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山崎豊子の長編小説を映画化した『沈まぬ太陽』が24日(土)に公開初日を迎え、主演の渡辺謙自らの演出による舞台挨拶が行われた。渡辺さんのほか三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、若松節朗監督が登壇、観客と共に3時間22分のこの大作を観終えたばかりの渡辺さんは、感極まって壇上で号泣!込み上げる涙と共に熱い思いを訴えた。「本当にたくさんの方にお集まりいただいてありがとうございます。3時間22分がどういうものなのか、みなさんと体感しようと思いまして…」と途切れ途切れに語る渡辺さんの頬を熱い涙が伝う。「自分の(出演した)映画に感動して泣いてるんじゃないんです。ここまで来るのに、どれだけみんなが大変な思いをしたか、どうかご理解いただければ…」と言葉を搾り出し、さらに劇中に出てくる御巣鷹山での飛行機墜落事故で失われた命とその遺族に思いを馳せ、客席からは温かい拍手がわき起こった。これまでにない悪役を演じ、劇中では渡辺さんをさんざん苦しめた、行天役の三浦さんは「いろいろひどいことして申し訳ございません。どういう顔をして舞台挨拶をすればいいものか…。今日、ここに立っている他のみなさんは、イメージ通りの清く正しい方々でうらやましいです。まあ、こういう屈折した役も楽しいですが」とユーモアたっぷりに語った。石坂さんは「(自身が演じた)国見が感じたであろう挫折感で、今日までモヤモヤしてましたが、これだけ多くのお客さんが来てくださったことは救いになります。この物語は“日本”というものを相手にした物語です」とホッとした表情を見せつつ語ってくれた。女優陣2人も渡辺さんの号泣する姿、そして多くの観客の温かい声援に心打たれた様子。渡辺さんと夫婦役を演じた鈴木さんは「とにかく、(渡辺さん扮する)恩地元という男が素晴らしい。こういう人の妻なら、ちゃんとしなきゃという思いでした。現場でも謙さんは家族をまとめ、引っ張ってくださって、私は斜め後ろを付いて行けば、自然とりつ子になりきることが出来ました。謙さんと手をつないだりできて、楽しかったです(笑)」と嬉しそう。さらに、「謙さんの目が赤くて…。監督と抱きあって、男同士で称え合っている姿を見て、この映画に参加できてよかったな、と感激もひとしおです」と語った。一方、松雪さんも「謙さんの言葉から、震えるような思いが伝わってきました」と興奮気味に語り、自身の役柄については「私が演じた役も、決して純粋ではなく、行天を支えるポジションにあり、微妙な心情を持って演じました」と明かした。また、この作品は記念の映画では珍しく、途中でインターミッション(休憩)が入るが、そのときに流れるバイオリンの曲「祈り [永遠の記憶]」を演奏しているのは、英国在住のバイオリニスト、ダイアナ湯川。彼女は、生まれる1か月前に御巣鷹山の飛行機事故で父親を亡くしている。この日の舞台挨拶には湯川さんも来場。渡辺さんの紹介を受けて、バイオリンを手に壇上に上がり、「祈り [永遠の記憶]」を演奏。映画を観終えたばかりの観客は美しい音色に耳を傾けた。『沈まぬ太陽』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会■関連記事:渡辺謙はL.A.から中継で登場!激動の“いま”こそ『沈まぬ太陽』と一同アピールファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!渡辺謙が渾身の直球を投げ込んだ『沈まぬ太陽』三浦友和は悪役がお似合い?
2009年10月24日いよいよ明日10月25日(日)にクロージングを迎える第22回東京国際映画祭。明日のセレモニーで15作品の中から最高賞の「東京 サクラ グランプリ」が発表されるが、それよりも一足早く、24日(土)に観客賞が発表され、カナダで製作されたジェイコブ・ティアニー監督によるコメディ『少年トロツキー』がその栄誉に輝いた。観客賞はその名の通り、コンペティション部門に出品された15作品を対象に、一般の観客の投票で最も多くの支持を得た作品に贈られる賞。実際に映画を観た観客が選ぶ賞ということで、“影の最高賞”とも言える。見事、今年の観客賞を受賞した『少年トロツキー』は、自らがロシアの革命家・トロツキーの生まれ変わりであると信じて疑わない少年が、自分が通う高校に革命家よろしく、改革をもたらそうとする姿を描いた青春コメディ。ほろ苦い恋や家庭の問題を乗り越えて突進する主人公の少年の姿に、観客の支持が集まった。六本木ヒルズアリーナで行われた授賞式には、ティアニー監督と彼の父親で、プロデューサーを務めたケヴィン・ティアニーが出席。監督は「ドウモアリガトウ!観客のみなさまが選んでくださったことを本当に嬉しく思っています。感動していると共に、身が引き締まる思いです。映画祭に関わる全ての方々、とりわけボランティア・スタッフのみなさまに御礼申し上げます」と受賞の感激と感謝の気持ちを語った。賞状と賞金1万ドル、トロフィー、花束が贈られると会場からは温かい拍手がわき起こり、記念に渡されたハッピに袖を通した2人は満面の笑みを浮かべていた。今回の受賞をきっかけに、今後の日本での劇場公開への期待も高まる。明日、執り行われるクロージング・セレモニーでは、本作を含む15作品から東京 サクラ グランプリほか各賞が発表される。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:辻仁成インタビュー「アントニオ猪木さんをもう一度、リングに上げたかった」【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛
2009年10月24日父が子供に対して直接、愛情を示すということが簡単なことではないことは、結婚していない者でもよく分かる。辻仁成は、6年ぶり6本目の監督作となる『ACACIA』を「個人的な…身勝手な立場で書いた手紙のようなもの」と表現する。それは、離婚した妻の元に引き取られ、いまは離れて暮らす息子への手紙。伝えたかったのは「忘れたことは一日だってない」という思い。東京国際映画祭のコンペティション部門の一角を占める、父から息子へ向けたこの“優しい私信”について話を聞いた。「父親って何なのか?分からなくなった」「自分の中で分からなくなってしまったことを表現するのが僕の仕事」――。父親の愛とは?それは母の愛とどう違うのか?そんなストレートな問いに対して返ってきたのはこんな答えだった。「自分が前の妻と離婚してしばらく経って冷静になったとき、そして再婚して2人目の子供が生まれたとき、フッと自分たち夫婦のある瞬間の問題のせいで、不幸を与えてしまった最初の子供に思いを馳せたんです。そのときまさに、『父親って何なのか?母親って?』ということが分からなくなってしまった。そこで映画にしようと思ったんだけど、じゃあ答えが出たかというとまだ出てなくて…。きっと、あの子が大きくなってこの映画を観たときにグランプリをくれるのか?それともダメだって言うのか?それが僕にとってのこの映画の評価なのかな、と思います」。作家、ミュージシャンと多くの顔を持ち、その活動は多岐にわたる彼が、その思いを表現するのに映画を選んだのはなぜか?「時間が経つにつれて少しずつあふれ出してくる思いを、最初は小説にしようかと思った。でも、小説だと自分で書いただけで満足して完結しちゃうんです。でも映画なら演じる人やスタッフがいて、しっかりと“監視”される。『身勝手するなよ!』って(笑)。そうして芝居してもらうたびにみんなの解釈が入るから、自己満足で終わんないんです」。実際、そうやって周囲の意見を取り入れる中で、新たに生まれたことがいくつもあったという。例えば、北村一輝が扮するケースワーカーがいつも持っている腹話術の人形も。「北村が言うんですよ。『辻さんの思いはこんなもんじゃないはずだ』って(笑)。それで第一稿を書き直したんです。『北村が言ってくれたことはどういうことなのか?』って考えて、こういう風に“父親”を示せってことなのかな、と。それで腹話術師という設定が生まれたんです。父親のつらい思いを嘘くさくなく、ある種の奥ゆかしさのようなものを伴う表現として」。世界中どこでも見かけるアカシアに込めた思いこの北村さんの役柄――実の息子と離れて、いまは別の新たな家族と暮らす男は辻さん自身を投影した役と言えそうだが…。そう尋ねると少しだけ笑みを浮かべてこう語った。「そのまま全て、自分の心を投影したとは思ってない。そこはやはり、作家的な感覚で嘘も入れているし、都合の悪いことを隠したりもしてるし(笑)。ある意味、観る人とのせめぎ合いの中で思いを投影して作った登場人物と言えるかな」。タイトルにある、アカシアの花に対しては特別な思いが?「世界中旅してると、どこででも見かける花なんですよ。アフリカ大陸の砂漠でも南米でも、気候や風土に関係なく、同じように花を咲かせる。力強い木なのに花はあんなに可憐で、強くて威張っているけど実はハリボテで、中身は弱い人や孤独の殻の中に生きてるけど心の中は穏やかで優しい人…そんなものを描きたかったんです」。アントニオ猪木をそのまま元プロレスラーの役として主演に据えたことでも注目を浴びているが、期待に違わぬ独特の存在感を醸し出している。特に終盤、猪木さん扮する“大魔神”がたった一人でリングに上がる幻想的なシーンは印象深い。「猪木さんは『(引退後は)二度とリングには上がらない』っておっしゃってたんです。映画監督として、この人をリングに上げたいなって(笑)。若い頃からファンでしたしね。あのシーンが表現してるもの?あまり言葉では言いたくないんですが…父親の抱えている責任感とか、後悔の念、そういったものがリングに表れているのかな」。「9.11」を目撃して心の内に生じたある変化「優しさを内包した作品にしたかった」という監督の言葉通り、スクリーンが映し出す人々の表情、アカシアの花、函館の街からは、切なさと共に確かな優しさが伝わってくる。辻さんはそこに、映画監督としての自身の変化も感じているという。「9.11以前の自分の(監督)作品は、全て暴力なんですよ。暴力で人が無残に死んでいく映画で、海外の映画祭でも客が半分帰っちゃう(苦笑)。でも9.11の惨状を見て『もう暴力はtoo muchだな』って思い、自分の作品を観ることすらなくなってしまったんです。特に海外にいて、テロが日常にあるような時代の中で、何かを繋げていく、ということが映画や音楽、小説の使命だな、と。優しさだけじゃダメだけど、苦しさの中から変化して生まれてくる優しい感情をみんなが持てるようなものを撮りたかったんです」。映画監督の顔なのか、父親としての顔なのか?少しだけ照れくさそうに、だがしっかりと“愛”を語ってくれた。東京国際映画祭2009特集■関連作品:ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛
2009年10月24日映画『笑う警官』が23日(金)、開催中の東京国際映画祭にて特別招待作品として上映され、これに先立ち角川春樹監督および大森南朋、松雪泰子、宮迫博之(雨上がり決死隊)らキャスト陣、そして原作者の佐々木譲が出席しての記者会見が行われた。北海道警で実際に起きた事件を基に書かれた佐々木さんの同名小説を映画化した本作。12年ぶりにメガホンを握った角川監督は「全世界のどこでも通用する映画になった」と自信満々。主演を務めた大森さんは「僕は子供の頃、角川映画で育った世代。(角川監督と会って)憧れの人と出会えた気分でした」と挨拶した。警察をテーマにした作品とあって、報道陣からは角川監督の演出方法について、大森さんに「直接、(監督の)実体験を基にした演出や指導はあったか?」というきわどい質問も。大森さんは「現場でこまごまとありましたが、どういうものだったかは僕の口からは差し控えます」と慎重なコメント。では、角川監督の第一印象は?という質問には「恐怖!」(大森さん)、「左に同じ」(宮迫さん)、「恐怖(笑)」(松雪さん)と口を揃えた。だが、話をしてみると最初の印象と全く違ったようで、松雪さんは「純粋な情熱を持った方で少年のように目が輝いていた」と笑顔で語った。一方で「監督には常に『いままでにない表現を見せておれを感動させてくれ』と求められた」と妥協のない演出を明かした。宮迫さんは、海外の報道陣も詰め掛ける国際映画祭の場で、おなじみの身振り手振りを付けて「宮迫です!」を決め「いちコメディアンなもので」とご満悦。「僕はこのキャストの中で唯一、実体験で怖い人に追われたり、逃亡したり、すごく隠れたりしたことがあるので、やりやすかったです」と笑顔を見せた。原作者の佐々木さんは完成した映画について「あの原作をここまで深い映画にするとは…原作者として悔しいです。もっと野暮ったい道警の刑事たちを描いたつもりが『こんなにかっこよくていいのか?こんなかっこいい刑事いないだろう』と思った」と称賛を贈ったが、大森さんはこのコメントに「嬉しいですが…ちょっと複雑な気持ちです」と苦笑していた。『笑う警官』は11月14日(土)より全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催笑う警官 2009年11月14日より全国にて公開© 2009『笑う警官』製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!辻仁成インタビュー「アントニオ猪木さんをもう一度、リングに上げたかった」【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛
2009年10月24日東京国際映画祭(TIFF)のコンペティション部門に6年ぶりの監督作『ACACIA』を出品している辻仁成が、自身がボーカルを務めるバンド“ZAMZA(ザムザ)”を率いてTIFFの舞台に登場!『ACACIA』の主題歌を含む5曲を熱唱した。ZAMZAは辻さんと元JUDY AND MARYの恩田快人(ベース)、五十嵐公太(ドラム)、かつて辻さんが率いたECHOESのメンバーでもあった伊藤浩樹(ギター)によるラウドロック系のバンド。辻さんは自身の名前を映画監督のときは仁成(じんせい)、作家のときは仁成(ひとなり)と称しているが、ZAMZAの活動の際にはさらに別のZinc(ジンク)という名を名乗っている。この日は、会場の関係で得意のハードスタイルの楽曲を演奏することができず、辻さん(=Zinc)は「いつもと勝手が違います」と苦笑しつつ、冒頭でいきなり、ECOESの名曲「ZOO」を披露し、会場を沸かせた。同日に行われた『ACACIA』公式会見では終始、クールな受け答えを見せた辻さんだったが、ステージに立つと気分はハイ!「映画監督なのか?作家なのか?ミュージシャンなのか?全部混ざってます!三位一体です」、「5日前に転んで、5針縫ってます。病院でいろんなおクスリをもらってまして…」と時節柄、ドッキリな発言も…。映画の主題歌「ACACIA」は辻さんが作詞作曲を手がけ、持田香織が歌っているが、この日は“ZAMZAバージョン”として、持田さんの歌うものとはまたひと味違ったテイストで歌い上げた。続けて辻さんの著書で、妻の中山美穂さんの主演で映画化される「サヨナライツカ」にインスパイアされる形で作り上げたという「ITSUKA」など合計5曲を熱唱。体をくねらせる独特のスタイルとハイテンションなトークを交えたパフォーマンスに集まったファンから歓声があがった。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners■関連記事:【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛【TIFFレポート】井上真央、岡田将生のエスコートに合格点!【TIFFレポート】矢沢永吉が人生初の舞台挨拶!30年前の自分に「生意気なヤツ」【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?
2009年10月23日監督・辻仁成×主演・アントニオ猪木という異色の組み合わせで製作され、今年の東京国際映画祭で邦画唯一のコンペティション部門出品を果たした『ACACIA』。本作の公式会見が10月22日(木) に開催され、辻監督が出席した。先日、猪木さんが手術を受けたという事実が明かされたが、当初は出席予定だった猪木さんは術後間もないため、大事をとって欠席となった。冒頭、猪木さんからの「元気ですか?元気があれば何でもできる。元気があれば映画祭にも出品できる。スタッフ、キャストが作り上げたこの作品がこうして上映されることに感謝申し上げます」というメッセージが読み上げられた。辻監督は「僕も少し前に倒れてしまいまして、チーム“ACACIA”は元気がないんですが、猪木さんの精神で頑張ります」とコメント。元々、辻監督は猪木さんの大ファンだったということで、その思い入れは相当のもの。「今日、ここにいないことは誰より本人が残念に思ってるはずです。撮影のときから相当腰が悪かったらしく、でも絶対に他人に弱味を見せないんです」と語った。また、猪木さんを主役に抜擢したことについても「いまは、(猪木さんのモノマネ芸人の)アントキの猪木とかがいますが、子供の頃に勇気をもらった猪木さんが、いまは笑いものかよ?と悔しい思いがあった。だからこの映画はアントキの猪木へのアンチテーゼでもあるんです。アントニオ猪木さんの本質が出ていれば嬉しいです」と熱く語った。辻さんは、この映画が離れて暮らす最初の妻との間に生まれた息子さんへの思いから生まれたものだと公言している。最初の家族についてのコメントは「相手の家族のこともあるので」と口をつぐんだが、報道陣からの「いまのご家族はこの映画について何かおっしゃっていますか?」という質問には「書き上げた第一稿を嫁さん(=中山美穂さん)に見せたら、次の朝、赤ペン(で指摘)を入れたものが机の上に置いてありました。『こういう言葉は相手は聞きたくないと思う』といった指摘をしてくれまして、その後もずっと赤ペンが入り続けました。『(この映画を)撮っていいよ』とかそういう言葉はなかったんですが、この赤ペンが許可のようなものだったのかな。家族のバックアップがあったからこそ、完成することが出来ました」とこの場で感謝の言葉を口にした。『ACACIA』はこの東京国際映画祭への出品を通じて劇場公開が正式に決定した模様。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners■関連記事:【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛【TIFFレポート】井上真央、岡田将生のエスコートに合格点!【TIFFレポート】矢沢永吉が人生初の舞台挨拶!30年前の自分に「生意気なヤツ」【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?
2009年10月23日ワインの本場、カリフォルニア州のナパを舞台にした日米合作のロードムービー『サイドウェイズ』が、10月22日(木)、現在開催中の東京国際映画祭(TIFF)の特別招待作品として上映され、主演の小日向文世と菊地凛子が舞台挨拶に登場!この日のチケットは発売日に即完売となっており、2人は満席の客席から盛大な拍手に迎えられた。全編ナパでのロケで、アメリカ人のスタッフによって撮影が行われた本作。国際映画祭とあって、この日はコメントの後に英語の通訳が入ったが、小日向さんは「英語が飛び交う場所にいると撮影の頃を思い出してドキドキする。(現地では)帰国日を指折り数えていたのですが、あんまり帰りたいと思うとパニックになるので芝居している最中が一番楽しかった」と海外での撮影を思い出しながら同時通訳の流暢な英語に感心するばかり。対照的に菊地さんは「先輩方に囲まれてのびのびと出来た」と語り、初のTIFF参加に喜びを表した。アカデミー賞脚本賞を受賞したオリジナル作との比較も焦点になりがちな本作だが、小日向さんは「オリジナルよりもとっても面白く出来た」と自信のコメント。演じたキャラクターも「おでこが広いのが似ているのは意識しましたけど(笑)。最初はウジウジしてて嫌いでしたが、一生懸命生きてるところが愛おしくなってきて、中年になっても夢を捨てずに恋愛を思い切りしてもいいなと」と、オリジナルとは一線を画しつつ、自身の役柄への愛着を感じさせた。また、本作のメガホンを取ったチェリン・グラック監督との仕事に話が及ぶと、「僕らには優しいが、スタッフには女性でも怒鳴りつけていたのでどうなんだろうと…」と小日向さんが明かせば、菊地さんは「セットを離れるといい加減。一番いい加減な人に『いい加減だ』って言われたので、どんだけ自分がいい加減なんだろ?と」と監督の素顔を暴露。すると、待ってましたとばかりに客席からグラック監督本人が登場!小日向さんに向かって早口の英語で怒鳴りつけるなり「便秘は治った?」と日本語で挨拶を交わし、会場を沸かせた。ハワイの映画祭から駆けつけたばかりだという監督は、仰天する2人にレイ(首飾り)のプレゼントを贈り「この国際的な作品を日本の国際映画祭で上映できて嬉しい」と喜びを語った。そして流暢な日本語で語り、自ら、通訳を介さず英語で翻訳するなどユニークな人柄も見せ、和やかなムードの中、映画が上映された。『サイドウェイズ』は10月31日(土)より全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:サイドウェイズ 2009年10月31日より全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation and Fuji Television Network, Inc.■関連記事:ワインをおいしく!『サイドウェイズ』特製ワインサーモメーターを3名様にプレゼント菊地凛子『サイドウェイズ』インタビューオスカー候補女優が海外に挑戦し続けるワケ菊地凛子&鈴木京香、仲良くぶどう柄でペアルック?『サイドウェイズ』舞台挨拶菊地凛子、流暢な英語で「ワイン大好き」『サイドウェイズ』、本場ナパで大盛況舞台挨拶&生演奏付き!『サイドウェイズ』プレミア試写会に25組50名様ご招待
2009年10月23日映画『ゼロの焦点』の完成会見が22日(木)、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、主演の広末涼子、共演の中谷美紀が本格初共演の感想を語り合った。2人は2002年放送のTBSドラマ「おとうさん」で4姉妹役を演じて以来、2度目の共演。今年迎えた松本清張の生誕100年を記念した本作では、お見合い結婚の7日後に失踪した夫・鵜原を追って金沢を訪れた禎子を広末さん、その地で出会う会社の社長夫人・佐知子を中谷さんが演じ、演技合戦を繰り広げている。共演した印象を聞かれた広末さんは「サスペンス、ミステリーは人の死や事件が関わり重くのしかかるものがあるので苦手で、好んでは観ない方。今回の台本を最初に読んだときも疲労感ですごくグッタリして、この役を演じきれるかしら?と迷いました。でも中谷さんのキャスティングが決まっていたことが大きく背中を押した。以前、一度ご一緒させていただきましたが、あまり共演シーンがなかったので、今回、中谷さんとお芝居したくてチャレンジしようと思いました。そこに立つだけで現場にいい緊張感が漂う、体温の伝わる女優さんです。中谷さんの前に立つだけで感情が持っていけるので、委ねて任せきりでした」と大絶賛。隣で聞いていた中谷さんは「その言葉をそのままお返ししたい。涼子ちゃんは天才肌で集中力がすごく、羨ましい。私は素人っぽくて本番前に感情を整えたりする作業をしますが、涼子ちゃんは一瞬で変わる。目を見ていれば感情を引き出される。『どこまでも付いていきます』という感じです」と“ラブコール”を返した。一方、物語に因み、何かちょっとした秘密を告白してください、と司会者から注文が。広末さんは「高校生の頃、立ち食いソバ屋に入ったこと、ワイルドブルー横浜で泳いだことがなぜかバレて、事務所の社長からすごく怒られた。『君はいるようで、そこに存在しちゃいけないんだ』と。以来立ち食いソバ屋には入っていません。でも、もういいですかね?」と照れ笑い。犬童一心監督から「立ち食いだからかな?広末涼子が立ち食いなんてってこと?中谷さんは吉野家入ったことある?」と尋ねられ、中谷さんは「私、肉を食べなくなって4年くらい経ちますが、以前は入っていましたよ」と気さくな調子で答えてみせた。男性キャストを代表して出席した野間口徹は、秘密について「10年くらい前、トイレでボールペンを流したら、数日後アパート全体のトイレが詰まり、その後大家さんが取り壊すから出て行ってくれ、と。ボールペン1本で8人が追い出されました。告白というより懺悔です」と苦笑い。同じ共演の黒田福美は「小学校2年生のとき、苦手だった社会のテストで20点をとり、親に見せられなくて原っぱの隅っこに埋めました。この話、まだ母親には言っていません」とうつむき、揃って観客、共演陣を爆笑させていた。本作はこの日、現在開催中の東京国際映画祭で招待上映され、初めて一般客に披露された。上映前には広末さんらが舞台挨拶を行い、美の競演でもファンを沸かせた一方で、中谷さんが舞台挨拶中に体調を崩し、自ら降板するという一幕も。貧血だったようで、舞台袖で休息しその後、自分の足で会場を後にしたということで、大事には至らなかった模様。『ゼロの焦点』は11月14日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】井上真央、岡田将生のエスコートに合格点!【TIFFレポート】矢沢永吉が人生初の舞台挨拶!30年前の自分に「生意気なヤツ」【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?
2009年10月23日『キル・ビル』、『パルプ・フィクション』など新作ごとにセンセーションを巻き起こしてきた鬼才、クエンティン・タランティーノ監督最新作『イングロリアス・バスターズ』。このたび11月の公開を直前に控え、そのタランティーノ監督と主演のブラッド・ピット、そしてヒロインのメラニー・ロランが来日することが決定した!本年度のカンヌ国際映画祭では男優賞(クリストフ・ヴァルツ)を獲得するなど高い注目を浴びた本作だが、今年8月21日の全米公開でも、監督の過去の作品の記録を塗り変える3,760万ドルで幕を開け、現時点で既に『パルプ・フィクション』の1億511万ドルや『キル・ビル』の7,098万ドルなどを超える、興行成績1億1,907万ドルを記録する大ヒットを遂げており、日本での公開にも期待がかかる。ブラッド・ピットの来日は今年1月、アンジェリーナ・ジョリーと揃ってレッドカーペットを歩き、ファンを熱狂させた『ベンジャミン・バトン数奇な人生』以来、タランティーノ監督は2007年8月の『デス・プルーフ in グラインドハウス』以来2年ぶりとなる。11月4日(水)には、都内ホテルにて3人揃って記者会見に出席、同日行われるジャパンプレミア・イベントに出席する。アンジーが同伴するかどうかは現時点では不明。再び2人で腕を組んでレッドカーペットを歩く姿が見られるか?『イングロリアス・バスターズ』は11月20日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ブランジェリーナ、双子を連れてシリアへ。イラク難民の家庭を訪問恋したい“大人”な俳優は誰?MTVオリジナルiTunesダウンロードカードを10名様プレゼントブラピ、「トム・クルーズ主演作を批判していない」ブラピの新作プレミアで、ブランジェリーナが久々にツーショット披露!アンジーの誕生日プレゼントをお買い上げ?ブラピがスイスの現代アート展に出没
2009年10月23日“クールビューティ”という言葉で形容されることが多いが、愛犬と共に現れた彼女は飾ったところがなく、何よりよく笑うひとだった。「美貌の秘訣は?」という問いにも、ニッコリ笑って「自炊です。食べたいと思うものを食べるのはいいことだから自分で作って食べてます!今回のロケ地の函館でも自炊だったんですよ」と生活感を感じさせる答えが返ってくる。さて、そんな小雪の最新出演作『わたし出すわ』。この不思議なタイトルの映画で彼女は、かつての同級生たちの夢や希望のために、ポンッと大金を差し出す女・麻耶を演じている。謎めいた空気を持ちつつも、見ていてどこか温もりや安心感を与える麻耶は、自然体の小雪さんの姿とぴったり重なる。映画の公開を前に話を聞いた。麻耶を理解するポイントは函館にあり「自分だけが満たされるのは本当の幸せではない。(お金を)何かに還元しようとするところには共感を感じますね」と麻耶について語る小雪さん。だが、その人物像についてほとんど説明のないこの役を演じるのは簡単なことではなかった。そんな彼女が「麻耶が掴めた」と感じた瞬間があったという。ポイントは撮影が行われた“函館”という街だった。「監督がおっしゃるニュアンスをどう繋げて伝えていくか…正直、撮影しながらもすごく悩んでました。ふと『なぜ彼女は函館に執着するのか?』って考えたとき、この街特有の空気感や土地柄、人々が彼女を惹きつけているんだということを肌で感じたんです。人間の感情と行動って論理的に結び付いてないことが多くて、必ずしも『こういう理由でこうする』という風に動いているわけではないんです。大人はそれをすぐに結び付けようとするけど、無自覚なままに行動してる人って実は結構いて…。それはそれで意味があるんだって思い始めたら、麻耶という役に対して気負いがなくなったんです。私は撮影の期間中ずっと函館にいて、『本当に悩んでたのか?』って疑われるくらい満喫してて(笑)。そうすることで無意識に麻耶に近づいていったのかなと思います」。映画を観ると、否応なく「幸せとは?」、「お金と幸福の関係」などについて考えさせられる。小雪さん自身の“お金との付き合い方”を尋ねた。「18歳くらいでモデルの仕事を始めて、年齢には見合わないような収入があったんですが、成人するまでお金に関しては両親に管理を任せていたのでずっとお小遣い制で(笑)。特にその頃はお金を意識したことってなかったですね」。「失くした方がいろんなものを受け入れる余裕ができる」そうして仕事を続けていた小雪さんだったが、年を重ねていく中である変化が…。「20代の頃、身につけるものなどについて、何が自分に合っているのかを見定めるためにいろいろと買った時期がありました。逆にいまは、全く何も買わなくなって一掃のときなんです。捨てに捨てまくって(笑)、友人が家に来るたびに『家のものがなくなってるね』って言われてます」。そういった心境に至るきっかけが何かあったのだろうか?「人は、持てば持つほどいろんなものが受け入れられなくなるんだって気づきました。いつもきれいにメイクして、アクセサリーをつけてると、そうでない自分ではいられなくなる。得ることよりも失くすことの方が難しいですね。でも、失くした方がいろんなものを受け入れる余裕ができるんです。楽しいですよ(笑)。この前も、ダンボール13箱分の本を出しました。わたし、出してます(笑)!」その上で、自らのお金に対する哲学をこう語る。「自分を豊かにするためにお金を使うのはすごくいいことだと思いますよ。セーブするだけがお金との付き合い方じゃないんですね。私も、さっきも言ったようにいろんなものを買った時期があったし、それが必要じゃないと思えるようになって、いまの状態があるわけで。お金の使い道をふり返ることは必要ですが、自分で納得ができるなら、いいと思います。(買うことで)モチベーションが上がることもあるしね」。「出来ないことを発見するのが楽しい」ハリウッド作品にアクション、そして今回のようなドラマとこの10年で数々の作品に出演してきたが、自身の中で感じている女優としての変化や成長は?「出来ないことの方が増えますよ。出来るようになったなんて全く思わないです。以前は大人になれば完全になる、得意なことばかりになるって想像してました。でも、年齢を重ねるごとに感じ方も深くなり、他人を許すキャパシティも増える。そうするとその分、自分に対して厳しくなるんです。そこで『出来ないことってこんなにもあるのか?』って感じてます。でも、そういう壁や現実とどう向き合うかは自分次第ですね。私はそれが“発見”になっていて、すごく楽しんでます。そこでどうするか?私は根が体育会系なので(笑)、出来ないことをやりたくなるんです。もちろん、仕事もあって時間も限られてくる。そこでどう付き合うか、人生って勉強だなって感じてます」。今回、意外にも映画単独初主演となったが「主役か?脇役か?そういう立ち位置には興味ないです。逆に、『この人とやりたい』って思ったらワンシーンだけでも出ますよ」とあくまで自然体で、“女優”でいることを楽しんでいる小雪さん。彼女の言葉のひとつひとつ、そして挑戦は全ての女性へのエールのように響く。“クール”なんて言葉では表せない“熱”が彼女の内から伝わってきた。(photo:HIRAROCK)衣裳・ワンピース:PINKO(ピー・エム・ジェイ03−5468−2081)・ピアス:TENTHOUSANDTHINGS(テンサウザンドシングス伊勢丹新宿店03−3351−7374)・ブレスレット:シェイスビー(ラ・フェリア0120−03−7299)・靴:マグリット(フェド&ビヨンド03−5467−7555)■関連作品:わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2009アスミック・エースエンタテインメント■関連記事:【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開ファッション小噺vol.114『わたし出すわ』じゃなく、わたし“出品”するわ!?『わたし出すわ』試写会に25組50名様ご招待&『ブラック会社…』鑑賞券プレゼント森田芳光監督×小雪主演『わたし出すわ』試写会に10組20名様をご招待生まれ変わりたい女優は誰?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント
2009年10月23日国連における女性のための基金「ユニフェム(国連女性開発基金/United Nations Development Fund for Women)」親善大使を務めるニコール・キッドマンが21日、ワシントンD.C.のレイバーン下院議員会館で開催された女性に対する暴力の根絶を訴える公聴会「International Violence Against Women: Stories and Solutions」に出席、スピーチした。ニコールは、女性に対する暴力について「政治的にも社会的にも最優先事項だと思われていないから」と、社会の関心が薄いことを指摘。そんな現状を「私たちが変えられます。彼女たちは支援を必要としています。(ケガの手当てをする)バンドエイドの箱なんかではなくて、理解と豊富な資金をもって『女性の権利は人権なのだ』ということを知らしめることが必要なのです」と力説した。ユニフェムは、開発途上国の女性が経済的、技術的に自立するための活動に対する資金提供と技術的支援をする一方、女性に対する暴力の根絶も訴えている。2006年から親善大使を務めるニコールは、特にこの活動に力を入れている。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:NINEナイン 2010年春、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.■関連記事:大女優のオーラにタジタジ?デイ=ルイス、ローマでソフィア・ローレンと共演ケイト・ハドソンが豪華スター共演のミュージカルに出演決定!ロブ・マーシャルがオールスター・キャストのミュージカル映画を計画中
2009年10月23日コミック全12巻の累計が600万部を超える同名ベストセラーを、『Life 天国で君に逢えたら』の新城毅彦監督が実写映画化。20歳までは生きられないと宣告された少年と、幼い日に彼と出会って以来、ひたすら彼を愛し抜いてきた少女の純愛が展開する。全12巻におよぶ原作コミックで強調されていたのは、自らの余命を知る少年・逞が献身的な愛を捧げてくる少女・繭を愛おしく思いながらも、自分から遠ざけようとする複雑な心情。もちろん、このくだりは映画にも重要な要素として登場するが、2時間の物語を終始支配するほどの少女漫画的紆余曲折感はなく、むしろ互いの運命を受け入れるふたりが共に手を取り合うことで生まれる痛み、さらには運命を変えられないもどかしさに焦点が当てられているように思う。それは、ふたりに関わってくるキャラクターたちの描写を最小限に抑え、逞と繭にのみ真摯に寄り添った結果なのかもしれない。純愛世界の住人にふさわしい容貌と雰囲気を持つ岡田将生と、真っ直ぐな瞳で一途なヒロイン像に説得力を持たせる井上真央が、1本の映画らしくシンプルに変化した物語で熱演を見せている。嫌でも泣ける、という表現が失礼なのは承知だが、この作品を観ていると嫌でも泣ける。それは人間の悲しい死を描いているからではなく、生きることで得られる愛が物語の中に気恥ずかしいほど充満しているから。エンドロールに流れる平井堅の主題歌は、そんな直球の愛の体現者、繭へのアンサーソングとして作られたものだそうで、井上真央が曲を聴いてウルッときたという裏話にも納得。映画と主題歌の幸せな関係が築かれている。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】井上真央、岡田将生のエスコートに合格点!【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開岡田将生、井上真央にイジられてハニカミ連発共演映画完成報告会見
2009年10月23日まもなく公開を迎える『風が強く吹いている』に主演している小出恵介と林遣都から、シネマカフェに向けて独占メッセージが到着した!素人同然の陸上部員たちが箱根駅伝を目指す姿を描いた本作で小出さんは、リーダーとしてメンバーを引っ張るハイジを演じた。劇中の役柄そのままに、今後、俳優としても今後の日本映画界を引っ張っていくであろう小出さん。「いろんなことを背負って走っていく男の姿は美しくかっこいい」――。25歳とは思えない(?)、渋〜い声と落ち着いた口調で映画をアピールしてくれた。いや、声だけでなく、ぐっと大人っぽさの増したその表情にも注目!林さんが演じるのは天性のスピードランナー、カケル。林さんも劇中のカケルの如く、この映画に懸けた熱い思いを真っ直ぐに語ってくれている。2人とも、この動画で垣間見せている素顔も魅力的だが、もちろん映画の中で走る姿もほれぼれするほどかっこいいのでぜひお見逃しなく!『風が強く吹いている』は10月31日(土)より全国にて公開。こちらの動画メッセージは、シネマカフェ内の「MOVIE GALLERY」でもご覧いただけます。MOVIE GALLERY小出恵介ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中特集 真っ直ぐな眼差しの先林遣都インタビュー:coming soon■関連作品:風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?小出恵介『風が強く吹いている』インタビュー「男が何かを背負って走る姿は美しい」あなたの人生を変えた出会いは?『風が強く吹いている』扇風機を5名様にプレゼント小出恵介、“絆”を強調!『風が強く吹いている』完成披露に富士山もお目見え目指すは箱根駅伝!『風が強く吹いている』試写会に50組100名様をご招待
2009年10月22日アンジェラ役のミカエラ・コンリンに続き、「BONES」恋バナ捜査に応じてくれたのはジャック・ホッジンズ役のT・J・サイン。ホッジンズはジェファソニアン法医学研究所に籍を置き、遺体についた虫や鉱物から犯罪現場の状況を割り出す専門家として、ブレナンらとチームを組んでいる有能な博士です。持ち前の反骨精神からか、政府が関わる(と彼が信じている)陰謀の追求にも余念がない変わり者、ホッジンズ。ほかのTVドラマだったら恋愛パートには一見無縁そうなキャラのホッジンズですが、そんな彼にも大きなロマンスが訪れ、シリーズを通して語られていくのが「BONES」の「BONES」らしいところ!彼は同僚のアンジェラと真剣な関係を築き、なかなか発展しないブレナンとブースを差し置いて結婚へとこぎつけます。しかし、シーズン4ではホッジンズとアンジェラにまさかの展開が…。「シーズン1のラストで、ホッジンズとアンジェラは互いを知るようになり、シーズン2で互いをもっと好きになる。それからは彼が彼女にプロポーズし、またプロポーズし、そしてまたプロポーズする状態だったよね(笑)。なのに、彼らはシーズン4の冒頭で、ある変化の時を迎えてしまう。でも、ホッジンズはいまもアンジェラをとても愛しているんだ。いつだって彼はアンジェラが自分の元に戻ってきてくれることを願っているんだよ」。「アンジェラ役のミカエラとはものすごく仲良しだから、彼女と恋愛関係を演じるのはすごく楽しい」とも語るT・Jですが、アンジェラに対するホッジンズの愛を実感できる重要なシーンがいまも心に残っていると言います。「シーズン2で、ブレナンとホッジンズが生き埋めにされる事件が起きただろう?あの事件の最中、恐怖に駆られたホッジンズは仲間のブレナンに心を開き、本音を告白したんだ。アンジェラへの愛という本音をね。それはホッジンズにとって、とても大きな成長だったと思う。その後、彼は気持ちを一層強めていくんだ」。ホッジンズの想いをとうとうと解説するT・Jの姿は、アンジェラを愛するホッジンズそのもの。何だかキュンとしてしまいます。果たして、彼にハッピーエンドは訪れるのでしょうか?「今後ふたりの間に何が起こるか、あまり明かすことはできないけれど、エキサイティングな何かが起きることにはなっているよ。僕自身は元通りの関係に戻ってほしいと願っている。とにかく彼は彼女に夢中だからね。ただ、恋人同士の関係においては、ある程度の余白を保つことも時には大事。ホッジンズとアンジェラ、ブースとブレナンの間には、これからもたくさんのことが起こるだろうね。ふたつの男女関係が、互いを興味深いものへと引き立てる役割を果たしていくんだ。だから、たくさんのことが起こるんだよ(笑)」。ところで、T・J自身は日本が大好きで、3年前のクリスマスには妹さんと一緒に東京を旅したのだとか。「銀座や新宿、六本木に行ったよ。六本木ヒルズなんて大好きだね!また行きたいな…」だそうですよ。最終回となる次回はいよいよブレナン役、エミリー・デシャネルの登場!頭脳明晰ヒロインが恋バナを炸裂させます!(text:Hikaru Watanabe)DVD「BONES−骨は語る−シーズン4」Vol.1〜3レンタルリリース中発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント© 2009 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:BONESボーンズ [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.123「BONES」恋バナ!捜査ファイル第3回シネマカフェ的海外ドラマvol.122「BONES」恋バナ!捜査ファイル第2回シネマカフェ的海外ドラマvol.121「BONES」恋バナ!捜査ファイル第1回事件の鍵は骨!「BONES─骨は語る─」の美人捜査官、エミリー・デシャネル骨だけが真相を知る!ドラマ「BONES」特製マグカップを3名様にプレゼント
2009年10月22日まもなく劇場公開を迎える『僕の初恋をキミに捧ぐ』が21日(水)、開催中の東京国際映画祭で上映され、あわせて主演の岡田将生と井上真央、新城毅彦監督による舞台挨拶が行われた。映画は、青木琴美による漫画を原作に、限られた時間の中で愛に生きる若いカップルの姿を描いた純愛ストーリー。岡田さんが登場すると、会場は黄色い声援でいっぱいに。「まーくん!」という声援に岡田さんは「はい、岡田将生です(笑)」と返し「季節の変わり目に、この日を迎え…えーと…来ていただいてありがとうございます!楽しんでいってください」と少し緊張気味に挨拶。井上さんも「真央ちゃん!」という声に「はい、真央です」と笑顔で応じ「この作品を通じて、いろいろ考えさせられました。(劇中の)2人のようにタイムリミットがなくても、一生懸命に生きることや人を愛することの大切さをご覧になっていただくみなさんに感じてもらえたら嬉しいです」と語った。続いて、話題は土曜日に行われたグリーンカーペットに。監督は「すごく緊張しました。それと、岡田くんと井上さんの人気がすごくて、2人のすごさを初めて実感しました」と感想を語った。井上さんは、監督の言葉に笑顔を浮かべ「車で待機しているときから、2人(岡田さんと監督)がすごく緊張してて、それがこっちにも伝染してきました(苦笑)。ドキドキしましたが、(岡田さんが)素敵にエスコートしてくれました」と岡田さんに“合格点”を与えた。岡田さんは「すごい緊張しましたが(苦笑)、自分らしさが出せたかな、ちゃんと井上さんを引っ張れたかな、と思います」と言いつつも、そのときの様子を思い出したのか、かなり照れくさそう。最後に一言ずつコメントを求められると、井上さんは「胸を痛めるシーンもありますが、ひとつの希望を見出せる作品になってます。それぞれの純愛を感じてくれたら」とアピール。岡田さんは「(舞台挨拶の)締めという大役を任されまして…まあ締めというのがどういうものかイマイチ分かってないんですが(苦笑)。素直に観て、心の中に何かが残ってくれたら嬉しいです」と呼びかけた。『僕の初恋をキミに捧ぐ』は10月24日(土)より全国東宝系にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】矢沢永吉が人生初の舞台挨拶!30年前の自分に「生意気なヤツ」【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?【TIFFレポート】友情がテーマの映画で爆笑・太田、田中を離婚ネタでイジり通す【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」【TIFFレポート】“有罪”山田孝之、「イラっと」ローテンションの26歳誕生日!
2009年10月22日YAZAWAがグリーンカーペット&舞台挨拶に参上!ミュージシャンの矢沢永吉の歩んできた軌跡を追ったドキュメンタリー『E.YAZAWA ROCK』が10月21日(水)に東京国際映画祭で上映された。上映前には、矢沢さんのためだけに劇場前にグリーンカーペットが敷きつめられ、多くのファンの声援に受けながら矢沢さんは堂々とカーペットを闊歩。続いての舞台挨拶では、初めての経験に少し戸惑いを見せながらも、熱烈な観客たちの声援に応えた。舞台上で矢沢さんは、苦笑いを浮かべながら「(初の舞台挨拶は)落ち着かなくて、手を前で組んだり、“いい人”になってしまうんですね」とコメント。30年前のインタビューの映像の中の自分について「『何て生意気なヤツ!』って思いましたね。青くて、生意気で言いたいことスパンって言ってる。いま思うと恥ずかしいくらいです。あぁ、これがあのときの自分か…という気持ちでした」と少し照れくさそうにふり返った。増田久雄監督は、この映画を作ることになったきっかけについて「18年ぶりに永ちゃんと一緒に『RUN & RUN』(※1980年に製作された、増田監督のプロデュースによる矢沢さんのドキュメンタリー作品)を観たんです。隣りにいまの永ちゃんがいて、スクリーンに30歳の頃の永ちゃんがいて、ブレてないんですよ。でも変わった部分もあって…理屈じゃなく、1年追いかけたくなったんです。そのつもりが2年追いかけてしまいました」と語り、「野球のクライマックス・シリーズの巨人vs中日が気になってる人もいると思いますけど、この映画を観たら、永ちゃんについて語りたくなって、野球のことなんて忘れると思います」と自信満々。さらに「(映画を観て矢沢さんの良さが)分かんなかった人は、僕のとこ来てください!勝負するので」とも。監督の発言に隣りの矢沢さんも驚いたような表情を浮かべつつ、笑っていた。「(劇場で)フィルムで観て楽しんでください!」と呼びかけ舞台を去っていく矢沢さんに、客席のあちこちからは熱烈な「永ちゃん」コールが響き渡った。『E.YAZAWA ROCK』は11月21日(土)より全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催E.YAZAWA ROCK 2009年11月21日より全国東映系にて公開©2009 映画「ROCK」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】井上真央、岡田将生のエスコートに合格点!【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?【TIFFレポート】友情がテーマの映画で爆笑・太田、田中を離婚ネタでイジり通す【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」【TIFFレポート】“有罪”山田孝之、「イラっと」ローテンションの26歳誕生日!
2009年10月22日映画『君が踊る、夏』の製作発表会見が22日(木)、東京・グランドプリンスホテル赤坂で行われ、主演の溝端淳平、共演の五十嵐隼士が高知の踊り、よさこいをマスターするまでの苦労話を語った。プロカメラマンになる夢を抱え上京した若者・新平(溝端さん)が故郷の高知に戻り、よさこい祭りに打ち込む夏を通じ成長する姿を描く青春ドラマ。9月22日(火)から10月22日(木)まで高知ロケが行われ、残りの東京での撮影を経て完成予定。よさこい祭りの実力派チームを率いる先導役、纏(まとい)で約2メートルある旗を振って踊る役どころの溝端さんは、「旗が結構重いので毎日振っていると肩が上がらなくなりアイシングしたり、ただ踊るのではなくカッコよく踊らないといけないし、祭りの雰囲気も出さないといけないので、ビデオを見て研究しました。毎日2〜3時間、最高で5〜6時間練習したのでホテルに帰って寝るだけでしたね。でも僕よりもっと寝ていないスタッフさんが手伝ってくれたので、踊りシーンが終わった後は感動で涙が出ました」と猛特訓の日々を吐露新平の親友で同じく纏を務める司役の五十嵐さんは「2曲踊らせてもらい、1曲は東京で覚え、2曲目は高知に行って教えてもらったんですが、先に高知入りしていた淳平がもう踊れていて『なんで淳平踊れんの?』と。淳平は撮影がビッシリで夜中に2〜3時間練習していたから、俺が足を引っ張るのは嫌だなと思って、淳平を見ながら練習しました。あと、DVDを作ってもらい、ipodに入れて暇さえあれば寝ている間も(よさこいの)音楽を流していました。踊りの先生から『睡眠学習してください』って言われたので…」。すかさず「そうそう、ちょっと聴き過ぎてこの曲嫌だなと思うことがありました」と本音をこぼす溝端さんの顔を見ながら、五十嵐さんも「心地いいときと嫌なときがありましたねぇ…とにかく練習はいっぱいやりました」と本音。2人で苦笑いしてみせた。一方、高知ロケのエピソードについて五十嵐さんは「食べ物がとにかく美味しかった。(共演の)高島(礼子)さんに連れて行ってもらった店がすごい美味しくて、80センチくらい、触角だけで1メートルくらいありそうな伊勢エビが出て」。またすかさず溝端さんが「そしたら、そこの大将が『奢りだ!』って言って…」とふり返り、今度は2人で楽しげな笑顔。共演の子役・大森絢音も「あたし、本当は魚介類があまり食べられないんですが、かつおに挑戦したらすっごい美味しかったです」とオヤジばりのトークで、共演陣の笑いを誘った。溝端さんの恋人役は、『20世紀少年』で女子高生・小泉響子役を好演した木南晴夏。初共演となった木南さんについて、溝端さんは「役では同じ年ですが実際は4つ上で、大人になりきれていない僕を優しく包み込んでくれて、飾らない素敵な女性です。本当にすごく話が合うので男友達みたいだなー、男だったらよかったのに、って思っていたんですけど。いい友達というかいい姉さんです」と絶賛。木南さんは照れ笑いしつつ「みんなに話しかけてくれる、本当に人懐っこくて子犬のような人です。でも恋人役としては、纏を振っているときはホントにカッコよかったです」といいムードを漂わせた。さらに、司の母親役の高島さんは「最近20代の子持ちの母親役を違和感なく演じられるようになりました」とお茶目な発言。香月秀之監督も「踊りのシーンで踊り子さんたちが最初は『セリフはないの?』とかブツブツ言っていたのでどうなるかと思いました。でも『お前らを信じているぞ』と歯の浮くようなことを言って、言わないと付いてこないかと思って。で、セリフを考えたりみんなの顔が映るようにしたんです。そしたら(出来が)良かった。泣きたかったけど、泣かない方がかっこいいかな?と思って我慢しました」とユーモアたっぷりに語っていた。『君が踊る、夏』は2010年秋、公開予定。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:君が踊る、夏 2010年秋、公開予定■関連記事:溝端淳平がよさこいを踊る!本場・高知を舞台にした青春ムービー製作決定
2009年10月22日ペネロペ・クルスがスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督と4度目のタッグを組んだ『抱擁のかけら』(原題:Broken Embraces)の日本版ポスタービジュアルが到着した。本国スペインで使用されたポスターは、絵画風のタッチで髪を下ろしたペネロペの顔が大きく描かれていたが、今回解禁となった日本版ポスターでは前髪を揃えたスタイルで、キュートに微笑んでいる。その横には「愛から逃げて、愛と出逢う」という言葉が。本作は今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、大きな反響を呼んだ作品。愛と光を失ったある男の過去と現在、崩壊と再生が描かれており、ペネロペは夢を追いかけ、この男と激しい恋に落ちる女優・レナを熱演している。監督は『トーク・トゥ・ハー』、『バッド・エデュケーション』のペドロ・アルモドバルで、ペネロペとは『ライブ・フレッシュ』、『オール・アバウト・マイ・マザー』、『ボルベール<帰郷>』に続く4度目のコラボレーション。世界中で絶賛された『オール・アバウト・マイ・マザー』でブレイクし、『ボルベール<帰郷>』ではオスカーにノミネート(その後、ウディ・アレン監督作『それでも恋するバルセロナ』でオスカー受賞)し、互いに全幅の信頼を寄せる2人が再び感動を呼び起こす!ペネロペは本作について「この脚本は、私の人生の中で読んだ最高のもの。複雑で大胆で、最初から最後まで驚きに満ちている」とコメント。その最高の物語の中で彼女は、愛すること、愛されること、仕事で成功すること――その全てを手に入れようとする情熱的なヒロインを圧倒的な演技力でもって演じている。燃え上がるような愛と喪失、そして再生。女優としていま、最高に充実した時期を迎え強烈な輝きを放つペネロペから目が離せない!『抱擁のかけら』は2010年正月第2弾、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。■関連作品:抱擁のかけら 2010年正月第2弾、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseoボルベール<帰郷> 2007年6月30日よりTOHOシネマズ六本木ほか全国にて公開それでも恋するバルセロナ 2009年6月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.■関連記事:ペネロペ・クルス、ゆったり目の服装に妊娠4か月の報道も恋人と共演し、オスカーに輝いたペネロペ・クルス「子供は欲しいけど結婚はしない」その恋…想定外揺れる女たちに共感?反感?『それでも恋するバルセロナ』ペネロペ・クルス「ウディ・アレンとアルモドバルの間の伝言係を楽しんでるわ」エビちゃん「好きになった相手と一生一緒にいたい」ウェディング姿で幸せアピール!
2009年10月22日現在シリーズ最終作となる『ハリー・ポッターと死の秘宝』を撮影中のダニエル・ラドクリフが、ニューヨークのウエスト・ヴィレッジにあるタウンハウスを購入した、と「The New York Observer」などが報じている。ダニエルが購入したのは、1847年にある船長が愛娘3人にそれぞれ建てた3軒のうちの1つで、ベッドルーム5つ、バスルーム4つ、6つの暖炉と古い木々が繁る広い裏庭付きだという。ダニエルはすでにニューヨーク市内に豪華なアパートを2つ所有していて、そのうちの1軒は月2万ドルで賃貸にしている。今回の購入物件を賃貸にするのか、不動産投資のためか、あるいは自分が住むのかは明らかになっていない。現在20歳で、法律上ではまだ飲酒も許されない年齢ながら、『ハリポタ』シリーズで11歳から稼いできたダニエルの資産は2,000万ポンド以上とも言われている。一生働かなくても大丈夫な金額だが、油断してニコラス・ケイジのような破産の危機に直面しないよう、堅実な経済観念を持つよう願うばかりだ。(text:Yuki Tominaga)今年の夏、『ハリポタ』シリーズでおなじみのトム・フェルトンと共にクリケット大会の解説席に座った際のダニエル。© Reuters/AFLO■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝(前編) 2010年冬、丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開ハリー・ポッターと死の秘宝(後編) 2011年夏、丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開■関連記事:ハリーのライバル・ドラコ役、トム・フェルトンに直撃「彼は、状況の犠牲者なんだ」【ハリウッドより愛をこめて】『ハリポタ』にもエコの波?別作品のお城セットを再利用ハリーのライバル、ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンが初来日&ダルマに目入れ体感!ロンドン新名所グニャリ… 『ハリー・ポッター』3D版はナンボのもんか?『ハリー・ポッター』プロデューサーが激白。シリーズを同じ俳優で続ける意味と成長
2009年10月22日箱根駅伝を題材にした青春映画『風が強く吹いている』が開催中の東京国際映画祭で上映された。出演者による舞台挨拶も開催され、『ROOKIES』にも出演している若手俳優・川村陽介とソフトバンクのCMでおなじみのダンテ・カーヴァーが大森寿美男監督と共に登壇した。国際映画祭の場ということで舞台挨拶には随時、英語通訳が入るが、川村さんは海外のファンを意識して(?)、「Good evening evryone!」と英語で挨拶。逆にダンテは「みなさん、こんばんは。来てくれてありがとうございます」と日本語で語り、2人に触発されたのか、大森監督は「My name is 大森寿美男と申します(笑)」と日英ハイブリッドで語りかけ、会場を笑いに包んだ。本番、練習を含め、キャスト陣がとにかく走って走って走りまくったという本作。川村さんは「昔から短距離は好きだったんですが、長距離は苦手。ずっと不安で、トレーニングに夏合宿をやってもまだ不安がありました。走りのシーンを全て撮り切って監督の『OK』を聞くまで不安でした」とふり返った。それでもやりきれたのは「日に日にほかのメンバーが速くなっていくのを見て、『負けてられない』という気持ちになったから。それに、みんなで走ってると楽しくなってきました」と苦楽を共にした仲間の存在を強調。ダンテも「冬に走るのは寒いけど、チームと一緒だと温かかった」と語り、日本語での演技という大きな挑戦についても「日本語はいまだに難しいです。でも難しいと思えば大変なもの。楽しむ気持ちでやりました。カメラの前に立つ前に全てのセリフを100回以上は練習しています」と努力を明かした。さらに「(ランナーたちが)フィニッシュラインを越えるときの表情を見てください!真に迫っています」とアピールした。大森監督は「こうして字幕付きで、海外の方々に観てもらえる機会を持てて嬉しいです。魂がこもっています!」と呼びかけた。『風が強く吹いている』は10月31日(土)より全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】友情がテーマの映画で爆笑・太田、田中を離婚ネタでイジり通す【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」【TIFFレポート】“有罪”山田孝之、「イラっと」ローテンションの26歳誕生日!【TIFFレポート】セクシー佐々木希、かわいい顔してやるもんだ!監督が素顔暴露小出恵介『風が強く吹いている』インタビュー「男が何かを背負って走る姿は美しい」
2009年10月21日日仏のアニメーターたちによる国境を越えたコラボレーションで製作された、フルCGによるファンタジーアニメ『よなよなペンギン』が、東京国際映画祭で公式上映された。舞台挨拶には声優を務めた森迫永依、田中麗奈、爆笑問題の太田光と田中裕二、高橋ジョージにりんたろう監督と豪華な顔ぶれが並んだ。先日、田中さんの離婚が報じられたが、太田さんは終始、それをネタにしたコメントを連発し会場は笑いに包まれた。自身が声を担当した意地悪天使・ザミーそのまま、牙を相方の田中さんに向ける太田さん。いきなり「この映画のテーマは“離婚”ということで(笑)。というのはうそで“友情”がテーマです!子供たちには夢がなくて申し訳ないんだけども、田中くんの変態プレイが嫌われて、最近カミさんに逃げられちゃって…。離婚後、一番最初に僕のところに来てくれて、『助けてくれ!』ということで一晩中、飲み明かしました。友情ですね」としみじみ。当然のごとく田中さんは「全部うそ!」と突っ込むも後の祭り。国際映画祭ということで、英語の通訳が入るが「His wife was running out.」という言葉に会場は大爆笑。田中(裕二)さんは恐るべき闇の帝王ブッカ・ブーの声を演じたが、この日は形なし…。「僕のキャラクターは大きいんです」と言ったそばから、太田さんは「中からカミさん出てきたら笑えるな」とボソリ。劇場公開がクリスマス直前(12月23日)ということで、クリスマスの過ごし方は?という質問が一同になされたが、田中さんは「今年は、僕のところにはクリスマスは来ないらしいので、何事もなく、猫と一緒にクリスマス的なことを無視して過ごしたいと思います」とすね気味に答えた。主人公のココ役の森迫さんは「私が演じたココちゃんは、いつか空を飛びたいという強い、大きな“夢”を持っています。信じる心が奇跡を起こしてくれると思います」と素晴らしいコメント!続いてココの友達のチャリー役の田中麗奈さんも「(チャーリーが)どんどん勇気を得て、立ち向かっていく姿を見て、いろんなことを感じていただけたらと思います」と呼びかけた。ココの父親の声を吹き替えた高橋さんは「僕にも、来月5歳になる娘がいます。少ないシーンの出演でしたが、父と娘の“絆”を感じて!」と決めたかと思いきや田中さんをチラリと一瞥し「最近は“絆”を壊す人もいっぱいいますけども…、家族で観て、ぜひ絆を感じていただきたいな」と余計な一言をくっつけた呼びかけで場内の笑いを誘った。さらに「クリスマスは、うちは温かい家庭があるので(笑)、妻と子供に料理をふるまってあげたいと思います」と言うに及んで、ついに田中さんも反撃!「キャバクラ行くって言ってなかった?」と突っ込むと、高橋さんは慌てた様子で「そ、それはテリー伊藤さんを連れて行こうっていう話だよ!」とモゴモゴと返し、マイホームパパのダークな一面をチラリ?りんたろう監督は「世界一可愛い、そして、いまだ観たことのないフルCGアニメーションを作ろうと思って描き始めました。それだけでこの7年間やってきました」と感慨深げに語るも、ここでも太田さんが「“宮崎駿をやっつけたい”という、ただそれだけです」と危険発言…。最後まで笑いの絶えないまま舞台挨拶は幕を閉じた。『よなよなペンギン』は12月23日(水・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:よなよなペンギン 2009年12月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 りんたろう・マッドハウス/『よなよなペンギン』フィルムパートナーズ・DFP第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」【TIFFレポート】“有罪”山田孝之、「イラっと」ローテンションの26歳誕生日!【TIFFレポート】セクシー佐々木希、かわいい顔してやるもんだ!監督が素顔暴露【TIFFレポート】トルナトーレ“『ニュー・シネマ・パラダイス』の親戚”作に自信
2009年10月21日「どこかでお会いしましたよね」なんて、下手なくどき文句のようです。でも、実際に初対面であるはずなのに、そう感じてしまう人がいるのも事実。知っているような、懐かしいような。そして、すぐに打ち解けてしまったりして。そんな親近感は、気のせいなのでしょうか。もしかすると、本当に以前どこかで知り合いだったのかもしれません。ソウルメイト?前世からの曰くつきの関係?こんな考えは、マユツバですかね。いろいろ考え方はあるかもしれませんが、そう思いたくなるのは、特別な人との関係に運命性を見出す自然な心の動きなのでしょう。人は何かと物事に特別な意味を与えようとする生き物。だからでしょうか。こんな特別な意味=“運命”については映画にはよく描かれています。でも、『きみがぼくを見つけた日』に描かれる運命はちょっと不思議。主人公は、遺伝子に異変をきたし、自らの意思とは関係なく時空を旅する力を持ってしまった男性・ヘンリー。過去を旅するうちに6歳の少女・クレアと出会います。クレアは、彼の「未来から来た」という言葉を信じられるほど純真な心の持ち主。人生の節目に、何度も未来から訪れてくれるヘンリーに、彼女は恋心を抱き、「いつか必ず、同じ時空で会えるときが来るよ」というヘンリーの言葉を信じてクレアは静かにその時を待つのです。そして、ある日やっと同じ時空でめぐり合った二人。そのときのヘンリーには、クレアと出会った記憶はないのですが、美しく成長したクレアは、「ヘンリーね!」と愛しそうな表情を見せます。「僕たちは会ったことがあるのかい?」と、戸惑いながらも、悪い気はしないヘンリー。彼女が見せる親しさを探ろうと話し込むうち、懐かしいような愛おしさにも似た感情を抱き始めるのです。タイムトラベルものにありがちな哲学的矛盾満載。“ニワトリが先か、卵が先か”的に複雑に入り組んだ事情を理解しようとするうちに頭は混乱…。そんな側面もありますが、あまり深く考えないようにして、異色のラブストーリーに浸りきるのがおすすめの鑑賞法。何と言っても、脚本は『ゴースト/ニューヨークの幻』でアカデミー賞に輝いたブルース・ジョエル・ルービンですからね。キモとなっているのは、出会う前から始まっていて、死んだ後にも終わることのない愛の物語だということ。何しろ、ヘンリーは神出鬼没。いつ出てくるかわからない人物なのです。その愛、事実上“無限”。ある意味、怖いですかね。でも、自分が気づく前から誰かに愛されているなんて、本当にロマンティック。でもこの作品は、“めぐり合って恋に落ちる”“同じ時間を生きる”という一見普通に思えることだって、とてもロマンティックなのだということも気づかせてくれます。長い地球の歴史の中で、この広い地球の上で、同じ場所、同じ時代に生き、同じ空気を吸っていること。これって実は驚異的な確率でないと成されないことです。そして、それが当たり前に思えるありがたさといったら。もちろん、電車の中で偶然隣り合った人、会社の同僚、道ですれ違う人々など、多くの人と同じ時間を共有するけれど、互いに何かの感情を芽生えさせることはそうそうあることではありません。普通だと思えることにも特別な意味=運命を見出せる出会い。これこそ、「愛」なのかもしれませんね。(text:June Makiguchi)■関連作品:きみがぼくを見つけた日 2009年10月24日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© MMVIII INTERNATIONALE SCARENA FILMPRODUKTIONSGESELLSCHAFT 2 MBH & CO.KG TM NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:時空を超えて、共に生きる――『きみがぼくを見つけた日』試写会に10組20名様をご招待
2009年10月21日女性ファッション誌「PINKY」のモデルとして一躍脚光を浴び、TVを中心に人気が急上昇中の佐々木希。そんな彼女が、谷原章介共演で初主演を飾る映画『天使の恋』が間もなく公開となる。去る10月17日(土)、本作のプロモーションのため、佐々木さんが東京を回り4変化!東京国際映画祭のグリーンカーペットを含む4か所でのイベントに出席し、その全てで衣裳を変えて登場した。写真と共に、華麗なる変身ぶりでファンを魅了した佐々木さんの姿をレポート!まず最初に訪れた女子高生限定の試写会には、主人公・理央をイメージしたという、黒にゴールドのラメの入ったワンピースで登場。制服姿の女子高生も見かけられ、まさに女子高生一色の会場からは、「かわいい〜!」と黄色い声援が飛び交った。その後ほどなくして高校から大学へ、佐々木さんは聖心女子大学の学園祭でライヴを行う、伊藤由奈に花束を贈呈!本作の主題歌「Let it go」を提供している伊藤さんとは私生活でも仲良しということで、「応援に来ました〜!」と笑顔で花束を渡し抱き合うと、伊藤さんも「これから映画祭でしょ」とお互いを励まし合った。そして広尾から、映画祭が行われる六本木へと移動した佐々木さんは、可愛らしい胸元が目を引くシックな濃紺のドレスに大変身!寒竹ゆり監督と久々の再会を果たし、恋人役の谷原さんとの美男美女ツーショットでグリーンカーペットを歩いた。初めての体験に「すごく緊張しました!」と言う佐々木さんだが、その美肌とキュートな笑顔で、駆けつけたファンと報道陣の視線を釘付けにした。ラストは、佐々木さんにとっては何より思い入れの強い「PINKY」読者を集めた試写会。秋の装いを感じさせるノースリーブのワンピースで姿を現し、撮影のエピソードを語った。「『天使の恋』は監督のこだわりが詰まっていて、お洋服など観ていて自分でもすごく楽しくなっちゃいました。ネイルはひとり十数パターンもあって、メイクもシーンによって濃くしたり薄くしたりしました。一番好きなお洋服は、あるシーンで着ているマーク・ジェイコブスのワンピースです」とおススメのファッションポイントを語る佐々木さん。谷原さんとの共演については、「共演初日の初めてのシーンがキスシーンだったので恥ずかしかったし、どうしよう!?と思ったのですが、谷原さんが『大丈夫だよ!』と言ってくれたので緊張がほぐれました。2テイクでOKをいただいたので、2回キスしました!キスシーン前には歯磨きをしました(笑)」との秘話も飛び出し、最後まで疲れを見せることなく観客を魅了した。劇中の佐々木さんのファッションにもご注目!『天使の恋』は11月7日(土)より全国にて公開。■関連作品:天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】セクシー佐々木希、かわいい顔してやるもんだ!監督が素顔暴露【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開佐々木希主演!『天使の恋』試写会に15組30名様をご招待恋したい“大人”な俳優は誰?MTVオリジナルiTunesダウンロードカードを10名様プレゼント佐々木希の大胆なセミヌードが全国の劇場に!『天使の恋』ポスター解禁
2009年10月21日遺跡の街・スコータイとタイ最北部の街・ノーンカーイとタイ国内を旅してきたのだが、残念ながらどちらの街の中にも映画館が見当たらなかった。しかし、最後に訪れたナコーンパノムという小さな街には2つのスクリーンを持つ映画館が一つだけあった。一つのスクリーンではハリウッド映画を上映しており、もう一つのスクリーンでは、タイ映画を上映している。ちょうど僕がこの街に到着したときにはタイのホラー映画を上映していた。映画館を舞台にした作品で、身体の芯が凍りつくほど怖かった。ここ数年、タイ映画が世界で注目され、特にホラー映画は日本と同じくらいの注目を浴びているそうだ。ハリウッドでのリメイク版も多く、1年ほど前にはトム・クルーズの会社がタイのホラー映画のリメイク権を購入したことも話題になっていた。週末からは同じスクリーンで、トニー・ジャー主演の新作アクション映画が公開されることをテレビのCMで知った。日本では映画『マッハ!』(’03)で一躍有名になったアクション俳優の彼がプロデューサーも務め、歴史大作に挑んだのだ。開演前からチケット窓口にはかなりの行列が出来ていた。高校の文化祭でもらえる焼きそば引換券のような薄い黄色の紙のチケットに窓口の女性が座席番号を手書きで書きこみ、同時に手元の座席表に×の印を書き入れる。バンコクのシネコンのようにコンピューター制御ではないのが、逆に映画興行という感じがする。客席内は先日、ホラー映画を観たときとは明らかに違い、客席の案内係のおじさんがあたふたするほど混みあっていた。一応、指定席なのだが、そういった認識がない客もいて、他人の席に堂々と座っていることもある。もちろん、案内係のおじさんに苦情を言いに行き、自分の席に移るよう伝えに行く。しかし、「別の席が空いているんだから、座らせればいいだろ!」と逆ギレされてしまうこともある。全てタイ語で行われているのであくまで僕の想像ではあるのだけれど…。そうすると、案内係のおじさんは引き下がって別の席に案内してしまう。しかし、よく考えれば、いや、よく考えなくても、空いている席にはほかの客が、またやってくる可能性が高いのだ。こうして席順の秩序がなくなっていく。ついには、案内係のおじさんは逃げるようにして消えてしまった。そうなったらそうなったで不思議なもので、今度は客全体で解決しましょうという雰囲気が流れ、お互い空いている場所を探し、新しく入ってきた客はそこに座るというシステムが自然にできあがっていった。こうして無事、満席の状態で暗くなり、いつもの通り、プミポン国王を称える映像が流れてから映画は始まった。象が走る群れの中で、象の上を移動するという相変わらずトニー・ジャーの人間業ではないアクションが繰り広げられていた。もちろんCGなしで。(text/photo:ishiko)
2009年10月21日女性誌「ELLE」アメリカ版主催で、ハリウッドで活躍する女性を讃える「Women in Hollywood Tribute」の第16回表彰式が19日、ビバリーヒルズのフォー・シーズンズ・ホテルで開催され、アライアのセクシーなドレス姿のケイティ・ホームズをはじめ多くの女性セレブが一堂に会した。ハリウッドの映画産業に貢献した女性を表彰する「ロレアル・パリ・レジェンド賞」には、キャスティング・ディレクターのボニー・ティマーマンをはじめ、『ヴィクトリア女王世紀の愛』のエミリー・ブラント、ケイティ・ホームズ、ジュリアン・ムーア、ロビン・ライト・ペン、そしてレニー・ゼルウィガーが輝き、新人賞に当たる「カルヴァン・クライン・コレクション・スポットライト賞」を『アバター』のゾーイ・サルダナ、「ロレアル・パリ・レジェンド賞」をジュリー・アンドリュースが受賞した。会場には、ベニチオ・デル・トロや『パブリック・エネミーズ』のマイケル・マン監督、『パイレーツ・ロック』のビル・ナイ、アレック・ボールドウィンといったゲストたちも祝福に訪れ、華やかな雰囲気に包まれていた。(text:Yuki Tominaga)© Retna/AFLO■関連作品:パイレーツ・ロック 2009年10月24日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ、みゆき座ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. ヴィクトリア女王 世紀の愛 2009年12月、Bunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開© 2008 GK Films, LLC All Rights Reserved■関連記事:ジョニー・デップ、キース・リチャーズに「ロック不滅賞」を授賞【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開アンジェリーナ・ジョリー、C・セロンに代わってスリラー作のヒロインに?
2009年10月21日注目の若手劇作家・上田誠と本広克行監督の『サマータイムマシン・ブルース』(’05)コンビが再結成し、今度は長澤まさみを主演に迎えて贈る、シチュエーション・コメディ『曲がれ!スプーン』。10月20日(火)、開催中の東京国際映画祭に出品された本作の完成披露記者会見が行われ、長澤さんと彼女を囲む7人の“エスパー軍団”の男性陣、そして本広監督と上田さんの総勢10名が登壇した。物語の舞台となる“カフェ・ド・念力”に集う、最弱のエスパー軍団に抜擢されたのは、三宅弘城に諏訪雅、中川晴樹、辻修、川島潤哉、岩井秀人ら小劇場を中心に活躍する面々とベテラン俳優の志賀廣太郎。みんなのアイドル・長澤さんは、「素敵なお兄さま方で、いつも負けないように頑張らなきゃと思ってました」と満面の笑みを浮かべたが、三宅さんはこれに対して「僕らはだいぶ年上なのに、長澤さんにコケにされながら、楽しく撮影しました」とコメント。普段は舞台を中心に活躍する一同は不慣れな会見に、ぎこちなさを全面に出す一方で、長澤さんとの共演話では一様に身を乗り出す。諏訪さんが「カメラが回るとキッラキラに輝いていて、長澤まさみはこれか!と」と語れば、“透視”のエスパー役の中川さんは「長澤まさみちゃんをずっと見つめられて本当に幸せな役でした。大好きです!」とアプローチ。かたや、川島さんは「朝から納豆巻きを食べているのを見て、人間味もあるんだなと(笑)」と長澤さんの素顔をポロリ、仲の良い雰囲気が伝わってきた。長澤さんに「一番変な人」のお墨付きをもらった岩井さんは、身の上話を語り出すや「映画に出るという15年がかりの夢を叶えちゃって、次はどうしようかなと…」と語り、自己満足に浸った。この個性派揃いを「ロクでもないエスパーたち」と見守るのは上田さん。4年ぶりの本広監督との仕事を「より密接な、とても幸せな作り方が出来た」とコメント。本広監督も「信じることを忘れない気持ちを、ストレートに表現した」と充実した様子を見せ、“エスパー”たちを「100人の男を見た中のツワモノたち」と称賛を贈った。さらに、報道陣からキャスト陣に「エスパーの力があったら何がしたい?」という質問が。「透視。見ちゃいけないものを見てみたい」と答え、一瞬男性陣をドキリとさせた長澤さんだが、曰く「当たりクジを引いてみたい」とのこと。その後も「透視」を支持する声が相次いだが、志賀さんは「空を飛んでみたい」と可愛らしい夢を、三宅さんは「僕はいまの僕で充分です!」と言い放ち、笑いを誘った。最後の記念撮影では、登壇陣に内緒で観客全員が“エスパー”の象徴的なアイテム、銀スプーンに見立てた全身シルバータイツに変装するサプライズも。こみ上げる笑いを我慢できない長澤さんは「みなさん、銀になってくださってありがとうございます!」と元気に呼びかけ、終始笑いにあふれた会見は終了した。『曲がれ!スプーン』は11月21日(土)より全国東宝系にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:曲がれ!スプーン 2009年11月21日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビ/ROBOT/博報堂DYメディアパートナーズ/東宝/日本映画衛星放送第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】“有罪”山田孝之、「イラっと」ローテンションの26歳誕生日!【TIFFレポート】セクシー佐々木希、かわいい顔してやるもんだ!監督が素顔暴露【TIFFレポート】トルナトーレ“『ニュー・シネマ・パラダイス』の親戚”作に自信【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び
2009年10月20日山田孝之を主演に迎え、妄想男たちの暴走を描いた『大洗にも星はふるなり』が、先日より開催されている東京国際映画祭で上映され、山田さんによる舞台挨拶が行われた。この舞台挨拶は山田さん単独で行われるはずが、この日、誕生日を迎えた山田さんを祝福するために監督や共演者たちが乱入!果ては、この映画と無関係のはずの、俳優で弁護士の本村健太郎までが現れ、映画に因んで、山田さんを被告にした“公開法廷”まで開かれたが、当の山田さんは超ローテンション…。微妙な温度差が漂う、何とも不思議な舞台挨拶となった。山田さんは開口一番「山田です。昨日、仕事で茨城で夜から朝まで雨に打たれていて、3時間しか寝てないので頭がパッパラパーですが…」とお疲れ気味のよう。この日は、山田さんにとって26回目の誕生日。司会者に促され、山田さんが26歳の抱負を語ろうとしたそのとき、客席の一角から「孝之、ハッピー、ハッピー、ハッピーバースデイ!」と甲高い声があがり、本作に出演するムロツヨシと白石隼也、そして福田雄一監督が舞台上に乱入した。さらに、舞台袖からは、かわいい山田さんのイラストが描かれたケーキも!会場全体でハッピーバースデイの歌を歌い上げた。さらにムロさんはなぜか「もう一回歌います!」と宣言。再びの唱和に、山田さんは指揮者のような動きで両手を振り上げながら、祝福の歌に聴き入り、さらに実際にはないケーキの上のローソクを吹き消す仕種も見せた。が…山田さんはローテンション。サプライズの祝福の感想を聞かれ「正直、ムロさんの声が聞こえた瞬間、イラッとしました」と歯に衣着せぬ物言いで会場を笑いに包んだ。福田監督はそんな山田さんの様子を察知し、「実は、山田さんは『サプライズが何より嫌い』らしいです…」とあるTV番組での山田さんへのアンケートの答えを暴露。司会者からの「嬉しいですか?」という問いに山田さんは引きつった顔で「嬉しいですよー!感動してます。びっくりー」とほとんど感情を出さずに語り、再び会場は笑いに包まれた。ここで終わればいいものの、会場にはなぜか俳優で本物の弁護士の本村さんが登場。映画に因んで山田さんを公開裁判の場に引っ張り出した。罪状は「ストーカー規制法違反」。ヒステリックな声で山田さんを有罪にしようとする本村さんに対し、山田さんはあくまでローテンション。ほかの3人が“証人”として山田さんの罪を証言したが、年下の白石さんが語る際には、山田さんは別の出演作『クローズ ZERO』で演じた芹沢のような睨みで白石さんを震え上がらせた。監督は「山田くんは、戸田恵梨香が現場に来たらいきなりテンションが上がった」などと現場の様子を明かしたが、山田さんは本村さんを横目に「もっと良い弁護士を立ててやる」とボソリ。ジャッジは200人の観客に委ねられたが、結果は無情の100%有罪!山田さんは最後にイベントの感想を求められると、低〜い声で「サプライズとか本当に嬉しくて…」と語り、涙をぬぐうような仕種を見せるも「サプライズ過ぎて何言っていいんだか…」と本音を語り、改めて会場全体から「おめでとう!」という言葉が贈られた。『大洗にも星はふるなり』は11月7日(土)よりシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:大洗にも星はふるなり 2009年11月7日よりシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2009「大洗にも星はふるなり」製作委員会第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」【TIFFレポート】セクシー佐々木希、かわいい顔してやるもんだ!監督が素顔暴露【TIFFレポート】トルナトーレ“『ニュー・シネマ・パラダイス』の親戚”作に自信【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び
2009年10月20日佐々木希主演で人気ケータイ小説を映画化した『天使の恋』が特別招待作品として東京国際映画祭(TIFF)で上映され、舞台挨拶に佐々木さん、共演の谷原章介、そして寒竹ゆり監督が登壇した。右肩を大胆に露出した白のかわいらしいドレスで登場した佐々木さんに客席からは大歓声が。今回、映画初主演を果たしたが、「演技経験もそんなになく、不安で『できるのかな?』という思いでした。最初は『できない』ってお断りしたんです。でも、監督にお会いして熱い思いが伝わってきて『やるしかない!』とお引き受けしました」とふり返った。そんな佐々木さんについて谷原さんは「(共演は)『ハンサム★スーツ』に続いて2回目です。前回は彼女は映画は初めてで、当然、器用な演技はできないんですが、天真爛漫な役で、役柄と不器用さがマッチして本当に明るくてかわいらしかったです。今回の理央という役はいろんなものを背負っていて、(谷原さん演じる)光輝と出会うことで変わっていき、いろんなことを受け止められる女性に成長する。難しい役ですが、初日からクランクアップまで、(佐々木さんは)目覚ましい成長を遂げていき、隣でそれを目の当たりにし『人はこんなに変化するのか!』と思いました。花が開く瞬間に立ち会えて嬉しかったです」と手放しで称賛。寒竹監督も「最初の本読みのときは正直、『どうしようか…?』と思いましたが(笑)、希はこんなかわいい顔して、メチャクチャ根性あるし、他人の話を素直に受け入れ、まずやってみる吸収力があった。それに谷原さんもすごい包容力で支えてくださいました」と称えた。佐々木さんにはさらに、劇中の理央と光輝の関係のような18歳もの年齢差のある恋はありか?という質問が。佐々木さんは笑顔で「谷原さんのようなかっこいい男性なら全然ありです!」と即答。これには谷原さんも満面の笑みを浮かべた。『天使の恋』は11月7日(土)より全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」【TIFFレポート】“有罪”山田孝之、「イラっと」ローテンションの26歳誕生日!【TIFFレポート】トルナトーレ“『ニュー・シネマ・パラダイス』の親戚”作に自信【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び
2009年10月20日先週、全米で公開を迎え、初日から3日間で約3,247万ドルの興行収入で見事第1位を記録した『かいじゅうたちのいるところ』。日本では来年1月に公開を迎える本作の日本語版吹き替えキャストが決定、NHK大河ドラマ「天地人」の主人公の幼少時代やTOYOTAのCMで“こども店長”として人気急上昇中の加藤清史郎に女優の永作博美、俳優の高橋克実の3名が主要ボイスキャストとして発表された。清史郎くんが担当するのは、主人公の少年・マックスの声。冒険心旺盛でちょっとわがままだが、感性豊かで“かいじゅう”たちの王様になる8歳の少年だ。清史郎くんは「『かいじゅうたちのいるところ』を観て、冒険のようでとても楽しくなりました。マックスの吹き替えを僕が出来るなんて嬉しいです。難しいと思いますが、頑張ります。かいじゅうおどりをはじめよう!」とマックスのセリフを交えたコメントを発表し、早くも“臨戦態勢”!高橋さんがマックスが出会うかいじゅうたちのリーダー的存在であるキャロルを、永作さんは女性のかいじゅうのひとり、KWの声を演じる。KWはマックスの遊び相手で、優しいお姉さん的な存在である一方で、キャロルとの関係はとても複雑、という役柄。永作さんは「スパイク・ジョーンズ監督が、あの絵本の世界をどう描いているのかワクワクしています。初めて挑戦するアフレコですが、原作と共に興味深い作品で光栄に思っています。声の出演を通じて、物語の温もり、本質みたいなものが伝わればと思っております」と意気込みを語る。高橋さんも「“かいじゅう”の世界をみなさまにリアルに体験してもらえるよう、頑張ります!大人にとっても心温まるファンタジーを、ぜひ楽しんでください」とメッセージを寄せてくれた。原作は半世紀近くも愛され続けてきた絵本。いたずらっ子のマックスが家を飛び出し、舟でたどり着いた不思議な島でかいじゅうたちと出会うというファンタジーで、トム・ハンクスがプロデューサーに名を連ねている。孤独な少年・マックスとかいじゅうたちのユーモラスかつ温かいやり取りが日本語版でどう表現されるのか?『かいじゅうたちのいるところ』は2010年1月、全国にて公開。■関連作品:かいじゅうたちのいるところ 2010年1月、全国にて公開© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.■関連記事:かいじゅうたちの画像解禁!あなたはどのタイプ?各かいじゅうの性格も明らかについに完成!『かいじゅうたちのいるところ』N.Y.プレミアにトム・ハンクスら出席キモかわいい?“かいじゅう”がお目見え『かいじゅうたちのいるところ』来年公開
2009年10月20日チューリッヒで獄中生活を送っていたロマン・ポランスキー監督が16日、市内の病院に検査入院していたことが明らかになった。9月26日、チューリッヒ映画祭出席のためにスイスへ入国した際、32年前にアメリカで起こした淫行事件で拘束されたポランスキーは76歳の高齢。数日前から体調不良を訴えていた。スイスの「Blick」紙によると、10月5日の週にも偽名でレントゲン検査を受けに来ていたというが、詳しい症状や病名については不明だ。ポランスキーの弁護士は心身両面でポランスキーの健康状態を心配し、ラジオのインタビューで「彼(ポランスキー)の具合はよくありません。ふさぎこみ、疲れ果てています」と話しているが、スイスの司法当局は週明けの月曜か火曜にポランスキーは退院して刑務所に戻る予定だとしている。ポランスキーが拠点としているフランスの「Journal du Dimanche」紙にはサルコジ大統領が、ポランスキー逮捕直後にアメリカのオバマ大統領に電話し、力添えを頼んだと報じている。オバマ大統領は、自分にはカリフォルニア州の司法制度に口を挟むことは出来ないと答えたそうだ。(text:Yuki Tominaga)写真は1年前、自身が演出を務めるミュージカルの俳優陣と共に撮られたもの。こうして元気な姿を見せてはいるが、76歳。体調が心配される。© Reuters/AFLO
2009年10月20日