cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2010/2206)
映画好きなら一度は訪れたい場所、ロサンゼルス!『ターミネーター』や『理由なき反抗』などに登場するグリフィス天文台、『プリティ・ウーマン』のビバリーヒルズ・ロデオドライブ、『フォレスト・ガンプ/一期一会』のサンタモニカ・ピア…などなど、往年の映画の中には数え切れないほどロサンゼルスの観光名所が映し出されていて、「あの映画のあの場所に行ってみたい!」を叶えてくれる街でもあるんですよね。そして、この秋公開となる『ロック・オブ・エイジズ』もそんな行ってみたくなる衝動に駆られてしまう、ロサンゼルス・ハリウッドを舞台にしたミュージカル映画です。トム・クルーズの落ちぶれロックスターぶりも確かに、いや…かなりすごいけれど、夢を叶えるためにハリウッドへやってきたロックスターの卵たちのサクセス・ストーリーも胸打つものがあって、何より彼らがロックするハリウッドの街そのものの熱気がすごいんです!そんな熱気溢れる1980年代のハリウッドの名所・サンセット通り。そこはスターになる夢を抱いてハリウッドにやって来た若者たちがチャンスを掴み、スターの座へと駆け上がっていく憧れのストリートで、その通りにあるロックンロールのライブハウス“バーボンルーム”が映画のメイン舞台。このライブハウスを中心に物語が進んでいきます。ライブハウスのあるサンセット通り(=Sunset Boulevard)とは、ウエスト・ハリウッドエリアを東西に35キロに延びる大通り。その中心メイン約3キロは“サンセット・ストリップ”と呼ばれていて、有名なナイトクラブが軒を連ねている音楽の通りです。映画ファンにとっては、ジョニー・デップが(共同)経営していたナイトクラブ、ザ・ヴァイパー・ルームのある通り、という方がピンとくるかもしれないですね。ただ、映画の中に登場するバーボンルームは残念ながら架空のライブハウスです。1987年のロサンゼルスの街とバーボンルームをリアルに再現するために、フロリダ州マイアミ市内のオーバータウン郊外にセットが作られました。けれど、架空とは言ってもモデルになっているのは、サンセット通りに実在する──ザ・ロキシー・シアター、ザ・レインボールーム、ウィスキー・ア・ゴー・ゴーといった老舗ナイトクラブ。それらの雰囲気をすべて反映させているので、モデルとなったナイトクラブに足を運んで『ロック・オブ・エイジズ』の世界を感じるのも一興です。もう一つ、ハリウッドの象徴的建造物として登場するランドマークで注目したいのは、マウント・リーの山の上にそびえ立つ「HOLLYWOOD」の文字、そう、ハリウッドサイン!主人公のシェリー、彼女と恋に落ちるドリューの初デートの場でもあり、その真下から眺めるロサンゼルスの夜景は絶景。ところで、ハリウッドサインのすぐそばまで行くことができるって知っていますか?『ロック・オブ・エイジズ』だけでなく、最近で言うと『ステイ・フレンズ』でもハリウッドサインの真下でというシーンがあったので「えっ、観光できるの?行けるの?」と思っていたんですが…なんと!山の麓から往復3~4時間のハイキングコースがあるんです!い、い、行ってみたい~!映画の中のシェリーとドリューのように、ロサンゼルスの街並を一望できちゃいます。ちなみに、1文字の高さは約14メートル。その大きさを味うのもいい思い出になりそうですよね(※ただし、この映画のデートシーンで登場するハリウッドサインは、バーボンルーム同様に南フロリダに再現したセットです)。『ロック・オブ・エイジズ』を観てトム・クルーズ扮するロックスター、ステイシーの熱すぎるライブを堪能したら、きっとサンセット通りに行きたくなるはず!夢を追いかけるシェリーとドリューに心揺さぶられたら、きっとハリウッドサインからロサンゼルスの街を眺めたくなるはず!ぜひ、ロックな旅をしにハリウッドへ。(text:Rie Shintani)■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年09月10日いつも笑顔で、淑やかで、それでいて芯のある女性。『天地明察』で宮﨑あおいが演じた“村瀬えん”は、そんな、女性がお手本にしたくなる女性としてスクリーンの中に居る。「最初に台本を読んだときに、とても気持ちのいい女性だと思ったんですよね。そのファーストインプレッションを大切にしたいと思いました」と語る宮﨑さんの、その口調もその表情も気持ちよく、女優・宮﨑あおいがもともと持っている気持ちのいい人柄に、えんという役が引き寄せられたのではないか…と想像してしまう。どんなキャラクターであっても自然とそこに自分を重ね合わせ、まるで自分の一部であるかのように芝居に変えていく、その演技力。宮﨑あおいは本当にすごい女優だ。そのすごさはどうやって生まれているのか──。人に、芝居に、寄り添うこと「これを大事にしようとか、こう演じようとか、現場に入る前に役を作り込むことは少ないんですよね。今回もそうなんですけど…、台本から感じた気持ちよさ、それから、はっきりした女性でもあると思ったので、その潔い感じは頭にありました」と、撮影前の自分自身をふり返る。どの作品においても、どの役においても、ガッチリ役を作り込んで挑むというよりも、現場で求められているものに寄り添い、その場で引き出しを選びながら開けていく作業、それが彼女にとっての演技のようだ。今回の寄り添う先は、もちろん、えんの夫となる人、主人公である安井算哲(岡田准一)。将軍に囲碁を教える名家の息子にして天文学者としてその名を歴史に刻む、生涯にわたって星を追い続けた男だ。「相手が算哲さんだから成り立っているというか、こういう女性だから算哲さんが成り立つというか…。普通は男性が女性を引っぱってくれることの方が多い気がするんです。でも、えんさんという女性はある意味男らしくて、気持ちのいいさっぱりとした人。だからこそ算哲さんも家の心配をすることなく、自分の好きなことに夢中になれた気がするんですよね。ウジウジしない、白黒はっきりしている、そういうところも素敵です。私自身も割りと男っぽい性格ではあるんですけど、えんさんほどではないですね」と、柔らかな笑みを浮かべながらも、まとっているオーラは凜としている。そして、命をかけて新しい暦を作ろうとした算哲に、愛しい眼差しを向ける。「算哲さんは、一つのことに夢中になると周りが見えなくなる人。それによって迷惑をかけるのはダメだけれど、彼の場合は周りがサポートしたくなるというか、こいつがこれをやるなら自分はこれで力になってやろう!という人がたくさんいるんです。それは算哲さんの人徳であり、人間として魅力があるからであって。すごく愛される人だなと思います」。もう一人、「いつもニコニコしていて、(心の)大きな方ですね」と顔をほころばせるその相手は、滝田洋二郎監督。監督の代表作である『おくりびと』が大好きだそうで、「ご一緒できて嬉しかったです。セットで撮影のときは、監督も着物姿なんですよ。それがまたカッコよくて!」と自然と声が弾む。きっと撮影現場も和やかだったのでは…と察しがつくが、初の滝田組の感想は?「私が撮影に参加したのは後半で、2週間ちょっとの短い期間でした。すでに出来上がった現場に入ることが少し不安でもあったんですが、主役の岡田くんが入りやすい現場にしてくれていて。『やっとえんさんが来てくれた!』と、みなさんに温かく迎えてもらって、嬉しかったですね。前半の撮影には過酷なシーンもたくさんあって…出来上がった映画を観たとき、みんなこんなに大変な撮影をしていたんだと、びっくりしました」。宮﨑さんが驚いたというのは、算哲らが北極出地を命じられ、北極星観測で日本を横断する旅の部分。ちなみに、彼女が気に入っているのも北極出地のシーン。滝田監督らしさが出ている微笑ましいシーンだ。「歩幅を数えながら歩いているところで、算哲さんが、『あー!分からなくなってしまった!』って戻る、その引きの画がちょっとコミカルで気に入っています。『おくりびと』もそうですけど、滝田さんの作品にはクスッとした笑いがあって、それがたまらく好きなんですよね」と嬉しそうに語る。「つながる」瞬間星、天体観測、暦というテーマゆえ難しそう…と思われがちではあるが、「なるほど!」とすんなりと理解できる面白さが『天地明察』にはある。また、宮﨑さんが引き込まれたのは、算哲というひとりの天文学者がいろいろな人に支えられながら成長していく、その姿。「人は1人では生きていけないし、いろんな人の支えがあって生きているんだな、というのを算哲さんを見て改めて感じることができました。いい人で、ちょっと抜けているところもあって、それも含めて愛されるキャラクターなんですよね。観終わったときに純粋に面白い映画を観れたなと思える、星に興味がない人であっても楽しめる映画だと思います」。そして『陰日向に咲く』に続いて2度目の共演となる岡田さんとのエピソードとして挙げたのは、算哲とえんが心を通わせるシーンだった。「前回ご一緒したときは、共演シーンの数がそれほど多くなかったので、あまり話す機会はなかったんです。今回、相手役として共演させてもらって見えてきたのは、いろんなことを考えている方だなということでした。芝居に関して、役について…とにかくいろいろ考えている人。例えば、算哲さんがえんに会った瞬間、彼女に想いを抱いたことが明確に分かるシーンがあるんですが、えんさんの場合はそれがなかった。けれど、岡田くんの中では、このシーンがえんさんのポイントになるシーンじゃないか、と考えていて。そういう話を現場で聞けたことが、えんさんを演じる上でものすごくありがたかったんです」。それは、2人で月を見ながら話をしているシーン。互いの想いが通じ合う、2人の絆が生まれるスタート地点でもあり、最後に宮﨑さんは“人とのつながり”を感じる瞬間について──「本当につながっている人とは、ずっと会っていなくてもつながりを感じられると思うんですよね。友達でも家族でもそうですけど、1~2年ぶりに会ったとしても、会った瞬間に時間がスッと戻るというか。そういうときに強いつながりを感じます」と気持ちのいい笑顔で言葉を結んだ。結局、宮﨑あおいのすごさはどこから来るのか、つかめそうでつかめなく…。そんなそこはかとない魅力が彼女のすごさでもあり、だからこそ人はまた宮﨑あおいの気持ちのいい演技を観たくなってしまうのだろう。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会
2012年09月10日レニー・ゼルウィガーが、新作コメディー作品『4 1/2 Minutes』(原題)で監督デビューを果たすことになった。レニーは同作でメガホンを取るだけでなく出演も果たし、MTVの人気番組「ジャッカス」でお馴染みのジョニー・ノックスヴィルと共演することとなる。実在のスタンドアップ・コメディアン、ダヴ・デヴィッドフの生涯を題材にした本作は、人生が上手くいかないジョニー扮するコメディアンの主人公ジミー・ベネットが、レニー演じるP.J.アンダーソンとその天才少年の息子の母子家庭を世話することになり、人生が一変するというストーリーだ。トム・ハーディ出演の『Warrior』(原題)を手掛けたアンソニー・タンバキスが、本作の脚本を執筆する。また、パームスター・メディア・キャピタル社とK5インターナショナル社が本作の製作資金を出資する見込みで、トロント国際映画祭で本作の配給会社を探す模様だ。K5インターナショナルのカール・クリフトン氏は「レニー・ゼルウィガーはユニークです。今日の女優の中でもトップクラスのコメディ女優であるだけでなく、今回の作品では女優と監督を兼任するなど多才な面も見せています」とレニーを大絶賛している。同作は2013年2月に、ニューヨークでクランクイン予定だ。
2012年09月10日今年6月に「AKB48」から「HKT48」に電撃移籍した“さしこ”こと指原莉乃が9月10日(月)、東京・港区の豊川稲荷東京別院で行われた初の主演映画『劇場版 ミューズの鏡 マイプリティドール』の大ヒット祈願豆まき大会に参加。駆けつけたファン250人を前に「こんなに暑いのに豆まきだなんて変なの。さっきスタッフさんに聞いたら、指原は豆まきくらいしないとダメ。メディアを集めるための魂胆だと言っていた」と内幕を暴露していた。指原さん主演で、日本テレビの深夜枠で放送されていた連続ドラマの劇場版。貧しい家庭に育つマキ(指原さん)が、劇団の演出家に女優としての才能を見出され、スターへの階段を駆け上がるサクセスストーリーで、ドラマに引き続き福田雄一監督が演出・脚本を手掛けている。指原さんと言えば、今年のAKB48総選挙で第4位に躍進しながら、まさかのスキャンダルでHKT48への移籍が即決され話題になった。なんと映画の宣伝ポスターには「すみません…私、天狗でした。この映画で、出直します」という指原さんらしい自虐的なキャッチコピーが…。当の指原さんも「正直、4位になって『これはイケるんじゃね?』と天狗になっていましたね。だって私、4位ですよ!」とまずはドヤ顔。それだけに「どうしてこんなことに…」と嘆き節にも自然と力がこもる。映画の見どころは「演技が下手くそな私が、天才女優を演じて持ち上げられる。その様子をバカにするドラマだったし、根本的には映画もそこは変わりません」とやはり自虐的だった。最近は“激太り報道”や“整形疑惑”に悩まされていると言い、「毎日、HKTの公演があるので実際に痩せましたね。毎日あっという間に過ぎ、新鮮な日々を送っているので、整形しているヒマもないです…。本人が否定していたとTwitterなどで“拡散”してください」とショックを受けている様子。ただ、HKT48のメンバーとしては前向きに活動しており「1日も早くHTK48としてシングルを出したいですね」と笑顔で誓っていた。『劇場版 ミューズの鏡 マイプリティドール』は9月29日(土)から全国で公開。■関連作品:劇場版 ミューズの鏡 マイプリティドール 2012年9月29日より新宿ピカデリー、なんばパークスシネマほか全国にて公開© 「劇場版 ミューズの鏡」製作委員会
2012年09月10日ロバート・デ・ニーロが、2006年に監督を務めた『グッド・シェパード』のTVドラマ化を進めているようだ。マット・デイモンとアンジェリーナ・ジョリーが共演し、自身も出演した同作だが、今回デ・ニーロは米ケーブル局「Showtime」と提携して同作のTVシリーズの製作を進めているという。CIA諜報員の活躍を描いた同作で、脚本を執筆したエリック・ロスが今回のドラマシリーズでも脚本を担当する予定で、デ・ニーロ自身も同シリーズでTVドラマでの監督デビューを果たす見込みだ。デ・ニーロは2010年に、『グッド・シェパード』の続編2本の監督を務めたいとも話していた。■関連作品:グッド・シェパード 2007年10月20日より日劇1ほか全国にて公開
2012年09月10日最新作『The Internship』(原題)ではヴィンス・ヴォーンと共演している俳優のマックス・ミンゲラが、ホラー小説「ホーンズ 角」(小学館文庫刊)の映画化作品でダニエル・ラドクリフと共演する可能性が出てきた。『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞9部門を制覇した故アンソニー・ミンゲラ監督の息子で、近年では『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』や『ソーシャル・ネットワーク』などに出演し人気急上昇中のマックス。現在は、ジョー・ヒル原作の同ホラー小説の映画化作品に出演するための交渉中だという。本作は、ダニエル演じる主人公イグ・ペリッシュがある朝、目覚めると頭から角が生えているのに気づき、その角で不思議なパワーを手にしたイグが、殺害された元恋人の未解決事件の真相に迫っていくという作品。マックスは、暗い秘密を持つ公選弁護人リー・トゥルノー役で交渉中だという。『ピラニア3D』のアレクサンドル・アジャ監督が手掛ける本作には、今秋にもクランクイン予定だ。■関連作品:ウーマン・イン・ブラック亡霊の館 2012年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011,SQUID DISTRIBUTION LLC, THE BRITISH FILM INSTITUTE© 2011 Squid Distribution
2012年09月10日もしも自分が知らないところで、ほかの人の人生を歩んでいたとしたら?はたまた、自分が好きになった相手が、本当は全く別の顔をもっている人だとしたら…?全く予想不可能なところで、巡り巡って運命を交錯させていく2人の男と1人の女の物語『鍵泥棒のメソッド』。実は、内田けんじ監督が仕掛ける独特の笑いに加えて、本作を観た女性の心をとらえているのが、予測不可能なラブストーリーの展開である。シネマカフェでは、女性読者を集めて“婚活”女子試写会を実施!計画通りにいかない恋愛のほうがドキドキするもの?女性たちの感想をご紹介。『運命じゃない人』、『アフタースクール』と、緻密なストーリー展開と巧みな演出で、人間の感情の機微をとらえてきた内田監督の最新作。転倒事故により記憶をなくした男・コンドウと、彼に成りすます貧乏役者・桜井、記憶をなくしたままのコンドウに恋をする婚活中の編集者・香苗の3人の運命の交錯が描かれる。現在、「婚活、または恋活をしている」女性が全体の約6割に及んだこの試写会。具体的な“活動内容”を聞いてみると、20代~30代前半の方を中心に多くの人が「合コン」と答えたが、その積極性は「なるべく外に出て、誘われるものは参加し、多くの人と出会えるようにしている」(24歳・女性)、「周りに婚活中と言う。できるだけ誘いを断らず、出会いの場に行く」(32歳・女性)とにわかに程度が異なる。中には、「まず自分磨きに力を入れて、自分に自信が少しついたところで合コンに行ったりしています」(22歳・女性)という用意周到な計画を明かしてくれた女性も。でも、さすがに彼女の“計画”には適わない…?編集者の仕事のように、徹底したスケジューリングとリサーチで結婚できることを信じている香苗(30歳)である。まずは、自ら「結婚する」という目標を同僚に大々的に共有することで、相手探しからスタート。ある事情に突き動かされて、マニュアルをなぞるように婚活に勤しむ彼女だが、そのチャンスはコンドウとの偶然の出会いによって訪れる。千載一遇のチャンスを逃すまいとコンドウに接近し、早々に手料理をふるまい、見事、彼にとって無視できない存在になる香苗。ずばり、彼女の婚活は参考になったか?と尋ねると、約半数が「はい」と微妙な結果となったが、一方で香苗のような女性から男性への“逆プロポーズ”はほぼ全員が「アリ」と回答し、彼女の積極的なアプローチに対する好意的な反応がうかがえた。さらに、本作を観ての“トキメキ”度を聞いてみたところ、およそ8割の人が「ときめいた」と回答。本作で展開される喜劇だけでなく、女性にはラブストーリーもしっかりと響いたようで、「笑えるところ、キュンキュンするところがあり、満足できました。最後まで目が離せませんでした」(24歳・女性)、「期待以上に楽しくてキュンキュンして、素敵な映画でした。観終わった後もキュンキュンが止まらなかったです」(30歳・女性)という声、さらに「香苗の行動が予想外でおもしろかった。信じて疑わず行動するのもアリかも!?」(35歳・女性)と感化されたという声も。恋愛や結婚に対して踏みとどまっている人や疑心暗鬼になっている人にとって、もしかすると一見突拍子のない香苗の行動は、背中を押してくれる効果があるかも?ちなみに、香苗を含む劇中のキャラクターに対する「共感度」では、香川照之扮する「コンドウ」が1位に。いままで歩んできたものとまるで違う人生を始める彼が、右も左も分からない人生を切り拓いていくさまは、たしかに潔く、美しい。運命に従うだけでなく、彼らの踏み出す“一歩”が物語を変える痛快さが好感を呼び、100点満点中平均90点という高評価が集まっていた。『鍵泥棒のメソッド』は9月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年09月10日第69回ヴェネツィア国際映画祭が8日(現地時間)に閉幕し、コンペティション部門作品賞にあたる金獅子賞は韓国のキム・ギドク監督『Pieta』(原題)が受賞した。韓国映画の金獅子賞受賞は史上初。ギドク監督は受賞スピーチの代わりに「アリラン」を熱唱した。銀獅子賞(監督賞)を受賞したのは『The Master』(原題)のポール・トーマス・アンダーソン監督。サイエントロジーの創始者であるロン・L・ハバードをモデルに、とある新興宗教団体のリーダーと第二次世界大戦から復員後に信者となった男の物語。リーダーを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンと、やがて主人公の右腕となる男を演じたホアキン・フェニックスは共に優秀男優賞を受賞した。アンダーソン監督とフェニックスは既にトロント国際映画祭に向かった後だったが、ホフマンは単身ヴェネツィアに戻り、空港から直接会場入りして賞を受け取った。実はその後、コンペティション部門の審査委員長マイケル・マン監督が賞を渡し間違えるハプニングが発生。場内アナウンスがイタリア語だったために混乱したようで、審査員特別賞を授賞すべきところで、マン監督が発表したのは銀獅子賞受賞者、『The Master』のポール・トーマス・アンダーソン監督の名前。だが、アンダーソン監督に代わって再登壇したフィリップ・シーモア・ホフマンは何の疑いも持たずに審査員特別賞の楯を受け取った。この時点で一部の審査員や会場の観客は異変に気づいたが、マン監督は次の賞の授与をする際、銀のライオン像が用意されているのを見て、ようやく間違いに気づいたという。そこでホフマンは三度壇上へと呼ばれ、審査員特別賞の受賞者、『Paradise:Faith』(英題)のオーストリアのウルリヒ・ザイドル監督と、楯と銀獅子像を交換した。優秀女優賞はイスラエルの『Fill the Void』(英題)のハダス・ヤロン、マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)はマルコ・ベロッキオ監督の『Dormant Beauty』(英題)と『E Stato Il Figlio』(原題)の2作に出演したファブリッツォ・ファルコが受賞。優秀脚本賞は、現在『カルロス』が日本でも公開中のオリヴィエ・アサイヤス監督の新作『Apres mai』(原題)が受賞した。オリゾンティ部門の最優秀作品賞、オリゾンティ賞は中国のワン・ビン監督の『Three Sisters』(英題)が受賞。日本からの出品したコンペティション部門の『アウトレイジ ビヨンド』(北野武監督)、オリゾンティ部門の『千年の愉楽』(若松孝二監督)は惜しくも受賞は逃した。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:The Master (原題) 2013年春、全国にて公開アウトレイジビヨンド 2012年10月6日より新宿バルト9、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012 「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会千年の愉楽 2012年秋、全国にて公開
2012年09月10日映画『白雪姫と鏡の女王』のトークイベントが9月10日(月)に都内で開催され、国生さゆり、熊田曜子、さらに劇中の草食系王子さながらのネガティブなイケメン男子として人気上昇中のモデル・栗原類が出席。妊娠8か月の熊田さんは少しふっくらしたお腹を見せ、「全部順調です!」と笑顔を見せていた。誰もが知る童話「白雪姫」を現代風にアレンジし、ワガママな女王と強いプリンセスが王子様や王国を巡って戦いを繰り広げる。一般のイメージとして、ジュリア・ロバーツが演じた強気でズバズバ言いたいことを言う“女王様キャラ”と思われがちな国生さんだが、「プライベートでは優しくて甘々です」と明かす。長い付き合いのある熊田さんも「テレビの演出上、ズバッと言うときはあるけどすごく後輩思いなんです。私の(妊娠の)ニュースを聞いたときも一番に花を届けてくださいました」と同意する。むしろ熊田さんの方が強い女性のようで、自らも「芯が強くてしっかりしている」と分析。「自分でも強いと思います。打たれ強いし、打ってもらえるのを愛情と感じるタイプです」とニッコリ。国生さんはそんな熊田さんについて「熊田が結婚、赤ちゃんて驚きました。こんなにホワンッとして…よかったね。昔は目の奥が笑ってなかったけど(笑)、いまは目の奥が優しいです」とかわいい後輩の幸せを喜んだ。栗原さんはこの年上のお姉さま2人に見つめられてタジタジ!“王子様ルック”で来場するも、いつにもましてオドオドした口調で「中身は違います…(劇中の王子と)僕と真逆です」と恐縮気味。もしも年下のプリンセスと年上の女王2人に迫られたら?と尋ねられ「選べと言われたら年上の女性。大人っぽくて知識を持っていて一緒にいて楽しく教えてもらうような感じだと思います」と答えると、隣にいた国生さんは「ありがとう」と色っぽく微笑みかけ、栗原さんはますます緊張していた。ワガママ女王にちなんでこれまでの人生でのワガママ経験を聞いてみると、熊田さんはダンナさんとの交際時代の思い出を告白。「時間がバラバラで会う時間がなかったけど、1日の睡眠時間2~3時間でデートしてました。彼はどんどんやつれていって、いま思うとワガママだったと思う」とノロケ気味に語る。一方、「欲しいものは何が何でも獲りに行くか?」という問いに、国生さんは「NO!」を掲げ「来るまで待つ、口説かれるまで待ちます。おニャン子のときも、3列目の後ろから3年くらいかけてセンターに来ました。掴みに行かずに落ちてくるのを待って優しく包みます」と持論を展開した。本作の衣裳デザインは今年亡くなった日本人デザイナーの石岡瑛子さんが担当したが、この日は未来の石岡さんとも言うべきデザインを学んでいる学生たちのデザインによるドレスのファッションショーも開催。工夫の凝らされたドレスに会場はもちろん、国生さん、熊田さん、栗原さんも称賛の拍手を送っていた。報道陣からは先日、報じられた国生さんの「離婚危機」への質問も飛んだが、国生さんは「新聞で見て2人で笑ってました。これからデートに行きます」と完全否定。これまで別居婚だったが、10月をめどに同居を始めることも明かし、「結婚生活に慣れてきたし、そろそろいいんじゃないかと」と理由を説明し、「この業界、みんな幸せな人が嫌いですぐに穴をつついて崩そうとする。周囲からそう(幸せに)見えてるんだなと2人で笑いました」と改めて順調な結婚生活を強調した。『白雪姫と鏡の女王』は9月14日(金)より公開。■関連作品:白雪姫と鏡の女王 2012年9月14日より丸ノ内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.
2012年09月10日15年もの間、ファンを魅了し続けた大人気シリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が9月7日(金)、ついに全国で封切られ、公開2日間で早くも観客動員50万人突破の大ヒット!9月9日(日)には主演を務める織田裕二w始め、共演する深津絵里、ユースケ・サンタマリア、水野美紀、脚本を手掛けた君塚良一、メガホンをとった本広克行監督が東京・台場のシネマメディアージュにて公開御礼舞台挨拶に立った。織田さんは今月7日(金)に東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座で行われた初日舞台挨拶を皮切りに、札幌・シネマフロンティア、福岡・Tジョイ博多(以上9月8日)、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・ミッドランドスクエアシネマ(以上9月9日)と“弾丸ツアー”を敢行し、その後シリーズの聖地とも言えるお台場にゴール。同所での舞台挨拶がスタートしたのは午後9時過ぎだったが、織田さんらが登場すると、客席を埋め尽くすファン約600人のボルテージは早くも最高潮だ。「ただいまー!弾丸出張を命じられて、たったいま戻ってきました」と織田さん。ミュージシャンとして全国ツアーを行った経験はあるものの、“青島俊作”として東京・大阪以外の都市を訪問するのは、15年の歴史上でこれが初めて。もちろん、各地で熱狂的に迎えられたと言い、なんと大阪では室井を演じる柳葉敏郎がサプライズ登壇したのだとか。全国のファンの思いを背負った織田さんは「ここまで続けられたのは、みなさんの力があってこそ。いまさら聞きますけど、みなさん『踊る』好きですか?」。もちろん客席からのあちこちから「好きーー!」の声が飛び、織田さんも「オレも!」と満面の笑みを見せていた。舞台挨拶の後半には、トレードマークである“青島コート”を身にまとい、ファンは大歓声。すると、織田さんは1997年にテレビ放送された第2話「愛と復讐の宅配便」の撮影現場をふり返り「(いかりや長介さんが演じた)和久さんの爆弾のエピソードで“踊る劇団”のチームワークが出来上がる感覚があった。何かが生まれる“予感”がして、気づいたら15年。いつの間にか大きな存在になっていた」と激白。それだけに15年目のファイナルを惜しむ声は絶えないが、織田さんは「続けたい気持ちもあるが、やっぱりこれで最後。ごめんね」と断言すると、15年分の感謝を込めて深々と頭を下げた。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年09月10日『冷たい熱帯魚』、『ヒミズ』など精力的に独自のワールドを展開する鬼才・園子温監督が、東日本大震災から数年後の日本を舞台に、オリジナル脚本を手がけた最新作『希望の国』が、現在カナダ・トロントにて開幕中の第37回トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門に正式出品され、日本時間の9月8日(土)にワールドプレミア上映された。上映は21時45分からの夜遅くとなったが、現地入りした園監督には満場の観客から盛大な拍手が贈られた。東日本大震災の発生による原発事故で生活を一変させられたごく平凡な家族の物語を綴った本作。上映会場は2階席まで満席となり、日付が変わった終映時間まで席を立つ者はほとんど見られなかった。また、神楽坂恵演じるいずみが防護服を着用するシーンでは笑いが起きたり、終盤では泣いている観客も数多く見受けられた。上映前に会場に着いた園監督の元には、監督作のDVDジャケットを持参しサインを求める者もおり、冒頭の舞台挨拶では「今回の映画は、いつもの僕の映画とは違うから、みなさん眠らないでくださいね」と監督が笑いを誘う一幕も。さらに、エンドロールが終わった後も、場内で園監督のQ&Aの登壇を多くの観客がいまや遅しと待っていたが、映画祭側のトラブルにより、残念ながらイベントは中止に。だが、そんなトラブルも払拭するように、会場の外には多くの観客が駆けつけ、中にはこの作品のためにトロントに駆けつけたという20年もの間、放射能の研究をしている方から監督に「自分の地元の人々にもぜひこの作品を見せたい!」というメッセージが届けられた。大盛況のうちにワールドプレミアを終えた本作。映画に対する審美眼が備わった観客たちの反応が、今後どのような影響をもたらすのか?『希望の国』は10月20日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:希望の国 2012年秋、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開
2012年09月10日監督クリント・イーストウッドに初めてアカデミー賞作品賞・監督賞をもたらした傑作ウェスタン・ムービー『許されざる者』(’92)を、李相日監督&渡辺謙主演で明治初期の北海道を舞台に映画化する日本版『許されざる者』から続報!先日報じられた第1弾キャストに続いて、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、國村隼ら豪華キャストの出演が明らかとなった。1880年、幕府崩壊後の北海道を舞台に、二度と刀を持たないと決めたかつての江戸幕府の残党・釜田十兵衛が、貧困の末、再び賞金稼ぎとして戦うことを余儀なくされ、自らを正義と見なす偽善者たちと対峙していく姿を描いた、新たなる時代劇。主人公・十兵衛役に渡辺さん、そして柄本明、佐藤浩市の共演が先日の報道で明かされたが、これに続く重要ポストについたのが先述の4名である。すっかり大人びた雰囲気をまとう柳楽さん(『誰も知らない』)は主人公・十兵衛と共に賞金首を追う沢田五郎役に、彼と同じく賞金首を狙い、佐藤浩市扮する大石一蔵と対峙する勤皇の志士・北大路正春役(オリジナル版ではリチャード・ハリスの役にあたる)に名優・國村さんが扮する。柳楽さんはこれが初の時代劇挑戦となるが、「参加させていただけると聞いたときは、ものすごく興奮しました。それと同時に、オリジナル版で言えば“キッド”にあたる五郎というキャラクターを僕が演じることに少し怖さを感じていました。ただ、いまは自分の演じる役に対して誠意をもって向き合っていきたいと思ってます」と心境を語る。また、オリジナル版を劇場で観た経験のある國村さんは、「脚本が素晴らしく、オリジナルの設定を上手く同時代の日本に取り込んで、新たな魅力を見せています。これから北海道のロケ地に入って、李監督と共にどう創り上げていくか、楽しみです」と期待に胸膨らませる。女優陣の役どころも見逃せない。清楚で溌剌とした雰囲気を放つ忽那さんはその印象を封印し、顔を切り刻まれ、心に大きな傷を持つ女郎・なつめ役に、彼女のために事件の発端となった堀田兄弟の命に賞金を賭ける年長の女郎・お梶役を“姉御”が板につく小池さんが演じる。2人共に「映画のお話を聞いたときから、何が何でもこの役を演じたいと思っていましたので、決定のご連絡をいただいたときは、本当に嬉しかったです!早く北海道へ行きたい!待ち遠しい!」(忽那さん)、「お梶という役を大切に!!全力で演じたいと思います」(小池さん)と興奮を隠し切れない様子。このほかのメインキャストには、酒場の主人・喜八役に近藤芳正、なつめを斬りつける堀田佐之助役に小澤征悦、佐之助の弟である堀田卯之助は三浦貴大、北大路正春に付き従う姫路弥三郎役には滝藤賢一が決定。撮影は9月下旬より全編北海道ロケで行われる。オリジナル版の生みの親、イーストウッド監督の後押しも得て、今後海外からの注目も高まってきそうな本作。まもなく男たちの闘いの火蓋が切って落とされる!『許されざる者』は2013年秋、全国にて公開。■関連作品:許されざる者 (2013) 2013年秋、全国にて公開
2012年09月10日先日の第69回ヴェネチア国際映画祭に単身乗り込み、大喝采を浴びた黒沢清監督の最新作にして、トニー・レオンを主演に松田翔太、前田敦子を共演に迎えて贈る『一九〇五』が、日本と中国で共同製作されることが決定!豪華キャスト陣、黒沢監督からのコメントが到着した。1905年の横浜を舞台に、2人の男と1人の女が国境を越えて織りなす壮大なスケールの新感覚アクションムービーとなる本作。香港が世界に誇る名優・トニーと日本の若手実力派・松田さんのコンビと、彼らの運命を変えることになる女・宮子がたどる絶望と希望を描き出す。今年の11月からのクランクインを予定しており、詳細はまだまだ不明。しかし、キャスト陣は早くも気合十分なコメントを寄せている。世界的な規模での公開が予定されている本作で主演を務めるトニーは、「黒沢清監督の作品をずっと敬愛していました。その監督と一緒に仕事ができる機会を得て、とても興奮しています。あらゆる瞬間に至るまで、この貴重な体験を楽しみたいと思っています!」と高鳴る胸の内を明かしている。また、トニーとバディを組むこととなる日本人役に挑戦する松田さんは、「脚本をいただいたときにゾクゾクとしました!この映画のスケールの大きさや、キャストの凄さにも驚きましたが、この脚本で黒沢監督に会えると思うと嬉しくて仕方がありません」と語る。さらに、この2人の運命を変えることとなる日本人女性という大役に大抜擢された前田さんは、「世界を舞台に活躍されている黒沢清監督の作品に参加できることに、とてもワクワクしています。そしてトニー・レオンさん、松田翔太さんとご一緒できることもすごく嬉しく思います。女性のあらゆる魅力を持っている宮子を、全力で演じたいと思います。女優としての素晴らしい経験になるように、頑張ります!」と、「AKB48」を卒業し今後の女優業への第一歩となる本作に体当たりでぶつかっていく心構えのようだ。黒沢監督自身もこの奇跡のようなキャスティングが実現したことを、未だに夢のようだと語る。「この映画のために、夢のようなキャスティングが実現しました。私自身まだ信じられないくらいです。恐ろしく魅惑的な3人の俳優たちが言葉、年齢、性別を超えて魂と魂をぶつけ合うことになるでしょう。そのお膳立てができるなんて、監督冥利に尽きると言うものです」。松田さんと前田さんは中国語での演技もあるようで、これから語学の勉強を始めていくよう。現在はロケハン中で日本、香港での大規模なロケーション撮影を検討しており、クランクアップは2013年1月になるという。『一九〇五』は2013年11月、全国にて公開。■関連作品:一九〇五 2013年秋、全国にて公開
2012年09月10日お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実の初主演映画『莫逆家族 バクギャクファミーリア』が9月8日(土)に公開を迎え、徳井さんを始め林遣都、玉山鉄二、中村達也、新井浩文、ちすん、村上淳、熊切和嘉監督が都内劇場で舞台挨拶を行なった。田中宏による人気漫画を映画化した本作。かつて関東一の暴走族のアタマとして一世を風靡した鉄(徳井さん)を始め、元不良たちの“その後”を描き出す。髪を金髪に染めて、加圧トレーニングで肉体改造を行ない本作に臨んだ徳井さん。苦労を尋ねられると「撮影の期間中は大変でしたけど、それ以外はヘラヘラしてましたからね。ネェちゃんと遊んだりしてましたし(笑)」と昨日、一部で報じられた“江の島デート”の話題に自ら触れるなど巧みな話術でトークをリードする。映画にちなんで「守りたいものは?」と尋ねられると、「やっぱり(相方の)福田…。彼は昨年、体壊して入院してから一向に体重が戻らずガリガリです。福田だけは守りたい!」と宣言し客席の喝采を浴びていた。同じ質問に玉山さんは「ちょうど子供が生まれて1か月で、昨日は抱っこヒモを巻いて一か月検診に一緒に行ってきました。頬づえをついて寝てるので顔が曲がらないか心配で…。いまの僕の生活の中心です」と目じりを下げて堂々のパパっぷりを見せつけていた。一方で作品については、撮影と同時期に原作のファンでもあったという友人を亡くしたことを告白。「18歳で上京した頃、よく彼の部屋で原作を読んでました。現場と病棟を行ったり来たりする日々で『精一杯頑張ってくれ』と励ましてくれた。初号で完成した作品を観たときは特別な思いがあった」と感慨深げに語った。林さんは映画では一緒のシーンがなかった新井さんや中村さんらと、先日の完成披露の日に食事に行ったそう。「次の日が結構早くて、荒井さんは先に帰られたんですが、中村さんと監督はバーでグデングデンになって踊ってて、僕は時間を気にしてました。普段の中村さんはメチャクチャ優しいです」とニッコリ。個性派の先輩たちに囲まれ嬉しそうだった。中村さんは自身の役柄について「ハマり役だったと思います」と気に入っている様子。新井さんは「いまの日本映画、何が当たるか分からないで作っていますが、その中でこの作品には自信を持ってます」と頷く。紅一点のちすんさんは「居心地の悪さを感じています」と言いつつも、「数少ない女性キャストとして参加できたことを嬉しく思っています」と誇らしげに微笑んだ。このキャスト陣をまとめた熊切監督は「なかなかの大変な現場でしたが、これだけのキャストが必死になって撮りました。その表情を楽しんでください」と呼びかけた。マスコミ向けの写真撮影の時間には集まった記者から徳井さんに「江の島デートは楽しかったですか?」と質問が飛んだが、これになぜか玉山さんが「楽しかったです!」と答え劇場は笑いに包まれた。「チューとかリアルにしたんですか?」と“チュートリアル”と掛けた質問に徳井さんは「上手いですね、80点!」と返すなど巧みにかわしていたが、「ゴールインは?」という問いには「ただの友達なんでありません」と否定。次々と飛んでくる質問に「結構、しゃべりますね…」と苦笑いを浮かべていた。『莫逆家族バクギャクファミーリア』は全国にて公開中。■関連作品:莫逆家族バクギャクファミーリア 2012年9月8日より全国にて公開© 2011「莫逆家族」製作委員会
2012年09月09日映画『夢売るふたり』が9月8日(土)に公開を迎え、都内劇場で初回上映前に行われた舞台挨拶に主演の松たか子に阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江、江原由夏、笑福亭鶴瓶、西川美和監督が登壇。また本作が、すでに発表された第37回トロント国際映画祭に続き、第31回バンクーバー国際映画祭、第56回ロンドン映画祭、第48回シカゴ国際映画祭など各国の映画祭に出品されることが明らかになった。『ゆれる』、『ディア・ドクター』の西川監督の最新作で松さんと阿部さんは夫婦役で初共演。火事で全てを失った2人が再起のために結婚詐欺で女性たちから金を巻き上げていく姿を描く。この日は「いまだから言いたいこと」をテーマに、登壇陣がフリップに書いた答えを一斉に発表。ほんの数秒のあるシーンのために松さんはとある特殊技能の免許を取らなくてはならなかったが、監督やスタッフも松さんに付き合って一緒に講習、試験を受けたそう。松さんのフリップには「一緒に受験してくれてありがとう」と感謝の言葉が綴られた。監督が講習をふり返り「授業中に居眠りする松たか子を初めて見ました(笑)」と明かすと、松さんは「私も人間なので…」と苦笑いを浮かべていた。阿部さんも監督に向けて「いろんな表情を引き出してくれてありがとう」と感謝の言葉。「火をつけられたり、何かをかけられたり、ひっぱたかれたり、セックスしたり…。『あんな顔するんだ?おれ』と思いました」と嬉しそうに語る。監督のフリップの下の方には小さく「アベさん本当はスキでした」との告白が。監督は「カメラの横で見ていて本当に阿部さんを好きになりそうになりました。女性スタッフに話したらみんなそう言ってました」と阿部さんの名演に、監督・スタッフまでもが劇中の女たちさながらに心奪われたよう。それを聞いた前作『ディア・ドクター』で主演を務めた鶴瓶さんが「『ディア・ドクター』のときは主演俳優を好きになることはなかったんですか?」と心外そうに突っ込むと、監督は「それは…」と口ごもり客席は笑いに包まれた。ウェイトリフティングに全てを懸ける女性を演じた江原さんは、4か月にわたってトレーニングを積んで撮影に臨んだ。実際に関東大会に出場し2位に輝くなど関係者から本物の選手としてやっていけるというお墨付きをもらったというが、そんな江原さんはフリップに「もうムリ…」とトレーニング中に感じたという本音を綴った。「本当に苦しくて1日に総量で6~7トンを上げて体はボロボロでした」とふり返る。そんな江原さんの答えを予測したかのように監督のフリップの中央には「江原さん、がんばってくれてどうもありがとう」という感謝の言葉が綴られていた。田中さんと鈴木さんはそれぞれ阿部さんとのシーンでの“やり過ぎ”を謝罪。特に田中さんは阿部さんをボコボコに殴るが、鶴瓶さんは「あれはひどかったで…。『私こんなのできるかしら?』って言ってたのに、次の瞬間にやってましたから(笑)」と田中さんのバイオレンスな一面(?)を暴露。阿部さんも「男性も含めて一生のうちであんなにやられたことはないです」と語り、監督も「カットが掛かった瞬間に鶴瓶師匠が『やめたれ!』って言ってましたからね」とうなづく。田中さんは「顔が赤くなって紫になって…顔ってこんな風に腫れるんだ?って思いました(苦笑)」と申し訳なさそうに阿部さんに頭を下げていた。西川監督は明日9日(日)にトロントに向けて旅立つが「日本の結婚観などが外国でどう見られるか楽しみです」(西川監督)、「海外の方がどこに共感し、どこに違和感を持つのか?楽しみです」(松さん)と海外映画ファンの反応への期待に胸を膨らませていた。また舞台挨拶の冒頭に松さんは、先日の舞台出演中に転落して現在治療中の実兄・市川染五郎の事故に触れ、心配をかけたことを詫びると共に「順調に回復しています」と報告。「彼に少し時間をやってください」と語った。『夢売るふたり』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:夢売るふたり 2012年9月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「夢売るふたり」製作委員会
2012年09月08日トム・クルーズが、ホテルのレストランでひとりで食事をするために全てのお客を追い出させていたことが分かった。最近モンテネグロのドブランにある「ホテル・フォルサ・マーレ」で食事をしていたトムは、完全なプライバシーを店側に要求し、自身の食事中に周囲に誰もいないようにして欲しいと要求したようだ。ただそれに憤慨したホテルのマネージャーはトムの要求を断ったようで、ある関係者は「The Sun」紙に「クルーズ氏は何様のつもりなんでしょうか?ホテルは満員だったんです。ほかのゲストに対してあまりにもアンフェアではないでしょうか」とご立腹だ。しかし、マネージャーの拒否に引き下がらなかったトムは次に、自身の豪華ヨット「レディーS」にシーフード料理を運んでくるように頼んだという。トムはつい先日にもレストランでトラブルを起こしており、英ハートフォードシャーに滞在した際には、地元レストランで自身のアメリカン・エキスプレスのカードとドル紙幣が利用できなく、支払いができなかったこともあった。■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.アウトロー 2013年2月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年09月07日元祖・韓国ドラマブームの立役者、ユン・ソクホ監督が新世代の俳優たちを迎えて贈る純情ラブストーリー「ラブレイン」。主演のチャン・グンソク、ユナ(少女時代)が70年代と現代の2つの時代に生きる男女を1人2役で全く違う顔で演じているという魅力に加え、観る者をとらえるのが2人を取り巻くキャラクターたちとの、もどかしくも胸きゅんする三角関係の恋愛である。その中でいま次代スターとして注目を集めているのがこの2人、キム・シフとキム・ヨングァンである。本人の言葉を交えながら、その魅力をフィーチャー!まず1人目は、“第2のウォンビン”の異名で脚光を集める24歳、キム・シフ。彼もまた、グンソク扮するイナの親友であり、ユナ扮するユニに熱い愛情を傾けるキザ男・ドンウクと、彼の息子でイナの息子・ジュン(グンソク)の幼なじみであるソンホの1人2役を演じている。17歳でパク・チャヌク監督の代表作『親切なクムジャさん』で重要な役に抜擢され、脚光を集めたシフは、その後日本でもスマッシュヒットとなった『サニー 永遠の仲間たち』やチャン・ドンゴン&オダギリジョー主演の『マイウェイ12,000キロの真実』など、確実な存在感を示してきている彼。「ラブレイン」では、その甘いマスクと低いトーンの声で、大学内でのカリスマ的プレイボーイという役どころが見事にハマっているが、その息子・ジュン役ではギラギラとした“肉食系”オーラを削ぎ落とし、温厚で爽やかな好青年に変身している。中でも見どころは、70年代におけるユナ扮するユニを巡るシフ&グンソクの三角関係の恋愛だろう。スタートダッシュでは、奥手のイナ(グンソク)に対し、シフ扮するドンウクは猛烈アピールでユニのハートをゲットしたかに見せるが、そうスムーズに恋愛は成就せず…。男の親友同士ならではの恋のバトルにぜひご注目を。ちなみに、緊急来日中のキム・シフはプレス懇親会を新大久保のカフェ「THE SECRET」にて一般公開する形で行ったところ、日韓メディア関係者やファンが詰めかけ、大盛況の日本デビューを飾った。一方、時は過ぎ、現代の恋愛事情はまた少し異なるようで、グンソクは奥手で純朴な青年から逆に“オレ様”スタイルで、ユニの娘・ハナの乙女心をとらえていく。それに待ったをかけるのが、キム・ヨングァン扮するテソンだ。ハナ自身も想いを寄せる大学の先輩で、スポーツも万能、性格も温厚と文句なしの男性像なのだが…「なぜドラマではいつも妙な展開になって、(ヒロインが)悪い男と恋に落ちるのか分かりません。いつも女性の近くに善良な男性がいるのに…」とヨングァンも不服を立てるように、テソンとハナの恋も“タイミング”で一変してしまうのだ。そんなヨングァンはモデルとして国際的に活躍してきた、まさに正統派のイケメン。まだ俳優としてのキャリアが浅い彼にとって本作は、大抜擢となった。「大御所の監督からオファーがあって、演技の経験が少ない僕を選んでくれて嬉しいし、感謝しています。初めは台本を見て出演は少ないと思ったのですが、段々と出番が増えて嬉しかったです。いいチャンスが来たと思いました」という言葉からも、彼の本作に賭ける“俳優”への意気込みが感じられる。続けて「演技に対する欲というものは常にもっています。いま活躍している大先輩の方々を見て“あんなふうになりたい”というのではなく、自分なりに人と違う演技をして、良い俳優と言われるようになりたい」と話す。ちなみに、劇中ではそっと好きな女性を後ろから支えるさりげない愛情を見せるヨングァンだが、本人は「僕はそうではありません」とバッサリ。「テソンは温かく親切で礼儀正しいです。普段の僕は性格にトゲがありますね。無口なところだけは似ています。他人の目から見てどうかは分かりませんが、普段は少し短気な性格ですから」と自身の性格を端的に説明するヨングァン。実際の彼の素顔は、どうやら劇中とは真逆のよう…?キム・シフとキム・ヨングァン、2人の全く異なるタイプの新しい才能に、ぜひこの秋目を向けてみませんか?特集:トキメキ秋の韓ドラLOVE「ラブレイン」DVD&ブルーレイ<セル>「ラブレイン<完全版>DVD&ブルーレイBOX※未公開シーン約31分追加、テレビ放送版より1話多い全21話ディレクターズカット完全版BOX1(第1話~5話収録)DVD 7,980円(税込)Blu-ray 10,080円(税込)発売中BOX2(第6話~13話収録)DVD 15,960円(税込)Blu-ray 20,160円(税込)発売日:9月14日(金)BOX3(第14話~21話収録)DVD 15,960円(税込)Blu-ray 20,160円(税込)発売日:10月2日(火)<レンタル>vol.1~4レンタル中vol.5~79月19日(水)レンタル開始vol.8~1010月3日(火)レンタル開始発売元:「ラブレイン」製作委員会/販売元:ポニーキャニオン<放送情報>BSフジにて毎週月曜18:00~放送中公式サイト:■関連作品:ラブレイン [海外TVドラマ]
2012年09月07日ブルース・ウィリス×ジョセフ・ゴードン=レヴィットの初競演で贈るSFアクション・エンタテインメント『LOOPER/ルーパー』が2013年1月12日(土)より日本公開することが決定!さらに、9月28日(現地時間)の全米公開に先駆けて、現地時間の9月6日、映画ファンで賑わうトロント国際映画祭のオープニング作品として本作が華々しくお披露目となり、ブルースとジョセフ、そしてヒロインのエミリー・ブラントが公式会見で顔を揃えた。本作の舞台は、近未来。タイムマシンの使用が禁じられた社会で、犯罪組織は法の目をかいくぐり、消したい標的を30年前に暗躍する<ルーパー>と呼ばれる暗殺者の元に送り、始末させていた。ある日、凄腕ルーパーのジョーの元に、ある男が送られてくるのだが、何とその男は“30年後の自分”だった…。この奇想天外なSF世界で、“現代の自分”ジョーを演じるのが『ダークナイト ライジング』での活躍が記憶に新しいジョセフ。対して、彼が遭遇する“未来の自分”ジョーを演じるのは言わずと知れた大物アクションスター、ブルース・ウィリス。人気・実力共に熱い視線を集める2人が、自分対自分として対決する、未知なる世界観が展開する。息をのむアクションにたたみかけるようなスリル、そして驚きの結末…。全く新しい顔を見せる2人の初共演に期待が集まる。同映画祭でのプレミア上映に先立って行われた公式会見に参加したブルースは、「これはほかのどのSFとも比較できない、いままでにない映画。脚本も練られていて、とても賢い内容だ」と本作を大絶賛。隣のジョセフも「この映画は娯楽を与えつつ、その後に何か考えさせる素晴らしい映画だ」とアピールした。キャスト陣の自信の程が応えるように、初のお披露目となるプレミアでは、上映を待ちわびる映画ファンで会場は満席に。熱気のこもる舞台にライアン・ジョンソン監督と共に立ったジョセフは、「今回、初めて一般の人にこの映画を観てもらう機会なので、興奮が抑えられない!」と高ぶる気持ちを隠せない様子。上映終了後には、割れんばかりのスタンディングオベーションが会場を埋め尽くしていた。『LOOPER/ルーパー』は2013年1月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:LOOPER/ルーパー 2013年1月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011, Looper, LLC
2012年09月07日ベストセラー作家・西加奈子の人気小説を原作として、宮﨑あおいと向井理が夫婦役で初共演を果たす映画『きいろいゾウ』の公開日が“夫婦の日”である2013年2月2日(土)に決定!さらに人気子役の濱田龍臣、浅見姫香、本田望結、そして柄本明、松原智恵子、リリー・フランキー、緒川たまきといった実力派俳優が出演することが明らかとなった。片田舎の町に移り住んできた、天真爛漫な妻・利愛子(通称・ツマ)と売れない小説家の無辜歩(通称・ムコ)夫婦の温かな日常、一通の手紙がきっかけで少しずつズレていく2人の想いを描いた本作。『余命1ヶ月の花嫁』や『軽蔑』など男女の様々な愛の形を描き続ける廣木隆一監督が、互いへの大きな愛情ゆえにすれ違う、夫婦の切ない想いを繊細な描写で映し出す。同名原作小説の帯コメントに「いつか、この小説の『ツマ』役を演じてみたいです」とメッセージを寄せていた宮﨑さんと、かねてよりオススメの一冊として本作を推していた向井さんが夫婦役というだけでも十分豪華なキャスティングだが、今回発表となった共演者たちも錚々たるメンバー。ツマに淡い恋心を抱く不登校の少年・大地を濱田龍巨、そんな大地に積極的なアプローチをかける洋子を本作で銀幕デビューを飾る浅見姫香、病院で入院していた幼少期のツマを「家政婦のミタ」で一躍脚光を浴びた本田望結が演じる。また、ベテラン勢からは“社会の窓”を開け放つアレチ役に柄本明、その妻・セイカ役に松原智恵子。そしてムコが過去を背負うきっかけとなった夏目と緑を、リリー・フランキーと緒川たまきが演じる。また、周囲の生き物と話すことができるツマと交流する、動物や植物の声優として豪華俳優陣が扮することが決定。ツマが“ソテツ”と呼ぶ庭に植えられた木の声に大杉漣、逃亡癖のあるヤギの“コンク”に柄本佑、肉が大好物の野良犬“カンユ”に安藤サクラ、そして高良健吾はクモ、草花、雨などに命を吹き込む。日本の若手俳優陣の中でも郡を抜く人気と実力を兼ね備えた宮﨑さんと向井さんに続き、豪華すぎるキャスティングと言っても過言ではないほど個性豊かな俳優陣が揃った本作。今回発表となったキャラクターたちがツマとムコの物語にどのように絡み合っていくのか楽しみだ。『きいろいゾウ』は2013年2月2日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:きいろいゾウ 2013年2月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
2012年09月07日今週末からいよいよ公開となる、台湾発の刑事アクション・ムービー『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』。本作で主演を務める注目の若手華流スター、マーク・チャオからシネマカフェ読者に向けて独占メッセージが到着!台湾で圧倒的な支持を集める本格刑事ドラマ「ブラック&ホワイト」(’09)の待望の映画化となる本作。熱血新米刑事・インション(マーク)と人情に厚いチンピラ・ダーフー(ホァン・ボー)の2人はひょんなことからハーバー・シティの爆破計画が秘密裏に進められていることを知り、計画を阻止すべく奔走する。劇中では坊主頭の熱血漢を演じているマークだが、今回到着した映像では、髪もすっかり伸び、爽やか男子に大変身。日本語でしっかりと本作をアピールしてくれた。3年前にスタートしたドラマで俳優デビューを果たしたばかりのマークだが、いまやすっかりスターとしての貫禄も。この映像に後に続く本作の予告編ではチンピラ・ダーフーと共にハーバー・シティを駆け巡るマークの熱い活躍の一部も楽しむことができる。観光地としても大人気の台湾の街中で展開するハラハラドキドキの疾走劇はぜひ劇場で楽しみたいところ。まずはこちらの映像から、爽やか&熱いマークの魅力をチェック!『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』は9月8日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1 2012年9月8日より全国にて公開© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年09月07日様々な問題が山積する高校を舞台に、教師が生徒を大殺戮するという衝撃的な題材を扱う三池崇史監督×伊藤英明主演の話題作『悪の教典』。このたび、本作の主題歌が国民的人気グループ「EXILE」から生まれた新ユニット「THE SECOND from EXILE」のデビュー曲「THINK ’BOUT IT!」に決定した。2010年に発売された貴志祐介の同名ベストセラーを原作に、いじめやモンスターペアレンツ、セクハラ、淫行などの問題がはびこる現代の学校を舞台に、一人の教師による生徒の惨殺事件を描くサイコサスペンス。主演の伊藤さんを筆頭に、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、そして山田孝之に吹越満と個性豊かな実力派俳優陣が顔を揃え、“日常の崩壊”というテーマに挑む。本作の主題歌を担当することになったのはEXILEのメンバーであるKENCHI、KEIJI、TETSUYA、NESMITH、SHOKICHIの5人から成る新ユニット「THE SECOND from EXILE」。EXILEに加入する2009年3月以前に活動していた「二代目J Soul Brothers」の7名のメンバーのうち、現在「三代目J Soul Brothers」に参加しているNAOTO、NAOKIを除く5名から成るグループである。今回の映画主題歌決定を受け、「『悪の教典』が大ヒットすることを願い、僕らなりにできることを精一杯頑張らせていただきます!!」(KENCHI)、「新曲『THINK ’BOUT IT!』には夢を諦めようとしていたり、何かに迷っている方や悩んでいる方に勇気やパワーを与えられるような楽曲になっています。映画のイメージにも合ったダンスミュージックで、音楽的にも新しく、いままでの僕たちを知っている方にはさらに刺激を与えられると思います!」(KEIJI)と続々とメンバーからの熱いコメントが到着。さらに、「原作の本も読ませていただき、伊藤英明さん演じる蓮実先生の奥底にある暗部や葛藤をメンバーやプロデューサーの方たちと本編のラストで流れるのを想像しながら作り上げ、音楽として表現できたのではと思っています」(NESMITH)とその出来栄えに自信の程をうかがわせる。また、本作のプロデューサーであり、一足先に楽曲を試聴した臼井央氏は「観終わった後、この主題歌を無意識に口ずさんでしまう観客がいたら、それは僕らの勝ちです(笑)」とニヤリ。「この素晴らしい原作に、映画スタッフ・キャストがまた新しい解釈を与えたように、主題歌としても新たな切り口でこの物語をエグッてくれた。この壮絶な衝撃作の最後を華々しく飾るにふさわしい主題歌、誕生です」と大満足のコメントを寄せている。THE SECOND from EXILEのデビュー曲「THINK ’BOUT IT!」は11月7日(水)より発売。彼らの楽曲が、血に染まった“衝撃の問題作”にどのような色を添えてくれるのだろうか?『悪の教典』は11月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会
2012年09月07日キーラ・ナイトレイが、結婚式で「ジーンズにTシャツ」でもかまわないようだ。英ロックバンド「クラクソンズ」のジェイムス・ライトンと婚約中のキーラだが、カール・ラガーフェルドがウェディングドレスをデザインしてくれたら「とても寛大」だと明かす一方で、ドレスを着ることが一番の選択肢かどうかを迷っているという。「もしカールが私のためにドレスをデザインしてくれたらとても寛大よね。カールは素晴らしいデザイナーだもの。私が『イエス』と答えるかって?でも正直、『Anna KArenina』(原題)の後にクリスマス後にクランクアップ予定の撮影が入ってるのよ。その撮影が終わったら、ドレスとか招待客、式場のことを考え始めるでしょうね。私がどんな式にしたいかによるけど。もしいろいろ考えたプランが良くなかったら、ジーンズにTシャツでウェディングっていうこともあり得るかもね(笑)。とにかくまだ何も決めていないのよ」と話している。辛口コメントで有名なカールをキーラは「良い人」だと評価しており、「シャネル」のキャンペーンモデルを務めた作品を気に入っていると「Vogue.co.uk」に語っている。「カールは本当にとても良い人よ。撮影中にはカールは座って、私と手を繋いでいたの」と明かし、「シャネルのキャンペーン撮影は大作映画のそれとは大違いなの。だってシャネルは私がふくれっ面をしててもそれを許してくれるんだもの」と語った。■関連作品:危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年09月07日9月7日(金)より公開中の『デンジャラス・ラン』の続編製作が早くも決定した。ユニバーサル・ピクチャーズはデンゼル・ワシントン主演の同作の続編製作に既に着手している模様で、第1作目でも脚本を務めたデヴィッド・グッゲンハイムを再び起用しているという。舞台は南アフリカのケープタウン。ライアン・レイノルズ演じる新米CIA、マット・ウェストンが管理を任されているCIAの収容施設に、CIAを裏切り36か国で指名手配を受け10年間逃亡を続けていたデンゼル扮する元エージェント、トビン・フロストが収監され、謎の傭兵部隊によって襲撃を受けるというハード・アクション大作である。第2作目が1作目の前の話となるか、もしくは続編となるのかは未定だが、ライアンの続投は見込まれている。第1作目は今年初めに公開されて以来、全米だけでも1億2,600万ドル(約99億円)、全世界では2億200万ドル(約159億円)の興行収入を叩き出し大ヒットを記録している。■関連作品:デンジャラス・ラン 2012年9月7日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年09月07日全米で社会現象を巻き起こした人気小説の映画化『ハンガー・ゲーム』で主演を務め、ここ数年で一気にスターダムを駆け上がってきた最注目の若手女優、ジェニファー・ローレンス。そんな彼女が体当たりの“絶叫演技”を見せる最新主演作『ボディ・ハント』がこの冬、日本で公開されることが決定!その劇中のビジュアルがシネマカフェにいち早く到着した。アカデミー賞主演女優賞へのノミネートを始め、世界各国の映画祭で数々の賞を総なめにした『ウィンターズ・ボーン』では父親不在の家族を守ろうともがく17歳の少女、『ハンガー・ゲーム』では妹のために戦うヒロインと凛々しい女性像を築き上げ、同世代の女優陣と一線を画す演技派として熱い視線を集めるジェニファー。今回、彼女が演じるのは片田舎の一軒家に母と共に引っ越してきた女子高生・エリッサ。彼女が越してきた家の隣家では、4年前に13歳の少女が両親を惨殺するという猟奇殺人が起きており、そこには残された青年・ライアンがひとりで暮らしていた。あることをきっかけに、ライアンとその家に隠された“秘密”を知ってしまったメリッサは、想像を絶する悪夢の連鎖に巻き込まれていく…。今回解禁されたビジュアルでは、恐怖に顔を引きつらせるジェニファーの姿が映し出されている。果たして、彼女はその家で一体何を見てしまうのか…?製作を大人気スリラー『SAW』シリーズ、『メメント』の製作陣が手がけているとあって、緊迫感あふれる展開が期待できそう。ジェニファーが体当たりで挑んだ“絶叫演技”に、この冬はぜひご注目あれ!『ボディ・ハント』は11月17日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。■関連作品:ハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.ボディ・ハント 2012年11月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© 2012 HATES, LLC. All Rights Reserved.
2012年09月07日今月3日(現地時間)、心筋梗塞のため死去したマイケル・クラーク・ダンカン。彼の娘を名乗る女性が現れ、遺産を要求していることが明らかになった。7月13日(現地時間)に心臓発作を起こして入院、治療を続けた甲斐もなく、54歳の若さで亡くなったマイケルの娘だと名乗る32歳のマーケイ・アンブローズさんはウェブサイト「My Fox Chicago」のインタビューで、父親とは11年間話していなかったと明かし、「本当につらいのは、彼が亡くなって、私たちが仲直りできなくなったことです。それが嫌なんです。私の存在が明らかにならなくたって、それは構わないんです」と語った。だが、ある関係者は「マイケルはマーケイの母親と交際していましたが、彼は自分が父親ではないと信じていました」と語った上で、マーケイさんのとった驚くべき行動を明らかにした。「マイケルは52日間も入院していたのに、彼女は1度も見舞いに来なかったし、話をしようとさえしませんでした。それが、彼が亡くなったその日から、彼女はマイケルの母親に電話をして『私の取り分(遺産)がほしい』と言い立てたのです。93歳の老母が息子を亡くした日にそんな電話をかけるなんて…」。マイケルの棺は9日(現地時間)に、ハリウッドヒルズにある墓地「Hall of Liberty」で午前9時から午後2時まで一般公開が予定されている。近親者のみが参列する葬儀は来週に行われる予定だという。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO
2012年09月07日来る2013年、子供から大人まで広く愛される東京ディズニーリゾート(R)が開園30周年という記念すべき節目を迎える。これを記念して、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンは同園でこれまでに開催されてきたショーやパレードの中からパークファンが映像でもう一度観たいショー&パレードのリクエストを募る「2013年 東京ディズニーリゾート(R) 30周年記念 ブルーレイ&DVD もう一度会いたいショー&パレードアンケートキャンペーン」をスタート!あなたのお気に入りショーがDVDとなるかもしれない。ディズニーを代表する世界的キャラクター、ミッキーマウスを筆頭に、おなじみのディズニーキャラクターたちが様々なコスチュームに身を包み、季節ごとに異なるパフォーマンスでファンを魅了するショー&パレード。パレードがよく見える場所をゲットするために、長い時間待機したことがあるという人もいるのでは?ディズニーリゾート通の人の中には、アトラクションには乗らずにショーやパレードだけをお目当てに来園するファンも少なくない。今回のキャンペーンでは、開園からこれまでに同園で開催されてきたレギュラーショー&パレード、そして春夏秋冬の季節に開始されたスペシャルイベントの5つのジャンルに分類し、サイト上にて“もう一度会いたいショー&パレード”を応募受付。現在は、レギュラーショー&パレードを受け付けており、今後毎週木曜日に季節ごとのスペシャルイベントの応募受付が順次スタートする。同キャンペーンで集まったアンケート結果は、2013年に発売予定のベスト版ブルーレイ&DVD(ノーカットでの収録を予定)に収録されるとのこと。さらに、応募者の中から抽選で東京ディズニーランドと東京ディズニーシー共通のギフトカードが当たるチャンスも!応募受付は10月14日(日)まで。ぜひ、あなたの思い出のエンターテインメントを応募して、おうちで身近なショー&パレード体験をしてみませんか?「2013年 東京ディズニーリゾート(R)30周年記念 ブルーレイ&DVDもう一度会いたいショー&パレードアンケートキャンペーン」実施期間:10月14日(日)まで応募方法:PCまたはスマートフォンで、下記キャンペーンサイトにアクセス。5つのジャンルからそれぞれお気に入りを最大3つまで選択可能。キャンペーンサイト:
2012年09月07日笑いを生業とするこの男の瞳の奥の“哀しい光”に惹かれて、熊切和嘉監督は主演をオファーしたという。「僕は元々決して明るい方ではなく、どちらかというとネクラ。それを監督に見抜かれたのかな?」。お笑いコンビ「チュートリアル」として活躍する徳井義実は少し自虐的な笑みを浮かべる。映画は『莫逆家族 バクギャグファミーリア』、役柄はかつては関東一の暴走族のアタマを張り、いまは家族のために建設作業員として働く男・鉄。中学、高校とヤンキー的な要素が全くなかったという徳井さんはオファーに戸惑い、一度は断ろうとしたが「監督の人柄」を理由に出演を決める。この決断がこれまで思いもよらなかった自身の中の様々な思いや感情を発見させることになった。撮影を通して芽生えた「父親」の思い「正直、ヤバいな」――。元・不良という設定に加え、玉山鉄二、阿部サダヲ、大森南朋に倍賞美津子といった実力派の共演陣。オファーを受けた当初の徳井さんの偽らざる心情である。さらに、人気漫画が原作であるということも「オレでホンマに大丈夫か?」という不安を増幅させた。「(原作者の)田中宏先生には現場でも何度かお会いしましたが、『僕で大丈夫ですか?』という言葉が出かかりましたよ。その段階で聞いて『本当は…』とか言われたらシャレにならないんで聞けませんでしたが(苦笑)。僕もレベルは違えどモノを作る人間。僕らは自分が書いたネタを自分でやるけど、もし他人がやることになったら『この人じゃないのに』とか『こんな言い方じゃない』っていう思いは絶対にあると思うんです。あとから先生に聞いたら(徳井さんが主演ということに)最初は『えっ?』って思ったらしいです。そりゃそうだと思います(笑)。出来上がった映画を観て『よかった』と言ってくださいましたけど」。「メンタルの部分での役作りというのもなく、ワンシーンワンシーンを積み重ねていった」と徳井さん。これまで体験したことのない不良の世界に身を置く中で「自分はこういうとき、こんな声を出すのか?とか、自分で感じたことのない感情を初めて体験することが多い作品だった」とも。特に“父親”を演じることで強く感じる部分があったという。「どちらかというと役になりきるというよりも冷静に演じてる感じだったんですが、父親ということに関しては、撮影が進むにつれて自分の中に“父”としての感情が徐々に芽生えてくるのを感じました。林(遣都)くんのことが本当に息子のように思えてきて…。ラストの遊園地での林くんとの2人きりのシーンはグッとくるものがありましたね。あれは撮影の最初の頃だったらできなかっただろうと思います」。演じながら自身の10代の頃の父親との関係に思いを馳せることも。「何となくコミュニケーションがうまくいかなかったり、ピリピリしたものがあるという意味では、うちのオヤジとの関係に近かったです。演じながら“中1のときにタバコ吸ってどつかれたとき、親父はこんな気持ちだったのかな?”なんて思いながらやっていた部分もありますね」。父とのギクシャクした関係は20歳を超えても続いた。当初、徳井さんの父は息子がお笑いの道を志すことに対し、あまりいい顔をしなかったという。「面と向かって『お前、そんなのやめろ』とか言うわけではないんですよ(笑)。オカンを通して『やめさせた方がええぞ』とか言ってたらしいです。こっちも黙って続けてたんですがあるとき、オヤジが僕らの舞台を見に来たらしくて、それを見て納得してそこから何も言わなくなりましたね。それも後からオカンに聞いたんですが」。ちょっとした父と息子の感動の和解のドラマだが、それを語る徳井さんの口調は淡々としている。「僕自身、割と冷静な方であまり感情的になることがないんですよ。だから『あのオヤジに認めさせてやろう』みたいな気持ちもなかったし(笑)。どちらかと言えば、当時から『オヤジもそりゃ反対するよな』と当然のような気持ちでいたので」と何だか申し訳なさそうに語る。俳優・徳井義実の次なる野望は?しかし、それだけ冷静に自分も周りも見渡せる男が、決して“カタギな世界”とは言えないお笑いの道をなぜ選んだのか?そう尋ねると「友達に誘われて…(笑)」とまたも申し訳なさそうに、しかしあっさりと答えが返ってきた。「でも素人なりに自信があったんですよ、『おれは面白い』って。ただ、まさかプロになろうとは思ってなかったし、浪人することも決まってたんです。なのに友達がNSC(吉本総合芸能学院)の願書を持ってきて『あとはお前の名前とハンコだけや』って(笑)。浪人しながらでいいからと言われてNSCに行くことになったんです。でもその後で、僕を誘ったその友達がお笑いをやめてしまって(苦笑)、僕もお笑いをやめて大学に行ったんです。『何なんやろうな、おれは?どうせ大したとこに就職もできんやろうな』って思ってたときに、やっぱり俺はお笑いが好きなんだって思えたんです。そこから福田(充徳)と組んでようやくやり始めて、それが僕らにとっての就活でしたね」。劇中の鉄は時の流れの中でいつの間にか熱いものを失っていた自分に気づき忸怩たる思いを抱くが、徳井さん自身は一度は手放し、再びつかんだ大切なものの大きさを自覚しているだけに「僕は『あの頃はああだったのに』という思いや後悔、『いつから俺はこんな風になったんだ』と思うことがないように生きてきた」と力強くうなずく。俳優の仕事もきっとこの男の確固たる選択の結果なのだ。では“俳優”徳井義実としての野望は?「そうですね…大河ドラマとかはカツラつけるの嫌だし待ち時間もエグそうですしね…(笑)。オカマの役とかやってみたいかな」。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:莫逆家族バクギャクファミーリア 2012年9月8日より全国にて公開© 2011「莫逆家族」製作委員会
2012年09月06日マイケル・ファスベンダーが、英コメディ作品『Frank』(原題)の主演に抜擢された。『SHAME−シェイム−』でのセックス依存症の男や『プロメテウス』のアンドロイドなど、近作ではシリアスな役柄をこなしてきたマイケルだが、本作でロックミュージシャン役に挑戦する。レナド・エイブラハムソン監督が手がける同作でマイケルが演じるのは、破天荒なバンドのリーダー。ドーナル・グリーソン(『ハリー・ポッターと死の秘宝』)扮する野心に燃えるミュージシャンをバンドメンバーに選ぶフランク役を演じる見込みである。アイルランドの田舎町に住んでいた10代の頃には、実際にヘヴィメタバンドを組みロックスターになること夢見ていたというマイケルは、当時をふり返り「バンドには、僕ともう一人ギタリストがいただけなんだ。小さな町に住んでると、ドラマーとベースを見つけるのは難しいんだよ。僕らはほかのバンドメンバーを見つけられなかったから2人だけでやってたのさ。僕らは1回だけギグをしたよ。小さなパブだったんだけど、昼時だったから中年のお客ばっかりで、メタリカの曲を演奏してたのにお客は『ボリュームを下げろ!』て言うんだ」と話している。本作は「フィルム4」製作の下、『裏切りのサーカス』を手がけたピーター・ストローハンと『ヤギと男と男と壁と』の原作者ジョン・ロンソンが脚本を執筆する予定。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年09月06日本日9月6日(木)が「黒(9・6)の日」であることをご存知?伝統的な黒染めを普及するために1989年に制定されたものであるが、「黒」という色は日本人の美しい髪や黒の漆など、日本的美の象徴である一方で、「腹黒い」「黒幕」という言葉がある通り、暗黒のイメージで捉えられることもしばしば。まさに“腹黒い”リアルな40代の女性10人を女優・黒木瞳が演じる“ブラック”でコミカルなオムニバス番組「黒い十人の黒木瞳。」が9月9日(日)にNHK BSプレミアムにて放送開始となる。これにちなんで、このほどアンケート専門サイト「アイリサーチ」では、「黒」にまつわるアンケートを実施!「黒」が似合う有名人と言えば?黒い体験をしたことは?興味深い結果をご紹介。テーマは「黒」ということで、まず答えていただいたのは、ずばり「黒が似合う有名人」。黒髪、黒スーツ、肌黒…などなど様々なイメージがある中で、圧倒的な票数を獲得したのは女優の黒木メイサ!その理由には「黒色の洋服がとても似合っているから」というコメントが多い一方、「ちょっときつい感じの美人で、影がある雰囲気も持っている」「ミステリアスなイメージ」「シャープで格好いい感じ」と、エスニックな美貌を誇る彼女の謎めいた魅力から「黒」を連想する人が多いようだ。打って変わって2位にランクインしたのは、一貫して「顔が黒いから」というコメントを集めた松崎しげる。年齢を重ねるごとに「黒」に磨きがかかる松崎さんだが、“芸能界一の顔黒”の座は誰にも譲らない…?そしてそれに続く多数票を集めたのは、黒木瞳。名前に「黒」が入ってるのはもちろん、その支持のワケは「大人の女性の魅力を感じるから」「黒のワンピースを綺麗に着こなしているイメージ」と、クール美女の黒木メイサさんとはまた少し異なり、黒=上品な大人の女性が着こなす色という考えが反映されていた。続いて、「『黒』のつく名前で連想する有名人は?」という質問では、こちらでは逆転して黒木瞳さんが1位、2位に黒木メイサさんがランクイン。3位にはお茶の間の人気者・黒柳徹子、4位に黒田アーサー、5位に大黒摩季、6位に黒澤明、と多岐にわたる著名人の名前が並んだ。さらに、「黒」ということで質問は「黒い体験」にまつわるものへ。ドラマ「黒い十人の黒木瞳。」では、黒木さんがその清楚で可憐なイメージを覆し、女性の腹黒い部分を様々な形で10話にわたって表現していくが、笑顔の裏で「黒い」計画に勤しむ姿が何とも痛快であり、怖ろしい。でも程度の差こそあれ、決してドラマの中の話だけではない?実際に「プチ黒い体験」をしたことがあるか、または受けたことがあるかを聞いてみたところ、「受けたことがある」を大きく上回り、約8割の人が「したことがある」と告白。具体的なエピソードに目を向けてみると、多くの人がお金にまつわる「プチ黒い体験」があるようで、中でも「お店でお釣りを多くもらったけど、知らないふりしてもらった」という告白が続々!家庭内での「黒い」体験も多数あった。主婦ならではの体験では「ダンナと喧嘩した日は、彼の洗濯物を洗わずにタンスに返します」「ダンナに内緒で、落とした料理を拾ってそのまま出した」というダンナさんも冷や汗もののエピソードがあれば、「子供に内緒で夜寝た後、ゆっくりお菓子を食べる」という微笑ましいものも。また、幼少期に犯した罪というのは、大人になってからのものよりも心の中に残るものだが、「子供の頃、猫がどうしても欲しくて近所の猫を誘拐して一晩一緒に寝た」というエピソードが寄せられた。様々な人間関係が渦巻く女性同士になると、黒い体験はもっと根深いものに…?「嫌われ者のお局様の愚痴を一緒に言っていた同僚だったが、数日後、私が言っていたことになって、さらに酷い嫌がらせをお局様から受けた。要するに、同僚はスパイになることで保身しようとしたみたいです」という職場内のエピソードから、「ママ友とランチに行くと必ずまとめて払っとくと言って、割り勘のお釣りを会計係の人が多くもらっています。あれはわざとです。でもこんなこと考えてる私が一番“プチ黒”かも」というママ会のエピソードまで、リアルなエピソードが満載!無意識の行為が後から考えると罪な体験になったり、日頃の鬱憤から故意に仕掛けるものであったり、「腹黒い」と一言で言えど、シチュエーションによっては解釈も変わってくるもの。そんな人間の奥底に秘めた心情を突く「黒い十人の黒木瞳。」では、あなたの琴線に触れる「腹黒さ」が発見できるかも?「黒い十人の黒木瞳。」は9月9日(日)22:00~NHK BSプレミアムにて放送開始。「黒い十人の黒木瞳。」「黒いパートタイマー」出演:前田美波里・片桐はいり・本仮屋ユイカ「黒い母娘」出演:相武紗季・三谷萌夏「黒いママ」出演:寺島進「黒いカチラー」出演:宮川大輔「黒い娘。~二十四の瞳~」出演:平泉成・松尾諭・大杉漣「黒い餃子の女」出演:大杉漣・井上和香「黒いマスカラの女」出演:岡江久美子「黒いママ~結婚~」出演:浅利陽介・志賀廣太郎・高橋ひとみ「黒い白衣の女」出演:松尾諭・新井浩文・木下ほうか・寺島進「黒いアカスリ女」出演:相武紗季・佐津川愛美・宮川大輔・平泉成番組公式サイト:
2012年09月06日佐藤健主演で和月伸宏の大ベストセラーコミックを実写映画化した『るろうに剣心』。夏休みが明けても勢い衰えず大ヒット記録更新中の本作が、このほど10月4日(木)より開幕する第17回釜山国際映画祭の招待作品枠「オープンシネマ」で上映されることが決定した。「週刊少年ジャンプ」で連載されて以来、いまなお多くのファンを熱くさせる人気漫画の待望の実写化。佐藤さん扮するかつて“人斬り”として歴史の闇で暗躍した男・緋村剣心が、明治の時代の幕開けで「不殺(ころさず)」を誓い、新しい世を生き抜く姿を描く。公開12日間(9月5日時点)で観客動員数132万4,560人、興行収入16億円超と、驚異的なスピードで快進撃を続けている本作。既に公開前からYouTubeにアップされた予告編が世界各国で話題を集め、64か国以上での公開も決定するなど、世界規模で熱狂の渦を巻き起こしている。その世界公開に先駆けて今回、アジア屈指の映画の祭典、第17回釜山国際映画祭から上映オファーがあり、5日(金)から始まるプログラム「オープンシネマ」での招待作品として、海外初のお披露目がなされる運びとなった。さらに、これに合わせて主演の佐藤さんと大友啓史監督の参戦も決定!4日のオープニングセレモニーでのレッドカーペット、5日に行われる上映会での舞台挨拶に出席する予定である。果たして、初の海外映画祭での反応やいかに?『るろうに剣心』は全国にて公開中。■関連作品:第17回釜山国際映画祭 [映画祭] 2012年10月4日から10月13日まで韓国・釜山にて開催るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会
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