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日本、韓国、中国のスター共演で話題を集めている『マイウェイ 12,000キロの真実』の記者会見が10月8日、釜山市のセンタムシティCGVで行われ、主演のオダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビンらが出席した。映画は『ブラザーフッド』、『シュリ』のカン・ジェギュ監督による、第二次大戦中の実話を基にした人間ドラマ。現在編集中ということで会見の冒頭、10分間のメイキング映像が披露された。マラソンランナーとしてライバル関係にあった二人の男が、ソ連軍の捕虜となり、敵対しつつもお互いを助け合い、戦場を生き抜いていく姿を描いている。8か月におよぶ撮影の苦労を聞かれたオダギリさんは「全てが大変だったと言ってもいいですが、戦場の場面よりも、ドンゴンさんとの格闘シーンのほうが大変でした。本番で本当にドンゴンさんの顔を殴ってしまい、『韓国一のスターの顔に傷をつけてしまったら、どうしよう?もう韓国に入国できなくなるかも』と慌てましたよ」と語り、ドンゴンさんは苦笑い。ドンゴンさんは「オダギリさんとは、あまり言葉の壁を感じませんでした。オダギリさんは本当に誠実な役作りをする方。マラソン大会に実際に出場をされて、驚きました」と裏話を披露すると、オダギリさんは「マラソンの練習を始めたら意外に面白くて、大会にまで出場してしまいました」と笑顔で語った。第16回釜山国際映画祭は14日(金)まで開催中。『マイウェイ 12,000キロの真実』は2012年1月14日(土)より全国にて公開。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:第16回釜山国際映画祭 [映画祭]マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えもオダギリジョー&チャン・ドンゴン『マイウェイ』9か月に及ぶ撮影の苦楽を告白!【カンヌレポート4】オダジョー、芝居を通しチャン・ドンゴンと言葉の壁を乗り越える
2011年10月09日東野圭吾の人気小説を映画化した『夜明けの街で』が10月8日(土)に公開を迎え、主演の岸谷五朗を始め、深田恭子、萬田久子、中村雅俊、若松節朗監督が舞台挨拶に登壇。映画をイメージしてこの日のために作られたスペシャルカクテルで乾杯し、映画の船出を祝った。温かい家庭を持つエリートサラリーマンと謎めいた派遣社員の不倫愛を中心に、15年前に起きた殺人事件の謎が明らかにされていくラブサスペンスで、岸谷さんは木村多江さん演じる妻と深田さん演じる不倫相手の間で揺れ動く。岸谷さんは「愛人と奥さんの間で、初めて愛することの重さを天秤にかけないといけない…そういう愛し方をしないといけないのはつらかった」と撮影をふり返りしみじみ。一方、天秤に掛けられる側の愛人・秋葉を演じた深田さんは「“不自由恋愛”をしている秋葉になかなか共感できなかった。男性にとってはミステリアスで魅力的に映るのかもしれませんが…」と理解不能だったよう。監督から細かく演出を受けて作り上げていったそうだが、司会者に手応えを問われると「手応えなんて申し上げられません」と苦笑いを浮かべていた。午前中の第1回目の上映前に行われたこちらの舞台挨拶。萬田さんは「午前中から観る映画ではないような気もしますが」と笑いつつ「気合いを入れてミステリアスな女性を楽しみました」と自信をのぞかせた。中村さんは本作で描かれる愛や憎悪について「人間が持っている本性って怖いなと思います。元々持っているものがある出来事でプッと出てくる。脆さや強さ、けなげさなどが同居していてそれが出たり隠れたり…」と語り、人間の恐ろしさを強調した。岸谷さんと中村さんは映画にちなんで「もしも目の前に美しい女性が現れたら?」と尋ねられると互いに「お先にどうぞ」とゆずりあい。「家に帰って萬田さんがいたら、1回ドア閉めますね」と岸谷さんが言えば、中村さんは「俺は入っていきます」。萬田さんは「2人ともウェルカムですよ」とニッコリ。“意見”を求められた深田さんは「楽しそうですね」と答え、会場は笑いに包まれた。最後はこの日のために用意され、観客にも配られた特製カクテルで、本作の英題でもある「ビフォア・サンライズ」の掛け声で乾杯。映画の旅立ちを会場全体で祝福した。『夜明けの街で』は全国にて公開中。■関連作品:夜明けの街で 2011年10月8日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「夜明けの街で」製作委員会■関連記事:岸谷五朗、愛人・深キョンと本妻・木村多江のバースデイケーキに冷や汗深田恭子が映画『夜明けの街で』で新境地!「不倫は映画の中だけで楽しんで」東野圭吾、初ラブストーリー『夜明けの街で』予告到着久保田利伸が切なく歌い上げる
2011年10月09日人類が高度な知性を有した類人猿に支配されるという斬新な世界観を打ちたて、世界を震撼させた不朽の名作『猿の惑星』。世代を超えて根強い人気を誇る本シリーズを新たなキャスト、スタッフを迎えて映画化した『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』が本日、劇場公開となった。一匹のチンパンジーの突然変異から始まる人間への警鐘の物語の中で、類人猿が敵視する存在としてひときわ強烈な存在感を放っているのが『ハリー・ポッター』シリーズのドラコ役でおなじみのトム・フェルトン。得意(?)とする“いじめっ子”の演技の魅力、さらに“猿”との演技について語るインタビュー映像が到着した。トムにとって、青春期を過ごし共に成長した『ハリー・ポッター』シリーズを卒業後、初めての出演映画となった本作。同シリーズの後はインディーズ作品への出演を望んでいたというトムだが、本作に抜擢された気持ちをこうふり返る。「これほど歴史のあるシリーズに参加できてとても光栄だと思っている。でも一番興奮していたのは僕の父親だと思う。父はものすごく興奮して、僕がどの類人猿を演じるのか興味深々だったんだ。『いやいや父さん、僕が演じるのは人間だから!』って感じで(笑)」。今回、トムが演じるのはジェームズ・フランコ扮する科学者・ウィルの家で育てられた類人猿・シーザーが送り込まれてくる霊長類施設のオーナーの息子、ドッジ。類人猿たちを残酷に扱う、根っからのいじめっ子だ。本人曰く「控えめに言ってもあまりいいキャラクターじゃない」という役柄だが、『ハリー・ポッター』でも正義感みなぎるハリーをとことん敵視する“ヒール”役がハマっていたトムにとって、この役はお手の物…?「もう最高!思いっきりいやらしく演じるチャンスを大いに楽しんだよ。悪役って往々にしてよく描かれているし、これだけ粘着性があって恐ろしいキャラクターを演じるときは、ほかのキャラクターを演じるときよりもがっつりと取り組むことができるんだ。それに自分と全く逆のキャラクターを演じるのってすごくいいことだと思うんだ。吐き捨てるようにセリフを言う役を演じるのはすごく楽しいよ。今回はそのぐらい意地の悪いキャラクターだったし」。そう嬉しそうに語るその姿からは、この新たなキャラクターを存分に楽しみ、自分のものにした様子のトム。今後もゴルフに励む5人のはみ出し大学生を描いた『From the Rough』や、スリラー映画『The Apparition』など幅広いジャンルの作品に挑戦しており、ますますその活躍が期待される。そんな彼の、劇中の憎きキャラととても同一人物とは思えない、キュートな素顔がこの映像から感じ取れるはず。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:猿の惑星:創世記(ジェネシス) 2011年10月7日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?『ハリポタ』シリーズのドラコことトム・フェルトン、脳腫瘍の少年支援を呼びかけジェームズ・フランコ、N・キッドマン共演の舞台を降板多忙?それとも学業優先?『猿の惑星』で研究者を演じるジェームズ・フランコは4つの大学に通う高学歴男!その知能の高さに人間も唖然…『猿の惑星:創世記』特報&ポスターが到着
2011年10月07日全世界でシリーズ3作を通して累計興行収入14億ドル(1,120億円)以上のメガヒットを打ち出してきた、トム・クルーズ主演の大人気スパイ・アクションシリーズ『ミッション:インポッシブル』。その待望の最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の最新ポスターがこのほど解禁となった。前作から5年ぶりのシリーズ新作となる本作。シリーズを通して主演兼プロデューサーも務めるトム・クルーズは、毎回驚きの超絶アクションを披露し映画ファンの心を虜にしてきた。世界各国をまわるキャンペーンの最中でも、毎日のトレーニングを欠かさないという徹底ぶりで、常に全力投球で作品の高い完成度を目指す姿勢は多くに知られるところ。御年50歳を目前に控える彼だが、衰えることを知らず、最新作でも鍛え抜かれた肉体をフルに駆使した驚きのアクションを披露している。『ミッション・インポッシブル』というタイトル通り、“不可能”を天才スパイ・イーサンがいかに覆してくれるのかが見どころとなる本シリーズ。超特急ユーロスターの車上でのスリリングなバトルを見せた第一作目『ミッション:インポッシブル』で打ち出されたキャッチコピーは「不可能を可能にする」。さらに、とんでもないバイクチェイスで魅せた『M:I-2』は「不可能を可能にする!」、上海の高層ビル56階からの危険なダイブで魅せた『M:i:III』は「この夏、世界各国で最も不可能なミッションが始まる!」「彼らは、不可能を可能にする!」と、シリーズを通して“不可能を可能にする”をテーマにしたキャッチコピーが使用されてきたが、今回はさらにバージョンアップを遂げ「不可能を超えろ。」という文字がポスターに大きく踊る。ドバイの街にそびえ立つ世界一の超高層ビルを舞台に、今度は我々の想像をどう覆してくれるのか、期待は高まるばかりだ。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は12月16日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?大胆なカメラワークに釘付け『ミッション:インポッシブル』世界最速お披露目!トム・クルーズの背中でクレムリン炎上!謎の一端が徐々に明らかに…『M:I4』予告編到着トム・クルーズが世界最上階でスタント!『M:i 4』 USタイトルをトム・クルーズが発表!ドバイの世界最高タワーで撮影
2011年10月07日サンダンス映画祭で話題を呼んだユアン・マクレガー主演の『パーフェクト・センス』の公開が来年1月7日(土)に決定。近年、役柄の大小に関わらず年に複数本の出演作が公開され、多彩な活躍を見せるユアンだが、本作では壊れゆく世界の中で愛を求める男を演じている。『007/カジノ・ロワイヤル』のエヴァ・グリーンとの共演となった本作。人間の五感を徐々に奪い去っていくという原因不明の奇病が蔓延し、人類は存亡の危機に陥っていく。そんな極限状態のさなか、シェフのマイケル(ユアン)と科学者のスーザン(エヴァ)は巡り会い、奇病に侵されたその瞬間に恋に落ちる。ひとつ、またひとつと感覚を失い、世界が終わりに近づいていく中で2人は何を求め、感じるのか?今回、解禁となったポスターでも、世界が終末を迎えようとする中で寄り添い合う2人の表情は、憂いと共に互いへの愛を感じさせる。2人の間に見える一筋の光は、この愛がもたらした儚い希望か――?『トレインスポッティング』以来、日本でも多くのファンを抱えるユアンは今年の春、“不惑”の40歳を迎えた。近年、ロンドンやブロードウェイでの舞台と並行して毎年、複数本の映画に出演。日本でも昨年から『ブローン・アパート』、『ヤギと男と男と壁と』、『アメリア永遠の翼』、『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』、『ゴーストライター』と作品や役柄の大小を問わず全くタイプの違う役どころを演じ、円熟味を感じさせる。『パーフェクト・センス』に続いて、さらに来年の2月にはクリストファー・プラマー、メラニー・ロランとの共演作となる『人生はビギナーズ』が日本で公開を迎える。極限の世界での希望の光としての愛を体現した『パーフェクト・センス』とはまたタイプの異なる本作だが、ガンを患った父親から突然、ゲイであることをカミングアウトされる38歳のサエない独身男・オリヴァーを演じているユアン。残りの人生を謳歌する父の姿に触発され、誰かと共に人生を歩んでいくことの大切さに気づき、38歳にしてようやくオリヴァーは人生の一歩を踏み出していく。全く毛色は違う2作品で、人生において誰かを愛することの大切さ、愛がもたらすかけがえのない希望を伝えるユアン。あなたはどっちのユアンがタイプ?『パーフェクト・センス』は2012年1月7日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて、『人生はビギナーズ』は2月4日(土)より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほかにて公開。■関連作品:パーフェクト・センス 2012年1月7日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010人生はビギナーズ 2012年2月4日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.
2011年10月07日第16回釜山国際映画祭が10月6日夜、韓国・釜山市の海雲台で華やかに開幕した。今年、完成した釜山シネマセンター「映画の殿堂」のお披露目を兼ねた開幕式には、オープニング作品『ただあなただけ(ALWAYS)』に主演したソ・ジソプ、ハン・ヒョジュを始めとする、多くのスターや映画人がお祝いにかけつけた。レッドカーペットに登場したのは、『マイウェイ 12,000キロの真実』で共演しているオダギリジョーとチャン・ドンゴン、ヒロインを演じる中国の女優ファン・ビンビンやキム・ソナ、キム・ジュヒョク、コ・ス、チソン、キム・ハヌル、カン・ヘジョン、ク・ヘソンら。台湾の人気歌手ワン・リーホンやフランスの女優イザベル・ユペールも姿を見せた。また、『アジョシ』の名子役キム・セロンちゃんは3姉妹で登場し、その愛らしさで会場を沸かせた。ちなみにファン・ビンビンは日中韓合作の『楊貴妃』で共演するリーホンと一緒に登場した後、ドレスを着替えてもう一度、『マイウェイ 12,000キロの真実』チームとして現れ、その早変わりぶりにはびっくりさせられた。なお韓国でも高い人気を誇るオダギリジョーさんは、今年はニューカレンツ部門の審査員も務めることになっており、こちらも注目を集めている。オープニングを飾ったソン・イルゴン監督『ただあなただけ』は、元ボクサーと、事故で視力を失った女性の甘いラブストーリー。開幕式前に行われた記者会見で「ラブシーンでNGは?」と聞かれたハン・ヒョジュは、「ジソプ先輩がリードしてくれたおかげで、NGは出さずに済みました。ただ、私はいままで『華麗なる遺産』を始め、あまり女性的ではない役ばかり演じてきたので、女性らしさを出すのが難しかったです」と語った。ソ・ジソプは「ボクサー役ということで1か月ボクシングの特訓を受けたのですが、そのときに腕のじん帯が伸びてしまい、本番では大変でした」と撮影時の苦労を語っていた。アジア最大級の映画の祭典、釜山国際映画祭は14日(金)まで開催される。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED第16回釜山国際映画祭 [映画祭]アジョシ 2011年9月17日より丸の内TOEI 2ほか全国にて公開© CJ ENTERTAINMENT INC & UNITED PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ウォンビン インタビュー成熟した男の瞳で、新しい愛を魅せるウォンビン来日!「まだおじさんにはなりたくない(笑)」ウォンビンが魅せるエンターテイメント傑作『アジョシ』試写会に70組140名様ご招待オダギリジョー&チャン・ドンゴン『マイウェイ』9か月に及ぶ撮影の苦楽を告白!ウォンビン主演の注目作!『アジョシ』予告編が早くも到着!
2011年10月07日2011年のアカデミー賞で、『英国王のスピーチ』や『ソーシャル・ネットワーク』と並び作品賞候補として選出された10本の傑作映画のうち、最後に残された一本がまもなく公開となる。極めて小さな予算でつくられたインディペンデント作品にして、各国の映画賞を総なめにした『ウィンターズ・ボーン』である。舞台は先進国「アメリカ」のイメージからは想像しがたい、ミズーリ州南部のオザーク山脈が広がる山村。この街で、一家の大黒柱として母、そして幼い弟と妹の世話をする17歳のヒロイン・リーは頭を悩ませていた。ドラッグ・ディーラーで収監された父親が、自宅と土地を保釈金の担保に入れ、姿をくらましたのだ。父親を探し出さないと、明日の家族の居場所が取り上げられてしまう。意を決したリーは父親さがしの旅に出るのだが、彼女の前には危険極まりない世界が立ちはだかることとなる――。まずもって観る者を迎えるのは、こんな現実があるのか、という衝撃。ただ、父親の居場所を知りたいという目的で、無防備にも聞き込みを始めていく少女・リーを村の大人たちは問答無用に追い返し、言葉と暴力の恐怖をもって彼女の父親探しを禁ずるのだ。なぜか?そこに、この村の「掟」が大きく関わることになる。まさに、出る杭は打たれる、そんな社会の中にもし自分が放り込まれたら…と想像するだけでも打ちのめされそうになるが、その中でたった一人の少女がいかに自分の道を切り開いていくのか、というところに観る者は釘づけとなる。少女・リーが背負っている使命はあまりに大きすぎ、彼女の行動の代償は彼女自身が想像する以上に大きい。それでも後戻りをすることを選ばず、敢えて危険に挑む彼女の強さはどこから来るのか、何が彼女の原動力となっているのか。彼女が見せる不屈の魂、そしてこの厳しい環境の中で否応なく芽生えていく野生的な生命力に、観る者は衝撃と共にひとつの希望を感じさせられ、それは深い余韻として残っていく。『ブラック・スワン』でナタリー・ポートマン扮する主人公のバレエダンサーが内に秘めたもう一人の自分を追求していくのであれば、リーは外の世界に自らの隠れざる強さを発見していくヒロイン。南部のアクセントを自分のものにし、もちろんノーメイク、撮影前には一週間髪も洗わなかったという役作りで挑んだ20歳の新鋭、ジェニファー・ローレンスが魅せる、等身大の少女と一言では片付けられない「リアル」をぜひ目の当たりにしてほしい。『ウィンターズ・ボーン』は10月29日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。特集『ウィンターズ・ボーン』■関連作品:ウィンターズ・ボーン 2011年10月29日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2010 Winter’s Bone Productions LLC. All Rights Reserved.■関連記事:【シネマモード】映画で覗いてみる、アメリカの「いま」誰もが心を揺さぶられる感動作『ウィンターズ・ボーン』試写会に5組10名様ご招待アカデミー賞候補の最後に残された名作『ウィンターズ・ボーン』ポスター画像解禁弱冠20歳、J・ローレンスが放つ迫真の演技に注目『ウィンターズ・ボーン』予告編今年オスカー候補作最後の1本『ウィンターズ・ボーン』公開決定!
2011年10月07日日本では高倉健の6年ぶりの映画主演が話題を呼んだが、ハリウッドでも大物の復活劇に注目が集まっている。2008年に監督・主演した『グラン・トリノ』をもって俳優業は引退したと言われていたクリント・イーストウッドが、野球を題材にした新作映画でカムバックするかもしれない。「Hollywood Reporter」誌によると、作品はイーストウッドの製作会社「マルパソ・プロダクション」のビジネス・パートナー、ロバート・ロレンツの監督デビュー作『Trouble with the Curve』(原題)で、視力を失いつつある年老いた野球スカウトの男が娘を伴って、アトランタまで有能な選手をスカウトに行く物語。監督としてはその後も『インビクタス/負けざる者たち』、『ヒア アフター』を発表しているイーストウッドはレオナルド・ディカプリオがFBI長官のジョン・エドガー・フーバーを演じる最新作『J・エドガー』(原題)が完成したばかり。当初は次回作としてビヨンセを主演に『スター誕生』(1937)のリメイクを予定していたが、ビヨンセの妊娠によって製作延期となった。そこでスケジュールに余裕ができ、俳優業への復帰を考えるようになったという。もともと『グラン・トリノ』で完全に引退と決めたわけではなく、その後は監督に専念するが、優れた脚本とめぐり合えば復帰すると考えていたとのこと。彼の心を動かす脚本を手がけたのはランディ・ブラウン。監督デビューを果たすロレンツは『ミスティック・リバー』、『ミリオンダラー・ベイビー』などで助監督を務めている。(text:Yuki Tominaga)© Fame Pictures/AFLO■関連作品:J・エドガー (原題) 2012年1月28日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.ヒア アフター 2011年2月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:レオ、FBI長官役で悲願のオスカーなるかイーストウッド監督作とのタッグ作公開決定【ハリウッドより愛をこめて】数多くのセレブらが熱い支援「ガンバレ、ニッポン!」『ヒアアフター』、全米におけるソフト売り上げの一部を日本の被災者救済のために寄付J・ロウ、M・デイモンとオスカー女優3人共演の大作スリラーがクランクアップクリント・イーストウッド インタビュー 異色の題材から学び続ける80歳
2011年10月07日映画『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』の完成披露記者会見が10月6日(水)、東京国際フォーラムにて開催され、藤原竜也、伊勢谷友介、吉高由里子、佐藤東弥監督、原作者の福本伸行が出席した。人生を懸けてギャンブルに挑む青年・カイジの姿を描いた人気漫画の実写映画化第2弾。2週間で2億円を稼ぐためにカイジが裏カジノで勝負に挑む。前作に続きカイジを演じた藤原さんは「続編に参加させてもらえるということは前作を多くの人が観てくれたということ。その嬉しさを感じながら撮影に臨みました」と充実の表情。伊勢谷さんとは初共演、吉高さんとは前作で共演しているものの、本格的に芝居で絡むのは初めて。「初めて一緒にどっしりと芝居させてもらいましたが、嬉しかった。伊勢谷くんのプライベートの話も吉高さんの話も聞きました」と笑顔をのぞかせた。伊勢谷さんは「新参者だったので心配だったけど、温かい現場でした。最大限、悪い人をやらせてもらいました」とニヤリ。吉高さんも「映画が公開されたら会えなくなるのが寂しい」と仲の良さをうかがわせた。撮影中、藤原さんが「餃子を食べたい」と言い出し、3人でじゃんけんをして負けた人がスタッフも含めた全員分の餃子を買ってくるという劇中さながらの“大勝負”に挑んだことも。結果は「言いだしっぺが負けるもの」(伊勢谷)ということで藤原さんが自腹で130個の餃子を買いに行かされたとか。この日は映画にちなんで本物の2億円の現金が用意されたが、伊勢谷さんは「いまなら震災復興支援に使いたい。お金は人間が作り出したもので素材は紙。社会の中で後から価値がつけられたもの。(映画は)それに固執する社会へのアンチテーゼになっているのかなと捉えた」と作品を通じて考えたお金の在り方について思いを語った。吉高さんは「持って帰ったら刺されそうですね」と笑いつつ、脇に控える警備員を見やり「警備員さんて全然笑わないんですね。さっきから目を合わせてくれない」と巨大な現金を前にしつつも妙なところに興味津々だった。さらに「おかえり、クズの皆様」という強烈なキャッチコピーにちなんで自らのクズな部分について尋ねられると、藤原さんは「休みの日に競馬場で飲んで、負けたらスナック寄って…クズだな、と毎回思ってます」とプライベートでの意外な一面を告白。負けじと(?)吉高さんは「スナックは行きませんが、3日くらい休みだと遮光カーテン閉めて、ベッドから動かないです」と“クズ自慢”に花を咲かせていた。『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』は11月5日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:カイジ2 〜人生奪回ゲーム〜 2011年11月5日より全国東宝系にて公開© 2011「カイジ2」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?吉高&香川『カイジ2』続投!本物のライオン登場のオリジナルゲームも
2011年10月06日現地時間の9月18日に、ロサンゼルスのノキア・シアターでエミー賞授賞式が開催!アメリカTV界最大のイベントに、何と今年は出席させていただくことができましたので早速レポートしたいと思います。年に一度、「Academy of Television & Sciences」(ATAS)のメンバーと審査委員会の投票によって、作品賞、主演男女優賞、脚本賞などなどの各部門が決定されていくエミー賞ですが、華やかなドレスを身にまとったセレブたちが集うことでも知られるように、授賞式に出席する人々の服装は超フォーマル!壇上に上がるセレブはもちろん、客席のゲストも、取材するジャーナリストもドレス、タキシード、ドレス、タキシード。お友達の結婚式に出席するときのようなワンピースでいいのかな〜なんて、のんびりしたことは言っていられません。イヴニングドレスを優雅に(!)着こなし、クラッチバックを片手に、ヘアスタイルもばっちりキメるのがベストです。では、どうやって会場に行くの?ということで、リムジンが登場!出席者たちは全員リムジンで会場を目指すもの…だそうです。とは言え、ノキア・シアターは観客席が数千にのぼる大きな会場。それを埋め尽くす出席者が集まるわけですから、会場近くはリムジンの大渋滞。なかなかお目にかかれない光景に心が躍らされます。渋滞を抜けて会場に到着すると、そこにはテレビ中継でもおなじみのレッドカーペットが!厳重なセキュリティチェックの後、場内に入る人たちは全員レッドカーペットを歩きます。見渡すと、そこには「ヴァンパイア・ダイアリーズ」のイアン・サマーホルダーが!新ドラマ「Charlie’s Angels」のヒロインに抜擢されたミンカ・ケリーが!「ビッグバン★セオリーギークなボクらの恋愛法則」の紅一点、ケイリー・クオコが!「glee/グリー踊る♪合唱部!?」のカートことクリス・コルファー(写真左)が!「マッドメン」のドン・ドレイパーことジョン・ハム(写真右)と恋人のジェニファー・ウェストフェルトが!セレブ仲間と談笑したり、各テレビ局のインタビューを受けたりしています。実はこのレッドカーペット、案外短いのですが、レッドカーペット上のセレブ見たさにゆ〜っくり前進。なんてことをしていると、セレブ以外の出席者は警備員に「さっさと歩きなさい!」と促されてしまいます。会場に入ると、ロビーは人、人、人!しかも、みなさん超フォーマルな出で立ちですから、とってもゴージャスな空間と化しています。もちろん、セレブも非セレブも入り乱れ状態。そんな中、「glee/グリー踊る♪合唱部!?」のマイクことハリー・シャムJr.や「デクスター」のお父さんことジェームズ・レマーとこんにちは。実際のハリーはドラマのマイクよりも断然ハンサム!デクスター父はなぜか日本語がお上手!…だったのですが、場内はカメラ持ち込み禁止のため写真がなくてすみません。タキシード姿で微笑むハリーは、それはもうスマートガイでした。というわけで、いよいよ授賞式が始まります!(text:Hikaru Watanabe)「第63回エミー賞授賞式〜ノーカット版〜」11月11日(金)20:00〜AXNにて独占放送AXN公式サイト: : PictureGroup© 2011 AXN Japan Inc All Rights Reserved.■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reservedglee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】スティーヴ・カレル卒業後の“ボス”ドラマのゆくえは?シネマカフェ的海外ドラマvol.206映画『glee』を一足早くレポート!【ハリウッドより愛をこめて】エミー賞候補作を徹底分析!「マッドメン」のV4は?「マッドメン」V4なるか?くせ者揃いの主演賞の行方は?エミー賞候補に熱視線!シネマカフェ的海外ドラマ200回記念アメリカ最新TVドラマ事情をお届け!
2011年10月06日ジョージ・クルーニーやジェシカ・アルバといったハリウッドのスターたちが、U2のボノが主催するソマリアの飢餓撲滅チャリティ「ONE」のキャンペーン・ビデオに出演している。ジョージたちのほかにユアン・マクレガーやコリン・ファレル、ビル・ナイ、ソフィー・マルソーやヴァンサン・カッセルらも出演しているのは『The F Word: Famine is the Real Obscenity』(原題)という短編映画。彼らが画面に登場して「F」で始まる言葉を発音しようとすると、放送禁止用語の音を消すピーっという音が鳴る。Fワードの放送禁止用語といえば、言わずと知れた四文字があるが、彼らが実際に発音しているのは「Famine(飢餓)」であることが判るという内容だ。ボノは現在、ソマリアに広まる食糧危機で「3万人以上の子供たちが3か月間で亡くなっています。母親はどの子を生かし、どの子を死なせるかの決断を迫られるのです。2011年のいま、こんなことが起きているなんて、それこそ不快(obscene)です。東アフリカの子供たちの生命は私たちの子供たちと同じように尊いものなのだから、行動を起こさなければなりません」と声明を発表した。『The F Word: Famine is the Real Obscenity』は「ONE.org」の公式サイトにて動画が公開されている。「ONE.org」公式サイト(text:Yuki Tominaga)© Eagle Press/AFLO■関連作品:ザ・ディセンダンツ (原題) 2012年、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Foxゴーストライター 2011年8月27日、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2010 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ロマン・ポランスキー監督、生涯功労賞受賞と共に77年の事件の被害者に謝罪ブランジェリーナにG・クルーニー、マドンナなどトロントに豪華スター集結!早くもアカデミー賞最有力と絶賛の声G.クルーニー最新作、トロントで上映決定!ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞『ゴーストライター』試写会に10組20名様ご招待
2011年10月06日映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のワールド・プレミアがロンドンにて10月4日(現地時間)に開催され、ミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルームを始め、ローガン・ラーマン、ルーク・エヴァンス、マシュー・マクファディン、レイ・スティーヴンソン、ガブリエラ・ワイルドらキャスト陣に、ミラの夫でもあるポール・W・S・アンダーソン監督が勢揃い!さらに日本からは日本語吹替え版でミラ演じるミレディの声を担当している檀れいが華麗な着物姿で参加し、レッドカーペットでミラとの初対面を果たした。これまでに幾度となく映像化やアニメ化がなされてきた「三銃士」の物語を『バイオハザード』シリーズのミラ&アンダーソン監督のコンビで新たに映画化。この日のプレミアのために世界各国から数十台のムービーと100台以上のカメラ、そして2,000人以上のファンが詰めかけた。キャスト陣が颯爽と姿を現すと会場はヒートアップ!ミラは監督とのツーショットで登場。胸元を大胆に開き、セクシーな美脚が見え隠れするフェラガモのドレス姿で最愛の夫とレッドカーペットを闊歩する姿に思わずため息が…。続いてカジュアルなジャケットスタイルでオーリー(※オーランド)が現れると、女性ファンからの悲鳴のような歓声がわき起こり、たちまちオーリーは握手&サイン攻勢を受けた。そんな中、日本代表で参加した檀さんは、たのめの白い着物姿で登場。カーペット上でミラと対面し、親しげに言葉を交わす姿が見られた。檀さんの印象を尋ねられたミラは日本からの取材陣に対し「彼女は日本のミレディよ。私たちは結構、違うタイプの人だと思うわ。彼女は素晴らしい女優さんだから、私が演じた役をきっと彼女の方が素敵に演じてくれると思うわ。日本語版を観たら『彼女のようにやればよかったわ!』ってきっと思うわね」とコメント。本作は今月22日(土)より東京で開幕する「東京国際映画祭」のオープニングを飾ることになっており、ミラの来日も決定している。ミラは「日本に行けるのをとても楽しみにしているわ」と日本のファンに向けて語りかけた。同じく来日予定のダルタニアン役のローガンも「誰にでも楽しんでもらえる映画になってるから、どの年齢層の人にも楽しく観てもらえると思うよ。日本で会えるのを楽しみにしてるよ」とスマイル。今回、初の悪役に挑戦し注目を集めるオーリーは「素晴らしい原作を基に、家族で観られるような面白い映画になるように作ったから、新しいスタイルの映画になっていると思うよ。3D映画だしね!」とこちらも甘い笑顔で作品をアピールした。アンダーソン監督は本作について「日本のアニメから刺激を受けて作った映画」と明かし、「日本が大好きだから、東京国際映画祭で会えるのを本当に楽しみにしてるよ」と親日ぶりを強調した。洋画作品の海外プレミアに初めて参加した檀さん。ミラとの対面を終え「素敵な方なので、お会いできて本当に嬉しいです」と満面の笑み。「この映画に対する期待度がすごく高いなというのを肌で感じました」と現地の熱気を伝えてくれた。日本でのミラと檀さんのツーショット実現も楽しみなところ。『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は10月28日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。■関連作品:三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 2011年10月28日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S. and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.■関連記事:第24回東京国際映画祭公式オープニング作品『三銃士』プレミア上映に3組6名様ご招待ミラの“闘う”セクシー・ファッションに釘づけ!『三銃士』特別映像が到着いまなお色褪せない伊丹十三監督作『スーパーの女』上映会に10組20名様ご招待決戦は空へ…イケメンバトルを見逃すな!『三銃士』試写会に30組60名様ご招待伝説より派手に暴れる!『三銃士』ブロガー限定試写会に30組60名様ご招待
2011年10月06日三池崇史監督が主催し、自らプレゼンターを務める「三池崇史監督presents 大人だけの空間」にて10月5日(水)、三池監督の最新作『一命』の試写会を開催。上映前に監督と満島ひかりがトークライヴを行なった。半世紀前の小林正樹監督による名作『切腹』の原作でもある滝口康彦の小説「異聞浪人記」(講談社文庫刊)の中の一篇を新たに映画化した本作。願い出た浪人・津雲半四郎が語る衝撃的な真実を通じて、武士として生きることの悲哀、残酷さを描き出す。三池監督は作品について「いろいろありまして…、“一命”を懸けて作りました」と苦笑を浮かべつつアピール。満島さんは、市川海老蔵演じる半四郎の娘・美穂を演じているが、監督は「映画史上こんな不幸なヒロインがいたか(笑)?」と紹介し会場の笑いを誘った。キャストに話が及ぶと、三池監督も満島さんも主演の海老蔵さんを絶賛。監督はこれから映画を観る観客に向けて「いま、(頭の中で)思っている海老蔵と映画を観終わった後で感覚が絶対に変わります」と約束。個人的な意見と断りを入れつつ「こんな芝居をやる奴はプライベートで何やってもいいと思う(笑)」と過激な言い回しでその演技力を称えた。満島さんは「あんな一瞬でプライベートと本番の切り替えができる俳優さんは初めて見た。この人の体にみなぎっている純粋なものが(映画の中に)あふれている」と驚きと称賛を口にした。一方で、「(満島さんの息子役の)赤ちゃんが6時間くらい泣いていたけど、海老蔵さんが抱くと泣くんです。『おれには赤ちゃんは抱けない!』って言ってました」と撮影現場でのエピソードの暴露も。ご存知の通り、本作撮影後に海老蔵さんは“パパ”になったが監督は「こないだ会ったとき『昨日、おむつ替えたんですよ』、『(赤ちゃんは)かわいいですよ』と言ってた」と撮影時からの“変身”ぶりを明かした。さらに、監督の“矛先”は満島さんに。先日開催された完成披露試写会の舞台挨拶で、「一命を懸けて守りたいものは?」という質問に満島さんが「自分の本能」と答えたことに触れ「女の人は強いし動物的。“残す”という感覚が男よりも強い」と解説。「幸せですか?」という監督からの突然の問いに満島さんは「幸せです。おかげさまで」とニッコリ。すかさず監督から「演じていると幸薄そうに見えるのに…」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。『一命』は10月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:一命 2011年10月15日より全国にて公開© 2011映画「一命」製作委員会■関連記事:海老蔵、ファンに謝罪「新たな気持ちでの精進」誓うと共に家族への思い語るキャスト&監督登壇『一命』舞台挨拶付き完成披露試写会に10組20名様ご招待満島ひかりの“初”母親姿が解禁!泣く赤ん坊のために海老蔵が歌舞伎を披露!【カンヌレポート番外編】カンヌに華をそえる!スターたちのファッションチェック【カンヌレポート7】瑛太、初カンヌに緊張監督は時代劇に3D起用理由を説明
2011年10月05日『蛇いちご』、『ゆれる』など独自の視点から“生々しさ”をはらんだ人々の絆を描いてきた女流監督・西川美和が、松たか子と阿部サダヲを主演に迎えて贈る『夢売るふたり』が約1か月半にわたる撮影を終え、10月2日(日)にクランクアップを迎えた。東京の片隅で小料理屋を営んでいたある日、火災で全てを失ってしまった一組の夫婦が“自分たちの店”という夢を諦めきれず、再出発の手段として“結婚詐欺”をはたらく姿を描いた優しくも切ない夫婦の愛の物語。8月下旬から埼玉県のスキップシティでクランクインし、都内近郊でのロケを中心に、日差しの厳しい猛暑の真夏から風を冷たく感じる初秋へと季節が変わるまで、長期間の撮影を敢行してきた本作。茨城県常総市で遂に迎えたラストシーンは、日没後うっすらと肌寒さを感じる夕方頃に撮影が開始され、見事“1発OK”で夫・市澤貫也役の阿部さんの撮影が終了した。そして翌3日(月)の冷たい風が吹き抜ける深夜、ロケ地を東京・門前仲町に移し、今度は妻・里子役の松さんが何度も橋を全力疾走する最後のシーンが撮影され、“夫婦”共に無事クランクアップを迎えた。撮影を終えたばかりの松さんは「約1か月半走り続けて、まさかこの日が来るとは!という心境です。ほっとしたような、寂しいような気持ちでもあります。阿部さんとは、映画で、しかも夫婦役でご一緒できるなんてとても光栄なことでした。西川監督との現場もとても面白くて、私たちが演じる夫婦を形作っていただきました。おふたりとも、サイコーです。夫婦は、いちばん近くにいて、そして一生血のつながらない、不思議で、それでいて面白い関係だと思います。どんな映画になるのか、私自身も完成が楽しみです」と、早くも映画の完成が待ち遠しいといった様子。一方、阿部さんは「長い期間、本当にありがとうございました。燃やしていただいたりだとか、水をかけていただいたりだとか、色々やらせていただいて、すごく嬉しかったです。すごく楽しくお芝居をさせていただきました。本当にありがとうございました」と、厳しい(?)撮影の日々をちらつかせる。阿部さんのコメントを聞く限りでは、どうやら撮影は大変なことになっていたようだが、西川テイストの“夫婦”たちが果たしてどんな結末を迎えるのか、楽しみに完成を待ちたい。『夢売るふたり』は2012年秋、全国にて公開予定。■関連作品:夢売るふたり 2012年秋、全国にて公開■関連記事:『ゆれる』の西川美和最新作で松たか子と阿部サダヲが結婚詐欺師の夫婦に!
2011年10月05日来年のNHK大河ドラマ「平清盛」のスタジオ撮影が10月2日(日)よりスタート。10月5日(水)には撮影の様子が報道陣に公開され、松山ケンイチ、中井貴一、和久井映見、中村梅雀、豊原功補が会見に出席した。武家の棟梁として平家の繁栄を築いた平清盛の生涯を描く本作。8月中旬に岩手県でクランクインし、その後、広島県や関西地方でロケが行われてきたが、いよいよスタジオでの撮影がスタート。この日は、スタジオに建てられた清盛(松山さん)の養父で平家の棟梁・忠盛(中井さん)の館でのシーンが撮影され、館の内部も公開された。大河ドラマ史上最大規模の海賊討伐のシーンの撮影を経てのスタジオ入りとあって、松山さんは「瀬戸内での壮大なロケがあって清盛のキャラクターや、何を考えて突き進んでいくのかというのが掴めました」と手応えを明かす。「今度はセットで、平家の中での清盛の立ち位置が変化していきます」と語り、中井さんに促され「やるぞー!!」と叫んで意気込みを表した。本作で大河ドラマ5度目の出演となる中井さんは「ロケに入って大河ってやっぱり大変だと思い出しました(苦笑)。でもこんなに贅沢な撮影は大河でしか出来ない。苦しいながらも良い仲間との撮影できる喜びを感じています」と満足げ。松山さんとは昨年TBSにて放送されたドラマ「99年の愛 〜JAPANESE AMERICANS〜」に続いての親子役となるが「僕は松山ケンイチという俳優が好き。いや、俳優としてというより人間として好き。清盛の人間性が(松山さんの出身の)青森の朴訥な感じと合っていると思う。人間味のある清盛になると思います」と“父”として太鼓判を押した。和久井さんは忠盛の妻、つまり清盛の養母で、実子と清盛を分け隔てなく育てようとする宗子を演じる。昨日クランクインしたばかりだが「息子(松山さん)の背中を見るシーンでは『こんなに大きく育って…』と思える背中をしていた」と笑顔で語った。梅雀さんは忠盛、清盛に仕える家人の家貞を演じるが、大規模かつ選りすぐりの俳優たちの競演に「贅沢、イコール過酷(苦笑)」とぼやきつつ「だからこそ平家ファミリーは団結力があります!」とチームワークをアピールした。豊原さんは忠盛の弟で、血の繋がりのない清盛を平家の跡取りとすることに反発する忠正役。「『ゴッドファーザー』で言うと(長兄の)ソニーかな(笑)」と役どころを説明し「僕が好きな男のドラマ」と自信をのぞかせた。まもなく自身もプライベートでパパとなる松山さんは、中井さんが体現する父親像について「海賊討伐で武士のかっこよさを見せてくれ、(清盛が)なりたいものを目に焼き付ける。(清盛)自身の中のヒーローです。真意をストレートに言わず、絶妙な距離を取って突き放しつつも見守るというのは素晴らしいことだと思います」と強い父親への憧れを語った。最後に松山さんは「おれは海賊王になるぞー!」と気合いのおたけび。今後は流鏑馬(やぶさめ)や競い馬(※馬によるレース)のシーンも控えており、松山さんや今後登場する清盛のライバル・源義朝役の玉木宏は乗馬の訓練を積んでいるという。「平清盛」は2012年1月8日(日)より放送開始。■関連作品:僕達急行 A列車で行こう 2012年春、全国にて公開© 2011『僕達急行』製作委員会■関連記事:松山ケンイチが船上で加藤浩次と死闘!「平清盛」呉ロケを公開深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感松山ケンイチ主演『うさぎドロップ』主題歌にPUFFY業界初、アニメ版も同楽曲使用グランプリ女性の強心臓ぶりに森田芳光監督「怖い」シネマプロットコンペ授賞式
2011年10月05日生真面目なサラリーマンの夫が、ある日突然うつ病に…。『ツレがうつになりまして。』はシリアスな題材を扱いながらも、ほんわかと温かみのある感触が心地良い夫婦の物語だ。しかも、主人公夫婦を演じるのが大河ドラマ「篤姫」でも夫婦を演じた宮崎あおい&堺雅人だというのだから、もはや感動は保証済み!?そんな“安心感”を抱いたのは、観客となる私たちだけではないようだ…。互いに感じた安心感「一緒にいることが当たり前だった」(宮崎さん)「妻役があおいちゃんと聞いたときから安心感を感じましたね。病気の役を演じる場合、どうしても不安定になってしまいがちなものなんですが、安心感のある相手だとより不安定になれる。おかしな言い方ですけどね(笑)」と先に口を開いたのは堺さん。「あおいちゃんが相手で本当によかったです」と微笑みながら放った一言に、宮崎さんが続く。「『篤姫』のときの私は堺さんが家定でいてくれたから、篤姫として徳川を守ることができた。あのときの経験は本当に幸せなものだったんです。なので、今回もまた夫婦になれる嬉しさを感じましたし、何の不安もなく現場に入ることができましたね。すごく心強かったです」。目の前にきちんと並んで座り、インタビューに応じるさまは長年連れ添ったおしどり夫婦さながらで何だか微笑ましいが、撮影中も同種の光景が見られたよう。堺さんがこんな秘話を明かしてくれた。「僕は撮影の合間に本を読むことが多いんですが、『篤姫』のときはなぜか読んでいなかったんです。今回は逆にずっと読んでいたんですが、あおいちゃんも僕の隣にちょこんと座って一緒に本を読んでいたんですよね。僕はノンフィクションが好きで、あおいちゃんは現代小説が好き。好みは全然違うんですけど、特に会話もなく、一緒に読んでいる光景はちょっと面白いものだったと思いますよ」。補足するように、言葉を継ぐ宮崎さん。「『篤姫』のときの私は絵を描いていたんです。缶に入ったペンとノートを持って、真っ暗なスタジオの中でずっと絵を描いていました。現場によって本を読んだりもするんですけど、全然ページが進まない現場もあれば、今回みたいにスラスラ読める現場もあるんです。それだけ穏やかな現場だったということかもしれないですね。私の場合、夫婦を演じるときはなるべく相手の役者さんのそばにいたいなと思うんですけど、今回はそれを思うまでもなく自然に堺さんと一緒にいられました。一緒にいることが当たり前だったし、会話がなくても気を遣わない。私たち、相性がいいですよね?(笑)」。役者としての成熟、モットーは「自分に甘く」(堺さん)宮崎さんからの可愛らしい問いかけに「うん。そうだと思いますよ」と答える堺さんにはこんなプランも。「“夫婦といえば堺と宮崎!”という感じで、夫婦役の日本記録を目指すのもいいんじゃないかなって。いろんな夫婦の形があるわけですから、その中でただただ夫婦を演じ続けるという不毛な挑戦をしてみたいかも(笑)。近所のご夫婦みたいなチョイ役とか、台詞がない通行人とか…。“堺と宮崎が演じているのだから、あの通行人はきっと夫婦だろう”なんて思ってもらえたりしてね」。映画の中の2人は互いを「ハルさん」「ツレ」と呼び合い、夫の大ピンチにもめげず、夫婦の絆を強めていく。そこにあるのは理想にすら思える素敵な夫婦の形だ。「すごく素敵な夫婦ですよね。この夫婦はうつ病という壁にぶつかりますけど、2人で向き合って乗り越えていく。その姿はとても尊敬できるものですし、いろんな夫婦の形があるけれど、私は良い夫婦の形だなと思っています」と宮崎さん。堺さんも同意して言う。「自分たちの手持ちの材料を全部捨てて夫婦の完璧な理想像に近づくのではなく、いまある材料を何とか上手く使いこなしながら、騙し騙しでもたった一歩でもいいから良い方向に行きたいと努力する姿に成熟した大人の関係を感じました。答えを違うところに求めず、あくまでも自分たちの関係性の中に見出そうとするのって素敵なことだなと思いますね」。劇中には夫婦の仲睦まじさを象徴するように、うつ伏せ状態の夫の上に妻が体を重ねる亀の親子(?)的な名シーンも。「いいですよね〜。あれはとても素敵なシーンでした」と堺さん。隣で微笑む宮崎さんも満足そうだ。「いままでは自分と反対側にあるものだと思っていたんですけど、実は地続きにあるものなんだと感じましたね。歯車が狂うと、容易に到達することもある。決して他人事ではないなと思いました」と、夫を悩ませたうつ病について語る堺さん。映画の中では、どんなに辛く、心が壊れそうになっても「割れないでいることが大事」だというシンプルな答えが導き出される。では、宮崎さんと堺さんが割れないでいるためにしていることは?「自分に甘く、ですかね。この仕事をやってきて徐々にそう思えるようになったんですけど、状況によっては満点を下げることも大事なんです。例えば、晴れのシーンを撮るときに雨が降ってきたら、もう満点じゃない。でも、“雨が降っている中でどうできるかを考えようよ”と方向転換することに恥ずかしさを感じなくなってきたし、そういった臨機応変さは年の功なのかなあ…(笑)。でも、そうすることでだんだん楽になってきているし、この仕事自体をもっと好きになってきている気がします」(堺さん)。「私は“どう割れないでいられるか”を最近考えるようになりました。今まではなるようになると思って生きてきたんですけど、そうじゃなく、いろいろ考えて自分の進む道を考えていかなきゃいけないんだなっていうのをだんだん思うようになってきましたね。きっと誰しも簡単に割れてしまうから、そんな中、甘えられる場所を作ることが大事なのかなと思います。家族だったり、友達だったり、弱音を何でも吐ける場所があれば、頑張れる気がしますね」(宮崎さん)。(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ツレがうつになりまして。 2011年10月8日より公開© 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会■関連記事:『ツレうつ』原作・細川貂々が明かす、宮崎あおい&堺雅人への特別な思いとは?宮崎あおい、堺雅人と「とことん夫婦役を演じ続けるのも面白そう」堺雅人、17歳の設定は「ハードル高かった」あなたならどうする?『ツレがうつになりまして。』プレス&ポスターを5名様プレゼントあなたなら、どうする?『ツレがうつになりまして。』独占試写会に20組40名様ご招待
2011年10月05日アンジェリーナ・ジョリーが3日(現地時間)、スイスのジュネーヴで開かれた国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のナンセン難民賞授賞式にプレゼンターとして登場。ソマリアから密輸組織の船で渡ってくる難民の救援活動を行うイエメンの人道支援団体「Society for Humanitarian Solidarity(SHS)」に同賞を授賞した。登壇したアンジェリーナは「干ばつや飢饉、紛争が引き起こす絶望によって、何万人もの人々がアフリカから追い出されました」と語り、多くのソマリア難民が密航船で海を渡り、イエメン沿岸部にたどり着いている現状をふまえて、「残された道は海で死ぬか、非道な密輸組織に命を預けるしかないという状況に置かれた彼らが、どれほど絶望しているのか想像しなくてはなりません」と訴えた。SHSは1995年からイエメンの海岸線の約3分の1を24時間体制で監視し、たどり着いた難民たちの緊急支援と、劣悪な環境で道中に命を落としてしまった人々の埋葬作業も行う。今回は長年にわたる活動の功績を表彰し、スタッフ290名に賞が授与された。壇上で自身のUNHCR親善大使としての過去10年間の活動も評価されたアンジェリーナは「難民の方々のために活動するのは光栄です。これまでたくさんの難民のご家族にお会いして、一緒に時間を過ごしてきました。その方々にとても感謝しています。本当に多くを学びました。私はより良い人間、母親になるために必要な多くのことを教えられました。彼らは私に、決して折れることのない人間の精神の強さを示してくれたのです。今後10年、また活動を続けていきたいです」とスピーチした。(text:Yuki Tominaga)© TargetPress/AFLO
2011年10月05日赤塚不二夫の人気漫画で3度にわたってアニメ化もされて長年親しまれてきた「ひみつのアッコちゃん」が綾瀬はるかと岡田将生らを迎えて実写映画化されることが決定。綾瀬さんが七変化を遂げることが明らかに!おませで泣き虫、でも正義感の強い小学5年生のアッコちゃんが、鏡の精からもらった“魔法の鏡”を手に「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン…」と唱えると、お望みの姿に大変身!“変身型”魔法少女の先駆けとして女の子の変身願望に火をつけ、瞬く間に爆発的人気を博し、その後の少女が登場するファンタジー作品に多大な影響を与えた本作が、誕生50周年を機についに実写化されることになった。原作は「天才バカボン」、「おそまつくん」などのギャグ漫画の神様・赤塚不二夫。「バカボン」(1967年連載開始)以前の1962年に少女コミック誌「りぼん」(集英社刊)にて連載が開始され、時代に合わせて3度もTVアニメ化。「魔法使いサリー」(原作:横山光輝)をしのぐヒットで社会現象を巻き起こした。今回の劇場版ではオリジナルストーリーが展開。メイクやおしゃれが大好きな小学5年生のアッコちゃんが魔法のコンパクトで22歳の女性に変身し、運命的な恋に落ちると共に、子供ならではの奇想天外なアイディアで化粧品会社の買収問題に立ち向かっていく。2013年の大河ドラマのヒロインにも決定し、幅広い女性から支持を集める綾瀬さんが外見は22歳、中身は小学生のアッコちゃん役に。常にその天然ぶりが話題を集める彼女だが、心は小学5年生のアッコちゃん役はピッタリ?アッコちゃんならではの七変化ももちろん再現。フィギュアスケーター、キャビンアテンダント、OL、婦人警官、バイクレーサーなどへの変身ぶりも要チェックだ。さらに、アッコちゃんが憧れる初恋の相手役を演じるのは、『プリンセス トヨトミ』で綾瀬さんと共演を果たしている岡田将生。エリートサラリーマンという役柄だが、一体どんな奇想天外な恋に発展するのか?切ない(?)恋に胸キュン必至!綾瀬さんからは「魔法使いに憧れていた幼い頃を思い出します。変身願望を叶えてくれる魔法のコンパクト、そして初恋と胸がときめくような、夢のある作品をみなさんにお届けしたいです」とのコメントが到着。岡田さんも「アッコちゃんの世界観にどっぷり入り込んで楽しみたいと思います」と撮影が待ち遠しい様子だ。メガホンを握るのは『のだめカンタービレ 最終楽章』(前後編)、『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜』など人気漫画の実写映画化を手がけてきた川村奏祐。脚本は数々のヒットドラマを手がける大森美香。川村監督とは「不機嫌なジーン」や「ランチの女王」といった人気ドラマでもコンビを組んでおり、どのようにオリジナルストーリーを紡ぎ出していくのか注目が集まる。綾瀬さんの変身に岡田さんとの胸キュンの初恋、いまだ明らかにされていない共演陣にも期待したいところ。『ひみつのアッコちゃん』は2012年9月公開予定。■関連作品:ひみつのアッコちゃん 2012年9月、公開予定
2011年10月05日『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が手がけるアドベンチャー超大作『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』が10月28日(金)より3D上映にて劇場公開となる。日本でも馴染みの深い物語を、アクロバティックなアクションシーンを豊富に織り交ぜた本作で謎の悪女・ミレディを演じるミラ・ジョヴォヴィッチの魅力がたっぷりと詰まった特別映像がシネマカフェにいち早く到着した!近年では夫との共同作である『バイオハザード』シリーズでの“闘う”ヒロインのイメージがすっかり定着したミラだが、本作でもその卓越した身体能力はもちろん健在。欲望にまみれた男たちを掌の上で転がすように暗躍する二重スパイ、ミレディを妖艶に演じている。さらに、前作ではタイトなスーツに身を包んで闘っていたミラだが、本作では元スーパーモデルならではの抜群のスタイルで、17世紀ヨーロッパのコケティッシュなドレスを見事に着こなしているのも見逃せないポイント。本人の意見も積極的に取り入れられたという、バリエーション豊富な豪華ファッションもぜひこちらの映像でご堪能あれ。『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は10月28日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 2011年10月28日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S. and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.■関連記事:決戦は空へ…イケメンバトルを見逃すな!『三銃士』試写会に30組60名様ご招待伝説より派手に暴れる!『三銃士』ブロガー限定試写会に30組60名様ご招待檀れい、結婚後初の公の場に登場「幸せ?」の問いに「もちろん」東京国際映画祭を若者にアピール!イケメン3人衆「TIFF BOYS」結成上島竜兵、モーニング姿で首相演説「これが最後のチャンス!」と必死
2011年10月04日ハリウッド随一のヒットメイカー、スティーヴン・スピルバーグとロバート・ゼメキス製作指揮で贈る感動巨編『リアル・スティール』のワールドプレミアが10月2日(現地時間)、ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオにて行われ、主演のヒュー・ジャックマンを始め、豪華メンバーがレッドカーペットに集結した。日本からは、本作の日本語吹き替え版でヒロイン・ベイリー役を務めた天海祐希が特別招待を受け参加!ハリウッド実写映画の声優に初挑戦した天海さんは、ベイリー役のエヴァンジェリン・リリーと対面し、お互いを称え合う一幕も。人間同士ではなくロボット格闘技が主流となった世界を舞台に、人生に挫折した男の再起を賭けたドラマと、父と息子の絆を描いたヒューマン・ドラマ。世界中から250人のメディアが集結する中、劇中で激しいバトルを繰り広げる“ATOM”を始め4体のロボットが登場し会場を沸かせた。そして、ヒュー・ジャックマンらがレッドカーペットに姿を現すと、駆けつけた2,500人ものファンは大熱狂に包まれた。本作で、夢に破れた元ボクサーの父親を演じたヒューは、実生活でも2人の子供をもつ良き父親だが、本作について「国境も年齢も超えて、世界中の全ての人たちが観て楽しめる映画だよ。自分の母、妻、2人の子供にも見せたけれど、みんなすごく楽しんでくれたよ。かっこいいロボットが登場するアクション映画としての醍醐味もさることながら、父親と息子、そこにベイリーを絡めた人間関係が、感情豊かに描かれているハートのこもった感動的なお話で、とても素晴らしい映画だよ」とアピール。さらに、日本のファンに向けて「オハヨウゴザイマス、ヒュー・ジャックマンデス。みんな『リアル・スティール』を映画館で楽しんで下さいね!」とメッセージを贈った。これに続き、ヒロイン役のエヴァンジェリンからは作品について「ほかのどの国の人たちよりも、日本の人たちが一番好きだと思います」という太鼓判も。初対面となる天海さんから「あなたの演技は素晴らしかった」と声をかけられると、「あなたは本当に美しい!きっと素晴らしいベイリーだったに違いない。必ず日本語版を観るわ」と称賛を贈った。天海さんもこの大舞台を存分に満喫した様子で「世界中のプロフェッショナルな方々が集まったイベントで楽しめました。この作品に参加しているみなさんは、どんな小さなことでも“楽しさ”に変えてしまう。そんな方々が作った『リアル・スティール』を観て、この世界に浸ってほしいです。男性だけでなく、女性にも必ず何かを感じられる映画です。本当に思わず泣いてしまいますよ」と語った。ヒュー扮する父親とロボット格闘技を通して絆を深めていく息子役を熱演したダコタ・ゴヨも熱狂に包まれたレッドカーペットを前に大興奮の様子。父親役のヒューについては「とにかく最高に素敵な人だよ。本当にラッキーだった。2人で撮影現場の近くのデトロイトの遊園地に一緒に行ってジェットコースターに乗ったりもしたよ」と笑顔でふり返りった。実は、劇中で日本語のセリフにも挑戦しているダコタくん。「僕の日本語のセリフはそんなに大変でもなかったよ、すごく短いセリフだったからね」と余裕の表情を見せたが、気になるそのセリフとは?それは観てからのお楽しみ。『リアル・スティール』は12月9日(金)より全国にて公開。■関連作品:リアル・スティール 2011年12月9日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© DreamWorks II Distribution Co. LLC■関連記事:スピルバーグ×H・ジャックマン『リアル・スティール』試写会に5組10名様ご招待
2011年10月04日映画『スマグラー おまえの未来を運べ』で4年ぶりの邦画出演を果たした安藤政信が10月3日(月)、日本外国特派員協会(有楽町)で行われた記者会見に出席し外国人記者たちの質問に答えた。「闇金ウシジマくん」で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の代表作を原作に、多額の借金を背負った主人公が闇の運送屋の一員として働く中で、中国マフィアやヤクザの争いに巻き込まれていく姿を描く。「石井(克人)監督を敬愛していた」と語る安藤さんは、「新たな自分の代表作になった」と本作を自信を持って送り出す。演じたのは“背骨”という名の中国人の殺し屋で、その名の通り背中には背骨の入れ墨が入っており、激しいアクションも披露している。安藤さんは「石井監督と初めて会ったときに『凄まじいアクションが大事なシーンになるので、壊れない体を作ってくれ』と言われた」明かし、「1か月くらいしかなかったのですが、パーソナルトレーナーをつけて、中国語とアクションの2つの役作りを同時に行っていきました。(演じるときは)裸なのでごまかしが効かないし、シーンごとに傷も増えていった。実際にあばらも折りました」と苦労をふり返った。一方で「5年前の『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』からファンの中での僕についての思考は止まったまま。それを戻したくて、どんな痛みがあっても背骨という男を理解し、彼に光を当てたかった。何より僕自身、石井さんに光を照らしてほしかったので、何があってもやり抜く覚悟でした」と役者魂を見せつけた。この4年間、中華圏の作品で映画出演を重ねてきたが、邦画から離れたその歳月は本人も長いと感じているようで「石井さんがもっと早くオファーくれてたら…」と苦笑する一幕も。一方で「『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』の後、日本を離れて違う風景を見たいと思っていたときにチェン・カイコー監督からオファーをいただいた。その後、彼の作品に出たからこそ、中華圏の作品のオファーをいろいろいただいた。4年は離れすぎたとも思いますが、無駄ではなかった。この4年があったからこそ石井さんとも出会えたし、この役にも出会えた」と充実した表情。「痛みや挫折があっても、一歩踏み出せば光が見えてくる」と映画が描き出すテーマを自らに置き換えて語った。改めて本作について「日本にも海外にも自信を持って発信できる」と語り「これをきっかけにいろんな仕事をして、また海外に発信したい」とさらなる飛躍を誓った。詰めかけた外国人記者からは映画はもちろん、“背骨”というキャラクターを絶賛する声が寄せられた。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より全国にて公開。■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:妻夫木聡、石井克人監督と念願タッグも「観終わったら、ご飯食べづらい映画」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2011年10月04日累計発行部数5,000万部を超える大ヒットで、TVアニメ版においても一世を風靡した人気コミックを実写映画化した『るろうに剣心』の第4弾となるキャスト陣が解禁に!佐藤健扮する主人公・剣心のライバル役のキャスト陣がこのほど明らかとなった。今回の実写化では、明治維新のために伝説の人斬りとして過ごした剣心が、維新以後“殺さず”の誓いをたて、町から町へ流浪の旅をしている、というところから物語が始まる。その道中、剣心が向き合っていく最強のライバルたちを演じるのが、日本エンタメ界を背負って立つ、個性あふれる面々。まず一人目は、ただただ人を殺すことを楽しみ、己の欲望を満たすために金で人斬りを請け負っている浮浪(はぐれ)人斬り・鵜堂刃衛(うどう じんえ)。ただの殺人鬼ではなく、独自の殺しの美学を持つなど、剣心とは対照的なキャラクターを演じるのは、昨年劇場公開された映画『必死剣鳥刺し』での大殺陣の演技が記憶に新しい、吉川晃司。その圧倒的な存在感で最凶キャラをどう演じるのか期待が高まる中、ご本人からは「敵味方の分別を忘れただひたすらに斬りまくるは、己に相応しい死に場所を得る為か。その纏う寂しさに“ゾクッ”とさせられながら演じられる幸せ。奇々怪々です!」と興奮交じりのコメントが寄せられた。また、維新時代に新政府の人斬りである剣心と対峙する旧幕府軍・新撰組三番隊組長、斉藤一には、ドラマに映画と幅広く活躍する江口洋介。維新後は明治政府の警察官となるが、剣心たちとは決して相容れない孤高のダーク・ヒーローを熱演する。「江戸時代の頃、侍は刀を魂と信じて生きていた。それが明治になり国から魂である刀を奪われた。そんな人間たちが明治という時代をどう生き抜いていくのかが、この作品には詰まっている。『るろうに剣心』を通して日本人が生きてきたルーツみたいなものを少しでもスクリーンの中から感じとってもらえればと思う」と本作について語る江口さん。本作の指揮をとる大友啓史監督とは初タッグとなるが、「いままで経験したことのない大友監督の撮影方法に新たな可能性を感じ、僕自身どう仕上がるのかがいまから楽しみでいます」と期待を寄せている。そして三人目は、蒼井優演じる純朴な娘・高荷恵を手下として利用し、薫(武井咲)が師範代を務める「神谷道場」を乗っ取ろうとし、新政府にとって代わって自分の帝国を作ろうとする武田観柳(たけだ かんりゅう)。この悪の親玉を演じるのは、先日、45歳にして歌舞伎入りを表明したばかりの香川照之。NHK大河ドラマ「龍馬伝」に引き続く大友組での撮影を楽しんでいるようで、「監督からは『新しい悪、ただの悪ではないもの』を目指すと言われて、役作りと同時に、色々な小道具だったり、メイクだったり、髪の毛だったり、衣裳だったり、外見の造作には非常にこだわっています。観柳は自由勝手に生きた人なので、僕も作品の中で自由にふる舞えればいいなと思っています」と意気込みを語る。原作のもっている冷徹で不気味なキャラクターをどう演じるのか、また観柳邸でのガトリングガンを使用したアクションシーンが実写でどう表現されているかも、大きな見どころとなりそう。主演・佐藤健にヒロイン・武井咲、さらに蒼井優、青木崇高などの競演キャスト決定に続く今回の発表と、少しずつ明らかとなる実写版『るろうに剣心』。現在、関西方面を中心として撮影は順調に進んでおり、11月頃にクランクアップを予定している。『るろうに剣心』は2012年夏、公開。■関連作品:るろうに剣心 2012年、公開■関連記事:蒼井優、「龍馬伝」に続く大友組で『るろうに剣心』に参戦!妖艶な女医役に三浦春馬と佐藤健、今度は熱帯雨林のジャングルへ!オランウータンの飼育にも挑戦実写版『るろうに剣心』ヒロイン・薫役に武井咲!監督「彼女以外考えられない」佐藤健で「るろうに剣心」実写化!「龍馬伝」監督と再タッグ
2011年10月04日『グリーン・ホーネット』のセス・ローゲンが1日に女優で脚本家のローレン・ミラーとカリフォルニア州ソノマで挙式した。自身も脚本家としても活躍する29歳のセスと1つ年上のローレンは2004年にサーシャ・バロン・コーエンのTV番組「Da Ali G Show」のスタッフ同士として知り合い、昨年10月に婚約した。ローレンは女優としてセスの出演作などに顔を見せているほか、脚本家や短編映画の製作・監督も務める才媛だ。ブドウ畑が見渡せる屋外でユダヤ教の女性のラビによって執り行われた結婚式には、セスと何度も共演している『マネーボール』のジョナ・ヒル、ポール・ラッド、『40歳の童貞男』やセスの主演作『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』の監督ジャド・アパトウ夫妻らが出席した。気心の知れた仲間が集まり、3日間に及んだ披露宴は「とにかく笑いが絶えなかったです。ジョークが飛び交い、本当に楽しかった!」と出席者のひとりが「UsMagazine.com」に語った。セスの出演作は今後続々と日本でも公開される。製作も兼ね、愛妻ローレンも出演している『50/50 フィフティ・フィフティ』は12月上旬、宇宙人役で声の出演をする『宇宙人ポール』は12月23日(金・祝)より公開予定。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:50/50 フィフティ・フィフティ 2011年12月、TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 IWC Productions,LLC宇宙人ポール 2011年12月23日より渋谷シネクイントほか全国にて公開■関連記事:ブランジェリーナにG・クルーニー、マドンナなどトロントに豪華スター集結!
2011年10月04日釜山国際映画祭と釜山市の協力で生まれたオムニバス映画『Camellia カメリア』。そのうちの一篇で日本から参加した行定勲監督による「Kamome」に主演する韓国人俳優のソル・ギョングが来日し、共演の吉高由里子、行定監督と共に10月3日(月)に都内で行われた舞台挨拶に出席した。釜山国際映画祭に縁の深いタイのウィシット・サーサナティアン、韓国のチャン・ジュナン、そして日本から行定監督が参加し、愛をテーマにそれぞれ釜山の過去、現代、未来を描いた本作。「Kamome」では映画カメラマンの男(ソル・ギョング)と日本人の少女・かもめ(吉高さん)が夜の釜山をさまよう様子が切なくも美しく綴られる。以前から「日本のみなさんに紹介したい」とソルの来日を熱望していた吉高さん。久々の再会に嬉しそうな笑みを浮かべ「この後、一緒にご飯食べに行くんです」と子供のようにはしゃいでいた。ソルはそんな吉高さんについて「最初は子供のようで中学生くらいかと思った。でもモニターに現れるのを見たら成熟した女性でびっくりした」とその変身ぶりを絶賛。「現場をかき回してみんなの心をつかんでいました。映画のヒロインのように彼女が姿を消すとスタッフはみんな寂しがってた。掃除機のような凄まじい吸引力を持ってます」と語った。吉高さんは「大人になるにつれて時計の秒針に押し出されるように、時計に合わせて生きていくようになってしまうものですが、ギョングさんはそんな秒針を持っていない方。お湯に浸かったような気分にさせてもらいました」とソルの魅力を語った。さらに行定監督については「監督も持ってますなぁ(笑)」とオヤジくさい口調でその素晴らしさを語り、会場を笑いに包んだ。行定監督も「何それ?そんな女優いるか?」と困惑した笑みを浮かべていた。ソルは「行定監督と一緒に仕事ができると聞いてすぐに(出演を)決めました」と語ったが、監督も「同い年とは思えない兄貴的なオーラがある。一見、武骨ですが繊細な解釈をされる方でした。いまでもソル・ギョングが自分の映画の中にいるのが信じられない」と相思相愛ぶりを感じさせた。『Camellia カメリア』は10月22日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:Camellia カメリア 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 BALCON/SIDUS FNH■関連記事:吉高由里子、韓国で行定勲監督に「放し飼いにされました」
2011年10月03日女優の米倉涼子が10月3日(月)、都内で行われたフジテレビ系ドラマ「HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜」(火曜22:00〜)の製作発表会見に共演者の谷原章介、桐谷美玲、小泉孝太郎らと出席。賞金稼ぎという設定にちなんで欲しい物は?と聞かれた米倉は「枕!」と即答するが、谷原の「視聴率ですね。20パーセントくらいいけば」とドラマ思いの返答を聞くと「あー、それだ!欲しい!欲しい!」と自らの主演女優ならざる答えに顔を赤らめていた。同作は、2007年4月から警察庁が導入した捜査特別報奨金制度をテーマに、後輩にそそのかされてバウンティハンター(賞金稼ぎ)になった元CAの黎(米倉さん)が訳ありの女たちとチームを組んで、懸賞金付き凶悪犯人を追い詰めていくさまを描く。これまで男性陣に囲まれる男勝りなヒロインという役柄のイメージが強かった米倉だが、「女性に囲まれるストーリーが新鮮で刺激的。いままではぶつかっていくばかりだったけれど、芝居を求められている気がして毎日感慨深く、緊張感がある」と新たな一面開拓に手ごたえ十分。撮影が深夜に及んだとしても「女性メンバーが集まるシーンではセリフが多いので、ひたすら練習していますね」と目を輝かせた。一方、バウンティハンターになった黎たちから刺激を受ける刑事・権藤役の谷原は「女性に囲まれた、楽しい現場になりそうというのが第一だった」と出演に喜色満面。撮影の空き時間は共演の女性陣を対象に妄想に浸っているそうで、「米倉さんはサバけた感じだけれど、家ではフリフリのエプロンを着てお味噌汁を作っているんじゃないか?」と明かし、桐谷さんについては「キャッツ・アイの衣裳を着たらどうなるんだろう?」と妄想を炸裂させていた。部下役の小泉さんも「気持ちは分かる」と同調していたが、女性陣はドン引き。対象にされた米倉は「気持ち悪いですね〜」と谷原の妄想をバッサリと断ち切っていた。「HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜」は10月11日(火)22:00よりフジテレビ系にて放送開始。「HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜」番組公式サイト
2011年10月03日結婚記念日前夜の浮気が発覚し、デミ・ムーアと離婚危機がささやかれるアシュトン・カッチャーが、浮気相手の女性から口止め料を要求されているらしい。「The New York Post」紙によると、結婚記念日前夜にサンディエゴのクラブでアシュトンと出会い、関係を持った23歳の女性が25万ドル(約2千万円)の支払いを求めているという。アシュトンが要求をのめば、2人の関係についての暴露取材を受けないという条件で、弁護士を介して交渉中だという。どうも2人は今回が初対面ではなく、3か月前の6月にアシュトンが運転する車の後部座席に彼女とそっくりなブロンドの女性を乗せている写真がパパラッチに撮られていることから、関係は以前から続いていた可能性も浮上している。Twitter上でデミはギリシャの哲学者の言葉を引用した意味深なつぶやきをしたが、アシュトンも自身のアカウントに「パブリック・エナミー」の曲「Don’t Believe the Hype(うわさを信じるな)」のリンクを貼ったり、「よく知りもしないことを知っているかのように考えると、君も僕も馬鹿を見る(When you ASSUME to know that which you know nothing of you make an ASS out of U and ME)」と、破局報道や妻に対して言葉遊びを駆使しつつ反応のつぶやきを書き込んでいる。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:デミ・ムーア、アシュトン・カッチャー夫妻、夫の浮気発覚で破局の危機アシュトンはやさぐれ、ボン・ジョヴィは思わぬ一撃に…『ニューイヤーズ・イブ』予告編サラ・ジェシカとアビゲイルの“母娘”シーン画像が到着!ジョン・ボン・ジョヴィ&ヒラリー・スワンクが日本にメッセージ!ザックにデ・ニーロ、アシュトン・カッチャーが集結!ハリウッド映画、NYで続々撮影
2011年10月03日昨年、日本中を感動させた小惑星探査機「はやぶさ」の軌跡を20世紀フォックスが映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』が10月1日(土)、全国で公開初日を迎え、主演を務める竹内結子を始め、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、鶴見辰吾、堤幸彦監督が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで舞台挨拶を行った。この日は同作が2012年3月、ロサンゼルスなど全米10都市以上で公開されるという嬉しいニュースも発表に!竹内さんは「すごいことですよね。まだ実感が湧かない部分もありますが、とても光栄なこと」と感激した様子。堤監督は「日本人の誇りというべき、この感動的なストーリーを世界中の方々に観ていただければ嬉しいです」と感無量の面持ちだ。数々のピンチを乗り越えながら、2010年に奇跡の帰還を遂げた小惑星探査機「はやぶさ」。その7年間に及ぶ壮大なプロジェクトに携わったスタッフたちの挑戦と苦闘が、竹内さん演じる宇宙科学研究所(現JAXA)の若き女性研究者・水沢恵の視点から描かれる。撮影中は「実は様々な障害もあった」(竹内さん)と言い、登壇者はみな、本作の“発進”と言える公開初日に感慨しきりだった。主人公の上司を演じた西田さんは「去年地球に帰還したはやぶさに本当に力をもらいました。私たちは映画を通して追体験させていただき、改めて日本人の誇りとも言えるこの偉業を、そしてはやぶさの感動をたくさんの方々に伝えていければと思っております」。はやぶさ開発チームを演じたキャスト陣も「(自身が演じた理学博士の)齋藤潤先生ができなかったとおっしゃられていた心の叫びを、私が映画の中で体現させていただきました」(高嶋さん)、「衣裳、セット、仕草、顔、髪型に至るまで、ビデオや資料を繰り返し見て、完全コピーを目指しました」(佐野さん)、「たくさんの方々に少しでも感動を届けられればと思います」(鶴見さん)と作品にかける思いは格別だ。自称“文系”の堤監督は「正直、不安もあったのですが、竹内さんが『私も文系なので』とおっしゃったので、じゃあゼロからやりましょうと。JAXAの方々にお会いしたら、本当にお茶目でおもしろい、そして普通の人ばかり。そういった方々が世界的な偉業を達成したという点に深く感動しました」とコメント。竹内さんは「苦しいときに、はやぶさの存在を思い出し、何とも言えないエネルギーをいただいた。私にとっては主演できたことが大きな財産」と胸を張る。自身も“文系”ながら、宇宙に関する専門用語が満載のせりふをこなし、新たな一面を披露しているだけに、ついに訪れた公開初日に満面の笑みだった。『はやぶさ/HAYABUSA』は全国にて公開中。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:感動のドラマが詰まった『はやぶさ』の新画像が到着!満天の星空に映る正体は?竹内結子インタビュー一人の人間として向き合ったプロジェクト、好きという気持ち竹内結子、映画『はやぶさ』をメガネフェチに猛アピール!奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」
2011年10月03日映画『天国からのエール』が10月1日(土)に公開を迎え、主演の阿部寛を始めミムラ、桜庭ななみ、矢野聖人、森崎ウィン、野村周平と熊澤誓人監督が舞台挨拶に登壇した。主人公のモデルとなった故・仲宗根陽さんの妻・美幸さんもゲストとして登場しキャストやスタッフへの感謝の思いを綴った手紙を朗読。劇場は深い感動に包まれた。沖縄で弁当屋を営みながら地元の高校生のために無料の音楽スタジオを設立し、一昨年、がんで他界した仲宗根さんの実話を基に、彼と彼のもとで成長を遂げていく若者たちの姿を描いた本作。阿部さんは映画を観終えたばかりの観客に「本当に、本当にありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。「東京から来たいち俳優が、(亡くなって)1年も経たないうちに仲宗根さんを演じるということにプレッシャーもありましたが、みなさんに支えられてやらせていただきました」と晴れ晴れとした表情で語った。阿部さん演じる陽の妻を演じたミムラさん。いまも仲宗根さんの遺志を継いで音楽スタジオを続けている妻の美幸さんとは、役作りのために撮影中はあえてあまり深く接することをしなかったと言うが、「日常会話やたわいもない話の中からも奥さんと陽さんの距離感が見えてきました。現場にも来ていただき“現場のお母さん”という感じで同じ女性としても憧れるところがありました」とふり返った。桜庭さんも初日を迎えて万感の思い。「もしも仲宗根さんのような人が近くにいたら、私たちも仲宗根さんを信じられるし、仲宗根さんも私たちを信じてくれて、夢を追いかける自信になると思う」と仲宗根さんへの思いを語った。矢野さん、森崎さん、野村さんはホテルの部屋も一緒で常に一緒に過ごしていたという。劇中、桜庭さんと4人でバンドを組むが、全員、ほとんど楽器は初めて。森崎さんが「みんな、成長がすごく早かった。ヤバいと思って家で練習した」と言えば、ほかのメンバーからは「実は森崎くんが一番成長が早かった」という声が上がるなど互いに切磋琢磨したよう。野村さんは「休みの日に男3人で美ら海水族館に行って参りました」と明かすなど、仲の良さをうかがわせた。映画初出演となる矢野さんが阿部さんとの共演について「夢のような時間でした。右も左も分からない中で、阿部さんやミムラさん、スタッフのみなさんに支えていただいた」と語ると、阿部さんは「大人になったな」と嬉しそうに目を細めた。沖縄からこの日のために上京した仲宗根さんの妻・美幸さんはキャスト陣、スタッフへの思いをしたためた手紙を涙ながらに朗読。特に、劇中の手作り結婚式で阿部さんが台本にない「いままでありがとう」というセリフを加えたことに「不器用だった主人の思いを代弁しているようで涙があふれました。阿部さんは人の痛みの分かる方。主人も喜んでいると思います。この映画は宝物になりました」と語ると、会場は温かい拍手に包まれた。阿部さんは「最初は夢物語のように感じ、本当にこんな人がいたのかな?という思いでしたが、沖縄で奥さんが出迎えに来てくださったとき、後ろに仲宗根さんが立っているように感じました。奥さんを通じて仲宗根さんの存在を感じて、それまでの思いが消えた」と語った。監督も「ストーリーだけ聞くとファンタジーのように聞こえますが、みなさんの近くに本当にいるんじゃないかと思ってもらえるようにとリアリティを大切にした」と“実話”の重みを強調した。『天国からのエール』は全国にて公開中。■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:阿部寛×ミムラインタビュー目指したのは「対等にケンカできる」夫婦女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」
2011年10月03日映画『DOG×POLICE 純白の絆』が10月1日(土)に公開を迎え、主演の市原隼人、戸田恵梨香、時任三郎、村上淳、カンニング竹山、阿部進之介、七高剛監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。人一倍強い正義感を持つ若き熱血警察官・勇作と、劣性遺伝のため警備犬への道を閉ざされていた犬・シロの絆を描いた本作。「この映画が家族の会話のきっかけになれば」と挨拶した市原さんは、シロが登場すると「愛し合ってます!」とデレデレに。「犬は一番の表現者。人間は変な逡巡をしてしまうときがあるけれど、犬は会いたかったら『会いたい!』、寂しかったら『寂しい』、嫌だったら『イヤ!』と体全体で表現するので、『これでいいんだよな。人間ももともとはそうだったんだよな』と勉強になりました」と、ストレートに気持ちをぶつけることの大切さを語った。そんな市原さんとシロのコンビネーションを、七高監督は「炎のシーンの撮影はシロも怖がっていたけど、市原くんとの絆が出来上がっていたので撮影できました。あの絆がなければ成立しなかった」と絶賛。「絆の大切さを少しでも感じ取ってもらえたら嬉しいです」と語った。一方、紅一点の水野夏希を演じた戸田さんは「彼女は男女の肉体的ハンデがあっても、努力で認められた人。映画を通して、一人でも多くの女性に勇気やパワーを感じてもらいたいです」と、ニッコリ。「無口キャラで売っている」という時任さんは、「面白いと思ったら、ツイッターや、ブログや、Facebookを通じて伝えて」とアピールして笑いを誘った。また、村上さんは満員の観客がいる光景を眺めて「映画館にワアーっと人がいると最高ですね!」とご満悦。竹山さんが「ザキヤマや有吉にまためちゃくちゃ言われるけど、初日にお客さんが入っているのを見る瞬間がいつも幸せ」と喜ぶと、阿部さんは「みなさんのお顔を見ると、楽しんでいただけた様子」と、手ごたえを語った。さらにこの日は、地方のキャンペーンなども一緒に回ったシロを労うため、市原さんと戸田さんが前日に作った犬用のケーキが登場。「肉球がいいね」「シロと似ているね」と、時任さんたちにも好評で、喜んだ戸田さんが竹山さんに「食べたいですか?」と無茶ぶりする一幕も。そんな中、さつまいもなどから作られているため、人間も食べられるとの解説があると、客席からは「竹山〜!」の声があがり、「本当に食べれるの?大丈夫?」といぶかしがりながらも竹山さんが試食。しかし、砂糖や塩を一切使っていないケーキは「マズイっ!」と一刀両断されてしまい、続けて食べた市原さんも「味が薄いっすね」と目を白黒。それでも、夢中になってケーキを食べ続けるシロの姿を見て「気持ちが入っているのでおいしかったです」と笑顔を見せ、「いきなりですけど、人生楽しんでほしい。楽しいことはもちろん、嫌なことでも楽しめると思うんです」と熱いメッセージを送っていた。『DOG×POLICE 純白の絆』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:DOG×POLICE純白の絆 2011年10月1日より全国東宝系にて公開© 2011「DOG×POLICE」製作委員会■関連記事:戸田恵梨香インタビュー自分に素直になること。女優としての覚悟の瞬間戸田恵梨香、客席からの「エリカ様」コールに困惑新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設戸田恵梨香、40キロの犬に引きずられるも共演陣は心配どころか爆笑!戸田恵梨香、被災地でも活躍している警備犬のハンドラー役で市原隼人と共演
2011年10月03日2010年、数々のピンチを乗り越えて、地球に奇跡の帰還を遂げた小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトチームの感動の実話を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』が10月1日(土)より全国にて公開となる。これを記念し、シネマカフェに本作の新たなる画像が到着!満天の星空にひときわ目立つ白い炎、この正体とは…?今年は「はやぶさ」を題材にした映画が続々と製作される中、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力のもと徹底したリサーチが行われ完成した本作。宇宙への強い思いを共有するプロジェクトチームのスタッフたちの姿が、観る者の感動を誘う。今回届いた写真に映る、炎の正体こそが、広大な宇宙から地球に帰還した「はやぶさ」の燃え尽きる瞬間の姿。絶体絶命のピンチに見舞われてきたスタッフたちの諦めない思いが届き、「はやぶさ」はこの後、見事にその役目を完遂するのだ。ちなみに、公開に先駆けて30代前半〜50後半の男女47名を対象に実施された本作のレビュー調査では、100点満点中平均88.2点という高得点が集まり、さらに「子供に見せるべき映画か?」との問いには、46人中45人と、ほぼ全員が「見せたい」という回答を寄せた。また、はやぶさの奇跡の裏にある人間ドラマについては、自分自身に問いかけるように「夢は諦めないこと、物事は最後までやり続けることが大切だと自分にも言い続けていきたい」、「いつも諦めてばかりの自分を反省し、何にでもトライしたいと思った」という前向きな声が多数集まっている。宇宙を相手にした仕事というと自分の生活とは遠いところにある存在のように感じられるが、そこに関わっている人々の苦難や迷いといったものはごく普通の生活の中にもあるもので、そこに共感する人が多かったようだ。壮大な宇宙のドラマに思いを馳せながら、自身の内側を見つめてみる。そんな観方をしてみるのもいいかも?『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子インタビュー一人の人間として向き合ったプロジェクト、好きという気持ち竹内結子、映画『はやぶさ』をメガネフェチに猛アピール!奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!
2011年09月30日