学園ドラマ。阿久津は、常にヘッドフォンを首から下げ、休み中も友人とつるむことなく携帯ゲームなどに興じ、ドラマ序盤ではほとんど目立たず、クラス内のいざこざにも表立って関与することもなかった。山崎さんは「クラスの中で生徒たちは1軍、2軍、3軍に格付けされてるけど、実は阿久津はどこにも属してないし、善なのか悪なのかも分からない存在。序盤では演じる上で、何を考えているのか分からない、謎めいた感じやどこにも属さない“中間”のラインを出せればと考えていました」と語る。だが、話が進むにつれて徐々に彼の存在が物語の様々な局面で重要な地位を占めることに。実は彼こそが生徒たちをランク付けする“学校裏サイト”の管理者であることも視聴者に明かされる。先々週、放送された第9話で、これまでほぼ無表情だった阿久津が、亜矢子に向けて見せたゾッとするような冷たい笑みに戦慄を覚えたファンも多いのでは?ドラマの台本は少しずつ俳優に手渡されるが、山崎さん自身、第10話、そして最終回スペシャルで描かれる阿久津の変化を驚きをもって受け止めたという。「それまでも相当、悪い奴だろうとは思ってましたし、頭が良くて敵に回したら怖い相手だなと思ってたんですが…本当にすごいこと、やらかしてました(笑)。これまで感情が一切見えてこなかった阿久津ですが、単に悪い事をやっているだけでなく、あることが彼にそうさせている。最終回に向けては序盤と違ってそういう彼なりの人間味を見せられたらと思いつつ…最後に暴れたいですね。楽しみながらやってます(笑)」。インタビューはちょうど第10話、最終の11話の撮影が行われているスタジオで昼休みの時間に行われたが、午前中の撮影を終えた生徒たちが制服姿のままスタジオからゾロゾロと食堂へと向かうさまはまさに高校そのもの!男女を問わず、次世代を担う“ブレイク予備軍”とも言える若手俳優陣が多く名を連ねている本作だが、最終回に向けてキャスト陣のチームワークも高まっているようで「最初の頃と比べるとみんな、仲良くなって騒がしいです(笑)」と現場の様子を明かす。阿久津とクラスメイトの関係性を意識して、あえてみんなと距離を置いたりすることは?「最初は気にしてそうしてたんです。でも、撮影が進むにつれて楽しくてどんどん仲良くなっちゃいまして…。そうなるともう、気にせずに一緒に騒いでます。いまは『そこはきっちりと気持ちを切り替えていこう!』という意識で(笑)」。ちなみに現場で最も仲が良いのは意外にも(?)クラスの支配者である粗暴な問題児・正光を演じる菅田将暉だという。「菅田くんとはこれが3回目の共演で『麒麟の翼』では一緒にプールで泳いだけど、(ドラマの)『ランナウェイ』では一緒のシーンはなかった。今回も同じクラスにいながら、直接の絡みは多くはないんですが、対極の立場にいるからこそ話してて面白いです。『正光って結局、子どもだよね』とか話してます。ライバル心?うーん…それはないかな、『すごいな』と思う瞬間はいっぱいありますけど。特に今回の現場はみんなから刺激を受けてますね」。自身、この春に高校を卒業したばかり。“スクールカースト”やら“裏サイト”やら、ひと昔前には聞いたことのなかった言葉が続々と登場し、少し年上の視聴者からすると「いまの学校ってこんなに怖いの?」と思ってしまう。しかし、山崎さんは「登場人物の気持ちで共感できる部分はいっぱいありますね」とも。「僕自身はサッカーして、友達と授業中に騒いで怒られたりしながらも楽しく過ごしてました。仕事と学校生活は高校の頃から両立していましたが、どこか漠然とやっていた気はします。悶々とする気持ちというか――やりたいことをやって、勉強もして楽しく過ごしているけど、何かが心に引っかかってモヤモヤしている、そんな感じはありましたね。『そんなもんなのかな』と思いつつ…」。卒業後に役者一本でやっていくと決断する「これ」という瞬間があったわけではない。「でも、みんなで一緒に一つの物を作っていくという感覚、現場が好きなんです」と役者という仕事の魅力を語る。「いまは、いろいろ挑戦して自分なりの“何か”を見つけていきたいなと考えている日々ですね。高校を卒業したことでやはり、学業と両立していた頃と比べて責任感は強くなったと思います。『もうこれだけなんだ』という気持ちです」。昨年、主演を務めた『アナザー Another』では病気療養中の主人公を演じたが、かと思えば『今日、恋をはじめます』ではおちゃらけた主人公の友人、そして本作では謎を抱えたクールな高校生と同じ学生役ながらこうまで違うかというタイプの異なる役柄を演じ続けている。逆に、役柄からはなかなか“素の山崎賢人”がどんな男であるかが見えてこないが…。「全然、キャラ違いますからね(笑)。でも、どのタイプも全部自分なんだなと感じてます。こう見えて、騒ぐときはワァーっと騒ぐし、かと思えば黙って一人で考えるときは考えるし、これまで演じてきた役の要素ってどこかしら自分の中に全てあるものだと思います。逆に自分の中にないと、僕は演じられないんですよ」。ドラマを見ていると男同士の人間関係よりも、女同士の関係性や嫉妬、いじめの方がより恐怖を覚えてしまうが…。そんなこちらの言葉に山崎さんも「確かに女の子たちのシーンを見てると怖くなりますよ」と頷く。では山崎さんの女性観、および恋愛観は?ドラマでは同世代の女子たち+35歳の年上の女性というシチュエーションだが、本インタビュー“年下のカレ”というテーマを踏まえてどうぞ!「実は僕自身、恋愛するなら年上の女性がいいなと思ってます。まあ“恋愛観”と言うほどのものではないですが…。男性が女性をグイグイ引っ張った方がカッコいいって思われるところがあるじゃないですか。正直、それが苦手というか、できなさそうなので、年上の女性の方が上手くいくかなと(笑)」。先ほどの同世代に対する「非ライバル」宣言も踏まえて「マイペースなタイプ?」と尋ねると、うーんとしばらく首を傾げたのちに「そうかも(笑)」と少しのんきな口調でポツリ。これまで信じられないハイペースで実績を重ね、これからさらなるペースアップを求められるであろうことも想像に難くない。今後、訪れるであろう喧騒の中でも自らのペースで成長していく姿を見せてほしい。ドラマ「35歳の高校生」最終回2時間スペシャル6月22日(土)21:00~22:54日本テレビ系にて放送。(photo / text:Naoki Kurozu)
2013年06月19日週末の公開を控える『さよなら渓谷』の女性限定試写会が6月18日(火)、都内で開催され、上映後には主演の真木よう子と大森立嗣監督が来場し、映画を観終わったばかりの観客の質問に答えた。原作は吉田修一が「週刊新潮」に連載した小説。児童虐待の疑いのある事件の発生に際し、容疑者宅の隣人の夫婦が、実は15年前のある事件の加害者と被害者であることが判明。2人の間に流れる彼らにしか理解できない感情をつぶさに描き出していく。真木さんにとって、映画鑑賞後の観客と向き合うのはこれが初めての機会。客席を見渡し、「そんなに爽やかな感じではないですよね。お察しします」と決して後味のスッキリとした作品ではないだけあって、やや重苦しいムードにも納得の様子。だが、観客から次々と漏れ出てくる映画に対する肯定的な反応に「安心しました。(この日の観客は)女性が多いと聞いて、残酷な許せない事件が描かれているし心配してたんです」とホッとした表情を見せた。撮影は昨年の夏と秋に行われており、過去の事件の加害者である俊介(大西信満)と暮らしているときの“かなこ”としてのシーンは夏に、過去の回想の“夏美”としてのシーンは秋に撮影された。だが一部、かなこを演じた後にすぐ、夏美に切り替えなくてはならない撮影もあったそうで、かなり精神的にも追い詰められたよう。「役作りではなく、痩せてしまいました。夏美のときは固形物を見ると吐いてしまった」とかなりハードな状況であったことを明かした。夏美のシーンでは井浦新が演じた夫の激しいDV(家庭内暴力)にさらされるシーンもあるが、「新さんも役に入ったら真面目なので、3回の撮影で3回とも同じような強さでバチーンと叩かれて、そのたびに『ごめんなさい』って(笑)。現場では大丈夫だったんですが、ホテルに帰ってから『あぁ、DVを受けたときってこういう感じか…』って魂が抜けたようになって、慌てて木村カエラちゃんの明るい曲を流したりして、夏美から無理矢理、真木よう子に戻る作業をしました」と壮絶な思い出を明かす。ちなみに、木村カエラさんは本作を鑑賞しコメントを寄せているが、真木さん曰く、カエラさんは「「『(映画は)すごいけど、どう書いていいか分からない』って迷ってました(笑)」とのこと。また真木さん自身が歌うエンディング・テーマ「幸先坂」は椎名林檎の作詞作曲によるもの。レコーディングについて尋ねられ、「林檎さんからは『もうちょっとつぶやくように。ハッキリではなく、途切れ途切れの感じで歌ってほしい』とアドバイスをもらいました」と明かした。大森監督は、本作を作った目的について「何故、かなこと俊介は一緒に住んでいるのか?小説では吉田修一さんがそれを書いているけど、僕はそれを俳優でやりたかった」と説明。一方で、俊介やかなこの気持ちや結末について解釈を求められると「分かんないんだ、オレも。女心は」と苦笑し、「でも(2人の間に)愛はあったのではないか」と語った。またラスト近くの俊介が、かなこに呼びかけるシーンに関し、真木さんは、大西さんから“かなこ”ではなく“夏美”と呼びたいと提案されたという。真木さんはこれについて「前日に大西さんから電話で『どうだろうか?』と聞かれました」と明かしつつ、「撮影中、かなこになりきっていて、彼女の気持ちで考えたときに『まだそうじゃない』と思えたので『やめてほしい』と伝えた」と述懐。真木さんと大西さんとの間のこうした細かいやりとりに関しては監督も初耳だったようで、「知らなかった!」と驚いていた。『さよなら渓谷』は6月22日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよなら渓谷 2013年6月22日より全国にて公開(C) 2013「さよなら渓谷」製作委員会
2013年06月19日今夏一番の話題作との呼び声も高い『ローン・レンジャー』で、主人公“ローン・レンジャー”を演じている、現在26歳の若手俳優アーミー・ハマー。実は、彼と同じ“1986年生まれ”は、映画やドラマ、スポーツなど、各界で世界的に活躍するスターが集中する奇跡の“黄金世代”。そんな次代を担う才能豊かなスターたちの顔ぶれとは――?まずは今年最も注目を集めるニューフェースのアーミー。本作で演じるのは、正義と法を守ってきた検事ジョン・リード。兄を殺され、自らも瀕死の状態となるが、ジョニー・デップ演じる悪霊ハンター・トントの聖なる力で蘇り、黒いマスクと白いカウボーイ・ハット姿で巨悪に立ち向かう堅物ヒーローを熱演している。2006年に映画デビュー後、『ソーシャル・ネットワーク』の双子のウィンクルボス兄弟を始め、『J・エドガー』では主人公の片腕にして“愛人”役、『白雪姫と鏡の女王』の王子様役と、注目作で次々とメインキャストを務め、着実にキャリアを重ねてきた。曾祖父は石油王、父はアーマンド・ハマー財団CEOでハマー・プロダクションズなど複数の会社を所有しているという正真正銘の“セレブ”でもある。ハリウッドで活躍する“同級生”は、『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソン、『トランスフォーマー』のシャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックスと、人気と実力を兼ね備えた注目株揃い。さらに、歌姫レディー・ガガ、大人気ドラマ「ゴシップガール」のレイトン・ミースター、ペン・バッジリー、「glee/グリー」のリー・ミシェル、ダイアナ・アグロンも86年生まれだ。日本でも、小池徹平、亀梨和也、北川景子、石原さとみら、現在大活躍中の若手俳優が同じ年に生まれている。このほか、先日大活躍を見せたサッカー日本代表の本田圭佑、長友佑都、岡崎慎司、さらに陸上100メートル・200メートルの世界記録保持者ウサイン・ボルトも86年生まれ。芸能界にとどまらず、世界を席巻する“華の86年世代”の勢いと豪華さには驚くばかり。経験と実績を重ね、ますます輝きを増していく若手スターたちの今後の活躍に注目だ。『ローン・レンジャー』は8月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ローン・レンジャー 2013年8月2日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開(C) Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer Inc. All Rights Reserved.
2013年06月18日カリスマミュージシャン、ニック・ケイヴが音楽と脚本を担当し、2012年のカンヌ映画祭で話題をさらったジョン・ヒルコート監督の『欲望のバージニア』。禁酒法時代後期、ギャングや腐敗した警察がはびこる米バージニア州を舞台に、密造酒ビジネスで成功した3兄弟の実際にあった復讐劇を描く本作。実は、このボンデュラント兄弟の末っ子・三男の実孫が書き上げた衝撃的な小説が原作となっているのだ。トム・ハーディ、ジェイソン・クラーク、シャイア・ラブーフという“くせ者”豪華キャストが演じる3兄弟の驚くべき不死身伝説。長男・ハワード(ジェイソン)は第一次世界大戦時、一個大隊全員が海に沈む中、その地獄からたった一人で帰還。次男・フォレスト(トム)は全米を襲ったスペイン風邪で両親を失うも、彼だけは無事だった。さらには三男・ジャック(シャイア)と共に打たれても死なない、という凄まじい不死身ぶり。そして、3人とも権力にもギャングにも屈しない強いく気高いプライドを持っている。このボンデュラント兄弟の“バージニアでの伝説”のから、彼らを称えてボンデュラント・ミュージアムまで作られている地元のスター的な存在なのだ。人々は彼らと同じタトゥーを入れ、本作の撮影を覗いては、兄弟のファッションや物語にまで口を出したそうだ。本作の原作は、バージニアを縄張りとして密造酒ビジネスで金を儲けていた無法者兄弟を描いた、「The Wettest County in the World」(邦題:「欲望のバージニア」)という小説。作者のマット・ボンデュラントは、シャイアが好演した旺盛な野心を抱き、後に大きな挫折を経験する三男・ジャックの孫だ。兄弟の実話を基に書き上げられたこの小説は、2008年に出版されるや否や大絶賛を浴びた。マットはあとがきに、「この物語は、家族の様々な秘話、新聞の見出しや記事、裁判の記録に基づいている。と同時に、数十年にわたって伝わるうわさやゴシップも混ざり合っている。私は不確かな記録や曖昧な出来事の奥の“真実”を探ろうとした」と記している。ヒルコート監督は「強烈で生き生きしていて独自性のあるギャング映画が撮りたかったんだ。これはまさしく捜し求めた小説だった」とその出会いを語っている。ジェイソン、トム、シャイアのほかにも、兄弟が思いを寄せる女性役にはミア・ワシコウスカとジェシカ・チャステイン。さらに、ゲイリー・オールドマン、ガイ・ピアースらが悪役を演じるなど、若手からベテランまでハリウッドの人気俳優たちが顔を揃えている。アメリカが最も危険だった禁酒法時代を生き抜き、いまなお人々の記憶に残るバージニア州の伝説の3兄弟の話を覗いてみると、これまで知らなかったアメリカが見えてくるかもしれない。『欲望のバージニア』は、6月29日(土)丸の内TOEI、新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:欲望のバージニア 2013年6月29日より丸の内TOEI、新宿バルト9ほか全国にて公開(C) OMMXI by BOOTLEG MOVIE LLC. All Rights Reserved.
2013年06月17日先日、自身の手首をナイフで切って自殺を図り、現在も治療中のマイケル・ジャクソンの娘、パリス・ジャクソンがアイドル・シンガーのジャスティン・ビーバーを非難していることが、米ゴシップサイト「TMZ」の取材で明らかになった。パリスいわく、ジャスティンは自分の手首を切る、いわゆるリスト・カットを繰り返すティーンエイジャーたちに助けの手を差し出してくれないというのだ。パリスの激怒は、ジャスティンの熱狂的ファンの少女たちが、彼への愛情を示すためにリスト・カットをしているとツイートしているのを見つけたときに爆発した。現在、亡き父マイケル・ジャクソンが死亡時に運ばれたUCLAメディカル・センターで治療を受けているパリスと家族に近い関係者の話によると、そうした行動をとっているファンの存在を知りながら、彼女らにやめるように諭さないばかりか、沈黙を続けているのが許せないらしい。パリスがジャスティンに激怒したのはこれが初めてではなく、1月初旬にジャスティンがホテルの部屋でたばこを吸っている報道がなされたときも、彼女はジャスティンは、本来なら多くのティーンエイジャーの手本となるべき存在なのに、彼が行ってきた奇行やティーンにあるまじき行動を「(ティーンの)恥だ」と考えているようだ。たまたまジャスティンが住居を構えるカラバサスに住んでいるパリスは、いまはジャスティンを憎悪しているという。ジャスティン本人のティーンらしからぬ様々な行動はともかくとして、彼への愛情のしるしとしてリスト・カットをしている少女たちに対しては、何らかの救いの手が必要なのではないだろうか。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)
2013年06月17日インターネットでセレブの住所や外出情報を集め、空き巣を働いていたティーン・エイジャーの窃盗グループを『ハリー・ポッター』の“優等生”エマ・ワトソンが演じたことで話題の、ソフィア・コッポラ監督・最新作『THE BLING RING』(原題)。そのモデルとなった窃盗グループを率いていた青年が、パリス・ヒルトンに「落ち着いてほしい」と忠告していたことが米ゴシップサイト「TMZ」の取材で明らかになった。青年の名はニック・プルーゴといい、2009年に犯した数々のセレブ宅強盗の罪を償い、服役後、今年4月に出所している。彼は先日、パリスがTV番組のインタビューに「もし彼ら(犯人グループ)を見かけたら、どうするか分からないわ。私は争いごとが好きな人間ではないけれど、きっとこう言ってやるでしょうね。『あなたたちには助けが必要よ。そして私の持ち物を返してちょうだい』って」と答えていたのを見て、困惑しているようだ。ニックが言うには、パリスを始めとする被害者たちには総額100万ドル(約1億円)を返却しており、彼女の持ち物もほとんど返しているとのこと。この釈明がをパリスが知っているのか分からないが、どうやらこの一連の犯罪の初被害者にあたるパリスは、『THE BLING RING』の公開で、当時の悔しさが蘇ってしまったようだ。(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:THE BLING RING (原題) 2013年12月、渋谷シネクイントほかにて全国にて公開
2013年06月17日アメリカ発の世界最大のプレッツェルチェーン「アンティ・アンズ(Auntie Anne’s)」が、6月21日(金)、横浜みなとみらいエリア最大規模の商業施設「MARK ISみなとみらい」内に、同施設の開業に合わせオープンする。アンティ・アンズは、世界24か国と地域で約1,200店舗を展開しており、日本でも2010年11月に池袋駅東口に日本第一号店を出店後、現在、国内に15店舗を展開している。外はサクッと、中はふわっとした新食感が人気のアンティ・アンズのソフトプレッツェルはオリジナル プレッツェルを中心に、シナモンシュガーやアーモンドクランチ、セサミ、サワークリームオニオンといったバラエティに富んだフレーバーを用意し、好みに応じてキャラメルやチェダーチーズソースなどのディップと合わせて楽しめる。今回オープンする「MARK ISみなとみらい店」は、広々とした全46席の店内で、アンティ・アンズ国内店舗内で最大の広さ・席数のイートイン店舗となる。同店限定で 販売するイートイン向けの新メニューも発売予定。みなとみらいでのショッピングの合間にぜひ立ち寄ってみてはいかが?アンティ・アンズ MARK ISみなとみらい店神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-16月21日(金)オープン営業時間:月~木(祝日除く)10:00~20:00/金・土・日・祝・祝前日 10:00~21:00年中無休(text:Miwa Ogata)
2013年06月17日ソフトバンクモバイルのスマートフォン向け総合エンタメアプリUULA(ウーラ)にて、7月18日(木)より戸田恵梨香、多部未華子、真木よう子といった人気実力を兼ね備えた豪華女優陣を主演に迎えたオリジナルドラマ「I LOVE YOU」が独占配信されることが決定した。伊坂幸太郎、石田衣良、本多孝好といった超人気男性作家による同名の恋愛短編小説を原作に、『余命1ヶ月の花嫁』(’09)などを手掛けた廣木隆一監督が映像化。3人がそれぞれ主演を務める3つのラブストーリーは、「遠距離恋愛」、「幼馴染の告白」、「別れ」という”恋”のターニングポイントに直面し、揺れる女性の心の機微を繊細に描き出した、誰もが共感できる作品に仕上がっている。第一話「透明ポーラーベア」(原作:伊坂幸太郎)で、“遠距離恋愛”に思い悩む主人公を等身大の魅力で演じきった戸田さんは「大好きな彼と離ればなれになる恐怖感、彼と繋がっていられるんだろうかという不安感はどんな女性でも共感できるんじゃないでしょうか」とコメント。第二話「魔法のボタン」(原作:石田衣良)で恋愛が苦手な主人公が幼馴染に心惹かれていく様をコミカルかつ大胆に演じた多部さんは、「どのシーンも濃密でとても印象に残っている」とふり返る。そして、「Sidewalk Talk」(原作:本多孝好)の真木さんは、言いたいことが言えないけど、何かを伝えようとする不器用な女性を熱演し、この演じた女性に共感。「職業は違いますが共感できる部分はたくさんあって、役に寄り添うことができました。彼と彼女のそれぞれの切なさがじんわり染みる良い作品です」とコメントした。さらに作品を盛り上げるドラマの主題歌で、世界を席巻するアジアが誇るモンスターグループ「BIGBANG」のボーカリスト・D-LITEと、世界的に活躍するヴァイオリニスト・葉加瀬太郎のコラボレーションが実現!時代を超えても色あせない尾崎豊の名曲「I LOVE YOU」をカバーし、数珠のバラードへと昇華している。UULAで、昨年のリアルな恋愛事情データを分析したところ、「異性に対して恋愛で“ドキドキを感じたい”」と回答した女性が60%以上、けれど「恋人がいない」という女性が65%にのぼったという。等身大の女性たちが恋に悩みながらも、最後はどこかあたたかな気持ちになれる本作を見ることで、恋愛に前向きになれる現代女性が増えるかもしれない。UULAオリジナルドラマ「I LOVE YOU」は7月18日(木)より配信開始。※第一話「透明ポーラベア」から3エピソード<全15話予定>を順次配信(text:cinemacafe.net)
2013年06月14日来たる6月16日(日)は父の日。「いつもありがとう」と感謝の気持ちを表したいけれど、照れてしまって素直になれない、そんなあなたに、今年はお父さんと一緒にデートムービーはいかが?命がけで家族を守るアウトローや、野心家のお父さん、娘超ラブなお父さんに、息子の将来が心配なお父さん…現在公開中の映画から父と子の絆を描いた、父の日にぴったりの映画をご紹介!まずは、ライアン・ゴズリングとブラッドリー・クーパーという、2大人気俳優が、全くタイプの違うお父さんを演じる『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』。それぞれの父と息子が宿命でつながる、名付けて“アウトローお父さんVS野心家お父さん”の物語。天才的なライダーのルーク(ライアン)は、移動遊園地で命懸けのバイクショーを行い、その日暮らしの生活を送る日々。かつての恋人・ロミーナ(エヴァ・メンデス)がルークとの子供を密かに生んでいたことを知ると、2人を養うため、街で出会った修理工の男と共に銀行強盗を行うことに。一方、地元有力者の息子で立身出世に野心を燃やす新米警官のエイヴリー(ブラッドリー)は、ルークを執拗に追い詰めるが、いざ相まみえたとき、重大なミスを犯してしまう。父と息子の揺るぎない愛、父の負った宿命を息子が引き継ぐという因縁の物語に、父は子を想い、子は父を想うこと間違いなし。そして、血のつながりというものをもう一度かみしめて、隣にいるお父さんにきっと感謝したくなるはず。一方、『くちづけ』に登場するのは、竹中直人が演じる“娘ラブお父さん”!知的障害で心が7歳のマコ(貫地谷しほり)が頼れるのは、漫画家の父(竹中さん)だけ。だが、自立支援の施設に入ったマコは、初めて父以外の男性に心を開くように。娘の急成長に驚きと喜びを隠せない父だったが、そんなころ自分の体に病気が見つかる…。父と娘の絶対的な愛に、親子で泣きっぱなしになってしまいそうなハートフル・ストーリーだ。また阿部サダヲと菅野美穂が夫婦役を務めたことで話題の『奇跡のリンゴ』は、農薬の影響で体調がおかしくなった妻のため、無農薬のリンゴ作りに挑んだリンゴ農家の男を阿部さんが熱演する感動実話。11年にわたって試行錯誤を繰り返し、極貧生活も経験し、想像を絶する悲惨な目に遭いながら、やがて奇跡のリンゴと呼ばれる無農薬リンゴの栽培に成功した“奮闘お父さん”の姿と、そんなお父さんを応援する家族との絆が描かれる。さらには、35歳、実家暮らし、年齢=彼女いない歴という1人息子、天雫健太郎(星野源)を結婚させるために親が頑張る『箱入り息子の恋』では、平泉成が“心配症お父さん”を演じている。ところが、健太郎が出会う奈穂子(夏帆)の父(大杉漣)もまた、突如現れた偏屈な健太郎を見て、娘を守ろうと必死!そんな2人のお父さんが、子供のために必死に婚活をする姿が、何ともコミカルだ。映画の中の父子に笑って、泣いて、最後には感謝の気持ちを伝えられる。そんなデートムービーにきっとお父さんも大満足してくれるはず。『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:奇跡のリンゴ 2013年6月8日より全国東宝系にて公開(C) 2013「奇跡のリンゴ」製作委員会くちづけ 2013年5月25日より全国にて公開(C) 2013「くちづけ」製作委員会箱入り息子の恋 2013年6月8日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2013「箱入り息子の恋」製作委員会
2013年06月14日『舞妓Haaaan!!!』、続く『なくもんか』と大ヒット作を生み出す、脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲ、監督・水田伸生の黄金トリオ。そんな3人が4年ぶりに再結集して生み出されたコメディ映画『謝罪の王様』。このほど本作の主題歌が、「E-girls」の歌う「ごめんなさいのKissing You」に決定。さらに、映画の最後を飾る“エンドムービー”では、「EXILE」やVERBALが登場することも明らかとなった。物語は、架空の職業である“謝罪師”を生業とする黒島譲(阿部サダヲ)が主人公。ひと癖もふた癖もある依頼人たちから舞い込む、ケンカの仲裁のような小さなトラブルから、政府を巻き込んだ国家存亡の危機にいたるまで、「東京謝罪センター所長」の黒島が、謝罪のテクニックを駆使して和解へと導いていく姿を描く本作。「E-girls」が映画の主題歌を担当するのは初めてのこと。楽曲は、本作のテーマ“謝罪”に寄り添ったラブソングが書き下ろされ、一度聞けばコミカルな曲が頭から離れなくなる良作に仕上がっているとのこと。“エンドムービー”では、彼女たちに加え、主演の阿部さん、「EXILE」からMATSU、KENCHI、KEIJI、TETSUYA、NAOTO、NAOKI、さらにVERBALさんも参加。その最後の締めくくりとなる映像では、「謝罪ダンス」を踊る阿部さんたち、「謝罪ラップ」を繰り出すVERBALさんの豪華なコラボレーションが収められることになるそうだ。阿部さんはこの嬉しいコラボ決定に、「『謝罪の王様』の台本を読んで、まさかVERBALさんと共演できるとは思っていなかったので嬉しかったです!」と興奮の様子。一方の水田監督は、今回のコラボの狙いをこう語る。「究極のエンタテインメント映画を作りたい。そして、究極を目指すためのラストピース。それが、“EXILE+VERBAL+E-girls”との主題歌コラボレーションです。日本映画の常識を覆す“エンドムービー”。日本いや世界でも随一のパフォーマーによる『謝罪ダンス』は日本中を魅了することでしょう」。さらに、本編には「EXILE」のMATSUが松本利夫として、物語のキーマン“船木”役で出演し、 主題歌を歌う「E-girls」も映画のそこかしこに登場とのこと。まさに照明がつくまで目が離せない究極のコメディとなりそうだ。「E-girls」が歌う主題歌「ごめんなさいのKissing You」は2013年秋に発売予定。『謝罪の王様』は9月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:謝罪の王様 2013年9月28日より全国東宝系にて公開
2013年06月13日6月16日(日)、東急ハンズ新宿店に併設するモレスキンのショップインショップでは、このイベントの為に用意された400種類のオリジナル英単語スタンプを使ってモレスキン「カイエジャーナル」のパーソナライズを楽しむことができるワークショップを開催する。モレスキンの「カイエジャーナル」は、厚口のカードボード製のソフトな質感の表紙と、背表紙の糸綴じステッチがアクセントになった人気のノートブック。薄くて軽く、モレスキンダイアリーのサブノートとしても最適なアイテムだ。ぜひこの機会に、自分で自由にデザインするオリジナルノートを手掛けてみてはいかが?イベントへの参加は、6月8日(土)~ 16日(日)の期間中、モレスキン商品を1,575円(税込)以上お買い上げの方を対象に、ワークショップ当日にお買い上げレシートを呈示すればOK。先着100名まで参加することができる。「MOLESKINE WORDS 」ワークショップ日時:6月16日(日)11:00 ~ 17:00会場:東急ハンズ新宿店 8F 文具売場「モレスキンアトリエ」東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 タイムズスクエアビル8F※参加は、お1人様1回限り(text:Miwa Ogata)
2013年06月13日映画『100回泣くこと』の主演の大倉忠義とヒロイン役の桐谷美玲が、6月12日(水)の“恋人の日”に青山迎賓館で行なわれたトークイベントに登場。「関ジャニ∞」のメンバーたちもサプライズで駆けつけ、主題歌「涙の答え」を披露した。中村航の人気小説を映画化した本作。事故で過去の一時期の記憶を失った青年・藤井と彼のかつての恋人だったことを隠してもう一度、恋人として彼に寄り添う佳美の2人の恋と切ない秘密が描かれる。まるで結婚式のような演出の中、純白のドレス姿で登場した桐谷さんは「おめかしして来ました!」と満面の笑みを浮かべ、大倉さんも「お美しいです」とウットリ。本作に限らず、2人とも映画や本など「キュンキュンするのが大好き!」と口を揃えるがこの日、会場に招待された約100人の“恋がしたい”女子と共に、劇中の藤井と佳美の胸キュンのポイントをシーン映像を交えて解説!2人が教会で結婚式の練習をする場面では「誓いの言葉言ってよ!」という佳美のおねだりに、藤井が片言の日本語で「病めるときも…」とお決まりの言葉で愛を確認する。このやりとりに客席からは歓声が上がったが、大倉さんは「恥ずかしいです!わざわざみんなで一緒に見るもんじゃないでしょ」と照れくさそう。実は、片言の日本語によるやり取りは台本にはなかったにも関わらず、リハーサルで大倉さんが急にやり始めたそうで、桐谷さんは「急に神父さんのマネをやり出してビックリしましたが、『こう来たか!』と思って私も応えなきゃと思いやってみました」と明かす。さらに藤井が何気ないやり取りの中で佳美に突然、プロポーズをするシーンが流れると大倉さんの恥ずかしさはMAXに到達!「これはお仕事でやってると分かってほしい!」としどろもどろで訴え、実際の撮影では「歯を磨いて臨んだんですが、監督が『ここはオレンジジュースを飲みながら』と言い出しまして…。歯磨き直後とオレンジジュースの相性の悪さで口に中がイガイガしていた」と裏話を告白した。桐谷さんは「こないだ聞いて『マジで?』と思いました」と苦笑していたが、それでも、こうした何気ないやり取りの中でのプロポーズが桐谷さんにとっては理想のようで、「これくらいさり気ないのがいい。TVを見ててソファに隣に座って、突然『そろそろ結婚する?』みたいのがいいです」と願望を吐露。大倉さんも「まだ遠い未来かな…アイドルだし」と言葉を濁しつつ、「リアルに考えると、恥ずかしいから日常の中でサラッと言っちゃうのかな…」とやがて来るであろう(?)、人生の一大イベントの瞬間に想像を膨らませていた。そしてサプライズ・ゲストとして「関ジャニ∞」の渋谷すばる、村上信五、横山裕、錦戸亮、丸山隆平、安田章大の6人が大倉さんのために来場。この日は、主題歌「涙の答え」の発売日だが「偶然6人で公園で遊んでたら、大倉くんから電話があった」(横山さん)、「僕ら、2人の邪魔しに来た感じです(笑)」(錦戸さん)とノリノリのトークで会場を盛り上げた。そして生歌で7人が「涙の答え」を熱唱すると、ファンはもちろん、桐谷さんも大感激。「感動して泣きそうになっちゃいました!」と興奮した面持ちで感動を伝えた。一方、メンバーたちはひと足先に鑑賞した映画を大絶賛。二日酔い明けにDVDで見たという錦戸さんは、「佳美が可愛すぎて、一つ一つのセリフが切なすぎる。心が洗われました。当たり前のことがこんなにもステキなのに、それさえも崩れていくなんて…涙垂れ流しでした」と熱弁をふるう。丸山さんも「号泣して、そのままのテンションで夜中に大倉くんに電話してしまいました」と明かした。村上さんは主題歌と併せて「ピュアラブ!」を連発。村上さんから発せられる“ピュアラブ”という言葉に、会場もほかのメンバーも騒然となったが、横山さんが「映画観てあんなに自分の顔がニヤついてるなんて思わなかった」と大汗をかきつつ、映画の感動を訴えると。すかさず村上さんから「それがピュアラブです!」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。『100回泣くこと』は6月22日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:100回泣くこと 2013年6月22日より全国にて公開(C) 2013中村航・小学館/「100回泣くこと」製作委員会
2013年06月12日“ハリウッドNo.1の日本オタク”としても知られているデル・トロ監督が、2億ドルを超える驚愕の製作費をかけて贈る超大作『パシフィック・リム』から、2種類の予告映像が解禁!人型巨大兵器“イェーガー”と巨大怪獣の壮絶なバトルシーンを惜しみなく公開している。さらに、日本語吹き替え版には、人気声優の杉田智和(アニメ「銀魂」)が抜擢されたことも明らかとなった。本作は、太平洋の深海から“怪獣”が現れ、人類は滅亡の危機に瀕しているという地球が舞台。政府が最終手段として開発していた、パイロットと神経を接続して動く2人乗りの人型巨大ロボット“イェーガー”に搭乗することとなった元エリート・パイロットのラリーと、落ちこぼれの研修生・マコが、大暴れする“怪獣”に戦いを挑む姿を描く…。インターネット上では、すでに大きな反響を呼んでいる本作。先立ってオンライン上で公開された日本版予告編映像では、たった1日で本作に関する呟きが2,163ツイート(5月1日時点/Yahoo!リアルタイム検索調べ)!新映像が解禁されるたびに、本国のFacebookページの「いいね!」数は跳ね上がり、現在21万「いいね!」(6月6日時点/facebook調べ)と大変な盛り上がりを見せている。今回解禁となった本予告映像では、太平洋から出現したとされる怪獣の巣窟と思われる海底の裂け目が怪しく映し出され、怪獣の侵略を食い止めるため、人類の英知を結集し創られた最終兵器・イェーガー誕生の裏側の解説と共に、貨物船を武器に未知の怪獣と壮絶な戦いを繰り広げる圧倒的なバトルシーンなどこれまで入手できなかった映像が満載。豪快な戦闘シーンの数々に、目が釘付けとなること間違いなし。さらには国際派女優の菊地凛子、本作にてハリウッドデビューを果たした天才子役・芦田愛菜の活躍も必見だ。さらに、本作で人類絶滅の危機を救うために人型巨大兵器“イェーガー”に乗り込むチャーリー・ハナム演じる主人公ローリー・ベケット役の吹き替えを、人気アニメ「銀魂」の“銀さん”こと坂田銀時役を担当している実力派声優・杉田智和が担当することも決定した。“声優問題”が時折叫ばれる吹き替え版も、盤石の布陣となりそうだ。『パシフィック・リム』は8月9日(金)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて3D/2D同時公開。※『パシフィック・リム』予告編映像(2種)はcinemacafe.net記事ページよりご覧いただけます。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パシフィック・リム 2013年夏、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
2013年06月12日『スター・ウォーズ』シリーズでチューバッカを演じたピーター・メイヒューが3日(現地時間)、映画に登場する武器「ライトセイバー」を模した杖を機内に持ち込もうとして、コロラド州のデンヴァーの空港で足止めされる事態が発生した。69歳のメイヒューはデンヴァーで開催されたコミコンに出席し、テキサス州の自宅に戻るところだった。空港で米国運輸保安局(TSA)の職員に制止されたメイヒューはTwitterで「(TSAが)空港内での杖の使用を許可しない!」と怒りをつぶやいたが、直後に「TSAに効く魔法の言葉は“お願いします(please)でも“ありがとう(thank you)”でもない。“Twitter”だ。杖は解放され、帰宅する」と報告した。身長7フィート3インチ(約2.2メートル)のメイヒューは現在歩行が困難な状態で移動には車椅子を使用することも多く、杖なしでは歩くことができない。一方、対応したTSA職員は、杖が非常に重くて武器になる可能性があり、ほかの乗客に危険を及ぼすこともあると考えたという。メイヒューは「大男には大きな杖が必要だ。小さな杖は爪ようじみたいなもの。私のライトセイバー杖はとてもクールなんだ。なくなったら困る」とつぶやいた。(C) Getty Images(text:Yuki Tominaga)
2013年06月12日大ヒットを記録した映画『テッド』で冴えない中年男を演じたマーク・ウォールバーグの主演最新作『ハード・ラッシュ』。そんな本作で、『アンダーワールド』シリーズでヴァンパイアの女戦士・セリーン役で知られているケイト・ベッキンセールが、これまでとは一転、夫の帰りを信じて待つ美しく逞しい妻を好演している…が、そんな美人が台無しになってしまうほどボコボコにされてしまう切ない映像が公開となった。かつて“世界一の運び屋”として名を馳せたクリス(マーク・ウォールバーグ)は、いまでは愛する妻・ケイト(ケイト・ベッキンセール)と2人の息子のために裏社会から足を洗い、幸せな日々を送っていた。しかし、義弟のアンディがドラッグの密輸に失敗したことで、クリスの家族までもが命の危機にさらされることに…クリスは愛する家族を守るため、“ニセ札密輸計画”を開始するのだが――。本作でケイトは、クリスがこの“ニセ札密輸計画”を実行するため、パナマに渡っている間、麻薬密売人・ブリッグス(ジョヴァンニ・リビシ)から執拗に襲われ、何度も命の危険にさらされることになる。中でも今回公開された映像に収められたシーンは、特に衝撃的だ。ケイトは脅しにやってきたブリッグスに頭を鏡へ叩きつけられ、顔面をテーブルに強打されてしまうのだ!美人女優が、まさに“フルボッコ”状態…なんとも痛々しいシーンとなっている。が、しかし、本人はリビシとのこの衝撃的なシーンについて「ジョヴァンニとは信頼関係があったから、どんなに叩きつけられても平気だった」と飄々と語っている。さらに、撮影では生傷が絶えず、痣だらけになるハードなアクション作品につきものの“代役”を使わず、どんな過激な暴力シーンも可能かな限り自身で演じたいと監督に強く志願したそうだ。本作では、ひとりの女性、母親として強く美しい彼女だが、実は1児の母にして、今年で40歳を迎えるアラフォー女優。そんなケイトを監督も「彼女は誰が見ても美しく、同時にリアルな存在感がある」と手放しで大絶賛している。今回公開された過激なシーンに続き、ラストにも彼女の身に衝撃の展開が待ち受けているようなのだが…このケイトの天晴な女優魂、ぜひ敬服の思いでしかと目に焼きつけて欲しい。『ハード・ラッシュ』は6月15日(土)より丸の内ルーブル、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はcinemacafe.net記事ページよりご覧いただけます。(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS.All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハード・ラッシュ 2013年6月15日より丸の内ルーブル、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS.All Rights Reserved.
2013年06月11日正式な法律教育を受けていないにもかかわらず、大手企業PG&Eを相手取って訴訟を起こし、3億3,300万ドル(333億円)の和解金を勝ち取った女性として一躍有名になり、ジュリア・ロバーツ主演で映画化された女性エリン・ブロコビッチ。現在は環境運動家として活動している彼女が、6月7日(現地時間)、ラスベガス警察に逮捕された。その容疑は、DUI(飲酒運転)ならぬOUI(飲酒操縦)。彼女は、ボートを操縦しており、ドックに停泊させるのを苦労しているのを目撃され、警察に通報されたと米ゴシップサイト「TMZ」は報じている。警察関係者の話によると彼女の血中アルコール度数は、法定の2倍以上だったとのこと。エレンは取り調べにも逮捕にも協力的だったそうだ。映画『エリン・ブロコビッチ』(’00)は、スティーヴン・ソダーバーグ監督の腕が冴えるヒューマン・ドラマで、ジュリア・ロバーツが圧倒的な存在感で、米アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞らを総なめにした作品。ストーリーは、無職のシングルマザー・エリンが、交通事故をきっかけに強引にポジションを得た弁護士事務所で、恐ろしい環境汚染の実態を知るところからスタート。正義感と情熱だけを武器に、勝ち目の無い訴訟に敢然と挑むエリンを演じたジュリアの演技もさることながら、ユーモラスな上司を演じるアルバート・フィニーも素晴らしい名作のひとつだ。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)
2013年06月10日もう、多くの人がその存在を忘れてしまったのではないだろうか?メンバー同士のディープキスのミュージックビデオや2003年に「ミュージックステーション」をドタキャンし、日本中の話題をさらったロシア発のガールズ・ユニット「t.A.T.u.(タトゥー)」。海外から入ってきた久々の知らせは、マネージャーから2,000万ドルの訴訟を起こされたというものだ。「t.A.T.u.」のメンバーは、リェーナ・カーチナとユーリャ・ヴォルコヴァという2人。この十代のロシア人美少女が、レズビアンのイメージを前面に打ち出し、2003年を頂点としてヨーロッパを中心に大きな成功を収めた。アルバムとシングルの累計売上枚数は全世界で1,500万枚を突破した、世界的な“一発屋”だ。その「t.A.T.u.」の話題がいまさらながら何故、海外メディアで大きく取り上げられているのか?その原因は、2011年に解散した同ユニットのメンバー・リェーナ。彼女のソロ活動時のマネージャー、トリストラム・バックリー氏が、彼女を相手どり、詐欺・契約違反・名誉毀損で訴えを起こしたのだ。米ゴシップサイト「TMZ」の取材によると、バックリー氏の話では、2011年に出会ったときのリェーナはソロ活動が軌道にのっておらず、「落ち込んでいて、自分が何をしたいのか方向性を見失っていた」そうで、ファンに対しても「横柄で、人の気持ちを逆なでするような攻撃的で、失礼な態度」を取っていたという。バックリー氏はそのイメージを覆す努力を最大限行い、それが功を奏して2012年の再結成に結びついたのだと主張。しかしながら、バックリー氏は2013年にマネージメント料を一切払われることなく、一方的にマネージメント契約を破棄されたという。そこで、彼はリェーナに対して2,000万ドル(20億円)を要求する訴訟を今回起こすに至った。しかし、うがった見方をすると、これも「t.A.T.u」の話題作りの一つではないかとも思えてくる。というのも、人気絶頂の2003年の頃、彼女たちはイギリスでの公演を無茶苦茶な理由をつけて直前にキャンセルしたのを始め、各地で不条理なドタキャンを繰り返していた。日本でも2003年6月27日、音楽番組「ミュージックステーション」で、冒頭には出演したものの、その後行方をくらますという事件を起こしている。本人たちは「自分たちのステージにしたかった。日本のミュージシャンに邪魔された」と言っていたが、実際は話題作りのためのドタキャンが裏目に出てしまったようである。そのスキャンダラスな演出のやりすぎで、人気は急激に失速したという憂き目を見ている。現在、今回の訴訟についてリェーナ側は沈黙を貫いている。“グラビア界の黒船”ことリア・ディゾンも日本で再起を図ろうとしているが、彼女たちが再び日本で活躍する日がくるのだろうか?(text:Mieko Nakaarai)
2013年06月10日「セーブ・ザ・チルドレン」は、すべての子どもが子どもらしく生きることができる「子どもの権利」を実現するために、世界中の子どもたちと共に、迅速かつ継続的な生活の改善を目指し活動する子ども支援の国際NGO。現在、29のそれぞれ独立した組織が、パートナーを組み、世界最大のネットワークを活かして、120か国以上で活動を展開しており、1919 年の設立以来、90年にわたる活動は、世界のNGOの代表格として国連そして各国政府からもその重要性を認められている。セーブ・ザ・チルドレンが、すぐれた吸湿性と速乾性を持つ独自の素材・カシウエア100%使用、カシミアのようなソフトな触り心地と使い勝手の良さから、世界中のセレブにも愛されているホームウエアブランド「カシウエア」とのコラボレーションによるキャンペーン第4弾が誕生。セーブ・ザ・チルドレンのグローバルキャンペーン“EVERY ONE”は、5歳未満の死亡率を削減するために始まったもの。ブランドのポリシーから、セーブ・ザ・チルドレンの活動と、“EVERY ONE”の主旨に心から賛同し、チャリティ商品を発売してきたカシウエアは、part1の「mini kashbear for SCJ」(くまのぬいぐるみ)、Part2の「kashbunny for SCJ」(うさぎのぬいぐるみ)、part3には「baby socks for SCJ」の発売を開始した。そして、今年Part4として、ソフトでやわらかな「Baby Towel」が登場した。2013年5月5日より、カシウエア直営店及び主要百貨店などで展開中。BABY TOWEL価格:3,150円(税込)■カシウエアとは1999年、アメリカはロサンゼルスで素材開発、商品化されたブランド。フォーシーズンズ、リッツカールトン、ハレクラニなど、世界の高級ホテルやスパで使用、販売されている。2004年からは、米国アカデミー賞のギフトにも選ばれ、多くのセレブリティが愛用していることでも知られる。また、チャリティ活動にも積極的に取り組んでおり、東日本大震災の際も直後から、支援活動としてブランケットやローブ、パーカー、ぬいぐるみを被災地に寄贈してきた。なお、“EVERY ONE”チャリティ商品の売り上げから、2011年度は、1,154,189円が寄付されている。■セーブ・ザ・チルドレンとは1919年に設立以来、約90年にわたり活動している子ども支援の国際NGO。すべての子どもが子どもらしく生きるための「子どもの権利」を実現するべく、世界中の子どもたちとともに、迅速かつ継続的な生活の改善を目指す。現在、日本を含む29か国のそれぞれ独立した組織が、パートナーを組み、世界最大のネットワークを活かして、120か国以上で活動を展開中。世界のNGOの代表格として各国政府からもその重要性を認められている。(text:Miwa Ogata)
2013年06月10日彼だったら、やってくれそう――。『エンド・オブ・ホワイトハウス』のジェラルド・バトラーは、そう思わせてくれる。演じるマイク・バニングは、大統領から絶大な信頼を寄せられる敏腕シークレットサービス。ある出来事をきっかけに第一線を退いているものの志は高く、愛国心と忠誠心なら誰にも負けない。そんな頼もしいキャラクターを嬉々として演じ、テロリストに占拠されたホワイトハウスから大統領を救い出そうとする展開に説得力をもたらしている秘密は、ジェラルドの屈強な外見も去ることながら、作品や役に対する献身にある様子。来日したジェラルド・バトラーに、熱い思いを語ってもらった。製作に名を連ねるスター俳優は少なくないが、肝心なのはプロデュース業をどこまで全うするか。『エンド・オブ・ホワイトハウス』の主演俳優兼プロデューサーとして、ジェラルドは脚本家たちとディスカッションを重ね、資金集めにも奔走したそうだ。「これまでにも何本かの作品を製作してきたけど、ここまで規模の大きい作品は初めて。とは言え、僕が製作を手がけてきた作品には共通点があるんだ。それは、物語が持つ可能性を信じられたということ。『エンド・オブ・ホワイトハウス』の場合もエキサイティングで力強い作品になると確信できたし、観客に訴えかけるべきメッセージを感じた。出来上がったいまも“僕が作った”と言えることを誇りに思っているよ」。訴えかけるメッセージの体現者であり、シークレットサービスのスキルを駆使してテロリストに立ち向かうマイク・バニングを演じるにあたっては「リサーチとトレーニングにかなりの時間を費やした」という。「シークレットサービスやネイビーシールズにたくさんの話を聞かせてもらったよ。彼らは自らの能力を限界まで引き出し、ものすごい勇気をもって任務にあたっている。そんな職業の男を演じるのだから、役に飛び込むには大きな決意が必要だった。それに、彼らはファイトシーンの動きも考えてくれたんだ。彼らのおかげでリアルな場面が出来上がったし、意見を交わし合いながら、僕も彼らの一員になれた気がしたね」。過去作の『300<スリーハンドレッド>』などを更なる例に挙げるまでもなく、屈強なボディと迫力のアクションには定評あり。もちろん「トレーニングは大好き!」だそうだ。「役のためのトレーニングも好きだし、日常生活で体を鍛えるのも好き。例えば『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』ではサーファーの体になる必要があったし、『300<スリーハンドレッド>』のときはスパルタの戦士の肉体を作り上げなければならなかった。でも、それぞれ楽しくて仕方がなかったよ」。『エンド・オブ・ホワイトハウス』では、「決してカッコいいだけじゃない、生々しい体と体のぶつかり合いを見せられる肉体」を目指した。「実は撮影中、首の骨が2本ほど折れてしまったんだけど、あまりに熱中していたせいか気づかなくて…。後から医者に言われて分かったんだ。それ以外にも薬莢が目に入ったり、腕と腿が痣だらけになったりもしたけど、撮影中は全く気づかなかった。それもトレーニングのおかげかもね(笑)」。目をキラキラさせつつ、「腿の痣は写真にも撮ったよ!」と自慢げに胸を張る姿は大きな子ども!?骨折や痣は全て完治したのか尋ねると、「全部治った!と君には言っておくよ」などという曖昧な返答が返ってきた。直後、「大丈夫。大丈夫」と大笑いするものの、ジェラルド・バトラーという俳優が、自らを酷使する題材を好んできたのは確かだ。「“普通”が苦手なんだ。それが正しいことだとは思わないけど、僕は必要がなくても茨の道を選んでしまうタイプ。でも、肉体的もしくは心理的な挑戦が大きければ大きいほど、自分に返ってくるものも大きいと思うんだ。観客に対して深遠で大きな衝撃を与えられる気もするしね。ホワイトハウスに潜入して大統領を救おうとするマイク・バニングも、アフリカに孤児院を建てるサム・チルダース(『マシンガン・プリーチャー』)も、誰かに何かを感じさせられる役柄。そもそも映画って、2時間しかないだろう?だったら、自分を大変な目に追い込んでも何か特別なものをもたらす2時間にしたいんだ」。見事なまでにワーカホリック。そんな彼がリラックスできる時間はあるのだろうか?ふと思って訊いてみると、「リラックスってどういう意味?僕の辞書にはないよ(笑)」。そのイタズラっ子のような笑顔から察するに冗談なのだろうが、冗談ではないかもしれない。「仕事をしているときは流れに乗るのが大事だからね。確かにノンストップで突き進む方かな。でも、去年はプライベートな時間もたくさん持つことができて、スコットランド、タイ、コロンビア、イタリア、スイスを旅したんだ。実は日本に来る前にも8日間ほど、スパしかない砂漠でひたすらリフレッシュしてきたよ」。好きな国は、インドとアイスランド。しかし、旅立つまでにもささやかな葛藤はあるようで、「“行かなくては!”と思って立ち上がらないと、なかなか行けない」と苦笑する。「旅先に望むのも、ちょっと極端な場所が多いしね。極限の地というか…。肉体的にも精神的にも、ハードな地をつい選んでしまうんだ。たまに、“休暇なのに、なんでオレはこんなに疲れているんだ!?”と思うこともあるよ(笑)」。ちなみに、好きな国の中に日本を入れてくれなかったことを指摘してみると、「もちろん日本も!」との返答。「だから、来るといつも予定より長く滞在してしまうんだ。それは日本の人々が好きだから。僕の心をとろけさせてくれる国」だそうだ。可笑しな休暇事情を明かし、(無理矢理言わせたが)日本への愛を口にしながらも、「でもね」と言葉を繋ぐ。そして「でもね」の先にあるのは、やはり映画に対する熱い思いだ。「最近は仕事が本当に楽しくて仕方がない。プロモーション活動も含めてね。役者はあまり宣伝活動が好きではないものだと思うし、僕もそうだけど、いまは世界中を回って自分の作品のことを話すのが楽しいし、嬉しい。それだけ映画作りに誇りを持っているんだ」。(photo:Manna Kikuta/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:エンド・オブ・ホワイトハウス 2013年6月8日より全国にて公開(C) 2013 Olympus Productions,Inc
2013年06月07日『悪の教典』、『藁の楯 わらのたて』の三池崇史監督が、『ダークナイト・ライジング』で悪役・ベインを好演したトム・ハーディーが主演を務める、戦後日本を舞台にした映画『The Outsider』(原題)で初めてアメリカ作品のメガホンを取ることが明らかになった。米エンタメ情報サイト「deadline.com」が報じたもので、同作の主人公は、第2次世界大戦中に日本の捕虜となったアメリカ人兵士(トム・ハーディ)。戦後も日本に残ることになった彼が、ヤクザとしての生き方を学び、日本の裏社会をのし上がっていくさまを描いた作品だ。三池監督は1999年、Vシネマの監督としてデビュー。近年では幅広いジャンルの劇場公開用作品を多く手がけており、2007年には『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』がベネチア国際映画祭「コンペティション」部門に出品されたほか、2010年には『十三人の刺客』がトロント国際映画祭に出品、2011年には市川海老蔵主演の映画『一命』が、今年は映画『藁の楯 わらのたて』がそれぞれカンヌ国際映画祭「コンペティション」部門に出品されている。映画制作スタイルは、鮮烈なバイオレンス描写を伴うため、しばしば論争を巻き起こすものの、海外での評価は高く、その手腕を買われ今回アメリカ映画での監督に抜擢されたようだ。プロデューサーには映画『マトリックス』シリーズのジョエル・シルヴァー、『アンノウン』のアンドリュー・ローナとスティーヴ・リチャーズのコンビが務める。脚本は新人アンドリュー・ボールドウィンが手がけたものだが、もともとは『ランナウェイズ』、『ロード・オブ・ドッグタウン』などのアート・リンソンとジョン・リンソンの親子がオリジナルのアイディアとして提案していたものなんだとか。深作欣二監督の『仁義なき戦い』など、海外にもファンの多い日本の“Yakuza Movie”が本格的にハリウッドで、それも三池監督の手によって製作されるようになるとは映画ファンにとっては感慨深い作品となりそう。さらに、本作の舞台は日本になっているため、日本人俳優の出演も多くなると予想されており、そのキャスティングにも今後大きな注目の映画になりそうだ。(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:藁の楯 わらのたて 2013年4月26日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 木内一裕/講談社 (C) 2013映画「藁の楯」製作委員会
2013年06月07日“世界一レディー・ガガのファン”というのを証明するのに何が必要かと、リトル・モンスターズ(レディー・ガガ・ファンの愛称)たちは、日夜考えているのかもしれない。今回、それを証明しようとレディー・ガガが使用した付け爪1個を1万2,000ドル(約120万円)でオークションで落札したファンがいたようだ。米ゴシップサイト「Zap2it」によると、その付け爪は、レディー・ガガ御用達ネイリスト、アヤ・フクダがデザインしたもので、去年レディー・ガガが自身の香水ライン発表の記者会見でつけていたものだそうだ。オークションの出品者は去年のアイルランド公演で、ステージにこの爪が落ちているのを発見したクルーのひとり。最初は「ギターのピックかと思った」らしい。その付け爪に加えてレディー・ガガがそれを付けている香水イベントの写真と、それが取れた後のライブの写真、さらにはイベント・クルー用のリストバンド、ショーのハンドブック、ツアー・シャツをつけて出品していた。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:マチェーテ・キルズ (原題) 2014年、全国にて公開(C) 2012 Vrelonovama LTD
2013年06月06日ケイト・ウィンスレットが、昨年12月に結婚した夫のネッド・ロックンロール氏との第1子を妊娠していることが明らかになった。ケイトの代理人は「People.com」に「ケイトもネッドも大喜びしています」と語った。宇宙旅行ビジネスを扱う「ヴァージン・ギャラクティック」に勤めるネッドさんは38歳のケイトより3歳年下。ヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソン氏の甥で、2人は一昨年8月にケイトがカリブ海にあるブランソン氏の別荘で滞在中に知り合い、交際が始まった。ちなみに、ロックンロールという姓は本名ではなく、改名したもの。前妻の話では、冗談半分でつけた名前だそうだが、現在は正式に本名の“ネッド・エイベル・スミス”から“ネッド・ロックンロール”改名している。ケイトには最初の夫、ジム・スリープトン監督との間に12歳の娘が、2番目の夫のサム・メンデス監督との間に9歳の息子がいる。子供好きで知られるケイトは、2人を出産後も雑誌のインタビューなどで「子供はたくさん欲しい」と語っていた。ネッドさんも父親になりたいと強く望んでいたというから、待望の妊娠に心躍らせていることだろう。(C) Getty Images(text:Yuki Tominaga)
2013年06月06日人気絶頂の綾野剛と若手実力派No.1の呼び声高い黒木華の共演、さらに鬼才・石井岳龍監督の最新作として話題の映画『シャニダールの花』。本作の最重要アイテムであり、タイトルともなっている“シャニダールの花”に隠された秘話を紐解く綾野さんらのコメントが到着した。極少数の限られた女性の胸にだけ咲く、見たこともない世にも美しい花“シャニダールの花”を研究する植物学者の大瀧(綾野剛)とセラピストの響子(黒木華)。彼らの使命は、提供者の胸に芽吹いた花を育て、一番美しい形で採取させることだったが、採取の際に提供者の女性が謎の死を遂げる事件が相次ぎ、大瀧は研究所に不信感を抱き始める。一方、響子はそれが危険な花だと知りながらも、その花の魅力にのめり込んで行く…。この毒々しいまでに赤い“シャニダールの花”の成長と共に、次第に心惹かれ合っていく2人の姿を描いたラブストーリーだ。そんな本作で常にキーアイテムとして登場するこの花を始めとする、本作の美術を担当したのは、『シュアリー・サムデイ』や『るろうに剣心』、『プラチナデータ』など時代劇から近未来の世界まで見事な手腕で表現し、多くの映画監督たちから厚い信頼が寄せられる美術監督・橋本創。“シャニダールの花”について橋本さんは「監督とお会いする前に台本を読んで、サボテンに咲く花の様に異物な感じが良いなと思い、多肉植物の花を中心に数パターンをデザインしました。その中で、年に一度だけ大ぶりの綺麗で妖しい花を咲かす“月下美人”をベースに描いた絵を見た監督が、『僕も月下美人をイメージしていた』と仰って、驚きと共にとても嬉しかったです」と語っている。そんな橋本との仕事を、綾野さんは「真剣勝負」とふり返る。「橋本さんから役者に向かってくるパワーがものすごく強くて、毎回、『お前、オレの作った美術でどんな芝居するの?』って挑戦されているようでした。この作品を少しでも良くしたいという想いがひしひしと伝わってくる現場でした」と当時を語ってくれた。この独自のセンスが爆発する2人の「真剣勝負」を、見事スクリーンに焼き付けた石井監督。やはり独特の緊張感が漂う現場だったようで、「綾野くんは、セットに入ると僕らが飾ったものを一通り手に取って役の生活をイメージしていきます。引き出しなんかも全部開けます。僕らは芝居で使わない引き出しなどは中身を入れないのですが、綾野くんは芝居に使える物はなんでも使っていくので気が抜けませんでした」。さらに、石井監督は「花に狂わされた人たちの話といえるんですけど、その中で愛情のあり方・・・愛する、あるいは受け入れるのはどういうことなのかというテーマを、花と人間の関係にリンクさせたかったのかもしれません」と語る。こうして、それぞれの感性がぶつかり合って生まれた映画『シャニダールの花』。ぜひ、スクリーンの中に咲く、その蠱惑的な赤い花に注目してみて。『シャニダールの花』は7月20日(土)よりテアトル新宿ほか公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャニダールの花 2013年7月20日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2012「シャニダールの花」製作委員会
2013年06月05日小学生の頃から食日記をつけ続け、独特の目線から見る食ブログが人気を集める生粋のごはん狂、平野紗季子。6月7日(金)~6月11日(火)の期間、ROCKETの1階では平野紗季子がセレクトしたおいしいアイテムを展示・販売する。また会期中は日替わりで、平野紗季子プロデュースのイベントも開催。独特の目線での食ブログで人気を集める平野紗季子の妄想をリアルな空間で体感できる5日間となる。イベントでは、クッキー、キャンディー、古本、フードマガジンなどなど、平野さんの愛してやまないタベモノ(とそれにまつわるもの)たちが満載。ny(エヌ・ワイ)からやってきたおしゃれフードや食器やzineもお目見え。キュールのエスニック料理読本からEdible Selbyまで、海外のフード雑誌やフードブックも並ぶ。6月7日(金)には、「食パン研究会」トークイベントと題して、普段何気なく食している食パンの、奥深い世界について研究会的トークを繰り広げる。また6月8日(土)は、佐々木マキの伝説的絵本「変なお茶会」に憧れ、それを再現しようと試みたというイベント「変なお茶会」を、6月9日(日)~11日(火)は「サロン 猫と薔薇 ―レモン編―」、9日(日)はトークイベント猫と薔薇のレモンラジオ」。そして、最終日の11日(火)には「SAKIKO’s Good Finds クロージングマーケット」が企画されている。訪れるだけで元気を与えられるかのような平野紗季子さんのフードイベントへぜひ足を運んでみて欲しい。「SAKIKO’s Good Finds ―平野紗季子の妄想スーパーマーケット―」会期:2013年6月7日(金)~6月11日(火)会場:ROCKET(東京都渋谷区神宮前6-9-6)営業時間:12:00~20:00入場:無料(text:Miwa Ogata)
2013年06月05日先日のカンヌ国際映画祭への参加で、少々お疲れのレオナルド・ディカプリオ。そんな中、リフレッシュしようと現在、ヨーロッパで初夏のバカンスを満喫しているようだ。米・ニューヨークでの『華麗なるギャツビー』プレミアの後、出かけたカンヌ国際映画祭では、上流階級出身のセレブモデル、カーラ・デルヴィーニュにあっさり振られてしまったレオだが、カンヌでもナイトクラブでのパーティーを楽しみながら、新恋人(?)とうわさされるドイツ人モデル、トーニ・ガルンの気を引くことに見事成功。レオはそのトーニを引き連れ、5月26日(現地時間)には、モナコのF1グランプリを観戦、その後は友人たちとヨットでくつろぐ姿を目撃されている。20歳のトーニはランジェリー・ブランド「ヴィクトリア・シークレット」の人気モデルで、レオナルドの“モデル好き”もまだまだ健在のようだ。レオはその後、トーニが仕事でニューヨークに戻ってからも、フランスのリヴィエラ、スペインのイビサ島へ赴き、パーティー三昧、イタリアのヴェネツィアでは、母親と友人グループと共に有名なアート展覧会「ヴェネツイア・ビエンナーレ」を鑑賞、そして6月2日(現地時間)にはパリに移動し、親友のルーカス・ハースと、全仏オープンの試合観戦と大いにヨーロッパを満喫した。俳優休業中は、力を入れている環境保護の運動に時間を割きたいと抱負を述べていたレオだが、今現在は、それよりも楽しい優雅な休暇の日々を過ごすことに大忙しのようだ。(text:Mieko Nakaarai)
2013年06月04日本年度のフランスの最優秀男優に与えられるパトリック・ドベール賞に輝き、アラン・ドロンの再来と話題沸騰の演技派俳優ラファエル・ペルソナーズが、新作『黒いスーツを着た男』をひっさげ、来日することが決定した。雑誌「ELLE」「VOGUE」といった本国・フランスのメディアがいち早く特集を組むなど、いま最も注目されている俳優、ラファエル・ペルソナーズ。今回の来日は6月21日(金)から24日(月)まで開催されるフランス映画祭での本作の上映に伴うものとなる。『黒いスーツを着た男』は、犯すつもりのなかった罪を背負った美しき犯罪者と目撃者と被害者の妻の運命が交差する本格派サスペンス。アラン(ラファエル・ペルソナーズ)は自動車ディーラーの社長令嬢との結婚を10日後に控え人生の成功を手にする直前だったが、友人たちと騒いだ帰り道、深夜のパリの街角で男を轢いてしまう。友人たちに促され、茫然自失のまま男を置き去りにして逃走したアラン。その一部始終を、向かいのアパルトマンからジュリエット(クロチルド・エム)は偶然目撃する。翌日、被害者の容態が気になり病院を訪れたジュリエットは、そこで男の妻・ヴェラ(アルタ・ドブロシ)に会う。ヴェラと夫はフランスの滞在許可証を持たないモルドヴァ人だった。そして、ジュリエットは病院の廊下で若い男の後ろ姿に目を留める。その男こそ、罪の意識に駆られて様子を確かめに来たアランだった。ジュリエットはアランを追いかけるが…。2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品された本作は、8月31日(土)からの日本公開も決定。公開に先駆けたフランス映画祭での上映後(6月23日)には、このたび来日を予定しているラファエルとカトリーヌ・コルシニ監督とのQ&Aコーナーが設けられるという。また、WOWOWで放送中の「W座からの招待状」の出張興行イベントで「旅するW座」と題した無料の映画上映会の第4弾として、フランスで40万人を動員したラファエル主演のラブコメ『恋のベビーカー大作戦』が、TVでの放送に先駆けて、7月5日(金)からシネマスコーレ(名古屋市中村区)を皮切りに、全国の単館系の映画館6館(松山 シネマルナティック、大阪 シネ・ヌーヴォ、佐賀 シアターシエマ、宮古 みやこシネマリーン、浜松 シネマe_ra)で上映されることも決定。今年だけでも主演作が6作控えているというラファエル。日本で、ラファエル・ペルソナーズ旋風が吹き荒れるのも、そう遠い話ではないかもしれない。『黒いスーツを着た男』は8月31日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:黒いスーツを着た男 2013年8月31日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開
2013年06月03日鳴る神の少し響みて(とよみて) さし曇り雨も降らぬか君を留めむ「雷が少しだけ鳴り響き、曇り空が広がり雨が降ってくれたら、帰ろうとするあなたを引き留められるのに」――。恋に焦がれ、そして恋に少しだけ臆病な女性の心情を詠み、「万葉集」に収められた一篇の和歌と6月の雨に導かれ、現代の東京を舞台にした切ない恋物語が誕生した。まもなく列島を覆う梅雨前線をおそらく多くの人がうっとうしいと感じているだろうが、この『言の葉の庭』を観たら、雨の路地を静かに歩いてみたくなるのではないだろうか。監督を務めたのは『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』などアニメーションにして“文学”とも称される独特の詩的な心理描写、映像世界で熱烈な支持を集める新海誠。常に「最新作こそが自分にとって最高傑作」と語る彼のアニメーション作りについて話を聞いた。靴職人を目指す高校生のタカオと謎めいた年上の女性・ユキノ。約束もないままに雨の日の午前中だけ、雨宿りをしながら庭園で逢瀬を重ねるようになった2人のそれぞれに打ち明けることのできない思いが静かに綴られていく。最初に監督の脳裏に浮かんだのが、「少し年の離れた男女が雨宿りで出会う物語」。そこに、大学時代からずっと心に残っていたという2つの要素が自然と加わっていった。ひとつが「万葉集」。そしてもうひとつが、本作で秦基博がエンディング曲としてカバーしている大江千里の作詞・作曲による楽曲「Rain」だった。「大江さんが好きな女の子がいて、その子に貸してもらったカセットに『Rain』があってずっと好きな曲でした。『万葉集』も同じ時期に、僕は国文学専攻だったので基礎教養として学んだんですが、千年以上も昔の和歌なのに、男女の想い合う気持ちって連続してるんだなと感じてました。この2つは種のように僕の中にずっとあって、それが最初のイメージと繋がって組み合わさっていきました」。「タカオとユキノが出会うきっかけとなる直接的な意味ではもちろん、彼らの人生の中で立ち止まっている時期という象徴的な意味でも、これは雨宿りの映画」と新海監督。当然と言うべきか本作における雨の描写は特別な意味を持って観客の心に染み込んでくる。「例えば最初に2人が出会ったときに降っている雨は2人を隔てるカーテンのように降り注いでます。2人の関係が深まっていくにつれて雨も小降りになるし、タカオが初めてユキノの足に触れた日は、天が祝福するかのようにキラキラした天気雨が降り、土砂降りの雨は2人の背中を後押しする。強弱だけでなく、雨粒を光らせたり、地面の濡らし方、水たまりからはね返るしずくの大きさなど、単に降り注ぐだけでなく2人の感情に絡めながら雨を描き分けて、意味を持たせることは強く意識しました」。雨だけではない。例えば、粉々にひび割れたユキノのファンデーション。セリフがなくとも彼女の心に積み重なった哀しみや疲れを、共感をもって観る者に感じさせる。正直、この描写ひとつとってみても人間(特に女性!)の心理に対する監督の深い洞察には驚かされる。ユキノ役の声優・花澤香菜はこの描写を目にした瞬間、涙が止まらなくなったと明かしている。だが当の監督は「あれは偶然と言うか…取材による聞き込みのたまものですね」と静かな笑みを浮かべるばかり。「あそこはユキノの哀しみを観客に伝えるだけでなく、実感し共感してもらわないといけない。じゃあ哀しみにさらに追い打ちをかけるような、ヘコむ出来事って何か?と女性スタッフたちに聞いたら『ストッキングの伝線』『ヒールが溝に挟まる』という答えが出てきた。でも伝線はアニメでは表現しにくいし、靴作りの物語だからヒールだと直接的すぎて何か違う意味を持ってしまう。それで『他には?』とさらに聞いたらファンデーションの話が出てきたんです。当たり前ですが、最初に表現したい感情やシチュエーションがあって、それをどう描くかを考え、取材をしたり、一番しっくりと来る比喩やセリフを探したりしています」。人物の表情から風景、セリフに至るまで、これほど情緒豊かに描きながらも、作っている当人は“論理”や“理屈”を重視する。自身の感情や共感を反映させ、人物に寄り添うことがないわけではないが、一方で時に登場人物の感情の起伏をグラフにし、パズルのように組み立てていくこともあるとか。こうした姿勢の理由のひとつは、彼が生粋のアニメーターの道を経ずに“監督”となったことにあると言えそうだ。「そうかもしれません。宮崎駿さんのようにご自身が優秀なアニメーターである監督もいらっしゃいますが僕はどうやってもそうはなれない。ならば違う部分――自分で考えて、言葉でそれをスタッフに伝える必要があるんです。やっぱり、自分の中に理屈のないあやふやな状態で、スタッフに説得力をもって描かせることはできないですから」。論理を武器とした“非アニメーター監督”の矜持。そんな彼が、ファンの間で“新海節”とも称される、文学的な感性にあふれた自身の作品の世界観を特徴づける要素として重視していることが3つある。「ひとつは会話やモノローグで使用する『言葉』の選択。2つ目が『色彩』――僕が自分で色彩設計と撮影監督を兼任してるんですが、キャラクターの動きを描くことはできないけど、色彩に関しては自分が全てコントロールしてます。そして3つ目が『時間軸』。この音楽は何秒で、このカットはコンマ何秒、音楽が途切れた瞬間に足音が…といった部分のコントロールは全て僕がイメージし、作り上げている。それが自分にしかできない強みになればと思ってます」。何より、新海監督が自身の作品に込めるのは「誰かを励ましたいという思い」だという。「その誰かにはきっと20代の頃の僕、いや、いまの僕自身も含まれている」と続ける。「20代で自主制作を始めたとき、とにかくつらい自分の現状を何とかしたいって思ってたんですよね。それこそタカオが『靴を作ることがおれを違う場所へ連れてってくれる』と考えるように。自分の置かれている状況を誰かに肯定してもらえたら、ずいぶん楽になるのに…と大げさかもしれないけど、切実に救いを求めていたんですね。だから自分が求めていたちょっとした救い――『会社に行きたくないな』と思ってた人が『行ってみるか』とか『逆に会社に行かなくても生きていける』って思ってもらえたり――そういう少しでもポジティブな影響を与えることができたら。それが何より20代の僕がほしかったものだから」。アニメーターではないからこそ、スタッフを指揮して実写で映画を撮ってみたい気持ちは?最後にそう尋ねると「そういう気持ちは正直、ないんです」とつれない答え…。その真意は?「僕の作品に対して『実写のようですね』という感想はよくいただきますし、たまにそういうオファーをボンヤリといただくことはあります。でも僕の作品はアニメーションだからこそ表現できることを描いていると思ってます。現実の世界を物語の舞台にしているのも、決して現実を描きたいからではなく、そうすることで実写でそのまま撮る以上の大きな力をもって受け取ってもらえると思うから。絵の持ってる力ですね。もし誰か別の方が僕の作品を原作に実写で撮りたいと仰るなら、それはウエルカムですよ(笑)」。46分に込められた、物語の深みと情景の美しさをじっくりと堪能してほしい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:言の葉の庭 2013年5月31日より全国にて公開(C) Makoto Shinkai/CoMix Wave Films
2013年05月31日韓国映画の観客動員第1位の大ヒット作『10人の泥棒たち』で、アジアを代表する豪華キャストと共演し、ドラマ「太陽を抱く月」でも話題のキム・スヒョンの来日が急遽決定!映画公開中の6月30日(日)には、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われる舞台挨拶イベントに登壇することが明らかになった。『10人の泥棒たち』は、『グエムル-漢江の怪物-』の持つ観客動員記録を6年ぶりに塗りかえ、韓国のみならず、香港を始めとするアジア全域でも大ヒットを飛ばしたトリック・エンターテインメント大作。『チェイサー』のキム・ユンソク、『風林高』のキム・ヘス、『イルマーレ』のイ・ジョンジェ、『エグザイル/絆』のサイモン・ヤムなど、そうそうたるメンバーが、世界に1つしかない幻のダイアモンド“太陽の涙”を奪取するため集められた10人の男女を演じる。本作でのスヒョンの役どころは、韓国の窃盗グループの新入り泥棒、ザンパノ。『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョン演じるロープ使いの達人、イェニコールをフォローする役割ながら、彼女に想いを寄せる、若くも時に大胆な行動をとる青年役だ。さらに、身長180cmと一見スリムに見える外見からは想像のつかない洗練された筋肉を持つ彼は、本編でその肉体美を惜しげもなく披露している。スヒョンは、「2PM」のテギョンとウヨン、「miss A」のスジらK-POPアイドルたちと共演したペ・ヨンジュンのプロデュース作「ドリームハイ」に出演後、現在NHK BSプレミアムで放映中の「太陽を抱く月」では、朝鮮王朝時代の架空の王イ・フォンを演じた。その純真無垢な演技は、韓国で最高視聴率45%を記録するという社会現象を巻き起こし、「VOGUE JAPAN 6月号」でも“今一番注目されている若手俳優”として取り上げられるほどの人気ぶり。舞台挨拶同日には、渋谷公会堂で開催される日本では自身初となるファンミーティングに参加予定。すでにアジア各国の女性たちを虜にしてきており、スクリーンデビューを飾る本作で、日本でも大ブレイクすることは間違いないだろう。『10人の泥棒たち』は6月22日(土)よりTOHOシネマズ 渋谷ほか全国にて2週間限定公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:10人の泥棒たち 2013年6月22日よりTOHOシネマズ渋谷ほか全国にて公開(C) 2012 SHOWBOX/MEDIAPLEX AND CAPER FILM ALL RIGHTS RESERVED.
2013年05月31日『ダークナイトライジング』や『欲望のバージニア』のトム・ハーディが、エルトン・ジョンの伝記映画に主演するかもしれない。エルトンの代表曲をそのままタイトルにした『Rocketman』(原題)は、彼の半生をファンタジックなテイストで描くミュージカル映画。エルトン自身がパートナーのデイヴィッド・ファーニッシュと製作総指揮を務める。監督はアメリカのTVコマーシャルのディレクターで、ダンス・シーンの演出に定評のあるマイケル・グレイシー。「マペット・ショー」のクリエイター、ジム・ヘンソンの伝記映画『The Muppet Man』(原題)の監督を務めることも決定している。トムの名前が浮上したことについては「Hit Fix.com」が第一報を報じたが、現時点ではトムのところに打診があったというだけで、「製作側がトムに正式にオファーしたわけではないし、トムが興味を示したということではない」と記事は慎重なトーンだ。ちなみに以前にエルトンが主演に希望していたのは、2001年に発表した「This Train Don’t Stop There Anymore」のPVでエルトンを演じたジャスティン・ティンバーレイクだった。(C) Getty Images(text:Yuki Tominaga)
2013年05月31日