cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2012/2206)
おとぎ話の代表格「白雪姫」は、毒リンゴを食べてしまった美しいお姫様が素敵な王子様のキスで目覚めるというお話。けれど、現代を生きる女性は美しいだけじゃ生きていけない!助けを待っているだけじゃ生きていけない!そこで、美しく可憐なお姫様という設定はそのままに、自分の運命は自分の手で切り開く強い意志を持った“新しい”白雪姫が誕生。『白雪姫と鏡の王女』で現代版白雪姫を演じるのはリリー・コリンズ。この役は彼女のための役!と言えるほどのハマリ役となった“新”白雪姫とリリーには、いくつもの共通点があった。等身大の「白雪姫」を演じられたワケこれまでの白雪姫とは違い、たくましさがプラスされたヒロインにリリーも大いに共感。「そうなの!(継母の女王に)お城に閉じ込められているときは、若くてナーバスなお姫様だけれど、成長するにつれて精神的にも肉体的にも自分の信じるもののために戦うことのできる女の子になる。現代の女の子たちが共感できる、誰でも友達になれそうな白雪姫だと思うわ」。たしかに!王子様との胸ときめくロマンスもあるけれど、助けてもらった7人の小人のギャング団に仲間入りし、彼らから戦術と生き抜く知恵を教えられ、お姫様から勇敢なヒーローへと成長していく、アクロバティックなアクションを繰り広げる白雪姫はかなり新鮮だ。しかしながら、世界中で定着している白雪姫の既存イメージを壊すことなく一新することは、リリーにとって大きな挑戦であり…「目に映るものすべてに好奇心を抱いたわ。でも、最初はナーバスでちょっぴり不安だったの」と心中を明かす。「白雪姫が成長したように、鏡映しのように私自身も成長できたと思っているわ。白雪姫はこうと決めたら自分の力で未来を形にできる、運命を切り開けることを知っているヒロインで、演じながら私自身もそれを実感していたの。具体的には、周りから助けを借りること、自分自身をありのまま受け入れること、そういうことができるようになった。こう見えても、私もこうと決めたらやり遂げるし、パッションも持っているし、タフなところがあるのよ(笑)」。いたずらっぽく微笑む表情には、やわらかさと芯の強さが垣間見えた。この日、リリーが身に着けていたのはエレガントな「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の上下と「バーバラブイ(BARBARA BUI)」のハイヒール。凛々しい眉、漆黒の髪、引き込まれる瞳…彼女のパーツすべてが衣裳以上に華やいでいると言えば、女優リリー・コリンズの輝きがどれほどのものか伝わるだろうか。もちろん、外見だけではなく内面も──5歳から演技を学び、15歳でファッション雑誌「ELLE girl」に寄稿し、ほかボランティア活動に携わるなど様々なことにチャレンジする精神も素晴らしく、世界的ミュージシャン、フィル・コリンズの娘という重圧をはねのけるほどの魅力を彼女は自身の努力によって得ている。だからこそ「リリー・コリンズらしい白雪姫と言ってもらえるのは、本当に嬉しいわ!」と、ワントーン高い声で喜び、こう続ける。「人生、いろいろなことをするべきだと思うの。それが役者の仕事に応用もできるでしょう?たとえ経験したことが役として直接描かれなかったとしても、キャラクターのバックストーリーに応用することもできる。今回の白雪姫にしても、リリー・コリンズとして生きてきたものをはき出すことによって、私なりの白雪姫を演じることができたと思うの」。「私が望む王子様は、最高の自分を感じさせてくれる人」そんな彼女が最近凝っているのは写真と料理。「モノクロの写真を撮っているんだけれど、カメラを持って街に出ると、時間があっと言う間に過ぎてしまうのよね。料理は、レシピ通りに作るのではなくて、オリジナルレシピを考えたりもするのよ。よく作るのは…パン系ね!仕事(役者)とは関係のないカメラや料理に集中することは自分を解放することにもつながってセラピーにもなるの。料理に関しては、最終的に美味しいものを食べられるから、いい趣味だと思わない?」。来日は3度目。過去に2度プライベートで日本を訪れているそうで、今回の滞在中もカメラ片手に原宿や渋谷の街でショッピングを楽しんだそう。で、何を撮影したの?「街を散策して気に入ったのは、プラスチックでできたお寿司のディスプレイとか、あれはとても面白いわよね!街のネオンもいいし、日本人のファションも素敵よ」。彼女の好奇心旺盛な性格はそのまま白雪姫とぴたりと重なり、女王に惑わされる王子(アーミー・ハマー)と奪われた国を取り戻すことを決意する白雪姫は何とも凛々しく美しくスクリーンに映し出される。そして、白雪姫と王子を「理想のカップル」だと言い、自身の恋愛観を交えてラブストーリーとしての魅力を語る。「私が望む王子様は、ありのままの自分でいいんだよ、そのままの自分で十分だよ、と感じさせてくれる人、たとえ嫌なことがあって最悪だな…という日であっても、最高の自分を感じさせてくれる人。何かあったときには支えてほしいけれど、ひとりで行動するときに応援してくれる人かしら。笑わせてくれるというのも大切ね!アーミー・ハマーの演じた王子については、そうね…ちょっとヘタレなところもあるけれど(笑)、彼は白雪姫のことをひとりの人間として認めてくれるし、同時に女性としてもリスペクトしてくれる。何よりお互いが愛し合っているんだもの、理想のカップルと言えるわよね」。憧れる女性は「家族」その理想のカップルを脅かす存在、究極のワガママ女王を演じるジュリア・ロバーツとの共演もリリーにとっては素晴らしい経験だった。絵に描いたような悪役を全く逆のイメージを持ったジュリアが演じているのは大きな見どころだ。しかも邪悪なのにチャーミングなキャラクターを作り上げたのはさすが。ハリウッドの大女優相手に引けを取らない存在感を放っているリリーもただ者ではなく、「映画の中では意地悪な女王様だけど、カメラが回っていないときは優しいジュリアだったわ。今回、スクリーンで彼女が演じる悪役の一番目の“被害者”になれて光栄よ!」と、ユーモアたっぷりに答える。白雪姫と女王という異なるキャラクターは女性にとっての憧れであり反面教師であるけれど、リリー自身が理想とする、憧れるのはどんな女性なのかも聞いておきたい。「まず、私の母が理想の女性と言えるわ。子供の育て方も素敵だし、何か困ったときにはアドバイスをくれるし、いつもサポートしてくれるの。尊敬すると同時に一緒にいると楽しくて、まるで親友のようでもあるの。また、祖母はバレリーナだったんだけれど、優美さとドライなユーモアも持っている女性で、よく笑わせてもらったわ。母と祖母は私にとってかけがえのない存在。だから、憧れる人は“家族”と答えさせて」。そう答えたリリーを憧れの女性として目指す人もきっと多いはず。ターセム・シン監督が作り出す唯一無二の独創的な世界観、アカデミー賞受賞歴のある石岡瑛子氏の渾身の衣裳の数々(この作品が彼女の衣裳デザイナーとしての遺作)──圧倒的な“美しさ”の中で輝くリリー・コリンズのきらめきがどれほどのものか、その目で確かめてほしい。美しいものはすべての女性をハッピーにする!いざ、見たことのない白雪姫の世界へ。(text:Rie Shintani)特集:ハリウッドネクストセレブ■関連作品:白雪姫と鏡の女王 2012年9月14日より丸ノ内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.
2012年09月03日「24 TWENTY FOUR」のジャック・バウアーことキーファー・サザーランドが「24」に続く連続ドラマ出演作となる「TOUCH/タッチ」を引っさげて緊急来日を果たし、9月3日(月)に都内で行われた記者会見に出席。作品の魅力を存分にアピールした。主人公・マーティンは9.11の同時多発テロで妻を失い、息子のジェイクも無言症となってしまい交流ができずに思い悩む。だがジェイクが落書きのように綴っていた数字が現代と過去、そして未来の人々を繋ぐ数字であることに気づき状況は一変。マーティンは奇跡を信じて世界中の人々を救うために立ち上がる。キーファーの来日は2010年11月の「24 TWENTY FOUR」のプロモーション以来。「日本のファンに会うためならどんな口実だって作るさ(笑)」とユーモアたっぷりに日本への愛着を明かす。本作では強面のジャック・バウアー(「24」)とはまた違った一面を見せているが、キーファー自身は「ジャックとマーティンで共通するところはいっぱいあったよ。ジャックは予想外の状況から脱出するために戦うけど、マーティンの方は息子の行動や考えが読めずに、それを知るために必死で戦うんだ」と解説。「そこには善意やモラルといった要素が感じられるし、演じながら旅を楽しんだよ」と充実した表情を見せた。本作では日本人のキャラクターも登場するほか、東日本大震災について触れたエピソードもある。震災後にアメリカの西海岸に流れ着いた遺留品を拾い集める男とジェイクと同じ境遇の娘を持つ母親の物語が描かれるが、キーファーは「ニュースで遺留品が流れ着いていると報じられていたけど、民家からのものが多くあると聞いて胸を痛めたし、被災されたみなさんへの思いはより一層強いものになったよ。このドラマに参加できたことを誇りに思うし、多くの人に見てほしい」と胸の内を語った。この日はゲストとして俳優の濱田龍臣も登場し、キーファーに花束を手渡した。ドラマ「尾根のかなたに~父と息子の日航機墜落事故~」の放送を控える濱田くんは「僕も家族を失う役を演じたので、ジェイクに共感しました。キーファーさんがカッコよかったです!」と感想を伝えた。さらに濱田くんからの「将来、ハリウッドで活躍するにはどうすればいいか?」という質問に、キーファーは「文化や言葉の壁を超えられるのが演技というもの。いまきみがここでしている経験と僕が積んできた経験は何ら変わるものではないと思います。いつか共演できる可能性は大いにあると思うし、その日が来たら光栄に思うよ」と優しく微笑み、2人は熱い握手を交わしていた。海外ドラマ「TOUCH/タッチ」はWOWOWプライムにて10月5日より放送。第1話のみ無料放送。「TOUCH/タッチ」公式サイト■関連作品:TOUCH/タッチ [海外TVドラマ]© 2012 Fox and its related entities. All rights reserved.24TWENTY FOUR [海外TVドラマ]
2012年09月03日今春にスタートした、人気アパレルブランド「BEAMS」が自社の多様な6つのウィメンズレーベルを総称して展開するキャンペーン「BEAMS WOMEN’S」。輝く女性像を“虹”に例えたグラフィックを展開していく本キャンペーンの秋冬バージョン「LIFE AS CINEMA」が8月31日(金)よりスタート!お気に入りのアイテムとの出会いを、映画を観るドキドキ感に例え、各レーベルの世界観を“架空の映画”に見立てたコンテンツを楽しむことができる。同日オープンした特設キャンペーンサイトでは、6つのレーベルの多様な世界観をイメージして制作された“架空の映画”のワンシーンをグラフィックと音楽で表現。店頭と連動し、実在する名作映画のイメージに合わせてシューズやバッグをピックアップし、映画を切り口にした商品紹介を展開する。グラフィックは映画の撮影でも実際に使用され、ファッションフォト界で最先端の手法として注目されているREDカメラで撮影。映像の中から最高のワンシーンを切り取り、メイングラフィックとして雑誌、ウェブコンテンツなどで展開していく。この新しい試みの仕掛け人となったのは、『ホノカアボーイ』で脚本・プロデュースを担当し、話題の広告を多数手がける気鋭のクリエイティブディレクター・高崎卓馬。そして映画さながらの個性豊かなサウンドトラックを制作したのは、『おおかみこどもの雨と雪』の音楽担当も務めた世界的アーティスト、高木正勝。映画の台詞を思わせるような言葉を乗せ、各レーベルのドラマ性を表現したオリジナルのワンシーンを誕生させた。6つの“架空の映画”は、ある事件に遭遇し仲間同士で懸命に推理を交わし合う少年たちが繰り広げるサスペンス調のものから、ある嘘を抱えた夫婦が互いに素直に許し合っていく姿を描いた大人のラブストーリーまで多様なジャンルで構成されており、各話のキーアイテムとして各レーベルのカラーを意識したシューズがストーリーを伴って紹介され、デザインの裏に込められた「映画みたいに生きてみよう」というテーマを感じとることができる。高木さんが手がける楽曲もノスタルジックなものからキラキラと輝き出すようなポップなものまで、それぞれのレーベルに合わせた“虹”を思わせる個性豊かなものばかり。そして、この特設サイトでは無料で楽曲をダウンロードできてしまうという嬉しい企画も実施中。12月末まで実施される同キャンペーンは2部構成で展開され、前半はシューズ、後半はバッグをフィーチャー。また、新宿「BEAMS JAPAN」では、ファッションや映画の第一線で活躍するスタイリスト、ヘアメイクアーティスト、映画監督らを招いたイベントも開催予定である。「BEAMS WOMEN’S」が贈る美しくシネマティックな世界を、ぜひあなたも体験してみては?「LIFE AS CINEMA」キャンペーンサイト■関連作品:おおかみこどもの雨と雪 2012年7月21日より全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
2012年09月03日シャーリーズ・セロンが、今年2月にシリアで政府軍の砲撃により死亡した英「Sunday Times」紙の米国人記者メリー・コルビンの映画を製作する可能性が出てきた。シャーリーズが現在、プロデュースを交渉中なのはシリア反体制派の拠点中部ホムス・ババアムル地区で今年の2月22日(現地時間)に政府軍の砲撃により死亡したベテラン戦争特派員・メリーの伝記映画。「Vanity Fair」誌でメリーの特集記事「Marie Colvin’s Private War」を読んで以来、メリーの伝記映画を製作することを熱望しているというシャーリーズは、今回の映画化でベイジル・イバニク、ピーター・ローソンの両プロデューサーとタッグを組むことを希望しているようで、本作でプロデューサーとして製作に携わるだけでなくメリー役を演じる可能性もあるという。メリーは1986年に米軍がリビアを爆撃した直後、カダフィ大佐にインタビューしたほか、東ティモール紛争の際には砲撃下にある民間人1,500人に付き添って避難の手助けをするなど自身のキャリアを通して世界各地の紛争地域から数多くのレポートを送り続けてきた。『モンスター』(’04)で、アカデミー主演女優賞を獲得しただけでなく、プロデューサーとしても高い評価を得ているシャーリーズだけに、本作の実現にも期待がかかる。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年09月03日台湾初の本格的な刑事ドラマ「ブラック&ホワイト」(’09)で俳優デビューを飾り、人気俳優ヴィック・チョウとのイケメン凸凹刑事で大ブレイク。一躍トップスターに踊り出たマーク・チャオ。そんな彼が「ドラマの3年前」という設定で、ひょんなことから犯罪組織のチンピラとタッグを組んで爆破計画を阻止するさまを描いた映画『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』で帰ってきた!『モンガに散る』(’10)を始め、今年だけでも4本もの出演映画が公開されるなど、“いま、最も気になる華流男子No.1”の彼が、過酷なアクション撮影秘話や人生観、女性観などを現地台湾でたっぷりと語り尽くしてくれた。『ハーバー・クライシス』ではドラマ版から遡った設定のため、坊主頭で新鮮味を出し、正義のためなら頭より体が先に動いてしまう熱血刑事・インションを演じたマーク。「実際の僕は、インションのように衝動的ではないです。論理的で理屈っぽい所が僕にはあって、色々考えてから動く方だからインションみたいにちょっとしたことでカッとすることはないですね(笑)。似ている点は正義感が強いところと、是か非かがはっきりしてるところ。犯罪が大嫌いなところも似ています」。語り口はフランクながら落ち着いた印象が漂うマーク。そんな彼を苦しめたのは、ドラマ版よりも一層激しさを増したアクションシーンだと言う。「2か月間アクションや武術のトレーニングをしたので、体もかっこよく鍛えることができたんですけど、それもほんの少しの間だけ。撮影が始まると、あまりの過酷さと疲労で1か月もしないうちに筋肉が落ちてしまいました。特に忘れられないのが橋の下のトラックに飛び降りるシーン。飛ぶタイミングを計算しないとケガにつながるとても危険なシーンだったんです。それを19回もやりました(笑)。これまで『できない』と言ったことはなかったんですけど17回か18回目のテイクで、さすがに『これ以上は無理です』と監督に言ったら『どうして?インションはそれぐらいで疲れるの?』って言われました。僕はその言葉にすごく傷ついたのでチャンスがあるたびに監督への恨みを語っています(笑)」。そんな危険と隣合わせの撮影現場で劇中さながら良き「相棒」となったのが、お調子者のチンピラ、ダーフーを演じたホァン・ボーの存在。「僕たちの映画は“刑事とチンピラ”がタッグを組むという『パートナー』の部分で新しいスタイルを展開することに成功しました。ホァン・ボーさんは38歳ですけど、とてもピュアで誠実な心の若い人。歌が好きで撮影の合間にひとりで海に向かって歌ってました(笑)。彼とはいまでも連絡を取り合っているんですが、僕が困ったときに色々ヒントをくれたり、手をさしのべてくれる兄貴みたいな存在です」。本作もそうだが、彼の出演作をふり返ってみると、「ブラック&ホワイト」も『モンガに散る』も友情や仁義、絆がテーマの作品が多い。マーク自身も仲間の存在を重要と考えているそうだが、それにはこんな理由が…。「僕はなぜか“付き合いにくそうな人”と思われることが多いんです(笑)。そんな付き合いにくい僕のそばにいてくれる人を、僕は大切にしなければと思っています。いまの社会は真心を持って接してくれる人が少なくなっているから、純粋に友達として接してくれる人って大事ですよね。あとは『家族』と『恋』も大切にしたい重要な要素です」。子供の頃から「家庭を持ちたい、子供が欲しい、結婚したい」という思いが強かったというマーク。日本の女性は「結婚しないでバリバリ働く人も多いんですよ」と伝えると、人生を達観したような深い答えが返ってきた…。「結婚しないのは台湾の女性も同じです。女性にとっては才能が発揮できて、バリバリ働ける土壌のようなものがやっと固まってきた時代だと思うので、『子供を産み、家事をする』という選択をあえてしないのも僕は“アリ”だと思ってます。経済面から見ても“共働きをしないとやっていけないから子供を産まない”とか、“成功するまで結婚しない”という考えも理解できます。でも僕自身は、仕事よりも恋をすることや家族を大事にすることが重要なんです。これが本心なんですよ。結婚というのは形式ではあるけれど、人生にとって結婚でしかエンジョイできないこともあるんじゃないかなとも思うんです。お金をいくらたくさん稼いだとしても、奥さんが温めてくれた一杯の牛乳の“あたたかさ”にはかなわないこともあるんじゃないかなって。電子レンジでチン!でもいいですけど(笑)。人生のポイントをどこに置くかは人それぞれだから、色々と考えてみるのも悪くないのではないかなと思います」。日本には3か月程の留学経験もあり、少しなら聞き取りもできるという彼は「木村拓哉さんや、妻夫木聡さん、阿部寛さんが好きです。映画では深津絵里さん主演の『ステキな金縛り』が好き」と言い「日本のクルーと仕事ができれば長く滞在することができるので実現を願っています」とも語る。そんな彼は最後にこんな抱負を教えてくれた。「父親が芸能人なので、昔から母親には『芸能界だけには入るな』と言われ続けてたんですけど、いまこうして役者をやっているのはもう“運命”と言うしかないなと思っています。今後は少し仕事をペースダウンして調整しながら、すべての作品に全力を尽くせるようにしていきたいです。俳優としては『楽しい人』になりたいという目標があります。そしてプライベートでは『30歳までに結婚したい』と言い続けてきたので実現させたいですね。あと2年以内に(笑)!!『ハーバー・クライシス』はアクションシーンはもちろん、ツァイ監督の最も得意な分野である人間性を引き出し、感性を描いたところにも注目して楽しんでいただければと思います!」(text:Tomomi Kimura)■関連作品:ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1 2012年9月8日より全国にて公開© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年09月03日大沢たかおがNHKの大型時代劇「火怨・北の英雄 アテルイ伝」で主人公のアテルイを演じることが発表され、9月2日(日)に記者会見が行われた。高橋克彦の「火怨 北の耀星 アテルイ」を原作にした本作。西暦800年代に奈良の大和朝廷とは異なる文化を築いていた、東北の“蝦夷”と呼ばれた人々。その一族の英雄であり、中央から派遣された坂上田村麻呂が率いる朝廷軍と壮絶な戦いを繰り広げる阿弖流為(アテルイ)の姿を描く。東日本大震災の発生を受けて企画がスタートし、NHKでは来年の大河ドラマ「八重の桜」、連続テレビ小説「あまちゃん」と並んで東北を舞台にした作品となる。「演者として震災に対してできることはないのか?と模索していたときにお話をいただき、すぐに共鳴して参加したいと思った」と語る大沢さん。真鍋斎プロデューサーは「アテルイは腕っぷしと意志の強い強靭なものを持った男。一方で戦争そのものに対して葛藤もするし、戦争が引き起こす環境破壊に心を痛めたりもする。命あるものに限りない愛を抱いており、優しい目線を持っている」と大沢さんを起用した理由を挙げる。大沢さんにとっては「JIN-仁-」以来となる連続ドラマ主演となるが、「自分の中でもうドラマはないかな?と思っていたところがあったけど、企画を読んで武者震いしました。言葉にするのは難しいですが、力強く演じたい。土地に根付いた人間をきちんと演じ、生命力のあるアテルイになれればと思っています」と意気込みを語った。撮影は9月30日(日)にスタート。岩手県南部などでのロケを中心に11月半ばまで行われる予定。今後、坂上田村麻呂役などのキャスティングについても随時発表される。「火怨・北の英雄 アテルイ伝」は2013年1月、NHK-BSプレミアムにて全4回で放送。■関連作品:藁の楯 2013年GW、全国にて公開映画 ストロベリーナイト 2013年、全国東宝系にて公開© 2012「ストロベリーナイト」製作委員会
2012年09月03日6月にジョニー・デップとの破局が明らかになったヴァネッサ・パラディに、新しい恋人ができたようだ。お相手はフランス人ビジネスマンのギー・ダヴィッド・ガルビ氏。2人は5月、ロサンゼルスからパリに向かう飛行機の中で出会って以来、デートを重ねているという。「2人はパリでロマンティックなディナー・デートに出かけたり、一緒に楽しく過ごしています。彼女にとって癒しになっているようです」と、関係者はイギリスの大衆紙「The Sun」に語っている。「ギー・ダヴィッドはヴァネッサに笑顔を取り戻したのです。彼女は若返ったようで、歌うようになったし、また楽曲を書き始めています」。ヴァネッサと2人の子供たちがジョニーと共に暮らした南フランスのプラン・ドゥ・ラ・トゥールの家はジョニーの所有だが、ジョニーはヴァネッサが自由に出入りすることを認めている。ヴァネッサはつい最近、サン・トロペに家族旅行へ出かけた後、ギー・ダヴィッドとその家に滞在していたという。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO
2012年09月03日『映画 ひみつのアッコちゃん』が9月1日(土)に公開を迎え、主演の綾瀬はるかを始め、岡田将生、吹石一恵、大杉漣、吉田里琴、香川照之、川村泰祐監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。これまで3度にわたってアニメ化された赤塚不二夫の人気漫画を初めて実写化。鏡の精にもらった魔法のコンパクトで22歳のOLに変身した10歳のアッコちゃんが、倒産の危機にある化粧品会社を救うべく奮闘する姿を描く。これまでにも舞台挨拶や記者会見の場で、数々の天然キャラっぷりを発揮してきた綾瀬さんだが、この日はヒールの高いブーツで登場して早々、2度にわたってつまづきそうに!晴れの舞台での痛恨の失敗に恥ずかしそうに、頭を抱え「気を抜いてました」と苦笑を浮かべていた。岡田さんはこれがツボにハマったようで大爆笑。自分の挨拶の番が来ても笑いが止まらず、苦しそうに身をよじらせていた。吹石さんはこんな光景も見慣れた様子。「現場でも綾瀬さんと岡田くんが、『私の方がしっかりしてる!』、『僕の方がしっかりしますよ』と言い合ってるのを『ふーん、そうなんだ』という感じで見守ってました」と現場での2人のやりとりを暴露。里琴ちゃんは撮影の思い出として「初日に綾瀬さんが誕生日プレゼントをくれて、岡田さんは私がチョコが好きなのを知って買ってきてくれました」と嬉しそうに明かしてくれた。サングラスにスーツの“鏡の精”を演じた香川さんは「『テクマクマヤコン』、『ラミパスラミパス』のセリフが言えて幸せ。顔はほとんど見えませんが、あのセリフを言えるってだけで素晴らしい役をいただけたと思います」と喜びを語った。大杉さんは劇中で、アッコちゃんが変身した精神年齢10歳の演技を披露し話題を呼んだ。「60歳を迎えての第1作目がこれで、良いか悪いかは別としてメモリアルな作品になりました(笑)」とちょっぴり複雑?一方でほかの役を演じられるなら?という問いに「許していただけるならアッコちゃんをやりたい。大阪のオバちゃんもどきで10歳を演じられたら」と語り喝采を浴びた。「続編に出たいか?」という問いにはキャスト全員がイエスの答え。川村監督は「もう1回、綾瀬さんのアッコちゃんが見てみたい。大杉さんのアッコちゃんはスピンオフで(笑)」と意欲を見せていた。『映画 ひみつのアッコちゃん』は全国にて公開中。■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開© 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
2012年09月02日豊田利晃監督の最新作『I’M FLASH』が9月1日(土)に公開を迎え、豊田監督に主演の藤原竜也、松田龍平、水原希子、仲野茂、永山絢斗、板尾創路、原田麻由、大楠道代の総勢9名が揃い。テアトル新宿にて舞台挨拶を行なった。あるスキャンダルで離島への逃避を余儀なくされた新興宗教のカリスマ教祖、彼を守るために派遣されたボディガードの交流を描き出す。念願の豊田作品への出演を果たした藤原さんは「多くのスタッフとキャストが集まって、短い期間に行なった過酷な撮影でした。思うところがすごくあります。形にできて良かった」としみじみ。豊田監督も「僕と竜也の2人で話したことにみなさんが乗ってくれたことがミラクルであり、フラッシュ!」と感慨深げに語った。松田さんにとっては9年ぶりの豊田作品となったが、「豊田さんと早くやりたいと思ってたので嬉しかった。藤原くんとは初めてだけど、台本を読んでイメージしていたルイ(藤原さん)といい意味で違って、一緒に芝居してて影響されました。僕も迷っていたところもあって、一緒にやることで分かったことがあって楽しかった」と語った。水原さんは「オファーの1週間前に(豊田監督の)『青い春』を観て、こんな素敵な監督に撮ってもらいたいと思っていたので運命を感じた」、永山さんも「僕は映画に興味がなかったけど、10代で『青い春』を観てこんな面白い作品があるのかと役者という仕事に興味を持った」とそれぞれに本作、そして豊田監督への特別な思いを明かしてくれた。大楠さんは藤原さんに持ちかけられた仰天の“相談”の内容を告白!「(撮影が)終わった途端に『相談があります』って言われて、『監督をぶっ殺したいんですが…』と言われました。普通なら『まあまあ』とでも言うところですが、私も『やれば?』と言ってしまいました(笑)。役者の代わりはいないけど、監督の代わりはいくらでもいるので。これで私は藤原くんが大好きになりました」とあっけらかんと明かした。監督はこのやりとりを大楠さんから聞かされたという。当の藤原さんは「結構、限界に来てて大楠さんが車で帰られるときに『ここしかない』と思って真面目な心の叫びを聞いていただきました」と、晴々とした表情で大楠さんへの感謝の思いを口にした。『I’M FLASH』はテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開中。■関連作品:I’M FLASH! 2012年9月1日よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開© 2012「I’M FLASH」製作委員会
2012年09月02日ともさかりえとスネオヘアーの夫婦共演で話題の映画『ハイザイ ~神さまの言うとおり~』が9月1日(土)に公開を迎え、ともさかさんにスネオさん、落合モトキ、深水元基、ALISA(ラッキーカラーズ)が都内劇場で行われた舞台挨拶に出席した。沖縄・北谷の観光客や買い物客でにぎわう一角を舞台に、ヤクザに万引き女、本土から遊びに来たカップルに女子高生など異なる境遇の男女の運命が、奇妙に絡まり合っていく様を描いた本作。晴れて公開となる記念すべき日の舞台挨拶に福永周平&泉尾昌宏の両監督はまさかの欠席となったが、これに猛然と噛みついたのはスネオさん。「2人もいるのに来ないって、責任取りたくないってことですかね?」と漏らし、隣りのともさかさんに「そんなこと言ってないでしょ」とたしなめられる始末。さらにALISAさんが英語で初日を迎えた喜びを語ると、スネオさんは「ディスってますね」と解説を加え、またもともさかさんから「ディスってないでしょ」とツッコミが。リアル夫婦漫才のようなやり取りに客席は笑いに包まれた。スネオさんの撮影はわずか数時間ということで、沖縄で行われたロケの期間中、毎日ともさかさんの撮影が終わるのを待って食事に行っていたそう。「ともさかさんを待って、店や何を飲むかを手配するのがメインでした」と自虐的にふり返る。改めて“夫婦共演”について聞かれると、「その話ばかりで恐縮です」と申し訳なさそう。ともさかさんも「気恥ずかしさが先に立ってしまい、あまりいいものではないですね」と照れくさそうに感想を口にした。スネオさんの撮影に関して、ともさかさんは「心配で見に行きました。お母さんみたいな気持ちで(苦笑)」と明かした。一方でその演技力については「ズルいですね。アーティストの方は役者には出せない空気感がある」と羨ましそうにその独特の存在感を評した。沖縄の思い出について「毎晩、落合くんと飲み歩いてました」と語る深水さん。落合さんは「深水さんとは好きな女の子のタイプが一緒で、飲みながら『あのコ、いいね』と言うと深水さんも『いいね』と言うことが多くて、これはひと悶着あるだろうなと思った」と楽しげな沖縄の夜の様子を明かしてくれた。『ハイザイ ~神さまの言うとおり~』はキネカ大森ほか全国にて公開中。■関連作品:ハイザイ ~神さまの言うとおり~ 2012年9月1日よりキネカ大森ほか全国にて公開© 2012「ハイザイ~神さまの言うとおり~」製作委員会
2012年09月02日ルパート・サンダース監督が妻から『スノーホワイト』の続編『Snow White and the Huntsman 2』(原題)の監督をすることを禁じられているようだ。サンダース監督と主演のクリステン・スチュワートの不倫発覚後、ルパートの妻でモデルのリバティ・ロスは、もし2人の結婚生活を破綻させたくないのなら、ルパートがメガホンを取る予定になっていた同作で、監督することを許さないと警告しているという。ある関係者は「RadarOnline.com」に「リバティは周囲に、夫のルパートが『Snow White and the Huntsman 2』(原題)を監督しないと吹聴しているんです。2人は不倫発覚後、何とか関係修復を模索しているんですが、それが映画にとっては悩みの種なんです。リバティは夫にクリステンとまた一緒に仕事をして欲しくないんですよ」と話しており、続けて「その条件にルパートはかなりがっかりしたようですね。というのも『スノーホワイト』は彼の監督デビュー作でしたし、作品の評判も良かったため、続編を作ってキャリアを進めていきたかったようですしね。でもルパートは自分のした行為が言い訳できないものだと認めています。なので、彼としては苦虫を噛んでも、妻の言うことに従うでしょうね」と明かしている。さらに先の関係者は、サンダース監督は同作の製作元であるユニバーサル・ピクチャーズと正式な続編契約をしていないため、スタジオはほかの監督を模索しつつ、クリステンは続投させる見込みだとも続けた。「ルパートが『スノーホワイト』の契約をしたとき、彼自身、まさか続編も監督できるチャンスがあるとは思ってもいなかったでしょう。ユニバーサル側との契約は1本だけだったからです。ただ続編についてはスタジオ側との口約束だったので、特に正式な契約はしてないんですよ。一方のクリステンは主役なので、ルパートを差し置いて続投するでしょうね。ユニバーサルはほかの監督を探すことになりますね」。一方、クリステンとその彼ロバート・パティソンは再び連絡を取り合い始めたともうわさされているが、ロバートは未だにクリステンの犯した過ちを許すことができないようだとロバートの友人は話している。「2人はようやくお互いに連絡を取り始めましたが、だからと言ってロバートがすぐにクリステンのことを許すということにはならないようですね」。■関連作品:スノーホワイト 2012年6月15日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. All Rights Reserved.
2012年09月01日先日、大盛況のうちに幕を閉じた野外映画祭「星空の映画祭」。シネマカフェでは、今年初めてオフィシャル・メディアパートナーとして同映画祭を応援するため、映画祭史上初となる1泊2日のオフィシャルツアーを開催した。まだ知らないあなたのために、映画祭の見どころを映画祭を初体験した参加者の声を交えてご紹介!8月18日(土)・19日(日)の1泊2日にわたり敢行されたこちらのバスツアー。長野県諏訪湖周辺にある伊勢神宮と並ぶ名パワースポット・諏訪大社に参拝し、夕方に会場の原村に到着。素敵なご夫婦が夏限定で運営するペンションで、長野県産の野菜をふんだんに使った夕食で腹ごしらえをし、一同は映画祭へ!だが、野外で映画の上映が行われるこの日は午前中からまさかの豪雨…。すると諏訪大社のご利益か、夜になると夕方まで降り続いた雨がうそのように晴れあがり、会場へと向かう人々が夜空を見上げて歓喜する姿があちらこちらで見られた。この日上映されたのは、小栗旬と岡田将生主演で大ヒットを記録した『宇宙兄弟』。ばっちりと晴れあがった夜空の下で観る壮大な“宇宙”の物語とあって、この体験で感じた「ロマンチック度」を聞いてみると参加者の8割以上の人が、100点満点中「100点」以上をつけていた。今回このツアーに参加したメンバーは全員、同映画祭に参加するのはこれが初めて。特に恋人や夫婦での参加が目立っていたが、「大切な人とロマンチックな時間は過ごせましたか?」という質問には、参加者全員が「はい」と回答。さらに、「とにかく良かった!星空が一面に広がっていて感動しました」(20代・女性)、「(上映作品の)画面が暗くなったときや、空のシーンになったとき、森や空との一体感を味わえ、そのときの星がとてもキレイ!大自然の中で笑ったり泣いたり、感情を共有できるところがいい」(20代・女性)と、満点の星空の下で観る映画に大感激だった様子がうかがえる。そのほかにも「映画も星空も、東京でもいつでも見れるものですが、同じものでも美しさや自然の中で感じるそれらは、いつもよりもすごくすごく素敵でした!」(20代・女性)、「本当に最高のシチュエーションです!!自分を見直すきっかけにもなりました」(20代・男性)と、“非日常”の体験に興奮する声も。さらに、「(山の上は)ちょっと肌寒いので、つい隣の人とくっつきたくなる(笑)」と同行者との急接近も期待できる効果も(?)。標高1,300メートルの山上での開催とあって、真夏にも関わらず参加者同士が熱々のコーヒーを手に身を寄せ合う微笑ましい姿も見られた。例年に比べて動員数が大幅に増加し、当初予定していた人数を大きく上回り4,000人超が参加する大盛況となった今年の「星空の映画祭」。この隠れた名スポットに、来年こそはあなたもぜひ参加してみては?特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」「星空の映画祭」公式サイト■関連作品:宇宙兄弟 2012年5月5日より全国東宝系にて公開© 2012「宇宙兄弟」製作委員会
2012年08月31日「100年に一度の映像プロジェクト」として、世界中で歓喜の嵐を巻き起こしているアクション超大作『アベンジャーズ』。夏休み映画の本命としてここ日本でも好スタートを切り、連日盛況を見せている本作だが、注目すべきは20代の女性同士の来場が多く見受けられているということ。正義のために力を合わせて戦う男たちの姿が女子たちのハートをしっかりと捕らえているようだが、その中でも“硬派”なヒーローとして女性の人気を集めるのが、クリス・エヴァンス扮するキャプテン・アメリカ。ただ一人、70年前のアメリカから時代を超えて、現代の最強軍団“アベンジャーズ”の仲間入りをする彼にクリスが寄せる思いを明かしてくれた。『アベンジャーズ』に参加する前に『キャプテン・アメリカザ・ファースト・アベンジャー』で主人公キャプテン・アメリカを熱演しているクリスは、この大役を与えられた当初の心境を「怖ろしかった。だからすぐには『イエス』と言わなかったんだ。ものすごい責任を負うことになるけれど、同時に、とてもエキサイティングでスリリングなことでもあると思った」とふり返る。本作での好演を経て、再び同じスーツに身を包むことに胸を弾ませたという彼は、何よりも“アベンジャーズ”のチームとして完璧な化学反応に自らも魅了されたという。「出演者全員のそれぞれの演技スタイルがとてもうまく織り合わさっているんだ。僕らはみんな似たようなアプローチで役に臨んでいるから、そのおかげで上手くいっているようだ。以前、別の作品では、撮影のとき以外でも役になりきる、近寄りがたい共演者がいたけれど、今回の作品ではそういう人はいなかったんだ。一方で、準備不足の役者はひとりもいなかった。完璧に準備しつくしていて、自由自在に自分の役に出入りできる人もいたほどだよ。ロバート・ダウニーJr.がアイアンマンを演じるのはこれが3度目。彼はあの役柄を知りつくしているね」。さらに、クリスは『アベンジャーズ』の見どころについてジョス・ウェドン監督との共同作業をふり返りながら説明する。「彼は最高の監督だよ。撮影現場にはたくさんの役者たちがいて、その多くが脚本に対して自分なりの意見を持っている。演者全員の要求に全て応えるのは至難の業だよ。でもジョスはそれぞれの演者と個々に語り合う。誰か1人が問題を抱えていたとしたら、彼はその内容を理解しようと努力する。それがセリフの問題だったとしたら、ジョスだからこそ巧みに書き直してくれる。彼はまるでトランプを切るように言葉をシャッフルさせて、見事に改良して見せるんだ。彼はまた、アクション・シーンにおける登場人物の成長や人間関係のバランスも重視していた。『アベンジャーズ』を面白い作品にしている要素のひとつは、大きなアクション・シーンが単にヒーローが敵と戦うことだけを描いたものではないということだね。ヒーローたちはお互いの中での自分の役割を見出してチームになろうとしている。彼らの“不和”がアクション・シーンに面白さを生みだしていると思うんだ」。ここまでの個性を持ち合わせた大人たちが1つのチームともなれば、普通ならばリーダーを求めてしまうものだが、クリスは「僕は自分がリーダーだと言うつもりはまるでないんだ」と語気を強める。では、ただ一人、ハイテクノロジーの次元が全く異なる時代から召集されたキャプテン・アメリカとして、彼が目指した“役割”とは何だったのか?「ありがたいことにスティーヴ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)という人物は、根が善人で高い道徳観と価値観を持っているんだ。彼の道徳観や価値観は、他人との接し方がいまとは違った時代に養われたものだよ。人と人のつながりはもっと深いものだった。現在はテクノロジーなどのおかげで、そういう部分が全て一歩後退してしまったように感じるんだ。女の子をデートに誘うのでさえ、実際に声をかけることなくバーチャルでできてしまうほどだからね。スティーヴがいた世界とはそこが違うから、そういう部分に慣れるのは大変だと思う。彼が信じ、支持し愛していた多くのことが変わっていたんだからね。彼は現代社会との関わり方を見いだそうとしているんだよ。そして、彼は善のシンボルになろうとしているんじゃないかな。思いやり、忍耐、正直さ、強い価値観をもった善人になろうとしているんだ」。ちなみに、そのお手本とすべきヒーロー、キャプテン・アメリカを演じる上でクリス自身にとっても嬉しい副作用もあるのだとか。「いつも思いあがっているようなヤツを演じていると、家に帰ってもそういう態度が出てしまう。スティーヴは善人で正しい行ないをする男なんだ。この男をさんざん演じた日には、家に帰ってからも『もっと良い人間になろう。もっと優しく、もっと忍耐強い男にならなければ』なんて思ってしまうんだよ」。まさに、身も心もヒーローたるべき男像に染まっている様子のクリス。この先も『キャプテン・アメリカ』、『アベンジャーズ』の続編も決定しており、まだまだこの訓練の日々は続きそうだが、ほかのヒーローたちはもちろん、ぜひとも彼の成長ぶりに期待したいところ。『アベンジャーズ』は全国にて公開中。特集:この夏アツイ!男たち■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.
2012年08月31日8月29日(現地時間)より開幕中の第69回ヴェネチア国際映画祭で8月30日(現地時間)、日本人監督として公式上映第1号となる黒沢清のドラマ「贖罪」が特別招待部門にて上映された。この日の上映のためにドラマ全5話分を再編集した4時間半にも及ぶ力作を引っさげ黒沢監督も単身現地入りし、ヨーロッパ中から集まった映画人に向けて思いの丈を語った。ベストセラー小説「告白」の原作者として知られる湊かなえの同名小説を原作に、主演・小泉今日子、各エピソードに蒼井優を始め池脇千鶴、小池栄子、安藤サクラという豪華女優陣を迎え、今年1月にWOWOW連続ドラマ枠で放送された本作。とある田舎町で起きた美少女殺人事件の被害者の母親が、事件当時、娘と一緒に遊んでいた4人の少女たちに“償い”を課していく。『トウキョウソナタ』や『アカルイミライ』など、幾度となく監督作を引っさげ海外の映画祭の数々に参加してきた黒沢監督だが、インターナショナル版として再編集されたものとは言え、ドラマ作品を携えての参加はこれが初めて。「撮影をした当時は、テレビや映画を意識して撮ってはいなかったので正直、このように映画として世に出ることになったことはとても嬉しく思っています。本作を正式出品作として、この長尺にも関わらず選んでくれたヴェネチア国際映画祭は寛大で冒険的な映画祭だと、改めて懐の広さに感激しています」と感謝の思いが口を突いて出た。また、本作の製作に至った経緯を「湊かなえさんの作品はとても女性的で、主な読者も女性なんだと推測しますが、男性の私にとってはあまりなじみもない原作と思いながらも、とても楽しんで作ることができました」と語る黒沢監督。「特に前作の『トウキョウソナタ』でご一緒していた小泉さんと香川さんの再競演など、その2人が演じてくれているそのエピソードにも思い入れがあり、この映画は私自身の過去作品の“その先”を探り出すような思いで作ることができました」。最後に、外国人記者から「個人と社会を対立させるということが軸になっている小説を基に作られていると理解しているが、なぜ日本の社会ではこの映画のように個人の存在が社会と対立するような事件が起こるのか?」という映画祭ならではの質問が飛んだ。これに対して監督は「日本に住んでいる自分でも分からない。日本の社会構造には、新聞や報道で見えてくるものとは異なるものが隠れていると思う」と率直な言葉で見解を述べた。上映後、会場内にいた黒沢監督に向けて盛大なスタンディング・オベーションが贈られ、海外の映画祭経験が豊富な黒沢監督も今回の上映には大きく胸を揺さぶられていた様子だった。第69回ヴェネチア国際映画祭は9月8日(現地時間)までイタリア・ヴェネチアにて開催。■関連作品:リアル~完全なる首長竜の日~ 2013年初夏、全国東宝系にて公開
2012年08月31日マーベル・コミックの最強チーム「アベンジャーズ」に対し、アメリカが誇る老舗コミックレーベル・DCコミックのヒーローたちが集結する大プロジェクト「ジャスティス・リーグ」。このたびバットマンの新シリーズが、映画『Justice League』(原題)内でデビューする可能性が出てきた。現在公開中の『ダークナイト ライジング』を最後に、3部作を手掛けたクリストファー・ノーラン監督が同シリーズを降板することを以前から明言しており、バットマンの再リブート化が注目されていた。そんな期待が高まる中、DCコミックが製作を進めている「ジャスティス・リーグ」の映画化作品の中に登場するバットマンが、“新シリーズ版・バットマン”の先駆けになる可能性が出てきたのだという。同作の監督には、ベン・アフレックやウォシャウスキー姉弟などが候補に挙がっている。『Justice League』はすでにショーン・ペン主演の新作ギャング映画『Gangster Squad』(原題)を手掛けたウィル・ビールによって脚本が完成しており、さらにライアン・レイノルズ主演で映画化した『グリーン・ランタン』がファンからも批評家からも酷評されたことから、バットマンだけではなくグリーン・ランタンも同作でリブート化する可能性があるという。『Justice League』(原題)は3年後の2015年に公開予定だ。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年08月31日ライアン・ゴズリングが新作ファンタジー映画『How to Catch a Monster』(原題)で監督デビューを果たすことになった。ライアンは『ドライヴ』で共演したクリスティーナ・ヘンドリックスを主演に据えた本作で初監督を務めるようで、脚本も執筆するという。「マーク・プラット、アダム・シーゲルらプロデューサー陣、そしてボールド・フィルムズには支えていただいており感謝しています。スタッフ全員とこの映画を製作できるのをいまから楽しみにしています」と監督デビューの喜びを語った。本作は、クリスティーナ演じる2児のシングルマザーがファンタジーの世界に迷い込み、子供のひとりが水中にある謎の街を冒険するという内容。クリスティーナ同様『ドライヴ』でライアンとタッグを組んだプロデューサーのプラット氏は、ライアンの手がけた脚本について「思わず引き込まれるような美しい脚本」と称賛し、これまでの演技経験が監督業に活かせるだろうとコメント。さらに、「『ドライヴ』に引き続きライアンと組んで、彼の監督と脚本デビュー作をプロデュースすることができて嬉しいかぎり。ライアンは思わず引き込まれるような美しい脚本を創り出していて、それを実際に映像化するための明確なビジョンがあるんです。観客を映画の世界に引き込む彼の能力は、フィルムメーカーとしても役に立つはず」と語っている。■関連作品:ギャングスター・スクワッド (原題) 2012年秋、全国にて公開
2012年08月31日日中は気温30度超えの暑さがいまだ残るものの夜になるとスズムシなどの鳴き声も聞こえ、僅かに秋の始まりを予感させる風が吹き始めるこの季節。まだまだ暑いとは言っても、ファッションラバーな女性たちの意識は既に秋へと向かっているはず。そこで今回は秋冬のファッションに欠かせないレザージャケットを上手に着こなしているセレブたちのファッションをチェック!全身ブラックで統一してモードに:ケイト・ブランシェットハードな印象になりがちなレザージャケットだけれど、形を選べば女性らしくも着こなせる。そんな着こなしに成功している代表格がケイト・ブランシェット。あえてノーカラーのレザージャケットを選び、タイトめのブラックワンピースにピンヒールというモードな出で立ちの彼女だが、シックで女性らしい装いにレザージャケットをピリリと効かせているあたりは上級クラス。ジャケットを脱げばオフィスにもすっとなじむそのスタイルは、“デキる女”通勤スタイルとして真似したいところ。デートにぴったり!:アレクサ・チャン少しタイプを変えて、上手な甘辛ミックスコーデのお手本にしたいのはアレクサ・チャン!元々米MTVのプレゼンテーターであった彼女だが、その類稀なるファッションセンスでたちまち時代のファッションアイコンに。多くの有名ファッション誌でスナップの常連ともなっているので、その名を一度は見たことがあるという人も多いはず。黒のタートルネックに花柄のスカートという少しレトロなコーディネートにレザージャケットをラフに羽織った彼女は、足元はフラットシューズで決め、バイカーのような形のジャケットなのにハードな印象になりすぎていない。デートシーンでレザーを着るときはアレクサのようにほかをとことんガーリーなアイテムでまとめるのが賢いかも。一枚上の大人カジュアル:サラ・ジェシカ・パーカー最後にご紹介するのは、カジュアル&ラフに着こなしたサラ・ジェシカ・パーカー。休日スタイルといった感じだろうか、デニムを折り返し、「コンバース」のスニーカーにパーカー、その上にレザージャケットをプラスという少々スポーティなスタイルをお手本にしたところ。一見「ラフすぎるのでは!?」と思うスタイルなのに、女性らしさを感じさせる秘密は、絶妙なサイジング感にあり!先述の2人に比べて、サラがチョイスしたレザーの丈は短めで下からパーカーがはみ出してしまうほど。しかし、折り返したデニムも含め、このバランスこそが“大人カジュアル”な仕上がりの鍵と言えそうだ。全く異なる雰囲気でレザージャケットを着こなす3人のおしゃれ名人たち。サイジングやコーディネートのポイントはやはり、ハードになりすぎないように“女性らしさ”を残すことのようだ。気候的に重ね着など、いろいろなオシャレに挑戦できるこれからの季節。TPOに合わせて、様々なレザージャケットの着こなしをぜひ楽しんでみて!© Startraks/AFLO© BIG PICTURES/AFLO■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURESホビット ゆきて帰りし物語 2013年12月13日より全国にて公開
2012年08月31日本国フランスでは3人に1人が観たと言われ、さらにサルコジ前大統領や米オバマ大統領までが興味を示し、昨年のカンヌ国際映画祭で配給権を巡っての争奪戦が行われるほどの人気ぶりを見せたフランス映画『最強のふたり』。今年のフランス映画祭の開催に合わせて初来日を果たしたエリック・トレダノ監督を直撃した。本作について、そしてフランス映画の魅力について話を聞いた。開口一番、本作が海外で巻き起こしている社会現象について「全く予想していなかった」と語るトレダノ監督。これまで日本で劇場公開された作品はなく、失礼を承知で言うならば、まったくの無名監督。それが本作で世界中の賞を総なめにし、早くもハリウッドでのリメイクが決定しているという熱狂ぶり。実際、この反応をどう受け止めているのだろう?「すごく舞い上がりながらも、誇りに思っているよ。僕が表現したかったユーモアや価値観が、こうしていろいろな国で受け入れられている。その中で、それぞれの国でリアクションが違うのもまた面白い。フランスでは本当に社会現象になって、この映画をきっかけにハンディキャップをもった人やスラム街に住む移民たちについてのディベートまで生まれたことには本当に驚いたよ」。『最強のふたり』で描かれるのは、ある事故をきっかけに首から下が全て麻痺状態となり車椅子生活を送る大富豪・フィリップと、彼の世話係をすることになったスラム街出身の黒人青年・ドリスの友情の物語。この一見ありえないようなストーリーは、実話に基づいて作られたお話なのである。一体何が、監督を映画化へと走らせたのか?「元々、モデルとなった実在の2人(フィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴ&アブデル・ヤスミン・セロウ)を描いたドキュメンタリーを観たことがきっかけなんだ。とても現代的なテーマだと思った。“黒人で貧しい地域に住んでいる男は、すぐに盗みを働くに違いない”とか、“ハンディキャップをもっている人に対しては特別なルールが必要”とか、そんな社会的な先入観を全部取っ払ったものが描けるだろうと思ったんだ」。それから共同監督のオリヴィエ・ナカシュと共に、何度となくモデルとなったボルゴ氏の元に足を運び、映画化を進めていったトレダノ監督。その中で見つけ出したもの、それは苦境の中にあっても忘れない“ユーモア”だったという。「実際の2人のエピソードをフィリップに語ってもらって、脚本を練っていったんだ。だから、劇中のフィリップとドリスはお互いにからかい合いながらも、決して相手を傷つけるような意地悪は言わない。そうやってユーモアを通して自分たちが抱えている深刻な問題の重さを、お互いに少しずつ減らし合っていく姿をリアルに描くことができたんだ。話を聞いていくうちに、フィリップは知性もユーモアもあふれていて、17年間の苦しい車椅子生活を通して、人生の意味を何度も自分に問い直してきた人なんだと感じたよ」。既に世界中でこの感動を体験した人々から、絶賛の声が数多く届けられている本作。モデルとなったボルゴ氏たちは完成した作品についてどのような反応を見せたのだろうか?「パリでプレミア試写会を開いたときに、約500人の観客に混じってフィリップに完成した映画を観てもらったんだ。映画が終った後で彼はこう言ったんだ、『いま、私は両手で拍手しているよ(笑)』って」。本作然り、本年度アカデミー賞で5部門受賞した『アーティスト』など今年に入ってのフランス映画の躍進には目覚しいものがある。監督はその理由はアメリカ映画とは異なる魅力にあると言う。「『アーティスト』をミシェル(・アザナビシウス監督)が撮ると言い出したときは、いまの時代に無声映画なんて狂っていると、みんなから言われていたんだ。僕のときも、やはり周りからはあまりにも危険だと言われた。アメリカでは3D大作だったり、エンターテインメント色の強いものだったりと、すごく凝ったものが多い中で、フランス映画においてはリアルなテーマを扱って本当に映画として良い作品が出てきていると思うんだ。こうして3億5,000万ドルの興行収入と世界中でいろんな賞をもらえたしね(笑)。だから、いまは斬新で冒険的なテーマが報われている、いい時代なんだと思うよ」。どんなときもユーモアを忘れなければ、人生はいつだって楽しいものに変えられる。ただし長い人生、ひとりで楽しむのは難しい。そんなメッセージを、この映画はそっと優しく語りかけてくれる。■関連作品:最強のふたり 2012年9月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP
2012年08月31日ディズニー/ピクサーの5作目として公開され、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、日本でも洋画アニメーション史上最高となる興行収入110億円を記録した大人気アニメーション『ファインディング・ニモ』。この秋、3Dとなってスクリーンに蘇る本作と同時上映される『トイ・ストーリー』シリーズの短編最新作『レックスはお風呂の王様』の本編の一部が到着した!本編はもちろん、ファンの心をとらえて離さない『トイ・ストーリー』のスピンオフ作品の数々。今回、その最新作の主人公として抜擢されたのは、仲間のおもちゃたちからいつも場をシラケさせるヤツとして厄介者扱いされている恐竜のおもちゃ、レックス。ある日、ご主人様のボニーに誘われて初めてのお風呂を体験した彼は、たちまちパーティ・アニマルならぬ“パーティザウルス”に大変身!レックスが繰り出す泡と楽しさてんこ盛りのバブルバス・パーティは大喝采を浴び、それを聞きつけたバズとウッディを始めとするおなじみの仲間たちも大興奮。レックスがバブルバス・パーティを通して、一躍人気者になる様子が描かれる。今回、解禁となったのはレックスがお風呂場でパーティを始めるシーン。いつも弱腰なレックスだが、彼が「よし行くぞ!」と蛇口をひねり、お風呂場に水を貯めてノリノリの音楽をかけると、浴槽のオモチャたちが大盛り上がり!バブルバスの中で楽しげにダンスするおもちゃたちのキュートな姿が映し出される。みんなからの称賛を受け、まるでバイキングの王様のようなスタイルになったレックスに、おもちゃのアヒルが「バブルをもういっちょ追加だ!」とリクエスト。見ているこちらも一緒に踊り出したくなるようなオモチャたちの楽しげな様子が十二分に伝わってくる映像に仕上がっている。おもちゃのアヒルを始め、ここだけでしか見られない新キャラクターも多数登場するのもスピンオフ作品の醍醐味。近作では、『メリダとおそろしの森』の劇場公開時に“ニセものバズ”を主人公にした『ニセものバズがやって来た』が公開されたばかりだが、それから間もない新作の上映とあって、『トイストーリー』ファンからは嬉しい悲鳴が聞こえてきそう。果たしてレックスはお風呂場のスターとして新たに生まれ変わることができるのか…?今回もまた、かわいらしいオモチャたちがスクリーン上で大暴れしてくれそうだ。『ファインディング・ニモ 3D』は9月15日(土)より3D劇場限定にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ファインディング・ニモ 3D 2012年9月15日より劇場限定公開© Disney/Pixar
2012年08月31日ロバート・パティンソンが、アンドリュー・ガーフィールドの“元恋人”から言い寄られているようだ。アンドリューと以前交際をしていたシャノン・ウッドワードは、アンドリューとの失恋の痛みを経験したからこそ、クリステン・スチュワートと破局したロバートの心痛を理解できると、ロバートに急接近しているようだ。ある関係者は「Daily Star」紙に「ロバートとシャノンは最近、急接近していますね。実は、シャノンがロバートのことを昔からずっと好きで、彼女はロバートと公のイベントなどで出会うたびに、クリステンと一緒にいたのが気になっていたようです。しかもシャロンはロバートの最近の辛い気持ちを理解しています。というのも、昔付き合っていたアンドリューが『アメイジング・スパイダーマン』で共演したエマ・ストーンに鞍替えしてしまったことで、彼女はアンドリューと破局しているわけですからね」と語り、続けて「なのでシャロンとしてはロバートと友達以上の関係になれればと願っているようです」と明かした。実は最近、シャロンの親友でもあるケイティ・ペリーが、傷心のロバートを励まして楽しませるためにディナーに誘って楽しんでいる姿が目撃されたばかり。別の関係者は「先週の23日(現地時間)の夜にケイティとロバートはウェスト・ハリウッドのソーホー・ハウスでディナーを楽しんでいたんです。2人は親友で、お互いにフリーの身になって楽しんだようですよ。ケイティはロバートをできるかぎりサポートしようとしているんです。ケイティはロバートが経験したことを理解できますし、彼を助けたいんです。だからケイティはロバートを外に出させて、バカなことでもして楽しむようにけしかけたんですよ」と語っている。■関連作品:トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2 2012年12月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
2012年08月31日マイケル・ダグラスがインディーズ映画”Reykjavik”(原題)でロナルド・レーガン元アメリカ合衆国大統領を演じるかもしれない。「The Hollywood Reporter」誌によると、同作は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェル監督の新作で、リドリー・スコットが製作総指揮にあたる。1986年、チェルノブイリ原発事故後にレーガン大統領とソ連のミハイル・ゴルバチョフ書記長がアイスランドの首都レイキャビクで会談した数日間を描くもので、脚本は『ジェイン・オースティン秘められた恋』のケヴィン・フッド。現在、ゴルバチョフ書記長のキャスティングが行われている。撮影は来年3月からドイツで予定されている。ガン治療のため休養していたマイケル・ダグラスだが、実在のピアニスト、リベラーチェを演じたスティーヴン・ソダーバーグ監督の『 Behind the Candelabra』(原題)やコメディ作『Last Vegas』(原題)など、主演作を次々に撮影している。筋金入りの民主党支持者でバラク・オバマ大統領を応援しているダグラスが、俳優から政治家に転身し、共和党の大統領となった保守派のレーガンをどう演じるのか?”Reykjavik”は実現が楽しみな企画だ。(text:Yuki Tominaga)© /AFLO■関連作品:エージェント・マロリー 2012年9月28日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2011 Five Continents Imports, LLC. All rights reserved
2012年08月31日化粧品会社に勤める男を演じたが、本音では「ナチュラルな方がいい」と“ノーメイク派支持”を明かす岡田将生。ちなみにこの言葉、男性からしたら100%褒め言葉なのだが、女性の中には「せっかくいつも時間をかけてキレイになってるのに…」と受け取る人もいる“男性の無意識な無神経要注意ワード”なのだとか。それを伝えると「そうなんですか!?」と驚愕しつつ、「そう言われても…」と子供のように口をとがらせる。岡田さんにそんな表情でそう言われたら大方の女性が「しょうがないなぁ」とメロメロになること間違いないと思うが…。まもなく公開の『映画 ひみつのアッコちゃん』はアッコちゃんという“子供”の視点を通して、仕事とは何か?大人とは何か?をユーモラスに描き出す。岡田さんにとってその答えとは?言わずと知れたギャグ漫画の巨匠・赤塚不二夫の原作コミックを現代風にアレンジした本作。魔法のコンパクトで22歳に成長した自分に変身したアッコちゃんが、思いもよらない発想で傾きかけた化粧品会社の復活に力を注ぐ。岡田さんが演じた尚人は、若くしてヒット商品を開発したこともあるエリート社員。デパートの化粧品売り場で偶然出会ったアッコちゃんを企画開発室のバイトとして採用する“王子様”的存在である。「アッコちゃんに説明するセリフが多くて大変でした(苦笑)。アッコちゃんから見て、尚人の佇まいや話し方を情熱的に魅せるということは一番気をつけていたところですね」。精神年齢10歳のアッコちゃんの“正論”が、会社という組織の歪んだ“常識”を打ち破っていく様は痛快。アッコちゃんのような女性に惹かれるか?と聞いてみると「常に物事を新鮮に捉える女の子っていいなと思います。子供だからこその発想ですが、一緒にいて飽きないでしょうね」と肯定的な答えが返ってきた!そのアッコちゃんを演じた綾瀬はるかとは『プリンセス トヨトミ』に続く共演。「小学生の役ということで子役の(吉田)里琴ちゃんと話をしてしゃべり方や動きについて勉強していて、そういうところは尊敬してます」と持ち上げつつも、「やっぱり綾瀬さんは、綾瀬さんでした(笑)」と撮影現場での様々なエピソードを明かしてくれた。「朝、撮影が始まってもお昼のことしか考えてないんですよ。『今日のご飯どうしよう?A定食にしようか?B定食にしようか?』って(笑)。それから尚人がアッコちゃんに母親の話をするシーンで、アッコちゃんがイスをクルクル回しながら近づいてくるんですが、勢い余って僕にぶつかって、後ろのテーブルの物も全部落としちゃったんです。以前から知っているので何となく『やりそうだな』と思っていたら、『やっぱり』という感じで。スタッフさんも多分やるだろうと思ってたみたいで、対応がすごく早かったです(笑)。これはもう何度も紹介されている話ですが、『プリンセス トヨトミ』のときも大阪城のことを“お寺”と言ったり…そういうのが忘れられないんです。もうそれが当たり前のような感覚になっていて(笑)。アッコちゃんに似てる?そういうところはあると思います、全部じゃないですが」。一方で、岡田さんも自らについて「まだまだ大人とは言えない」と言う。「僕、短気なんですよ。だから自分の思い通りに行かないと自分自身にイラッとしてしまいます。タイムスケジュールをしっかり決めたりするんですが、30分以内に掃除しようと決めたのに40分かかったらイラッとします(苦笑)。そういうところは本当に子供です」。さらりとなかなか想像できない素顔を明かしてくれたが、仕事において「常に100%に近づこうとする」という姿勢に繋がっているポジティブな部分と言えそう。改めて俳優という仕事をする上での原動力を尋ねると「出会い」という答えが返ってきた。「まだ出会っていない監督やスタッフさん、俳優さん…まだまだ知らないことがたくさんあります。『この人と一緒にやれたら』と思うとその場を一生懸命頑張れます。それから何より、芝居をしていて楽しいと思うことが多いです。その分、挫折も多いですが…。今回もみんなが100%を目指す現場で、僕もその思いで付いていくという感じですごく刺激的でした。昔は集中力を持続できなくて、台本を読み始めても、飽きてしまって最後まで読めなかったんです。そう考えると少しは大人になったのかな(笑)」。いま現在、一緒に仕事をしたい監督、気になる同世代の俳優を尋ねるとしばし思案――。「つい最近『桐島、部活やめるってよ』を観たんですが、吉田大八監督とお仕事させてもらいたいと思いましたね。同世代の俳優については…うーん、あまりそういうことを考えることがないんですよね。意識はするけど“ライバル”という風にも思わないし。強いて言うなら三浦春馬くんですかね。よく一緒に飲むんですが、まだ共演経験はなくて『やってみたいね』ということは時々、話題にのぼります」。今年は2クールにわたって連続ドラマの主演を務めたのに加え、1年を通じて放送されるNHKの大河ドラマ(「平清盛」)にも出演し、ナレーションまで務めた。「1年を通してということで、意気込みも含めてこれまでとは違う思いはあります。ただ、いまのところ自分の中で何か変わったということは感じてないですね。終わった後に気づくのかもしれないですね」。自分でも測りきれないような変化を待つ――そんな静かな笑みが浮かんでいた。Hairmake:TOKI(fleuRir)/Stylist:Yusuke Oishi(DerGLANZ)(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開© 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
2012年08月30日お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実の初主演映画『莫逆家族バクギャクファミーリア』の完成披露試写会が8月30日(木)に都内で開催され、徳井さんを始め林遣都、倍賞美津子、中村達也、村上淳、新井浩文、ちすん、井浦新、熊切和嘉監督が出席。撮影の様子や徳井さんの主演ぶりについて語り合った。原作は400万部を突破する田中宏の人気漫画。かつては暴走族のヘッドだったが、いまは息子からもバカにされる建設作業員の男を中心に、不良たちの“その後”の人生を過激に描き出す。撮影は1年半前の2月に行われたが、お披露目の日を迎え徳井さんは「やっと来たかという気持ち」と晴々とした表情。「普段はバラエティで下ネタを言って金稼いでますが、今回は真剣に取り組ませていただいた」と真摯に語る。だがそんな真剣な顔つきを見せたのも束の間、撮影現場の空気に話が及ぶと、出るわ出るわ!徳井さんと切っても切り離せない“下ネタ”にまつわるエピソード。村上さんは「会話の中身はたいてい、下ネタですが、その幅が広いのに感動しました!ダッチワイフの話とかしましたね」と嬉しそうにふり返る。それを聞いた新井さんも「うちは人見知りなので一言も話せなかったけど、下ネタ大好きなので話したかった…」と残念そう。息子役の林さんも「徳井さんの生の下ネタを楽しみにしてたけど、僕も人見知りなので。1回だけ会話を盗み聞きしたけど、異次元の内容でした」と首を振った。中村さんは、徳井さんと深い因縁を持つ男を演じただけあって「現場で話はしていない。(徳井さんを)ぶちのめさないといけないんだから、生易しい気持ちではいられなかった」と役柄になりきって現場に参加していたことを明かす。熊切監督さえも「中村さんは怖かった」と漏らしていたが、中村さんは「そんなに怖くないんだよ」と心外そう。「普段は心優しいドラマーとして活躍しています」と笑顔で“安全”をアピールしていた。井浦さんは回想シーンにおける徳井さん演じる鉄の父親を演じたが、普段から飲み友達でもある熊切監督の作品に出演するのはこれが初めて。「同い年の大好きな監督の作品に参加で来たことが何より嬉しい」と語り、「僕の撮影は2日しかなかったけど、にもかかわらずクランクアップしたとき監督と抱き合ってボロボロに泣いた」と意外な熱い一面を覗かせた。ちすんさんは、撮影初日の苦い思い出を告白。「クランクインの最初のシーンがみんなでの家族写真だったんですが、私ごときが大遅刻をしてしまいまして…。撮影に行く前から『死んでしまいたい』と思って、笑顔で写らないといけない写真のシーンもガチガチでした」と苦笑いを浮かべていた。倍賞さんは「素敵な青年、素敵な紳士になるだろう若者に囲まれて嬉しいです」と満面の笑み。“男”たちのやりとりを見守りつつ、「今日の話を聞いてたら、男優としてこの映画に出たかったと思う。男たちが生き生きとしててうらやましい」とも。熊切組についても「監督、スタッフ一同素晴らしかった」と称賛を送っていた。この日は“完成披露祭”と銘打たれ、登壇陣は全員浴衣姿。これにちなんで「今年の夏、浴衣を着たり、祭に行った思い出は?」と尋ねられた徳井さんは、「キャバクラの浴衣祭りに行ったくらいですね」と申し訳なさそうに答え、会場は笑いに包まれた。『莫逆家族バクギャクファミーリア』は9月8日(土)より公開。■関連作品:莫逆家族バクギャクファミーリア 2012年9月8日より全国にて公開© 2011「莫逆家族」製作委員会
2012年08月30日2010年の本屋大賞に輝いたベストセラー小説を映画化した『天地明察』の完成披露試写会が8月30日(木)、都内で開催され、主人公・安井算哲役の岡田准一を始め、共演する宮﨑あおい、中井貴一、佐藤隆太、市川猿之助、横山裕、渡辺大、原作者の冲方丁、滝田洋二郎監督が舞台挨拶に登壇した。江戸時代の前期に、それまで800年にわたって使用されてきた暦の誤りを見抜き、日本独自の暦を作り上げた天文歴学者・安井算哲(後の渋川春海)の奮闘を描く。美しく気丈な武家の娘で、算哲の妻・えんを宮﨑さんが演じた。岡田さんと宮崎さんは『陰日向に咲く』(’08)に続いての共演となる。岡田さん演じる算哲は実在の人物とあって「独特のプレッシャーがありました」とふり返る。それでも「プロフェッショナルなみなさんとご一緒でき、僕自身も30歳の転機として真剣に取り組んだ。少年が男へと成長する物語です」と作品への思いは格別の様子。一方の宮﨑さんも「私が参加したのは最後の2週間でしたが、とても温かい現場だった。映画を愛するみなさんが集まった現場に参加できて、嬉しく幸せでした」としみじみ語っていた。えんの兄である算術家の村瀬義益を演じる佐藤さんは、「准一くんとも久しぶりだし、滝田監督は憧れの監督だったので光栄」と感無量。「魂が響きあった現場」(猿之助さん)、「算哲は男が惚れる男。本来難しい役柄を、岡田さんがあふれる人間性で演じられた」(渡辺さん)、「この映画を観て、改めて日本人で良かったなと実感した」(横山さん)とキャスト陣が挨拶する中、最年長の中井さんは「いつの間にか、挨拶の順番が最後になる年齢になったと思うと感慨深い。後輩たちが素晴らしい挨拶をするので、『この映画には助さんも角さんも出てきません』なんて言おうとしていた自分が恥ずかしい」と笑いを誘っていた。そんなキャスト陣に対し、第81回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した『おくりびと』以来のメガホンとなった滝田監督は、「原作の精神を映像にするのに苦労したが、素晴らしいキャストのみなさんが作品に“色”と“息吹”を吹き込んでくれた」と手放しで絶賛。原作者の冲方さんも「原作の息吹と、映画ならではの感性を同時に感じた。まるで同じ星を違う場所から見たような思い」と感激しきりだった。『天地明察』は9月15日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会
2012年08月30日エルヴィス・プレスリーの伝記映画『Growing Up Graceland』(原題)が製作されることになった。同作はデヴィッド・E・スタンリーとデヴィッド・グルーダーによる共著「Conversations With The King:Journals of a Young Apprentice」(原題)を基に映画化されることになるという。同作は、エルヴィスの義兄弟であるスタンリーの17年に渡るエルヴィスとの関係を中心に描かれる模様だ。スタンリーは4歳のときにグレイスランドにあるエルヴィスの家に住むことになり、エルヴィスはすぐにスタンリーに対して父親的存在になったという。スタンリーはエルヴィスと共に成長し、エルヴィスの晩年には精神的な支えとなっていたようだ。『ロッキー』の製作総指揮を取ったことで知られるプロデューサーのジーン・カークウッドは、今回の映画化について「デヴィッド・E・スタンリーと会ってから彼の本を読み、彼の話を聞いて、世界的人気を誇るエルヴィスにはまだ語られていないストーリーがあることを知ったのです。もし今日までエルヴィスが生きていたら、世界で最も影響力のある人物になっていると思います」と映画化に対しての抱負を語った。さらに同作は、カンヌで今年設立されたばかりの新しい会社であるバイトサイズ・エンターテイメントが手掛ける最新映画で、同社はエルヴィスの伝記映画のほかにも、『ワイルド・スピード』シリーズのロブ・コーエンが監督と脚本をつとめる、“万有引力の法則”を発見したアイザック・ニュートンの生涯を基に描いたアクション映画シリーズも製作中だ。
2012年08月30日天才詐欺師ニール・キャフリーとFBI捜査官ピーター・バークがコンビを組み、様々な知的犯罪に挑む「ホワイトカラー」。全米はもちろん、日本でも高い人気を誇るシリーズの魅力を探るべく、ニューヨークの撮影現場にお邪魔してきました。まずは、ロケ先で突撃した主演俳優マット・ボマーのインタビューからお届けします!現在、全米ではシーズン4が絶賛放送中。マットたちもシーズン4の撮影に励んでいるところなのですが、その合間を縫って現れたマットは頭のてっぺんから足の先までニール・キャフリー!「このスーツはカスタムメイドなんだ。物語の設定上、ニールの着る服はレトロなものが多いけど、本当のヴィンテージはウールで作られていることが多くて重いし、いまみたいな夏は暑いから(笑)、カスタムメイドが一番」という高級スーツの着こなしも完璧で、素敵な香りも…。登場と同時に場が一気に華やぎました。そんなマットが演じているだけに、ニールの魅力もシーズンを重ねるにごとにグレードアップ。FBI捜査官と元犯罪者の立場を超えて固い絆で結ばれるピーターはもちろん、街でニールを目にした女性たちの表情からもそれが分かります。ここまでニールがチャーミングでセクシーなのは、日々の研究の賜物?「セクシーさや魅力をそこまで強く意識して彼を演じたことはないけれど、とにかくありがとう(笑)。ニールを演じるにあたっては、無理のない自信を身につけている人がインスピレーションになっているんだ。ケイリー・グラント(『愛のアルバム』)のようにね。適度にジョークを言えて、プレッシャーを感じるときでもクールに振る舞える人。それがセクシーに見えたとしたら、僕自身がそういった人に魅力を感じているからだろうね。自信があって自分に正直でいられる人、自分らしさを大切にできる人、そしてバランスの取れた人格者ほど僕は魅力的だと思う」。話し終えるたびにニコッと微笑む姿がやはりチャーミング。その圧倒的な“人心掌握術”は、誰からも愛されるニールを演じて磨きがかかったもの?「確かに、ニールは手に入れたい物を手にするためのテクニックをたくさん知っているよね(笑)。そんな彼を1年に5か月半、1日12~15時間も演じているのだから、僕自身も無意識に彼の影響を受けているんじゃないかな。自分と役の境界線があやふやになってくるんだ。実際、笑顔はもちろん、お世辞、相手に尊敬の念を示す方法まで、欲しい物を手に入れるためだったら何もかも利用していいと思わせてくれるキャラクターを演じるのは楽しいものだよ。一番の楽しみかもしれないね(笑)。それに、僕はニールが完璧に善良な人間になっていくのは見たくない。いつだってどこかに悪い部分を少しでも残しておいてほしいんだ。だから、ニールがピーターに再び捕まるようなことをする…なんて展開にも惹かれるんだよね」。「ニールがピーターにもう一度捕まる」かどうかはさて置き、ある出来事をきっかけに、誰の目にも仲良しコンビだったニール&ピーターが微妙な関係に陥ってしまうのもシーズン3の見どころ。ただし、演じるマットとピーター役のティム・ディケイは相変わらず「親が『ご飯よ~』と呼びに来ても、一緒に遊び続けている子供みたいなもの」だそう。実は、今回第15話でティムが監督を務めているのですが、その関係はティムが監督を務めた後も変わらなかったようです。「彼は相当厳しかったよ。ティムは全員に対して本当に辛辣で、死ぬほどしごいてくるんだ。…なんてことはもちろんなく(笑)、彼は最高の監督だった。実は、僕もいつか監督業に挑戦したいと思っているんだけど、やるからにはしっかりやりたい。そのためにいま、南カリフォルニア大学の映画芸術学部で勉強しているところなんだ。監督をするときは専門スタッフの力に頼り切るのではなく、プロらしく監督したいからね」。スティーヴン・ソダーバーグの下、男性ストリッパーを演じた映画『Magic Mike』(原題)の全米大ヒットも記憶に新しい中、ドラマ、映画、舞台と精力的に活躍し続けるマットのこと。近い将来に監督デビューも期待できそうです!次回はピーター役のティム・ディケイとモジー役のウィリー・ガーソンが登場します。(text:Hikaru Watanabe)「ホワイトカラー」シーズン1~3全46話一挙放送!AXNミステリーにて放送シーズン1:10月13日(土)10:00~23:00【字幕版】シーズン2:10月20日(土)10:00~24:00【字幕版】シーズン3:10月27日(土)10:00~24:00【字幕版】公式サイト:「ホワイトカラーシーズン3」DVDコレクターズBOX価格:13,440円発売中※9月5日(水)レンタル開始発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン公式サイト:© PATRICK HARBRON© 2009-2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.■関連作品:ホワイトカラー“知的”犯罪ファイル [海外TVドラマ]© 2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2012年08月30日「図書館戦争」や「阪急電車」など次々と著書が映像化されている、人気作家・有川浩。そんな彼女の地元・高知を舞台にした「県庁おもてなし課」(角川書店刊)の待望の映画化がこのほど決定!「関ジャニ∞」の錦戸亮と堀北真希が初共演を果たすことが明らかとなった。すでに発行部数20万部を突破し、雑誌「ダ・ヴィンチ」では“ブック・オブ・ザ・イヤー2011”で総合ランキング&恋愛小説ランキングで第1位を獲得、第3回ブクログ大賞小説部門で大賞を受賞している話題作の映画化となる本作。高知県庁・観光部に設置された観光促進を目的とする「おもてなし課」の職員・掛水とアルバイトの明神が、県出身の毒舌小説家・吉門の助言を元に高知県を新たな観光名所とするべく奔走する姿を描いたラブストーリー。錦戸さんは『ちょんまげぷりん』以来3年ぶりの映画主演となったが、今回演じるのはヤル気はあるが空気の読めない「おもてなし課」の職員・掛水史貴。「生まれも育ちも高知県の県庁職員役です。大阪出身ですが…」と早速不安げなコメント。しかし、初競演となる掘北さんについては「堀北さんとのお芝居はあの透明感に負けないよう、掛水として正面から体当たりで演じられればと思います。実在する『おもてなし課』という一風変わった課に勤務する平凡な男が、堀北さん演じる明神さんと出会い、一人前の“いごっそう”(※土佐弁で「気骨のある男」の意)に成長する姿をたくましく演じられるよう頑張りたいと思います!」と、久々の映画主演にやる気十分といった様子。一方の堀北さんが演じるのは、民間感覚と柔軟な発想力を兼ね備えたデキるアルバイト・明神多紀。「原作を読んで、目の前の壁を一つずつ乗り越えていく姿に元気をもらいました。方言にも挑戦させていただきますが、高知県のことを勉強して、地元の人になりきれるように頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。生まれも育ちも東京の堀北さんが、どんな土佐弁を繰り出すのか期待したい。本作は“ふるさと”を舞台にしたラブストーリーとあって、高知県の全面協力の下、高知の色彩豊かな大自然の景色をふんだんに盛り込んだ内容になるようで、錦戸さんからは「パラグライダーにも挑戦するという事なので、空から見下ろした高知県、日本の素晴らしさを掛水と共に、僕自身もたくさん気づけるんじゃないかな? と大変楽しみにしています!」とのコメントも。キャスト陣にはほかにも、高良健吾(毒舌小説家・吉門喬介役)や関めぐみ(伝説の元県庁職員の娘役)など人気・実力ともに兼ね備えた若手俳優の出演も決定している。さらに、本作の製作を務めるのは昨年スマッシュヒットを飛ばした『阪急電車片道15分の奇跡』のスタッフ陣。原作者の有川さんも「気心知れた『阪急電車』チームにまた作っていただけることがとても嬉しいです。ロケハンから楽しく参加させていただきました。後は錦戸さんの掛水や堀北さんの多紀に会えるのが楽しみで仕方ありません!」と期待感でいっぱいのようだ。『県庁おもてなし課』は2013年5月、全国東宝系にて公開。■関連作品:県庁おもてなし課 2013年5月、全国東宝系にて公開
2012年08月30日『スパイダーマン』3部作のヒロイン役で知られる、キルスティン・ダンストがフランスの服飾ブランドにご執心なようだ。キルスティンは自身の普段着の買い物について「私はたいてい『A.P.C.』や『イザベル・マラン』、『ヴァネッサ・ブリューノ』なんかのフランスのブランド店で普段着を買うの。それから『アクネジーンズ』や『メイドウェル』なんかも好きよ」と明かし、「正直もう洋服は必要ないんだけど、ミックスさせたファッションが好きなの。『H&M』に『ミュウミュウ』とかね。同じような物ばっかり買っちゃうのよ。バカみたいよね(笑)」と語っている。またキルスティンは「私が色々ファッションとかお化粧に手をかける方かって?あまりしない方ね。もちろんイベントに参加するときや、何かを代表して公の場に出るときは良く見せるのは大事なことだけど、結局はTPOの問題よ」と続けた。そんな一方でキルスティンは、エクササイズをするために定期的にジムに参加しているようで、「ロサンゼルスで女友達とクラスに通ってるの。大音量でポップ・ミュージックがかかっていて大笑いしながら汗を流せるクラスに大好きな友達と行くのが好きよ。1時間とっても楽しいわ」。■関連作品:メランコリア 2012年2月17日よりTOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開© 2011 Zentropa Entertainments ApS27
2012年08月30日意外にも(?)似た者同士の2人なのかもしれない。インタビュールームに入ってきた深水元基と落合モトキは共にどこかマイペースな柔らかい空気を身にまとっていて、彼らが沖縄ロケで意気投合したというのも分かる気がした。正確に言えば、まもなく公開の映画『ハイザイ ~神さまの言うとおり~』は3作目の共演作となるのだが、実は本作を含め(!)実際に映画の中でガッチリと絡んだ経験は未だにほとんどない。じゃあ、なぜこんなに仲が良いのか…?そのあたりの経緯を含め、2人に話を聞いてみた。撮影中「毎日のように2人で飲み歩いてた」沖縄を舞台にした本作。ユタ(占いをする巫女)と間違えて拉致された女性とその犯人の年下ヤクザ男、観光で当地を訪れた軽いカップル、コックリさんで余命10年と宣告された女子高生らの全く異なる人生を歩む彼らの運命が少しずつ絡まり合っていく。2人が出演するのは別々のエピソードということで、重なるシーンは終盤のわずか1シーンのみ。だが、ほぼ丸々1週間、全員が沖縄入りして一気に撮影が行われたことが、2人の距離を縮めるきっかけになったようだ。落合さんは懐かしそうにふり返る。「現場に行くと、すでに深水さんたちのチームは始まってたりして、撮影はバラバラなんだけど、物語の関係上、日没で撮影が終わるんです。それでいつも『じゃあ飯でも行こうか』となって、毎日のように2人で飲み歩いてました」。タイトルの“ハイザイ”には、沖縄方言で挨拶代わりに使われる「はいさい」、運命を左右する「采配」、そしてミラクルというサプリを届けたいという「配剤」の意味が込められているそうだが、深水さんと落合さんの共演には“天の配剤”とも言うべき見えない力が…!落合さんが2人のこんな奇縁を明かす。「僕が初めてひとりで観に行った映画が、(深水さんが出演している)『HAZARDハザード』なんですよ。中3か高1のときだったかな?渋谷でしかやってなかったけど観たくて行ったんです。その作品に出られた方とこうして一緒にできるのは嬉しいです。そもそも同じ“モトキ”に会えたのも初めてだったし、『おぉ、リンダマン(※『クローズ ZERO』での深水さんの役)だ!』というのもあって、最初からすごくテンション高かったんですが(笑)」。「あの映画を中3で観るって相当だね」とカラカラと笑っていた深水さんだったが、2人の年齢差がちょうど10歳であると知らされると「えっ?そんなに…!?」と絶句。「『HAZARDハザード』の撮影は僕が俳優になってわりとすぐ、22歳くらいだから、ちょうどいまの落合くんくらいの頃。それを聞くと歳の差感じるね(苦笑)。でも僕は22歳のときはこんなに落ち着いて大人っぽくなかったです。何も覚えてないくらい…何を考えてたんだろう(笑)」。沖縄の飲み屋の続きのような2人の会話に流されてしまったが、改めて作品について聞いてみよう。落合さんが演じた原沢は潔癖症のヤクザ。ともさかりえ演じるアラサー女・深谷との車の中でのやり取りがメインである。「台本にヤクザとあったのでスーツでも着るかと思ったら、あんな軽い格好で足元は便所サンダルですからね(笑)。車の中でのシーンでは長いセリフを一気に、しかもテストもなしで一発本番で撮ったんで緊張感がありました。ともさかさんに引っ張っていただいた感じです。事前にどうするかといった話も全くなかったんですが、自由に自然にやらせていただけました。完成した作品を観たら長ゼリフのところがブチブチと切ったり繋がれたりしてるんですが、リズムが良くてすごく斬新なシーンになってました」。一方の深水さんは、チャラ男を地で行くような橋元に妙な共感を覚えながら演じていたと明かす。「いわゆる、男ならよくある話なのかなと。あれこれ振り回されたり、下ネタを言い過ぎて彼女に引かれたり(笑)、僕も似たような経験はありますよ。監督も代理店の方なので、これは監督とその近くにいる人たちの“あるあるネタ”なのかもしれないなんて思いながら楽しくやってました」。2人が語る“俳優”という職業そして話はそれぞれが考える“俳優”という仕事、その面白さに。子供の頃から芸能界に身を置き、子役として活躍してきた落合さんは自分が俳優を職業として意識したきっかけについてこう明かす。「10代の半ばに廣木隆一監督の下で『4TEEN』(原作・石田衣良)というドラマに出演して、同世代の柄本時生たちとも共演したんです。学校でも塾でもない空間で同世代の人と一緒にいることがすごく心地よかったんですが、出来上がりを観たら、僕らが普通にワイワイ喋ってるようなところも実は撮られていたりして『すごいな』と思ったんです。この仕事はそういう経験の延長上にあるのかなと思って『俳優を続けていこう』って思ったんです。高校を卒業したのも一つの大きな転機でしたね。そこで俳優を『本業です』と勢いで言っちゃったところもあるし(笑)、でも好きじゃなきゃそうは言えないと思うし」。深水さんはモデルから俳優に転身し、園監督の一連の作品を始め個性的な監督の下で数々の印象的な役柄を演じてきたが、30歳を過ぎてここ数年で俳優としての自分に確かなある変化を感じているという。「あれこれ考えなくなりましたね。余計なことを…なのかな?『30歳までに売れなかったら辞める』とか『あいつには負けたくない』、『この人と絶対に仕事をする』とか20代はいろいろ考えてたけどそういう気持ちは薄くなった。自分のペースで仕事をして、監督が作る世界観にどっぷりと浸かって『オレ、こんな風になるんだ』というのがすごく楽しいです」。『愛のむきだし』、『るろうに剣心』、そして本作と3度も共演しながら、ほとんど2人で絡むシーンがないのも寂しい。次回作こそ居酒屋トークのようなワイワイと盛り上がった様子をスクリーンで見せて欲しいが…。「2人でアルバイトしている役とかいいかもしれないですね」(落合さん)「先輩と言うこと聞かない後輩とかね。オレは一生懸命やってるのに、落合くんはマイペースで全然やってくれないで振り回されるのね(笑)」(深水さん)。制服で並ぶ2人の姿が目に浮かぶ。2人の“モトキ”の再共演を楽しみに待ちたい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:ハイザイ ~神さまの言うとおり~ 2012年9月1日よりキネカ大森ほか全国にて公開© 2012「ハイザイ~神さまの言うとおり~」製作委員会
2012年08月30日知人宅での貴重品盗難容疑をかけられていたリンジー・ローハン。証拠不十分で起訴されないことが明らかになったが、今度は滞在していたハリウッドのセレブ御用達ホテルから未払いの料金を請求されていることが明らかになった。リンジーはエリザベス・テイラーの伝記TV映画『Liz & Dick』(原題)に主演していた5月30日(現地時間)からハリウッドの高級ホテル、シャトー・マーモントに47日間滞在し、製作会社が負担する宿泊代以外にミニ・バーなどで4万6,350ドル分を利用した。請求書が送られてきたが、リンジーはこれを無視。映画のプロデューサーが全て支払うと思っていたと話しているという。「TMZ.com」によると、ミニ・バー代は総額3,145ドルで、たった1日で502ドル分も使った日もある。さらに煙草49箱分の686ドルと、キャンドル100ドル、合衆国独立記念日の7月4日(現地時間)にはレストランで1,992ドル、ルームサービスで685ドル、と散財を繰り返していた。リンジーは支払いをしないまま、ホテルに滞在し続けていたが、7月下旬、ついにホテル側から8月1日午後12時(現地時間)までに荷物をまとめてホテルを出て行くよう命じられ、以後、出入り禁止状態になっている。現在リンジーはプロデューサー側と問題解決の話し合いを続けているが、もし彼らが支払いを拒否した場合は自腹を切ると言っているそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Barcroft Media/AFLO
2012年08月30日