cinemacafe.netがお届けする新着記事一覧 (2066/2204)
40代の中年男がもう一花咲かせるべく“自己改造計画”に挑む姿を描いたラブ・コメディ『ラブ・アゲイン』が間もなく公開となる。その指南役であるプレイボーイ・ジェイコブを演じ、いままでにない“モテ男”で女性の心をわしづかみにするライアン・ゴズリングのインタビュー動画が到着した。ライアンが演じるのは、百発百中の女性の口説き方をマスターする30代のモテ男、ジェイコブ。バーで出会った冴えない中年男のキャル(スティーヴ・カレル)に手取り足取り、モテるための秘訣を伝授していく。それと同時に、見せどころとなるのは、エマ・ストーンと一夜を過ごすシーン。どうやらアドリブも多かったと語るライアンだが、果たしてどんなシーンに仕上がっているのか?また、本作への出演にあたって筋肉づくりにも挑んだというライアン。いままでの出演作品では“肉体美”とは程遠い役柄が多かったが、今回の新たな挑戦をふり返り「ずいぶん運動したよ。でも筋肉って役立たずだよね。一生懸命世話して育ててもそこにあるだけ(笑)」と率直に語る一面も。本作を観れば、ライアンの“モテ・テクニック”に女子はイチコロ?『ラブ・アゲイン』は11月19日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ラブ・アゲイン 2011年11月19日より全国にて公開© 2011 - Warner Bros.ドライヴ 2012年3月31日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.■関連記事:「People」誌が選ぶ“最もセクシーな男性”今年はブラッドリー・クーパーに決定S・カレル&R・ゴズリング、不仲説勃発?『ラブ・アゲイン』特別映像到着!この愛、狂っている?馬鹿げてる?『ラブ・アゲイン』三種の予告編到着!イケてない中年男がモテ男に!?『ラブ・アゲイン』女性限定試写会に30組60名様ご招待ジョージ・クルーニーが一歩リード?オスカー前哨戦の火蓋が落とされる!
2011年11月18日韓流スター、クォン・サンウが主演作『痛み』を引っ提げて来日。11月18日(金)に都内で開催されたジャパン・プレミアイベントに出席した。事故の後遺症で痛みを感じない体質となり、無気力に生きていた男が、血友病を患い、人一倍、痛みに敏感な女性との出会いを経て、生きる意味を取り戻していく姿を描く。サンウにとって映画作品のプロモーションでの来日は『青春漫画』以来、実に5年ぶり。現在、北京で行われている新作映画の撮影の合間を縫って、久々に日本のファンの前への登場となったが「久々でウキウキしてます」と笑顔で挨拶し、ファンの歓声を浴びた。本作への出演について「メロウな感じのないタイトルが気になった」とサンウ。「無感覚性の男がひとりの女性と出会い、感じたことのなかった思い、違う意味での“痛み”を感じていくという部分に惹かれました」と本作の魅力を明かし、観客に対して「あまりかっこよくない僕を見ることになると思います(笑)。新しい挑戦でした」とアピールした。ファンから寄せられた質問に答えるコーナーでは「女性のどの部分が好きですか?」というストレートな質問に、照れ笑いを浮かべつつ「外見…まあだいたいの男性がそうだと思いますが、ヒップラインですかね(笑)」と回答。司会者はさらに突っ込んで尋ねようとするが「詳細はちょっと…」と笑顔でシャットアウトした。40代の女性からの「40過ぎて独身というのはおかしいですか?」という問いには、「韓国でも“オールドミス”なんていう言い方はなくなってきていて、仕事を続けている独身の女性は多いです。45歳くらいまでは大丈夫です(笑)」とストレートに答えて会場を沸かせた。また現在、撮影中の映画はフランスでも撮影されたそうだが、そこでかつてドラマ「シンデレラマン」で共演したK-POPグループ「少女時代」のユナと再会したことを告白。「彼女たちもフランスで公演があったので、連絡を取りあって一緒にお茶をしました」と現在も交流が続いていることを明かした。ファンからは以前、披露した「少女時代」の振り付けを見せて!という要望も出たが「報道の方も来ているので、次の次の機会に」と笑顔で辞退。なお、その撮影中の新作ではジャッキー・チェンとの共演を果たしているが「驚くほど強靭で年齢を一切感じさせない方です。素晴らしいのひと言です」と感想を語り、ファンの期待をあおった。去り際には優しい笑顔を浮かべ「寒くなってきましたが、みなさん風邪をひかないで」とファンを気遣うサンウ。ファンのハートにしっかりと火を灯して会場を後にした。『痛み』は2012年2月11日(土・祝)より公開。■関連作品:痛み 2011年2月11日より、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2011LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2011年11月18日『ブラザーフッド』から7年ぶりとなるカン・ジェギュ監督が、オダギリジョーとチャン・ドンゴンという日韓を代表する名優2人を主演に、戦場を渡り歩いた男たちの実話を描いた『マイウェイ 12,000キロの真実』。本作の壮絶な舞台裏を収めたメイキング映像とポスター画像が解禁となった。第二次世界大戦末期の連合国軍による史上最大の作戦と言われる“ノルマンディー上陸作戦”の後、ドイツ軍の捕虜の中にひとりの東洋人が発見される。誰ひとりとして彼が話す言葉を理解できず、連合国の尋問を受けることになるのだが、彼が語り始めたのは信じられないような物語だった…。本年度のカンヌ国際映画祭で製作発表会見が行われ、さらに釜山映画祭ではキャスト、監督一同がレッドカーペットに登場するなど、世界各地の映画祭で話題を集めてきた『マイウェイ 12,000キロの真実』。そのたびにオダギリさん、ドンゴンが口を揃えて話したのが、苛酷な撮影現場の様子。今回届いた映像では、その話が決して大げさでなかったことを思い知ることとなる。オダギリさんやドンゴンなどのインタビューの合間に映し出される大がかりな機材、ド迫力の爆発そして立ち上る砂煙と、『プライベート・ライアン』、『レッドクリフ』シリーズの撮影スタッフと、これまで多くの戦争作品を作り上げてきたカン監督の経験の粋を決した映像にまず驚かされる。撮影に使用する塹壕と要塞の建築に3か月、撮影日数240日に及ぶ大陸横断撮影を敢行、世界16か国から集結したスタッフ、キャスト総勢7,000人以上、さらに総制作費25億円という世界規模の一大プロジェクトでの撮影が行われた本作。ドンゴンは「この作品の戦闘シーンは戦争を見せるだけでなく、主人公たちの感情を表現するもの」と全てのシーンに込められた意味を真摯に語る。さらに撮影中、「緊張がとれない日々が続いた」というオダギリさんの言葉からは、戦場シーンの撮影ではなくまさにその場が“戦場”であったことが容易に想像できる。この苛酷な“戦場”の総指揮をとっていたカン監督は、「私は恵まれています。こんなに情熱あるスタッフとキャストとこの作品を作ることは幸せでした」と撮影当時を至福の表情でふり返る。俳優、監督、スタッフ、それぞれが魂を削りながら極限の状態まで戦い抜いて作り上げた彼らの“戦場”をまずはこちらのメイキング映像で体験してみて。『マイウェイ 12,000キロの真実』は、2012年1月14日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:【シネマモード】「派手」でなく「華やか」にファン・ビンビンの“上品”テクニック来年こそは行ってみたい?ココだけの釜山国際映画祭の楽しみ方を伝授!オダギリジョー、チャン・ドンゴンとの格闘ふり返り「韓国に入国できなくなるかも」釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えもオダギリジョー&チャン・ドンゴン『マイウェイ』9か月に及ぶ撮影の苦楽を告白!
2011年11月18日『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したシャーリーズ・セロンと『JUNO/ジュノ』、『マイレージ、マイライフ』のジェイソン・ライトマン監督のコンビによる最新映画で、早くもオスカー有力との声もささやかれている『ヤング≒アダルト』。そのポスター画像がいち早くシネマカフェで解禁となった。ポスターにはハローキティのTシャツ姿と、少しドレスアップした姿の画像が交錯するように映し出されている。シャーリーズが演じるのは、“自称”作家ながら実はゴーストライターで、執筆中のヤングアダルト(少女向け小説)シリーズは人気が落ちて終了間近で新作の予定もなく、30代にしてバツイチ・恋人ナシ、唯一の理解者は愛犬のポメラニアン、心の慰めはアルコールという女性・メイビス。うまく行かない毎日に嫌気が差したメイビスは高校時代のかつての恋人で、いまは故郷の街で結婚し子供が生まれたばかりというバディと、いまさらながらヨリを戻すことをひとり勝手に決断。突如、故郷の街へと舞い戻り、バディと彼の妻子、同級生や両親まで巻き込んだ大騒動を繰り広げる。『JUNO/ジュノ』で望まぬ妊娠をした16歳の少女が命と向き合い、決断する姿をユーモアを交えて描き、『マイレージ、マイライフ』では人との繋がりを拒絶してきたリストラ宣告人の人生の転機を鮮やかに描いてきたライトマン監督。本作では過去2作よりもさらにパワーアップした規格外の主人公を登場させ、「幸せとは何か?」というテーマにさらに深く踏み込んでいる。『モンスター』に『ハンコック』など、これまでにもパワフルなヒロインを演じてきたシャーリーズだが、今回はまた次元の違ったパワーにあふれる女性を熱演。高校時代の元カレとの復縁で人生を取り戻そうとするなど、普通なら想像もしない解決法だが…。美貌も才能もまだまだ衰えちゃいないと考えるメイビスにないもの、それは大人の良識とあきらめ!10代のハートそのままに、「いつでも私がヒロイン」とばかりに勝手な言動を繰り広げる彼女を、信じられないような思いで見守りつつ、いつの間にやら「何だか分かるかも…」と共感することになるかも。ポスターに記された「あなたは、ワタシを、笑えない」というキャッチフレーズが意外にあなたの心に響くのでは…?ハローキティのTシャツとジャージでノーメイクと、カジュアルを通り越してユルすぎる姿から、バディを落とすべく勝負服に着替え、気合の入ったヘアメイクで“変身”を遂げる過程にもご注目!ひとりで生き抜かなければならない現代女性の本音を見事に体現した彼女には、『モンスター』に続く2度目のアカデミー賞最優秀主演女優賞を期待する声も!まさに“ヤング≒アダルト”な彼女が行きつく先は――?『ヤング≒アダルト』は2012年2月25日(土)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。■関連作品:ヤング≒アダルト 2012年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures and Mercury Productions, LLC. All Rights Reserved.
2011年11月18日男と女の愛とセックスを描く、おかしくも切ないラブコメディ『ラブ&ドラッグ』がまもなく公開となる。アン・ハサウェイ&ジェイク・ギレンホールという、ハリウッドきっての実力派コンビが体当たりの演技で「愛」の本質に迫る本作。本作で、難病を患いながらも勝気で自由に生きるヒロイン・マギーを魅力的に演じるアンからのコメントが届いた。通常、ラブストーリーの多くは恋愛からセックスへと進展していくが、最近では『抱きたいカンケイ』や『ステイ・フレンズ』然り、その逆をいくラブストーリーがちらほらと目につく。本作で描かれる男・ジェイミーと女・マギーの関係も、その「逆ラブスーリー」式を採用。最後まで予測不能な恋愛模様が展開していく。ジェイミーとマギーのことを「とにかく恋愛を避けている男女」と語るアン。しかし、その共通性が2人を結びつけ、相性の良さを生み出しているという。「2人は学び合う最良のパートナーであり最愛の友人なの。それにセックスの相性も抜群だしね(笑)。本当にお似合いの2人だと思うわ」。そんな2人の関係に変化が訪れる瞬間をとらえた決定的なシーンの映像もこのほど到着。熱いキスを交わしベッドインしようとしたそのとき、何やらジェイミーの様子が変になり、雷に打たれたように突然、マギーに「I love you」と告げるのだ。突然の告白に、マギーの反応は…?そして、「恋愛をしない」と誓った2人の関係の行く末は…?まずは映像をチェック!『ラブ&ドラッグ』は11月19日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ラブ&ドラッグ 2011年11月19日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox■関連記事:愛の鮮度もこれで保存『ラブ&ドラッグ』キッチンクリップを3名様にプレゼント【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜レッド&パープル編〜愛はバイアグラを超える?アン&ジェイクが再共演する新作ラブコメの最新画像が到着J・ギレンホールは新恋人同伴?M・ダグラスは完全復活。G・グローブ賞こぼれ話
2011年11月18日「これから映画やお芝居をご覧になる方の可能性を狭めずに作品の魅力を伝えるにはどうしたらいいんだろうって、いつも悩むんですよね。私が発した言葉が正解になってしまったらとても残念なんです。だから、観た人それぞれに自由に感じてほしいから、どういうメッセージが込められていると思ったのかは秘密です(笑)…でも思わず泣いちゃいましたね」と、丁寧に慎重に言葉を選びながら日本語吹き替えを担当した映画『リアル・スティール』への愛を語る女優・天海祐希。言葉ひとつにも責任を持つその姿勢、観客への思いやり、それが彼女がトップであり続ける理由のようにも感じられる。天海さんは今回、スティーブン・スピルバーグが11年間温め続け、世に送り出したかった『リアル・スティール』で、ヒュー・ジャックマン演じる主人公・チャーリーを支える女性・ベイリーの声を演じている。かつては自分の夢のために家族を捨て、いまは生き延びるためにプライドを忘れ、自暴自棄な生活を送るチャーリーの再起を見守るベイリー。彼女の優しさと強さは、そのまま天海さんのイメージにぴたりと重なる。「完成した作品を観たとき、違う方の顔で自分の声というのはちょっと不思議な感覚でしたね(笑)。はじめは自分の声ばかりが気になっていたんですが、後半はそんなことはすっかり忘れて、作品の持つ力強さにどっぷり浸かっていました」と魅力を伝える。驚異のロボット格闘技の世界を舞台に、父と子の絆が描かれる本作は、一見ロボットや格闘技という印象が強く、女性がくいつきにくいジャンルと思われがち。天海さん自身も「この作品の吹き替えのお仕事をいただいたときに、私がこういう作品に?」と感じたそうだが、蓋をあけてみると「ロボット映画とか格闘技映画だと思って観に行くと、大やけどします!思わず泣いてしまうだろうし、女性は特にグッと心をつかまれるシーンがたくさんあるんです。何よりもヒュー・ジャックマンさんが格好良くて(笑)」。声のテンションの高さが映画の面白さを物語っている。ヒュー・ジャックマンの格好良さはもちろん、自分を取り戻すために立ち上がる主人公の姿は、老若男女問わず心に響くはずだと、いまの日本人に必要な映画ではないかと、熱い想いを語る。「3月11日以降、とても心が傷ついた方がたくさんいて、(震災を乗り越えて)頑張らなくてはと思っている。でも、受けた傷はあまりに大きくて…。がんばれと言うのは簡単だけれど、がんばっている人にこれ以上がんばれとも言えない。だから、がんばれという言葉ではなく、こういう映画で励ますことができたらいいなと思ったんです。主人公のチャーリーは、ある出来事をきっかけに、自分の周りにいてくれた人たちが、どれだけ大事だったのか気づき、今いる自分と、今ある環境と、その中でどれだけがんばっていけるか──自分自身をふり返るんです。倒れても倒れても立ち上がる(旧式ロボットの)ATOMにも励まされましたね。しかも、ATOMは無表情なのに、観ている人にいろいろなことを伝えて、委ねているんです。究極のお芝居だなって思いました。ATOM自身は相手が言っていることも分からない、感じる気持ちもないのかもしれないけれど、周囲の気持ちをすべて知りながら戦っているような感じがして…。廃材になっていた何世代も前の、打たれるために作られた小さなロボットが、とてつもないお金をかけた最新の装備のロボットに立ち向かっていく、それだけも応援しちゃいますよね」。チャーリーやATOMを応援することで、自分自身もがんばりたくなる。そんな不思議な力が『リアル・スティール』には備わっている。チャーリー、彼の息子のマックス(ダコタ・ゴヨ)、ロボットのATOM…それぞれのキャラクターに共感すること必至だが、特に女性はベイリーに自分自身を重ね合わせてしまうのではないだろうか。天海さんもベイリー役のエヴァンジェリン・リリーの芝居に心打たれたという。「ベイリーはずっとチャーリーのことを見てきている女性。ボクシングジムのオーナーだった彼女の父親と一緒に頑張っているときのチャーリー、運命に流されていた彼がもう一度自分を取り戻そうとしている、運命を自分の手で引き戻そうとしている、その瞬間を見ているベイリーはとても無邪気なんです。きっと、お父さんと練習しているチャーリーに向かってもそうだったのかなぁって。無防備で目の前のことをただ応援している、そんなベイリーを見ているだけで胸が熱くなりました」。また、ベイリーがチャーリーを支えたくなるのは、いまは自堕落でも「元々ボクシングで頑張っている、すべてをかけて頑張っている男性だから」とチャーリーの魅力あってこそだと言葉を添える。「頑張りの経験がない人はあそこまで支えませんよね。いい加減にしなさいよって思っちゃう(笑)。けれどチャーリーは本来はそうじゃない。ベイリーの父親が大切に育てた選手で、父の教えを全身に浴びてお父さんと一緒に頑張った、彼女にとってみたら父の忘れ形見のような存在。父を彷彿させる人物でもあるんですよね」。美しく、強い意志があり、愛する人を支えられるベイリーは、女性が憧れる理想の女性と言えるだろう。そして「天海さんにとっての理想の女性は?」という問いに用意されていたのは「母親」の二文字。「好きなところも嫌いなところも含めて、自分の母親が理想の女性ですね」。そう言える天海さんも多くの女性の憧れの的であり、彼女の言葉のなかにもたくさんの気づきが詰まっていた。「母親は一番身近な女性で、付き合ってきた時間も長いですからね。私の母はとても厳しかったので、子供の頃はよく怒られましたし、怒られて反発することもありました。自分が年を重ねてみて思うのは、当時は家族のこと、仕事のこと、子育てのこと、おばあちゃんもいましたから…いろいろ大変だったんだなぁ、そりゃイライラもするよなぁって(笑)。でもね、そんな苦労を経てきた今の母はとてもいい顔をしているんですよ。人生を楽しんでいる。だから自分もそんな顔になりたいなって思うんです。女優として憧れるのは、池内淳子さんや加賀まりこさん。彼女たちの粋な感じ、小股の切れ上がった感じが素敵で大好き。お芝居もとても上手なので。そういう素敵な女性たちから得た教えを自分の中で消化して、私自身も何か伝えられたらいい、そう思うんです」。「映画を観る人の感動の幅を狭めたくない」という細やかな優しさのある女性だからこそ、彼女の言葉なら、彼女が薦めるなら…と信じたくなる。そんな天海さんが「とにかく女性に観ていただきたいです。ヒュー・ジャックマンさんの魅力80%、ダコタくんのかわいさ20%(笑)。この2人に引き寄せられた人はベイリーの素敵さにも気づいて、そしてATOMのファンになる!」と太鼓判を押す『リアル・スティール』。誰かに薦めたくなる映画に感動がないわけがない。(text:Rie Shintani/Stylist:Mariko Enami)・ドレス(エルマンノシェルヴィーノ)株式会社サン・フレールTEL:03-3265-0251・パンプス(アキラオーサキエレガンス)株式会社 ブティックオーサキ インターナショナル〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5−39−3TEL:03-3486-8681■関連作品:リアル・スティール 2011年12月9日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© DreamWorks II Distribution Co. LLC■関連記事:父子の絆に感涙必至!『リアル・スティール』レビュアー限定試写会に50組100名様ご招待全米堂々の1位で初登場『リアル・スティール』予告編映像が到着!天海祐希、セクシーな黒ドレスでH・ジャックマン最新主演作のプレミアに登場スピルバーグ×H・ジャックマン『リアル・スティール』試写会に5組10名様ご招待
2011年11月18日ベン・スティラーが、彼の最新主演作に出演できる権利をチャリティ・オークション・サイト「charitybuzz」に出品している。作品は『50/50フィフティ・フィフティ』のセス・ローゲンが共同脚本に名を列ねるコメディ作『Neighborhood Watch』(原題)で、郊外の町で宇宙人の地球侵略計画に気づいたお父さんたちが自警団を結成する物語。撮影は12月6日にジョージア州・アトランタで行われる予定で、落札者はベンとヴィンス・ヴォーン、『マネーボール』のジョナ・ヒルらと同じシーンに通行人の役で出演できるという。落札後は全額がベンの主宰する「スティラー基金」に支払われる。「スティラー基金」は世界中の恵まれない子供たちに教育支援を行っており、昨年1月に大地震に見舞われたハイチの学校建設などに携わっている。「charitybuzz」のオークションは22日15時(アメリカ東海岸時間)が締切りで希望落札価格は2万ドル。日本時間の18日(金)未明現在は、9,000ドルの値がついている。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:ペントハウス 2012年冬、TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開© Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED50/50 フィフティ・フィフティ 2011年12月1日TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 IWC Productions,LLCマネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラッド&アンジー、息子・パックスの故郷ベトナムを家族で訪問仁科仁美、浮気は絶対NO?『50/50』女子会試写会でぶっちゃけトークブラッド・ピット、若者に「常識を疑え」とメッセージ!失言続きのブレット・ラトナー監督、アカデミー賞授賞式のプロデューサーを辞退ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?
2011年11月18日堺雅人が故郷の宮崎を舞台にした、実話に基づいて作られる映画『ひまわりと子犬の7日間』に主演することが決定。『壬生義士伝』以来となる中谷美紀との共演を果たしていることも明らかになった。映画の原案となったのは山下由美の手による「奇跡の母子犬」(PHP研究所刊)。宮崎県のとある農家でのちに“ひまわり”と名付けられる子犬が飼い主の老夫婦の元ですくすくと成長するが、悲しい事情でひまわりは一人ぼっちに…。やがて、彼女は愛くるしい子犬たちを授かるが、近所からの通報がきっかけで管理所に収容されることになる。飼い主が見つからなければ、7日後には母子ともども“処分”されてしまうことになるが、管理所の職員やその家族、仲間たちは必死に子犬を守ろうとするひまわりの姿に心打たれ…。全国で殺処分されてしまう犬と猫は毎年約23万匹。管理所に収容されて生きて出られるのはわずか10%ほどで、7日間の「命の期限日」を過ぎるとその命は消されてしまうという現状がある。映画の冒頭では、犬の目線で世界を描くことで母犬の想いや子犬たちの“生命”を深く訴えると共に、こうした悲惨な現状に対し、少しでも多くの小さな命を救うべく一石を投じる。家族や管理所に関わる人間たちの衝突や葛藤をも描くことで、単なる動物愛護にとどまらず幅広い層に訴えかけていく。管理所の職員・神崎を演じる堺さん。過去に、故郷の宮崎に凱旋し舞台「宮城野」に出演したことはあるが、映画で宮崎の人間を演じるのは初めて。「『宮崎が舞台の作品』ということで、一も二もなく飛びつきました。18歳で上京しましたが、故郷の人間を演じるのは初めてのことです。幼い頃からなじんだアクセントで芝居をすることは、長年の夢でした。中年にさしかかったいま、こうしたお仕事をいただいたことは、俳優としても何か意味があるような気がしています」と喜びを語る。さらに「宮崎県では去年、口蹄疫が発生しました。自らの手で、大切に育ててきた命を終わらせなければならない日々は、本当につらかったことと思います。また、今年は東日本大震災もありました。そうしたこともあり、この仕事は僕にとって、『命と向き合う』作業になるのではないかとも思っています」と作品への強い思いを明かしてくれた。撮影も宮崎で行われるが、中谷さんとの久々の共演に触れ「なんだか生まれ育った土地にお迎えするような照れ臭さも感じますが、彼女の、精魂こめた、力強い演技を間近で見られることを、本当に楽しみにしています」とも。現在放送中のTVドラマ「南極大陸」に続いて犬と縁の深い作品が続くが、犬たちとの触れ合いも楽しみなところ。中谷さんが演じるのは、獣医・五十嵐美久。映画について「動物を飼うことの幸福な面だけではなく、その影に隠れた悲しい現実に目を向けた上で、それでも動物とふれあうことの喜びを伝える作品であることに共感を覚えました」と語ると共に、役柄について「動物と子供と向き合うことになるので、虚飾のない素直な心で演じたいと思います」と意気込みを語る。さらに、堺さんとの共演については「市井の人を魅力的に演じるという一見簡単そうでとても難しいことをサラリとなさる方という印象があるので、今回の作品での共演を楽しみにしています」と期待を口にする。『壬生義士伝』公開からおよそ9年。その間、数々の映画やドラマ、舞台に出演してきた2人が再共演で起こす“化学変化”に注目したい。監督を務めるのは山田洋次監督の下で映画を学び『十五才学校IV』、『武士の一分(いちぶん)』、『母べえ』、『おとうと』では共同脚本、『たそがれ清兵衛』、『隠し剣 鬼の爪』で助監督を務めた平松恵美子。「“憎しみの連鎖”ではなく、“愛情の連鎖”というものが本来あるべきことではないか。それがこの作品のテーマ」と語り、宮崎ロケについても「抜群のロケーションを最大限に生かして、ひまわりが巡り会う大切なシーンを丁寧に撮影したいと思います」と抱負を語った。これまで『クイール』、『犬と私の10の約束』、『きな子〜見習い警察犬の物語〜』など動物を扱った数々の感動作を世に送り出してきた松竹だが、ここに山田洋次監督が育んできたエッセンスを注入!そして地元・宮崎で堺さんがどのような輝きを見せるのか?撮影は12月まで行われる予定だが、完成が楽しみだ。『ひまわりと子犬の7日間』は2013年春、全国にて公開の予定。■関連作品:ひまわりと子犬の7日間 2013年春、全国にて公開
2011年11月17日韓流ドラマ「パラダイス牧場」でドラマ初主演を務めた「東方神起」のチャンミンが11月17日(木)、DVD購入者約4,000人を招待してのプレミアムイベントに出席。ヒロインのイ・ヨニと共にドラマのマル秘エピソードなどを披露したほか、挿入歌の「告白(Confession)」を日本のファンの前で初めて生で披露した。熱愛の末、駆け落ち同然で結婚を遂げたにもかかわらず、わずか半年で離婚したカップルが6年後に再会し、新たな恋人や周囲を巻き込みつつ、己の本当の気持ちに気づいていく、という韓流ラブコメの王道を行く本作。ドラマをイメージしたセットにチャンミンとヨニが登場すると、会場は割れんばかりの大歓声に包まれた。精力的な活動を続けるチャンミンだが、「ちょっと忙しいですね。でも(体調は)悪くないです」とファンに笑顔を投げかけた。劇中ではあまりオシャレとは言えない格好で、チャキチャキしたキャラを演じるヨニだが、この日はワンピース姿で大人の魅力ムンムン。ヒールを履くとチャンミンが「横に立つのがプレッシャーです」と苦笑するほどのすらりとした長身で、客席からはため息が漏れた。チャンミンが最もドキドキしたシーンとして選んだのは、新しい恋人のジニョンと初めてキスを交わす場面。「ダジ(ヨニ)とのシーンは多く記憶に残ってますが、やっぱりこのシーンは外せないです」とチャンミンは語るが、スクリーンいっぱいに映し出されるチャンミンのキスシーンに客席からは悲鳴や奇声が飛んだ。いたずらっぽい笑みを浮かべたチャンミンの「実際はもっと長かったんですよ。個人的にではなく、仕事の上で、これまでで最も長いキスシーンでした(笑)」という告白にファンは複雑な表情を見せていた。一方、ヨニはチャンミンとの印象的なシーンとして、2人のケンカのシーンや、夜通し2人で酒を飲んでそのまま眠ってしまうシーンをチョイス。特に演奏会でのケンカでは、チャンミンを蹴りあげた上に「おっぱいフェチ!」と激しく罵るが、ヨニは「言いながら戸惑いました。でも、私の性格の素の部分が出ているシーンだと思います」とニッコリ。蹴られたチャンミンは「実はとっても痛かったです」と述懐したが、唐突に司会者から「おっぱいフェチなんですか?」と聞かれ「どちらと答えるのも難しいですね」と苦笑を浮かべていた。イベントの最後に韓国語で歌い上げた「告白(Confession)」はチャンミン自らが作詞を担当。「愛していた人と別れてもまた会いたいという気持ち。再び告白するような気持ちで書きました」と語り、作詞におけるインスピレーションについては「作詞するときは映画に影響されることもありますが、自分の経験を想像しながら書きます」と実体験が基になっていることを明かした。「良い歌詞を書くためにはもっと恋愛しないと(笑)」と語ると、約4,000人のファンは“立候補”とばかりに歓声を上げていた。「パラダイス牧場」DVDは発売中。<セル>「パラダイス牧場DVD-BOX?」価格:16,800円(税込)「パラダイス牧場DVD-BOXII」価格:16,800円(税込)発売元:エイベックス・エンタテインメント販売元:エイベックス・マーケティング株式会社発売中公式サイト:© S.M. ENTERTAINMENT & SAMHWA NETWORKS 2011 All Rights Reserved
2011年11月17日女性向けのCSチャンネルの「LaLa TV」が来年1月より「女性チャンネル♪ LaLa TV」にリニューアル。これに合わせて11月17日(木)、都内で記者発表会見が行われ、イメージキャラクターの市原隼人を始め、新番組に参加する浅野ゆう子、つんく♂、放送作家の鈴木おさむ、オリエンタルラジオ(中田敦彦&藤森慎吾)、韓流グループの「SM☆SH」が登壇した。開局12年目を迎えるにあたっての今回のリニューアルを機に、番組ラインナップを一新。ドラマにバラエティ、トーク番組などでこれまでにも増して幅広い女性層をターゲットに、民放地上波にできないCSならではの番組を送り出していくという。既にCM撮影を終えた市原さんは「女性が見たくなるような仕草で、ということでだんだん、胸元が開いていった(笑)」と照れくさそうに撮影をふり返った。女性へのメッセージを求められると「年齢を問わず、自分を磨きたいと思ってる女性に見てほしい。僕ら男性はいつも素敵な女性に力をいただいてます。男ってどこかで母性を求めているところががあり、いつも感謝してます(笑)」と世の男性を代表して女性への感謝を口にした。つんく♂さんは、鈴木さんと共に新番組「THE ドラマカンファレンス」で、視聴者を交えて日本のドラマを活性化するためにディスカッションを繰り広げる。実はほとんど全てのクールのドラマを見るほどのドラマオタクだというつんく♂さん。同番組では民放では放送できないほどの過激な発言も繰り出されるが、「ちょっとドキドキしてます。アマチュアバンドの時代はTVでキラキラしてる人を見るのが嫌だったんですが、『シングルベッド』が売れてからは安心してTVを見れるようになって、ドラマもずっと見てます(笑)。(TV界から)消されない程度にやっていきたい」と意気込みを語る。報道陣からは元「モーニング娘。」の中澤裕子が展開中の“ドラマ”についての質問も出たが「詳しくは聞いてないですが、雑誌が出る前の日に『世間をお騒がせします』と報告がありました。現役のメンバーならお灸をすえますが、中澤なので良かったです。早く行き先(嫁ぎ先)が決まればいいなと思ってます」と父親のような表情で心境を明かした。オリラジの2人は、若いカップルの性の悩みや実態に迫る「君たちナイスカポー〜SEX鑑定団〜」でMCを担当。すっかりチャラ男キャラが定着した藤森さんは自身の性生活について「濃くはないけど数で勝負!」。逆に中田さんは「数はないけど濃ゆいよ(笑)」と対照的な2人がどのような番組にしていくのか楽しみなところ。「SM☆SH」はママ&キッズ向けのバラエティ(名称未定)を担当することになっており、「子供が大好きなので嬉しいです!一生懸命頑張ります」と熱く抱負を語った。「トレンディドラマフェスティバル」で、いまだから話せるトレンディドラマの裏側に関するトークをゲストを交えて語り合う“トレンディドラマの女王”浅野さん。20数年前のトレンディドラマの創成期を「光り輝いてた時代で、いま見ても輝いていると思います」とふり返る。「恋のパラダイス」に鈴木保奈美や菊池桃子、本木雅弘らと出演していた頃のエピソードに触れ、「砂浜でバレーボールしたり、昼にバーベキューしたり…そういうのが画面からも感じられる」と黄金時代を懐かしんだ。当時は浅野温子と共に「W浅野」としてドラマ界を牽引したが、「温子さんは主婦で妻で、仕事もバリバリやってという女性の王道を進んだ。私は仕事が生きがいで独身のままですが、キャリアウーマンの王道を歩めたかなと思う。いまの私たちを見てもらっても当時と同じように共感していただけると思う」と胸を張った。そしていまを生きる女性に対して「大変な時代ですが、華やかで楽しい時間を過ごすのも大切だと感じてもらえると思う」とメッセージを送った。「女性チャンネル♪LaLa TV」は2012年1月、スタート。
2011年11月17日後編では、ロサンゼルスの人気スポットで見つけた宣伝用ポスターや看板に目を向けつつ、気になる新ドラマたちに迫っていきます。ショッピングモールを歩いていてまず目に飛び込んできたのは、たくさんのレイチェル・ビルソン!「The OC」のサマー役で印象深いレイチェルが、同作を手がけたジョシュ・シュワルツと再びタッグを組んだ新ドラマ「Hart of Dixie」が始まっています。レイチェル演じるヒロイン、ゾーイはニューヨーク出身の有望な医師。ある出来事をきっかけに田舎町の病院で働くことになった都会派ガールのゾーイが、慣れない田舎暮らしに悪戦苦闘しながらも…という医療ドラマです。都会のお医者さんが田舎町へ…と言えば、同じ放送局で長年放映されていた「エバーウッド 遥かなるコロラド」などが思い出されるところですが、“サマー版「エバーウッド」(?)”にはおしゃれセレブとしても注目を集めてきたレイチェルの魅力がたっぷり詰まっていそうです。さらに、キュートな魅力と言えば、この人の新ドラマも気になるところ。ズーイー・デシャネル主演「New Girl」の宣伝ポスターはモールだけでなく、街のあちらこちらに貼られていました。その好調ぶりがすでに日本でも話題に上っている「New Girl」は、ズーイー扮するフラれ女子が3人の男子たちと同居することになり…というコメディ。天然ちゃんなヒロインをエネルギッシュに演じるズーイーに、メロメロにさせられている視聴者が続出中です。実姉・エミリーが主演する「BONES」共々、息の長いシリーズになる可能性を秘めているのではないでしょうか。また、女子心をくすぐりそうなシリーズはまだまだ豊富にあり、こんなヒロインたちの新ドラマもインパクト大の宣伝ポスターでアピール。クリスティーナ・リッチ主演「Pan Am」のおしゃれで可愛いポスタービジュアルが目を引きます。60年代のパンアメリカン航空、通称パンナムを舞台にした「Pan Am」は、恋に仕事にスパイ活動(!)に奔走する客室乗務員たちの物語。当時を再現したこだわりの衣裳や美術も見どころで、「ザ・ホワイトハウス」の立役者の1人であるトーマス・シュラムが製作に関わっているのも気になるところです。一方、ややダークな雰囲気のビジュアルに目を奪われるのは、「エバーウッド」や「ブラザーズ&シスターズ」のエミリー・ヴァンキャンプ主演「Revenge」。エミリー扮するヒロインが綿密な復讐劇を展開させていくサスペンスで、アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」をモチーフにしたストーリーとなっています。こちらは、真田広之さんの出演で日本でも俄然注目度UP!ぜひとも日本上陸を待ちたいところです。以上、気になる作品は見つかりましたでしょうか?ここで紹介したのは、数ある新ドラマのほんの一部。次々と新しいシリーズが送り出される海外ドラマの世界に今後も要注目です。(photo/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:PAN AM [海外TVドラマ]Hart of Dixie [海外TVドラマ]Revenge [海外TVドラマ]New Girl [海外TVドラマ]© CPT Holdings、Inc. All Rights Reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.214気になる!先取りホットドラマ前編【ハリウッドより愛をこめて】スティーヴ・カレル卒業後の“ボス”ドラマのゆくえは?
2011年11月17日岡田将生&榮倉奈々主演で話題の映画『アントキノイノチ』。公開を前にシネマカフェ読者を対象に行った試写会では、6割以上の観客が「泣けた」と回答し、さらに「絆について考えるきっかけになったか?」という質問には、実に9割の人が「はい」と答えるという結果が得られた。アンケートから明らかになった「泣ける」ポイントも様々で、映画に対する評価も多くの人が100点満点中、80点から90点の高評価を与えている。この映画の何がそこまで人の心を打つのか?アンケートの結果を発表!歌手のさだまさしの同名小説を映画化した本作。高校時代のある出来事をきっかけに心が壊れてしまった青年・杏平(岡田さん)。遺品整理という仕事を始め、仕事先で生や死と向き合い、同僚のユキ(榮倉さん)らと触れ合う中で少しずつ再生していく姿が描き出される。軒並み80点から90点という高い評価が与えられたが、そうした人々の感想の中でも多かったのはやはり「命の大切さ」についての言及。「“命”について、これほどというぐらい、真正面から向き合わせられた。死ぬことへの恐怖や悲しみが強かったけれど、途中から誰かが亡くなったことが、自分が生きていることに繋がっていて、杏平とユキのように人と出会える、と前向きに考えられるようになった」(20代・会社員)、「生きていてこそ、人は生きていることの大切さが分かるのだと改めて素晴らしいことを感じさせられました」(60代・会社員)。ほかに多かったのは、亡くなった人の部屋、荷物を整理する「遺品整理業」という仕事を初めて知ったという声。映画の中で原田泰造演じる杏平の上司・佐相は「天国への引っ越し屋」とこの仕事を表現しているが、「亡くなった人に対する“想い”が伝わってきた。大切な職業だと思う」といった感想が多く寄せられた。また、6割以上が「泣いた」という本作。具体的なシーンに関しては杏平やユキが遺品整理を行うシーンはもちろん、2人が背負っている過去を告白するシーンなどを挙げる声が多かったが、2人以外の人々に対しても熱い感想が寄せられた。「原田泰造さんが部屋を片付けているときの表情にグッと来た」(20代・主婦)、「柄本明さんの一連のシーン」(30代・会社員)。ほかにも檀れい、堀部圭亮、宮崎美子ら亡くなった家族の遺品整理を依頼する遺族や、遺品整理業の社長役の鶴見辰吾など、脇を固める実力派俳優陣の言動には思わず心揺さぶられること必至!9割の人が“絆”について考えさせられたと答えたが、「大切な人に伝えたい言葉は?」という質問に対しては、劇中で登場する「元気ですか?」という言葉に触れ「好きじゃない人や嫌いな人にも『元気ですか?』と言えるようになったら、人生が素敵になりそうです」(30代・会社員)という声や「生きていてくれてありがとう。そして、自分を生かしてくれてありがとう」(20代・会社員)と命への感謝を伝える答えが多く集まった。命について考え、その命を活かすために必要な“絆”の重要性を改めて教えてくれる映画と言えそう。東日本大震災もあり、今年ほど人との繋がりの大切さを認識させられることはなかったという人も多いはず。ぜひ、あなたも大切な人と映画館に足を運んでみては?『アントキノイノチ』は11月19日(土)より公開。■関連作品:アントキノイノチ 2011年11月19日より全国にて公開© 「アントキノイノチ」製作委員会■関連記事:“命”の繋がりを考える『アントキノイノチ』特製メモを5名様にプレゼント岡田将生のサプライズプレゼントに榮倉奈々、思わずウルリ岡田将生インタビュー自らの「生きる意味」と向き合った『アントキノイノチ』シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!
2011年11月17日毎年恒例の「People」誌選出の“最もセクシーな男性”に、今年は『ハングオーバー』シリーズのブラッドリー・クーパーが選ばれた。昨年の同企画で選出された直後にスカーレット・ヨハンソンとの離婚が報じられたライアン・レイノルズはその後、サンドラ・ブロックやブレイク・ライブリーと恋のうわさが絶えないが、ブラッドリーもレニー・ゼルウィガーや最近離婚したばかりのジェニファー・ロペスとの仲がうわさされたモテ男だ。栄えある称号についてブラッドリーは、選出されたと聞いて「まず、母親が喜ぶだろうなと思った」と語る。「モデルみたいな外見じゃない男がこのタイトルをもらえるのは、本当にクールなことだ。僕はまあまあの外見だと思っている。カッコよく見えるときもあれば、かなりヒドイときもあるからね」。ほかには『キャプテン・アメリカザ・ファースト・アベンジャー』のクリス・エヴァンスやジェニファー・アニストンの恋人で脚本家でもある俳優のジャスティン・セロー、『ラブ・アゲイン』で中年男にモテ指南をするチャラ男を演じているライアン・ゴズリングらが選出されている。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 2011年7月1日より丸の内ピカデリーほかにて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURESラブ・アゲイン 2011年11月19日より全国にて公開© 2011 - Warner Bros.キャプテン・アメリカザ・ファースト・アベンジャー 2011年10月14日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 MVLFFLLC. TM & © 2010 Marvel Entertainment, LLC and itssubsidiaries. All rights reserved.■関連記事:S・カレル&R・ゴズリング、不仲説勃発?『ラブ・アゲイン』特別映像到着!この愛、狂っている?馬鹿げてる?『ラブ・アゲイン』三種の予告編到着!イケてない中年男がモテ男に!?『ラブ・アゲイン』女性限定試写会に30組60名様ご招待ロバート・ダウニーJr.、映画賞授賞式壇上でメル・ギブソンとの男の約束を果たす初代ヒーローに選ばれし男、クリス・エヴァンス「いままでの中で最高の決断だった」
2011年11月17日石井聰亙改め石井岳龍監督の『五条霊戦記 GOJOE』以来10年ぶりとなる劇場長編『生きているものはいないのか』の完成披露試写会が11月16日(火)に開催され、石井監督と主演の染谷将太が舞台挨拶に登壇した。劇作家であり、芥川賞候補となった「グレート生活アドベンチャー」(新潮社刊)や竹野内豊主演で映画化もされた「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」(幻冬舎刊)など小説家としても活躍する前田五郎の岸田國士賞受賞の同名戯曲を映画化した本作。病院に併設され、妖しい都市伝説がささやかれる大学を舞台に、18人の登場人物が次々と不可解な最期を遂げていくという不条理劇が展開する。久々の劇場公開作品のお披露目ということで「緊張してます」と石井監督。この10年間の沈黙について「いろいろ企画はあったんですが、いろんな理由で残念ながら実現しなかった」と悔しさをにじませる。だからこそ「私が大切だと思うような映画、面白いと思うような映画が、いまの日本映画界では作りづらくなってしまいました。何としてもこの作品を成功させたい」と強い思いを訴える。改名は2年ほど前。「勝手に変えて申し訳ない(笑)」と頭を下げつつ、その理由を問われると「元々、前の名前に思い入れがなくて、必ず間違われるのでいつか変えたいと思ってたんです。神戸で人材の育成に携わったり、今回の映画のきっかけとなるプロダクションを作ったので心機一転。(社名が)『ドラゴンマウンテン』なので岳龍です(笑)」と説明した。染谷さんは、劇中で展開される脱力系のギャグと不条理な物語について「言葉にできない不気味な面白さがあって惹きつけられました」と語る。石井監督からのオファーを喜ぶ一方で、監督について「最初は怖いイメージがあった」と述懐。「リハーサルをみっちりやったんですが、監督はけっこう静かで、少ない言葉で的確な指示を出してくださるんです。基本的には任せてくれるんですが、自問自答しながらグルグルしてました」と苦労を明かした。役柄は喫茶店の店員だが、実際に役作りのために喫茶店でのアルバイトまで経験したという。「普段は役作りとかはしないんですが、リハーサルが終わって『どうしたらいいんだ?』と悩んで、トイレで用を足してたら隣に監督が来たんです。そのとき、ふと思い立って『石井さん、バイトして来ます』と言いました(笑)」とそのときのやり取りをふり返った。敢えて監督に質問はせず「試練だと思って感じたままやった」と染谷さん。石井監督はそんな染谷さんについて「『パンドラの匣』を観たんですが、久々にスクリーン映えする、アップになって力を感じさせる俳優が出てきたなと思い、ぜひ仕事したいと思った」とその実力を高く評価。染谷さんは「監督から自分のことについて聞くのは初めてですが、嬉しいです」と照れくさそうに笑みを浮かべていた。『生きているものはいないのか』は2012年2月18日(土)より公開。■関連作品:生きてるものはいないのか 2012年2月18日よりユーロスペースほか全国にて公開© DRAGON MOUNTAIN LLC.
2011年11月16日伝説のロックバンド「クイーン」のフロントマンとして世界中から愛され続けるフレディ・マキュリー没後20年を偲び、クイーン全盛期のライヴ映画『クイーン・ロック・モントリオール cinesound ver.』が11月19日(土)より劇場公開となる。これに先駆けて、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイの特別コメントがシネマカフェに到着した。栄光、歌声、魂をロック史に刻みつけた稀代のロックバンド、クイーン。今年2011年はバンド結成40周年、そして独特の歌声で世界中のファンを魅了しいまなお愛されるボーカル、フレディの没後20年のWメモリアル・イヤーである。ブライアンは、クイーンの“遺作コンサート”とも呼ばれる1981年に行われたモントリオールでのライヴの様子を収めた『クイーン・ロック・モントリオール cinesound ver.』の撮影当時のフレディとの思い出を熱っぽくふり返る。「ソウル・スウィマー(監督)とは上手くいってなかった」とロッカーらしく飾り気のないストレートな口調で語り始めるブライアン。「メンバーが会場に行くと、監督は何も言わず照明の色を変えたり、ステージ上にカメラマンや道具を置き、いつものコンサートができる状態じゃなかったよ」と、撮影がかなり難航していたことを明かした。しかし、ブライアン自身本作を「クイーンの生涯で最高の映像作品」と太鼓判を押しているのもまた事実。舞台裏でのアーティスト同士の譲れないこだわりが垣間見える貴重な映像の数々が、本作には収められているのだ。なお、本作の上映劇場では本編の上映終了後、メモリアルサイン(記帳)用紙が配布され、フレディへの思いが彼の眠るイギリスの自宅に届けられるというファン参加型のイベントも実施。このほかにも、1975年のクイーン初来日の模様などの秘蔵映像や縁の品々を展示するクイーン展「QUEEN FOREVER」や、『クイーン・ロック・モントリオール cinesound ver.』の挿入歌としても使用されているクラシカル・ユニット「1966カルテット」がクイーンの数々の名曲をアレンジした楽曲を収めた「ウィ・ウィル・ロック・ユー 〜クイーン・クラシックス」(CD)がリリースされ、これに合わせて発売記念コンサートも行われるなど、フレディに捧げる記念プロジェクトが続々と展開していく。『クイーン・ロック・モントリオール cinesound ver.』は11月19日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。クイーン展「QUEEN FOREVER」は11月23日(水)〜12月11日(日)の期間で東京タワー1階特設会場にて開催。「1966カルテット」が奏でる「ウィ・ウィル・ロック・ユー 〜クイーン・クラシックス」(CD)は11月23日(水)よりリリース。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:クイーン・ロック・モントリオール cinesound ver. 2011年11月19日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2007 Eagle Rock Entertainment, All rights reserved
2011年11月16日小津安二郎監督の名作『東京物語』が山田洋次監督の手で舞台化され、来年年明けに三越劇場で上演されることになり11月16日(火)、物語の舞台に近く、山田監督にとっては『男はつらいよ』でおなじみの東京・柴又の帝釈天で成功祈願イベントが開催された。山田監督に加え、水谷八重子、波乃久里子、安井昌二、英太郎、瀬戸摩純も出席し、柴又駅から帝釈天へと続く商店が立ち並ぶ参道をお囃子と共に練り歩いた。舞台化に加えて、本作をモチーフにした『東京家族』の製作も控えている山田監督は、東日本大震災の影響で延期となっていた撮影開始時期を来年3月と明かした。オリジナルの映画は原節子、笠智衆らを迎え、1953年に公開。広島の尾道から久々に老夫婦が息子たちを訪ねるために上京するが、自分たちの生活に精いっぱいの息子たちからは歓迎されない。そんな中、戦死した息子の未亡人だけが彼らに尽くしてくれる。彼らのやり取りから失われつつある家族の情愛や日本人の心を映し出し、海外でも絶賛された。山田監督は2年前に「劇団新派」と組んで小津監督の『麥秋』を舞台化し、初めて舞台の演出を手がけた。来年、監督生活50周年を迎える記念作品として今回、再び「新派」と組んで不朽の名作の舞台化の脚本、演出を手がける。柴又駅前に姿を現した山田監督とキャスト陣は、お囃子に先導されながら参道を練り歩き、参拝のために“寅さん”の故郷を訪れた人々や地元の商店街など多くの人々がその道程を見守った。監督自身「第二の故郷」と呼ぶ柴又での成功祈願に山田監督も笑顔。オリジナル映画では東京都荒川区とだけ設定されている物語の舞台を今回、あえて帝釈天からもほど近い葛飾区金町に変更。さらに、オリジナル版で原節子が演じ今回、瀬戸さんが扮する紀子の出身地を、震災の被災地である宮城県石巻市としたと明かした。「紀子のセリフで『常磐線で仙台まで行き、仙石線で石巻…そこが私の故郷(くに)です』というのが出てきます。老夫婦は西国の出身で、紀子の故郷は想像できない、というそんな会話も出てきます。(震災後の)いまの環境を重ねて見ることを意識してそうしました。(金町は)汽笛を鳴らして仙台や青森行きの列車が通る」とその意図を説明した。水谷さんは「麥秋」に続く山田監督との仕事について「“ザッケローニ父さん”という感じで山田監督に付いていきます」と満面の笑みを浮かべ、喜びを語った。波乃さんは「帝釈天で頭を下げたら訳もなく涙が出てきました」とこみ上げる思いを明かす。英さんは「楽しみと怖さでいっぱいです」と期待と不安を口にした。オリジナルで名優・笠智衆が演じた老父を演じる安井さんは「26、7の頃に小津監督の作品に出させてもらいましたが、何も分からないまま監督の下で『映画ってこんなに難しいものなのか』と苦労しました」と遠い日をふり返り、「それから何十年。同世代の男ということで何とか分かってるつもりです」と意気込みを語った。同じく小津作品のヒロイン・原節子が演じた紀子を演じる瀬戸さんは「スクリーンで観ると(原さんは)本当に美しくてプレッシャーです。新しいものを作り上げるということで、あまり考えないで頑張りたいです」と抱負を述べた。映画の『東京家族』は当初、今年の4月にクランクインを予定していたが、震災を受けて松竹より製作延期が発表されていた。妻夫木聡や蒼井優の出演が明らかになっているが、山田監督は「この舞台が終わったら準備を再開し、3月から撮影の予定」と明かし、「同じ原作で舞台と映画を作れるなんて僕は幸運です」と笑顔を見せていた。舞台「東京物語」は2012年1月2日(月)より24日(火)まで東京・三越劇場にて上演。■関連作品:東京家族
2011年11月16日人間の少女とヴァンパイアの禁断の恋を描き、たちまち世界中の女性の心をとらえた大人気シリーズ『トワイライト・サーガ』。シリーズ第4弾となり、いよいよ最終章となる『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』が11月18日(金)に全米公開を迎えるのに先駆けて、14日(現地時間)、USプレミアが開催され、主演のロバート・パティンソンとクリステン・スチュアートらキャスト・スタッフが集結。会場に集まった1,000人のファンの熱狂に包まれた。クリステン扮する少女・ベラとロバート扮するヴァンパイアのエドワードの決して結ばれてはいけない、波乱たっぷりの恋愛模様を追い続けてきた本シリーズ。最終章では、ついにその恋がクライマックスを迎え、結婚と出産、そして新たな敵との戦いが描かれる。アメリカでは、USプレミアのプレイベントとして、11月10日よりシリーズ3部作を3夜連続で上映、13日には「トワイライト・ファン感謝デー」なるイベントが開催され、ドイツやフランス、オーストラリアなど世界各地から多くの「トワイライト」ファンが集まった。イベント開催前の9日からは会場の周りにテントを張り5日間にわたり泊り込みで待つ者であふれ、11日午前には800人が集合。娘や息子のため、もしくは自分のため(?)、親子または一家で訪れるファンも多く、中には泊り込みで学校を2日間休む娘を「特別な日だから」と許したという母親も。また、一番早く並んだ女性は2時間程かけて南カリフォルニアから来たというが、「まだ映画は観てないけど、面白いに決まっている。日本のみんなも楽しみにして」と自信に満ちた期待を口にした。こちらのイベントではキャストによるサイン会に写真撮影会、さらに朝食配布などが行われた。そして、ファンの熱狂が高まる中、14日、L.A.のノキアシアターでプレミアが開催。1,000人のファンと100の取材メディアが駆けつける中、会場にはブラック・カーペットが敷かれ、ロバートにクリステン、テイラー・ロートナー、アシュリー・グリーン、ジャクソン・ラズボーン、ピーター・ファシネリ、ケラン・ラッツ、ブーブー・スチュワートら人気キャスト、さらに原作者のステファニー・メイヤーにビル・コンドン監督らスタッフが一堂に会した。限られた時間の中でファンサービスに応じていたロブ様ことロバート。ブラジルで行われた本作の撮影について「すごく良かったよ!これまでは寒い撮影で震えてばかりだったからね。ボートの上とか、最高だったよ」とコメント。「『トワイライト』が終わったらゆっくり休む?」との問いには「いやー働くよ。休むのは苦手なんだ。仕事がくるといいけどね(笑)」と冗談めかして語った。また、本作での共演がきっかけで、ロバートとの熱愛が報じられているクリステンは、劇中の結婚式のシーンにふれ「ちょっとウソっぽく聞こえるかもしれないけど、本物みたいだった。感動的だったわ」とまんざらでもない様子。さて、このファンの盛り上がりからは最終章にしてオープニング記録を更新する可能性もあるが、果たして?先日、公開になった予告編もぜひチェックしてみて。『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』は2012年2月25日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。※『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』の予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1 2012年2月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:クリステン・スチュワート、白雪姫を演じる新作撮影中に負傷?ジャスティン・ビーバー、ハリウッドで最もリッチなティーンエイジャーにシネマカフェ的海外ドラマvol.202全米夢中の“ヴァンパイア”ドラマ!後編ついにベラとエドワードが結婚!新たな生命誕生も『トワイライト』最新作公開決定
2011年11月16日2011年は6本の映画、3本のドラマに出演。この数字からも俳優・山田孝之がどれだけ求められている俳優かは明らかだ。俳優の道をスタートさせてから12年、傍から見れば一歩ずつ着実に夢を叶えているかのように映るが、当の本人は「いまも小さい頃も夢という夢はないんですよね。でも、芝居は楽しくて仕方ない。だからどんな役でもどんな作品でもやりたいんです」。少し意外なコメントだ。夢はないけれど芝居は楽しいという、彼のその正直な言葉は、未来ではなく“今現在”を精一杯に楽しんでいる、そんなふうにも受け取れる。そして、新たに手にした役柄は、スケートリンクで転んで頭を打ち、恋人の記憶だけをなくし、彼女だと名乗る3人の女性の間を行ったり来たりする独身男子・片山輝彦。彼がプロポーズするはずだった女性を探すこのラブ・ファンタジー『指輪をはめたい』を、山田孝之はどんなふうに楽しんだのだろうか──。「本人的には不幸なのに、客観的に見るとすごく面白い」ツボふわぁっとしたラブストーリーに棘と毒がこれでもかと絡み合う。そんな「切ないのに笑える感覚がたまらなく面白い」と声を弾ませる山田さん。輝彦はかなり気に入っている役柄のよう。もちろん男としての共感もあった。それは、自分の前に現れたツンデレな年上彼女、セクシーな彼女、守ってあげたくなる彼女、3人の女性に翻弄される輝彦を通じて考えたという男の結婚観。「三股をしていなかったとしても、彼女がいてもいなくても、輝彦みたいに結婚するならきれいな女性がいいかな?かわいい女性かな?それとも…、そんな理由で結婚相手を選べるわけないのは分かっていても、浅はかでくだらないことを誰でも一度は考えると思うんですよね。しかも、輝彦は3人の彼女たちのことを本気で知ろうとして、月火水木金…夢のようなスケジュールで、順番に彼女たちと会って楽しむ。で、結局うまくいかなくて修羅場になる。あんな修羅場で本人的には不幸なのに、客観的に見るとすごく面白いんです。そういう面白さを映画としてみんなに提示して、笑ってもらいたいなって思ったんですよね」。真面目さゆえの笑い、悲しみゆえの笑いが山田さんのツボだった。そのツボを引き出したのは、本作が劇場長編2作目となる岩田ユキ監督。元々デザイナーだった経験を活かし、レトロでポップな世界観を生み出している。女性監督の映画は初めてだという山田さん。オファーを受けたときは「女性監督は大変かな…」という先入観を抱いていたそう。その理由は?「女性って(いざとなると)言うところはズバッと言うし、したたかだし、だから大変なのかなって。まして、映画業界で監督としてのポジションがあるということは、(実力と強さを)持っていないとできないことで。でも、実際に仕事をしてみたら男も女もなかった。まあ、男の人でもウジウジしている人もいますからね(笑)」と敬意を表し、三股をかけていても何故か愛されキャラの輝彦を演じるうえでは、監督のふわぁっとした雰囲気に助けられたと明かす。「輝彦というキャラクターは、ちょっとでもシャキッとしてしまうと悪意を感じてしまうし、ファンタジックに見えなくなってしまうんです。とにかく力を抜いてふわぁっとした感じにしたくて。そのふわぁっと感が出せたのは監督のおかげですね。監督自身がふわぁっとした人で、しかも現場全体もそのふわぁっとした空気に飲み込まれていました。どんなに純粋なラブストーリーを撮っていても、現場はどこかリアルなものなんです。けれど、今回の現場はふわぁっとしていてすごくやりやすかった。あと、スケジュールがかなりハードで睡眠時間が少なくて、疲れてくると自然とぼーっとなる。ああ、このぼーっとした感じが輝彦の感じだなと、そのまま役に取り入れました」。どんな状況も演技の糧にしてしまうのはさすが。ちなみに、撮影の合間に聴いていたのはジャック・ジョンソンの曲。もちろん、ふわぁっと感に浸るためだ。突然訪れた、「芝居が楽しい」という気持ちそんなふわぁっとした輝彦をめぐって、後半は3人の彼女がはち合わせてしまう修羅場も登場する。「女優さんたちのアドレナリンが分泌されていたシーン」だと苦笑いしながらエピソードを楽しげに語る。「(3人の彼女がやりあっているとき)輝彦は指輪を探していたので、直接そのバトルを見ることはできなかったんですけど、シチュエーションとしてはかなり楽しかったですね。あんな修羅場、(現実では)なかなかないですから。ただ、演技とはいえ何度もできるシーンではないので、入念に打合せをしました。何人かはそのシーンでクランクアップだったので、女優3人は、遠慮なくやってください!1発でOKもらいましょうね!って。そう言ってるのを傍で聞いていて、この人たち本当に遠慮なくやるんだろうな…と(笑)。みなさん、アドレナリンが分泌されて高騰としていたのは面白かったです」。取材中、何度も「面白くて」、「楽しくて」という言葉を口にしていた山田さん。彼が心底、面白がり楽しむことが、ハマり役となる決め手なのかもしれない。そして「芝居が楽しい」と実感した瞬間は、いまから約11年前に突然訪れたと昔の記憶を呼びおこす。「17歳のとき、NHKの朝ドラ(「ちゅらさん」)をやっていたときですね。NHKの廊下を西口に向かって歩いていて、ふと、ああ…芝居って楽しいかもって思ったんです。その日の撮影がどうだったとか、何かやり甲斐を感じた出来事があったのか、それとも『クソッやってやる!』と思ったのか、どういう状況だったのかは分からないけれど、芝居自体を楽しいと思ったのはそのときからですね」。「この役を山田孝之にやらせたら…って、すごく幸せな言葉」こうも言う。「自分自身は何も求めていない。待っているわけでもない。ただ、何でもやりたいんですよね」と。繊細な役、ハードな役、エキセントリックな役、どんな役にでも染まり、次々とイメージを覆しては観客の期待をいい意味で裏切ってきた山田さんは、そのイメージという言葉ですらも「色々な作品に出させてもらっているけれど、僕のすべての出演作をすべての人が観るわけじゃない。人それぞれ印象に残る作品も違う。イメージは人が作るものだと思っているから」と、はね除ける。何でもやりたいけれど、何色にも染まりたくないと言っているようでもあり…。だからこそ観客は、いったい次はどんな役で驚かせてくれるのかと期待をしてしまうのだ。それは、作り手も同じ。「どの作品だったのかは覚えていないけれど、あるプロデューサーに、何故この役を僕にふってくれたんですか?って聞いたら、『キャスティングを決めるとき、こういう役はこういう人というのがあるけれど、そうではなくて、この役を山田孝之にやらせたらどんなふうにやってくれるんだろうって、やらせてみたくなる(俳優な)んだ』と言ってもらえて。すごく嬉しかったんですよね。この役を山田孝之にやらせたら…って、すごく幸せな言葉」。好きこそ物の上手なれ。山田孝之が芝居を好きでいる限り、私たちは彼をスクリーンで見続けることができるはず。そして、驚くはず。というわけで、まずは『指輪をはめたい』の愛すべき三股独身男・輝彦をスクリーンで。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)Hairmake:ISINO(ROOSTER)/stylist:Kayoko Kubota■関連作品:指輪をはめたい 2011年11月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd■関連記事:山田孝之、結婚は「タイミングと巡りあわせ。機が来ればすぐにでもGO!」名匠が被災地に捧げる3分11秒の短編が東京初上映!ワークショップも開催決定あなたは見つけられる?『指輪をはめたい』特製デコトラ“迷走”中!【TIFFレポート】山田孝之、司会者に「本当の恋愛って何ですか?」と逆質問【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ
2011年11月16日先週、主演作『マネーボール』のプロモーションのため、家族全員で来日したブラッド・ピット。日本からプライベートジェットで一家が向かった先は7歳の息子、パックスの故郷であるベトナムだった。彼らがベトナムを訪問するのは、2007年にパックスを養子として迎え入れて以来。11日昼、ブラッドとパートナーのアンジェリーナ・ジョリーはパックスだけを連れてホー・チー・ミン市内のレストランで食事をしていたという。週末にブラッドとアンジェリーナはホーチミン市の南約200キロにあるコンダオ諸島を訪問した。群島の中で最大のコンソン島にはフランス植民地時代に造られ、通称“トラの檻”と呼ばれた刑務所跡地があり、いまは博物館になっている。2人はここも見学した。今年はアンジェリーナがルイ・ヴィトンの広告撮影のためにカンボジアを訪れた際も、末っ子の双子を除く4人の子供が同行した。彼女は「子供たちはそれぞれの文化を誇りに思っているし、互いに学び合っているのよ」と、それぞれのルーツを尊重する教育方針を「Financial Times」紙に語っているが、まさに有言実行。週明けにブラッドは再び『マネーボール』プロモーション活動に戻り、韓国を初訪問した。先日、オーストラリアのTV番組「60 minutes」で「3年後には俳優業を辞める」と衝撃の発言をしたが、まだ当分はスターのお役目を果たす日々が続きそうだ。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラッド・ピット、若者に「常識を疑え」とメッセージ!ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?ブラッド・ピット、アンジーと6人の子供たちを連れて2年ぶりの来日【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?
2011年11月16日第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞した『わが母の記』。役所広司、樹木希林、宮崎あおい共演で話題を呼んでいる本作の未発表キャスト陣が発表され、三國連太郎、南果歩、ミムラ、三浦貴大らが出演していることが明らかになった。さらに、宮崎さんにミムラさん、菊池亜希子を加えた3姉妹のビジュアルもこのほど解禁された。「天平の甍(てんぴょうのいらか)」、「敦煌(とんこう)」など映像化もされた数々の歴史大作で知られる作家・井上靖が45年前に発表した「わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜」(講談社文藝文庫所蔵)を原作とする本作。井上さんの実体験を基に、少しずつ記憶を失っていく母と長男であるものの彼女に育てられなかったために距離を取って暮らしていた息子の小説家。2人が家族の“愛”を確かめようとする10年におよぶ物語が綴られる。役所さんが主人公で作家の伊上洪作、その母・八重を樹木さん、宮崎さんは洪作の三女を演じることが発表されていたが、このたび彼らの脇を固める俳優陣が明らかに。洪作の父、つまり八重の夫である隼人を三國さんが、洪作の妹で次女の桑子を南さんが、同じく洪作の妹で長女の志賀子をキムラ緑子が演じる。また、ミムラさんは洪作の長女の郁子を、次女の紀子を昨年、『森崎書店の日々』で映画初主演を果たした菊池亜希子が演じており、宮崎さんと共に伊上家の3姉妹を演じる。伊上家以外の人間では三浦貴大が編集者で、のちに洪作の運転手兼秘書になる瀬川を、「ハロー!プロジェクト」の一員である20歳の真野恵里菜が八重の面倒を見る女中の貞世を演じる。物語は東京オリンピック開催年の昭和39年から始まるが、今回、公開された伊上家の3姉妹も当然ながら昭和の装い。彼女たちももちろん、平成生まれの真野さんのメイドならぬ昭和の女中姿も気になるところだ。『クライマーズ・ハイ』の原田眞人監督が紡ぎ出す、忘れてしまったとしても消えることのない愛の物語。今年2月から東日本大震災直前の3月10日まで撮影された本作がいま一度、日本の家族の姿を問いかける。『わが母の記』は2012年GW、全国にて公開。■関連作品:わが母の記 2012年、全国にて公開© 2012「わが母」製作委員会■関連記事:中越典子、役所広司との“年の差”ロマンスはあり?「そりゃ思いますよ」役所広司&原田監督がモントリオール映画祭受賞の喜び語る復興へ家族の絆を強調ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!
2011年11月15日近年、俳優活動に精力的なジャスティン・ティンバーレイクと、ハリウッド注目の超新星アマンダ・サイフリッドの競演で話題の『TIME/タイム』の予告編&ポスター・ビジュアルがこのほどシネマカフェに到着した。全米ではすでに劇場公開され、ジョニー・デップの『The Rum Diary』(原題)や『長ぐつをはいたネコ』といった強豪ひしめく中、見事初登場3位を飾った本作。舞台となるのは21世紀末、全ての通貨が“時間”となった社会。さらに、遺伝子操作により25歳になった者はその瞬間から自らの時間(=寿命)を買わなければ生き続けられず、これにより金持ちは悠然と永遠に人生を謳歌し、貧しい者たちは奴隷のように日々汲々と働く。“時間的格差社会”で起こる出来事を描いた近未来アクション・サスペンスである。ジャスティンは偶然“寿命”を手に入れてしまったことをきっかけに追われる青年・ウィルを、そしてアマンダは彼が逃亡中に人質にとった大富豪の令嬢・シルビアを演じている。今回届いた予告編の冒頭では、ジャスティン演じるウィルが身を置く、25歳以降“平均寿命23時間”という貧民階級の暮らしの苛酷さが描かれる。しかしある日、「105年間生きている」という男と偶然出会うことになり、ウィルは“時間”を支配している者たちの存在を知らされることに。そして、不条理な格差社会の秘密を解き明かすため、自分たちの奪われた人生を奪還するために大富豪の屋敷へと単身乗り込んでいくのだが…。『ソーシャル・ネットワーク』や『ステイ・フレンズ』など話題作への出演が続くジャスティンが、本作では格闘や銃撃戦、さらにはカー・アクションまでこなし、肉体派としての演技も見どころ。そして、『クロエ』や『親愛なるきみへ』などでの好演が記憶に新しいアマンダは、アクション満載の本作に合わせてか、背中まであったロングへアーをばっさりと切り、モダン・クールなボブヘアに。さらに、脇を固めるキャスト陣も超豪華!ウィルとシルビアを追う時間監視局員(タイムキーパー)のリーダー役に『インセプション』のキリアン・マーフィーを始め、『カウボーイ&エイリアン』などのオリヴィア・ワイルド、「CHUCK/チャック」や「ホワイトカラー “知的”犯罪ファイル」といった海外TVシリーズで人気のマット・ボマー、今夏公開されたばかりの『アイ・アム・ナンバー4』で初主演も果たしたアレックス・ペティファーなど、人気実力を兼ね備えた美男美女の俳優たちが本作の世界観をより一層盛り上げている。ポスターにも大きく記されている「全ての人類は25歳で成長が止まる」という言葉。この“25歳”といった数字に何か秘密が隠されていそうな気もするのだが…。物語に散りばめられた謎とスピーディな展開に期待感が高まるが、まずは予告編で緊迫の世界観を味わってみて。『TIME/タイム』は、2012年2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:TIME/タイム 2012年2月17日より TOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:『長ぐつをはいたネコ』、ジョニーらの競合を抑えハロウィン新記録のヒットスタート
2011年11月15日あのムーミンのモデルであり、『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに登場する北欧の国々に伝わる妖精“トロール”。このたび、その愛すべき妖精の生態を明らかにする驚きの記録映画『トロール・ハンター』が公開されることが決定した。先に挙げた映画や、日本では『となりのトトロ』やゲーム「ドラゴンクエスト」でもおなじみのトロール。北欧では地方ごとに伝承の差はあるが、“山トロール”と“森トロール”の2種類が存在し、知能レベルは極めて低く、人をすぐに食べてしまうと言われている。日常で、物がふと無くなってしまったとき“トロールのイタズラ”と言うなど、ノルウェーではいまだに多くの人々がその存在を信じており、お土産でもトロール人形が販売されている。映画は、ノルウェーのボルダ大学の3人の学生の手によるもの。彼らは、地元で問題となっている熊の密猟問題に関するドキュメンタリー映像を収めるために森へ。密猟者を追う中でハンスという男と出会い、彼を尾行するのだが、その先で彼らはトロールを目撃する。ハンスはノルウェイ政府がトロールの存在を隠蔽するため、人里に現れそうなトロールを狩ることを目的に雇ったトロールハンターだったのだ。学生の熱意に負けて、トロールに関する事実を洗いざらい証言するハンス。学生たちは彼と行動を共にし、その生態の全てを明らかにするが、そこには政府によるある陰謀が…。先日、ロシア政府が研究者たちを擁して“イエティ”、“ビッグフット”などと称されているいわゆる“雪男”の発見に向けた研究に本気で取り組んでいるというニュースが報じられ、国際会議で「雪男が存在する確率は95%」という発表があったことなどが紹介されたが、雪男に負けず劣らずトロールの真実について綴られた本作も大きな話題を呼びそうだ。なお、映画の公開決定を受けて、日本でも「日本トロール保安機関」なる組織が設立されることが明らかに。まだ日本でよく知られていないトロールの存在と情報を広めるための活動に加え、長きにわたって迫害を受けてきたトロールの保護を目的としている。一般の方も活動に参加することが可能とのことなので、映画と併せて確認してみては?今回、解禁となった劇中写真は車の中から撮影されたものだが、そこには毛むくじゃらの巨大な足の一部が!果たしてその大きさは?顔は?本当に人を食べるのか?そして政府はトロールで何をしようとしているのか?『トロール・ハンター』は2012年3月24日(土)より全国にて公開。日本トロール保安機関URL:■関連作品:トロール・ハンター 2012年3月24日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 Filmkameratene AS Alle rettigheter forbeholdes. All rights reserved.
2011年11月15日まもなく公開となる映画『明日泣く』主演の斎藤工が11月14日(月)、東京・渋谷のタワーレコード渋谷店にてファンを迎えてトークイベントを行なった。「麻雀放浪記」などで知られる阿佐田哲也が色川武大の名で発表した自伝的小説を映画化。文学新人賞を受賞するもその後、全く小説が書けずに賭け麻雀で生計を立てる主人公を中心に、綱渡りの人生を歩む若者たちの姿を描く。会場に詰めかけた女性ファンの「キャーッ」という黄色い声援に迎えられた斎藤さん。「『キャーッ』ってキャラじゃないですよ(笑)。30歳のおじさんですから」と照れくさそう。この日は、メイキング映像を上映しながら撮影をふり返ったが、モニターに斎藤さんが演じた高校時代の主人公・武の映像が映し出されると会場は騒然!制服姿の自身を見やり、斉藤さんは「おかしいよね、学生とか…」と苦笑を浮かべていた。自身の学生時代について「全然モテなかった」と語るが、「えー?」と会場からは疑惑の声が上がり、斎藤さんは「本当です。『モテキ』を観たけど、あれはおれの映画ですから(笑)!」と語り、会場は笑いに包まれた。不器用に生きる武やヒロインの生き方については「自分も不器用です」と自らを重ね合わせる斎藤さん。「僕はソーシャルメディアなんかも一切してないアナログな人間。多くの人と繋がるよりも一人の人間と深く繋がり、向き合いたい」と己のスタイルを明かす。『不良番長』シリーズの内藤誠監督にとって25年ぶりの劇場映画カムバック作となり、『不良番長』主演の梅宮辰夫もゲスト出演を果たしているが、斉藤さんは「僕の父が、内藤組のスタッフとしてカチンコを叩いていたことがあった」と意外な縁を告白。「25年の歳月が監督にとってはブランクではなく、その時間を置いたことが(監督と梅宮さんの)関係を強くしている」と語った。ここ数年、NHKの大河ドラマなども含め大作への出演が目立つが「大作や家族で楽しむ作品は娯楽として必要だと思いますが、自分が好きなのはこういう(『明日泣く』のような)映画。大衆が観に行かないものに美学を感じるし、大事にしていきたい。これが本拠地という気持ちです」と強い思い入れを明かした。劇中で描かれる昭和の時代の匂いに対しても強い共感を示す斎藤さん。「昔は、“察する”とか受け手が想像を膨らませていくもので、恋愛も露骨ではなくて恥じらいがあった気がします。全てをお互いにさらけ出すというよりも想像する部分が強い――そこが醍醐味なのかな。昔は家の電話でコンタクト取ってたわけで、鬼のようなオヤジがいて、般若を越えていかなくちゃならなかったですからね(笑)」と、いまとは違うもはや遠い昭和の時代に思いを馳せていた。『明日泣く』は11月19日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開。■関連作品:明日泣く 2011年11月19日より渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開© 2011 プレジュール/シネグリーオ
2011年11月15日11日に37歳の誕生日を迎えたレオナルド・ディカプリオがニューヨークのナイトクラブ「Avenue」で盛大なバースデイ・パーティを催し、ロバート・デ・ニーロやナオミ・キャンベルら大勢のスターが駆けつけた。2011年11月11日午後11時11分に祝杯をあげたパーティには、ベニチオ・デル・トロ、エドワード・ノートン、ブラッドリー・クーパー、チェイス・クロフォード、ケヴィン・コノリーらの姿も。レオの友人で米国の富豪のスチュワート・ラー氏、今年5月に米ワーナー・ミュージックを買収したロシアの実業家でこちらも大富豪のレン・ブラヴァトニク氏も出席した。パーティではチャリティ・オークションも開催され、「2011年11月11日」をテーマにポップアーティストのピーター・タニーがペイントしたヴーヴ・クリコの15リットルのシャンパンのボトルが5万ドルで落札された。会場でのドリンク代もあわせて収益金は全てレオナルド・ディカプリオ基金に送られ、野生動物の保護と様々な被災地支援にあてられるという。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:J・エドガー 2012年1月28日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.■関連記事:英雄の素顔は正義、それとも悪?『J・エドガー』予告編&US版ポスター解禁!収監を目前に控えたリンジー・ローハン、レオの新作アフター・パーティに乱入?【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?レオナルド・ディカプリオ、うら若きモデル2人を手玉にとる二股交際?クリント・イーストウッド、3年ぶりに俳優業に復帰か?映画主演を検討中
2011年11月15日冴えない40代の中年男が人生にもう一花咲かせるべく“自己改造計画”に臨む姿を描いたラブ・コメディ『ラブ・アゲイン』が11月19日(土)より劇場公開となる。これに先駆けて、本作で“モテキ”を模索する中年男・キャル役のスティーヴ・カレルと、百発百中の“モテ術”を熟知した伊達男・ジェイコブ役のライアン・ゴズリングによる、笑い満載の特別映像が到着した。長年連れ添った愛妻に突然、浮気報告&離婚の申し出を突きつけられた40代の中年男、キャル。それまでの申し分ない生活は一気に崩れ去り、途方に暮れてしまう。そんなある日、ひとり寂しくバーで過ごしていたキャルは、30代のプレイボーイ・ジェイコブと知り合う。妻への未練を断ち切れないキャルにもう一花咲かせるべく、ジェイコブは彼に酒の飲み方からハイファッションまで、“モテ”の術を指南していく――。劇中では、冴えない男・キャルに厳しい愛のムチを繰り出していくジェイコブだが、「目の前で子犬が溺れてたら助けるだろ」と彼の行動を説明するライアン。モテ男の余裕からか、キャルのことを「とてもチャーミング」とも話す。一方、スティーヴもジェイコブのことを「血の気の多いチャラ男だが、心が美しい」と手放しで絶賛。この文句なしの相思相愛ぶりから演じているスティーヴとライアンの相性もバッチリと思いきや…ライアンの口からは「スティーヴはアドリブばっかり。おかげでNG集が完成したよ」、「彼によれば、僕の間の取り方は最悪らしい」との愚痴が?本当のところの2人の相性は果たして…。バーでそれぞれの決めポーズを見せる2人の会話から、その真偽をぜひ確かめてみて。『ラブ・アゲイン』は11月19日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ラブ・アゲイン 2011年11月19日より全国にて公開© 2011 - Warner Bros.■関連記事:この愛、狂っている?馬鹿げてる?『ラブ・アゲイン』三種の予告編到着!イケてない中年男がモテ男に!?『ラブ・アゲイン』女性限定試写会に30組60名様ご招待どれを観たい?いまハリウッドで最も熱いライアン・ゴズリングの“男前”映画
2011年11月14日恋した相手を遠くから見つめていた日々、好きな人と2人きりになった時のドキドキ感、切なすぎて涙がとまらなかった想い出…誰にでも忘れられない“初恋”があるものだ。11月4日からスタートした日本映画専門チャンネル「First Love〜ボクらの初恋〜」特集では、“初恋”をテーマにした作品を毎週金曜日に放映中。『空気人形』、『サヨナラCOLOR』、『ウルトラミラクルラブストーリー』など、さまざまな視点から初恋を描いた映画が数多くラインナップされているほか、俳優の染谷将太がナビゲーターとして出演している。そこで、彼が主演する、誘拐監禁事件の被害者である男女のピュアで残酷なラブストーリー『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』について、染谷さん自身の初恋の想い出について、“初恋”をキーワードに19歳の俳優の今と過去とこれからを語ってもらった。染谷さんといえば、先日のヴェネチア国際映画祭で上映された園子温監督作品『ヒミズ』で、最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞したことで、一躍注目を浴びている期待の若手実力派。9歳の頃から子役として活躍、19歳を迎えた現在は「自分がこれからどんなところに向かっていくのか、それが楽しみなんです。単純に映画が好きなので、素晴らしい監督と素敵な役者さんたちとたくさんのスタッフと一緒に仕事ができていけたら、それだけで幸せ」と、映画の世界にどっぷりと身を置いている。彼が俳優として生きていこうと決意したのは『14歳』という映画への出演、それがきっかけだった。「周りの役者さんに刺激を受けて、初めて自分が“映画の現場にいる”っていうことを意識した作品でもあって──そのとき、俳優をずっとやっていけたらいいなと思ったんですよね」と、4年前の自分自身の決意を思い返す。よく行く場所は名画座、最近のブログに綴られているのは『シネマトグラフ覚書』、『宣戦布告』、『狂った野獣』といった作品。そこからも染谷さんがどれだけ映画の世界に惹かれているのか、容易に察することができる。長所は、好きなことはとことんのめり込むこと。短所は、苦手なものは触りもしないこと。自分の性格をそう分析する染谷さん。『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』では、まーちゃんを一途に愛するみーくんを演じているが、とことんのめり込む性格だからこその苦労もあった。「初めて台本を読んだとき、みーくんは純粋すぎるというか、純粋すぎて気持ち悪い正義のヒーローだなと思ったんですよね(笑)。撮影前の準備としては、監督の瀬田(なつき)さんからバスター・キートンの映画を観ておいてほしいと言われていたので、彼の作品は観ました。キートンの無表情なのにコミカルな動きというのが、みーくんに通じるものがあるんじゃないかという理由なんですけど、無表情だけど暗くならないように演じる、それがなかなか難しくて。実際、リハーサルの段階では全然みーくんをつかめていなかった…。でも、初日のファーストカット、本編ではカットされているシーンなんですけど、そのシーンを撮ったときに『これだ!』って思えたんです。(まーちゃんが通う)学校を探して道を歩いている、ただ歩くだけのシーン。セリフがなくて動きだけのシーンが最初の撮影だと役柄をつかみやすいんです。そういえば、『ヒミズ』も動きだけのシーンがファーストカットでしたね」。役が下りてくる、役が入り込む、そんな演技をする俳優はよく憑依型と言われる。染谷さんの話を聞いていると彼もまさにそのタイプであることは間違いなく、「役に集中するのはカメラの前に立ったときだけにしたいと思っているんです。性格上、そうしないと持たないというか。撮影が終わると、1週間ぐらい何もやる気が起きなくなるんですよね。“みーまー”をやっていたときは、まだ高校生だったんですけど、学校に行っても放心状態で。自分でも知らないうちに、映画の現場では常に興奮している状態にあるのかもしれないですね。なんていうか、小さな子供がディズニーランドに行って帰ってきて、遊び疲れてぶっ倒れる、そういう感覚に近いのかも(笑)」という話からも、演じているときの集中力の大きさが伝わってくる。もちろん、そこにたどり着くまで、撮影初日を迎えるまでにさまざまな準備をしている努力があってこそ。興味深いのは、準備で身につけた知識を撮影前に「すべて削ぎ落とすこと」が染谷流の取り組み方であることだ。「いろいろやってみて、削ぎ落ちたという感じですね。めちゃくちゃ大量の油を使って揚げた揚げ物の油を、クッキングペーパーで搾り取って、結果、芯しか残らなかったっていう感じ?毎回、どの現場でもそうなんですけど、準備期間中に監督といろいろと話をしたり、どれだけリハーサルを重ねても、初日にそれをぜんぶ壊しちゃう、ぜんぶ捨てちゃうんです。準備しているときは、後で捨てるぞ!とは思っていないですけどね(笑)」。凜としてキリッとした顔立ちからクールさを感じさせる染谷さん。その寡黙に見える美しい仮面の奥には、映画を愛して止まない、演技のことを話し出したら止まらない熱い情熱があった。けれど、初恋特集にちなんで自身の恋愛観に話が移ると、急に言葉数が少なくなり照れ出す──。とても正直な人だ。そして、はにかみながら語ってくれた初恋の想い出は、幼稚園の頃の想い出。「初恋は…幼稚園のときですね。初めて好きになった女の子に、ある日のお弁当の時間、好きな人はいるの?って聞かれたんですよ。僕、あなたですって(ストレートに)言っちゃったんですよね。そしたら、その場がシーンとなっちゃって。その後、向こうから話しかけてこないので、僕も話しかけづらくて。そのまま話さなくなって、あやふやのまま卒園しちゃったんです。別々の小学校に進んだんですけど、たまにすれ違うこともあって。でも、声をかけてもらえず…。それが僕の初恋(苦笑)。面と向かって“あなたです”なんて、今の自分じゃ絶対に言えないですけどね」。では、今だったらどう答える?「うーん…、それなりにいるんじゃないですかねぇ、とか言ってごまかしちゃうかな。基本、告白もしないし、待つこともしないタイプ。気になる子が自分のことを好きだって知って、攻めてこられると引いちゃうこともあるし。だから、いつの間にか付き合っている、というのが理想。ただ、これまでに友達から恋愛に発展したことはないので、たとえば、僕がその女の子を好きなことも、その子が僕のことを好きなのも両方好きなことを知っている友達がいて、その友達が仲介役になって自然に付き合うっていう、そういう始まり方なら…(笑)」。俺ってダメだなぁと言葉を詰まらせながらも、自身の恋愛観を語るその無器用さもまた魅力的。そして、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』で演じたみーくんの一途さを「みーくんのまーちゃんに対する感情はとてもシンプル。愛しているだけ。ただまーちゃんを愛しているだけ、それに尽きると思います」と真剣に力強く訴えるその言葉にこそ、染谷さんの恋愛観があるような気がしてならないのは、やはり彼が演技派だからなのだろうか──。(text:Rie Shintani/hairmake&styling:Miyuki Abe)特集「First Love〜ボクらの初恋〜」CS日本映画専門チャンネルにて、11〜12月の毎週金曜、初恋をテーマにした映画作品を放送。TV初放送となる染谷さん出演の『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』を始め、さまざまな初恋の形を描いた邦画をセレクトしてお届け。映画本編の前後には、チャンネルだけでしか見られないオリジナルである染谷さん出演の映画紹介ミニ番組もあわせて放送。「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」放送日: 11月25日(金)23:30〜ほか日本映画専門チャンネル:■関連作品:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2011年1月22日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2010 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会■関連記事:大政絢、華やかミニスカートで登場し受験生にエール!大政絢インタビュー「仕事で泣きそうになること?ある…けど我慢してます(笑)!」大政絢20歳の抱負「柴咲コウさんみたいな女優に」大政絢主演!『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』試写会に20組40名様ご招待シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?
2011年11月14日『オーシャンズ』シリーズのスティーヴン・ソダ―バーグ監督が手がける注目の最新作『コンテイジョン』がいよいよ日本公開となる。マット・デイモンやマリオン・コティヤールといった並み居るオスカー俳優たちとの競演で、彼らを喰うほどの名演を本作で披露するジュード・ロウが、作品の見どころについて語ってくれた。接触感染で広がり数日で命を落とすほどの新種ウイルスが発見され、瞬く間にアメリカや日本を始め世界中に感染が拡大。アメリカ疫病予防センターと世界保健機構は調査とワクチン開発を急ぐが、彼らの本当の敵はウイルスではなく、パニックに陥る人間の心理だった――。世界規模で未曾有の緊急事態に陥った人間の“恐怖”を克明に描き出した本作でジュードが演じるのは、その新型ウイルスの存在に初めて気づき、政府が隠ぺいする事実を全世界に知らしめようとするフリージャーナリストのアラン・クラムウィディ。民衆に全てを明かそうとする正義が彼を突き動かすのだが、そのジャーナリスト魂によって公開された真実こそが未曾有のパニックの元凶に…。世界的パニックの張本人とも言える、一筋縄ではいかない役どころをジュードはこう語る。「パニックが蔓延し市民は政府に指示されるがままだが、そんな中、アランは“市民の声”である。僕はそこが気に入ったんだ」。さらに「彼の主張は、観客たちの判断に委ねられる」と含みのある言葉で、波紋をもたらすであろうアランの行動について語るジュードは、本作で描かれる“コンテイジョン=伝染・感染”のもうひとつの意味について「実際のウイルスのアウトブレイク(感染が爆発的に広がること)と同時に、アランが作り出すアウトブレイクは人の恐怖心を利用したものなんだ」と解説。本作のキャッチコピー“【恐怖】は、ウイルスより早く感染する。”という言葉が示す、ソダ―バーグ監督のメッセージの核心に触れていく。「判断は観客に委ねられる」という意味深な言葉の真相は劇場で確認するとして、まずは本作の真髄を語るジュードの熱弁をたっぷり8分間楽しんでみては?『コンテイジョン』は11月12日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:コンテイジョン 2011年11月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.■関連記事:スティーヴン・ソダーバーグ監督が3年ぶりに来日「問題提起し続けたい」マット・デイモン、満を持して長編映画監督デビューが決定!ロンドンオリンピックに先駆け、この秋の映画は英国男子がアツイ?マット・デイモン×ジュード・ロウ共演『コンテイジョン』試写会に15組30名様ご招待
2011年11月14日アカデミー賞の特別賞を授与する第3回ガヴァナーズ賞授賞式が12日、ロサンゼルスで開催され、名誉賞を受賞したジェームズ・アール・ジョーンズが舞台出演中のロンドンから衛星中継で喜びを語った。80歳のジョーンズは『ボクサー』(’70)でアフリカ系アメリカ人としてシドニー・ポワティエに続くオスカー主演男優賞候補となった名優であり、『スター・ウォーズ』シリーズのダース・ベイダーの声を務めたことでも知られている。アレック・ボールドウィンやグレン・クローズらの祝辞の後、舞台「ドライビング・ミス・デイジー」を上演しているロンドンのウェストエンドのウィンダム劇場でイギリスの名優、サー・ベン・キングズレーからジョーンズに名誉賞が贈られる様子が会場に衛星中継された。ジョーンズはスピーチで「俳優にとっての悪夢が、裸でステージに立ち、しかも自分の台詞を忘れてしまうことだとしたら、いまの私の状況はどう呼べばいいだろう?服は着ている。自分の話す言葉も分かっている。舞台袖からサー・ベン・キングズレーが現われてオスカー像を渡してくれる!これを俳優の夢精と呼ばずして何と言えばいいのか…。非常に光栄で、とても感謝しています。たまげています」と率直な表現で喜びを語った。名誉賞は『ゴッドファーザー』シリーズや『タクシー・ドライバー』などを手がけ、『アマデウス』(’84)でオスカー受賞経験もある89歳の特殊メイクアップアーティストのディック・スミスも受賞。人気司会者のオプラ・ウィンフリーは長年の功績と慈善活動を評価され、ジーン・ハーショルト友愛賞を受賞した。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO
2011年11月14日27歳という若さで生存率50%のがん宣告を受けた青年の実話をユーモアを交えて描いた感動作『50/50 フィフティ・フィフティ』の公開を記念して、11月11日(金)、タレントの仁科仁美をゲストに迎えて、シネマカフェの女性読者たちによる女子会試写会が行われた。仁科さんの“ぶっちゃけ”キャラにちなんで、女性のホンネが明かされる一幕も。仁科さんと言えば、母親で女優の仁科亜季子さんのがん闘病を経験し、ACの子宮頸がんキャンペーンCMでの共演が強い印象を残していた。実際に亜季子さんががんを患っていたのは仁美さんが小学生1年生のときで、「病気の大変さは分からなかったんですが、家に母がいない寂しさはあり、家族の大切さを感じました。甘えたい年頃だったので、毎日病院に行って母の真似をしてパジャマの格好をしたりして邪魔をしていました」という。本作の主人公・アダムと同い年の27歳になったばかりだが、「色々と考えさせられました。私がこの立場になったらどうするんだろうと思いましたね。主人公のアダムは病気になっても自分の人生を歩んでいるので、私も毎日反省はしますけど、後悔はしたくないと思っていているので、そこに共感しました」と主人公と自身を重ねあわせて共感を示した。また、この日映画の内容にちなんで、仁科さんと女性読者たちのホンネを問う質問が用意された。劇中、アダムのガールフレンド・レイチェルは看病の重責に耐え切れず浮気をしてしまうシーンがあるが、自身が彼女の立場だったら浮気してしまう可能性も…?という質問には、仁科さんを含む大多数が「×」を選択。「ストレスは出てくるかもしれないけど、普通に付き合ってるときと変わらない。浮気はできないかも」(仁科さん)。一方、アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)のような草食系男子はタイプ?との問いでは、多くの女性が「○」を挙げる中、「×」を挙げた仁科さん。「私自身が肉食っぽいけど、男性も肉食系が好き。特に、男性に好かれる男性が好き。男性が魅力的に感じる人は、男らしいから」と理想の男性像を明かした。最後に、仁科さんは「全ての人が幸せになってくれると、自分も幸せになると思うんです。みなさんも毎日笑顔でポジティブに過ごしましょうね!」と女性たちを明るく引っ張るようなエールで、イベントを和やかに締めくくった。『50/50 フィフティ・フィフティ』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ 渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。■関連作品:50/50 フィフティ・フィフティ 2011年12月1日TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 IWC Productions,LLC■関連記事:ジョセフ・G=レヴィット主演『50/50フィフティ・フィフティ』試写会に10組20名様ご招待シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演『50/50フィフティ・フィフティ』女性限定試写会に25組50名様ご招待ジョージ・クルーニーが一歩リード?オスカー前哨戦の火蓋が落とされる!セス・ローゲン、7年間の交際を経て、女優・脚本家とマルチに活躍する才媛と挙式
2011年11月14日園子温監督の『恋の罪』が11月12日(土)に公開を迎え、園監督を始め、主演の水野美紀、冨樫真、神楽坂恵、津田寛治、小林竜樹が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。園監督が、渋谷のラブホテル街で起きた殺人事件にインスパイアされる形で作り上げた本作。円満な家庭を持ちつつも浮気する女刑事、満たされない小説家の妻、夜になると娼婦としてホテル街を徘徊する大学助教授という3人の女性を中心に女の業や欲望が描き出される。念願叶って園作品への出演を果たした水野さんは「監督に新しい一面を引き出していただいた」と充実の表情。自身が演じた女刑事・吉田役について「セックスが愛を確認するためだけの行為でなく、女性にとって渇望や心を満たす代償行為であるということは、女性なら肌で分かると思います」と女性ならではの共感を口にした。大学助教授の美津子を演じた冨樫さんは「美津子の言葉のひとつひとつが印象に残ってますが、『セックス』という言葉を大声で言うところは『こんな大声で言ってたのか…』と驚きました。普段、言う機会がないので…良い体験でした(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。小説家の妻・いずみ役の神楽坂さんは、園監督と共にカンヌ国際映画祭に赴いた。夫役の津田さんとのお風呂場でのやりとりに現地の観客が大爆笑していたことを明かし、風呂に入り裸の津田さんと向き合ってのシーンについて「すごく真剣にやってて、私も(津田さんに)触りたかったです」と過激発言。映画を鑑賞したばかりの客席は大いに沸いた。その津田さんはオーディションで小説家の夫役をつかんだ。「何とかオーディションに行けるように仕組んで、監督の前で演技したんですが、緊張して落ちたと思ってたら受かった。涙が出るほど嬉しかった」と大興奮。監督に言われたという「おれが役者に求めているのは『カーペンターズ』の歌声じゃなくてジャニス・ジョプリン」という言葉を紹介し「あかをかなぐり捨てて裸でぶつかりました」と胸を張った。映画初出演となった小林さんは女優陣による強烈なシーンに触れ「ただただ凄まじいとしか言えない。素晴らしい女優さんたちと監督による凄まじいセリフ。それが彼女たちの口から発せられるとき、目がカッと変わるんです。パワーとエネルギーを感じました」と圧倒されたようだ。監督は立ち見もありの大盛況に「感無量です」。「こういう映画でも(客が)入るんだと映画界に教えられるし、映画の可能性として多くのプロデューサーに驚きと意外性を与えられる」と語り、感謝の思いを伝えた。『恋の罪』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会■関連記事:『恋の罪』水野美紀インタビュー「愛じゃなくて、恋なんです」川島なお美、園子温監督の新作『恋の罪』は…性悪女みたいなブルゴーニュワイン園子温&神楽坂恵が婚約を改めて報告「私の“恋の罪”でお騒がせして」と照れ笑い冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太
2011年11月14日