cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2006/2207)
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『ハート・ロッカー』を始め、同賞助演男優賞候補に挙がった『ザ・タウン』、日本での大ヒットが記憶に新しい『アベンジャーズ』など、その熱演と目覚ましい躍進で、いま“最もホットな俳優”となったジェレミー・レナー。そんな彼の最新作『ボーン・レガシー』は彼の魅力と映画を愛する想いが存分に感じられる作品であり、撮影の裏側について語る姿には旬の男のオーラが漂っていた。来日早々の舞台挨拶で「カラオケに行きたいな…」と呟いていたものの、「まだ行けていないんだ…」と冗談交じりに嘆くジェレミー。終日の取材攻勢に見舞われているそうだが、それも旬な男の宿命として受け入れる他ない。それも、主演最新作として引っ提げてきた作品は、あの『ボーン』シリーズの最新作なのだから。「僕自身も『ボーン』シリーズの大ファンだしね。前3部作を観て感じたのは、僕が映画の世界に夢中になったきっかけでもある70年代の作品、特に『フレンチ・コネクション』を彷彿とさせること。映画というものはそもそもファンタジーだけど、エイリアンが出てくるファンタジーもあれば、その世界が実在しているかのようなファンタジーもある。後者にあたる『ボーン』シリーズの中には、匂い立つようなリアリティが存在するんだ」。「そのリアルな世界に身を置きたいと思った」と語り、俳優としてのポリシーにも言及。ただし、彼がこれまでに身を置いてきた「リアルな世界」は、肉体的にも精神的にも、あまりにシビアなものが目を引く。『ハート・ロッカー』で死と隣り合わせの戦場を生き、『ザ・タウン』で犯罪の世界を疾走。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』にも、『アベンジャーズ』にも尋常ではないスリルが伴っていた。「肉体を駆使したり、精神的に追い詰められたりする役が好きなのかって?もちろん!好きじゃなかったらやっていないさ(笑)。『ボーン・レガシー』のアーロン・クロスは、その最たるものと言えるかもしれないね。肉体面の演技も過酷だし、内面的にもすごく複雑な役。でも、そういった役にこそ僕は惹かれるんだ。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』や『アベンジャーズ』といった最近の4本はたまたま連続してアクションが多かったけど、体を鍛えることやアクションを学ぶことは嫌いじゃない。運動神経にも自信はあるしね。一方、キャラクターの複雑な心情を表現することにも相当なやりがいを感じるんだ」。ジェレミー自ら「最たるもの」と認める通り、アーロン・クロスは肉体的にも精神的にも徹底的に追い詰められる。CIAの極秘計画によって暗殺者へと育成された彼は、計画を抹消したい国家から命を狙われる事態に陥るのだ。「アーロンは自ら志願して暗殺者となった男。演じる上での入り口は、まさにそこだった。自分の人生に何か目標を持ちたい、もしくは何かの一員になりたいという意識は僕自身にもあるし、そこが役との共通点。ただし、彼の場合は道徳的なジレンマや葛藤が生じてくるんだ。目標を持ち、一員になったものの、果たしてこれは正しいことなのか?とね」。「そこからドラマが生まれるのだけど、まだ語られていない彼の過去にも関係してくるし…。この先は複雑過ぎて上手く説明できないな」と苦悶。その表情からもキャラクターの複雑さが伝わってくるが、「もちろん役ごとに演技のアプローチは変わるけれど、脚本に書かれていること以外の背景はあまり考えない」とも明かす。「1ページから120ページまで脚本自体がしっかり書かれていれば、それだけで十分な情報になる。4歳のときにどうやってパンツを履いていたか(笑)、どこの学校に通っていたか、そんな背景は必要ない。あくまでも指標にすべきは“真実”かどうか。アクション面においても心情面においても、現実的かどうかを推し量っていくんだ。興味深かったのは、ターミネーターとして造り上げられているにもかかわらず彼には感情があり、感情があるからこそ弱点があるということ。アーロン・クロスという男を成立させるのに十分な情報はそこにあったし、それこそが僕の求めていた必要な情報でもあった」。大人になったヘンゼルとグレーテルのその後を描く『Hansel and Gretel:Witch Hunters』(原題)、ホアキン・フェニックスらと共演する『Nightingale』(原題)など、今後も出演作が目白押し。益々セレブ度がアップする中、ジェレミー自身は現状にどう向き合っているのか。「周りの期待だとか、人が僕のことをどう思っているかなんて考え出したら気が狂ってしまうよ(笑)。だから、なるべく考えないようにしているね。そういった雑音は遮断するようにしているんだ。僕の役目は、俳優としての仕事をしっかり成し遂げること。そして、どんなチャンスが巡ってくるかを待つこと。人が僕を愛しているか憎んでいるか、そんなことを考え出したらきりがないからね」。雑音を遮断しようと努めている中、大変申し訳ないが“雑音”めいた質問を。ジェレミーのカッコよさに心ときめかせている女性も急増中だが…と投げかけると、「ああ、何てこった(笑)!カッコよさなんて分からないし…」と照れて戸惑いながらも、自身の考える“カッコいい男性像”を語ってくれた。「自分に自信を持っている人ほどカッコよく見えると思う。自分が何者であるかをきちんと把握できている人は、男女問わず素敵だよね。そんな相手がガールフレンドだとしたら、どんな問題でもすぐに解決できるだろう?あとはユーモアのセンスも大事なんじゃないかな。いままで付き合ってきた友達や家族など、僕の周りにもユーモアの分かる人が多いんだ。自信があって、ユーモアのセンスを持っている人。これが最強だね。アクションが格好よく見えるかどうかは問題じゃない。アクションを披露している僕がカッコよく見えるとしたら、それは相手のスタントマンが殴られた演技や倒された演技をしてくれるから。全て彼ら次第なんだ(笑)」。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ボーン・レガシー 2012年9月28日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2012 Universal Studios. All Rights Reserved. アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.
2012年09月26日人気海外ドラマ「LAW&ORDER/ロー・アンド・オーダー<ニューシリーズ>」のDVDリリースを記念して9月26日(水)に都内で開催されたイベントに、「おかだますだ」の岡田圭右と藤本美貴が出席。物語にちなんで岡田さんは裁判長、藤本さんはポリススタイルの衣裳で登場した。全20シーズンを数え、2010年に最終シーズンが放送されたアメリカのご長寿ドラマの15~20シーズンにあたるニューシリーズがついに日本上陸。事件発生から逮捕、裁判での判決確定までを1話で描き刑事ドラマの興奮と裁判のサスペンス要素が詰め込まれているのに加え、「O.J.シンプソン事件」や「ロス疑惑」に「9.11」など現実に起こった事件を徹底網羅し、リアリティを追求し人気を博した。岡田さんはロウソクを手にひとりで登場し、「ロウ&岡田です」とギャグをかますも会場は沈黙。「私のギャグは有罪ですね。『静粛に』と言うまでもなく静かですね」と肩を落とした。続いてミニスカートの警官姿で登場した藤本さんは、裏で岡田さんのギャグを聞きながら「誰もいないかと思うくらい静かだった」と容赦なくダメ出しを浴びせ、「あまりにひどいと取り締まりますよ!」と脅すも、岡田さんからは一向に会場を沸かせるようなギャグは出てこず、挙句の果てに噛んでNGまで出す姿に「有罪です」となぜか警官の立場で裁判長にバッサリと有罪を宣告した。ドラマについて藤本さんは1話完結の魅力に触れ「子育てしながら1話ずつ楽しめるのでハマってます」と世の子育て中のママたちにおススメ。岡田さんは「現代アメリカを象徴する内容でアメリカの苦悩とそれに立ち向かう司法が描かれている」と突如、真面目なコメントで作品を絶賛した。本シリーズは20ものシーズンを重ねたが、岡田さんは「ますだおかだ」を結成して今年で20年目。「永遠のワンパターンで変わらないのがいいんです!『スベってくれるんだろうな』と思われながらスベってます」と“スベり芸”を強調。藤本さんは「20年スベり続けるってすごいですね」と称賛(?)を口にした。この日は夫の庄司智春(品川庄司)に代わり、“代打”として岡田さんが「ミキティー!」と絶叫。庄司さんによるこの絶叫芸はかなり浸透しているようで、藤本さんによると「街で一般の方からも『ミキティー!』って叫ばれてありがたい」とのこと。一方で「家では叫びません。叫ばれても近所迷惑なので(笑)」と明かした。3月に長男を出産したばかりだが、全く変わらないプロポーションについて「14キロ太りましたが、出産と母乳で自然に減りました。産んでからはヨガを続けています」と明かす。報道陣から2人目は?と問われると「ほしいです。私は4人兄妹の末っ子なので3人ぐらいが希望です」と微笑んでいた。「LAW&ORDER/ロー・アンド・オーダー<ニューシリーズ>」DVDは10月3日リリース。「ロー・アンド・オーダー<ニューシリーズ>」DVD<セル>「LAW&ORDER/ロー・アンド・オーダー<ニューシリーズ1> DVD-BOX」[DVD]価格:9,800円(税込)発売日:10月24日(水)<レンタル>「LAW&ORDER/ロー・アンド・オーダー<ニューシリーズ1>」Vol.1~610月3日(水)レンタル開始Vol.7~1110月24日(水)レンタル開始発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント公式サイト:© 2004/2005 Universal Studios. All Rights Reserved.特集:「ロー・アンド・オーダー」■関連作品:ロー・アンド・オーダー [海外TVドラマ]© 1990-2010 Universal Studios. All Rights Reserved.
2012年09月26日10月20日(土)に日本での公開を迎える『エクスペンダブルズ2』に出演のアーノルド・シュワルツェネッガーが、『ダイ・ハード』と『ザ・ロック』の出演オファーを断っていたと明らかにした。両作品とも脚本の出来に満足できなかったというアーノルドは、『ザ・ロック』のプロデューサーを務めていたドン・シンプソンが自身のトレーラーに「完璧に酔っ払って」入ってきて、ジェリー・ブラッカイマーの手づくり脚本を手渡されたときのことを「『ほら、この脚本を見なよ。でも読んじゃだめだ!』ってドンが言ってきたんだ。これで分かるだろって。彼は酔っ払っていて、支離滅裂だったんだ。だから僕は『ドン、君が見せてくれたものからじゃこの企画に関われないよ。脚本をそもそも読むなって言うんだからね!もっと企画を煮詰めてから出直してきたらどうだい』って言ったんだ」と語っている。アーノルドに撥ねつけられたドンは「かなりご立腹」だったようで、その後ニコラス・ケイジにアプローチしたという。一方『ダイ・ハード』については、脚本の一部を渡されたというが、「Empire Online」に「未完成の状態の脚本だったんだ。なのに僕に『これに出ないか?』って言って来たんだよ。ジョエル・シルバーとは『プレデター』で組んでいたんだけど、『ダイ・ハード』は彼の次回作だったんだ。だから話し合いは持ったんだけど、ジョエルは結局ブルース・ウィリスを選んだんだ」と明かしている。■関連作品:エクスペンダブルズ2 2012年10月20日より全国にて公開© 2012 Barney’s Christmas, Inc.
2012年09月26日『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『アリス・イン・ワンダーランド』を始め、ファンタジックな独自の世界観で多くの映画ファンを魅了し続けるティム・バートン監督の最新作『フランケンウィニー』。10月5日(現地時間)の全米公開に先駆け、9月24日にハリウッドのエル・キャピタン劇場にてワールド・プレミアが行われ、バートン監督と本作に声優として参加したウィノナ・ライダーが出席した。ディズニー作品史上、初となる全編“白黒3D”で描かれる本作。孤独な少年・ヴィクターと“禁断の実験”によって甦った愛犬・スパーキーとのピュアな愛が、街中に大事件を巻き起こしていく冒険ファンタジーだ。白黒の世界が特徴的な本作にちなんで会場の前には、レッド・カーペットならぬ“ホワイト・カーペット”が全長150メートルにもわたって敷かれ、来場したゲストたちはホワイト&ブラックのモノトーンファッションでドレスアップ!『フランケンウィニー』の世界さながらの奇妙でハイセンスな雰囲気に、詰めかけた200名を超えるバートン監督の熱狂的なファンたちは酔いしれた。バートン監督は、自身の少年時代の愛犬との思い出を原点とし、監督自身が最も撮りたかったと豪語する作品だけあって「長い間、多くのスタッフの手によって完成したことは、とても嬉しい!」と喜びを爆発させる。また、小さなパペット(模型の人形)を一つ一つ動かして映像を作り上げるストップモーション・アニメーションは、これまでも『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などで取り入れてきたが、今回は3Dを加えた革新的な映像で話題を呼んでいる。これについては「とてもエキサイティング!ストップ・モーションアニメと白黒3Dという要素が混ざり、いままで全く見たことのない映像が出来上がった」と本作に込めた情熱を熱く語った。さらに会場には、主人公・ヴィクターのクラスメイトであるエルザの吹替え吹替えを担当したウィノナ・ライダーもモノトーンファッションに身を包んで登場。バートン監督とは、『ビートルジュース』、『シザーハンズ』以来の仲で、本作への出演についても「監督にとって特別な思い入れのある作品に関われたことは、とても名誉なこと。仲のいい友人と一緒に仕事ができたことは素晴らしかった!」と目を輝かせていた。『フランケンウィニー』は12月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:フランケンウィニー 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年09月26日アン・ハサウェイが、スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『Robopocalypse』(原題)への出演交渉中のようだ。同作でプロデューサーを務めることになったトム・ロスマンは声明で「もし政治家だったらホワイト・ハウスから、もし野球選手だったらヤンキースから、そして映画関係者だったらスティーヴン・スピルバーグから声がかかるのを夢見るものです。『Robopocalypse』は映画史的にも重要な娯楽作品になるはずで、大胆な構想を持ち合せた大作です。そしてこの作品の映画化にはスティーヴン以外考えられないでしょう。そんなスティーヴンから助けを求められるなんて、計り知れないくらい光栄なことです」とコメントを残している。ダニエル・H・ウィルソンの原作を基に、同作では人類とロボットとの戦争を描くSFアクション超大作で、全米公開は2014年4月25日を予定しているという。アンのほかにも、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが出演交渉中とうわさされている。■関連作品:リンカーン (原題) 2013年4月、TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOXレ・ミゼラブル 2012年12月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年09月26日日本原作の人気コミック「絶対彼氏。」を台湾&韓国スターがコラボし、台湾でドラマ化した「絶対彼氏 ~My Perfect Darling~」。台湾版イケメンロボット・ナイトを演じた「飛輪海(フェイルンハイ)」のジローが来日し、撮影現場での恥ずかしエピソードや恋愛話を披露してくれた。ジローが演じたのは、冴えないOLの理想を全て兼ね備えた恋人型ロボットのナイト。日本版のドラマでは速水もこみちが演じて話題になった役だ。「日本のドラマも見ていたし、原作も読んでいて両方とも好きな作品だったので、オファーが来たときは、“チャレンジな仕事だ”と思いました(笑)。事前に映画『A.I.』を観たりして、ロボット役の参考にしたりもしました。でも、僕が定義したナイトはそれほど“ロボットっぽくない”んですよ。子供のようなまっさらな心を持ち、学習を通して“人を愛するとはどういうことか”を理解していく役。だから僕、幼稚園に行ったんですよ。そこで子供たちがどういう表情をして、どうやって人と接しているかを観察して役づくりに生かしました。例えば、大人同士の会話だと、少し考えて返事をしたりするけど、子供って思ったことをすぐ言うじゃないですか。そのときの子供たちの瞳ってすごく澄んでいるんです。子供たちにヒントを得て、僕はナイトを演じるとき、彼を3つに分けて演じることにしました。“単純で綺麗な心のままに生きているナイト”、“学習してどんどん人間っぽくなっていくナイト”、そして最終的に“人間に近い存在のナイト”という風にね」。そんな純真無垢なナイトの出現で、ドキドキの恋人生活を送ることになったOL・井沢リイコを演じたのは韓国の女優、ク・ヘソン。彼女とは台湾観光大使として既に共演していたこともあり、撮影もスムーズだったとか。言葉の壁も俳優ならではの“ある方法”で乗り越えたという。「へソンさんとは共通点が多いんです。僕は美術を専攻していて、絵を描いたり、本を出したり、個展などをやっていたんですけど、ヘソンさんも韓国で絵をたくさん描いたりして俳優以外のお仕事をされてたりと、似てるんですよね。撮影現場では簡単な英語と韓国語、ボディランゲージでコミュニケーションをとっていました。あ、あとは“アイコンタクト”。お互い違う言語でセリフ合わせをしているので、目を見つめて心を読み取るとか、表情を読み取る、そういう演技の仕方に磨きをかけてました(笑)」。異なる言語に対しては苦ではなかったという彼が、一番大変で“恥ずかしかった”というのが劇中、度々出てくる見事な“裸”のシーン。本人は肩が広くて腰が細い、逆三角形の「骨格」がお気に入りだそうだが、撮影現場はとにかくギャラリーがすごかったらしい。「元々ジム通いが好きだったので鍛えてはいたんですけど、このドラマに向けてさらに集中して鍛えて、現場にもダンベルを持っていき、撮影終わりにも毎日ジムに行って体をキープしてました。いつでも脱げる状態でいないといけないですからね(笑)。でもやっぱり…ハズカシイデス(笑)。通常の撮影ってスタッフは20~30人なんですけど、脱ぐシーンのときはなぜか60人くらい集まってくるんです。製作会社の幹部が急に陣中見舞いに来たり、ロケ先の人も集まってきたりして。とにかくみんなに見られてました(笑)」。インタビュー中は相手をリラックスさせ、笑いの絶えない和やかな雰囲気を自然と作り出すジロー。そのセンスはロボットにしておくにはもったいない“理想の彼氏”そのもの!最後にジロー本人に自身の恋愛について尋ねてみると…?「僕はわりとロマンティックなタイプかもしれませんね。昔、バレンタインデーのときに朝早く起きて花屋で大きな花束を買って、彼女に会いに行きました。知り合いに『お前、木を持っているの!?』と言われるくらい大きな花束を持って。それからショッピングをして、仲良くしている姿をみんなに見せて、“僕たち愛し合っているんだよ”というアピールをしてましたね。その後、(台湾の)ベイトウにある素敵な回転レストランでロウソクを灯しながらディナーをいただく…。そんな素晴らしい1日を計画&実行していました。いまは…聞く相手が間違っていますよ!だって、長い間彼女“なし”なんです。ザンネンデス(笑)」。(Text:Tomomi Kimura)特集:これが常識?アジア式恋愛ルール「絶対彼氏~My Perfect Darling~<台湾オリジナル放送版>」DVD-BOX1/DVD-BOX2発売中価格:15,750円(税込)※レンタルリリース中発売元:エスピーオー/フジテレビ販売元:エスピーオー© 2012 GALA Television Corporation/ Comic International Productions Co.,Ltd.■関連作品:絶対彼氏~My Perfect Darling~ [海外TVドラマ]
2012年09月26日リンジー・ローハンが23日夜(現地時間)、肺感染症のため、ニューヨーク市内の病院に緊急搬送された。リンジーは『最終絶叫映画』シリーズの第5弾『Scary Movie 5』(原題)の撮影のためにニューヨークに滞在中だったが、数週間前から肺炎を患っていたという。リンジーはマウント・サイナイ・メディカルセンターに緊急入院、肺感染症の治療を受け、その後まもなく退院した。「NewYorkPost」紙のゴシップコラム「Page Six」の取材に、リンジーは「また病気になっちゃったけど、もう大丈夫」と応えた。「肺炎でとっても具合が悪い状態が続いていたけど、仕事を続けていたの。『Scary Movie 5』でチャーリー・シーンと共演しているのよ。彼は素晴らしい共演者よ。それに、芸能界で生き抜くためのアドバイスもしてくれたわ」と、お騒がせセレブの大先輩との共演についても語った。先日は、深夜に30代の男性をひき逃げした容疑で逮捕されたばかりのリンジー。飲酒運転ではなかったのに、被害男性が「酒臭かった」などと取材で話していることを知って、名誉毀損で訴えることも考えていると報じられたが、「TMZ.com」によると、この事件で受けた心痛から肺炎が悪化したと友人たちにこぼしているという。リンジーはヘビースモーカーとしても知られ、料金不払いで出入り禁止になったハリウッドの高級ホテル、シャトー・マーモントでは47日間の滞在中に購入した49箱の煙草の代金を踏み倒していた。(text:Yuki Tominaga)© INFPhoto/AFLO
2012年09月26日『ウルヴァリン:SAMURAI』の撮影のため8月下旬から密かに来日していたウルヴァリンを演じる主演俳優ヒュー・ジャックマン。撮影時のTwitter投稿がネット上でも話題を呼んでいたが、先日、ついに日本での撮影が終了。このほど撮影に使用された増上寺の仏堂を思わせるファーストビジュアルが解禁となり、ヒューの男らしい姿がお披露目された。マーベル・コミックのヒーローたちの中でも一際高い人気を誇る『X-MEN』シリーズのウルヴァリン(ローガン)を主人公に、ローガンを永遠に変えてしまう壮大な戦い、そしてあるミステリアスな人物のもつサムライの“刀”とウルヴァリンの強固な“爪”の因縁の対決が、日本を舞台に描かれる。先日のTwitterでの一件に加え、国際派俳優である真田広之を始めとする日本人俳優が参加しているとあって、製作当初から大きな話題となっていたが、今回、ついに本作の一端が明らかとなった。解禁されたビジュアルでは、金色の仏堂をバックに血管が浮かぶ筋骨隆々のヒュー扮するウルヴァリンの姿が!マッチョ好きな女子には堪らない、セクシーかつ男らしさあふれるものに仕上がっている。日本での詳細な撮影内容は明かされていないが、一部のネット上では相当ハードな撮影スケジュールをこなしたようだ。さらに、撮影が行われた増上寺(東京・芝公園)ではスタッフ・エキストラ含め400名以上の撮影隊が組まれ、本場ハリウッドさながらの大規模ロケが行われていたようで、偶然にも現場に居合わせた一般の人々は、ヒューのフランクで紳士なファンサービスに感激したというツイートも多く寄せられていた。徐々にその輪郭が明らかとなってきた『ウルヴァリン:SAMURAI』。2013年は、日本×アメコミの最強タッグで世界中を熱くさせてくれそうだ。『ウルヴァリン:SAMURAI』は2013年秋、全国にて公開。■関連作品:ウルヴァリン:SAMURAI 2013年秋、全国にて公開© 2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2012年09月26日映画『ツナグ』の特別試写会が9月25日(火)に都内で行われ、上映前の舞台挨拶に松坂桃李、樹木希林、さらに主題歌を担当したJUJUが登壇。生で主題歌「ありがとう」を熱唱した。直木賞作家・辻村深月の同名小説を映画化した本作。死者と生者を一度だけ再会させることができる“ツナグ”という務めを負った青年が、思いを残したまま別れることになった人々の再会に立ち会う中で成長していくさまを描く。松坂さんは樹木さんの印象を尋ねられ「安心と興奮を与えてくれる人。お会いする前は緊張していたし厳しい人だと聞いてたんですが、すごく優しく包み込んでくださいました」と感謝の思いを語る。さらに「一緒にプロモーションを回る中で、『そんなところで?』というすごいところで『ツナグ』の宣伝をしてくれるんです」と感服した様子だった。樹木さんは「松坂くんの祖母を演じました。役でもそうですが、ここにも付き添いというか、おじゃま虫として付いて来ました」とイタズラっぽい笑みを浮かべるが、この日も次々と思うがままの放言を連発!松坂さんが「いつも現場に食べ物を持ってきてくれるんです」と樹木さんの優しい一面を明かすと、樹木さんは「うちで余ってたからね」と語り、「映画に出演しているよりも、プロモーションの方が3倍くらいある気がする」と愚痴をこぼして会場の笑いを誘う。JUJUさんが登場する間際に司会者からJUJUさんのことを知っていたかと問われると、モゴモゴと口ごもりつつ「似ているような感じですよね。“JUJU樹林(じゅりん)”って言うんですか?」とトボケて、さらに松坂さんに「JUJUさんは独身なの?」と質問。松坂さんが「どうですかね?」と困惑した表情で答えるのも構わず、「何か生まれるといいわね。(この映画が縁で)繋がれば」と“ツナグ”にちなんで“孫”の松坂さんとJUJUさんの交際を希望し、2人を繋ぐキューピット役に立候補!?客席の女性ファンからは「えー?」っとブーイング気味の声が聞こえてきたが、「大丈夫よ」と鷹揚に答え、再び会場は笑いに包まれた。ピアノ伴奏に乗せたJUJUさんの「ありがとう」の熱唱に会場は酔いしれたが、JUJUさんは出番直前での樹木さんの一連の発言にかなり動揺したよう。「『JUJU樹林です』って出てきた方がいいかな?と思いました(笑)。松坂さんとのお話も舞台袖で聞きながら『繋がらないです!』って言ってたんですが、客席から『えー?』という声も聞こえてきてどうしようかと思いました」と苦笑いを浮かべて語った。最後まで“希林節”は衰えることなく、JUJUさんの歌う「ありがとう」の歌詞にちなみ、出会えてありがとうと言える人は?という問いに、樹木さんは期待通り(?)「40年近く別居している夫(内田裕也)に出会えてありがとうと言いたい」と答え、客席からは笑いと大きな拍手が沸き起こった。『ツナグ』は10月6日(土)より公開。「ありがとう」は10月10日(水)リリース。■関連作品:ツナグ 2012年10月6日より全国東宝系にて公開© 2012 「ツナグ」製作委員会
2012年09月25日韓国からフレンチの香り漂う恋愛映画がこの秋やってきます。ホン・サンス「恋愛についての4つの考察」と題し、日本未公開4作品が一挙上映に!韓流ドラマの「ありえない設定だけど妄想炸裂!」なんてこともなければ、韓国特有の過激なバイオレンスシーンも一切なし。ホン・サンスの作品は、奇をてらうことのない何気ない男と女の会話の中から「人間のおかしさ、愛おしさ」を描いた物語でいっぱいです。さあ、男と女の心理を考察する旅に一緒に出かけてみませんか?4作品の一つ『ハハハ』は映画監督のムンギョンと、先輩の映画評論家・ジュンシクが“一目惚れ”から始まったひと夏の思い出を酒の肴に語り合う、“回想シーン”が軸になった物語。『ハハハ』において、ホン・サンス的に“一目惚れ”を定義するならば、男が惚れるのは「パーツ」、女が惚れるのは「言葉」ではないでしょうか。だってムンギョンはムン・ソリ演じるソンオクに惚れた理由を、「脚が綺麗だった。顔は普通だけど脚が美しい」と先輩にサラッと告白するのですから(名女優に対して「顔は普通」と言ってしまうセンスはさすがホン・サンス!)。女としては「えっ、惚れたのは脚かい?ピンポイントすぎやしませんか」となるわけで。と同時に髪や肌のお手入れは念入りにしなくては!と実感もさせられるのです。そんな脚フェチ男も、食堂を営む実母が客の前でタンクトップ姿でいようものなら「露出しすぎでみっともない!」と激怒するのだから、男って微笑ましいというかなんというか…(笑)。一方、女が男に好意を抱くのは「どれだけ自分を理解してくれているか」を実感するときなのではないでしょうか。例え男が合鍵で女の家に忍び込み、彼女の好みをリサーチしていたとしても、女はそんなこと露知らず「ああ、この男だけは私のことを分かってくれているのね」と心ときめいてしまうのです。でも、そんな夢見がちな女にも冷静な面もあったりして、男が女のために詩を書けば「詩なんてみんな書くわよ」と言ってのけたり、「海兵隊の彼氏がいるの。強い男が好き」なんて悪びれもせず語る姿は、同性にはドキッと共感する部分もあったりするのではないでしょうか。『ハハハ』は第63回カンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリを獲った作品。ここで、私の「ある視点」で気になったのは登場人物たちの衣裳の色。ムンギョンは男性でありながら、ピンク色やサーモン色のシャツを着てることが多いのですが、これは「愛したい、愛されたい」心理を表す色。一方、ソンオクや劇中に登場する女性たちはブルーや紫色の衣装が印象的。特に紫色には「高貴で華麗」でありながら「神秘的」などの二面性を表す心理的意味があるので、監督はもしかして意図的に色を取り入れたのかしら?なんて深読み、想像してみたり(笑)。劇中の「色」に注目してみると、一味違った楽しみ方ができるかもしれません。『ハハハ』のほかにも“過去の恋の罠”を考察した『よく知りもしないくせに』、“三角関係”に焦点を当てた『教授とわたし、そして映画』、“その恋はホンモノ?”かを解く『次の朝は他人』の3作も上映されます。男をカッコつけさせようとせず、女を美しく見せようとせずに描くホン・サンス監督の作品だからこそ、“本当の愛とは何か”のヒントが見つかるかもしれません。この秋、ホン・サンスの世界から、味わったことのない芳醇な恋の香りを堪能してみるのはいかがですか?(text:Tomomi Kimura)特集:これが常識?アジア式恋愛ルール■関連作品:よく知りもしないくせに 2012年11月10日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開© 2009 Jeonwonsa Film Co.. All Rights Reserved.次の朝は他人 2012年11月10日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開教授とわたし、そして映画 2012年11月10日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開ハハハ 2012年11月10日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開
2012年09月25日2011年のベルリン国際映画祭コンペティション部門にて韓国映画として唯一出品された、韓流スター・ヒョンビンの最新作となる『愛してる、愛してない』が2013年春より日本公開されることがこのたび決定した。2011年3月、人気絶頂の中、自ら志願し海兵隊へ入隊したヒョンビンの除隊後初となる主演作としても注目を集めている本作。原作は、直木賞作家・井上荒野の短編「帰れない猫」(ハルキ文庫「ナナイロノコイ」収録)。結婚5年目を迎え、突然妻から別れの言葉を告げられたところから揺れ動く夫婦の心情を描いた大人のラブストーリーだ。ヒョンビンは「この映画のテーマである“別れ”は、友達や恋人、夫婦などいろいろなケースがあるかと思いますが、誰もが一度は経験したことがあるものです。だからこそ、誰にでも共感できる部分があると思うし、そういう気持ちで映画を観ていただくと楽しめると思います」と本作の見どころを語っている。妻役を演じたのはパク・チャヌク監督作『サイボーグでも大丈夫』、田舎の家に帰ってきた姉妹と継母との確執、崩壊していく家族を描いたホラーサスペンス『箪笥』などこれまでも幅広い役柄をこなしてきた女優、イム・スジョン。監督は『チャーミング・ガール』が長編デビュー作ながら、サンダンス映画祭のみならず、ベルリン国際映画祭にも出品され、以後『アドリブ・ナイト』、『素晴らしい一日』とベルリン映画祭の常連として名を馳せるイ・ユンギが務める。多くのファンが待ちわびたヒョンビンの映画復帰作とあって、2013年の注目作となりそうだ。近くて遠い2人の心の機微をイ・ユンギ監督はどのように描き出すのかにも期待が高まる。『愛してる、愛してない』は2013年春、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。■関連作品:愛してる、愛してない 2013年春、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2011bom Film Productions co.,ltd. All rights reserved.
2012年09月25日映画『新しい靴を買わなくちゃ』の完成報告会見が9月25日(火)、都内で開催され、主演の中山美穂、向井理、桐谷美玲、綾野剛、プロデュースと撮影監督を務めた岩井俊二、そして監督・脚本の北川悦吏子が出席した。北川監督の『ハルフウェイ』に続く2作目の監督作品で、全編パリで撮影された本作。セーヌ河のほとりで偶然の出会いを果たしたアオイ(中山さん)とセン(向井さん)の3日間の恋の物語を優しく、切なく描き出す。6年ほど前に北川監督と中山さんが交わした1通のメールが本作のきっかけ。北川監督が体調を崩して一時、企画が頓挫しかけたこともあったそうだが、無事こうして完成を迎えた。北川監督は「感無量です!」と感激しきり。「私は脚本家なので現場でどんどんセリフを変えていき、みんなパニックになりつつもこなしていってくれました。自分が書いた本は土台でしかなく、そこに人がいて動いて、空気が生まれていったように思います。坂本龍一さんが曲もつけてくださり、いまは夢の中にいるみたいです」と満面の笑みを見せた。中山さんと岩井さんが北川さんの病院を訪れて、そこで見舞いがてらに打ち合わせをしたこともあったという。岩井さんは一時は北川さん以外の監督を立てることも考えたそうだが、「僕がそうポロっと言ったら、美穂ちゃんが『北川さんでやろうよ』と言ってくれたんです。時間はかかりましたが、念願のパリで念願のキャストでできました」と喜びを口にした。中山さんは9年前より生活の拠点としているパリで撮影された本作について「出来上がった作品を観て、パリの風景の中に自分がいるのを見て不思議な気持ちになりました」と明かす。「脚本を読んで、自分で演じてるのに、撮影中はどういう風に切り取られるのか全く分からず、(完成した作品を観て)新鮮な驚きがありました」と語った。向井さんは中山さんの印象を問われ「結構、オッチョコチョイなところがある」とニヤリ。「(役の)アオイっぽいなという感じで、撮影の最後にはアオイとして見てました」と語る。綾野さんは絵を志してパリに留学中の青年・カンゴを、桐谷さんは彼を追いかけてパリへやって来たスズメを演じているが、長回しによる2人の会話シーンは大きな見どころの一つ。桐谷さんは「台本はあるんですが、プラスアルファでやれることがあるならと言われてたので、カンゴとスズメとして綾野くんと会話してました」とふり返る。岩井さんが撮影監督を務めたからこそ実現したとも言える不思議な空気感が漂うこのシーンについて、綾野さんは「ただただ心地よかったです。生きてる実感があったというか、ずっと続けばいいのにと思ってました」と述懐。さらに綾野さんが「(相手役が)桐谷さんでよかったです」と語ると、桐谷さんは嬉しそうに微笑んでいた。会見の終わりには、映画にちなんで劇中で使用されているブランド「Roger Vivier(ロジェ・ヴィヴィエ)」の今シーズンの新作のヒールが登場。中山さんと桐谷さんはそれぞれ向井さん、綾野さんにエスコートされながら壇上で新たな靴に履き替えた。桐谷さんが履いたのは、映画のラストシーンで履いたものの色違いの秋冬の新作「BELLE DE NUIT(ベル・ドゥニュイ)。中山さんは、スワロフスキーが施され日本で1点のみのヒールとなる「Palace(パレス)」を着用。多くの記者が注目する中での靴の履き替えに、中山さんは「恥ずかしい…」と照れつつも、新しい靴に「気分が上がります!」と笑顔を見せていた。『新しい靴を買わなくちゃ』は10月6日(土)より全国にて公開。■関連作品:新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会
2012年09月25日第1回パピルス新人賞を受賞した久保寺健彦氏の同名小説を映画化した『みなさん、さようなら』の完成披露試写会が9月25日(火)、都内で行われ、主演を務める濱田岳を始め、倉科カナ、波瑠、中村義洋監督が舞台挨拶に登壇した。小学校卒業をきっかけに「団地から一歩も出ずに生きる」と決めて大人になった主人公の孤独、葛藤、成長を描く本作で、濱田さんは主人公・渡会悟の12歳から30歳までを演じている。「ちっちゃい小学生に見えるか不安だった」と濱田さん。これに対して中村監督は「いや、実際ちっちゃいよ。ヒゲが伸びるのは早かったけど」とツッコミを入れ、丁々発止のやり取りを披露した。濱田さんと中村監督がタッグを組むのは『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』『ポテチ』に続き、これで5度目。「毎回楽しいです」(濱田さん)、「悟を演じられるのは、岳だけ」(中村監督)とさすがの信頼関係だ。中学校には通わず、団地内のパトロールを日課に、毎日自分が作ったスケジュール通りに日々を過ごし成長していく主人公・悟。小学校の同級生たちの帰宅を出迎え、団地内のケーキ屋に就職し、同級生と婚約もし、精一杯に青春を謳歌するが、時代の移り変わりと共に、同級生の数は減っていき、ついに悟はある重大な決断を迫られる。倉科さんは団地内のマドンナ的な存在を演じ「プレッシャーもありました。監督とも相談し、ウィスパーボイスでしゃべることを意識しました」とふり返る。主人公のように団地のみで生活を送る男性は「好きになりません!」と断言し、濱田さんは「うわー」とガッカリ顔。また、主人公の隣室に暮らす優等生を演じる波瑠さんは「クールだけど、嫌な女には見えないようにしたかった」と役づくりを語った。映画の中にはそんな倉科さん&波瑠さんの胸を、濱田さんが揉むシーンがあるといい「悟としてなのか、本人の性格なのか、衝動的に胸を揉む感じが素晴らしかった」(中村監督)と絶賛のコメント。当の濱田さんは「台本に書いてあるからじゃないですか!」とタジタジだった。『みなさん、さようなら』は1月、全国にて公開。■関連作品:みなさん、さようなら (2013) 2013年1月、全国にて公開© 2012「みなさん、さようなら」製作委員会
2012年09月25日「グリーン・デイ」のボーカル、ビリー・ジョー・アームストロングが薬物乱用を理由にリハビリ入院した。今月21日(現地時間)に参加したハートラジオ・ミュージック・フェスティバルの舞台上でギターを叩きつけて演奏を中断させてしまったビリーは、今回の事件を受けてリハビリ施設に入る決断をしたようだ。同イベント全体が25分オーバーしていたことで、主催者側が45分と予定されていたグリーン・デイの持ち時間を30分に短縮したことに激怒したビリーは、ステージ上で「オレはジャスティン・ビーバーじゃないんだ、このクソ野郎どもめ!冗談もほどほどにしろよ!」と禁止ワードを連発したという。同バンドの代理人はその後、謝罪声明を発表しており、演奏が中断されたのはプロモーター側のせいではないと強調しているという。この事件を受けて、グリーン・デイは26日(水)にも日本発売予定の最新アルバム「UNO!」のプロモーション活動を自省している。
2012年09月25日ブラッドリー・クーパーとゾーイ・サルダナがヨリを戻したようだ。昨年映画『The Words』(原題)で共演したことをきっかけに交際を続けてきた2人は、今年3月に3か月間の交際に終止符を打っていたが、今月22日(現地時間)の未明にブラッドリーがゾーイのハリウッドにある自宅を後にする姿が目撃された。2人はその後も、ロサンゼルスにあるシネラマ・ドーム・シアターで宗教団体・サイエントロジーをテーマにした映画『The Master』(原題)を鑑賞して映画デートを楽しんでいる。ただ、破局当時にゾーイに近い関係者は「2人は絶対にヨリを戻すことはないでしょう。彼女とブラッドリーは全く真剣な関係じゃなかったんです」と語っていたが…。ゾーイは先日、2003年に亡くなった伝説的ジャズシンガーであるニーナ・シモンの伝記映画『Nina』(原題)の主役に抜擢されたものの、オンラインサイト「Change.org」上では、本作のシンシア・モート監督は別の「もっとニーナ・シモンに似た」女優を起用すべきだと、ゾーイの降板を検討中だと明かしている。ゾーイの降板を主張する人たちは、ゾーイの肌の色がニーナのものとはマッチしないと主張しているという。■関連作品:コロンビアーナ 2012年9月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONS
2012年09月25日ドイツ・サッカーの父として語り継がれるコンラート・コッホの実話を基に描いた心温まるヒューマンドラマ『コッホ先生と僕らの革命』。先週末より公開され、主演を務めたダニエル・ブリュールの好演で多くの感動を呼んでいる本作だが、注目すべきはダニエルだけにあらず。イケメン少年から可愛いパーマ男子まで個性あふれる名子役たちの魅力を徹底分析!19世紀末ドイツ帝国の厳格な名門校にドイツ初の英語教師として赴任したコンラート・コッホが、当時反社会的スポーツとみなされていたサッカーを通じて、生徒たちに自由や自律の精神を伝えていくさまを描く本作。本作でダニエル以上に(?)注目を集めているのが、サッカーやコッホの教育を否定する地元の名士ある父親をもつフェリックス役のテオ・トレブス。「若かりし頃のリヴァー・フェニックスにそっくり!」と、本作を鑑賞した女性たちを釘づけにしている絶世の美男子だ。ドイツでは最も旬な“顔”として2011年ニューフェイス賞を受賞、さらに2012年ヤング・アーティスト賞でもノミネートを果たすなど、いま最も注目されているベルリン生まれのイケメン俳優。しかし、ただの美男子で終わらないのがテオの凄いところ!第62回カンヌ映画祭ではパルムドールに輝いた巨匠ミヒャエル・ハネケ監督作『白いリボン』に出演し、ここでも厳しい時代に生きる少年を好演している実力派なのだ。そんなテオは、現在20歳。180センチのモデル体型で、趣味はスノーボードやヨット、もちろんフットサルも大好きというとかなりのアクティブ派。人気・実力、そしてプライベートと、全て完璧な彼の今後が楽しみだ。そして個性派と言うにふさわしいのが、この2人。クリクリのカーリーヘアーが乙女心をくすぐるヨスト役のアドリアン・ムーアと、太っちょボーイのオットー役のティル・ヴァレンティン・ヴィンター。気弱なヨストとやんちゃなオットーは、見た目も性格も何だか「ドラえもん」ののび太とジャイアンのよう。さらに、労働者階級出身のヨストは始めイジメられているものの、コッホが持ち込んだサッカーでは類稀な才能を発揮するという、隠れたヒーローでもある。ヨストを演じたアドリアンは母国語のドイツ語のほかに英語、フランス語も話せるという秀才、一方、オットー役のティルはポッチャリ体型ながらダンスが得意という以外な一面も。全く正反対の魅力をもった2人の名子役も要チェックだ。今回紹介した3人以外にも『コッホ先生と僕らの革命』には、総勢13人もの個性豊かな子供たちが登場するので、ぜひとも劇場であなたのお気に入りの個性派少年を探してみては?『コッホ先生と僕らの革命』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。特集:『コッホ先生と僕らの革命』宣伝体験記■関連作品:コッホ先生と僕らの革命 2012年9月15日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2011 DEUTSCHFILM/CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT/SENATOR FILM PRODUKTION
2012年09月25日堺雅人と山田孝之をキャストに迎え、自ら書き下ろした戯曲を映画化した赤堀雅秋の初監督作『その夜の侍』。こちらの公開に先駆けて、出演者の新井浩文、「劇団THESHAMPOOHAT」主宰者でもある赤堀監督、親交の深い『モテキ』の大根仁監督が9月22日(土)、東京・下北沢で開催中の「第4回下北沢映画祭」の一環でトークショーを行い、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。小さな鉄工所を営む中村健一は、5年前にひき逃げ事件で妻・久子を亡くして以来、虚無感に囚われた生活を送っていた。一方、ひき逃げ犯・木島は刑期を終えて出所。しばらくすると木島の元に、“何か”をカウントダウンする匿名の脅迫状が届くようになる。送り主は中村に違いないと周りの者はそれを止めさせようとするが、久子の命日の夜、遂に2人は対峙することに…。トークショーが始まり、早々に新井さんが「だいたいうちは初号観るまで満足がないんですけど、クランクアップの日、ふと見たら煙草を吸いながら、ひとりで監督が泣いてたんですよ」と撮影秘話を暴露。赤堀監督は「泣いてない!絶対泣いてないよ!!」と大絶叫。それに対して新井は「目を真っ赤にしてうるうるしてた(笑)」とやり取りを続け、会場を笑わせながらも「監督のやりきった感じが伝わってきて、参加できて良かったと思った。自分自身でも手ごたえを感じた」と作品に対する充実感を口にした。赤堀監督と大根監督の出会いは、フジテレビ系の深夜ドラマシリーズ「演技者。」。同ドラマ内で、赤堀監督の原作戯曲「アメリカ」を大根監督が監督を手がけたことがきっかけだったそう。赤堀監督にとって大根監督は「一番意見を聞くのが怖い人」とのことだったが、「どうにか合格点をもらった」と安堵の表情。しかし、大根監督は近年のメジャー作品とマイナー作品との興行収入や動員の格差などについて触れ、「邦画は大作と秀作が両極すぎて…。ものすごくお客様が入っている作品と、良質な作品なのに全く入らないというのがあり、その中間をいき、この現状を打破できる良い邦画として、ちゃんとヒットする作品になってほしい」とこれからも応援していくことを堂々宣言。さらに、「初監督だから失礼になるけれども、観たときに老練な感じと言うか…赤堀くんは演劇と言う場で積んできたものがデカい。異業種監督の作品には全く見えない。むしろでき過ぎと言う感じがしました」と太鼓判を押していた。最後には「四の五の言わずに劇場に来てください!お願いします!」(新井さん)、「自分で言うのもなんなんですけど…凄く武骨でエネルギッシュで、とてもおもしろい、良い映画だなと、客観視して思える作品になっているので、ぜひ観てください!」(赤堀監督)とそれぞれに作品をアピールし、会場を包む大きな拍手と共にトークショーは締めくくられた。『その夜の侍』は11月17日(土)より全国にて公開。特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:その夜の侍 2012年11月17日より全国にて公開© 2012「その夜の侍」製作委員会
2012年09月25日6月に14年間連れ添ったジョニー・デップと破局したヴァネッサ・パラディ。今月初めにリッチなビジネスマンとの交際報道が出たばかりだが、今度はミュージシャンと交際中と報じられた。イギリスの大衆紙の電子版「Mail Online」によると、お相手はフランスのミュージシャンで音楽プロデューサーのバンジャマン・ビオレ。サルコジ元仏大統領夫人のカーラ・ブルーニの元恋人で、2005年に離婚したキアラ・マストロヤンニ(『クリスマス・ストーリー』)との間に娘が1人いる。ヴァネッサにバンジャマンを紹介したのは、「シャネル」のデザイナーであるカール・ラガーフェルドだという。「2人は同い年だし、音楽的バックグラウンドも似ているので、カールが彼らを引き合わせたんです」と関係者は語る。ヴァネッサはバンジャマンの最新アルバムに参加し、デュエットも果たしている。来年春に予定されているバンジャマンのライヴにヴァネッサが出演する計画もあるというから、本物のロマンスというよりはビジネスの匂いがしなくもないが…。(text:Yuki Tominaga)© Newscom/AFLO
2012年09月25日コリン・ファースが『英国王のスピーチ』の続編に出演するようだ。吃音に悩まされた英国王ジョージ6世を演じ、アカデミー賞主演男優賞に輝いたコリンは、第二次世界大戦中を舞台にした続編でも引き続き同役として出演することに同意したと報じられている。ある関係者は「The Sun」紙に「続編は、ナチス・ドイツによるロンドン大空襲の時期の家族の姿を描きます。ジョージ6世を診ることになった民間人である言語療法士のような一般家庭と比べて、特権のある皇室一家がどのように戦火の危機にさらされるかといった所に焦点が当てられるでしょう」と明かし、さらに「もちろんジョージ6世を中心に描きますが、同時に皇室全体が戦争によってどのような影響を受けるかということにも重点を置きます。ロンドン大空襲時代には興味深いテーマがまだまだあります。続編はまだ初期段階ですが、製作側はすぐにでも始めたがっていますよ」とコメントしている。第1作目は製作費用900万ポンド(約11億円)と低予算にも関わらず、2億5,000万ポンド(約316億円)の興行収入を叩きだし、アカデミー賞での4部門受賞を始め、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞など数々の賞を総なめにした。コリンだけでなく、前作でジョージ6世の妻・エリザベス王妃を演じたヘレナ・ボナム=カーターや言語療法士を演じたジェフリー・ラッシュらも続編での続投に乗り気なようで、第1作を手がけたトム・フーパーが再びメガホンを取る模様だ。■関連作品:英国王のスピーチ 2011年2月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2010 See-Saw Films. All rights reserved.
2012年09月25日今年で64回目を迎える全世界のTV業界で最も権威あるエミー賞の授賞式がロサンゼルスで開催され、その受賞作品がついに発表された!注目のドラマ・シリーズ部門の作品賞は、5年連続の受賞を狙う「マッドメン」が無冠に終わる中、数多の強豪を押しのけ見事、「HOMELAND」(原題)が4部門を受賞した。「HOMELAND」は、アフガニスタンで救出された後、国際テロ組織のスパイの疑いがかけられた元米兵を描く緊迫のサスペンスドラマで、米オバマ大統領のお気にい入りドラマとしても知られており、2011年にはゴールデングローブ賞ドラマ部門を受賞するなど、今回の本命として注目を浴びていた。作品賞以外では、主演女優賞(クレア・デインズ)、主演男優賞(ダミアン・ルイス)、脚本賞(アレックス・ガンサほか)と堂々の大勝利を収めた。マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、禁酒時代のアメリカを舞台にハードでダークな人間ドラマが展開する「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」は、同部門で監督賞(ティモシー・ヴァン・パタン)だけに留まった。コメディ・シリーズ部門で圧倒的な強さを見せたのは、「モダン・ファミリー」。“モダン=現代”のアメリカ社会に生きる3つの家族の姿を描いたドタバタコメディーで、2012年ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門では最優秀作品賞を受賞している。今回は、作品賞と併せ4部門での受賞と、国民的ドラマの実力を見せた結果となった。日本でも大人気のラブコメドラマ「New Girl ~ダサかわ女子と三銃士」のズーイー・デシャネルは、主演女優賞にノミネートされていたものの惜しくも受賞とはならなかった。また、毎年映画スターがズラリと名を連ねるミニシリーズ/TVムービー部門では、米大統領選の裏側を描いた「ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女」のジュリアン・ムーアが主演女優賞を受賞したのを含め、作品賞など4部門と前評判通りの実力を見せた。オバマ大統領の再選に注目が集まるこのタイミングであったことも、注目を集めた理由のひとつかもしれない。そのほか、同部門の主演男優賞には「Hatfields&McCoys」(原題)のケヴィン・コスナーが選ばれるなど、今年も豪華なハリウッドスターたちが会場を大いに沸かせていた。第64回エミー賞授賞式は、9月29日(土)より海外ドラマ専門チャンネル「AXN」にて日本独占放送。公式サイト:axn.co.jp/program/emmy/index.html第64回エミー賞 主な受賞結果一覧◆「ドラマ・シリーズ部門」作品賞:「HOMELAND」主演男優賞:ダミアン・ルイス(「HOMELAND」)主演女優賞:クレア・デインズ(「HOMELAND」)助演男優賞:アーロン・ポール(「ブレイキング・バッド」)助演女優賞:マギー・スミス(「ダウントン・アビー」)監督賞:ティモシー・ヴァン・パタン(「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」)脚本賞:アレックス・ガンサ、ハワード・ゴードン、ギデオン・ラフ(「HOMELAND」)◆「コメディ・シリーズ部門」作品賞:「モダン・ファミリー」主演男優賞:ジョン・クライヤー(「Two And A Half Men」原題)主演女優賞:ジュリア・ルイス=ドレイファス(「Veep」原題)助演男優賞:エリック・ストーンストリート(「モダン・ファミリー」)助演女優賞:ジュリー・ボーウェン(「モダン・ファミリー」)監督賞:スティーヴン・レヴィタン(「モダン・ファミリー」)脚本賞:ルイス・C・K(「Louie」原題)◆「ミニシリーズ/テレビムービー部門」作品賞:「ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女」主演男優賞:ケヴィン・コスナー(「Hatfields&McCoys」)主演女優賞:ジュリアン・ムーア(「ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女」)助演男優賞:トム・ベレンジャー(「Hatfields&McCoys」)助演女優賞:ジェシカ・ラング(「アメリカン・ホラー・ストーリー」)監督賞:ジェイ・ローチ(「ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女」)脚本賞:ダニー・ストロング(「ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女」)■関連作品:ゲーム・チェンジ大統領選を駆け抜けた女 [海外TVドラマ]New Girl ~ダサかわ女子と三銃士 [海外TVドラマ]© 2011-2012 Fox and its related entities. All rights reserved.モダン・ファミリー [海外TVドラマ]ボードウォーク・エンパイア 欲望の街 [海外TVドラマ]2011 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.HOMELAND [海外TVドラマ]
2012年09月24日次の世代を担うのは誰?と、人々から明日のスターを期待される“若手俳優”たち。シネマカフェのランキング企画「シネマカフェゴコロ ランキング5」では、「あなたが注目する若手俳優(男子)」をテーマにアンケートを実施。みんなが気になっている俳優たちを大発表!2位と大きく差をつけ堂々の1位に輝いたのは、松坂桃李!NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」を始め映画にドラマにCMと各方面で大活躍を見せており、今回のアンケートでも投稿者の約半数が松坂に投票するという、大ブレイクぶり。「最高にカッコいいし、かわいいし、大好きっ!」(30代・女性)、「笑った顔が可愛くて、中身は真っ直ぐな好青年で。見ているだけで幸せな気持ちになります」(30代・女性)、「NHKの連続テレビ小説を見てからファンになりました。役にとても馴染んでいて、毎朝松坂さんを見るのが楽しみになっています」(20代・女性)と寄せられた声からも分かる通り、世の女性たちは彼にゾッコンのようだ。さらに、「『シンケンジャー』のときから応援してます。演技力がピカイチ!」(20代・女性)、「デビュー当初から気になる青年でした。こんな息子がいたら素敵です。PRはお任せください!」(20代・女性)と、長年のファンからの温かい声も。今後、初の単独主演を飾る『ツナグ』が10月に公開され、武井咲とのW主演作『今日、恋をはじめます』(12月公開)なども控えており、さらなる飛躍を見せてくれそうな予感!次いで2位のランクインしたのは、佐藤健。松坂さん同様、TV番組「仮面ライダー電王」から徐々に人気を集めてきた、戦隊モノ出身の若手俳優だ。その高い身体能力を買われて、現在大ヒット中の『るろうに剣心』にも抜擢された。「演技力が高く根性もあるから」(30代・女性)という声からも、中性的な丹精な顔立ち&細身ながら、激しいアクションもこなす実力派俳優として多くの女性から支持を集めている。続く3位には、10代女子から熱い支持を得てランクインした、染谷将太。園子温監督作『ヒミズ』で一躍ブレイクし、10代、20代の若い世代を中心に人気急上昇中の若手俳優だ。「最近の若手俳優の中で、一番個性的で演技がうまいと思う」(10代・女性)、「cool!」(10代・女性)と、その独特の雰囲気が魅力のようだ。そして、4位に三浦春馬、5位には福士蒼汰。三浦さんは、これまで『恋空』や『君に届け』など学園モノに数多く出演し爽やか男子として人気を博し、今回のアンケートでも「爽やかで努力家だと思うから」(10代・女性)、「カッコよさの中に落ち着きのようなものを感じます」(30代・女性)との声が寄せられた。現在19歳の福士さんは、「仮面ライダーフォーゼ」での活躍で、「かわいい。背高いので将来カッコよくなりそう」(30代・女性)といった年上女性の熱烈なファンからの支持が集まった。惜しくもTOP5入りはならなかったが、第146回芥川賞受賞した田中慎弥の原作を映画化する『共喰い』の主演に抜擢された菅田将暉も、「仮面ライダー」シリーズ出身俳優で女性たちから多くの票が集まっており、こうして見ると「仮面ライダー」シリーズなどの戦隊モノを経験し、注目を集めていく若手俳優が多いよう。さて、あなたが注目する“若手俳優”は誰?「あなたが注目する若手俳優(男子)」ベスト51位:松坂桃李2位:佐藤健3位:染谷将太4位:三浦春馬5位:福士蒼汰次回の「シネマカフェゴコロランキング5」のテーマは「哀愁漂う渋い男」。こちらもぜひ、ご応募ください。「シネマカフェゴコロランキング5」『東京公園』[DVD]価格:3,990円(税込)発売元・販売元:アミューズソフト発売中© 2011「東京公園」製作委員会■関連作品:ツナグ 2012年10月6日より全国東宝系にて公開© 2012 「ツナグ」製作委員会今日、恋をはじめます 2012年12月8日より全国東宝系にて公開© 2012映画「今日、恋をはじめます」製作委員会 © 水波風南/小学館悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会永遠の0(ゼロ) 2013年、公開予定© 2013「永遠の0」製作委員会
2012年09月24日ジュード・ロウは、『シャーロック・ホームズ』シリーズの続編を待ち望んでいるようだ。『シャーロック・ホームズ』(’09)と『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』(’11)でロバート・ダウニー・Jr.扮するシャーロック・ホームズの助手、ジョン・ワトソンを好演してきたジュードだが、クランクイン時期は未定なものの、ロバートと共に『Sherlock Holmes 3』(原題)を首を長くして待っていると「Collider.com」に語った。「いや、いつ撮影がスタートするかは分からないよ。でも確かに3作目のうわさはあるし、脚本ができつつあるのも知ってるさ!でもロバートも僕も忙しいからね、だからいつになるかは分からないな。でも僕たちは(続編を)やりたいんだよ。僕たちは本当に素晴らしいコンビだし楽しんでるよ。それに2人ともまだ僕たちにはたくさんの謎解きがあると思っているんだ」。さらにジュードは、ワトソン役のために口鬚を伸ばしたことが自分のファッションスタイルをも変えたと明かしている。「僕のファッションスタイルは、役柄によって変わるんだよ。『シャーロック・ホームズ』シリーズでワトソンになりきるために口鬚ともみ上げを伸ばしたことで、新しい洋服にもトライしてみたりもしたんだ。ジーンズとレザージャケットはもう格好よくは見えなかったね。だからコーデュロイのジャケットと大きめのこぎれいなセーターを買ったんだ。そしたら急にクールになったんだよ」と話している。■関連作品:シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム 2012年3月10日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDシャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2012年09月24日人気ドラマの劇場版となる『任侠ヘルパー』の完成披露記者会見が9月24日(月)、都内で開催され、主演の草なぎ剛(SMAP)を始め、安田成美、夏帆、風間駿介、香川照之に西谷弘監督が出席。TVシリーズから出演し、本作にも特別出演している黒木メイサに、赤西仁との間の第一子となる娘が誕生したことが明らかになったが、草なぎさんは「メイサちゃん、おめでとう!」と笑顔で祝福した。最高視聴率17.8%を記録した2009年の連続ドラマ、その後のスペシャルドラマに続く待望の劇場版となる本作。ヤクザを辞めてカタギに戻った主人公が、老人介護をビジネスとして弱者から搾取しようとする者たちから行き場のない老人たちを守るために奮闘する姿を描く。草なぎさんは「普通、ドラマで役が終わるとパッと(自分の中から)なくなるものなんですが(本作の)彦一に関しては頭の中にずっと残っていて、終わったのに終わってない感じだった」と特別な思い入れを吐露。「温もりの感じられる血の通った作品になったと思います」と充実した表情を見せる。本作の撮影前には数々の任侠映画に出演してきたあの高倉健と『あなたへ』で共演したが、草なぎさんは「奇跡的に共演が実現して、学ぶことがたくさんありました。(映画の中に)健さんの存在が反映されていると思います。健さんからは『お前、似合ってねーぞ』と言われましたが(笑)、ぜひご覧いただけたら」と高倉さんへの敬意をこめて語った。その草なぎさんから「一緒に撮影した人なの?と思うくらい、今日、会ったら別人のようでした」と言われていたのが、キャバクラ嬢役を演じた夏帆さん。「いままでのイメージを覆すような挑戦で、みなさんの目にどう映るのか不安と期待でいっぱいです」と胸の内を明かす。実際に役の参考のためにキャバクラにも足を運んだそうだが、「途中から私自身が楽しんじゃって、勉強って感じじゃなかったです」と述懐。草なぎさんとのかなり激しいラブシーンにも挑戦しているが「緊張していて、ひたすら草なぎさんに付いて行きました」と笑顔でふり返った。安田さんは草なぎさんとの共演の感想を尋ねられ「撮影中は寡黙でしたがとってもナチュラルな方でした。『よーい、ハイ!』って声が掛かると自分で『集中!』って言うんです。ご自分は集中できるんでしょうが、私たちが集中できない(苦笑)」と苦情を明かし、草なぎさんは「ごめんなさい!」と平身低頭。一方、草なぎさんのジャニーズの後輩である風間さんは、この草なぎ流の「集中」を一緒に実践して集中力を高めていったとか。傷だらけのメイクでアクションシーンも披露しているが「僕はやられるだけというのが多かったんですが、彦一のアクションはすごい。たまらなくカッコよかったです!」と先輩の激しいアクションに感嘆。草なぎさんは後輩の言葉に笑顔を見せつつ「顔以外は(パンチやキックが)全部入ってます。『監督、勘弁してください!』って感じでした」と苦労を明かしていた。“介護”という現代社会が抱える重大なテーマを真剣かつユーモアを交えて描いている本作だが、キャスト陣も考えさせられるところが多かったよう。香川さんは「僕は議員という立場で介護に携わる役でしたが、介護において一番大変なのは何よりも現場の人たち。普通ではない時間が24時間続くという感じで、そのことを忘れずに演じました」と語る。草なぎさんも「彦一はぶっきらぼうに老人に向かって『やれることはやれ!』という姿勢で介護を進めてるけど、実は実際の介護の現場に通じるところがありました。仕事を与えて、やれることをやらせてあげるスタイル、ひとりの人として尊重してやっていくのが介護なんだと感じました」と語った。最後に草なぎさんは、黒木さんへのメッセージを求められると「メイサちゃん、おめでとう!」とニッコリ。「(黒木さんとの)共演シーンはすごく気に入ってて、クライマックスになってるので、忙しくてまだ映画は観てないと思うけど、落ち着いたら観てほしい」と語った。『任侠ヘルパー』は11月17日(土)より公開。■関連作品:任侠ヘルパー 2012年11月17日より全国東宝系にて公開© 2012「任侠ヘルパー」製作委員会
2012年09月24日ワーナー・ブラザースが手がける人気アニメ『ルーニー・テューンズ』が、再び映画化されるようだ。2003年にもブレンダン・フレイザー主演で『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』として実写とアニメーションを融合させて映画化しているが、今回再び映画化の動きが進行しているという。「サタデー・ナイト・ライブ」でも活躍するコメディエンヌのジェニー・スレートが、同作の再始動のために脚本家として製作を担当するワーナー・ブラザースに起用されたと報道されている。ストーリーの詳細は未定だが、2003年版と同様にCGと実写を交えた作品になる見込みだ。初めてルーニー・テューンズが銀幕に登場したのは80年前で、それ以来バッグス・バニー、ダフィー・ダック、ポーキー・ピッグなどのおなじみのキャラクターたちは世界中で人気を博してきた。また『センター・オブ・ジ・アース2神秘の島』の公開時には、『ルーニー・テューンズ ダフィー狂詩曲』が同時上映されている。2010年にはワーナー側がバッグス・バニーを主人公にした実写映画を製作するとも報道されていたが、今回浮上した企画が2年前のものと同じなのかは分かっていない。■関連作品:センター・オブ・ジ・アース2神秘の島 2012年3月31日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS
2012年09月24日福山雅治主演で、2007年10月に月9枠で放送され、瞬く間に人気となったテレビドラマ「ガリレオ」。そして、2008年公開の映画『容疑者xの献身』から5年ぶりとなる、劇場版ガリレオシリーズ最新作『真夏の方程式』の製作がついに決定!9月23日(日)に静岡県でクランクインを果たしていたことが明らかとなった。先日、発売された最新作「虚像の道化師ガリレオ7」(文藝春秋刊)はすでに発行部数30万部を記録、シリーズ累計発行部数は950万部突破している東野圭吾の原作「ガリレオ」シリーズの劇場版最新作となる本作。“手つかずの海”と呼ばれる美しい海、玻璃ヶ浦。その海底鉱物資源の開発計画の説明会に招かれた湯川は、「緑岩荘」という旅館に滞在することになった。翌朝、緑岩荘の宿泊客・塚原が港近くの堤防で変死体となって発見される。思わぬ形で事件に巻き込まれていく少年・恭平や環境保護活動にのめりこむ旅館のひとり娘・成実、秘密を抱えた伯母夫婦など複雑な因縁が事件と絡み合う中、湯川は一つの真相にたどり着く――。天才だが変人の物理学者・湯川学が福山さんのハマり役となり、TVドラマは平均視聴率21.9%と高視聴率を記録、劇場版第1弾となった『容疑者xの献身』も興行収入49億円超えとこれまで高い人気を誇ってきた。本作でも主人公・湯川は、もちろん福山さんが続投。先日のクランクインを前に、「今作のテーマである“自然と人類の共生”に、天才であり変人の湯川はどういう考えをもっているのか?僕自身もとても興味があります。僕も湯川学も年齢を重ねているので、どう進化させられるかプロデューサー、監督と打ち合わせをしながら進めています。進化した湯川学として、みなさんとお会いできることを心待ちにしながら、自分自身このテーマにどう向き合っていくのか、熟慮しながら撮影に望みたいと思います」と真摯なコメントを寄せている。さらにプロデューサーの鈴木吉弘は、「今回は、ある殺人事件のために“子ども嫌い”の湯川学が、ひとりの少年と共に海辺の町で夏を過ごすことになる、という物語です。2人の間にどんな化学変化が起きるのか?『容疑者xの献身』から歳月を経て、演技者としても人間としてもさらなる成長をした福山雅治が魅せてくれる、新しいガリレオ。実に、楽しみです!」と本作の見どころを明かしてくれた。共演陣などはまだ明らかにされていないが、観る者を惹きつける個性豊かなキャラクター、予測できない奇想天外な謎、5年ぶりに福山さんが見せる新たなガリレオから目が離せない!『真夏の方程式』は2013年初夏、全国東宝系にて公開予定。■関連作品:真夏の方程式 2013年初夏、全国東宝系ほか全国にて公開
2012年09月24日第37回トロント国際映画祭ではコンテンポラリー・ワールドシネマ部門に選出され、同映画祭を沸かせた内田けんじ監督最新作『鍵泥棒のメソッド』が、11月8日(現地時間)より開催される“台湾版アカデミー賞”と呼ばれる第49回台北金馬奨映画祭パノラマ部門に出品されることが決定した。ある日、銭湯で転倒し記憶を失った伝説の殺し屋と、ひとりの売れない貧乏役者、2人の男の人生が入れ替わるところから始まる予想不可能なストーリーが、絶妙な笑いを生み出す本作。上海、香港、マレーシアの映画祭ですでに上映され、アジア全土で高い評価を得ている本作だが、先日行われたトロント国際映画祭でも大絶賛を受け、米「Variety」誌では「3人のキャラクターを注意深く重ね合わせ、それを運命的な出来事に向かわせる練りに錬ったチェスを動かしているような構造ができている」とベタ褒め!「上海国際映画祭で脚本賞も受賞しており、ほかのテリトリーでのセールスを感じられる」とも同誌に書かれている通り、北米、ドイツ、アジア各国から問い合わせが殺到しているようだ。今後は、バンクーバー国際映画祭、ハワイ国際映画祭、シドニー・メルボルン日本映画祭、フランス・パリのKINOTAYO映画祭と海外映画祭での上映が相次ぐ。日本ではすでに公開を迎えているが、今回の出品決定のニュースを受け、さらなる注目が集まることは間違いなさそうだ。『鍵泥棒のメソッド』は全国にて公開中。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年09月24日ナオミ・ワッツが、2004年のスマトラ沖地震を描いた新作『The Impossible』(原題)で津波の深刻さを実感したようだ。2004年のスマトラ沖地震と津波に翻弄される家族の姿を実話に基づいて描いた同作で、ナオミはユアン・マクレガーと共にタイで3人の子供たちと一緒に休暇中の夫婦、マリアとヘンリーを演じている。感情面でチャレンジの連続だったという難役をこなしたナオミは、「この実話は私たちに津波がどれほど深刻なものであったかを痛感させるものだったの。これほど深刻なことがなかったとしても、人々に色々な考えや問題を提起する上でとても教訓となる話だわ」と語っている。またナオミは、劇中で自身のキャラクターを公平に演じきって、作品をより真実に近づけることに“プレッシャー”を感じたとも明かしている。「この映画に関わって、『被災者の方々はこんな経験をしたんだ。当時その方々が感じていたことに忠実であるように、その経験を尊重しなければいけない』って感じたの。それに私がこの映画でやったことは被災者の方々が経験したものとは決して同じではないけれど、できるだけ再現したいと感じたわ」。ユアンとナオミは2005年のサイコスリラー作品『ステイ』でも共演しており、もう一度ユアンと共演できたことにナオミは「幸せだった」ともコメントしている。
2012年09月24日イランの世界的名匠アッバス・キアロスタミ監督が日本を舞台に日本人キャストを起用して製作した『ライク・サムワン・イン・ラブ』に出演する加瀬亮が、9月23日(日)に渋谷のユーロスペースで行われたトークショーに出席した。デートクラブを通じて亡き妻に似た若い女性・明子を家へと呼んだ、元大学教授のタカシ。彼女の婚約者だという青年が現れ、タカシを明子の祖父だと勘違いしたことから彼らの人生は思わぬ展開を見せることになる。撮影現場で演技をしている時点では、この映画がどのようなものになるのか?物語に込められた意味などということに関して「ほとんど凄さが分からなかった」という加瀬さん。「打ち上げのときに監督が予告編を見せてくれて、『どうやら現場で感じたのと違うものができているようだ』と驚いた」とのこと。さらにカンヌ国際映画祭の場で本編を観て、「かなり驚いた。奇妙なことに自分の中に(映画が)居ついてしまった」とふり返る。「たいていの作品は、自分が演じて監督の演出に応じることが仕事で、出来上がった映画を観て、反省して次へ行くというものなんですが…」とこれまでとは違った感覚に包まれたと明かす。これまでガス・ヴァン=サント監督など海外のフィルムメーカーを含め、数多くの現場を経験してきた加瀬さんだがキアロスタミ監督の演出に戸惑うこともあったよう。「3人での車のシーンでは、僕がタバコの火を借りて一旦、(画面から)外れるんですが、そこで監督が『あっちを見ろ!』、『こっちを見ろ!』って立ち上がって怒鳴り始めるんですよ(笑)。意味が分からず混乱しました。役者が計算して決めてきたことに対して、本当の整理を求めてくるんですよね」とその演出の意図を推察する。動きなどに対しかなり細かい決めごともあったそうで、カメラのフレームから一度外れて、再び戻ってくるというシーンでは「『1回(カメラから)外れたら、20回スクワットしてから出てこい』と指示されたこともあった」とか。「リハーサルで1回やってみると『お前の演技は見たくない!』って言われて、50回だか100回、スクワットをやっておけと言われたり。ジョークだと思って10回くらいやって止めたら、『まだ10回だぞ』と(苦笑)。役者って『こういう気持ちだ』とか『いい人、悪い人』って整理しちゃうものですが、実際はうつろいやすく曖昧ですよね。そういう自分ひとりでは作れないものを演出や偶然によって監督が作ってくれたのかな。計算や邪念を取り除いてくれたと思います」と語った。この日は、撮影後に本作の解釈や意味を巡って友人と交わしたというメールをわざわざプリントアウトして持参した加瀬さん。自身が10代のときに初めて観たというキアロスタミ作品の『桜桃の味』などを引き合いに、本作のテーマや唐突なラストシーンの意味などについて自らの考えを熱弁。俳優であると同時にシネフィル(映画狂)の一面をのぞかせた。『ライク・サムワン・イン・ラブ』はユーロスペースにて公開中。■関連作品:ライク・サムワン・イン・ラブ 2012年9月、渋谷・ユーロスペースにて公開
2012年09月24日シャロン・ストーンが滞在中のイタリア・ミラノ市で激しい頭痛を訴え、病院に運ばれていたことが明らかになった。シャロンは2013のファッション・ウィーク開催中のミラノを訪れ、21日(現地時間)の「フェンディ」のショーを見に来ていたが、ショーの最中に体調不良を訴え、病院へ搬送されて検査を受けた。幸い、症状はすぐに治まり、翌22日に市内で催されたエイズ研究支援のガラ・パーティには当初の予定通り、名誉ゲストとして出席した。レッド・カーペットで体調について質問されたシャロンは、「元気よ。『何も問題なし』と太鼓判を押してもらったわ。ここに来られて嬉しいです」と応えた。パーティの主催者である「The American Foundation for AIDS Research」の担当者は、「検査を受けて、健康に問題なしと診断されました。彼女が言うように、野生馬は遠くにやれないということです」とコメントした。シャロンは2001年に脳動脈瘤を患ったことがある。今回は大事に至らず、何よりだった。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO
2012年09月24日やまだないとの人気漫画を映画化した『王様とボク』が9月22日(土・祝)に公開。都内劇場にて行われた舞台挨拶にキャストの菅田将暉、松坂桃李、相葉裕樹、二階堂ふみ、主題歌を歌う「Good Coming」(桐明孝旨、原口知之、金井田健太)、メガホンをとった前田哲監督が登壇した。18歳の誕生日に恋人のキエと結ばれたミキヒコ、彼の親友で6歳のときの事故で12年間昏睡状態だったが、当時の心のまま意識を取り戻したモリオ、2人の共通の友人であるトモナリ。子供のままでいたいと願いつつも、否応なく大人になっていく若者たちの心情を爽やかに切なく綴る。本作で映画単独初主演を果たした菅田さん。心は6歳のモリオを演じるにあたって「(周囲からの)見え方はすごく気にしました。元々ファンタジーですが、12年の昏睡から6歳の心のまま目が覚めるということを想像すると、すごく楽しい思いが広がっていきました。あとは考えたこと、監督と話したこと、現場で感じたことを持ちつつ、自由に6歳を楽しみました」と明かし、晴々とした表情を見せた。モリオはブランコから落ちて頭を打って昏睡状態になるが、自身の6歳の頃について聞かれた菅田さんは「僕も6歳のときにブランコで遊んでて頭を打って、血を見て気絶して初めて救急車で運ばれたことがあって、台本を読んでビックリしました」と“デジャヴ(既視感)”に似た思いを抱いたことを明かした。同じ問いに、松坂さんは「イタズラ好きの子供でした」と告白。「住んでいたマンションの水道を管理するところに入って、いろんなボタンを押してマンションの全水道を止めたことがあります」と“武勇伝”を明かし会場を沸かせていた。一方、相葉さんは「照れ屋で、お遊戯会でお母さんと一緒に踊るのが恥ずかしくて、みんな踊ってるのに僕だけボーっと棒立ちしてました」とふり返る。そんな恥ずかしがり屋の子がよりによって俳優に…と突っ込まれると「いまも恥ずかしくてしょうがないですよ」と照れくさそうな笑みを浮かべていた。紅一点の二階堂さんは「庭に桑の実があって、桑の実ばかり食べてる6歳でした」と語る。自然の中で育ったたくましい少女だった?というMCの問いかけに「生まれも育ちもケミカルです。自然工房的な要素はないんですが、桑の実は食べてました」とユーモラスな言い回しであっけらかんと語っていた。撮影は昨年の年末に短期間で行なわれたが、松坂さんは「クリスマスイブに菅田くんと監督と3人でケーキを食べました」と報告。菅田さんも「(松坂さんと)2人で車の中でフライドチキン食べたよね」と何とも男臭いクリスマスの思い出を明かす。二階堂さんは人見知りということもあって、男性陣の輪の中になかなか入れなかったよう。菅田さん、松坂さん、相葉さんが醸し出す和気あいあいとしたムードについて「“男の子になりたい”って初めて思いました」とうらやましそうに語っていた。『王様とボク』はユナイテッド・シネマ、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。■関連作品:王様とボク 2012年9月22日よりユナイテッド・シネマ、シネマート新宿ほか全国にて順次公開© 2012「王様とボク」製作委員会
2012年09月24日